JPH0728283U - 鋼板製スパイラル管 - Google Patents

鋼板製スパイラル管

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JPH0728283U
JPH0728283U JP5895093U JP5895093U JPH0728283U JP H0728283 U JPH0728283 U JP H0728283U JP 5895093 U JP5895093 U JP 5895093U JP 5895093 U JP5895093 U JP 5895093U JP H0728283 U JPH0728283 U JP H0728283U
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JP
Japan
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spiral tube
steel plate
goby
steel plates
fitting portion
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Application number
JP5895093U
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English (en)
Inventor
宏次 柳沢
武文 阿部
義孝 門屋
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Fujimori Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハゼ嵌合部を有するスパイラル管の素材に鋼板
を用いた場合、特に多少厚めの鋼板を用いた場合には、
ハゼ嵌合部の4枚の鋼板が重なった部分が、鋼板の剛性
に起因して管の表面から浮き上がる問題点がある。本考
案はこの問題点を解消したスパイラル管を提供する。 【構成】帯状鋼板の重なり部をハゼ嵌合2してなる鋼板
製スパイラル管1において、該ハゼ嵌合部2の上側表面
3に凹状圧刻条4を5〜15mmの間隔Pで形成してな
る鋼板製スパイラル管である。この凹状圧刻条4はハゼ
嵌合部2の長さ方向に対し略直角に設けるのが好まし
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハゼ嵌合により製造された鋼板製スパイラル管に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯状の金属板例えば鋼板、アルミニウム板などを螺旋状に巻き、その重なり部 分を接合した管は、いわゆるスパイラル管としてよく知られている。そして、こ の重なり部分の接合を、図3の一部拡大斜視図に示すように折りハゼ状に重ね合 せて行うことは従来から採用されており、所謂ハゼ嵌合と称されている。このハ ゼ嵌合を用いて製造したスパイラル管は、ハゼ嵌合部分において4枚の鋼板が重 なっており、この重なり部分(ハゼ嵌合部)が管の外周を螺旋状に巻いているた め、管の強度が高い。また管の長さも長さ方向にエンドレス成形ができるため製 造長さを自由にできる利点があり、そのため丸ダクトやスラブ増強丸管の製造に 多用されている。
【0003】 そして、アルミニウム板を素材とするスパイラル管においては、ハゼ嵌合部に 外力が加わった際、アルミニウム板が軟らかいために容易に曲がりハゼ嵌合部が 解けてしまうという問題点があった。そのため、アルミニウム板を素材とするス パイラル管においては、従来、ハゼ嵌合部におけるアルミニウム板の曲がり易さ を改善し曲がりにくくすべく、ハゼ嵌合部におけるアルミニウム板にハゼ嵌合部 の長さ方向に交差状に極めて微細な凹凸を設けることが行われている。
【0004】 一方、鋼板をスパイラル管の素材に用いた場合は、鋼板は剛性に富み曲がりに くいため、上記のアルミニウム板を素材とするスパイラル管の如き問題点はない 。しかし、鋼板は剛性に富み曲がりにくいがために、特に多少厚めの鋼板を用い た場合には、ハゼ嵌合部の4枚の鋼板が重なった部分が、鋼板の剛性に起因して 管の表面から浮き上がる、すなわち折り畳み部が持ち上がることがある。このよ うに浮き上ると外観が悪くなったり、ハゼ嵌合部の緩みが生じスパイラル管の施 工取付け操作時に支障を生じることがありハゼ嵌合部の緩みがひどいときには当 該嵌合部の解体につながり製品と成り得ないことがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の浮き上りを全くなくしたハゼ嵌合部を有する鋼板製のスパイ ラル管を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、帯状鋼板の重なり部をハゼ嵌合してなる鋼板製スパイラル 管において、該ハゼ嵌合部の上側表面に凹状圧刻条を5〜15mmの間隔で形成 したことを特徴とする鋼板製スパイラル管である。 本考案のスパイラル管に使用する鋼板は、亜鉛鋼板、ステンレス板、塩化ビニ ル樹脂被覆鋼板(塩ビ鋼板)などである。 図1は、本考案の鋼板製スパイラル管の斜面図である。また、図2は、このス パイラル管のハゼ嵌合部の拡大斜視図である。図1、2において、1はスパイラ ル管、2はハゼ嵌合部、3は該ハゼ嵌合部の上側表面、4は該上側表面に施され た凹状圧刻条である。5はスパイラル管を構成する鋼板の断面部分である。Pは 凹状圧刻条の間隔である。
【0007】 本考案のスパイラル管においては、ハゼ嵌合部2の上側表面3に凹状圧刻条4 を設けることにより、該ハゼ嵌合部の浮上りが効果的に防止できる。この凹状圧 刻条の断面はU字状であってもV字状であってもよい。また凹状圧刻条は、ハゼ 嵌合部の長さ方向(帯状に伸びる方向)に略直角に施したとき最も効果が大きい 。また凹状圧刻条は5〜15mm間隔で施すのがよい。5mmより細かくなると プレス効果が弱まり補強強化が期待できなくなり、15mm以上の間隔にした場 合には浮上りを防止することが困難となる。 本考案のハゼ嵌合部の上側表面の凹状圧刻条は、帯状の鋼板をスパイラルに巻 き、両端を重ね、ハゼ折りし、かしめる際に、使用するロ−ラの一方のロ−ラ( ハゼ嵌合部の上側表面に接するかしめロ−ラ)として、ロ−ラ表面に所定のピッ チで凸条を形成したロ−ラを用いることにより簡単に設けることができる。
【0008】
【考案の効果】
本考案においては、鋼板製スパイラル管のハゼ嵌合部の上側表面に凸陥圧接条 を多数設けたので、鋼板として多少厚めのものを用いても、ハゼ嵌合部が浮き上 がることがない。そのため、外観がよく、また該スパイラル管の取付け操作時に 支障を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスパイラル管の斜視図
【図2】本考案のスパイラル管の拡大斜視図
【図3】従来のスパイラル管の一部拡大斜視図
【符号の説明】
1 鋼板製スパイラル管、2 ハゼ嵌合部、3 ハゼ嵌
合部の上側表面、4 凹状圧刻条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に巻いた帯状鋼板の重なり部をハゼ
    嵌合してなる鋼板製スパイラル管において、該ハゼ嵌合
    部の上側表面に凹状圧刻条を5〜15mmの間隔で形成
    したことを特徴とする鋼板製スパイラル管。
  2. 【請求項2】凹状圧刻条が、ハゼ嵌合部の長さ方向に対
    し略直角に設けられた請求項1記載の鋼板製スパイラル
    管。
JP5895093U 1993-11-01 1993-11-01 鋼板製スパイラル管 Pending JPH0728283U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094753A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 更生管製管用補強材入り帯状体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094753A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 更生管製管用補強材入り帯状体

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