JPH07283088A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH07283088A
JPH07283088A JP8909994A JP8909994A JPH07283088A JP H07283088 A JPH07283088 A JP H07283088A JP 8909994 A JP8909994 A JP 8909994A JP 8909994 A JP8909994 A JP 8909994A JP H07283088 A JPH07283088 A JP H07283088A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不純ガスによる被処理体の汚染を低減させる
ことができると共に、処理室内の雰囲気をキャリア処理
空間部と被処理体処理空間部とに容易に隔絶することが
できる処理装置を提供する。 【構成】 処理室内1を、複数枚の被処理体Wを収容し
たキャリア7の搬入搬出、保管及び搬送等を行うキャリ
ア処理空間部23と、熱処理炉2を収容し、この熱処理
炉2内に搬入搬出される被処理体保持具5と前記キャリ
ア7との間での被処理体Wの移載等を行う被処理体処理
空間部24とに分ける。これらキャリア処理空間部23
と被処理体処理空間部24とにクリーンエアを導入、循
環及び排気するクリーンエア循環系25,26を独立し
て設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造工程において
は、被処理体である半導体ウエハに酸化、拡散、CVD
などの各種の処理を施す工程があり、この処理工程にお
けるスループットの向上、無塵化及び省スペース化等を
図る観点から、種々の処理装置が提案されている(特開
平4−133422号公報、特開平4−148717号
公報、特開平4−148140号公報等参照)。
【0003】例えば、特開平4−133422号公報に
記載された処理装置は、被処理体保持具であるウエハボ
ートを介して一度に多数枚の半導体ウエハの熱処理が可
能な縦型の熱処理炉を箱状の処理室内の後部上方に収容
し、この処理室内の前部に複数枚の半導体ウエハを垂直
に収容したキャリアを搬入搬出するためのキャリア搬出
入口を設けている。この場合、半導体ウエハを前記熱処
理炉内に搬入搬出されるウエハボートに水平状態で多数
枚移載する必要があることから、前記搬出入口の近傍に
はキャリアを半導体ウエハが垂直から水平になるように
姿勢変換する姿勢変換機構が設けられ、この姿勢変換機
構の上方には姿勢変換されたキャリアを処理に必要な個
数だけ収容保管するキャリア保管部が設けられている。
そして、このキャリア保管部からキャリアを搬送機構に
より熱処理炉側に順次搬送し、そのキャリア内の半導体
ウエハを移載機構により前記ウエハボートに順次移載す
るようになっている。
【0004】また、前記処理室内には、その上方外部か
ら導入したクリーンエアを前記キャリア保管部に水平に
吹き出す第1の空気清浄部と、この第1の空気清浄部か
ら吹き出されたクリーンエアを吸い込んで前記キャリア
搬出入口に沿って下方へ吹き出す第2の空気清浄部と、
この第2の空気清浄部から吹き出されて下方に至ったク
リーンエアを底部ダクトを介して吸い込んで前記熱処理
炉側の一側壁部から他側壁部に向って水平に吹き出す第
3の空気清浄部と、その他側壁部に至ったクリーンエア
を処理室の後方外部へ排気する排気ダクトとが設けられ
ている。これにより前記処理室内の雰囲気を清浄化して
塵埃を低減させ、半導体ウエハに対する塵埃(パーティ
クル)の付着を抑制して、超微細化傾向にある半導体素
子の歩留りの向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記処
理装置においては、処理室内においてクリーンエアを空
気洗浄部に何回も通過させるため、塵埃による半導体ウ
エハの汚染を十分に防止することが可能であるが、空気
洗浄部の除塵用フィルタから発生するボロン化合物等の
有機化合物の不純ガスによる汚染が微量ではあるが増大
する傾向があり、その防止対策を施す必要がある。
【0006】また、クリーンエアを処理室内の全体に順
次連続的に循環させるように構成されているため、処理
室内の雰囲気をキャリアの搬入搬出、保管及び搬送等を
行うキャリア処理空間部と、熱処理炉を収容し、キャリ
アとウエハボートの間での半導体ウエハの移載等を行う
ウエハ処理空間部(被処理体処理空間部)とに隔絶する
ことが困難である。
【0007】そこで、本発明の目的は、不純ガスによる
被処理体の汚染を低減させることができると共に、処理
室内の雰囲気をキャリア処理空間部と被処理体処理空間
部とに容易に隔絶することができる処理装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の処理装置は、処理室内を、複数枚の被
処理体を収容したキャリアの搬入搬出、保管及び搬送等
を行うキャリア処理空間部と、熱処理炉を収容し、この
熱処理炉内に搬入搬出される被処理体保持具と前記キャ
リアとの間での被処理体の移載等を行う被処理体処理空
間部とに分け、これらキャリア処理空間部と被処理体処
理空間部とにクリーンエアを導入、循環及び排気するク
リーンエア循環系を独立して設けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の処理装置は、請求項
1記載の処理装置において、前記キャリア処理空間部の
クリーンエア循環系が、前記処理室の上方外部から導入
したクリーンエアをキャリア処理空間部の上方に設けら
れたキャリア保管部に水平に吹き出す第1の空気清浄部
と、この第1の空気清浄部から吹き出されたクリーンエ
アを吸い込んで前記処理室の前部に設けられたキャリア
搬出入口に沿って下方へ吹き出す第2の空気清浄部と、
この第2の空気清浄部から吹き出されて下方に至ったク
リーンエアを上方外部へ排気する排気ダクト部とを備え
たことを特徴とする。
【0010】更に、請求項3記載の処理装置は、請求項
1記載の処理装置において、前記被処理体処理空間部の
クリーンエア循環系が、前記処理室の後方外部から導入
したクリーンエアを前記被処理体処理空間部の一側壁部
から他側壁部に向って水平に吹き出す第3の空気清浄部
と、この第3の空気清浄部から吹き出されて他側壁部に
至ったクリーンエアを後方外部へ排気する排気部とを備
えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の処理装置によれば、処理室内を
キャリア処理空間部と被処理体処理空間部とに分け、こ
れら処理空間部にクリーンエア循環系を独立してそれぞ
れ設けたので、クリーンエアを空気清浄部に何回も通過
させて処理室内の全体を連続的に循環させる従来の処理
装置と比べて、クリーンエアを空気清浄部に通過させる
回数が減り、空気清浄部の除塵用フィルタから発生する
不純ガスによる被処理体の汚染を特別な防止対策を必要
とせずに簡単な構成で低減させることが可能となる。ま
た、処理室内の雰囲気をキャリア処理空間部と被処理体
処理空間部とに容易に隔絶することが可能となるため、
被処理体処理空間部のみを不活性ガス雰囲気にするなど
の所望の処理方法を容易に適用することが可能となる。
【0012】請求項2記載の処理装置によれば、前記キ
ャリア処理空間部のクリーンエア循環系が、前記処理室
の上方外部から導入したクリーンエアを第1の空気清浄
部を介してキャリア処理空間部上方のキャリア保管部に
水平に吹き出し、この吹き出されたクリーンエアを第2
の空気清浄部を介して前記処理室前部のキャリア搬出入
口に沿って下方へ吹き出し、この吹き出されて下方に至
ったクリーンエアを排気ダクト部を介して上方外部へ排
気するため、キャリア処理空間部の雰囲気を独立して効
率よく清浄化することが可能となる。
【0013】請求項3記載の処理装置によれば、前記被
処理体処理空間部のクリーンエア循環系が、前記処理室
の後方外部から導入したクリーンエアを第3の空気清浄
部を介して前記被処理体処理空間部の一側壁部から他側
壁部に向って水平に吹き出し、この吹き出されて他側壁
部に至ったクリーンエアを排気部を介して後方外部へ排
気するため、被処理体処理空間部の雰囲気を独立して効
率よく清浄化することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
【0015】処理装置の側断面図構成を示す図1におい
て、1は処理装置のハウジングを形成する例えば鉄板等
により箱状に形成された処理室であり、この処理室1内
の後部上方には下部に炉口を有する円筒状の反応管、そ
の周囲を覆うように配置されたヒータ及び断熱材等から
なる縦型の熱処理炉2が設置されている。
【0016】この熱処理炉2の下方の空間部(ローディ
ングエリア)には図5にも示すように炉口を開閉する蓋
体3が昇降機構4により昇降可能に設けられ、この蓋体
3上には被処理体である半導体ウエハWを水平状態で上
下方向に所定の間隔を存して多数枚例えば150枚程度
保持する被処理体保持具である例えば石英製のウエハボ
ート5が保温筒6を介して載置されている。半導体ウエ
ハWを保持したウエハボート6は、蓋体3の昇降に伴っ
て保温筒6と共に前記熱処理炉2内に搬入搬出(ロー
ド、アンロード)されるように構成されている。
【0017】一方、前記処理室1の前部には半導体ウエ
ハWを垂直に複数枚例えば25枚程度収容するプラスチ
ック容器であるキャリア7を搬入搬出するために図示し
ない透明材質製のスライドドアを備えたキャリア搬出入
口8が設けられ、処理室1内のキャリア搬出入口8近傍
にはキャリア7を載置する載置台9を有し、この載置台
9を介してキャリア7をキャリア7内の半導体ウエハW
が垂直から水平になるように姿勢変換する姿勢変換機構
10が設けられている。なお、この姿勢変換機構10と
しては、例えば特開平4−148717号公報に記載さ
れているような公知のものが適用可能であり、前記載置
台9には半導体ウエハWの周縁部に形成されたオリエン
テーションフラット等の切欠部が所定方向に向くように
半導体ウエハWを整列させる整列機構、半導体ウエハW
の枚数等を検知するウエハセンサ等が設けられていても
よい。また、前記載置台9等には載置台9の上方から下
方へ流れるクリーンエアの気流を通過させるための多数
の図示しない通気孔が形成されている(図示省略)。
【0018】そして、姿勢変換機構10の上方領域には
姿勢変換されたキャリア7を複数個収容する棚状のキャ
リア保管部11が設けられと共に、熱処理炉2側には前
記キャリア7を半導体ウエハWの移載のために載置する
移載部12が設けられ、キャリア保管部11と移載部1
2との間にはキャリア7の搬送を行う搬送機構13が、
移載部12とローディグエリアのウエハボート5との間
には半導体ウエハWの移載を行う移載機構14がそれぞ
れ設けられている。
【0019】本実施例のキャリア保管部11は前記載置
台9と平行に走行可能に設けられた搬送機構13の走行
空間部を挟んで前後に設けられ、後部キャリア保管部1
1Aには左右及び上下に計12個のキャリア7を、前部
キャリア保管部11Bには左右及び上下に計4個のキャ
リア7をそれぞれ収容保管できるように構成されてい
る。また、本実施例の移載部12は後部キャリア保管部
11Aの下方に配置され、キャリア7を上下に2個載置
できるように構成されている。
【0020】前記搬送機構13は、支柱15を有する走
行部16と、その支柱15に昇降可能に設けられた昇降
フレーム17と、この昇降フレーム17に水平方向に屈
伸可能に設けられてキャリア7の下部を支持する搬送ア
ーム18とを備えている。この搬送機構13は、載置台
9とキャリア保管部11との間、キャリア保管部11と
移載部12との間、及び載置台9と移載部12との間で
キャリア7の受取り受渡しができるように構成されてい
る。
【0021】また、前記移載機構14は、昇降可能に設
けられた昇降フレーム19と、この昇降フレーム19上
に水平回動可能に設けられた矩形の回動フレーム20
と、この回動フレーム20上にその長手方向に沿って往
復移動可能に設けられた移動体21と、この移動体21
の移動方向一端に設けられ、複数枚例えば5枚程度の半
導体ウエハWを上下方向に適宜間隔で支持する平板状の
移載アーム22とを備えている。この移載機構14は、
処理前の半導体ウエハWを移載部12のキャリア7内か
ら順次取り出してウエハボート5に移載し、また、処理
後の半導体ウエハWをウエハボート5から順次取り出し
てキャリア7内に移載するように構成されている。
【0022】このように処理室1内は、キャリア7の搬
入搬出、保管及び搬送等を行うキャリア処理空間部23
と、熱処理炉2を収容し、この熱処理炉2内に搬入搬出
されるウエハボート5と前記キャリア7との間での半導
体ウエハWの移載等を行うウエハ処理空間部(被処理体
処理空間部)24とに分けられている。そして、これら
キャリア処理空間部23とウエハ処理空間部24とに
は、図2ないし図3に示すようにクリーンエアを導入、
循環及び排気するクリーンエア循環系25,26が互に
独立して設けられている。
【0023】前記キャリア処理空間部23のクリーンエ
ア循環系25は、前記処理室1の上方外部から導入した
クリーンエアをキャリア処理空間部23上方のキャリア
保管部11に水平に吹き出す第1の空気清浄部27と、
この第1の空気清浄部27から吹き出されたクリーンエ
アを吸い込んで前記処理室1前部のキャリア搬出入口8
に沿って下方へ吹き出す第2の空気清浄部28と、この
第2の空気清浄部28から吹き出されて下方に至ったク
リーンエアを上方外部へ排気する排気ダクト部29とを
備えている。前記第1の空気清浄部27は、前記後部キ
ャリア保管部11Aの背面部に設置された箱状のケーシ
ング30を備えており、図4に示すようにこのケーシン
グ30の上端部には処理室1外であるクリーンルーム内
に開口した吸気口31が設けられ、この吸気口31には
通気性に優れたスポンジ状或いはメッシュ状のプレフィ
ルタ32が取付けられている。
【0024】前記ケーシング30の前面部はキャリア保
管部11に臨んで開放されており、この開放部にクリー
ンルームから導入されたクリーンエアに含まれている塵
埃を除去する例えばHEPAフィルタ等からなる第1の
除塵用フィルタ33が取付けられている。また、ケーシ
ング30内には吸気口31からクリーンエアを吸い込ん
で前記第1の除塵用フィルタ33を介してキャリア保管
部11に水平に吹き出すための例えばシロッコファン等
からなる送風性に優れた複数個の送風機34が取付けら
れており、これにより後部キャリア保管部11Aから前
部キャリア保管部11Bに向うクリーンエアの水平気流
Xが形成され、キャリア保管部11に保管されたキャリ
ア7内に水平に収容されている半導体ウエハW間の雰囲
気を清浄に維持できるように構成されている。
【0025】前記前部キャリア保管部11Bの下部で前
記キャリア搬出入口8の上部には、前記第2の空気清浄
部28が設けられている。この第2の空気清浄部28
は、下部が開放され、上部に前部キャリア保管部11B
の背面部に立上がった偏平な吸気ダクト部35を有する
ケーシング36を備えており、その吸気ダクト部35の
キャリア保管部11に臨む面にはパンチング加工された
多数の吸気孔37が形成されている。また、ケーシング
36の下部開放部には前記第1の除塵用フィルタ33と
同様の第2の除塵用フィルタ38が取付けられ、ケーシ
ング36内には前記吸気孔37から吸い込んだクリーン
エアを第2の除塵用フィルタ38を介して下方へ吹き出
すための送風機39が取付けられている。これにより前
部キャリア保管部11Bからキャリア搬出入口8に沿っ
て下方へ向うクリーンエアの垂直気流Yが形成され、姿
勢変換機構10の載置台9上に載置されたキャリア7内
に垂直に収容されている半導体ウエハW間の雰囲気を清
浄に維持できるように構成されている。
【0026】前記垂直気流Yの下流で移載部12の下部
には、前記排気ダクト部29が設けられている。この排
気ダクト部29は、処理室1内の底部を横断する如く水
平に配置されたダクト本体40と、このダクト本体40
の一側部に連通接続され、上端部が処理室1の上方外部
に排気口41として開口された垂直ダクト42とから主
に構成されており、ダクト本体40の前面部には複数の
排気用送風機43が取付けられている。
【0027】一方、前記ウエハ処理空間部24のクリー
ンエア循環系26は、前記処理室1の後方外部から導入
したクリーンエアを前記ウエハ処理空間部24の一側壁
部から他側壁部に向って水平に吹き出す第3の空気清浄
部44と、この第3の空気清浄部44から吹き出されて
他側壁部に至ったクリーンエアを後方外部へ排気する排
気部45とを備えている。具体的には、処理室1の後部
には保守点検用の開口部及びこれを開閉するドア46が
設けられ、このドア46の下側に吸気口47が形成され
ており、前記第3の空気清浄部44はその吸気口47を
介して処理室1の後方外部からクリーンエアを導入する
ようになっている。この第3の空気清浄部44は、図5
に示すようにローディングエリアの一側壁部に取付けら
れた偏平なケーシング48を備え、このケーシング48
の前面下部に吸込口49が形成されている。このケーシ
ング48の吸込口49上方の前面部は開放されており、
この開放部に前記第1の除塵用フィルタ33と同様の第
3の除塵用フィルタ50が取付けられている。
【0028】また、前記吸込口49内には吸気口47か
ら導入したクリーンエアを吸い込んで前記第3の除塵用
フィルタ50を介してローディングエリアに水平に吹き
出すための送風機51が取付けられており、これにより
ローディングエリアで対向する一側壁部から他側壁部に
向うクリーンエアの水平気流Zが形成され、ウエハボー
ト5に水平に移載される半導体ウエハW間の雰囲気を清
浄に維持できると共に、熱処理炉2から搬出されたウエ
ハボート5及び熱処理後の半導体ウエハWを冷却できる
ように構成されている。そして、処理室1の後壁下部に
おける前記他側壁部近傍には、例えば排気ファンからな
る前記排気部45が設けられ、他側壁部に至ったクリー
ンエアを処理室1の後方外部へ排気するようになってい
る。
【0029】次に、実施例の作用を述べる。先ず、キャ
リア7を例えば搬送ロボット等により処理装置のキャリ
ア搬出入口8から姿勢変換機構10の載置台9上に載置
した後、この載置台9を介してキャリア7を90度回動
させて半導体ウエハWが垂直から水平になるように姿勢
変換する。そして、このキャリア7を搬送機構13によ
りキャリア保管部11へ搬送し、以上の動作を繰り返し
て所望個数のキャリア7をキャリア保管部11に収容す
る。
【0030】しかる後、順次キャリア保管部11のキャ
リア7を搬送機構13により移載部12に搬送し、移載
機構14によりこのキャリア7内の半導体ウエハWをロ
ーディングエリアに降ろされているウエハボート5に移
載する。この場合、空になったキャリア7は搬送機構1
3により順次キャリア保管部11へ戻される。
【0031】そして、所望枚数の半導体ウエハWの移載
が終了すると、昇降機構4によりウエハボート5及び保
温筒6を熱処理炉2内に搬入すると共に炉口を蓋体3で
閉じ、所定時間、所定温度、所定雰囲気で所望の熱処理
を実施し、熱処理が終了すると、ウエハボート5を熱処
理炉2内からローディングエリアへ搬出する。なお、処
理後の半導体ウエハWは冷却後、前記とは逆の手順で順
次ウエハボート5からキャリア7内に移載され、そのキ
ャリア7はキャリア保管部11に搬送されて保管され、
その後、姿勢変換機構10の載置台9を介してキャリア
搬出入口8から処理室1外へ搬出される。
【0032】このようなキャリア7及び半導体ウエハW
の搬送、移載等の処理工程において、キャリア処理空間
部23では先ず第1の空気清浄部27により処理室1の
上方外部からプレフィルタ32を介して導入したクリー
ンエアを第1の除塵フィルタ33を介して水平気流Xと
してキャリア保管部11に吹き出し、次いで第2の空気
清浄部28により前記水平気流Xのクリーンエアを吸気
ダクト部35の吸気孔37から吸込んで第2の除塵用フ
ィルタ38を介して垂直気流Yとして下方へ吹き出し、
次いで排気ダクト部35により前記垂直気流Yのクリー
ンエアをダクト本体40に吸込んで垂直ダクト42を介
して処理室1の上方外部へ排気する。従って、前記クリ
ーンエアの水平気流Xにより前後のキャリア保管部11
A,11Bに保管されたキャリア7内に水平に収容され
ている半導体ウエハW間の雰囲気を清浄に維持すること
ができると共に、前記クリーンエアの垂直気流Yにより
姿勢変換機構10の載置台9上に載置されたキャリア7
内に垂直に収容されている半導体ウエハW間の雰囲気を
清浄に維持することができる。
【0033】また、ウエハ処理空間部24では先ず第3
の空気清浄部44により処理室1の後方外部から吸気口
47を介して導入したクリーンエアを第3の除塵用フィ
ルタ50を介して水平気流Zとしてローディングエリア
に吹き出し、次いで排気部45により前記水平気流Zの
クリーンエアを処理室1の後方外部に排気する。従っ
て、前記クリーンエアの水平気流Zによりウエハボート
5に水平に移載される半導体ウエハW間の雰囲気を清浄
に維持することができると共に、熱処理炉2からローデ
ィングエリアに搬出されたウエハボート5及び熱処理後
の半導体ウエハWを効率よく冷却することができる。
【0034】特に、処理室1内をキャリア処理空間部2
3とウエハ処理空間部24とに分け、これらキャリア処
理空間部23とウエハ処理空間部24とにクリーンエア
循環系25,26を互に独立して設けたので、クリーン
エアを空気清浄部に何回も通過させて処理室内の全体を
連続的に循環させる従来の処理装置と比べて、クリーン
エアを空気清浄部に通過させる回数を減らすことがで
き、空気清浄部の除塵用フィルタから発生する不純ガス
による半導体ウエハの汚染を特別な防止対策を必要とせ
ずに簡単な構成で十分に低減させることができる。しか
も、独立したクリーンエア循環系25,26によりキャ
リア処理空間部23とウエハ処理空間部24とに個別に
クリーンエアを供給、循環させるため、各クリーンエア
循環系25,26の送風量は少なくて済み、送風機3
4,39,43,51の小型化、延いては処理装置の小
型化が図れる。
【0035】また、このようにキャリア処理空間部23
とウエハ処理空間部24とにクリーンエア循環系25,
26を独立して設けたことから、例えばキャリア処理空
間部23とウエハ処理空間部24とを開閉シャッター等
で仕切ることにより処理室1内の雰囲気をキャリア処理
空間部23とウエハ処理空間部24とに容易に隔絶する
ことができるため、ウエハ処理空間部24のみを不活性
ガス雰囲気例えば窒素(N2)ガス雰囲気にするなどの
所望の処理方法を容易に適用することが可能となる。な
お、この場合には、前記吸気口47及び排気部45は遮
蔽され、ウエハ処理空間部24には不活性ガス専用の給
排手段によって不活性ガスが給排されることになる。更
に、前記処理装置においては、キャリア処理空間部23
のクリーンエア循環系25の吸気口31及び排気口41
が処理室1の上部に配設されていると共に、ウエハ処理
空間部24のクリーンエア循環系26の吸気口47及び
排気部45が処理室1の後部に配設されているため、複
数台の処理装置を隣接して設置した場合でも、クリーン
エアの吸排を支障なく行うことができる。
【0036】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、実施例における第1〜第3の空
気清浄部27,28,44に第1〜第3の除塵用フィル
タ33,38,50と共に不純ガスを吸着除去する例え
ば活性炭フィルタを設けてもよく、これにより不純ガス
による半導体ウエハWの汚染を防止することが可能とな
る。また、前記実施例ではウエハ処理空間部24のクリ
ーンエア循環系26がドア46に設けた吸気口47から
クリーンエアを導入するようになっているが、この吸気
口47の代りに第3の空気清浄部44に吸込口49の他
に処理室1の後方外部からクリーンエアを直接導入する
吸気口を設けてもよい。更に、本発明の処理装置に適用
される被処理体としては、半導体ウエハW以外に、例え
ばLCD基板等が適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0038】(1)請求項1記載の処理装置によれば、
処理室内をキャリア処理空間部と被処理体処理空間部と
に分け、これら処理空間部にクリーンエア循環系を独立
してそれぞれ設けたので、クリーンエアを空気清浄部に
何回も通過させて処理室内の全体を連続的に循環させる
従来の処理装置と比べて、クリーンエアを空気清浄部に
通過させる回数が減り、空気清浄部の除塵用フィルタか
ら発生する不純ガスによる被処理体の汚染を特別な防止
対策を必要とせずに簡単な構成で低減させることができ
る。また、処理室内の雰囲気をキャリア処理空間部と被
処理体処理空間部とに容易に隔絶することができるた
め、被処理体処理空間部のみを不活性ガス雰囲気にする
などの所望の処理方法を容易に適用することができる。
【0039】(2)請求項2記載の処理装置によれば、
前記キャリア処理空間部のクリーンエア循環系が、前記
処理室の上方外部から導入したクリーンエアを第1の空
気清浄部を介してキャリア処理空間部上方のキャリア保
管部に水平に吹き出し、この吹き出されたクリーンエア
を第2の空気清浄部を介して前記処理室前部のキャリア
搬出入口に沿って下方へ吹き出し、この吹き出されて下
方に至ったクリーンエアを排気ダクト部を介して上方外
部へ排気するため、キャリア処理空間部の雰囲気を独立
して効率よく清浄化することができる。
【0040】(3)請求項3記載の処理装置によれば、
前記被処理体処理空間部のクリーンエア循環系が、前記
処理室の後方外部から導入したクリーンエアを第3の空
気清浄部を介して前記被処理体処理空間部の一側壁部か
ら他側壁部に向って水平に吹き出し、この吹き出されて
他側壁部に至ったクリーンエアを排気部を介して後方外
部へ排気するため、被処理体処理空間部の雰囲気を独立
して効率よく清浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である処理装置を示す断面図
である。
【図2】キャリア処理空間部のクリーンエア循環系を示
す斜視図である。
【図3】ウエハ処理空間部のクリーンエア循環系を示す
斜視図である。
【図4】キャリア処理空間部のクリーンエア循環系を示
す断面図である。
【図5】ウエハ処理空間部のクリーンエア循環系の一部
分を示す断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 1 処理室 2 熱処理炉 5 ウエハボート(被処理体保持具) 7 キャリア 8 キャリア搬出入口 11 キャリア保管部 23 キャリア処理空間部 24 ウエハ処理空間部(被処理体処理空間部) 25,26 クリーンエア循環系 27 第1の空気清浄部 28 第2の空気清浄部 29 排気ダクト部 44 第3の空気清浄部 45 排気部
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 伸吾 神奈川県津久井群城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内 (72)発明者 高野 恵治 岩手県江刺市岩谷堂字松長根52番地 東京 エレクトロン東北株式会社東北事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内を、複数枚の被処理体を収容し
    たキャリアの搬入搬出、保管及び搬送等を行うキャリア
    処理空間部と、熱処理炉を収容し、この熱処理炉内に搬
    入搬出される被処理体保持具と前記キャリアとの間での
    被処理体の移載等を行う被処理体処理空間部とに分け、
    これらキャリア処理空間部と被処理体処理空間部とにク
    リーンエアを導入、循環及び排気するクリーンエア循環
    系を独立して設けたことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリア処理空間部のクリーンエア
    循環系が、前記処理室の上方外部から導入したクリーン
    エアをキャリア処理空間部の上方に設けられたキャリア
    保管部に水平に吹き出す第1の空気清浄部と、この第1
    の空気清浄部から吹き出されたクリーンエアを吸い込ん
    で前記処理室の前部に設けられたキャリア搬出入口に沿
    って下方へ吹き出す第2の空気清浄部と、この第2の空
    気清浄部から吹き出されて下方に至ったクリーンエアを
    上方外部へ排気する排気ダクト部とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記被処理体処理空間部のクリーンエア
    循環系が、前記処理室の後方外部から導入したクリーン
    エアを前記被処理体処理空間部の一側壁部から他側壁部
    に向って水平に吹き出す第3の空気清浄部と、この第3
    の空気清浄部から吹き出されて他側壁部に至ったクリー
    ンエアを後方外部へ排気する排気部とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160113013A (ko) * 2015-03-20 2016-09-28 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 클램프 장치 및 이것을 이용한 기판 반입출 장치, 및 기판 처리 장치
US11929214B2 (en) 2019-12-17 2024-03-12 Nippon Chemi-Con Corporation Hybrid electrolytic capacitor and method for manufacturing same

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