JPH0728338Y2 - 組立建物における屋根板連結部材 - Google Patents

組立建物における屋根板連結部材

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JPH0728338Y2
JPH0728338Y2 JP4098890U JP4098890U JPH0728338Y2 JP H0728338 Y2 JPH0728338 Y2 JP H0728338Y2 JP 4098890 U JP4098890 U JP 4098890U JP 4098890 U JP4098890 U JP 4098890U JP H0728338 Y2 JPH0728338 Y2 JP H0728338Y2
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JP
Japan
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roof plate
roof
edge
side wall
plate fitting
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JP4098890U
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JPH03130863U (ja
Inventor
茂博 児島
眞二 神尾
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、前後方向に並べられた複数の屋根板を有す
る前下がり傾斜状の屋根を備えており、前後方向に隣接
する2つの屋根板のうち後側の屋根板の前縁部が前側の
屋根板の後縁部上に載せられるようになされている組立
建物、たとえばカーポート、サンルームなどの組立建物
において、前後方向に隣接する2つの屋根板の連接部に
配置され、かつ両屋根板を連結するのに用いられる屋根
板連結部材に関する。
この明細書において、前とは第3図左側をいい、後とは
同図右側をいうものとする。また、左右とは、第4図の
左右をいうものとする。
従来の技術 従来、組立建物の屋根において、前後方向に隣接する屋
根板の連結は、前後に隣接する屋根板の連接部に配置さ
れる長尺の屋根板受部材と、屋根板受部材上にのせられ
る長尺の屋根板押え部材と、両部材を連結するねじとよ
りなる連結装置によって行われていた(実開昭57-15882
9号参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の連結装置では、部材の数が多くな
ってコストが高くなるとともに、屋根板の連結作業が面
倒であるという問題があった。また、従来の連結装置で
は、屋根板押え部材が屋根板の上縁よりも上方に突出す
るので、屋根が、後方から前方に向かって下方に傾斜し
ている場合、後側の屋根板上を流下してきた雨水は、屋
根板押え部材によって止められ、汚れの原因になるとと
もに、屋根よりも下方への洩れの原因ともなる。
この考案の目的は、上記問題を解決した組立建物におけ
る屋根板連結部材を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による組立建物における屋根板連結部材は、前
後方向に並べられた複数の屋根板を有する前下がり傾斜
状の屋根を備えており、前後方向に隣接する2つの屋根
板のうち後側の屋根板の前縁部が前側の屋根板の後縁部
上に載せられるようになされている組立建物において、
前後方向に隣接する2つの屋根板を連結する屋根板連結
部材であって、横断面が開口を前方に向けた略横向きU
字形で、かつ前屋根板の後縁部を嵌め入れる前屋根板嵌
入部と、前屋根板嵌入部の上側壁の前縁部の左右方向に
所定間隔をおいて複数設けられ、かつ前屋根板嵌入部の
上側壁とともに後屋根板の前縁部を嵌め入れる後屋根板
嵌入部を形成する横断面略逆L字形の後屋根板嵌入部形
成用部分とを備えたものである。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
この実施例において、組立建物はカーポートである。
第5図はカーポートの全体を示す。第5図において、カ
ーポート(10)は、前方に向かって下方に傾斜し、かつ
前端部が前方に向かって下方に湾曲した屋根(11)と、
屋根(11)の前縁部および後縁部をそれぞれ支持するア
ルミニウム押出型材製支柱(12)(13)とよりなる。屋
根(11)は、左右方向に長いアルミニウム押出型材製棟
木(14)と、同じく左右方向に長いアルミニウム押出型
材製軒桁(15)と、左右方向に所定間隔をおいて棟木
(14)と軒桁(15)との間に渡し止められた複数のアル
ミニウム押出型材製たるき(16)と、隣り合うたるき
(16)どうしの間に渡し止められたアルミニウム押出型
材製もや(17)と、隣り合うたるき(16)どうしの間に
おいて前後に並んで配置されかつ相互に連結された合成
樹脂製屋根板(18)(19)とを備えている。後側の屋根
板(19)の前縁部は前側の屋根板(18)の後縁部上に載
せられている。
たるき(16)は、第1図、第2図および第4図に示すよ
うに、横断面略方形のアルミニウム押出型材製たるき本
体(21)と、たるき本体(21)にねじ止めされかつ屋根
板(18)(19)の左右両側縁部を押えるアルミニウム押
出型材製屋根板押え部材(22)とよりなる。たるき本体
(21)の上面の左右両側縁部には、上方に突出した屋根
板支持部(21a)が一体に形成されている。屋根板支持
部(21a)におけるもや(17)と対応する位置には、後
述するもや(17)に形成された係合部(17a)を係合す
るための切欠き(23)が形成されている。また、たるき
本体(21)の上面の左右の中央部には、屋根板支持部
(21a)よりも上方に突出した屋根板押え部材支持部(2
1b)が一体に形成されている。屋根板押え部材支持部
(21b)には、その上端からタッピングビスねじ嵌め用
溝(24)が形成されている。屋根板押え部材(22)は板
状で、その下面の左右両側縁部には、パッキン嵌合溝
(22a)が形成されており、この溝(22a)にパッキン
(25)が嵌め入れられている。そして、屋根板(18)
(19)の左右両側縁部を屋根板支持部(21a)上にのせ
た後、その上から屋根板押え部材(22)を配置し、たる
き本体(21)の屋根板押え部材(22)を貫通したタッピ
ングビス(26)を溝(24)にねじ嵌めることにより、押
え部材(22)がたるき本体(21)に固定されて屋根板
(18)(19)の左右両側縁部が固定されている。
もや(17)は、第1図〜第3図に示すように、横断面方
形で、その左右両端部の上端には、それぞれたるき本体
(21)の屋根板支持部(21a)に形成された切欠き(2
3)の下縁に係合する係合部(17a)が一体に形成されて
いる。
前後に隣接する屋根板(18)(19)は、もや(17)に固
定された左右方向に長く、かつたとえばステンレス鋼に
より形成された屋根板連結部材(1)によって相互に連
結されている。屋根板連結部材(1)は、第1図〜第3
図に示すように、横断面が開口を前方に向けた略横向き
U字形となされ、かつ前側の屋根板(18)の後縁部を嵌
め入れる前屋根板嵌入部(2)を備えている。前屋根板
嵌入部(2)の上側壁(2a)は下側壁(2b)よりも前方
に突出している。上側壁(2a)の前縁部に、前屋根板嵌
入部(2)の上側壁(2a)とともに後側の屋根板(19)
の前縁部を嵌め入れる後屋根板嵌入部(40)を形成する
横断面略逆L字形の後屋根板嵌入部形成用部分(3)
が、左右方向に所定間隔をおいて複数設けられている。
また、前屋根板嵌入部(2)の下側壁(2b)の前縁部に
は、垂下壁(2c)が一体に形成されており、垂下壁(2
c)を前方から貫通したタッピングビス(27)をもや(1
7)の前側壁(17b)にねじ込むことにより、連結部材
(1)がもや(17)に固定されている。垂下壁(2c)の
左右両端部は、所定長さにわたって切除されており、も
や(17)をたるき(16)に取付けるさいに干渉しないよ
うになされている。そして、前側の屋根板(18)の後縁
部が前屋根板嵌入部(2)内に嵌め入れられ、後側の屋
根板(19)の前縁部が前屋根板嵌入部(2)の上側壁
(2a)と後屋根板嵌入部形成用部分(3)とにより形成
された後屋根板嵌入部(40)内に嵌め入れられることに
より、両屋根板(18)(19)が連結されている。前側屋
根板(18)の後縁と前屋根板嵌入部(2)の後縁との
間、および後側屋根板(19)の前縁と後屋根板嵌入部
(40)の前縁との間には、それぞれ水切り兼排水用空間
(28)(29)が形成されている。前屋根板嵌入部(2)
の左右両端部は、たるき本体(21)の屋根板支持部(21
a)と屋根板押え部材(22)に取付けられたパッキン(2
5)との間に入れられている。
このような構成において、後側の屋根板(19)上を流下
してきた雨水は、隣り合う後屋根板嵌入部形成用部分
(3)どうしの間、および後屋根板嵌入部形成用部分
(3)とたるき(16)との間を通って前側屋根板(18)
上に至り、その上を流下する。後屋根板嵌入部形成用部
分(3)と後側屋根板(19)との間に毛細管現象により
侵入した雨水は、空間(29)に達しここで止められ、こ
の空間(29)を通って左右方向に流れて排水される。さ
らに、後側屋根板(19)の下面と前屋根板嵌入部(2)
の上側壁(2a)との間に侵入した雨水は、上側壁(2a)
の後縁部に達し、ここで表面張力によって止められる。
一方、前屋根板嵌入部(2)の上側壁(2a)と前側屋根
板(18)との間に毛細管現象により侵入した雨水は、空
間(28)に達しここで止められ、この空間(28)を通っ
て左右方向に流れて排水される。さらに、前側屋根板
(18)の下面と前屋根板嵌入部(2)の下側壁(2b)と
の間に侵入した雨水は、下側壁(2b)の前縁部に達し、
ここで表面張力によって止められる。したがって、雨水
の侵入が防止される。
考案の効果 この考案の組立建物における屋根板連結装置によれば、
1つの部材で前後に隣接する屋根板を連結できるので、
部材の数が少なくなってコストが安くなるとともに、屋
根板の連結作業を簡単に行える。また、後側の屋根板上
を流下してきた雨水は、隣り合う後屋根板嵌入部形成用
部分どうしの間を通って前側屋根板上に至り、その上を
流下するので、従来の連結装置のように、後側の屋根板
上を流下してきた雨水がここで止められるのが防止さ
れ、その結果この両屋根板の連接部の汚れを防止できる
とともに、屋根よりも下方への洩れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は前後に隣接す
る屋根板の連接部を示す分解斜視図、第2図は屋根板連
結部材のたるきへの取付け部を示す分解斜視図、第3図
は第5図のIII-III線拡大断面図、第4図は第3図のIV-
IV線断面図、第5図は屋根板連結部材を備えたカーポー
トの斜視図である。 (1)……屋根板連結部材、(2)……前屋根板嵌入
部、(2a)……上側壁、(3)……後屋根板嵌入部形成
用部分、(10)……カーポート、(11)……屋根、(1
8)(19)……屋根板、(40)……後屋根板嵌入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に並べられた複数の屋根板を有す
    る前下がり傾斜状の屋根を備えており、前後方向に隣接
    する2つの屋根板のうち後側の屋根板の前縁部が前側の
    屋根板の後縁部上に載せられるようになされている組立
    建物において、前後方向に隣接する2つの屋根板を連結
    する屋根板連結部材であって、横断面が開口を前方に向
    けた略横向きU字形で、かつ前屋根板の後縁部を嵌め入
    れる前屋根板嵌入部と、前屋根板嵌入部の上側壁の前縁
    部に左右方向に所定間隔をおいて複数設けられ、かつ前
    屋根板嵌入部の上側壁とともに後屋根板の前縁部を嵌め
    入れる後屋根板嵌入部を形成する横断面略逆L字形の後
    屋根板嵌入部形成用部分とを備えた組立建物における屋
    根板連結部材。
JP4098890U 1990-04-17 1990-04-17 組立建物における屋根板連結部材 Expired - Lifetime JPH0728338Y2 (ja)

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