JPH11199833A - ホットメルト接着剤組成物 - Google Patents

ホットメルト接着剤組成物

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JPH11199833A
JPH11199833A JP23078998A JP23078998A JPH11199833A JP H11199833 A JPH11199833 A JP H11199833A JP 23078998 A JP23078998 A JP 23078998A JP 23078998 A JP23078998 A JP 23078998A JP H11199833 A JPH11199833 A JP H11199833A
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JP
Japan
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melt adhesive
adhesive composition
hot melt
thermoplastic resin
ethylene
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JP23078998A
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English (en)
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Kazusuke Kudo
一輔 工藤
Masashi Yamaguchi
真史 山口
Koichi Mochizuki
幸一 望月
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた接着性を発揮し、且つ、塗布時の糸引
き性が少なく、又、低温塗布が可能であり、熱安定性に
も優れるホットメルト接着剤組成物を提供することを課
題とする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂100重量部、粘着性付与
樹脂50〜200重量部及びワックス2〜100重量部
が含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトイ
ンデックスの指数平均が300以上であることを特徴と
するホットメルト接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットメルト接着
剤組成物に関し、特にアプリケーターで塗布した際の糸
引き性が改良され、又、塗布温度を下げることが可能な
ホットメルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は、無溶剤で、瞬間
接着、高速接着が可能であるという工程上、経済上の利
点を有しているため、製本、包装、木工等の分野を主体
として大量に使用されている。上記ホットメルト接着剤
におけるベースポリマーとしては、その用途に応じてE
VA、EEA等のエチレン系共重合体やポリエチレン、
ポリプロピレン、APAO等のオレフィン系樹脂やSI
S、SBS及びそれらの水添物等の合成ゴムなどが汎用
されている。
【0003】又、粘着性付与樹脂としては、ロジン系、
テルペン系等の天然樹脂あるいは各種石油樹脂等が用い
られており、例えば、特開平2−55783号公報で
は、特定のロジン−フェノール樹脂を用いることによ
り、加熱安定性、高温接着性、常温接着性のいずれにも
優れるホットメルト接着剤組成物が提案されている。
【0004】しかし、上記提案にあるようなホットメル
ト接着剤は、塗布した際の糸引きが非常に多く、そのホ
ットメルト接着剤の糸が製品に付着したり、又、製造機
器に付着したりして機器を汚染したり、清掃のために製
造工程を停止する必要がある等、生産性を損なうといっ
た問題点がある。
【0005】又、ホットメルト接着剤塗布時の糸引きを
解決するための手段として、特許第2625173号公
報では、塗布ガンの先端の仕組みを変更し、ホットメル
ト接着剤塗布直後に圧縮空気を噴出する方法が提案され
ている。
【0006】しかし、上記提案にあるような方法では、
機械の大幅な変更が必要となり、その為に多大の改善費
用を要するという問題点がある。
【0007】一方、ホットメルト接着剤は、塗布時の設
定温度が175〜180℃のものが一般的であり、稀に
170〜185℃の設定温度で使用されるものもある。
【0008】このように、塗布時の設定温度が高温であ
るために、ホットメルト接着剤を構成する成分中の揮発
分が大量に発生することや、アプリケーターをホットメ
ルト接着剤の塗布温度まで昇温させるための電力コスト
が嵩むこと、高温によるホットメルト接着剤の熱劣化に
起因する接着不良の発生や熱劣化物に起因するアプリケ
ーターの汚染発生等、様々な問題点がある。又、作業者
が長時間不快な臭気に曝されたり、高温物と近接した環
境に置かれる等、安全衛生面や環境面の問題点もある。
【0009】上記問題点に対応するため、従来の通常の
ホットメルト接着剤を例えば150℃のような低温で塗
布すると、様々な別の問題点が発生する。例えば、塗布
温度が低いためにホットメルト接着剤の溶融粘度が高く
なり、アプリケーターでの適正な塗布が困難となった
り、塗布出来た場合でもアプリケーターのノズル先端部
から被着体までの間に長い糸を引いて作業場を汚染した
り、センサー等を誤動作させる等の問題点や、低い塗布
温度で塗布されているため、塗布されたホットメルト接
着剤のオープンタイムが不十分となって接着不良を惹起
したり、被着体に対する濡れ性が乏しくなって有効接着
面積が減少し、接着力低下を来す等の問題点が発生す
る。
【0010】即ち、優れた接着性を有し、且つ、塗布時
の糸引きが少なく、又、低温塗布が可能なホットメルト
接着剤は未だ実用化されていないのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、優れた接着性を発揮し、且つ、
塗布時の糸引き性が少なく、又、低温塗布が可能であ
り、熱安定性にも優れるホットメルト接着剤組成物を提
供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、「第1発明」と記す)によるホットメルト接着
剤組成物は、熱可塑性樹脂100重量部、粘着性付与樹
脂50〜200重量部及びワックス2〜100重量部が
含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトイン
デックスの指数平均が300以上であることを特徴とす
る。
【0013】請求項2に記載の発明(以下、「第2発
明」と記す)によるホットメルト接着剤組成物は、熱可
塑性樹脂100重量部、粘着性付与樹脂50〜200重
量部及びワックス2〜100重量部が含有されて成り、
且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトインデックスの指数平
均が500以上であることを特徴とする。
【0014】又、請求項3に記載の発明(以下、「第3
発明」と記す)によるホットメルト接着剤組成物は、上
記第1発明又は第2発明によるホットメルト接着剤組成
物において、熱可塑性樹脂が2種以上の樹脂から成るこ
とを特徴とする。
【0015】さらに、請求項4に記載の発明(以下、
「第4発明」と記す)によるホットメルト接着剤組成物
は、上記第1発明〜第3発明によるホットメルト接着剤
組成物において、熱可塑性樹脂のうちの少なくとも1種
がエチレンとエチレン以外のビニル系単量体との共重合
体であることを特徴とする。
【0016】さらに又、請求項5に記載の発明(以下、
「第5発明」と記す)によるホットメルト接着剤組成物
は、上記第1発明〜第4発明によるホットメルト接着剤
組成物において、熱可塑性樹脂のうちの少なくとも1種
がエチレンとエチレン以外のビニル系単量体との共重合
体であり、且つ、全熱可塑性樹脂中のエチレン以外のビ
ニル系単量体の含有量が加重平均で10重量%以上であ
ることを特徴とする。
【0017】第1発明〜第5発明(以下、「本発明」と
記す)によるホットメルト接着剤組成物の主成分として
用いられる熱可塑性樹脂としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(以下、「EVA」と記す);エチレン−アクリル酸エ
チルエステル共重合体(以下、「EEA」と記す)やエ
チレン−アクリル酸n−ブチルエステル共重合体等のエ
チレン−アクリル酸エステル共重合体;エチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体;SBS、SIS、SEB
S、SEPS等の熱可塑性ゴム;PP、PE、α−オレ
フィン共重合体等のポリオレフィン樹脂等が挙げられ、
好適に用いられるが、中でも、ダンボールやカートン等
の紙器の組立用ホットメルト接着剤組成物には、EV
A、EEA、PE、PP等がより好適に用いられる。
【0018】上記熱可塑性樹脂は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0019】第1発明によるホットメルト接着剤組成物
においては、上記熱可塑性樹脂のメルトインデックスの
指数平均が300以上であることが必要であり、好まし
くは500以上である。
【0020】上記メルトインデックス(以下、「MI」
と記す。場合によっては、メルトフローレート「MF
R」とも表記される)とは、JIS K−7210「熱
可塑性プラスチックの流れ試験方法」のA法に準拠して
測定される、190℃、2160g荷重での10分間の
流出量(g)を言う。
【0021】又、上記指数平均とは、通常の数学的手法
で用いられている指数平均であり、具体的には、例え
ば、 ・熱可塑性樹脂A(MIA );WA 重量部 ・熱可塑性樹脂B(MIB );WB 重量部 を含有する場合は、MIAVG =10^[(WA *Log MI
A +WB *Log MIB ) /( WA +WB ) ]にて算出さ
れ、MIA =100、MIB =1000、WA =50、
B =50の場合は、MIAVG =316.2となる。
【0022】第1発明において、上記熱可塑性樹脂のM
Iの指数平均が300未満であると、得られるホットメ
ルト接着剤組成物の塗布時の糸引きが十分に少なくなら
ない。
【0023】第2発明によるホットメルト接着剤組成物
においては、上記熱可塑性樹脂のMIの指数平均が50
0以上であることが必要であり、好ましくは800以上
である。
【0024】第2発明において、上記熱可塑性樹脂のM
Iの指数平均が500未満であると、得られるホットメ
ルト接着剤組成物の低温塗布性が十分に向上しない。
【0025】又、第3発明によるホットメルト接着剤組
成物は、上記第1発明又は第2発明によるホットメルト
接着剤組成物において、熱可塑性樹脂が2種以上の樹脂
から成ることが必要である。
【0026】熱可塑性樹脂として2種類以上の樹脂を併
用することにより、単独の樹脂を使用する場合に比較
し、それぞれの樹脂同士の相乗効果や補完効果等によ
り、性能バランスのより優れたホットメルト接着剤組成
物を得ることが可能となる。
【0027】併用される2種類以上の樹脂とは、例えば
酢酸ビニル含有量やMI等の異なる2種類以上のEVA
の併用のような同種樹脂同士の併用であっても良いし、
又、例えばEVAとEEAとの併用のような異種樹脂同
士の併用であっても良く、併用の組み合わせや併用割合
等は特に限定されるものではない。
【0028】又、前記熱可塑性樹脂のMIの指数平均
は、併用される2種類以上の樹脂のMIの指数平均が3
00以上(第1発明)もしくは500以上(第2発明)
であれば良く、併用される2種類以上の樹脂のうちに単
独のMIが300未満もしくは500未満のものがあっ
ても良い。
【0029】さらに、第4発明によるホットメルト接着
剤組成物は、上述した第1発明〜第3発明によるホット
メルト接着剤組成物において、熱可塑性樹脂のうちの少
なくとも1種がエチレンとエチレン以外のビニル系単量
体との共重合体であることが必要である。
【0030】上記エチレンと共重合可能なエチレン以外
のビニル系単量体としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、酢酸ビニル、アクリル酸エチルエステル
やアクリル酸n−ブチルエステル等のようなアクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、アクリル
酸、メタクタル酸等の各種単量体が挙げられ、好適に用
いられるが、なかでも酢酸ビニル単量体やアクリル酸エ
ステル単量体等がより好適に用いられる。
【0031】上記エチレン以外のビニル系単量体は、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0032】エチレンとエチレン以外のビニル系単量体
との共重合体の具体例としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、EVA、EEA、エチレン−アクリ
ル酸n−ブチルエステル共重合体、エチレン−一酸化炭
素−アクリル酸n−ブチルエステル共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体等が挙げられ、好適に用いられる
が、なかでもEVAやEEA等がより好適に用いられ
る。
【0033】上記エチレンとエチレン以外のビニル系単
量体との共重合体は、単独で用いられても良いし、2種
類以上が併用されても良い。
【0034】さらに又、第5発明によるホットメルト接
着剤組成物は、上述した第1発明〜第4発明によるホッ
トメルト接着剤組成物において、熱可塑性樹脂のうちの
少なくとも1種が上記エチレンとエチレン以外のビニル
系単量体との共重合体であり、且つ、全熱可塑性樹脂中
のエチレン以外のビニル系単量体の含有量が加重平均で
10重量%以上であることが必要である。
【0035】上記エチレン以外のビニル系単量体の含有
量の加重平均とは、通常の数学的手法で用いられている
加重平均であり、具体的には、例えば、 ・熱可塑性樹脂A Vac=40重量%のEVA 100重量部 ・熱可塑性樹脂B Vac= 5重量%のEVA 50重量部 ・熱可塑性樹脂C PE樹脂 50重量部 が混合されて成る熱可塑性樹脂の場合のエチレン以外の
ビニル系単量体の含有量の加重平均は、 〔(100*0.4+50*0.05)/(100+5
0+50)〕*100=21.25重量% として算出される。
【0036】上記エチレン以外のビニル系単量体の含有
量の加重平均が10重量%未満であると、得られるホッ
トメルト接着剤組成物の接着性が低下したり、塗布時の
糸引きが多くなる。
【0037】本発明によるホットメルト接着剤組成物に
おいては、上述した熱可塑性樹脂100重量部に対し、
粘着性付与樹脂50〜200重量部が含有されているこ
とが必要である。
【0038】上記粘着性付与樹脂としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、脂肪族系炭化水素樹脂、
脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテ
ルペン系樹脂、ロジン系樹脂、スチレン系樹脂、クマロ
ン・インデン樹脂等、ホットメルト接着剤分野で従来よ
り用いられている公知の各種粘着性付与樹脂が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0039】上記粘着性付与樹脂は、単独で用いられて
も良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0040】脂肪族系炭化水素樹脂としては、特に限定
されるものではないが、例えば、1−ブテン、イソブチ
レン、ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレ
ン、ピペリジンなどの炭素数4〜5のモノ又はジオレフ
ィンを主成分とする重合体等が挙げられ、好適に用いら
れる。
【0041】上記脂肪族系炭化水素樹脂は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0042】脂環族系炭化水素樹脂としては、特に限定
されるものではないが、例えば、炭素数4〜5留分中の
ジエン成分を環化二量体化後重合させた樹脂、シクロペ
ンタジエンなどの環化モノマーを重合させた樹脂、芳香
族系炭化水素樹脂を核内水添した樹脂等が挙げられ、好
適に用いられる。
【0043】上記脂環族系炭化水素樹脂は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0044】芳香族系炭化水素樹脂としては、特に限定
されるものではないが、例えば、ビニルトルエン、イン
デン、α−メチルスチレンなどの炭素数9〜10のビニ
ル芳香族炭化水素を主成分とした樹脂等が挙げられ、好
適に用いられる。
【0045】上記芳香族系炭化水素樹脂は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0046】ポリテルペン系樹脂としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、α−ピネン重合体、β−
ピネン重合体、ジペンテン重合体、テルペン−フェノー
ル共重合体、α−ピネン−フェノール共重合体等が挙げ
られ、好適に用いられる。
【0047】上記ポリテルペン系樹脂は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0048】ロジン系樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ガムロジン、ウッドロジン、ト
ール油などのロジン及びそれらの変性物が挙げられ、好
適に用いられる。上記変性物としては、特に限定される
ものではないが、例えば、水素添加、不均化、二量化、
エステル化等の変性手段を施したもの等が挙げられ、好
適に用いられる。又、エステル化変性を施したロジンエ
ステルとしては、特に限定されるものではないが、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリ
セリン、ペンタエリスリトール等のロジンエステルが挙
げられ、好適に用いられる。
【0049】上記ロジン系樹脂は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0050】スチレン系樹脂としては、特に限定される
ものではないが、例えば、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン、イソプロペニルトルエン等の重合
体が挙げられ、好適に用いられる。
【0051】上記スチレン系樹脂は、単独で用いられて
も良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0052】又、上記各種粘着性付与樹脂は、無水マレ
イン酸やマレイン酸エステル等でグラフト変性されたも
のであっても良い。
【0053】上述した各種粘着性付与樹脂のなかでも、
熱可塑性樹脂、特にエチレン系共重合体との相溶性を考
慮すると、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹
脂、ロジン系樹脂、スチレン系樹脂等がより好適に用い
られる。
【0054】本発明によるホットメルト接着剤組成物に
おいて、前記熱可塑性樹脂100重量部に対する上記粘
着性付与樹脂の含有量が50重量部未満であると、得ら
れるホットメルト接着剤組成物の接着力が不十分とな
り、逆に200重量部を超えると、得られるホットメル
ト接着剤組成物の耐熱性や耐久性等が低下する。
【0055】本発明によるホットメルト接着剤組成物に
おいては、前記熱可塑性樹脂100重量部に対し、ワッ
クス2〜100重量部が含有されていることが必要であ
る。
【0056】上記ワックスとしては、特に限定されるも
のではないが、例えば、フィッシャー・トロプシュワッ
クス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、アタクチックポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などの合成ワックス;パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックスなどの石油ワックス;木
蝋、カルナバ蝋、蜜蝋などの天然ワックス等が挙げら
れ、好適に用いられるが、なかでも熱可塑性樹脂や粘着
性付与樹脂との相溶性が良好であり、融点が70〜10
0℃の分子量分布の狭いワックスがより好適に用いられ
る。
【0057】ワックスの融点が70℃未満であると、得
られるホットメルト接着剤組成物の耐熱性が不十分とな
ることがあり、逆に100℃を超えると、得られるホッ
トメルト接着剤組成物のオープンタイムが短くなり過ぎ
ることがある。
【0058】尚、合成ワックスのなかには、前記熱可塑
性樹脂と構造式が同様のものもあるが、MIの測定が不
可能な程の低分子量のものがワックスとして用いられ
る。
【0059】上記ワックスは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0060】本発明によるホットメルト接着剤組成物に
おいて、前記熱可塑性樹脂100重量部に対する上記ワ
ックスの含有量が2重量部未満であると、得られるホッ
トメルト接着剤組成物の溶融粘度が高くなり過ぎて、塗
布時の作業性が悪くなり、逆に100重量部を超える
と、得られるホットメルト接着剤組成物の接着力や使用
温度が高くなるため耐熱性等が低下する。
【0061】本発明によるホットメルト接着剤組成物に
は、必須成分である熱可塑性樹脂、粘着性付与樹脂及び
ワックス以外に、本発明の課題達成を阻害しない範囲で
必要に応じて、無機もしくは有機充填剤、軟化剤、可塑
剤、オイル、カップリング剤、安定剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤の1種もしくは2種
以上が含有されていても良い。
【0062】本発明によるホットメルト接着剤組成物の
製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば、加
熱装置を備えた通常の攪拌混練機を用い、必須成分であ
る前記熱可塑性樹脂、粘着性付与樹脂及びワックスの各
所定量、及び、必要に応じて含有させる上記各種添加剤
の各所定量を、所定の溶融温度で均一に攪拌混練するこ
とにより、所望のホットメルト接着剤組成物を得ること
が出来る。
【0063】又、本発明によるホットメルト接着剤組成
物の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、ブ
ロック状であっても良いし、ペレット状、ビスケット
状、短冊状、ボール状、ロープ状等の各種形状に賦形さ
れたものであっても良い。
【0064】本発明によるホットメルト接着剤組成物の
一つの特徴は、塗布時の糸引き性が少ないことにある
が、その評価方法としては、例えば、通常のホットメル
ト接着剤用アプリケーターを用い、150〜190℃に
加熱溶融したホットメルト接着剤組成物を被着材に一定
時間間欠塗布し、発生した糸の重量を計量することによ
り評価される。
【0065】上記ホットメルト接着剤組成物は、垂直方
向、斜め方向、水平方向並びにこれらを組み合わせた方
向のいずれの方向に塗布されても良く、或いは、上方に
向けて塗布されても良い。
【0066】塗布時の塗布ノズルと被着材との距離は、
通常、0.3〜50cm程度迄の距離であれば良く、塗
布するホットメルト接着剤組成物の種類や、アプリケー
ターの種類、各種設定条件等によって適宜変更可能であ
るが、糸引き量の違いを明確に把握するためには、20
〜40cm程度の距離であることが好ましい。
【0067】又、本発明によるホットメルト接着剤組成
物の他の特徴は、低温塗布が可能なことにあるが、その
評価方法としては、例えば、塗布温度での溶融粘度とホ
ットメルト接着剤組成物の軟化点とから評価される。
【0068】即ち、例えば、通常のホットメルト接着剤
用アプリケーター(例えば、型式「3400シリー
ズ」、エアー押し出し式、ノードソン社製)を用いて、
一般的な塗布条件(例えば、ノズル径:18/1000
インチ、吐出圧:2kg/cm2、作動圧:5kg/c
2 )で塗布が可能なのは、塗布温度での溶融粘度が2
500cps以下であり、且つ、ホットメルト接着剤組
成物の軟化点が塗布温度以下の場合である。従って、塗
布温度での溶融粘度とホットメルト接着剤組成物の軟化
点を測定することにより、低温塗布性を評価することが
出来る。但し、アプリケーターがギアーポンプ押し出し
式の場合、上記溶融粘度は5000cps以下であれば
良い。又、加熱溶融されたホットメルト接着剤組成物を
常温で静止した場合にワックスが偏析を開始する温度
(曇点)も塗布温度以下であることが望ましい。
【0069】
【作用】第1発明によるホットメルト接着剤組成物は、
熱可塑性樹脂、粘着性付与樹脂及びワックスの各特定量
が含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトイ
ンデックスの指数平均が300以上と規定されているの
で、優れた接着性を発揮し、且つ、塗布時の糸引き性が
少ない。
【0070】第2発明によるホットメルト接着剤組成物
は、熱可塑性樹脂、粘着性付与樹脂及びワックスの各特
定量が含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメル
トインデックスの指数平均が500以上と規定されてい
るので、優れた接着性を発揮し、且つ、低温塗布が可能
であり、熱安定性にも優れる。
【0071】又、第3発明によるホットメルト接着剤組
成物は、上記第1発明又は第2発明によるホットメルト
接着剤組成物において、熱可塑性樹脂として2種以上の
樹脂が併用されるので、それぞれの樹脂同士の相乗効果
や補完効果等により、優れたバランスの性能を発揮す
る。
【0072】さらに、第4発明によるホットメルト接着
剤組成物は、上記第1発明〜第3発明によるホットメル
ト接着剤組成物において、熱可塑性樹脂としてエチレン
とエチレン以外のビニル系単量体との共重合体が少なく
とも1種用いられるので、より優れたバランスの性能を
発揮する。
【0073】さらに又、第5発明によるホットメルト接
着剤組成物は、上記第1発明〜第4発明によるホットメ
ルト接着剤組成物において、熱可塑性樹脂としてエチレ
ンとエチレン以外のビニル系単量体との共重合体が少な
くとも1種用いられ、且つ、全熱可塑性樹脂中のエチレ
ン以外のビニル系単量体の含有量が加重平均で10重量
%以上と規定されているので、より優れた接着性を発揮
し、且つ、塗布時の糸引き性もさらに少なくなる。
【0074】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0075】(実施例1)
【0076】(1)ホットメルト接着剤組成物の作製 表1に示すように、熱可塑性樹脂としてエチレン−酢酸
ビニル共重合体(商品名「ウルトラセン735」、酢酸
ビニル含有量28重量%、メルトインデックス100
0、東ソー社製)80部及びエチレン−酢酸ビニル共重
合体(商品名「エバフレックス220」、酢酸ビニル含
有量28重量%、メルトインデックス150、三井デュ
ポンポリケミカル社製)20部、粘着性付与樹脂として
ロジンエステル樹脂(商品名「スーパーエステルA−1
25」、軟化点125℃、荒川化学工業社製)100
部、ワックスとしてパラフィンワックス(商品名「HN
P−9」、日本精蝋社製)50部及び酸化防止剤(商品
名「イルガノックス1010」、日本チバガイギー社
製)0.8部を180℃で均一に溶融混練してホットメ
ルト接着剤組成物を得た。尚、上記で用いた熱可塑性樹
脂のメルトインデックス(MI)の指数平均は684で
あった。
【0077】(2)評価 上記で得られたホットメルト接着剤組成物の性能(糸
引き性、接着性)を以下の方法で評価した。その結果
は表1に示すとおりであった。
【0078】糸引き性:ホットメルト接着剤用アプリ
ケーター(型式「3400」シリーズ、ノードソン社
製)を用い、図1の模式図に示すように、段ボールにホ
ットメルト接着剤組成物を60ショット/分の速度で1
0分間間欠塗布し、下に堆積したホットメルト接着剤組
成物の糸の重量を測定して糸引き性を評価した。評価基
準としては、発生した糸の重量が0.12g以下の場合
を糸引き性が少ないとした。尚、塗布条件は以下のとお
りであった。 ・溶融タンク温度:170℃ ・ポンプ圧:3kg/cm2 ・ホース温度:180℃ ・ノズル作動圧:5kg/cm2 ・ノズル温度:180℃ ・ノズル口径:18/1000mm (シングルオリフィス)
【0079】接着性:ホットメルト接着剤組成物を2
枚の汎用ダンボール(サイズ:50mm×100mm、
「K’’ライナー」)に、塗布温度180℃、塗布量
0.03g/cm、塗布速度7.5m/分にて塗布し、
ホットメルトオープンタイムテスター(旭化学合成社
製)を用いて、オープンタイム2秒、プレス荷重2kg
で貼り合わせて接着性試験片を作製した。次いで、上記
で得られた接着性試験片を25mm×100mmサイズ
に切断し、手で強制的に剥離して、材破率を測定した。
評価基準としては、材破率70面積%以上の場合を接着
性良好(◎印)とした。尚、上記測定は0℃及び50℃
の二つの条件下で行った。
【0080】(実施例2)表1に示すように、ホットメ
ルト接着剤組成物の作製において、熱可塑性樹脂とし
て、「ウルトラセン735」60部及び「エバフレック
ス220」40部を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、ホットメルト接着剤組成物を得た。尚、上記で用
いた熱可塑性樹脂のMIの指数平均は468であった。
【0081】(実施例3)表1に示すように、ホットメ
ルト接着剤組成物の作製において、熱可塑性樹脂とし
て、「ウルトラセン735」50部及び「エバフレック
ス220」50部を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、ホットメルト接着剤組成物を得た。尚、上記で用
いた熱可塑性樹脂のMIの指数平均は387であった。
【0082】(比較例1)表1に示すように、ホットメ
ルト接着剤組成物の作製において、熱可塑性樹脂とし
て、「ウルトラセン735」30部及び「エバフレック
ス220」70部を用いたこと以外は実施例1と同様に
して、ホットメルト接着剤組成物を得た。尚、上記で用
いた熱可塑性樹脂のMIの指数平均は265であった。
【0083】(比較例2)表1に示すように、ホットメ
ルト接着剤組成物の作製において、熱可塑性樹脂とし
て、「ウルトラセン735」20部及び「エバフレック
ス220」80部としたこと以外は実施例1と同様にし
て、ホットメルト接着剤組成物を得た。尚、上記で用い
た熱可塑性樹脂のMIの指数平均は219であった。
【0084】(比較例3)表1に示すように、ホットメ
ルト接着剤組成物の作製において、熱可塑性樹脂とし
て、「エバフレックス220」100部を用いたこと以
外は実施例1と同様にして、ホットメルト接着剤組成物
を得た。
【0085】実施例2、3、及び、比較例1〜3で得ら
れた5種類のホットメルト接着剤組成物の性能を実施例
1の場合と同様にして評価した。その結果は表1に示す
とおりであった。
【0086】
【表1】
【0087】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜3のホットメルト接着剤組成物は、いずれも、
塗布時の糸引き量が少なく、0℃及び50℃における接
着性も優れていた。これに対し、使用した熱可塑性樹脂
のMIの指数平均が300未満であった比較例1〜3の
ホットメルト接着剤組成物は、いずれも塗布時の糸引き
量が多く、且つ、MIの指数平均が低くなるにつれて糸
引き量が増大した。
【0088】(実施例4)表2に示すように、熱可塑性
樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体(商品名「エ
バフレックスV577」、酢酸ビニル含有量19重量
%、メルトインデックス800、三井デュポンポリケミ
カル社製)100部、粘着性付与樹脂としてテルペン−
スチレン樹脂(商品名「YSレジンTO−115」、軟
化点115℃、ヤスハラケミカル社製)150部、ワッ
クスとしてフィッシャートロプシュワックス(商品名
「パラフリントH1」、シューマンサゾール社製)83
部及び酸化防止剤(商品名「イルガノックス101
0」、日本チバガイギー社製)0.8部を160℃で均
一に溶融混練してホットメルト接着剤組成物を得た。
【0089】上記で得られたホットメルト接着剤組成物
の性能(軟化点、曇点、溶融粘度、低温塗布
性、加熱安定性)を以下の方法で評価した。その結果
は表2に示すとおりであった。
【0090】軟化点:JAI−7(日本接着剤工業会
規格)の軟化点測定法に準拠してホットメルト接着剤組
成物の軟化点を測定した。
【0091】曇点:ホットメルト接着剤組成物をJI
S R−3503に規定する100mlのガラス瓶に入
れて、180℃で溶融し、脱泡した後静置して、温度の
降下と共に透明な溶融物が一部曇り始める温度を曇点と
して測定した。
【0092】溶融粘度:JIS K−6862「ホッ
トメルト接着剤の溶融粘度試験方法」のA法に準拠し
て、ホットメルト接着剤組成物の170℃、150℃及
び130℃における溶融粘度を測定した。
【0093】低温塗布性:ホットメルト接着剤用アプ
リケーター(型式「3400」シリーズ)を用い、図1
の模式図に示すように、段ボールにホットメルト接着剤
組成物を60ショット/分の速度で1分間間欠塗布し、
300mm先の目標点にホットメルト接着剤組成物が適
切に到達しているか否かを評価した。尚、塗布条件とし
ては、溶融タンク温度、ホース温度及びノズル温度を各
170℃、150℃、130℃の三つの温度条件とし、
ポンプ圧は2kg/cm2 、ノズル作動圧は5kg/c
2 、ノズル口径は18/1000mm(シングルオリ
フィス)で行った。
【0094】加熱安定性:ホットメルト接着剤組成物
30gをJIS R−3503に規定する100mlの
ガラス瓶に入れ、空気に触れる状態で150℃の温度下
に静置し、24時間毎に、皮張り、相分離、炭化物等の
発生現象を目視で観察し、これらの現象のいずれか一つ
でも発生が認められた最短時間を加熱安定性とした。
【0095】(実施例5)表2に示すように、熱可塑性
樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体(商品名「エ
ルバックス200W」、酢酸ビニル含有量28重量%、
メルトインデックス2500、デュポン社製)100
部、粘着性付与樹脂としてテルペン−スチレン樹脂(商
品名「YSレジンTO−125」、軟化点125℃、ヤ
スハラケミカル社製)48部及び芳香族系炭化水素樹脂
(商品名「FTR−6125」、軟化点125℃、三井
石油化学工業社製)48部、ワックスとして「パラフリ
ントH1」43部及び酸化防止剤として「イルガノック
ス1010」0.8部を170℃で均一に溶融混練して
ホットメルト接着剤組成物を得た。
【0096】(実施例6)表2に示すように、熱可塑性
樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体「エルバック
ス200W」50部及びエチレン−酢酸ビニル共重合体
(商品名「エバフレックス210」、酢酸ビニル含有量
28重量%、メルトインデックス400、三井デュポン
ポリケミカル社製)50部、粘着性付与樹脂として芳香
族系炭化水素樹脂(商品名「ペトコール140HM
3」、軟化点133℃、東ソー社製)75部及びロジン
エステル樹脂「スーパーエステルA−125」32.5
部、ワックスとしてパラフィンワックス「HNP−9」
50部及び酸化防止剤(商品名「スミライザーBH
T」、住友化学工業社製)0.4部を160℃で均一に
溶融混練してホットメルト接着剤組成物を得た。尚、上
記で用いた熱可塑性樹脂のMIの指数平均は690であ
った。
【0097】(比較例4)表2に示すように、熱可塑性
樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体「エバフレッ
クス210」50部及び「エバフレックス220」50
部、粘着性付与樹脂として芳香族系炭化水素樹脂「ペト
コール140HM3」50部及びロジンエステル樹脂
「スーパーエステルA−125」50部、ワックスとし
てパラフィンワックス「HNP−9」50部及び酸化防
止剤として「スミライザーBHT」0.4部を160℃
で均一に溶融混練してホットメルト接着剤組成物を得
た。尚、上記で用いた熱可塑性樹脂のMIの指数平均は
218であった。
【0098】実施例5、6、及び、比較例4で得られた
3種類のホットメルト接着剤組成物の性能を実施例4の
場合と同様にして評価した。その結果は表2に示すとお
りであった。但し、加熱安定性の評価温度は、実施例5
及び6については150℃で行い、比較例4については
180℃で行った。
【0099】
【表2】
【0100】表2から明らかなように、本発明による実
施例4〜6のホットメルト接着剤組成物は、いずれも、
130℃のような低温でも塗布が可能であり、且つ、加
熱安定性にも優れていた。これに対し、使用した熱可塑
性樹脂のMIの指数平均が300未満であった比較例4
のホットメルト接着剤組成物は、130℃は勿論のこと
150℃においても塗布が不可能であり、且つ、加熱安
定性も劣っていた。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるホット
メルト接着剤組成物は、低温塗布が可能であり、塗布時
の糸引き性も少ないので、作業性に優れ、且つ、優れた
接着性を発揮するので、製本用、包装用、木工用等を始
め、各種工業用途に好適に用いられる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】糸引き性及び低温塗布性の評価方法を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 段ボール 3 床

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部、粘着性付与
    樹脂50〜200重量部及びワックス2〜100重量部
    が含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトイ
    ンデックスの指数平均が300以上であることを特徴と
    するホットメルト接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂100重量部、粘着性付与
    樹脂50〜200重量部及びワックス2〜100重量部
    が含有されて成り、且つ、上記熱可塑性樹脂のメルトイ
    ンデックスの指数平均が500以上であることを特徴と
    するホットメルト接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂が2種以上の樹脂から成る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホット
    メルト接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂のうちの少なくとも1種が
    エチレンとエチレン以外のビニル系単量体との共重合体
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の
    ホットメルト接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂のうちの少なくとも1種が
    エチレンとエチレン以外のビニル系単量体との共重合体
    であり、且つ、全熱可塑性樹脂中のエチレン以外のビニ
    ル系単量体の含有量が加重平均で10重量%以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のホット
    メルト接着剤組成物。
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