JP3342531B2 - 半導体製造用エアフイルタ装置及びエアフイルタ装置を備えた半導体処理装置 - Google Patents

半導体製造用エアフイルタ装置及びエアフイルタ装置を備えた半導体処理装置

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JP3342531B2 JP08604693A JP8604693A JP3342531B2 JP 3342531 B2 JP3342531 B2 JP 3342531B2 JP 08604693 A JP08604693 A JP 08604693A JP 8604693 A JP8604693 A JP 8604693A JP 3342531 B2 JP3342531 B2 JP 3342531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クリーンルームや半
導体製造装置において清浄度確保のために用いられる半
導体製造用エアフイルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、急速な高集積化並び
に高密度化が進み、これに伴って半導体を製造する空間
に対しては、より高い空気清浄度を保持したクリーンル
ーム内で実施される傾向にある。
【0003】このクリーンルーム内における半導体製造
ラインの性能は、この空気清浄度維持を中心とした環境
管理の質に大きく依存しており、特に半導体デバイスの
高集積化に伴ってクリーンルーム内における高精度な空
気清浄度の向上が要求されている。
【0004】ところで、従来におけるクリーンルームに
おいて、空調装置から導入される空気導入部分に設けら
れるエアフイルタ装置およびクリーンルーム内に設置し
た半導体処理装置、例えば縦型加熱処理装置、CVD装
置、エッチング装置等に組み込まれたエアフイルタ装置
は、HEPAあるいはULPA等の高性能フイルタが使
用されている。
【0005】前記縦型加熱処理装置について説明する
と、熱処理炉の円筒状の熱処理容器内で半導体ウエハを
保持するウエハボートと、このウエハボートを前記熱処
理炉に対してロードおよびアンロードするロード・アン
ロード機構と、このロード・アンロード機構で支持され
たウエハボートに対して半導体ウエハを出し入れする移
載機構と、これら各機器に配置された処理空間を有する
筐体とを備えている。
【0006】そして、前記処理空間の後部下側に送風フ
ァンおよび除塵用のエアフイルタが配設され、これら送
風ファンおよびエアフイルタによって前記処理空間の後
方から前方に向けて清浄化された空気の気流を作ってウ
エハボート、移載機構に支持された半導体ウエハに対し
てパーティクルが付着しないようにしている。このよう
にパーティクル等の塵埃を除去することによって拡散処
理、成膜処理等の熱処理時に大口径化および超微細化す
る半導体ウエハに塵埃が付着しないようにしている。
【0007】前記エアフイルタには、HEPAあるいは
ULPA等の高性能エアフイルタが用いられており、フ
イルタ枠と、このフイルタ枠に対して装着されるエアフ
イルタとから構成され、フイルタ枠は金属製で、エアフ
イルタは、SiO2 ファイバによって形成されている。
そして、このエアフイルタをフイルタ枠に対して接着剤
によって固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に構成された縦型熱処理装置のエアフイルタ装置は、送
風ファンおよび除塵用のエアフイルタによって筐体内で
清浄な空気を循環させて半導体ウエハへの塵埃の付着を
防止して熱処理工程での除塵対策は略確立している。
【0009】しかしながら、最近のように半導体ウエハ
が大口径化し、その超微細加工が促進されると、熱処理
によるシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等の成膜
層が益々薄膜化し、それに伴って成膜層の電気的特性等
の物性管理が益々厳しくなり、成膜層の出来、不出来が
処理雰囲気中の微量の不純物によって大きく左右され、
現実に16DRAM以上の微細加工では塵埃の付着減少
のみでは説明がつかない異物形成が成膜層の表面に認め
られ、この異物形成によるであろう成膜層の電気的特性
等の劣化が生じ、歩留まりが低下するという問題があっ
た。
【0010】そこで、成膜層の電気的特性等の物性の劣
化要因となるであろう不純物、特に処理雰囲気中の微量
ガス成分について、最新の機器分析技術を駆使して詳細
に分析、検討した結果、微量のガス成分が前述したした
異物形成の要因になっていることが判った。
【0011】このことに基づいて熱処理装置の筐体内の
空気に含有される微量のガス成分を分析した結果、半導
体ウエハの処理雰囲気には微量のハイドロカーボン等の
有機系ガスが含有されていることが判った。
【0012】さらに、このハイドロカーボン等の有機系
ガス成分の発生源について究明したところ、その主たる
発生源は除塵用のエアフイルタ装置にあることが判っ
た。このエアフイルタ装置は、前述したように、HEP
AあるいはULPA等の高性能エアフイルタが用いられ
ており、フイルタ枠に対してSiO2 のファイバからな
るエアフイルタによって形成されているが、エアフイル
タはフイルタ枠に対して接着剤や樹脂性シール材(有機
物)によって固定されている。
【0013】したがって、この接着剤や樹脂性シール材
等の有機系不純物が、エアフイルタ装置から離脱し、こ
の離脱した有機系不純物によってクリーンルーム内や半
導体処理装置の空気清浄度が低下し、半導体ウエハ等の
被処理物に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0014】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、有機系不純物による
クリーンルーム内および半導体処理装置の汚染を防止す
ることができ、半導体製造用エアフイルタを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、フイルタ枠と、このフイル
タ枠に固定されたエアフイルタとからなる半導体製造用
エアフイルタ装置において、前記フイルタ枠を金属によ
って形成するとともに、前記エアフイルタを、金属繊維
を焼結してシート状に形成し、このエアフイルタをロー
付けにて前記フイルタ枠に装着したことにある。請求項
2は、エアフイルタ装置を備えた半導体処理装置におい
て、前記エアフイルタ装置は、金属によって形成された
フイルタ枠と、金属繊維を焼結してシート状に形成し、
前記フイルタ枠にロー付けにて装着されたエアフイルタ
とから構成したことにある。
【0016】
【作用】前記構成によれば、エアフイルタ装置を、クリ
ーンルーム内の空調装置から導入される空気導入部分に
設置したり、半導体処理装置、例えば加熱処理装置、C
VD装置、エッチング装置等に組み込むことにより、空
気中に含有するダストを捕捉し、クリーンエアを循環す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明に係わる半導体製造用エアフ
イルタ装置を熱処理装置に適用した一実施例について図
面を参照しながら説明する。図2〜図4は熱処理装置の
概略的構成を示すもので、装置本体1は箱型状をなし、
この内部に処理空間1aが形成されている。装置本体1
の内部における後部には上端部が閉塞され、下端部が開
口した筒状体の熱処理容器2が設けられている。
【0018】熱処理容器2の下部には被処理物としての
多数枚の半導体ウエハWを所定間隔を存して水平に保持
する被処理物保持具としてのウエハボート3と、このウ
エハボート3を前記熱処理容器2に対してロードおよび
アンロードするロード・アンロード機構4が設けられて
いる。装置本体1の内部における前部には移載機構5が
設けられている。この移載機構5はロード・アンロード
機構4によって支持されたウエハボート3と被処理物搬
送容器としてのウエハカセット6との間で半導体ウエハ
Wを授受する機能を備えている。
【0019】装置本体1の前面にはドア(図示しない)
によって開閉される開口部7が設けられ、この開口部7
から搬送ロボット等によって装置本体1の内部に半導体
ウエハWを収納したウエハカセット6を搬入・搬出でき
るように構成されている。この開口部7の内側には2つ
のウエハカセット6を半導体ウエハWが垂直な状態に載
置するキャリアIOポート8が配設され、このキャリア
IOポート8には装置本体1内でその上方から下方へ空
気が流れる流通路が形成されている。
【0020】さらに、キャリアIOポート8には半導体
ウエハWのオリエンテーションフラットを利用してウエ
ハカセット6内の半導体ウエハWを所定方向に揃える整
列機構(図示しない)およびウエハカセット6を90゜
回転させて半導体ウエハWを水平・垂直変換する水平−
垂直変換機構(図示しない)が配設されている。そし
て、ウエハ整列機構によってウエハカセット6内の半導
体ウエハWを所定方向に揃えた後、水平−垂直変換機構
によってその半導体ウエハWを水平にするように構成さ
れている。
【0021】また、キャリアIOポート8の内側にはキ
ャリアトランスファ9が配設され、このキャリアトラン
スファ9によってその奥部に配設された棚状のキャリア
ステージ10に対してウエハカセット6を移載するよう
に構成されている。このキャリアステージ10は、例え
ば8個のウエハカセット6を複数列、複数段で収納で
き、熱処理前後の半導体ウエハWを収納したウエハカセ
ット6を保管するように構成されている。
【0022】また、前記キャリアステージ10の下方に
はトランスファステージ11が配設され、キャリアトラ
ンスファ9を介してキャリアステージ10とトランスフ
ァステージ11との間でウエハカセット6を授受するよ
うに構成されている。
【0023】そして、移載機構5は、前述したようにト
ランスファステージ11に移載されたウエハカセット6
とロード・アンロード機構4に支持されたウエハボート
3との間で半導体ウエハWを授受するように構成されて
いる。つまり、移載機構5によって処理前の半導体ウエ
ハWをウエハカセット6から順次取り出してウエハボー
ト3へ移載し、また処理後の半導体ウエハWをウエハボ
ート3から順次取り出してウエハカセット6内に移載す
るように構成されている。
【0024】また、装置本体1の処理空間1aの一面、
具体的には左側の側面の開口部12にはメンテナンスド
アを兼ねた2つの第1のファンフイルタユニット13が
設けられている。この第1のファンフイルタユニット1
3は、フイルタボックス14の下部にファン15を備え
ており、下部の開口部16から空気を吸引してフイルタ
ボックス14の上方へ送風するようになっている。
【0025】フイルタボックス14の内部にはこの発明
の要部である後述するエアフイルタ装置17が収納さ
れ、ファン15によって送風された空気が通過する間に
パーティクル等の塵埃を除去するようになっている。エ
アフイルタ装置17の吹出し側には多数の孔18aを均
一に穿設した均圧板18が設けられ、エアフイルタ装置
17を通過して清浄化された空気を装置本体1の右側の
開口部19に配設された側面ダクト20に向けて均等に
送風するようになっている。
【0026】前記側面ダクト20の内面には第1のファ
ンフイルタユニット13からの空気を通過するスリット
21が形成され、しかも側面ダクト20と第1のファン
フイルタユニット13とはそれぞれの下部で処理空間1
aの底部に配設された底部ダクト22で連通し、この底
部ダクト22、第1のファンフイルタユニット13のフ
イルタボックス14および側面ダクト20によって空気
の循環経路を形成している。
【0027】したがって、第1のファンフイルタユニッ
ト13は、処理空間1a内に送った空気を側面ダクト2
0および底部ダクト22を介して処理空間1a内へ還流
させて水平方向の循環流Xを形成し、空気が循環する間
にエアフイルタ装置17によって繰り返し除塵して常に
清浄化した空気が循環流Xを形成するように構成されて
いる。
【0028】また、前記側面ダクト20の後方側の側面
にはスリット(図示しない)が設けられ、このスリット
から循環空気の一部を排気する一方、装置本体1の天板
に形成されたメッシュ状のメタルで形成された空気流入
口23から排気分に相当する空気をクリーンルーム(図
示しない)から取り入れ、循環流Xの空気を補充して内
圧を常に一定状態に保持するように構成されている。つ
まり、前記熱処理装置は、装置本体1内の循環流Xを内
部の空気を主体に形成し、その一部を入れ替えるように
構成されている。
【0029】また、前記キャリアステージ10の背面側
で、かつ空気流入口23の下方には後述する第2のファ
ンフイルタユニット24がキャリアステージ10の背面
に沿って配設されている。
【0030】この第2のファンフイルタユニット24
は、図1に示すように、装置本体1の空気流入口23に
対向するように形成されたスリット25を有するフイル
タボックス26と、フイルタボックス26のスリット2
5および空気流入口23を介してクリーンルームから空
気を少量取り入れてキャリアステージ10へ送風するす
るファン27と、このファン27によって送風される空
気が通過する間にパーティクル等の塵埃を除去する後述
するエアフイルタ装置28とから構成されている。そし
て、エアフイルタ装置28を通過して清浄化された空気
をキャリアステージ10で保管されたは半導体ウエハW
へ送風して気流Yを形成するように構成されている。
【0031】さらに、前記気流Yの下流側で前記キャリ
アIOポート8の上方には後述する第3のファンフイル
タユニット30が配設され、この第3のファンフイルタ
ユニット30によって気流Yの大部分を吸引して下降気
流Zを形成するように構成されている。この第3のファ
ンフイルタユニット30は、基本的に第1と第2のファ
ンフイルタユニット13,24と同一構成であり、フイ
ルタボックス31の内部にエアフイルタ装置32が収納
されている。
【0032】前記第1〜第3のファンフイルタユニット
13,24,30に内蔵されたエアフイルタ装置17,
28,32は基本的に同一構造であり、図1に示す、エ
アフイルタ装置28のように構成されている。すなわ
ち、例えばアルミニウム等の金属材料からなるフイルタ
枠33は矩形状に形成され、このフイルタ枠33には例
えばステンレス等の金属材料からなるエアフイルタ34
の周縁部がロー付け等によって装着されている。ここ
で、重要なことは、フイルタ枠33とエアフイルタ34
とからなるエアフイルタ装置28の全体がオールメタル
によって構成されていることであり、フイルタ枠33に
対するエアフイルタ34の固定もロー付けを採用してい
る。つまり、従来のような有機系の接着剤や合成樹脂シ
ール材等を一切使用していないことである。
【0033】このエアフイルタ34は、ミクロン単位の
金属繊維を肉厚1mm程度のシート状に圧縮し、これを
焼結することによって形成されており、平板状あるいは
波状に成形されている。そして、このエアフイルタ34
によって送風される空気が通過する間にパーティクル等
の塵埃を除去して清浄化された空気を処理空間1aに供
給するようになっている。
【0034】次に、熱処理装置の作用について説明す
る。半導体ウエハWを熱処理する際、その半導体ウエハ
Wの処理内容に応じてあらかじめ熱処理容器2を所定温
度に加熱し、第1〜第3のファンフイルタユニット1
3,24,30を駆動して装置本体1内に、図2に示す
矢印方向の循環流X,Y,Zを形成する。その後、搬送
ロボットによって半導体ウエハWを収納したウエハカセ
ット6を2つのキャリアIOポート8の所定位置に載置
すると、ウエハ整列機構、水平−垂直機構によってウエ
ハカセット6内の半導体ウエハWが所定の方向に揃えら
れ、水平状態となる。このウエハカセット6をキャリア
トランスファ9によってキャリアステージ10へ移載
し、この動作を繰り返してキャリアステージ10にウエ
ハカセット6を所定個数だけ収納して開口部7のドアを
閉じる。
【0035】その後、キャリアトランスファ9によって
キャリアステージ10内のウエハカセット6をトランス
ファステージ11へ移載すると、移載機構5によってト
ランスファステージ11上のウエハカセット6内の半導
体ウエハWを順次ウエハボート3へ移載し、移載が完了
すると、ロード・アンロード機構4が駆動してウエハボ
ート3を熱処理容器2下にロードし、所定温度の所定雰
囲気下で半導体ウエハWを所定時間だけ熱処理する。熱
処理が完了すると前述したのとは逆の順序で半導体ウエ
ハWをアンロードする。
【0036】一方、熱処理を行っている間、熱処理装置
の装置本体1内には第1のファンフイルタユニット13
によって循環流Xを形成して装置本体1内に常に正常化
した空気を循環させて微量のパーティクル等の塵埃や不
純物が半導体ウエハWへの付着を防止する。すなわち、
第1のファンフイルタユニット13のファン15が駆動
して装置本体1の底部ダクト22から空気を吸引する
と、この空気はエアフイルタ装置17を通過する間に微
量のパーティクル等の塵埃を除去し、その下流側の近圧
板18で清浄化された空気が処理空間1a全体に均等に
送り込むと、この空気はスリット21から側面ダクト2
0内に流入する。
【0037】側面ダクト20内に流入した空気の大部分
はその下部から底部ダクト22に還流されて処理空間1
a内に循環流Xを形成するため、処理空間1a内に配置
されたウエハボート3、移載機構5、トランスファステ
ージ11等に存在する塵埃が半導体ウエハWに付着する
ことはない。
【0038】循環流Xを形成する空気は側面ダクト20
において一部排気されるが、この排気分は第2のファン
フイルタユニット24によってクリーンルームから補充
される。すなわち、ファンが駆動すると、フイルタボッ
クス26のスリット25および空気流入口23を介して
クリーンルームから空気を少量取り入れてキャリアステ
ージ10へ送風してキャリアステージ10で保管された
は半導体ウエハWへ送風して気流Yを形成するととも
に、その一部は装置本体1の前面から気流Y1 として戻
り、スリット25からフイルタボックス26内に吸引さ
れてクリーンルームからの空気に還流される。
【0039】しかし、気流Yの大部分は第3のファンフ
イルタユニット30の吸引作用によって下方へ案内され
て下降気流Zを形成する。下降気流Zが第3のファンフ
イルタユニット30を通過する間に残存塵が除去されて
清浄化された下降気流Zが底部ダクト22内で側面ダク
ト20から還流された前述した清浄な空気と合流する。
交流した清浄な空気は第1のファンフイルタユニット1
3内で除塵されて処理空間1a内に清浄化された循環流
Xを形成して内部の半導体ウエハWへ塵埃および有機系
不順物の付着を防止し、装置本体1内の空気に混入した
塵埃および有機系不純物を除去することができる。
【0040】図5は、この発明に係わる半導体製造用エ
アフイルタ装置をクリーンルームに適用した実施例を示
し、密閉室35の天井部には吹出しチャンバ36が設け
られ、これら吹出しチャンバ36は給気装置37と接続
されている。密閉室35の床近傍には排気チャンバ38
が設けられ、これは排気装置39と接続されている。
【0041】そして、給気装置37から給気された空気
は吹出しチャンバ36に設けられたエアフイルタ装置4
0によって除塵され、清浄化された空気が密閉室35に
導入され、密閉室35はクリーンルーム41に形成され
るようになっている。また、エアフイルタ装置40は、
前述した一実施例と同様に、例えばアルミニウム等の金
属材料からなるフイルタ枠とステンレス等の金属材料か
らなるエアフイルタとからなり、エアフイルタ34の周
縁部がフイルタ枠にロー付け等によって装着されてい
る。つまり、エアフイルタ装置40の全体がオールメタ
ルによって構成されており、従来のような有機系の接着
剤や合成樹脂シール材等を一切使用していない。なお、
この発明の半導体製造用エアフイルタ装置は、前述の熱
処理装置やクリーンルームに限定されず、他の半導体装
置、機器に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フイルタ枠を金属によって形成するとともに、エア
フイルタを、金属繊維を焼結してシート状に形成してフ
イルタ枠に装着することにより、有機系の接着剤や合成
樹脂シール材等を一切使用しないため、有機系不純物に
よるクリーンルーム内および半導体処理装置の汚染を防
止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるエアフイルタ装置
の縦断側面図および縦断側面図。
【図2】同実施例のエアフイルタ装置を採用した熱処理
装置の斜視図。
【図3】同実施例のエアフイルタ装置を採用した熱処理
装置の空気の循環を説明するための斜視図。
【図4】同実施例の第1のファンフイルタユニットの縦
断側面図。
【図5】この発明の他の実施例に係わるクリーンルーム
の構成図。
【符号の説明】
33…フイルタ枠、34…エアフイルタ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルタ枠と、このフイルタ枠に固定さ
    れたエアフイルタとからなる半導体製造用エアフイルタ
    装置において、 前記フイルタ枠を金属によって形成するとともに、前記
    エアフイルタを、金属繊維を焼結してシート状に形成
    し、このエアフイルタをロー付けにて前記フイルタ枠に
    装着したことを特徴とする半導体製造用エアフイルタ装
    置。
  2. 【請求項2】 エアフイルタ装置を備えた半導体処理装
    置において、 前記エアフイルタ装置は、金属によって形成されたフイ
    ルタ枠と、金属繊維を焼結してシート状に形成し、前記
    フイルタ枠にロー付けにて装着されたエアフイルタとか
    ら構成したことを特徴とするエアフイルタ装置を備えた
    半導体処理装置。
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