JP2593628Y2 - テント骨組の接続構造 - Google Patents

テント骨組の接続構造

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JP2593628Y2 JP1992064257U JP6425792U JP2593628Y2 JP 2593628 Y2 JP2593628 Y2 JP 2593628Y2 JP 1992064257 U JP1992064257 U JP 1992064257U JP 6425792 U JP6425792 U JP 6425792U JP 2593628 Y2 JP2593628 Y2 JP 2593628Y2
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万 越智
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株式会社越智工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、模擬店舗用又は催事用
等に使用する、間口の広さが5.4メートルから9メー
トル程度の大型テントの骨組の接続具に関し、より詳し
くは、桁材等を接続するに際し、接続された桁材が水平
を保持することのできる接続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のテント骨組の接続具の斜
視説明図であり、50が接続具を、60、60がトラス
形状の桁材をそれぞれ示している。桁材60は、上弦材
61、下弦材62及び斜材63からなり、接続具50
は、略矩形形状の板状体からなる本体部51と、桁材6
0の上弦材61をその両端部から嵌入させるために、該
本体部51の上方で水平に設けらた上部嵌合受け部52
と、同様に桁材60の下弦材62をその両端部から嵌入
させるために、本体部51の下方で水平に設けられた下
部嵌合受け部53とから形成されている。桁材60の上
弦材61及び下弦材62は、共にアルミニウム製の角型
パイプから形成されている。従って、接続具50の上部
嵌合受け部52と下部嵌合受け部53も共に前記上弦材
61及び下弦材62の外形より大きい角型パイプからな
り、これら角型パイプを水平に本体部51に溶接したも
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の接続具において
は、桁材60、60の上弦材61、61の端部を接続具
50の水平な上部嵌合受け部52の両端部から差し込
み、同様に、下弦材62、62の端部を下部嵌合受け部
53の両端部から差し込み、ボルト、ナット等により固
定していた。これによると、桁材60、60同士の接続
は、接続具50の部分で下方に垂れ下がってしまうとい
う問題が生じ、接続した桁材60、60同士を水平に維
持することが出来ず、ストレートを出すということが出
来なかったのである。そこで本考案は、桁材同士、又
は、脚部と桁材との接続において、桁材を水平に保持
し、ストレートを出すための接続具を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、上弦材、下弦材、及び、斜材からなるト
ラス形状の桁材同士、又は、この桁材と脚部とを接続具
により接続し、固定する接続構造において、この接続具
が桁材の上弦材を載置するための載置部材12と、桁材
の下弦材を下弦材の上面に沿って案内するガイド部材1
3とを有し、且つ、テント骨組が組み立てられるとき
に、この接続具が使用される状態の配置において、これ
ら載置部材12の上面及びガイド部材13の下面が、そ
の長手方向において、水平に対して脚部から遠ざかる方
向に上昇するように傾斜しており、これによって桁材の
上弦材が載置部材12の上面に載置され、桁材の下弦材
がガイド部材13の下面に案内されて、桁材が接続具に
固定され、テント骨組が組み立てられた状態のときに、
桁材がその長手方向に水平となることを特徴とするテン
ト骨組の接続構造を提供する。
【0005】
【作用】本考案に係る接続具においては、桁材の上弦材
を接続具の載置部材12の上面に載置し、下弦材を接続
具のガイド部材13の下面に沿わせるように接触させ
て、ボルト、ナット等の固定具により桁材を接続具に固
して、テント骨組を組み立てる。載置部材12及びガ
イド部材13が水平に対して傾斜していることにより、
テント骨組が組み立てられた状態のときに、桁材は、水
平に保持され、その長手方向にストレートを出すことが
できる。ここで、普通考えられることは、桁材の上弦材
及び下弦材の両方を下から支持し、この支持部材を傾斜
させることである。しかし、種々の実験を重ねた結果、
桁材の接続に当たりストレートを出すためには、上記の
構成の通り、上弦材を載置部材により支持し、且つ、下
弦材の上面にガイド部材を沿わせて下弦材を案内するこ
とにより、桁材を最良に水平に保持することができた。
この理由については不明であるが、そのトラス形状の端
部を支持する際の力学的な根拠に基づくものであると考
えられる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面、図1から図4に従って実
施例について説明する。図1は、本考案に係る接続具1
0、15、16、20、25を使用して、脚部40と桁
材35、35、・・・とが組み立てられた状態を図示す
る斜視説明図である。桁材35は、それぞれ上弦材3
6、下弦材37、及び斜材38から構成されたトラス形
状を有する。本考案に係る接続具10、15、16、2
0、25を使用することにより、脚部40及び40間に
位置する複数の桁材35は、水平に保持され、ストレー
トを出すことができる。
【0007】図2は、図1の手前側に配列された桁材3
5の左端のものと脚部材40とを接続する接続具10を
図示する正面説明図である。接続具10の本体部11
は、略矩形形状の板状体からなり、その裏面の上方に角
型パイプからなる載置部材12を溶接する。載置部材1
2の上面は水平線に対して傾斜度aだけ傾斜させられて
いる。この実施例においては、aは2/100である。
また、本体部11の裏面の下方に角型パイプからなるガ
イド部材13を溶接し、載置部材12の上面と平行にガ
イド部材13の下面も傾斜させている。これにより、桁
材35の上弦材36が載置部材12の上面に載置され、
下弦材37の上面がガイド部材13の下面に沿うように
接触して案内される。そして、桁材35は、ボルト・ナ
ット等により接続具10に固定される。また、脚部40
の上方端部は、接続具10の左方端に、ボルト・ナット
等又は溶接により固定される。従って、桁材35は、右
上がりに接続具10に固定されることになるが、桁材3
5及び更に接続される桁材35の重量によりストレート
が出ることになる。
【0008】図3は、図1の手前側に配列された桁材3
5及び35を接続する左から二番目の接続具15を図示
する正面説明図である。図2に記載した接続具10より
その左右方向の長さをより長く形成しており、その他の
構成は、図2に記載の接続具と同様である。従って、載
置部材12及びガイド部材13は、それぞれ角型パイプ
を使用し、相互に平行に且つ右上がりに本体部11に溶
接されている。これらの載置部材12の上面には、桁材
35、35の上弦材36、36の端部が載置され、ガイ
ド部材13の下面に下弦材37、37の上面が沿うよう
に接触して案内され、桁材35、35がボルト・ナット
等の固定具によって接続具15に固定され、接続される
のである。ここで、接続具15を一方の桁材35の端部
に溶接しておき、他方の桁材35の端部をボルト・ナッ
ト等の固定具によって固定するようにしてもよい。この
接続具15に対して、図1の手前側に配列された桁材3
5及び35を接続する右から二番目の接続具16は、図
3に図示した接続具15と全く左右対称であり、載置部
材及びガイド部材は、それぞれ平行に右下がりに設けら
れている。
【0009】図4は、図1の手前側に配列された桁材3
5及び35を接続する中央部に位置する接続具25を図
示する正面説明図である。この接続具25は、その中央
の中心線cを基準に左右対称に形成され、その左側の部
分は、図2に示した接続具と同一の構成である。従っ
て、載置部材12は本体部11の上方側に2個設けら
れ、左側のものは右上がりに、右側のものは右下がりに
設けられている。同様に、ガイド部材13も本体部の下
方側に載置部材12と平行に2個設けられている。これ
ら載置部材12及びガイド部材13をそれぞれ一体的に
逆V字形状に形成してもよい。
【0010】以上、実施例について説明したが、載置部
材12及びガイド部材13は、角型パイプを使用せず
に、細長い板状体のものを使用して、これを本体部に溶
接して、載置部材12の上面及びガイド部材13の下面
を構成することもできる。また、載置部材12及びガイ
ド部材13を一体的に形成することもでき、即ち箱型の
ものを本体部11に溶接してもよく、この箱型のものの
上面に上弦材を載置させ、その下面に下弦材の上面を沿
わせるように接触させ、案内させることができる。この
場合にも一体化された箱型の載置部材12及びガイド部
材13の上面及び下面を平行に形成し、且つ傾斜させる
ことは勿論である。本体部11の構成は、種々変更する
ことができる。例えば、上記実施例では、1枚の板状体
のものを使用したが、2枚の板状体を使用し、載置部材
12及びガイド部材13を両側から挟むように、即ち、
サンドウィッチのようにして形成することもできる。こ
の場合には、桁材をこの接続具に固定するに当たり、桁
材が載置部材及びガイド部材から外れてしまうことがな
く、楽に固定することができる。更に、本体部11を複
数の細長の板状体のものから構成し、これらの細長の板
状体のものを縦に使用して、並列させてその一方の面に
載置部材及びガイド部材を固定することもできる。
【0011】
【考案の効果】以上の構成からなる本考案は、トラス形
状の桁材を接続するに当たり、これらの桁材を水平に、
ストレートが出るように接続することができるという大
きな効果を有するものである。特に脚部間の距離が5.
4メートルから9メートルもある大型のテントに使用さ
れる桁材の接続にその効果が顕著に発揮され得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る接続具の使用状態を図示する斜視
説明図である。
【図2】本考案の一実施例を図示する正面説明図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を図示する正面説明図であ
る。
【図4】本考案の更に他の実施例を図示する正面説明図
である。
【図5】従来の接続具の斜視説明図である。
【符号の説明】
10 接続具 11 本体部 12 載置部材 13 ガイド部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上弦材、下弦材、及び、斜材からなるトラ
    ス形状の桁材同士、又は、この桁材と脚部とを接続具に
    より接続し、固定する接続構造において、 この接続具が桁材の上弦材を載置するための載置部材(1
    2)と、桁材の下弦材を下弦材の上面に沿って案内するガ
    イド部材(13)とを有し、 且つ、テント骨組が組み立てられるときに、この接続具
    が使用される状態の配置において、これら載置部材(12)
    の上面及びガイド部材(13)の下面が、その長手方向にお
    いて、水平に対して脚部から遠ざかる方向に上昇するよ
    うに傾斜しており、 これによって桁材の上弦材が載置部材(12)の上面に載置
    され、桁材の下弦材がガイド部材(13)の下面に案内され
    て、桁材が接続具に固定され、テント骨組が組み立てら
    れた状態のときに、桁材がその長手方向に水平となるこ
    とを特徴とするテント骨組の接続構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、載置部材(12)とガイド
    部材(13)とを一体的に形成したことを特徴とするテント
    骨組の接続構造。
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