JP2000140544A - エアフィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタ - Google Patents
エアフィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ホットメルト接着剤組成物からなるエアフィル
タ用スペーサ及びエアフィルタを提供し、また高度に清
浄なクリーンルーム等に適したエアフィルタ用スペーサ
及びエアフィルタを提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘着
付与樹脂75〜150重量部とワックス20〜75重量
部とを含有するホットメルト接着剤組成物。特に、高度
に清浄なクリーンルーム等に適用するには、熱可塑性樹
脂と粘着付与樹脂とワックスに芳香族化合物に起因する
構成単位が含まれていないホットメルト接着剤組成物と
する。
タ用スペーサ及びエアフィルタを提供し、また高度に清
浄なクリーンルーム等に適したエアフィルタ用スペーサ
及びエアフィルタを提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘着
付与樹脂75〜150重量部とワックス20〜75重量
部とを含有するホットメルト接着剤組成物。特に、高度
に清浄なクリーンルーム等に適用するには、熱可塑性樹
脂と粘着付与樹脂とワックスに芳香族化合物に起因する
構成単位が含まれていないホットメルト接着剤組成物と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアフィルタ用ス
ペーサ及びそれを用いたエアフィルタに関し、特に、ホ
ットメルト接着剤組成物からなるエアフィルタ用スペー
サ及びそれを用いたエアフィルタに関する。
ペーサ及びそれを用いたエアフィルタに関し、特に、ホ
ットメルト接着剤組成物からなるエアフィルタ用スペー
サ及びそれを用いたエアフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】エアーフィルタは、主に波形に折り曲げ
られたろ材とその周りを囲む枠材とからなり、ろ材を蛇
腹状に折りたたんだ時のろ材のひだの間隔を一定に保つ
ためにエアフィルタ用スペーサが取り付けられている。
従来より、このエアフィルタ用スペーサとしてホットメ
ルト接着剤組成物が使用されており、例えば、ろ材を蛇
腹状に折りたたむ方向に連続した帯状のホットメルト接
着剤組成物を付着させたエアフィルタ用スペーサがある
(特開平5−103936号公報)。
られたろ材とその周りを囲む枠材とからなり、ろ材を蛇
腹状に折りたたんだ時のろ材のひだの間隔を一定に保つ
ためにエアフィルタ用スペーサが取り付けられている。
従来より、このエアフィルタ用スペーサとしてホットメ
ルト接着剤組成物が使用されており、例えば、ろ材を蛇
腹状に折りたたむ方向に連続した帯状のホットメルト接
着剤組成物を付着させたエアフィルタ用スペーサがある
(特開平5−103936号公報)。
【0003】ホットメルト接着剤組成物をエアフィルタ
用スペーサに使用する場合、必要な性能として、 (1)すぐに固まること (2)ろ材を折り曲げた時にブロッキングしすぎないこ
と (3)固化したホットメルト接着剤組成物(すなわち、
エアフィルタ用スペーサ)が柔軟で割れないこと (4)空調機等の熱風で溶融しないこと (5)塗布時に糸曳きしないこと が挙げられるが、これら全てを十分に満たすホットメル
ト接着剤組成物の組成については十分な検討がなされて
いなかった。
用スペーサに使用する場合、必要な性能として、 (1)すぐに固まること (2)ろ材を折り曲げた時にブロッキングしすぎないこ
と (3)固化したホットメルト接着剤組成物(すなわち、
エアフィルタ用スペーサ)が柔軟で割れないこと (4)空調機等の熱風で溶融しないこと (5)塗布時に糸曳きしないこと が挙げられるが、これら全てを十分に満たすホットメル
ト接着剤組成物の組成については十分な検討がなされて
いなかった。
【0004】さらに、ホットメルト接着剤組成物からな
るエアフィルタ用スペーサをクリーンルーム等に使用す
る場合、ホットメルト接着剤組成物中のわずかな揮発成
分の種類やその安全性が問題となる。すなわち、ホット
メルト接着剤組成物は揮発成分を少ししか含まず、また
揮発成分には芳香族化合物に起因する構成単位を含む成
分(以下、「芳香族成分」という)が含まれていないこ
とが好ましい。しかし、通常のホットメルト接着剤組成
物には芳香族成分が含有されていた。
るエアフィルタ用スペーサをクリーンルーム等に使用す
る場合、ホットメルト接着剤組成物中のわずかな揮発成
分の種類やその安全性が問題となる。すなわち、ホット
メルト接着剤組成物は揮発成分を少ししか含まず、また
揮発成分には芳香族化合物に起因する構成単位を含む成
分(以下、「芳香族成分」という)が含まれていないこ
とが好ましい。しかし、通常のホットメルト接着剤組成
物には芳香族成分が含有されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ホッ
トメルト接着剤組成物をエアフィルタ用スペーサに使用
する場合に問題となる上記問題点を解決し、すぐに固ま
り、ろ材を折り曲げた時にブロッキングしすぎず、エア
フィルタ用スペーサが柔軟で割れず、空調機の熱風で溶
融せず、塗布時に糸曳きしないエアフィルタ用スペーサ
及びそれを用いたエアフィルタを提供することにある。
トメルト接着剤組成物をエアフィルタ用スペーサに使用
する場合に問題となる上記問題点を解決し、すぐに固ま
り、ろ材を折り曲げた時にブロッキングしすぎず、エア
フィルタ用スペーサが柔軟で割れず、空調機の熱風で溶
融せず、塗布時に糸曳きしないエアフィルタ用スペーサ
及びそれを用いたエアフィルタを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、クリーンルーム等に
使用する場合に問題となる上記問題点を解決し、揮発成
分を少ししか含まず、また揮発成分には芳香族成分が含
まれていないホットメルト接着剤組成物からなるエアフ
ィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタを提供
することにある。
使用する場合に問題となる上記問題点を解決し、揮発成
分を少ししか含まず、また揮発成分には芳香族成分が含
まれていないホットメルト接着剤組成物からなるエアフ
ィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のエ
アフィルタ用スペーサ(以下、第1発明という)は、熱
可塑性樹脂100重量部に対して、粘着付与樹脂75〜
150重量部とワックス20〜75重量部とを含有する
ことを特徴とする。
アフィルタ用スペーサ(以下、第1発明という)は、熱
可塑性樹脂100重量部に対して、粘着付与樹脂75〜
150重量部とワックス20〜75重量部とを含有する
ことを特徴とする。
【0008】第1発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ホットメルト接着剤組成物のベースポリマーとして
従来より公知の物が使用できる。例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(以下、EVAという)、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸
エステル共重合体、エチレン−n−ブチルアクリル酸エ
ステル共重合体等のエチレンとビニル系単量体との共重
合物、SBS、SIS、SEBS、SEPS等の熱可塑
性ゴム、ポリプロピレン、ポリエチレン、α−オレフィ
ン共重合体等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。な
お、これらの熱可塑性樹脂は1種でも2種以上を併用し
て用いてもよい。
は、ホットメルト接着剤組成物のベースポリマーとして
従来より公知の物が使用できる。例えば、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(以下、EVAという)、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸
エステル共重合体、エチレン−n−ブチルアクリル酸エ
ステル共重合体等のエチレンとビニル系単量体との共重
合物、SBS、SIS、SEBS、SEPS等の熱可塑
性ゴム、ポリプロピレン、ポリエチレン、α−オレフィ
ン共重合体等のポリオレフィン樹脂が挙げられる。な
お、これらの熱可塑性樹脂は1種でも2種以上を併用し
て用いてもよい。
【0009】第1発明に用いられる粘着付与樹脂は、脂
肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系
炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン系樹脂、ス
チレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂等等の従来より
公知のホットメルト接着剤組成物が挙げられる。上記脂
肪族系炭化水素樹脂としては、例えば炭素数4〜5から
なる、モノオレフィン又はジオレフィンを主成分とする
重合体が挙げられ、より具体的には例えば、1−ブテ
ン、イソブチレン、ブタジエン、1, 3−ペンタジエ
ン、イソプレン、ピペリジン等が挙げられる。上記脂環
族系炭化水素樹脂としては、例えば石油精製留分中の炭
素数4〜5からなる留分に含まれるジエン成分を環化二
量体化した後重合させた樹脂、シクロペンタジエン等の
環化モノマーを重合させた樹脂、芳香族系炭化水素樹脂
を核内水添した樹脂等が挙げられる。
肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系
炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン系樹脂、ス
チレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂等等の従来より
公知のホットメルト接着剤組成物が挙げられる。上記脂
肪族系炭化水素樹脂としては、例えば炭素数4〜5から
なる、モノオレフィン又はジオレフィンを主成分とする
重合体が挙げられ、より具体的には例えば、1−ブテ
ン、イソブチレン、ブタジエン、1, 3−ペンタジエ
ン、イソプレン、ピペリジン等が挙げられる。上記脂環
族系炭化水素樹脂としては、例えば石油精製留分中の炭
素数4〜5からなる留分に含まれるジエン成分を環化二
量体化した後重合させた樹脂、シクロペンタジエン等の
環化モノマーを重合させた樹脂、芳香族系炭化水素樹脂
を核内水添した樹脂等が挙げられる。
【0010】上記芳香族系炭化水素樹脂としては、例え
ば炭素数9〜10からなる、ビニル芳香族炭化水素を主
成分とした樹脂などが挙げられる。より具体的には例え
ば、ビニルトルエン、インデン、α−メチルスチレン等
が挙げられる。上記ポリテルペン系樹脂としては、例え
ばα−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペンテン重
合体、テルペン−フェノール共重合体、α−ピネン−フ
ェノール共重合体等が挙げられる。
ば炭素数9〜10からなる、ビニル芳香族炭化水素を主
成分とした樹脂などが挙げられる。より具体的には例え
ば、ビニルトルエン、インデン、α−メチルスチレン等
が挙げられる。上記ポリテルペン系樹脂としては、例え
ばα−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペンテン重
合体、テルペン−フェノール共重合体、α−ピネン−フ
ェノール共重合体等が挙げられる。
【0011】上記ロジン系樹脂としては、ガムロジン、
ウッドロジン、トール油等のロジン及びその変性物であ
って、変性物としては、例えば水素添加、不均化、二量
化等の変性手段を施したロジンやロジンエステルが挙げ
られる。上記ロジンエステルとしては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール等によりエステル化したロジンが挙げ
られる。
ウッドロジン、トール油等のロジン及びその変性物であ
って、変性物としては、例えば水素添加、不均化、二量
化等の変性手段を施したロジンやロジンエステルが挙げ
られる。上記ロジンエステルとしては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール等によりエステル化したロジンが挙げ
られる。
【0012】上記スチレン系炭化水素樹脂としては、ス
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、イソプ
ロペニルトルエン等の重合体が挙げられる。なお、これ
ら例示された粘着付与樹脂は、無水マレイン酸やマレイ
ン酸エステル等でグラフト変性されていてもよい。
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、イソプ
ロペニルトルエン等の重合体が挙げられる。なお、これ
ら例示された粘着付与樹脂は、無水マレイン酸やマレイ
ン酸エステル等でグラフト変性されていてもよい。
【0013】上記熱可塑性樹脂と上記粘着付与樹脂と上
記ワックスとの配合割合は、ホットメルト接着剤組成物
をエアフィルタ用スペーサに用いる場合、 (イ)エアフィルタ用スペーサが0℃〜50℃の耐寒
性、耐熱性を有すること (ロ)ブロッキングしすぎないこと (ハ)フィルターの折り曲げに追随すること (ニ)ホットメルト接着剤組成物の組成同士の相溶性 (ホ)塗布時の溶融粘度、固化速度等の作業性 (へ)その他、諸物性 などの(イ)〜(へ)のバランスを総合的に考慮する
と、熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘着付与樹脂
75〜150重量部、ワックス20〜75重量部でなけ
ればならない。
記ワックスとの配合割合は、ホットメルト接着剤組成物
をエアフィルタ用スペーサに用いる場合、 (イ)エアフィルタ用スペーサが0℃〜50℃の耐寒
性、耐熱性を有すること (ロ)ブロッキングしすぎないこと (ハ)フィルターの折り曲げに追随すること (ニ)ホットメルト接着剤組成物の組成同士の相溶性 (ホ)塗布時の溶融粘度、固化速度等の作業性 (へ)その他、諸物性 などの(イ)〜(へ)のバランスを総合的に考慮する
と、熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘着付与樹脂
75〜150重量部、ワックス20〜75重量部でなけ
ればならない。
【0014】上記粘着付与樹脂が75重量部未満である
と十分な耐熱性を得ることが困難であり、また、150
重量部を超えると十分な柔軟性が得られない。上記ワッ
クスが20重量部未満であると十分な耐熱性を得ること
が困難であり、またブロッキングしすぎる可能性があ
る。また、75重量部を超えると柔軟性が低下し、また
十分な耐寒性を得ることが困難である。
と十分な耐熱性を得ることが困難であり、また、150
重量部を超えると十分な柔軟性が得られない。上記ワッ
クスが20重量部未満であると十分な耐熱性を得ること
が困難であり、またブロッキングしすぎる可能性があ
る。また、75重量部を超えると柔軟性が低下し、また
十分な耐寒性を得ることが困難である。
【0015】請求項2に記載の発明のエアフィルタ用ス
ペーサ(以下、第2発明という)は、請求項1記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、熱可塑性樹脂中に少な
くともエチレンとビニル系単量体との共重合物を含有す
ることを特徴とする。
ペーサ(以下、第2発明という)は、請求項1記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、熱可塑性樹脂中に少な
くともエチレンとビニル系単量体との共重合物を含有す
ることを特徴とする。
【0016】第2発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、熱可塑性樹脂中に少なくともエチレンとビニル系単
量体との共重合物が含有されてなければならない。上記
エチレンとビニル系単量体との共重合物のなかでも、ろ
材との接着性が良く、短時間でホットメルト接着剤組成
物が固化して短時間のうちにエアフィルタ用スペーサを
取付できることから、EVAや、アモルファスポリアル
ファオレフィン(以下、「APAO」という)、エチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−一酸化炭素−ブチル
アクリレート等のエチレンとビニル系単量体との共重合
物であることが好ましい。
は、熱可塑性樹脂中に少なくともエチレンとビニル系単
量体との共重合物が含有されてなければならない。上記
エチレンとビニル系単量体との共重合物のなかでも、ろ
材との接着性が良く、短時間でホットメルト接着剤組成
物が固化して短時間のうちにエアフィルタ用スペーサを
取付できることから、EVAや、アモルファスポリアル
ファオレフィン(以下、「APAO」という)、エチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−一酸化炭素−ブチル
アクリレート等のエチレンとビニル系単量体との共重合
物であることが好ましい。
【0017】請求項3に記載の発明のエアフィルタ用ス
ペーサ(以下、第3発明という)は、請求項2記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、共重合物中のビニル系
単量体の含有量が加重平均で10wt%以上であること
を特徴とする。
ペーサ(以下、第3発明という)は、請求項2記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、共重合物中のビニル系
単量体の含有量が加重平均で10wt%以上であること
を特徴とする。
【0018】上記共重合物中に含まれるビニル系単量体
の含有量の加重平均は、例えば次のように計算する。熱
可塑性樹脂A;エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル単量体含有率40重量%)100重量部、熱可塑性
樹脂B;エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単
量体含有率 5重量%)50重量部、熱可塑性樹脂C;
ポリエチレン樹脂50重量部が混合されている場合のビ
ニル系単量体の含有量の加重平均は、(熱可塑性樹脂A
の重量部×熱可塑性樹脂Aの酢酸ビニル単量体含有率+
熱可塑性樹脂Bの重量部×熱可塑性樹脂Bの酢酸ビニル
単量体含有率)/(熱可塑性樹脂Aの重量部+熱可塑性
樹脂Bの重量部+熱可塑性樹脂Cの重量部)×100か
らなる式より計算され、これより、 (100×0.4+50×0.05)/(100+50
+50)×100=21.25wt% となる。
の含有量の加重平均は、例えば次のように計算する。熱
可塑性樹脂A;エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル単量体含有率40重量%)100重量部、熱可塑性
樹脂B;エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単
量体含有率 5重量%)50重量部、熱可塑性樹脂C;
ポリエチレン樹脂50重量部が混合されている場合のビ
ニル系単量体の含有量の加重平均は、(熱可塑性樹脂A
の重量部×熱可塑性樹脂Aの酢酸ビニル単量体含有率+
熱可塑性樹脂Bの重量部×熱可塑性樹脂Bの酢酸ビニル
単量体含有率)/(熱可塑性樹脂Aの重量部+熱可塑性
樹脂Bの重量部+熱可塑性樹脂Cの重量部)×100か
らなる式より計算され、これより、 (100×0.4+50×0.05)/(100+50
+50)×100=21.25wt% となる。
【0019】上記ビニル系単量体の含有量は、加重平均
で10wt%以上でなければならない。加重平均が10
wt%未満であるとホットメルト接着剤組成物の不織布
に対する接着性が著しく低下したり、糸曳きが多くなる
場合がある。
で10wt%以上でなければならない。加重平均が10
wt%未満であるとホットメルト接着剤組成物の不織布
に対する接着性が著しく低下したり、糸曳きが多くなる
場合がある。
【0020】第1発明ないし第3発明のエアフィルタ用
スペーサには、必要に応じて酸化防止剤、耐候性安定
剤、フィラー、可塑剤、オイル等を添加することができ
る。
スペーサには、必要に応じて酸化防止剤、耐候性安定
剤、フィラー、可塑剤、オイル等を添加することができ
る。
【0021】請求項4に記載の発明のエアフィルタ(以
下、第4発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項1又は請求項2記載のエ
アフィルタ用スペーサが取付られていることを特徴とす
る。
下、第4発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項1又は請求項2記載のエ
アフィルタ用スペーサが取付られていることを特徴とす
る。
【0022】第4発明に用いられるろ材としては特に限
定されないが、例えば不織布からなる帯電性素材が好ま
しい。
定されないが、例えば不織布からなる帯電性素材が好ま
しい。
【0023】請求項5に記載の発明のエアフィルタ(以
下、第4発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項3記載のエアフィルタ用
スペーサが取付られているエアフィルタであって、前記
ろ材が不織布からなることを特徴とする。
下、第4発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項3記載のエアフィルタ用
スペーサが取付られているエアフィルタであって、前記
ろ材が不織布からなることを特徴とする。
【0024】第5発明に用いられる不織布としては特に
限定されないが、例えば帯電性素材が好ましい。
限定されないが、例えば帯電性素材が好ましい。
【0025】請求項6に記載の発明のエアフィルタ用ス
ペーサ(以下、第6発明という)は、熱可塑性樹脂10
0重量部に対して、粘着付与樹脂75〜150重量部と
ワックス20〜75重量部とを含有し、かつ前記熱可塑
性樹脂と前記粘着性付与樹脂と前記ワックスのいずれに
も芳香族化合物に起因する構成単位が含まれていないこ
とを特徴とする。
ペーサ(以下、第6発明という)は、熱可塑性樹脂10
0重量部に対して、粘着付与樹脂75〜150重量部と
ワックス20〜75重量部とを含有し、かつ前記熱可塑
性樹脂と前記粘着性付与樹脂と前記ワックスのいずれに
も芳香族化合物に起因する構成単位が含まれていないこ
とを特徴とする。
【0026】第6発明の熱可塑性樹脂は、芳香族化合物
に起因する構成単位が含まれていない、ホットメルト接
着剤のベースポリマーとして従来より公知の物が使用で
きる。なかでも、ろ材との接着性が良く、短時間でホッ
トメルト接着剤組成物が固化して短時間のうちにエアフ
ィルタ用スペーサを取付できることから、EVAやAP
AO、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体等のエチレンとビニ
ル系単量体との共重合物であることが好ましい。
に起因する構成単位が含まれていない、ホットメルト接
着剤のベースポリマーとして従来より公知の物が使用で
きる。なかでも、ろ材との接着性が良く、短時間でホッ
トメルト接着剤組成物が固化して短時間のうちにエアフ
ィルタ用スペーサを取付できることから、EVAやAP
AO、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸エステル共重合体等のエチレンとビニ
ル系単量体との共重合物であることが好ましい。
【0027】第6発明の粘着付与樹脂は、揮発成分が少
なく、芳香族化合物に起因する構成単位が含まれていな
い粘着付与樹脂である。具体的には例えば、ジシクロペ
ンタジエン系樹脂やC5系石油樹脂、C9系石油樹脂の
完全水素添加樹脂等が好ましい。第6発明のワックス
は、揮発成分が少なく、芳香族化合物に起因する構成単
位が含まれていないワックスである。具体的には例え
ば、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、アタクチックポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成
ワックスが好ましい。また、通常のパラフィンワック
ス、マイクロワックス等の石油ワックスは、わずかであ
るが芳香族成分を含むため、精製された純度の高い石油
ワックスが好ましい。なお、ポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、アタクチックポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成ワックスは、
メルトインデックス(MI)が測定できないほどの低分
子量の熱可塑性樹脂からなる。
なく、芳香族化合物に起因する構成単位が含まれていな
い粘着付与樹脂である。具体的には例えば、ジシクロペ
ンタジエン系樹脂やC5系石油樹脂、C9系石油樹脂の
完全水素添加樹脂等が好ましい。第6発明のワックス
は、揮発成分が少なく、芳香族化合物に起因する構成単
位が含まれていないワックスである。具体的には例え
ば、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、アタクチックポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成
ワックスが好ましい。また、通常のパラフィンワック
ス、マイクロワックス等の石油ワックスは、わずかであ
るが芳香族成分を含むため、精製された純度の高い石油
ワックスが好ましい。なお、ポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、アタクチックポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成ワックスは、
メルトインデックス(MI)が測定できないほどの低分
子量の熱可塑性樹脂からなる。
【0028】請求項7に記載の発明のエアフィルタ用ス
ペーサ(以下、第7発明という)は、請求項6記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、熱可塑性樹脂中に少な
くともエチレンとビニル系単量体との共重合物を含有す
ることを特徴とする。
ペーサ(以下、第7発明という)は、請求項6記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、熱可塑性樹脂中に少な
くともエチレンとビニル系単量体との共重合物を含有す
ることを特徴とする。
【0029】請求項8に記載の発明のエアフィルタ用ス
ペーサ(以下、第8発明という)は、請求項7記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、共重合物中のビニル系
単量体の含有量が加重平均で10wt%以上であること
を特徴とする。
ペーサ(以下、第8発明という)は、請求項7記載のエ
アフィルタ用スペーサにおいて、共重合物中のビニル系
単量体の含有量が加重平均で10wt%以上であること
を特徴とする。
【0030】第6発明ないし第8発明のエアフィルタ用
スペーサには、必要に応じて酸化防止剤、耐候性安定
剤、フィラー、可塑剤、オイル等を添加することができ
る。なお、酸化防止剤、耐候性安定剤、可塑剤等は芳香
族成分が主成分であることが多いので、ホットメルト接
着剤組成物に添加する場合には注意を要する。
スペーサには、必要に応じて酸化防止剤、耐候性安定
剤、フィラー、可塑剤、オイル等を添加することができ
る。なお、酸化防止剤、耐候性安定剤、可塑剤等は芳香
族成分が主成分であることが多いので、ホットメルト接
着剤組成物に添加する場合には注意を要する。
【0031】請求項9に記載の発明のエアフィルタ(以
下、第9発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項6又は請求項7記載のエ
アフィルタ用スペーサが取付られていることを特徴とす
る。
下、第9発明という)は、一定の間隔で山折り谷折りに
折り曲げられたろ材に、請求項6又は請求項7記載のエ
アフィルタ用スペーサが取付られていることを特徴とす
る。
【0032】請求項10に記載の発明のエアフィルタ
(以下、第10発明という)は、一定の間隔で山折り谷
折りに折り曲げられたろ材に、請求項8記載のエアフィ
ルタ用スペーサが取付られているエアフィルタであっ
て、前記ろ材が不織布からなることを特徴とする。
(以下、第10発明という)は、一定の間隔で山折り谷
折りに折り曲げられたろ材に、請求項8記載のエアフィ
ルタ用スペーサが取付られているエアフィルタであっ
て、前記ろ材が不織布からなることを特徴とする。
【0033】第10発明に用いられる不織布としては特
に限定されないが、例えば帯電性素材が好ましい。
に限定されないが、例えば帯電性素材が好ましい。
【0034】第4発明及び第5発明及び第9発明及び第
10発明のエアフィルタ(以下、「本発明のエアフィル
タ」という)は、家庭用・業務用に日常利用されている
空調機やクリーンルーム用空調機、空気清浄器などに取
付けて利用される。特に、本発明のエアフィルタは、耐
熱性と耐寒性を共に要求される空調機に適している。さ
らに、本発明のエアフィルタの中でも、第9発明及び第
10発明のエアフィルタは、クリーンルーム用空調機に
適している。
10発明のエアフィルタ(以下、「本発明のエアフィル
タ」という)は、家庭用・業務用に日常利用されている
空調機やクリーンルーム用空調機、空気清浄器などに取
付けて利用される。特に、本発明のエアフィルタは、耐
熱性と耐寒性を共に要求される空調機に適している。さ
らに、本発明のエアフィルタの中でも、第9発明及び第
10発明のエアフィルタは、クリーンルーム用空調機に
適している。
【発明の実施の形態】本発明のエアフィルタの実施形態
例を図1に示す。図1のエアフィルタ1は一定間隔で山
折り谷折りを繰り返して波形に折り曲げられ、蛇腹状に
折りたたまれたた耐電性素材からなる集塵部を構成する
ろ材2を有し、その外周を囲むように枠材3が設けられ
ている。このろ材2はホットメルト接着剤組成物からな
るスペーサ4がろ材2の折りたたみ方向Aに直線状に取
付られており、各スペーサ4はろ材2の折り曲げ線方向
Bに一定間隔で並んでいる。このエアフィルタ用スペー
サ1は、ろ材2が蛇腹状に折りたたまれることにより、
ろ材2に取付られたスペーサ4が接触するので、ろ材2
のひだ間にはスペーサ4の厚みにより決められる一定間
隔の隙間が形成される。これにより、ろ材2の隙間を通
してエアーが通過し、エアフィルタとしての役目を果た
すことができる。スペーサ4の取付方法としては、従来
公知のホットメルト接着剤組成物の塗布方法を利用する
ことができ、塗布温度については160〜180℃であ
ることが好ましい。なお、ろ材が不織布からなる場合
は、ろ材を熱により溶かさないようにするため160℃
以下で塗布することが望ましい。なお、図1では、ろ材
2に連続的にホットメルト接着剤組成物を付着させてス
ペーサ4を取付けているが、ろ材2に不連続的にホット
メルト接着剤組成物を付着させてスペーサ4を取付けて
あってもよい。また、スペーサ4の厚みは、ろ材2のひ
だ間の隙間を考えると0.5〜3mmであることが好ま
しい。
例を図1に示す。図1のエアフィルタ1は一定間隔で山
折り谷折りを繰り返して波形に折り曲げられ、蛇腹状に
折りたたまれたた耐電性素材からなる集塵部を構成する
ろ材2を有し、その外周を囲むように枠材3が設けられ
ている。このろ材2はホットメルト接着剤組成物からな
るスペーサ4がろ材2の折りたたみ方向Aに直線状に取
付られており、各スペーサ4はろ材2の折り曲げ線方向
Bに一定間隔で並んでいる。このエアフィルタ用スペー
サ1は、ろ材2が蛇腹状に折りたたまれることにより、
ろ材2に取付られたスペーサ4が接触するので、ろ材2
のひだ間にはスペーサ4の厚みにより決められる一定間
隔の隙間が形成される。これにより、ろ材2の隙間を通
してエアーが通過し、エアフィルタとしての役目を果た
すことができる。スペーサ4の取付方法としては、従来
公知のホットメルト接着剤組成物の塗布方法を利用する
ことができ、塗布温度については160〜180℃であ
ることが好ましい。なお、ろ材が不織布からなる場合
は、ろ材を熱により溶かさないようにするため160℃
以下で塗布することが望ましい。なお、図1では、ろ材
2に連続的にホットメルト接着剤組成物を付着させてス
ペーサ4を取付けているが、ろ材2に不連続的にホット
メルト接着剤組成物を付着させてスペーサ4を取付けて
あってもよい。また、スペーサ4の厚みは、ろ材2のひ
だ間の隙間を考えると0.5〜3mmであることが好ま
しい。
【0035】(実施例)(実施例1) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「EVA210」)100重
量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有
量 19重量%、メルトインデックス 800、三井デ
ュポンポリケミカル社製、商品名「V577」)100
重量部、ロジンエステル樹脂(軟化点125℃、荒川化
学社製、商品名「スーパーエステル A−125」)2
00重量部、精製パラフィンワックス(融点80℃、日
本精蝋社製、商品名「HNP−9」)100重量部と酸
化防止剤(日本チバガイギー社製、商品名「イルガノッ
クス1010」)16重量部とを180℃で溶融混合し
てホットメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 従来公知の方法により、図1に示すようにろ材2へホッ
トメルト接着剤組成物を塗工して、スペーサ4を取り付
けた。
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「EVA210」)100重
量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有
量 19重量%、メルトインデックス 800、三井デ
ュポンポリケミカル社製、商品名「V577」)100
重量部、ロジンエステル樹脂(軟化点125℃、荒川化
学社製、商品名「スーパーエステル A−125」)2
00重量部、精製パラフィンワックス(融点80℃、日
本精蝋社製、商品名「HNP−9」)100重量部と酸
化防止剤(日本チバガイギー社製、商品名「イルガノッ
クス1010」)16重量部とを180℃で溶融混合し
てホットメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 従来公知の方法により、図1に示すようにろ材2へホッ
トメルト接着剤組成物を塗工して、スペーサ4を取り付
けた。
【0036】(実施例2) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、日本ユニカー
社製、商品名「NUC3180」)100重量部とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 28重
量%、メルトインデックス 150、日本ユニカー社
製、商品名「NUC3170」)100重量部、ジシク
ロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点105℃、トー
ネックス社製、商品名「E−5300」)250重量
部、フィッシャー・トロプシュワックス(融点100
℃、シェルマレーシア社製、商品名「FT−100」)
100重量部とを180℃で溶融混合してホットメルト
接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
8重量%、メルトインデックス 400、日本ユニカー
社製、商品名「NUC3180」)100重量部とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 28重
量%、メルトインデックス 150、日本ユニカー社
製、商品名「NUC3170」)100重量部、ジシク
ロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点105℃、トー
ネックス社製、商品名「E−5300」)250重量
部、フィッシャー・トロプシュワックス(融点100
℃、シェルマレーシア社製、商品名「FT−100」)
100重量部とを180℃で溶融混合してホットメルト
接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0037】(実施例3) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−アクリル酸エステル共重合体(アクリル酸エ
ステル含有量 26重量%、メルトインデックス 20
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「EEA
A−704」)100重量部とエチレン−酢酸ビニル共
重合体(酢酸ビニル含有量 28重量%、メルトインデ
ックス 1000、東ソー社製、商品名「ウルトラセン
725」)100重量部、ジシクロペンタジエン系水素
添加樹脂(軟化点125℃、トーネックス社製、商品名
「E−5320」)300重量部、ポリエチレンワック
ス(融点110℃、中国精油社製、商品名「ポリレッツ
120SZ」)50重量部とを180℃で溶融混合して
ホットメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
ステル含有量 26重量%、メルトインデックス 20
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「EEA
A−704」)100重量部とエチレン−酢酸ビニル共
重合体(酢酸ビニル含有量 28重量%、メルトインデ
ックス 1000、東ソー社製、商品名「ウルトラセン
725」)100重量部、ジシクロペンタジエン系水素
添加樹脂(軟化点125℃、トーネックス社製、商品名
「E−5320」)300重量部、ポリエチレンワック
ス(融点110℃、中国精油社製、商品名「ポリレッツ
120SZ」)50重量部とを180℃で溶融混合して
ホットメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0038】(実施例4) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 1
9重量%、メルトインデックス 800、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「V−577」)100重量
部とジシクロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点12
5℃、トーネックス社製、商品名「E−5320」)1
00重量部、精製パラフィンワックス(融点80℃、日
本精蝋社製、商品名「HMP−9」)63重量部とを1
60℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製
した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
9重量%、メルトインデックス 800、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「V−577」)100重量
部とジシクロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点12
5℃、トーネックス社製、商品名「E−5320」)1
00重量部、精製パラフィンワックス(融点80℃、日
本精蝋社製、商品名「HMP−9」)63重量部とを1
60℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製
した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0039】(実施例5) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、日本ユニカー
社製、商品名「NUC3180」)100重量部とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 28重
量%、メルトインデックス 150、日本ユニカー社
製、商品名「NUC3170」)100重量部、ポリエ
チレン(住友化学社製、商品名「G−808」)25重
量部、ジシクロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点1
05℃、トーネックス社製、商品名「E−5300」)
250重量部、フィッシャー・トロプシュワックス(融
点100℃、シェルマレーシア社製、商品名「FT−1
00」)100重量部とを180℃で溶融混合してホッ
トメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
8重量%、メルトインデックス 400、日本ユニカー
社製、商品名「NUC3180」)100重量部とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 28重
量%、メルトインデックス 150、日本ユニカー社
製、商品名「NUC3170」)100重量部、ポリエ
チレン(住友化学社製、商品名「G−808」)25重
量部、ジシクロペンタジエン系水素添加樹脂(軟化点1
05℃、トーネックス社製、商品名「E−5300」)
250重量部、フィッシャー・トロプシュワックス(融
点100℃、シェルマレーシア社製、商品名「FT−1
00」)100重量部とを180℃で溶融混合してホッ
トメルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0040】(比較例1) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)200重量部、酸化防止剤(日
本チバガイギー社製、商品名「イルガノックス101
0」)16重量部とを180℃で溶融混合してホットメ
ルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)200重量部、酸化防止剤(日
本チバガイギー社製、商品名「イルガノックス101
0」)16重量部とを180℃で溶融混合してホットメ
ルト接着剤組成物を調製した。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0041】(比較例2) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)75重量部、フィッシャー・ト
ロプシュワックス(融点100℃、シェルマレーシア社
製、商品名「FT−100」)100重量部とを180
℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製し
た。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)75重量部、フィッシャー・ト
ロプシュワックス(融点100℃、シェルマレーシア社
製、商品名「FT−100」)100重量部とを180
℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製し
た。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0042】(比較例3) (1)ホットメルト接着剤組成物の調製 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量 2
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)200重量部、フィッシャー・
トロプシュワックス(融点100℃、シェルマレーシア
社製、商品名「FT−100」)175重量部とを16
0℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製し
た。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
8重量%、メルトインデックス 400、三井デュポン
ポリケミカル社製、商品名「エバフレックス210」)
100重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含有量 28重量%、メルトインデックス 15
0、三井デュポンポリケミカル社製、商品名「エバフレ
ックス220」)100重量部、ロジンエステル樹脂
(軟化点125℃、荒川化学社製、商品名「スーパーエ
ステル A−125」)200重量部、フィッシャー・
トロプシュワックス(融点100℃、シェルマレーシア
社製、商品名「FT−100」)175重量部とを16
0℃で溶融混合してホットメルト接着剤組成物を調製し
た。 (2)エアフィルタ用スペーサの取付 実施例1と同様にして取り付けた。
【0043】(評価方法) (a)耐熱性測定方法 JAI−7(日本接着剤工業会規格)の耐熱接着性測定
法にしたがって測定した。 (b)耐寒性測定方法 JAI−7(日本接着剤工業会規格)の耐寒接着性測定
法にしたがって測定した。 (c)硬度測定方法 JIS−K−6301の硬度測定法にしたがって測定し
た。 (d)固化速度測定方法 JAI−7(日本接着剤工業会規格)のセットタイム測
定法にしたがって測定した。 (e)溶融粘度測定方法 JIS−K−6862のホットメルト接着剤組成物の溶
融粘度試験方法にしたがって測定した。
法にしたがって測定した。 (b)耐寒性測定方法 JAI−7(日本接着剤工業会規格)の耐寒接着性測定
法にしたがって測定した。 (c)硬度測定方法 JIS−K−6301の硬度測定法にしたがって測定し
た。 (d)固化速度測定方法 JAI−7(日本接着剤工業会規格)のセットタイム測
定法にしたがって測定した。 (e)溶融粘度測定方法 JIS−K−6862のホットメルト接着剤組成物の溶
融粘度試験方法にしたがって測定した。
【0044】(評価基準) (f)耐熱性評価基準 エアーフィルタ用スペーサを空調機に取り付けた際に、
空調機の熱風でホットメルト接着剤組成物が流れ出さな
いようにするため、ホットメルト接着剤組成物の耐熱温
度を50℃以上とした。 (g)耐寒性評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付けた際に、低
温により硬くもろくなり接着性が低下してろ材から脱落
することを防ぐために、ホットメルト接着剤組成物の耐
寒温度を0℃以下とした。 (h)硬度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付けた際に、エ
アフィルタ用スペーサがブロッキングしすぎず、かつエ
アフィルタ用スペーサが柔軟で割れずエアフィルターの
折り曲げに追随できるようにするため、ろ材に塗布直後
の固化したホットメルト接着剤組成物の室温(10〜3
0℃)でのオルゼン硬度を4.0以上とした。 (i)固化速度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付ける際に、ホ
ットメルト接着材組成物がすぐに固まるようにするた
め、ホットメルト接着剤組成物の固化速度を60秒以内
とした。 (j)溶融粘度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付ける際に、ホ
ットメルト接着材組成物の塗布が容易でかつ塗布時に糸
曳きしないようにするため、ホットメルト接着剤組成物
の溶融粘度を2000cps以下とした。実施例1〜
4、比較例1〜3のホットメルト接着剤組成物の組成を
表1、表2に、得られたホットメルト接着剤組成物の評
価結果を表3、表4に示した。
空調機の熱風でホットメルト接着剤組成物が流れ出さな
いようにするため、ホットメルト接着剤組成物の耐熱温
度を50℃以上とした。 (g)耐寒性評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付けた際に、低
温により硬くもろくなり接着性が低下してろ材から脱落
することを防ぐために、ホットメルト接着剤組成物の耐
寒温度を0℃以下とした。 (h)硬度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付けた際に、エ
アフィルタ用スペーサがブロッキングしすぎず、かつエ
アフィルタ用スペーサが柔軟で割れずエアフィルターの
折り曲げに追随できるようにするため、ろ材に塗布直後
の固化したホットメルト接着剤組成物の室温(10〜3
0℃)でのオルゼン硬度を4.0以上とした。 (i)固化速度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付ける際に、ホ
ットメルト接着材組成物がすぐに固まるようにするた
め、ホットメルト接着剤組成物の固化速度を60秒以内
とした。 (j)溶融粘度評価基準 エアーフィルタ用スペーサをろ材に取り付ける際に、ホ
ットメルト接着材組成物の塗布が容易でかつ塗布時に糸
曳きしないようにするため、ホットメルト接着剤組成物
の溶融粘度を2000cps以下とした。実施例1〜
4、比較例1〜3のホットメルト接着剤組成物の組成を
表1、表2に、得られたホットメルト接着剤組成物の評
価結果を表3、表4に示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】第1発明のエアフィルタ用スペーサは、
熱可塑性樹脂に対して、特定割合の粘着付与樹脂とワッ
クスが含有されているホットメルト接着剤組成物からな
るので、ろ材に塗工されたホットメルト接着剤組成物は
すぐに固まり、波型となるようにろ材を折り曲げた時に
ろ材に塗布されたホットメルト接着剤組成物同士がブロ
ッキングしすぎず、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割
れず、空調機等の熱風で溶融せず、塗布時に糸曳きしな
い。また、塗工時の粘度が低いので、塗工がしやすい。
熱可塑性樹脂に対して、特定割合の粘着付与樹脂とワッ
クスが含有されているホットメルト接着剤組成物からな
るので、ろ材に塗工されたホットメルト接着剤組成物は
すぐに固まり、波型となるようにろ材を折り曲げた時に
ろ材に塗布されたホットメルト接着剤組成物同士がブロ
ッキングしすぎず、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割
れず、空調機等の熱風で溶融せず、塗布時に糸曳きしな
い。また、塗工時の粘度が低いので、塗工がしやすい。
【0050】第2発明のエアフィルタ用スペーサは、熱
可塑性樹脂中にエチレンとビニル系単量体との共重合体
が含有されているので、ろ材との接着性が良く、ろ材に
短時間のうちにエアフィルタ用スペーサを取付できる。
可塑性樹脂中にエチレンとビニル系単量体との共重合体
が含有されているので、ろ材との接着性が良く、ろ材に
短時間のうちにエアフィルタ用スペーサを取付できる。
【0051】第3発明のエアフィルタ用スペーサは、共
重合体中のビニル系単量体の含有量が加重平均で10w
t%以上であるので、不織布からなるろ材に対する接着
性が著しく低下したり、糸曳きが多くなることがない。
重合体中のビニル系単量体の含有量が加重平均で10w
t%以上であるので、不織布からなるろ材に対する接着
性が著しく低下したり、糸曳きが多くなることがない。
【0052】第4発明のエアフィルタは、第1発明又は
第2発明のエアフィルタ用スペーサが取付られているこ
とにより、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れず、ま
た空調機の熱風で溶融しないエアフィルタとすることが
できる。
第2発明のエアフィルタ用スペーサが取付られているこ
とにより、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れず、ま
た空調機の熱風で溶融しないエアフィルタとすることが
できる。
【0053】第5発明のエアフィルタは、第3発明のエ
アフィルタ用スペーサが取付られていることにより、エ
アフィルタ用スペーサを不織布からなるろ材に確実に接
着させることができ、またエアフィルタ用スペーサの塗
工時に糸曳きが多くなることがない。
アフィルタ用スペーサが取付られていることにより、エ
アフィルタ用スペーサを不織布からなるろ材に確実に接
着させることができ、またエアフィルタ用スペーサの塗
工時に糸曳きが多くなることがない。
【0054】第6発明のエアフィルタ用スペーサは、熱
可塑性樹脂に対して、特定割合の粘着付与樹脂とワック
スが含有されているホットメルト接着剤組成物からなる
ので、ろ材に塗工されたホットメルト接着剤組成物はす
ぐに固まり、波型となるようにろ材を折り曲げた時にろ
材に塗布されたホットメルト接着剤組成物同士がブロッ
キングしすぎず、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れ
ず、空調機等の熱風で溶融せず、塗布時に糸曳きしな
い。また、塗工時の粘度が低いので、塗工がしやすい。
さらに、第6発明のエアフィルタ用スペーサは、熱可塑
性樹脂と粘着付与樹脂とワックスとが芳香族化合物に起
因する構造単位を含有しないことにより、芳香族成分の
揮発がなく、これを使用したエアフィルタを空調機等に
組み込むことにより、クリーンルーム等に必要な高度に
清浄で安全な空間を与えることができる。
可塑性樹脂に対して、特定割合の粘着付与樹脂とワック
スが含有されているホットメルト接着剤組成物からなる
ので、ろ材に塗工されたホットメルト接着剤組成物はす
ぐに固まり、波型となるようにろ材を折り曲げた時にろ
材に塗布されたホットメルト接着剤組成物同士がブロッ
キングしすぎず、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れ
ず、空調機等の熱風で溶融せず、塗布時に糸曳きしな
い。また、塗工時の粘度が低いので、塗工がしやすい。
さらに、第6発明のエアフィルタ用スペーサは、熱可塑
性樹脂と粘着付与樹脂とワックスとが芳香族化合物に起
因する構造単位を含有しないことにより、芳香族成分の
揮発がなく、これを使用したエアフィルタを空調機等に
組み込むことにより、クリーンルーム等に必要な高度に
清浄で安全な空間を与えることができる。
【0055】第7発明のエアフィルタ用スペーサは、熱
可塑性樹脂中にエチレンとビニル系単量体との共重合体
を含有するので、ろ材との接着性が良く、ろ材に短時間
のうちにエアフィルタ用スペーサを取付できる。
可塑性樹脂中にエチレンとビニル系単量体との共重合体
を含有するので、ろ材との接着性が良く、ろ材に短時間
のうちにエアフィルタ用スペーサを取付できる。
【0056】第8発明のエアフィルタ用スペーサは、共
重合体中のビニル系単量体の含有量が加重平均で10w
t%以上であるので、不織布からなるろ材に対する接着
性が著しく低下したり、糸曳きが多くなることがない。
重合体中のビニル系単量体の含有量が加重平均で10w
t%以上であるので、不織布からなるろ材に対する接着
性が著しく低下したり、糸曳きが多くなることがない。
【0057】第9発明のエアフィルタは、第6発明又は
第7発明のエアフィルタ用スペーサが取付られているこ
とにより、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れず、ま
た空調機の熱風で溶融しないエアフィルタとすることが
できる。加えて、第9発明のエアフィルタを空調機等に
組み込むことにより、クリーンルーム等に必要な高度に
清浄で安全な空間を与えることができる。
第7発明のエアフィルタ用スペーサが取付られているこ
とにより、エアフィルタ用スペーサが柔軟で割れず、ま
た空調機の熱風で溶融しないエアフィルタとすることが
できる。加えて、第9発明のエアフィルタを空調機等に
組み込むことにより、クリーンルーム等に必要な高度に
清浄で安全な空間を与えることができる。
【0058】第10発明のエアフィルタは、第8発明の
エアフィルタ用スペーサが取付られていることにより、
エアフィルタ用スペーサを不織布からなるろ材に確実に
接着させることができ、またエアフィルタ用スペーサの
塗工時に糸曳きが多くなることがない。加えて、第10
発明のエアフィルタを空調機等に組み込むことにより、
クリーンルーム等に必要な高度に清浄で安全な空間を与
えることができる。
エアフィルタ用スペーサが取付られていることにより、
エアフィルタ用スペーサを不織布からなるろ材に確実に
接着させることができ、またエアフィルタ用スペーサの
塗工時に糸曳きが多くなることがない。加えて、第10
発明のエアフィルタを空調機等に組み込むことにより、
クリーンルーム等に必要な高度に清浄で安全な空間を与
えることができる。
【図1】本発明のエアフィルタ用スペーサの実施形態例
を示す分解斜視図
を示す分解斜視図
1 エアフィルタ 2 ろ材 3 枠材 4 スペーサ A ろ材の折りたたみ方向 B ろ材の折り曲げ線方向
Claims (10)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘
着付与樹脂75〜150重量部とワックス20〜75重
量部とを含有することを特徴とするエアフィルタ用スペ
ーサ。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂中に少なくともエチレンと
ビニル系単量体との共重合物を含有することを特徴とす
る請求項1記載のエアフィルタ用スペーサ。 - 【請求項3】 共重合物中のビニル系単量体の含有量が
加重平均で10wt%以上であることを特徴とする請求
項2記載のエアフィルタ用スペーサ。 - 【請求項4】 一定の間隔で山折り谷折りに折り曲げら
れたろ材に、請求項1又は請求項2記載のエアフィルタ
用スペーサが取付られていることを特徴とするエアフィ
ルタ。 - 【請求項5】 一定の間隔で山折り谷折りに折り曲げら
れたろ材に、請求項3記載のエアフィルタ用スペーサが
取付られているエアフィルタであって、前記ろ材が不織
布からなることを特徴とするエアフィルタ。 - 【請求項6】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、粘
着付与樹脂75〜150重量部とワックス20〜75重
量部とを含有し、かつ前記熱可塑性樹脂と前記粘着性付
与樹脂と前記ワックスのいずれにも芳香族化合物に起因
する構成単位が含まれていないことを特徴とするエアフ
ィルタ用スペーサ。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂中に少なくともエチレンと
ビニル系単量体との共重合物を含有することを特徴とす
る請求項6記載のエアフィルタ用スペーサ。 - 【請求項8】 共重合物中のビニル系単量体の含有量が
加重平均で10wt%以上であることを特徴とする請求
項7記載のエアフィルタ用スペーサ。 - 【請求項9】 一定の間隔で山折り谷折りに折り曲げら
れたろ材に、請求項6又は請求項7記載のエアフィルタ
用スペーサが取付られていることを特徴とするエアフィ
ルタ。 - 【請求項10】 一定の間隔で山折り谷折りに折り曲げ
られたろ材に、請求項8記載のエアフィルタ用スペーサ
が取付られているエアフィルタであって、前記ろ材が不
織布からなることを特徴とするエアフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322270A JP2000140544A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | エアフィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10322270A JP2000140544A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | エアフィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000140544A true JP2000140544A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18141779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10322270A Pending JP2000140544A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | エアフィルタ用スペーサ及びそれを用いたエアフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000140544A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290930A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Sekisui Chem Co Ltd | ホットメルト接着剤組成物 |
TWI644715B (zh) * | 2013-03-29 | 2018-12-21 | 日商日東電工股份有限公司 | 過濾器濾材及過濾器濾材之製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06302487A (ja) * | 1993-04-13 | 1994-10-28 | Tokyo Electron Ltd | 半導体製造用エアフイルタ装置 |
JPH07222904A (ja) * | 1994-02-15 | 1995-08-22 | Japan Vilene Co Ltd | ユニット型フィルタ |
JPH09220425A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-08-26 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | ケミカルフィルタ |
JPH10158613A (ja) * | 1996-11-25 | 1998-06-16 | Hb Fuller Licensing & Financing Inc | ホットメルト接着剤 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10322270A patent/JP2000140544A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06302487A (ja) * | 1993-04-13 | 1994-10-28 | Tokyo Electron Ltd | 半導体製造用エアフイルタ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040607 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040616 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041104 |