JPH0728296A - 接触帯電装置 - Google Patents
接触帯電装置Info
- Publication number
- JPH0728296A JPH0728296A JP17518293A JP17518293A JPH0728296A JP H0728296 A JPH0728296 A JP H0728296A JP 17518293 A JP17518293 A JP 17518293A JP 17518293 A JP17518293 A JP 17518293A JP H0728296 A JPH0728296 A JP H0728296A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- layer
- sheet
- charging device
- conductor pattern
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリーニングブレードによって除去できない
紙粉等が発生しても被帯電体が均一に帯電できる接触帯
電装置を提供する。 【構成】 接触帯電装置１０は、絶縁層１２と抵抗層１
４からなり、抵抗層１４表面に導電体パターン２６を形
成したシート状帯電部材１６を帯電装置保持具１８で保
持し、これを導電層２０と感光層２２からなる感光ドラ
ム２４に当接して構成される。これにより、トナー等
の、クリーニングブレード２８で除去できない微細な汚
れは、シート状帯電部材１０表面の導電体パターン２６
によって形成された凹部に留まり、帯電に影響しない。
紙粉等が発生しても被帯電体が均一に帯電できる接触帯
電装置を提供する。 【構成】 接触帯電装置１０は、絶縁層１２と抵抗層１
４からなり、抵抗層１４表面に導電体パターン２６を形
成したシート状帯電部材１６を帯電装置保持具１８で保
持し、これを導電層２０と感光層２２からなる感光ドラ
ム２４に当接して構成される。これにより、トナー等
の、クリーニングブレード２８で除去できない微細な汚
れは、シート状帯電部材１０表面の導電体パターン２６
によって形成された凹部に留まり、帯電に影響しない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ等の電子写真方式による画像形成装置
の帯電装置、特に接触帯電装置に関する。
機、ファクシミリ等の電子写真方式による画像形成装置
の帯電装置、特に接触帯電装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真装置における帯電装置として、
帯電電極と被帯電体の関係から、主に接触型と非接触型
の２種類が存在する。一般的に、非接触帯電装置と比較
して、接触帯電装置が、印加電圧が低く、オゾン発生量
が少ないなどの特長を持っている。
帯電電極と被帯電体の関係から、主に接触型と非接触型
の２種類が存在する。一般的に、非接触帯電装置と比較
して、接触帯電装置が、印加電圧が低く、オゾン発生量
が少ないなどの特長を持っている。
【０００３】このような接触帯電装置の一例として、特
開平２−２８２２８０号公報には、板バネなどの弾性た
わみ性により接触帯電部材を被帯電体に押し付けてなる
接触帯電装置が開示されている。以下図４を参照して、
この接触帯電装置の構成を説明すると、板バネ８０は、
被帯電体である感光ドラム８２の表層に設けられた感光
層８４に接触するように、押え部材８６とネジ８８によ
って導電性を有する保持部材９０に固定されている。感
光ドラム８２は、導電層９２の表層に感光層８４を塗布
したものである。
開平２−２８２２８０号公報には、板バネなどの弾性た
わみ性により接触帯電部材を被帯電体に押し付けてなる
接触帯電装置が開示されている。以下図４を参照して、
この接触帯電装置の構成を説明すると、板バネ８０は、
被帯電体である感光ドラム８２の表層に設けられた感光
層８４に接触するように、押え部材８６とネジ８８によ
って導電性を有する保持部材９０に固定されている。感
光ドラム８２は、導電層９２の表層に感光層８４を塗布
したものである。
【０００４】前記板バネ８０には、感光層８４に接触す
る箇所を含むように、弾性を有する抵抗層９４が設けら
れている。さらに感光ドラム８２の周上にはトナー、紙
粉等の汚れを除去する目的でクリーニングブレード９６
を設ける。板バネ８０には、１００μｍ程度の厚さのＳ
ＵＳ等が用いられる。また、抵抗層９４には、厚さ５０
〜１００μｍ程度で、１０3〜１０15Ωｃｍ程度の抵抗
値を有するウレタンゴム、ＮＢＲ等が用いられる。ま
た、保持部材９０には、電源９８が電線を介して接続さ
れている。電源９８によって印加される電圧は、−５０
０〜−２０００Ｖ程度が一般的である。
る箇所を含むように、弾性を有する抵抗層９４が設けら
れている。さらに感光ドラム８２の周上にはトナー、紙
粉等の汚れを除去する目的でクリーニングブレード９６
を設ける。板バネ８０には、１００μｍ程度の厚さのＳ
ＵＳ等が用いられる。また、抵抗層９４には、厚さ５０
〜１００μｍ程度で、１０3〜１０15Ωｃｍ程度の抵抗
値を有するウレタンゴム、ＮＢＲ等が用いられる。ま
た、保持部材９０には、電源９８が電線を介して接続さ
れている。電源９８によって印加される電圧は、−５０
０〜−２０００Ｖ程度が一般的である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接触帯電装置では、クリーニングブレードで除
去できない紙粉等が導電性部材と被帯電体の間に入った
場合、被帯電体の帯電が不均一になるという欠点があっ
た。
た従来の接触帯電装置では、クリーニングブレードで除
去できない紙粉等が導電性部材と被帯電体の間に入った
場合、被帯電体の帯電が不均一になるという欠点があっ
た。
【０００６】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、クリーニングブレードによって
除去できない紙粉等が発生しても被帯電体が均一に帯電
できる接触帯電装置を提供する。
になされたものであり、クリーニングブレードによって
除去できない紙粉等が発生しても被帯電体が均一に帯電
できる接触帯電装置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の接触帯電装置は、被帯電体表面に当接させた
シート状帯電部材に、電圧を印加して帯電を行う接触帯
電装置であって、前記シート状帯電部材は、少なくとも
抵抗層を含む多層で形成され、且つ被帯電体表面に当接
する箇所に突起を有することを特徴とする。
に本発明の接触帯電装置は、被帯電体表面に当接させた
シート状帯電部材に、電圧を印加して帯電を行う接触帯
電装置であって、前記シート状帯電部材は、少なくとも
抵抗層を含む多層で形成され、且つ被帯電体表面に当接
する箇所に突起を有することを特徴とする。
【０００８】
【作用】上記の構成を有する本発明の接触帯電装置よれ
ば、クリーニングブレードで除去できない紙粉等が接触
帯電装置に到達しても突起の凹部で除去され、紙粉等は
シート状帯電部材と被帯電体の接触部分に入らない。し
たがって、長期間均一な帯電が可能となる。
ば、クリーニングブレードで除去できない紙粉等が接触
帯電装置に到達しても突起の凹部で除去され、紙粉等は
シート状帯電部材と被帯電体の接触部分に入らない。し
たがって、長期間均一な帯電が可能となる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００１０】図１に示すように本発明を実施した接触帯
電装置１０は、絶縁層１２と抵抗層１４からなるシート
状帯電部材１６を、帯電部材保持具１８で円筒状に保持
し、導体層２０と感光層２２からなる感光ドラム２４に
圧接して構成される。さらにシート状帯電部材１６と感
光ドラム２４の接触部分を図２の拡大図に示すように、
シート状帯電部材１６の抵抗層１４上には、導電体パタ
ーン２６が形成され、この導電体パターン２６が感光ド
ラム２４と接触するように構成されている。さらにシー
ト状帯電部材１６の抵抗層１４には、電源２８が接続さ
れ、それにより電圧が印加されている。
電装置１０は、絶縁層１２と抵抗層１４からなるシート
状帯電部材１６を、帯電部材保持具１８で円筒状に保持
し、導体層２０と感光層２２からなる感光ドラム２４に
圧接して構成される。さらにシート状帯電部材１６と感
光ドラム２４の接触部分を図２の拡大図に示すように、
シート状帯電部材１６の抵抗層１４上には、導電体パタ
ーン２６が形成され、この導電体パターン２６が感光ド
ラム２４と接触するように構成されている。さらにシー
ト状帯電部材１６の抵抗層１４には、電源２８が接続さ
れ、それにより電圧が印加されている。
【００１１】また前記導電体パターン２６は、図３に示
すようにシート状帯電部材１６の抵抗層１４上に、感光
ドラム２４の移動方向に対して所定の角度で交わるよう
に形成されており、例えば、印刷法によって抵抗層１４
上に形成されている。
すようにシート状帯電部材１６の抵抗層１４上に、感光
ドラム２４の移動方向に対して所定の角度で交わるよう
に形成されており、例えば、印刷法によって抵抗層１４
上に形成されている。
【００１２】前記接触帯電装置１０の絶縁層１２には、
厚さ約５０μｍのポリイミドフィルムが、抵抗層１４に
は表面抵抗率が１０5〜１０12Ω／□程度、特に望まし
くは、１０7〜１０10Ω／□のＴａＮの薄膜が、また、
導電体パターン２６には３〜２０μｍのＡｌ薄膜がそれ
ぞれ利用できる。
厚さ約５０μｍのポリイミドフィルムが、抵抗層１４に
は表面抵抗率が１０5〜１０12Ω／□程度、特に望まし
くは、１０7〜１０10Ω／□のＴａＮの薄膜が、また、
導電体パターン２６には３〜２０μｍのＡｌ薄膜がそれ
ぞれ利用できる。
【００１３】さらに前記感光層２２には、約２０μｍの
ＯＰＣ（有機感光体）、アモルファスシリコン、セレン
などが、導体層２０にはＡｌ製のドラムが用いられる。
前記シート状帯電部材１６は、絶縁層１２を構成するポ
リイミドフィルム自身の弾性作用により全体として弾性
体であるため、帯電部材保持具１８によって、中空の凸
状となる。感光層２２表面の凹凸に応じて、シート状帯
電部材１６は変形し、シート状帯電部材１６の抵抗層１
４と感光層２２の当接は、均一に保たれる。感光ドラム
２４の周上にはトナー等の汚れを除去するためにクリー
ニングブレード２８が配置されている。
ＯＰＣ（有機感光体）、アモルファスシリコン、セレン
などが、導体層２０にはＡｌ製のドラムが用いられる。
前記シート状帯電部材１６は、絶縁層１２を構成するポ
リイミドフィルム自身の弾性作用により全体として弾性
体であるため、帯電部材保持具１８によって、中空の凸
状となる。感光層２２表面の凹凸に応じて、シート状帯
電部材１６は変形し、シート状帯電部材１６の抵抗層１
４と感光層２２の当接は、均一に保たれる。感光ドラム
２４の周上にはトナー等の汚れを除去するためにクリー
ニングブレード２８が配置されている。
【００１４】次に、本実施例の接触帯電装置の動作につ
いて説明する。感光ドラム２４は、図中の矢印方向に所
定の周速度、例えば４７ｍｍ／ｓｅｃの速度をもって回
転している。抵抗層１４と感光ドラム２４の導体層２０
間には、直流電源３０によって直流電圧が印加されてい
る。このため、抵抗層１４と、接地されている導体層２
０との間に電位差が生じ、抵抗層１４と感光層２２の間
で、接触している箇所では電荷注入によって、接触せず
に微小間隙を形成している箇所では放電によって、感光
層２２の表面が帯電される。このとき大きな電流が流れ
ようとするのを、抵抗層１４の抵抗が制御するため、火
花放電やアーク放電にならず、安定した帯電を行うこと
ができる。
いて説明する。感光ドラム２４は、図中の矢印方向に所
定の周速度、例えば４７ｍｍ／ｓｅｃの速度をもって回
転している。抵抗層１４と感光ドラム２４の導体層２０
間には、直流電源３０によって直流電圧が印加されてい
る。このため、抵抗層１４と、接地されている導体層２
０との間に電位差が生じ、抵抗層１４と感光層２２の間
で、接触している箇所では電荷注入によって、接触せず
に微小間隙を形成している箇所では放電によって、感光
層２２の表面が帯電される。このとき大きな電流が流れ
ようとするのを、抵抗層１４の抵抗が制御するため、火
花放電やアーク放電にならず、安定した帯電を行うこと
ができる。
【００１５】この接触帯電装置を電子写真プロセスにお
いて長期間使用する場合、トナー、紙粉等の汚れを生ず
る。通常のトナー等の汚れは、クリーニングブレード２
８によって除去されるが、クリーニングブレード２８で
除去できない微細な汚れは、接触帯電装置１０に到達す
る。この時、この微細な汚れは、シート状帯電部材１０
表面の導電体パターン２６によって形成された凹部に留
まり、帯電に影響を与えることがない。
いて長期間使用する場合、トナー、紙粉等の汚れを生ず
る。通常のトナー等の汚れは、クリーニングブレード２
８によって除去されるが、クリーニングブレード２８で
除去できない微細な汚れは、接触帯電装置１０に到達す
る。この時、この微細な汚れは、シート状帯電部材１０
表面の導電体パターン２６によって形成された凹部に留
まり、帯電に影響を与えることがない。
【００１６】本発明は以上詳述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。例えば、本実施例におい
ては、印加電圧は直流電圧であったが、交流電圧を重ね
て印加することも可能である。また、導電体パターン２
６の形状および材質は本実施例にとらわれることなくい
かなる形状、材質でもよいことは言うまでもない。
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。例えば、本実施例におい
ては、印加電圧は直流電圧であったが、交流電圧を重ね
て印加することも可能である。また、導電体パターン２
６の形状および材質は本実施例にとらわれることなくい
かなる形状、材質でもよいことは言うまでもない。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、紙粉等の汚れに強く、寿命が長く信頼
性の高い接触帯電装置を提供することができる。
本発明によれば、紙粉等の汚れに強く、寿命が長く信頼
性の高い接触帯電装置を提供することができる。
【図１】本発明を具体化した接触帯電装置の構成を示す
図である。
図である。
【図２】接触帯電装置の要部を拡大して示す図である。
【図３】シート状帯電部材の構成を示す図である。
【図４】従来の接触帯電装置の構成を示す図である。
１０ 帯電装置 １４ 抵抗層 ２２ 感光層 ２６ 導電体パターン ３０ 電源
Claims (2)
- 【請求項１】 被帯電体表面に当接させたシート状帯電
部材に、電圧を印加して帯電を行う接触帯電装置におい
て、 前記シート状帯電部材は、少なくとも抵抗層を含む多層
で形成され、且つ被帯電体表面に当接する箇所に突起を
有することを特徴とする接触帯電装置。 - 【請求項２】 前記シート状帯電部材表面の突起は、抵
抗層上に形成した導電体パターンによって形成されてい
ることを特徴とする請求項１に記載の接触帯電装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17518293A JPH0728296A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 接触帯電装置 |
| US08/252,166 US5535088A (en) | 1993-06-17 | 1994-05-31 | Contacting charging device for electrostatic photoreceptor drum |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17518293A JPH0728296A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 接触帯電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0728296A true JPH0728296A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15991715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17518293A Pending JPH0728296A (ja) | 1993-06-17 | 1993-07-15 | 接触帯電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728296A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6672337B2 (en) | 2000-11-24 | 2004-01-06 | Suzuki Sogyo Co., Ltd. | Serially connected fluid hammer preventer |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP17518293A patent/JPH0728296A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6672337B2 (en) | 2000-11-24 | 2004-01-06 | Suzuki Sogyo Co., Ltd. | Serially connected fluid hammer preventer |
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