JP2001040315A - カーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッドの接着方法 - Google Patents

カーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッドの接着方法

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JP2001040315A
JP2001040315A JP22061799A JP22061799A JP2001040315A JP 2001040315 A JP2001040315 A JP 2001040315A JP 22061799 A JP22061799 A JP 22061799A JP 22061799 A JP22061799 A JP 22061799A JP 2001040315 A JP2001040315 A JP 2001040315A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系樹脂製パッドをカーペット
に接着する際に、高い接着性を示して接着不良を起こさ
ず、高温、低温においても優れた耐久性を有する接着を
可能とする接着方法を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂製パッドをカーペ
ットに接着するに際し、 (A)スチレンーイソプレンースチレンブロック共重合
体、スチレンーブタジエンースチレンブロック共重合体
又はそれらの共重合体の水素付加物 (B)粘着性付与樹脂 (C)ワックス、低分子量ポリα―オレフィン又は40
℃での動粘度が30cSt以上である液状炭化水素 を含有し、190℃での溶融粘度が1000以上200
00mPa・s以下であり、R&B軟化点が80℃以上
160℃以下であるホットメルト接着剤を用いることを
特徴とするカーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッ
ドの接着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーペットとポリ
オレフィン系樹脂製パッドとを張り合わせる際に有用な
接着方法に係わるものであり、特に自動車用のフロア,
デッキ,ドアトリム等の内装に使用されるカーペットの
製造において利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パッドを自動車用カーペットに取
り付ける方法としては、ホットメルト接着剤として飽和
ポリエステル系及びウレタン系を用いビード状に塗布し
カーペットに圧接着する方法(特開昭56−67637
号、特開昭63−128029号、実用昭58−163
321号)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年リサイクルのし易
さから、パッドを含む自動車用内装材としてポリプロピ
レン(PP)をはじめとするポリオレフィン系樹脂やポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPE)等が使
用されている。これら材料は、無極性に起因して難接着
であり、従来の接着方法では、ポリオレフィン系樹脂製
パッドを接着する場合、接着しないか低い接着強度しか
得られず、パッドのずれやウキを生じるなどの問題があ
る。
【0004】本発明者等は、PPやTPEなどのポリオ
レフィン系樹脂製パッドをカーペットに接着する際に高
い接着力を示して接着不良を起こさず、高温、低温にお
いても優れた耐久性を有する接着を可能とする接着方法
を求めるべく種々検討を行なった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、特定の樹
脂及び添加剤からなり、特定の物性を有するホットメル
ト接着剤を使用することにより、問題点を解決できるこ
とを見出し本発明を完成した。すなわち本発明は、ポリ
オレフィン系樹脂製パッドをカーペットに接着するに際
し、 (A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
又は、それらの共重合体の水素付加物 (B)粘着性付与樹脂 (C)ワックス、低分子量ポリα−オレフィン又は40
℃での動粘度が30cSt以上である液状炭化水素 を含有し、190℃の溶融粘度が1000以上2000
0mPa・s以下であり、R&B軟化点が80℃以上1
60℃以下であるホットメルト接着剤を用いることを特
徴とするカーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッド
の接着方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】○ポリオレフィン系樹脂 本発明におけるポリオレフィン系樹脂製パッドの原料
は、主としてプロピレンおよびエチレンの重合により得
られる樹脂であり、そのホモポリマー、両者の共重合体
およびプロピレンまたはエチレンと他のαーオレフィン
すなわちブチレン、ペンテン、或いはマレイン酸、アク
リル酸、アクリル酸エステル、アクリロニトリル、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステル、スチレンなどのモノ
マーとの共重合体、またエチレン/プロピレン/ジエン
の3次元共重合体であるEPDMなどが良く、また、こ
れら数種類の樹脂のブレンド物でも良い。更に無機フィ
ラー、安定剤、着色剤、加工助剤等が混合されているも
のでも良く、これらは成形材用樹脂として広く一般に上
市されているものが使用できる。
【0007】○(A)スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体又は、それらの共重合体の水素付加物 本発明における(A)成分としてのスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体は、通称SIS系熱可塑
エラストマーと呼ばれているものであり、市販品として
シェル化学製の「クレイトンD−1107CU」「クレ
イトンD−1112」「クレイトンD−1117」等が
ある。スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体は、通称SBS系熱可塑エラストマーと呼ばれている
ものであり、市販品としてシェル化学製の「クレイトン
D−1101」「クレイトンD−1118」等の直鎖状
ブロックポリマーおよび「クレイトンD−1184」
「クレイトンD−1122X」等の側鎖状ブロックポリ
マーがある。
【0008】これらのブロック共重合体の水素付加物
は、通称SEBS系熱可塑性エラストマーと呼ばれてい
るものであり、市販品として、シェル化学製の「クレイ
トンG−1650」「クレイトン G1652」「クレ
イトンG−1657」,クラレ製の「セプトン200
2」「セプトン2043」「セプトン2007」等があ
る。これらの共重合体の各ブロックの平均分子量は、ス
チレンブロックで2000〜125000ブタジエンま
たはイソプレンのブロックは、10000〜25000
0であるのが好ましく、スチレンブロックの総重量が該
共重合体の全重量に対して約10〜50%の範囲内のも
のが好ましい。
【0009】接着性能から考慮するとスチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体またはスチレンーイソ
プレンースチレンブロック共重合体の水素付加物もしく
はスチレンーブタジエンースチレンブロック共重合体の
水素付加物が本発明において好ましく、接着性及び耐熱
性を考慮するとその併用がさらに好ましく、併用する場
合には、スチレンーイソプレンースチレンブロック共重
合体/スチレンーイソプレンースチレンブロック共重合
体の水素付加物の混合比またはスチレンーイソプレンー
スチレンブロック共重合体/スチレンーブタジエンース
チレンブロック共重合体の水素付加物の混合比が、80
重量部/20重量部〜30重量部/70重量部であるこ
とが好ましい。
【0010】○(B)粘着性付与樹脂 粘着性付与樹脂としては、ロジン系、テルペン系および
石油樹脂系などが挙げられる。ロジン系のものとして
は、天然ロジン、重合ロジン及びそれらの誘導体例えば
ペンタエリスリットエステルロジン、グリセリンエステ
ルロジンならびにそれらの水素付加樹脂などがあり、具
体的には、市販品としてガムロジン、ウッドロジン、エ
ステルガムA、エステルガムH、ペンセルA,ペンセル
C(以上荒川化学工業製)、ペンタリンA,フォーラル
AX,フォーラル85、フォーラル105、ペンタリン
C(以上理化ハーキュレス製)等がある。
【0011】また、テルペン系のものとしてポリテルペ
ン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂およびそれらの水
素付加樹脂があり、具体的には市販品としてピコライト
S、ピコライトA(理化ハーキュレス製),YSレジ
ン、YSポリスターT、クリアロン(ヤスハラケミカル
製)等がある。さらに石油系樹脂として脂肪族系石油樹
脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂及び水素付加
石油樹脂などがあり、具体的には、市販品としてエスコ
レッツ(東燃石油化学製)ハイレッツ(三井化学製)、
クイントン(日本ゼオン製)、ウィングタック(グッド
イヤー製),スタタック(大日本インキ製),トーホー
ペトロジン(東燃石油化学製),タックエース(三井化
学製),アルコンP,M(荒川化学工業製),FTR
(三井化学製)などがある。
【0012】本発明において、これらの粘着性付与樹脂
のうち特に好ましいものは石油系水素付加樹脂である。
これらの(B)成分は、被着材料に対する接着特性を増
大させるために用いられ、配合量は、(A)成分100
重量部に対し、30重量部以上400重量部以下が好ま
しく、さらに好ましくは50重量部以上200重量部以
下の範囲であり、配合量が30重量部未満であると本発
明の特徴であるポリオレフィンに対する十分な接着力が
得られなくなり、逆に400重量部を超えると接着剤の
凝集力が低下するために、接着力が低下し、またそれに
よりパッドの耐熱性、耐寒性及び耐久性が低下する恐れ
がある。またそのR&B軟化点が、80℃以上160℃
以下である粘着性付与樹脂が本発明において好ましい。
【0013】○(C)ワックスまたは低分子量ポリα−
オレフィン又は40℃での動粘度が30cSt以上であ
る液状炭化水素 本発明で使用されるワックスとは、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、低分子量ポリエチレン、低分子
量ポリプロピレンなどであり、接着剤の溶融時の流動
性、非粘着性を増大するために用いられる。パラフィン
ワックスは、一般に原油の高沸留分から分離された固形
炭化水素で例えば、日本石油、日本精蝋などから市販さ
れている。
【0014】マイクロワックスは、一般に原油の高沸留
分から精製された高融点ワックスで、例えば市販品とし
て日石マイクロワックス(日本石油製)ハイミックス
(日本精蝋製)などがある。低分子量ポリエチレンは、
一般にエチレンの低重合度物または、ポリエチレンを酸
化分解して得られる通常軟化点80℃以上140℃以下
のワックスで例えば、ネオワックス(ヤスハラケミカル
製)、サンワックス(三洋化成工業製)、三井ハイワッ
クス(三井化学製)、ACポリエチレン(アライドケミ
カル製)、ヘキストワックスPE(ヘキスト製)などが
ある。
【0015】低分子量ポリプロピレンは一般にプロピレ
ンの低重合度物であり、またポリプロピレンの酸化分解
物、あるいはアタクチックポリプロピレンなどであり、
例えばビスコール(三洋化成製)、ヘキストワックスP
P(ヘキスト製),ビスタックL(チッソ製),ウベタ
ック(宇部レキセン製)などがある。低分子量ポリα−
オレフィンは、上記の炭化水素系ワックスに対し、マレ
イン酸,エチレン酢ビ、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどを共重合
したもので、一般には前記ワックスの1グレードして市
販されている。
【0016】40℃での動粘度が30cSt以上である
液状炭化水素は、一般にホットメルト接着剤に配合され
可塑剤として利用されている液状炭化水素であり、30
cSt未満のものは気化しやすかったり、可塑剤として
の効果が小さいので好ましくない。具体的には、パラフ
ィン系、ナフテン系、液状樹脂系または合成ゴム系のも
のがある。パラフィン系、ナフテン系液状炭化水素は、
合成ゴムの増量油もしくはプロセスオイルと称されるも
のであり、プロセスオイルとしてはシェルフレックス
(シェル化学製)タフローオイル(アトランティックリ
ッチフィールド製)、ダイマロン、YSオイル、ラバー
ソフト(ヤスハラケミカル製)、流動パラフィンなどが
市販されている。液状樹脂系としては、芳香族炭化水素
系石油系高沸留分及び液状ロジン、液状テルペンなどが
ある。また合成ゴム系としては、ポリブテン、ポリイソ
ブチレン、ポリイソプレン、ポリブタジエン及びそれら
の水素添加物などからなるものであり、具体的にはクラ
プレンLIR、水添LIR(クラレ製)、出光ポリブテ
ン(出光石油化学製)などがある。
【0017】(C)成分の内、ワックスまたは低分子量
ポリα−オレフィンは、接着剤の溶融粘度の低下および
溶融塗工時の流動性の向上及び室温における接着剤の凝
集力の向上や、耐熱軟化点の調整に効果があるが、ワッ
クスとしてはマイクロワックス、低分子量ポリエチレ
ン、又はそれらと低分子量ポリプロピレンとの併用が好
ましい。ワックス及び低分子量ポリα−オレフィンの配
合量は、(A)成分100重量部に対し30重量部以上
300重量部以下が好ましい。300重量部を越えたも
のを使用するとそれにより、接着して得られるポリプロ
ピレン製容器の耐寒性及び対衝撃性を低下させる恐れが
あり、30重量部未満であると上記効果が得られない。
【0018】(C)成分の内、40℃での動粘度が30
cSt以上である液状炭化水素は、同様に接着剤の溶融
粘度の低下及び溶融塗工時の流動性を向上させ、カーペ
ットへの食い付きをよくし、接着強度を高める目的で添
加される。その配合量は、(A)成分100重量部に対
して30重量部以上200重量部以下が好ましく、20
0重量部を越えると接着剤の凝集力が低下し、接着して
得られるカーペットパッドの耐熱性が低下する恐れがあ
り、30重量部未満であると上記目的を達成し難い。上
記液状炭化水素の中で、数平均分子量が300以上の水
素添加物が好ましい。
【0019】○その他の添加剤 本発明の接着方法において用いられるホットメルト接着
剤の成分の一部として、他の熱可塑性樹脂例えばEV
A,EEA,EMMA,ケン化EVA、低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、ポリブテン等およ
び骨材例えばタルク、シリカ、炭酸カルシウム、亜鉛華
などを本発明の目的とする特徴を損なわない範囲内で添
加することも可能である。さらに本発明の接着剤に対
し、酸化防止剤を好ましくは、全組成物に対し.3%の
範囲内で添加しても良い。
【0020】本発明の接着方法において、ポリオレフィ
ンシートへの塗工性を考慮すれば、上記した構成物から
なる接着剤の溶融粘度は、190℃において1000m
Pa・s以上20000mPa・s以下であることが必
要であり、20000mPa・sを越えると接着剤の糸
引きによる汚れや塗布むらを生ずるとともに、塗布後圧
着したパッドの接着部に浮きがでやすくなり、外観不良
や、接着性能不良が発生する恐れがある。逆に、100
0mPa・s未満であると接着接合時に流れ出しを生
じ、接着剤がカーペットにしみ込みすぎ、接着不良や外
観不良を生じる恐れがある。
【0021】本発明の接着方法で用いられるホットメル
ト接着剤のR&B軟化点の範囲は、80℃以上160℃
以下である。80℃未満であると、接着後得られたカー
ペットは、夏の炎天下の車の室内等高温の環境下で接着
部に剥離を生じやすく、逆に160℃を越えると、ポリ
オレフィン製パッドの溶融塗布後の圧着時に接着力が低
下し、接着不良の原因となる恐れがある。
【0022】○接着剤の製造方法 本発明の接着方法で使用されるホットメルト接着剤は、
加熱型溶融攪拌槽と称する溶解槽において、好ましく
は、窒素気流下通常150℃以上250℃以下の温度で
攪拌羽根の回転により、各々の成分を同時または順に溶
解する方法、ニーダーと称する双状回転羽根により加熱
下シェアをかけて混合する方法、また押し出し機即ち単
軸又は2軸のスクリューにより加熱下溶融混合する方法
など通常ホットメルト接着剤の製造で用いられるいずれ
の方法においても製造が可能である。
【0023】○自動車用カーペットへのパッドの接着方
法 本発明で用いられるポリオレフィン製パッドの材質は、
上記したものである。一方、接着の相手となるカーペッ
トは、PP、ナイロン、アクリル、ポリエステル繊維な
どからなるものが広く使用できる。
【0024】必要に応じあらかじめ成形されたポリオレ
フィン製パッド表面に、一般にホットメルトアプリケー
ターと称する接着剤塗布装置を用いて前述の接着剤を溶
融状態として張り合わせ部分に塗布し、直ちに自動ライ
ン又は手動によりカーペットを重ねて、接着する。この
とき使用するホットメルトアプリケーターは、希望する
塗布形状に合わせて選定でき、パッドに接着剤を塗布す
るロールコーター、ホイールコーターが適用でき、点線
状もしくは面状に塗布するか、ノズルタイプのアプリケ
ーターを使用すれば、ひも状、面状もしくは噴射による
点線状に塗布が可能である。本発明の接着方法では、い
ずれのホットメルトアプリケーターも使用できるが、接
着剤の糸切れによる汚れ、高速性、及び塗布精度を考慮
すれば、ひも状塗布を行なうことが好ましい。この時溶
融接着剤の温度も自由に選択できるが塗工性及びパッド
への熱の影響を考慮すれば150℃以上220℃以下が
好ましい。
【0025】また塗布後1分以内に圧着することが好ま
しい。接着剤塗布量は、2〜10g/mの範囲であれ
ば、圧着時間は、10秒から60秒の範囲で可能であ
り、開圧後直ちに移動が可能となり、作業性が良く接着
性、耐久性に優れ、さらにはタレやはみ出しのない優れ
た自動車用カーペットを得ることができる。
【0026】○「作用」 本発明で用いられるホットメルト接着剤は、ポリオレフ
ィン製シートパッドのカーペットへの接着に際して良好
な特性を示し、接着強度、耐熱性、外観に優れているも
のであり、本作用は、本発明の接着剤により達成された
ものである。
【0027】
【実施例】以下に実施例、比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。ホットメルト接着剤の物性、接着加工性
および接着性能は以下のようにして評価した。 ○物性 ・R&B軟化点:JIS−K−2207−1980に準
じ測定した。 ・溶融粘度:JIS−K−6862に準じ190℃に加
温し、B型回転粘度計により測定した。 ○接着加工性 <接着方法> 接着剤組成物をホットメルトアプリケー
ター ノードソンXI型(ノードソン製)で190℃に
溶解し、250mm×300mmのPP樹脂製パッドの
外周から5mmの線上に5g/mのビート状に塗布し、
塗布開始から30秒後にポリエチレンテレフタレート製
ニードルパンチ起毛布(カーペット)上に反転して重
ね、1kgf/cm2の圧力で5秒間圧着した。このとき
パッドの温度は、室温25℃であった。以上の接着工程
での接着剤の加工性や得られた接着品の加工性を次のよ
うに評価した。
【0028】・パッドへの塗工性:ホットメルトアプリ
ケーターからの塗工性をチェックし、良好な物を○で表
示した。 ・塗布後接着剤のタレ:接着剤を塗布した後反転した時
のタレをチェックし、良好な物を○で表示した。この時
タレを生じるものは、接着強度低下及び接着剤のハミ出
しによる外観不良を生じる。 ・接着後の浮き:ポリオレフィン系樹脂製パッドをカー
ペットに圧着し、開放後の接着のウキを目視により判定
し、ウキのないものを○で表示した。 ・接着品90°折り曲げ:カーペットに圧着開放後直ち
に90°の角度に折り曲げ、接着部のハガレを判定し、
ハガレの無い物を○で表示した。本評価でハガレの生じ
るものは、接着品の横持ち、積み重ね、もしくは接着時
にハガレ等の接着不良を生じる場合が多い。
【0029】○接着性能 上記接着品の接着不良の無い部分を25mm巾で切断
し、25℃室温でのはく離強度、80℃における熱間は
く離強度、80℃オーブン中に1週間保存後の室温はく
離強度を測定し、N/25mm巾で表示した。引張り速度
は、200mm/minで行った。
【0030】○実施例1 200℃に加熱した10l撹拌槽で、(C)成分である
マイクロワックス155(日本石油製)1.5kg(30
重量部)、(B)成分であるアルコンP−115(水添
石油樹脂:荒川化学製)1.5kg(30重量部)、
(C)成分であるポリブテン2000H(水添ポリブテ
ン、平均分子量3000:出光石油化学製)0.5Kg
(10重量部)および抗酸化剤としてIrgnox10
10(高分子ヒンダード多価フェノール:チバガイギー
製)50g(1重量部)を溶解撹拌し、溶解後、(A)
成分であるクレイトンD―1107CU(シェル化学
製)1.5kg(30重量部)を添加1時間撹拌し、溶
解確認後抜き出し、接着剤を得た。前記評価方法に基づ
き接着を行なって自動車用カーペットを製造し、その性
能を測定した結果を実施例1として表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】○実施例2 200℃に加熱した10l撹拌槽で、(C)成分である
ビスコール660P(低分子量PP:宇部レキセン製)
2.0kg(40重量部)、(B)成分であるアルコンP
115(水添石油樹脂:荒川化学製)1.0kg(20
重量部)、(B)成分であるクリアロンM115(水添
テルペン:ヤスハラケミカル製)1.0kg(20重量
部)および抗酸化剤としてIrgnox1010(高分
子ヒンダード多価フェノール:チバガイギー製)50g
(1重量部)を溶解撹拌し、溶解後、(A)成分である
クレイトンG―1657(SEBS:シェル化学製)
1.0kg(20重量部)を添加1時間撹拌し、溶解確
認後抜き出し、接着剤を得た。前記評価方法に基づき接
着を行って自動車用カーペットを製造し、その性能を測
定した結果を実施例2として表1に示した。
【0033】○実施例3 200℃に加熱した10l撹拌槽で、(C)成分である
ビスコール660P(低分子量PP:宇部レキセン)
0.5kg(10重量部)、(B)成分であるアルコンP
115(水添石油樹脂軟化点115℃:荒川化学製)
1.0kg(20重量部)、(B)成分であるFTR6
100(高級炭化水素化合物:三井化学製)1.0kg
(20重量部)、(C)成分であるポリブテン2000
H(水添ポリブテン、平均分子量3000:出光石油化
学製)0.5Kg(10重量部)及び抗酸化剤としてI
rgnox1010(高分子ヒンダード多価フェノー
ル:チバガイギー製)50g(1重量部)を溶解撹拌
し、溶解後(A)成分であるクレイトンD―1107C
U(シェル化学製)1.0kg(20重量部)とクレイ
トンG―1657(SEBS:シェル化学製)1.0k
g(20重量部)を添加し、1時間撹拌し溶解確認後抜
き出し、接着剤を得た。前記評価方法に基づき接着を行
なって自動車用カーペットを製造し、その性能を測定し
た結果を実施例3として表1に示した。
【0034】○実施例4 200℃に加熱した10l攪拌槽で、(C)成分である
ビスコール660P(低分子量PP:宇部レキセン製)
1.5kg(30重量部)、C成分であるマイクロワッ
クス155(日本石油製)1.0kg(20重量部)、
(B)成分であるクリアロンM115(水添テルペン:
ヤスハラケミカル製)1.0kg(20重量部)および
抗酸化剤としてIrgnox1010(高分子ヒンダー
ト多価フェノール:チバガイギー製)50g(1重量
部)を溶解攪拌し、溶解後(A)成分であるセプトン2
043(SEPS:クラレ製)1.0kg(20重量
部)とその他添加物としてS13B(ポリプロピレン:
グランドポリマー製)0.5kg(10重量部)を添加
し、1時間攪拌し溶解確認後抜き出し、接着剤を得た。
前記の評価方法に基づき接着を行なって自動車用カーペ
ットを製造し、その性能を測定した結果を実施例4とし
て表1に示した。以上の実施例で作成した接着剤および
それを用いて製造した自動車用カーペットは、すべて良
好な性能が得られた。
【0035】○比較例1 (B)成分のない接着剤として、実施例1において
(B)成分であるアルコンP115を抜き、代わりに
(C)成分の一つの低分子量PPであるビスコール66
0Pを使用して接着剤を製造し、その性能を測定した結
果を比較例1として表1に示した。
【0036】○比較例2 (C)成分のない接着剤として、200℃に加熱した1
0l撹拌槽で、(B)成分であるアルコンP115(水
添石油樹脂:荒川化学製)3.0kg(60重量部)、
抗酸化剤としてIrgnox1010(高分子ヒンダー
ド多価フェノール:チバガイギー製)50g(1重量
部)を溶解撹拌し、溶解後、(A)成分であるクレイト
ンD―1107CU(シェル化学製)2.0kg(40
重量部)を添加1時間撹拌し、溶解確認後抜き出し、接
着剤を得た。前記評価方法に基づき自動車用カーペット
を製造し、その性能を測定した結果を比較例2として表
1に示した。
【0037】○比較例3 汎用のホットメルト接着剤を用いた接着方法実施例3に
おいて製造した接着剤組成物から、(A)成分であるク
レイトンD―1107CUとクレイトンG―1657を
抜き、その代わりにエチレン−アチルアクリレート共重
合体 A704(三井テ゛ュホ゜ンホ゜リケミカル製)を2.0kg
(40重量部)配合した接着剤を得た。前記の評価方法
に基づき自動車用カーペットを製造し、その性能を測定
した結果を比較例3として表1に示した。
【0038】前記評価方法に基づき自動車用カーペット
を製造し、その性能を測定した結果を比較例4として表
1に示した。以上の比較例において製造した自動車用カ
ーペットを評価した結果、比較例1,2,4では、低い
接着強度しか得られず、また比較例3では、80℃での
強度が低く使用に耐えないものであった。
【0039】
【発明の効果】本発明の接着方法は、ポリオレフィン系
樹脂製パッド付き自動車カーペットの製造において優れ
た作業性、接着性および接着耐久性が得られるという効
果をもたらし、さらに同様な構成である自動車用ドアト
リムや建材分野における内装材等の各種産業分野でも広
く利用できると言う優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA02 BA05 BB12 BC01 BC02 BC03 BE35 4J040 BA182 DA002 DM011 JB01 KA26 NA15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂製パッドをカーペ
    ットに接着するに際し、 (A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
    体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
    又はそれらの共重合体の水素付加物 (B)粘着性付与樹脂 (C)ワックス、低分子量ポリα−オレフィン又は40
    ℃での動粘度が30cSt以上である液状炭化水素 を含有し、190℃の溶融粘度が1000以上2000
    0mPa・s以下であり、R&B軟化点が80℃以上1
    60℃以下であるホットメルト接着剤を用いることを特
    徴とするカーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッド
    の接着方法。
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