JPH07283390A - オーミック電極 - Google Patents

オーミック電極

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JPH07283390A
JPH07283390A JP6066238A JP6623894A JPH07283390A JP H07283390 A JPH07283390 A JP H07283390A JP 6066238 A JP6066238 A JP 6066238A JP 6623894 A JP6623894 A JP 6623894A JP H07283390 A JPH07283390 A JP H07283390A
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JP
Japan
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layer
thin film
electrode
compound semiconductor
semiconductor thin
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Withdrawn
Application number
JP6066238A
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English (en)
Inventor
Shogo Muramatsu
正吾 村松
Kazuhiro Nagase
和宏 永瀬
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板(3)、該基板(3)上に形成されたI
nAsとの格子定数の違いが±5%以内でありSbを含
む化合物半導体よりなる第一化合物半導体層(4a)、
該第一化合物半導体層の上に形成されたInAs層(4
b)、及び該InAs層の上に形成されたInAsとの
格子定数の違いが±5%以内でありSbを含む化合物半
導体よりなる第二化合物半導体層(4c)で構成される
半導体薄膜上に設けられる電極であって、前記第二化合
物半導体層(4c)上に、Ti,Pt,Mo,Cr,N
b,Pd,Ta,V,Wよりなる間隙金属層(1)、及
び該間隙金属層の上にAu層(2)を有することを特徴
とするオーミック電極。 【効果】 電極の過剰な拡散、ボーリング・アップや電
極のはがれ等が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Sbを含む化合物半導
体を用いたホ−ル素子やFET等を形成する際に用いら
れるオーミック電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】InAsはきわめて高い電子移動度を持
つ材料であり、高感度磁気センサー等への応用が期待さ
れているが、InAsに格子整合する半絶縁性基板が存
在しないため、高い電子移動度を実際のデバイスに応用
することは難しかった。その解決法の一つとして、In
Asとの格子定数の違いが±5%以内の格子定数を持
ち、かつInAsより大きいバンドギャップエネルギー
を持つAlx Ga 1-x Asy Sb1-y からなる高抵抗の
第一化合物半導体層を基板上に成長させ、該第一化合物
半導体層の上にInAs層を成長させ、さらに、該In
As層の上に、InAsとの格子定数の違いが±5%以
内でありかつInAsより大きいバンドギャップエネル
ギーを持つAlx Ga1-x Asy Sb1-y からなる高抵
抗の第二化合物半導体層を基板上に成長させると、高い
電子移動度を実現できることが確認されている。
【0003】しかしながら、このような薄膜構造に適し
た、信頼性のあるオーミック電極を再現性良く得ること
が難しいという問題があった。このような構造の薄膜に
オーミック電極を形成する方法には、該第二化合物半導
体層のみをエッチングすることによって露出させたIn
As層上に、電極金属を蒸着してオーミック接触を取る
ノンアロイ法と、該第二化合物半導体層上に蒸着した電
極金属成分をアニール処理によって該半導体薄膜中に拡
散させオーミック接触を取るアロイ法がある。
【0004】このうちノンアロイ法では、該第二化合物
半導体層のみを再現性良くエッチングすることが難し
く、該第二化合物半導体層のエッチング残さが生じた
り、あるいは該InAs層までもエッチングしてしまっ
たり、あるいは該InAs層にダメージを与えたりし
て、該InAs層の高い電子移動度を保ったまま再現性
良くオーミック電極を形成することは難しかった。一
方、アロイ法を用いた場合も、従来から知られている融
点が356℃であるAuGe(Au:Ge=88:1
2)を用いたAuGe/Ni/Au等を電極金属として
用いると、アニールにより、電極金属成分が半導体薄膜
へ過剰に拡散したり、電極金属のボーリング・アップが
発生したり、さらには電極金属自体の半導体薄膜からの
はがれが発生したりして、信頼性のある電極を形成する
ことができなかった。
【0005】このように、従来の電極材料や方法で該I
nAs層の高い電子移動度を保ったまま信頼性のあるオ
ーミック電極を再現性良く形成することは難しかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Sbを含む
化合物半導体を用いたホール素子やFET等を形成する
際に、条件設定の困難なエッチングを使用せず、また、
アニールによる電極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、
ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはがれ等を発生
させず、該InAs層の高い電子移動度を素子特性に十
分反映させることのできる信頼性のあるオーミック電極
を再現性良く形成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を解決するため、アロイ法によるオーミック電極の形成
に適した電極金属の探索に取り組んだ。その結果、該第
二化合物半導体層上に、特定金属層および該層の上にA
u層を形成した電極構造をとることによって、アニール
処理を行っても、電極金属の半導体薄膜への過剰な拡
散、ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはがれ等が
発生せず、信頼性のあるオーミック電極を再現性良く形
成できることを見いだし、本発明を完成した。
【0008】即ち本発明は、基板(3)、該基板(3)
上に形成されたInAsとの格子定数の違いが±5%以
内でありSbを含む化合物半導体よりなる第一化合物半
導体層(4a)、該第一化合物半導体層の上に形成され
たInAs層(4b)、及び該InAs層の上に形成さ
れたInAsとの格子定数の違いが±5%以内でありS
bを含む化合物半導体よりなる第二化合物半導体層(4
c)で構成される半導体薄膜上に設けられる電極であっ
て、前記第二化合物半導体層(4c)上に、Ti,P
t,Mo,Cr,Nb,Pd,Ta,V,Wよりなる間
隙金属層(1)、及び該間隙金属層の上にAu層(2)
を有することを特徴とするオーミック電極である。
【0009】以下、本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明による半導体薄膜上に形成されたオーミック
電極の一例を示しており、断面を模式的に示したもので
ある。図1に於いて、1は間隙金属層、2はAu層を示
している。3は半導体薄膜を成長させた基板、4は半導
体薄膜、4aは第一化合物半導体層、4bはInAs
層、4cは第二化合物半導体層を示している。5は半導
体の表面を保護するために必要に応じて形成された絶縁
物からなるパッシベーション層を示す。
【0010】本発明でいう半導体薄膜は、第一化合物半
導体層、InAs層、第二化合物半導体層が順に積層さ
れることによって形成されている。前記第一化合物半導
体層、および第二化合物半導体層は、二層の間に積層さ
れたInAsとの格子定数の違いが±5%以内、好まし
くは±2%以内であり、Sbを含む化合物半導体でなく
てはならない。好ましい材料としては、GaSb,Al
Sb,AlX1Ga1-X1Sb,(0≦x1≦1)、GaA
y1Sb1-y1(0≦y1≦0.768),AlAsy2
1-y2(0≦y2≦0.793),Alx2Ga1-x2As
y3Sb1-y3〔0≦x2≦1,0≦y3≦(0.768+
0.025×x2)〕が好ましい材料である。特に好ま
しい材料は、GaSb,AlSb,AlX1Ga1-X1
b,(0≦x1≦1)、GaAsy1Sb1-y1(0≦y1
≦0.359)、AlAsy2Sb1-y2(0≦y2≦0.
415)、Alx2Ga1-x2Asy3Sb1-y3〔0≦x2≦
1,0≦y3≦(0.359+0.056×x2)〕で
ある。
【0011】また、第一及び第二化合物半導体層は、こ
れらの化合物半導体の数種類からなる多層を形成してい
てもよい。また、第一及び第二化合物半導体層は、同じ
材料であっても、相異なる材料であっても良い。さら
に、第二化合物半導体層と間隙金属層との間には、電極
を形成するのに支障とならない程度の薄い層があっても
良い。
【0012】第一化合物半導体層の厚みd4a、0.1
μm≦d4a≦10μmであり、好ましくは0.2μm
≦d4a≦5μmの範囲である。第二化合物半導体層の
厚みd4cは、通常第一化合物半導体層の厚みに準ずる
が、好ましい範囲としては、1μm以下、より好ましく
は、0.5μm以下、さらに好ましくは5nm以上0.
1μm以下である。
【0013】本発明のInAs層の厚みd4bは、1.
4μm以下であり、好ましくは0.5μm以下、より好
ましくは5nm以上0.1μm以下である。また、本発
明に用いられる基板は、一般に単結晶を成長できるもの
であれば何でもよいが、GaAs、InPの単結晶の半
絶縁基板、Si単結晶基板等は、好ましい例である。
【0014】上記の半導体薄膜を形成する工程は、一般
に薄膜の単結晶を成長させることができる工程であれば
何でもよく、例として分子線エピタキシー(MBE)法
や、MOMBE法、MOVPE法、ALE法等は特に好
ましい方法である。本発明においては、上記半導体薄膜
にさらに間隙金属層、及びAu層を積層する。
【0015】第一金属層1は、Ti,Pt,Mo,C
r,Nb,Pd,Ta,V,Wのうちのいずれか一種又
は二種以上を選択する。表1に、これらの金属の融点お
よび線膨張率を示した。前記の金属種であると、Auの
融点(1063℃)より高い融点をもつと同時に、基板
を構成する半導体の線膨張率に近い線膨張率を有するの
で、電極金属と半導体薄膜反応の過剰な反応によるボー
リング・アップ、電極金属の半導体薄膜への過剰な拡散
がそれぞれ抑制され、アニール後の電極金属の半導体薄
膜からのはがれも生じない。また、上記の金属種のう
ち、特に好ましいのは、Ti,Pt,Cr,Pdであ
る。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】また、間隙金属層1の材料はこれらの金属
を二つ以上成分として用いた合金でもよい。また、これ
らの金属、合金の数種類からなる多層を形成してもよ
い。間隙金属層1の膜厚d1は、1nm≦d1≦10μ
mであると良く、好ましくは5nm≦d1≦5μm、よ
り好ましくは10nm≦d1≦1μmである。本発明に
於けるAu層2の膜厚d2は1nm≦d2≦10μmで
あり、好ましくは5nm≦d2≦5μm、より好ましく
は10nm≦d2≦1μmである。
【0019】上記の半導体薄膜上に、間隙金属層1を形
成する工程、Au層2を形成する工程は、一般に薄膜を
形成できる工程なら何でもよいが、電子線あるいは抵抗
加熱による真空蒸着法、スパッタ法などが好ましい方法
として挙げられる。更に、電極を所望の形状に加工する
が、その工程は、電極金属を基板全面に蒸着後レジスト
を塗布し、フォトリソグラフィ法等によりレジストを電
極パターンに形成した後、イオンミリング法等によるエ
ッチング等により所望の形状に加工する方法や、リフト
オフ法等が用いられる。また、リフトオフ法としては、
SiN,SiO2 等のパッシベーション層をプラズマC
VD法等により基板全面に形成した後、レジストを塗布
しレジストを電極パターンに形成して、RIE法等によ
り窓開けを行った後、電極金属を蒸着してリフトオフを
行う、スペーサーリフトオフ法も良く用いられる。前記
のいずれの方法においても本発明の効果は十分に発揮さ
れる。
【0020】更に、電極金属を所望の膜厚に蒸着し所望
の形状に加工した後のアニールは、温度は200℃から
1000℃までのどの値でもよく、好ましくは300℃
から500℃であり、また、アニール時間は5秒から5
時間までどの値でもよく、好ましくは10秒から10分
である。また、アニールは、不活性ガス中で行い、窒
素、アルゴン、ヘリウム等の雰囲気下でのアニールは好
ましい。
【0021】尚、これらの金属の積層は、必ずしも全て
が第二化合物半導体層上にある必要はなく、エッチング
等により露出した他の層(基板でも良い)と接していて
も構わない。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例により述べるが、本発
明はこれらの例のみに限定されるものではない。
【0023】
【実施例1】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層として、ノンドープの
Al0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を600nm成長さ
せた。次にノンドープのInAsを15nm成長させ
た。次に第二化合物半導体層として、ノンドープのAl
0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を35nm成長させた。
更にノンドープのGaAs0.08Sb0.92を10nm成長
させ、半導体用薄膜を得た。この薄膜の電子移動度の値
は20500cm2 /Vs、シート抵抗値は370Ω/
□、電子濃度は5.47×1017cm-3であった。
【0024】次に、この薄膜を用いてホール素子を作製
した。まず、フォトリソグラフィー法を用いて、形成さ
れた半導体薄膜上に感磁部となる部分を形成するための
レジストパターンを形成した。引き続いて、イオンミリ
ング法により不要部分をエッチングした後、レジストを
除去した。次に、ウエハ全面にプラズマCVD法によ
り、0.4μmのSiN膜を形成した。該SiN膜上に
フォトリソグラフィー法により、電極となる部分が開口
部となっているレジストパターンを形成した。次に反応
性イオンエッチングを使って、電極の形成される部分の
SiNをエッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0025】そして真空蒸着法により、Ti層を100
nm、続いて、Au層を300nm蒸着し、スペーサー
リフトオフ法により、ホール素子の電極パターンを形成
した。そして、アニール炉を用いて、窒素雰囲気中で3
00℃、1分のアニールを行い、電極を形成した。な
お、アニール後において、電極金属の半導体薄膜への過
剰な拡散、ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはが
れ等は全く認められなかった。
【0026】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0027】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で283mVであり、入力抵抗
は768Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0028】
【比較例1】実施例1で作製した薄膜を用いてホール素
子の作製を試みた。実施例1と同様の方法で、電極とな
る部分が開口部となっているレジストパターンを形成し
た後、電極の形成される部分のGaAsSb層を露出さ
せた。そして真空蒸着法により、AuGe層を250n
m、Ni層を100nm、続いて、Au層を300nm
蒸着し、スペーサーリフトオフ法により、ホール素子の
電極パターンを形成した。そして、アニール炉を用い
て、窒素雰囲気中で300℃、1分のアニールを行った
が、基板上の全ての素子において、電極金属の半導体薄
膜への過剰な拡散、ボーリング・アップが激しく発生し
たため、良好な電極を形成できなかった。
【0029】
【実施例2】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層として、ノンドープの
GaAs0.08Sb0.92を600nm成長させた。次にノ
ンドープのInAsを15nm成長させた。さらに第二
化合物半導体層として、ノンドープのGaAs0.08Sb
0.92を20nm成長させることにより、半導体用薄膜を
得た。このInAs薄膜の電子移動度の値は20000
cm2 /Vs、シート抵抗値は130Ω/□、電子濃度
は1.60×1018cm-3であった。
【0030】この薄膜を用いてホール素子を作製した。
まず、フォトリソグラフィー法を用いて、GaAs基板
上に形成された積層薄膜上に感磁部となる部分を形成す
るためのレジストパターンを形成した。引き続いて、イ
オンミリング法により不要部分をエッチングした後、レ
ジストを除去した。次に、ウエハ全面にプラズマCVD
法により、0.4μmのSiN膜を形成した。該層上に
フォトリソグラフィー法により、電極となる部分が開口
部となっているレジストパターンを形成した。次に反応
性イオンエッチングを使って、電極の形成される部分の
SiNをエッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0031】そして真空蒸着法により、Ti層を100
nm、Au層を300nm連続蒸着し、スペーサーリフ
トオフ法により、ホール素子の電極パターンを得た。そ
して、アニール炉で、窒素雰囲気中で300℃、1分の
アニールを行い、電極を形成した。なお、アニール後に
おいて、電極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、ボーリ
ング・アップ、半導体薄膜からのはがれ等は全く認めら
れなかった。
【0032】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0033】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で275mVであり、入力抵抗
は308Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0034】
【比較例2】実施例2で作製した薄膜を用いてホール素
子の作製を試みた。実施例2と同様の方法で、電極とな
る部分が開口部となっているレジストパターンを形成し
た後、電極の形成される部分のGaAsSb層を露出さ
せた。そして真空蒸着法により、AuGe層を250n
m、Ni層を100nm、続いて、Au層を300nm
蒸着し、スペーサーリフトオフ法により、ホール素子の
電極パターンを得た。そして、アニール炉で、窒素雰囲
気中で300℃、1分のアニールを行ったが、基板上の
全ての素子において、電極金属の半導体薄膜への過剰な
拡散、ボーリング・アップが発生したため、良好な電極
を形成することはできなかった。
【0035】
【実施例3】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層として、ノンドープの
Al0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を600nm成長さ
せた。次にノンドープのInAsを15nm成長させ
た。次に第二化合物半導体層としてノンドープのAl
0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を35nm成長させ、続
いてノンドープのGaAs0.08Sb0.92を10nm成長
させることにより、半導体用薄膜を得た。この薄膜の電
子移動度の値は20500cm2 /Vs、シート抵抗値
は370Ω/□、電子濃度は5.47×1017cm-3
あった。
【0036】この薄膜を用いてホール素子を作製した。
まず、フォトリソグラフィー法を用いて、形成された半
導体薄膜上に感磁部となる部分を形成するためのレジス
トパターンを形成した。引き続いて、イオンミリング法
により不要部分をエッチングした後、レジストを除去し
た。次に、ウエハ全面にプラズマCVD法により、0.
4μmのSiN膜を形成した。該SiN膜上にフォトリ
ソグラフィー法により、電極となる部分が開口部となっ
ているレジストパターンを形成した。次に反応性イオン
エッチングを使って、電極の形成される部分のSiNを
エッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0037】そして真空蒸着法により、Pt層を100
nm、続いて、Au層を300nm蒸着し、スペーサー
リフトオフ法により、ホール素子の電極パターンを形成
した。そして、アニール炉を用いて、窒素雰囲気中で3
00℃、1分のアニールを行い、電極を形成した。な
お、アニール後において、電極金属の半導体薄膜への過
剰な拡散、ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはが
れ等は全く認められなかった。
【0038】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0039】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で279mVであり、入力抵抗
は776Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0040】
【実施例4】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層として、ノンドープの
Al0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を600nm成長さ
せた。次にノンドープのInAsを15nm成長させ
た。さらに第二化合物半導体層として、ノンドープのA
0.5 Ga0.5 As0.12Sb0.88を35nm成長させ、
続いてノンドープのGaAs0.08Sb0.92を10nm成
長させることにより半導体用薄膜を得た。この薄膜の電
子移動度の値は20500cm2 /Vs、シート抵抗値
は370Ω/□、電子濃度は5.47×1017cm-3
あった。
【0041】この薄膜を用いてホール素子を作製した。
まず、フォトリソグラフィー法を用いて、形成された半
導体薄膜上に感磁部となる部分を形成するためのレジス
トパターンを形成した。引き続いて、イオンミリング法
により不要部分をエッチングした後、レジストを除去し
た。次に、ウエハ全面にプラズマCVD法により、0.
4μmのSiN膜を形成した。該SiN膜上にフォトリ
ソグラフィー法により、電極となる部分が開口部となっ
ているレジストパターンを形成した。次に反応性イオン
エッチングを使って、電極の形成される部分のSiNを
エッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0042】そして真空蒸着法により、Cr層を100
nm、続いて、Au層を300nm蒸着し、スペーサー
リフトオフ法により、ホール素子の電極パターンを形成
した。そして、アニール炉を用いて、窒素雰囲気中で3
00℃、1分のアニールを行い、電極を形成した。な
お、アニール後において、電極金属の半導体薄膜への過
剰な拡散、ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはが
れ等は全く認められなかった。
【0043】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0044】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で260mVであり、入力抵抗
は788Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0045】
【実施例5】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層として、ノンドープの
Al0.65Ga0.35As0.14Sb0.86を600nm成長さ
せた。次にノンドープのInAsを15nm成長させ
た。さらにノンドープのAl0. 65Ga0.35As0.14Sb
0.86を35nm成長させ、続いてノンドープのGaAs
0.08Sb0.92を10nm成長させることにより、半導体
用薄膜を得た。この薄膜の電子移動度の値は21500
cm2 /Vs、シート抵抗値は373Ω/□、電子濃度
は5.20×1017cm-3であった。
【0046】この薄膜を用いてホール素子を作製した。
まず、フォトリソグラフィー法を用いて、形成された半
導体薄膜上に感磁部となる部分を形成するためのレジス
トパターンを形成した。引き続いて、イオンミリング法
により不要部分をエッチングした後、レジストを除去し
た。次に、ウエハ全面にプラズマCVD法により、0.
4μmのSiN膜を形成した。該SiN膜上にフォトリ
ソグラフィー法により、電極となる部分が開口部となっ
ているレジストパターンを形成した。次に反応性イオン
エッチングを使って、電極の形成される部分のSiNを
エッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0047】そして真空蒸着法により、Ti層を100
nm、続いて、Pt層を50nm、続いて、Au層を3
00nm蒸着し、スペーサーリフトオフ法により、ホー
ル素子の電極パターンを形成した。そして、アニール炉
を用いて、窒素雰囲気中で300℃、1分のアニールを
行い、電極を形成した。なお、アニール後において、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、ボーリング・アッ
プ、半導体薄膜からのはがれ等は全く認められなかっ
た。
【0048】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0049】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で287mVであり、入力抵抗
は758Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0050】
【実施例6】直径2インチのGaAs基板の表面にMB
E法により、第一化合物半導体層としてノンドープのA
0.65Ga0.35As0.14Sb0.86を600nm成長させ
た。次にノンドープのInAsを15nm成長させた。
さらにノンドープのAl0.65Ga0.35As0.14Sb0.86
を35nm成長させ、続いてノンドープのGaAs0. 08
Sb0.92を10nm成長させることにより、半導体用薄
膜を得た。この薄膜の電子移動度の値は21500cm
2 /Vs、シート抵抗値は373Ω/□、電子濃度は
5.20×1017cm-3であった。
【0051】この薄膜を用いてホール素子を作製した。
まず、フォトリソグラフィー法を用いて、形成された半
導体薄膜上に感磁部となる部分を形成するためのレジス
トパターンを形成した。引き続いて、イオンミリング法
により不要部分をエッチングした後、レジストを除去し
た。次に、ウエハ全面にプラズマCVD法により、0.
4μmのSiN膜を形成した。該SiN膜上にフォトリ
ソグラフィー法により、電極となる部分が開口部となっ
ているレジストパターンを形成した。次に反応性イオン
エッチングを使って、電極の形成される部分のSiNを
エッチングし、GaAsSb層を露出させた。
【0052】そして真空蒸着法により、Pd層を100
nm、続いて、Au層を300nm蒸着し、スペーサー
リフトオフ法により、ホール素子の電極パターンを形成
した。そして、アニール炉を用いて、窒素雰囲気中で3
00℃、1分のアニールを行い、電極を形成した。な
お、アニール後において、電極金属の半導体薄膜への過
剰な拡散、ボーリング・アップ、半導体薄膜からのはが
れ等は全く認められなかった。
【0053】こうして、2インチのウエハ上に多数のホ
ール素子を製作した。次に、ダイシングソーにより個々
のホール素子に切断した。この製作したホール素子のチ
ップサイズは0.36mm×0.36mmであった。こ
のホール素子チップを、ダイボンドし、ワイヤーボンド
し、ついで、トランスファーモールドを行い、エポキシ
樹脂によるモールドされたホール素子を製作した。
【0054】こうして試作したホール素子の特性は、ホ
−ル出力電圧は、定格入力電圧6Vに於いて、500G
の磁束密度を持つ磁界中で255mVであり、入力抵抗
は793Ωであった。この値は、薄膜の電子移動度を十
分反映した値である。また、ホール素子を121℃、2
気圧、湿度100%の中に30時間放置したところ、電
極金属の半導体薄膜への過剰な拡散、半導体薄膜からの
はがれ等は全く認められず、その前後の特性の変化率は
ホール出力電圧、入力抵抗値はすべて0.5%以内であ
った。この様に本発明のオーミック電極の信頼性は極め
て高く、さらに、再現性良く良好な素子特性が得られる
ことがわかった。
【0055】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のオーミック
電極は、Sbを含む化合物半導体を用いたホ−ル素子や
FET等を形成する際に従来見られていた、電極の過剰
な拡散、ボーリング・アップや電極のはがれ等は発生せ
ず、信頼性、再現性とも極めて高い。即ち、本発明のオ
ーミック電極は、Sbを含む化合物半導体をホ−ル素子
やFET等様々な素子へ応用するために、実用性の大な
る電極であり、産業上の有効性は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーミック電極の基本となる実施例と
して、半導体薄膜上に電極金属を蒸着した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 間隙金属層 2 Au層 3 半導体薄膜を成長させた基板 4 半導体薄膜 4a 第一化合物半導体層 4b InAs層 4c 第二化合物半導体層 5 絶縁物からなるパッシベーション層 d1 間隙金属層の厚み d2 Au層の厚み d4a 第一化合物半導体層の厚み d4b InAs層の厚み d4c 第二化合物半導体層の厚み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(3)、該基板(3)上に形成され
    たInAsとの格子定数の違いが±5%以内でありSb
    を含む化合物半導体よりなる第一化合物半導体層(4
    a)、該第一化合物半導体層の上に形成されたInAs
    層(4b)、及び該InAs層の上に形成されたInA
    sとの格子定数の違いが±5%以内でありSbを含む化
    合物半導体よりなる第二化合物半導体層(4c)で構成
    される半導体薄膜上に設けられる電極であって、 前記第二化合物半導体層(4c)上に、Ti,Pt,M
    o,Cr,Nb,Pd,Ta,V,Wよりなる間隙金属
    層(1)、及び該間隙金属層の上にAu層(2)を有す
    ることを特徴とするオーミック電極。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061025A1 (en) * 2002-01-15 2003-07-24 Asahi Kasei Electronics Co., Ltd. Compound semiconductor multilayer structure, hall device, and hall device manufacturing method
US7372119B2 (en) 2001-10-01 2008-05-13 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Cross-shaped Hall device having extensions with slits
JP2008186858A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 化合物半導体積層体
US7843190B2 (en) 2005-12-16 2010-11-30 Asahi Kasei Emd Corporation Position detection apparatus

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