JPH072829Y2 - グレーチング構造 - Google Patents

グレーチング構造

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JPH072829Y2
JPH072829Y2 JP1183289U JP1183289U JPH072829Y2 JP H072829 Y2 JPH072829 Y2 JP H072829Y2 JP 1183289 U JP1183289 U JP 1183289U JP 1183289 U JP1183289 U JP 1183289U JP H072829 Y2 JPH072829 Y2 JP H072829Y2
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grating
pedestal
fixing
fixed
frame
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JP1183289U
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Inventor
孝次 秋山
Original Assignee
東芝プラント建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は架台上にグレーチングを固定したグレーチング
構造に関し、特にグレーチングが架台上に安定且つ強固
に固定されると共に、グレーチングを容易に架台から取
り外すことが可能なグレーチング構造に関する。
〔従来技術〕
従来、発電所や工場プラント等の種々の機器の周囲及び
上部には、機器の監視や操作のためにグレーチングが設
置されている。このグレーチング構造はオペレーター等
の通過及び機器操作が可能な幅を持った細長い形状を有
しており、通常アングルやフレームで形成された架台
(架台もしくは架構)上にグリル上の複数のグレーチン
グを順次積層される。
グレーチングを架台上に固定するための従来知られてい
る方法として、グレーチングを架台上に直接溶接す
る。架台上に配列した各グレーチング間及びグレーチ
ングと架台間に、L型もしくはT型のストッパー部材を
挟持せしめ、それらの相互移動を防止する。サドルク
リップをボルトナットにより架台に固定する等がある。
〔考案が解決すべき課題〕 しかしながら、これら従来のグレーチングを架台上に固
定する方法は、以下に述べるように一長一短があり、い
ずれも十分とはいえない。即ち、 の直接溶接方式は、グレーチングを架台上に強固に固
定することはできるが、機器もしくはその部品等の点検
補修や交換のためにグレーチングを架台から取り外すの
が困難である。
のストッパー部材の挟持方式は逆に、グレーチングの
架台からの取り外しは容易であるが、グレーチングのガ
タツキの発生が避けられず、グレーチングが架台から落
下するおそれがある。
のサドルクリップ方式もと同様に、グレーチングの
架台からの取り外しは容易であるが、サドルクリップの
耐久性に問題があり破損し易い。
本考案はかかる従来のグレーチング固定方法によるグレ
ーチング構造の問題点を解決し、グレーチングを架台上
に安定且つ強固に固定できると共に、その取り外しの容
易なグレーチング構造を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案のグレーチング構造
は、架台と、該架台上に載置されたグレーチングと、そ
の下部が前記架台に溶接され且つグレーチングの間隙を
通して上方に延長されてその上面がグレーチングの上面
と実質的に同一高さになされた固定金具とを具備し、前
記グレーチングの上面と固定金具の上面との間のみを溶
接により固定したことを特徴とする。
上記固定金具はグレーチング毎に少なくとも1個設けら
れ、例えば平板型,L板型等任意の形状に加工された強度
のある溶接可能な金属材料からなるものである。また、
溶接は線状もしくは点状に行うことができる。
〔作用〕
本考案のグレーチング構造は、その上面がグレーチング
の上面と実質的に同一高さになるように架台に溶接され
た固定金具とグレーチングの両上面同志が溶接によって
固定されることにより、グレーチングは固定金具を介し
て架台上に強固に固定される。
また、グレーチングを架台から取り外すときは、グレー
チング上面と固定金具上面間の溶接部分のみをグレーチ
ング構造の上方からグラインダー等により除去すること
により、容易に行うことができる。
〔実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案のグレーチング構造の一例を示す斜視図
であって、一部のグレーチングを固定した架台である。
第1図において、グレーチング1は互いに平行に配列し
た平板状の複数のフラットバー2,該フラットバー2の夫
々の両端部を固定する平板状の一対のエンドプレート3
及びフラットバー2の上面の切込み部に溶接等により固
定され、フラットバー2と直交して配列された複数のツ
イストバー4から構成されている。これらフラットバー
2,エンドプレート3,及びツイストバー4は通常鋼材等の
ような強度の大きい金属材料で作られる。
グレーチング1はこのように一定の厚さを持ったグリル
状となっており、フラットバー2及びツイストバー4に
より網目状の多数の間隙5が形成されている。
次に、第1図において、架台6は互いに平行な一対の断
面L型のフレーム7と、該フレーム7と直交しフレーム
7間を一定間隔毎に結合する複数のフレーム8と、フレ
ーム7及びまたはフレーム8から下方に延長された垂直
な脚14を有している。なお、この垂直な脚14の下端部は
図示しない床面等に設けられた基礎に固定される。
一対のフレーム7の間隔は、オペレーター等の通過及び
機器操作が可能な幅を有する前記グレーチング1を載置
可能な寸法とされる。
複数配列される各フレーム8は、その両端部が溶接やボ
ルトナット等によりフレーム7に結合されており、その
互いの間隔は各グレーチング1を支持するに十分な寸法
とされる。
フレーム7及び8の上面には複数の平板状の固定金具9
の下部が溶接により固定されている。図示の例は1個の
グレーチング当り、一対のフレーム7及び8の各々に3
個ずつ、合計9個の固定金具9が所定の間隔で設けられ
ているが、要求されるグレーチング1の架台6に対する
固定強度に1個以上の任意の数とすることができる。
フレーム7及び8に固定された固定金具9の夫々の位置
は、第1図(a)に示すグレーチング1を矢印のように
上方から架台6の所定位置に降ろして架台6上に載置し
たとき、各固定金具9がグレーチング1の間隙5を通し
て上方に延長されるように定められる。更にその際、固
定金具9の平面とグレーチング1のフラットバー2の側
面が接するような位置が好ましい。
フレーム7及び8に固定された固定金具9の上面10の高
さは、上記のようにグレーチング1を架台6上に載置し
たとき、そのグレーチング1の上面11(図示の例ではフ
ラットバー2またはそれとエンドプレート3の上面)と
実質的に同一高さになるようになされる。ここで実質的
に同一とは、グレーチング1の上面11と固定金具9の上
面10を溶接により固定する際、両面間の高低差が溶接を
円滑に行うために差し支えない範囲内にあることを意味
し、両面が同一高さであることが最も好ましい。第1図
の右方にはこのような固定金具9を利用してグレーチン
グ1を架台6に固定した状態が示されている。
固定金具9はグレーチング1及び架台6に溶接可能な金
属材料、例えば鋼材を加工して作ることができる。ま
た、その形状は第2図(a)に示すような平板型や同図
(b)に示すようなL板型等任意に選択できるが、その
寸法はグレーチング1の架台6への必要な固定強度及び
グレーチング当りの設置個数によって決定される。
第3図(a)及び(b)は夫々平板型及びL板型の固定
金具9を用いてグレーチングを架台上に固定した状態を
示す部分拡大斜視図である。夫々の図において、固定金
具9の下部は架台のフレーム8に溶接部12で溶接され、
その上面10はグレーチング1の上面11(フラットバー2
の上面)と溶接部13で溶接されている。
次に第1図及び第3図に示した本考案のグレーチング構
造の組立て及びグレーチングの取り外し方法について説
明する。
先ず、グレーチング1を架台6に載置してから、その枠
部の内側に固定金具9を接触させ、その固定金具9の下
端を架台上面に溶接する。この場合一ケ所の固定金具の
溶接時間は30秒程度で充分であった。この実施例では高
さ25mm,一辺20mmのL形固定金具を用いた。あるいは、
第1図のようなフレーム7及び8によって組立てられた
架台6のフレーム8の所定位置に、固定金具9を必要数
溶接によって固定する。次に同図のようにユニットとし
て組立てられたグレーチング1を架台6の上方から所定
位置に降ろして架台6上に載置する。次に、第3図のよ
うに各固定金具9の上面10とグレーチング1の上面11を
溶接する。このときの溶接に要する時間は一ケ所につき
15秒程であった。このようにして次々と架台6上にグレ
ーチング1を固定していく。このようにして固定された
グレーチング1上に4人の者が乗り、グレーチング1に
は衝撃を加えたが、グレーチングの外れは生じなかっ
た。
次に、架台6上に固定されたグレーチング1を取り外す
には、グレーチング1の上面11と固定金具9の上面10の
溶接部13(第3図)の溶接を、グラインダー等により除
去し、次いでグレーチング1を架台6から上方に持ち上
げもしくは吊り上げて取り外せばよい。この溶接部13の
除去は極めて簡単であり、通常グラインダーを用いて削
り取る場合、溶接部一ケ所当り平均15秒程度である。
このようにして取り外したグレーチングを再度架台に固
定するには、グレーチング1の上面11と固定金具9の上
面10の溶接のみ行えばよく、通常溶接部一ケ所当り15秒
〜20秒程度の短時間でそれを容易に行うことができる。
また、第3図(b)に示す固定金具9を用いて、前記同
様にグレーチングを架台上に固定しても同様の結果を得
た。
〔考案の効果〕
本考案のグレーチング構造は以上のような構成としたこ
とにより、グレーチングを架台上に安定且つ強固に取付
けることができる上、その取り外し、更にはその再固定
を迅速且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のグレーチング構造の一例を示した斜視
図であり、一部のグレーチング構造を固定した架台であ
る。第2図は本考案における固定金具の例を示す斜視図
であり、同図(a)は平板型,同図(b)はL板型の例
である。第3図は本考案におけるグレーチングを架台上
に固定金具によって固定した状態を示す斜視図であり、
同図(a)は平板状の固定金具、同図(b)はL板型の
固定金具の例である。 1……グレーチング、2……フラットバー 3……エンドプレート、4……ツイストバー 5……間隙、6……架台 7,8……フレーム、9……固定金具 10,11……上面、12,13……溶接部 14……脚、t……隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台(6)と、該架台(6)上に載置され
    たグレーチング(1)と、その下部が前記架台(6)に
    溶接され且つグレーチングの間隙(5)を通して上方に
    延長されてその上面(10)が前記グレーチング(1)の
    上面(11)と実質的に同一高さになされた固定金具
    (9)とを具備し、前記グレーチング(1)の上面(1
    1)と固定金具(9)の上面(10)とのみが溶接により
    固定されてなるグレーチング構造。
JP1183289U 1989-02-02 1989-02-02 グレーチング構造 Expired - Lifetime JPH072829Y2 (ja)

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JP1183289U JPH072829Y2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 グレーチング構造

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JPH02103415U JPH02103415U (ja) 1990-08-16
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KR101313243B1 (ko) * 2011-06-02 2013-09-30 삼성중공업 주식회사 그레이팅을 포함하는 해양 구조물

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JPH02103415U (ja) 1990-08-16

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