JPH07282396A - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JPH07282396A
JPH07282396A JP7735994A JP7735994A JPH07282396A JP H07282396 A JPH07282396 A JP H07282396A JP 7735994 A JP7735994 A JP 7735994A JP 7735994 A JP7735994 A JP 7735994A JP H07282396 A JPH07282396 A JP H07282396A
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清道 山田
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沖彦 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の現在地と誘導交差点との距離に応じて
視点の位置と視点から見下ろす方向を変える。 【構成】 車両用経路誘導装置に適用され、CPU4は
推奨経路を演算した後、推奨経路上の交差点のうち経路
誘導が必要な誘導交差点を抽出した後、現在地から現在
地に最も近い車両進行方向の誘導交差点までの距離dを
測定し、この距離dが所定距離未満の場合は、現在地の
後方に視点を定め、誘導交差点を見下ろす方向を視線方
向とする。一方、距離dが所定距離以上の場合は、現在
地の後方の視点から推奨経路上の所定地点を見下ろす方
向を視線方向とする。これにより、車両から誘導交差点
までの距離が長い場合には、推奨経路がなるべく長く表
示され、一方誘導交差点までの距離が短い場合には、車
両と誘導交差点とを結ぶ方向がディスプレイ8の縦方向
に平行に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の出発地から目的
地までの推奨経路を演算し、この推奨経路に従って車両
を目的地まで誘導する車両用経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の出発地から目的地まで経路探索を
行って推奨経路を求め、その推奨経路と車両の現在地と
をディスプレイに表示して経路誘導を行う車両用経路誘
導装置が知られている。この種の従来の装置として、例
えばディスプレイ上に異なる縮尺率の道路地図を同時に
表示させる、いわゆるスーパインポーズ表示を行う車両
用経路誘導装置が知られている。図12は現在地周辺の
交差点状況をディスプレイの右上隅に拡大表示する例を
示す。この装置によれば、運転者は現在地を中心とした
広い範囲の地図を確認できるとともに、現在地周辺の道
路状況を詳細に知ることもできる。ところがこの装置
は、ディスプレイの右上隅に道路地図を拡大表示するた
め、その部分に本来表示されるべき道路地図が表示でき
なくなってしまう。このため、例えば運転者が右折する
場合等には、右折先の道路状況が確認できないという問
題がある。
【0003】このような問題を解決するため、例えば道
路地図を鳥瞰図表示させることが考えられる。この鳥瞰
図とは、道路地図を上空から斜めに見下ろしたようにデ
ィスプレイに表示させるものであり、例えばフライトシ
ミュレータ等で広く用いられている。図13は、鳥瞰図
表示の概要を説明する図である。図13は、道路地図を
XY平面とし、XY平面に直交するZ軸上に視点Eを置
いた例を示す。図示の長方形abcdはディスプレイの
表示範囲を示し、図示の視点Eから長方形abcdを通
して見ることができる道路地図範囲は台形ABCDで示
される。図示のように、視点位置からは、長方形abc
dの範囲よりもはるかに広い範囲の道路地図データを見
ることができる。
【0004】このように、図示の視点位置から、あたか
も図示の台形領域ABCDを見ているかのような画像を
ディスプレイ上に表示させる表示方式を、一般に鳥瞰図
表示方式と呼ぶ。この鳥瞰図表示方式には、視点に近い
側がより拡大して表示されるという特徴がある。例え
ば、ディスプレイ表示範囲を示す長方形abcdの中心
位置fに対応する台形ABCD上の位置はFで示され、
この点Fは辺CDよりも辺AB側に近い位置にある。す
なわち、辺ABから点Fまでの領域がディスプレイの下
半分に表示される。また、辺ABは辺CDよりも短く、
その分だけ辺AB側は拡大して表示される。
【0005】図14(a)は、車両の現在地から目的地
までの推奨経路周辺の道路地図を、鳥瞰図表示方式を用
いてディスプレイに表示させた例である。この図は、現
在地を基準として目的地と反対方向の上空に視点を置
き、そこから目的地方向を見下ろしたものである。この
ような位置に視点を置くと、図示のように目的地から現
在地に近づくにつれ、地図の縮尺率が連続的に増加する
画像が表示される。すなわち現在地周辺が拡大表示され
るとともに、推奨経路が目的地近くまで表示される。図
14(b)は図14(a)とほぼ同じ位置に車両マーク
を表示する場合の従来の表示画面例である。図14
(b)に比べて図14(a)は現在地周辺を拡大表示で
きるとともに、太線で示す推奨経路も図14(b)より
長く表示できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路地
図を鳥瞰図表示して経路誘導を行なう場合、視点および
視線方向をどこに設定するかでディスプレイに表示され
る地図範囲が大きく変化する。例えば車両の現在地がデ
ィスプレイに表示されるように視点位置を設定しても、
視線方向の設定が悪い場合には、目的地方向を十分に表
示できなくなる。また、車両進行方向の道路地図は、デ
ィスプレイの右辺側または左辺側に表示するよりも、デ
ィスプレイの上辺側に表示した方が、運転者は現在地周
辺の道路地図を把握しやすくなる。特に、推奨経路上に
経路離脱を起こしやすいような交差点、例えば複数の道
路が交差している交差点に車両が近づいた場合には、図
15(a)のように表示するよりも、図15(b)のよ
うに交差点への進入方向をディスプレイの縦方向に表示
した方が、運転者にとってわかりやすい。逆に、推奨経
路上に経路離脱を起こしやすい交差点が少ない場合に
は、できるだけ遠くまで推奨経路を表示するのが望まし
い。
【0007】本発明の目的は、車両の現在地と誘導交差
点との距離に応じて視点の位置または視点から見下ろす
方向を変えるようにし、運転者にとってわかりやすく、
かつ経路離脱を起こしにくい鳥瞰図をディスプレイに表
示するようにした車両用経路誘導装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
づけて本発明を説明すると、本発明は、道路地図に関す
る道路地図データを記憶する道路地図記憶手段3と、車
両の現在地を検出する車両位置検出手段4と、車両の出
発地を設定する出発地設定手段9と、車両の目的地を設
定する目的地設定手段9と、道路地図データに基づいて
出発地から目的地までの推奨経路を演算する推奨経路演
算手段4と、道路地図上の現在地を基準として目的地と
反対方向の上空に視点を置き、この視点から道路地図の
所定方向を見下ろした鳥瞰図を作成する鳥瞰図作成手段
4と、作成された鳥瞰図をディスプレイ8に表示させる
表示制御手段4とを備える車両用経路誘導装置に適用さ
れ、推奨経路上の交差点のうち、経路誘導に必要な交差
点を示す誘導交差点を道路地図データから抽出する第1
抽出手段4と、抽出された誘導交差点のうち、車両進行
方向にある誘導交差点のいずれかを抽出する第2抽出手
段4とを備え、現在地から第2抽出手段4によって抽出
された誘導交差点までの距離に基づいて、視点の位置お
よび視点から見下ろす方向を定めるように鳥瞰図作成手
段4を構成するものである。請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載された車両用経路誘導装置において、現
在地に最も近い車両進行方向の誘導交差点を抽出するよ
うに第2抽出手段4を構成するものである。請求項3に
記載の発明は、請求項1または2に記載された車両用経
路誘導装置において、現在地から第2抽出手段4によっ
て抽出された誘導交差点までの距離が所定距離以下か否
かを判定する判定手段4を備え、判定手段4によって所
定距離以下と判定されると、車両進行方向の道路地図が
ディスプレイ8の上辺側に表示されるように、視点の位
置および視点から見下ろす方向を定めるように鳥瞰図作
成手段4を構成するものである。請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載された車両用経路誘導装置におい
て、現在地から第2抽出手段4によって抽出された誘導
交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定する判定
手段4と、現在地を基準として第2抽出手段4によって
抽出された誘導交差点の方向を検出する誘導交差点方向
検出手段4とを備え、判定手段4によって所定距離以下
と判定されると、誘導交差点方向検出手段4によって検
出された誘導交差点の方向の道路地図がディスプレイ8
の上辺側に表示されるように、視点の位置および視点か
ら見下ろす方向を定めるように鳥瞰図作成手段4を構成
するものである。請求項5に記載の発明は、請求項4に
記載された車両用経路誘導装置において、判定手段4に
よって所定距離以下と判定されると、第2抽出手段4に
よって抽出された誘導交差点がディスプレイ8の上辺側
に表示されるように、視点の位置および視点から見下ろ
す方向を定めるように鳥瞰図作成手段4を構成するもの
である。請求項6に記載の発明は、請求項4に記載され
た車両用経路誘導装置において、推奨経路が第2抽出手
段4によって抽出された誘導交差点に進入する方向を検
出する進入方向検出手段4とを備え、判定手段4によっ
て所定距離以下と判定されると、進入方向検出手段4に
よって検出された方向の道路地図がディスプレイ8の上
辺側に表示されるように、視点の位置および視点から見
下ろす方向を定めるように鳥瞰図作成手段4を構成する
ものである。請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
された車両用経路誘導装置において、現在地から前記第
2抽出手段によって抽出された誘導交差点までの距離が
所定距離以下か否かを判定する判定手段4を備え、判定
手段4によって所定距離より大きいと判定されると、視
点から現在地を基準として推奨経路に沿って所定距離進
んだ地点を見下ろした鳥瞰図を作成するように鳥瞰図作
成手段4を構成するものである。請求項8に記載の発明
は、請求項1に記載された車両用経路誘導装置におい
て、現在地から第2抽出手段4によって抽出された誘導
交差点までの距離に応じて、視点から見下ろす範囲を設
定する視線範囲設定手段4と、視点から視線範囲設定手
段4によって設定された範囲内に含まれる複数の方向を
見下ろした鳥瞰図をそれぞれ作成した場合に、作成され
た鳥瞰図に含まれる推奨経路の距離が最も長い方向を選
択する視線方向選択手段4とを備え、視点から視線方向
選択手段4によって選択された方向を見下ろした鳥瞰図
を作成するように鳥瞰図作成手段4を構成するものであ
る。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載された車
両用経路誘導装置において、現在地から第2抽出手段4
によって抽出された誘導交差点までの距離が短いほど、
視点から見下ろす範囲を狭くするように視線範囲設定手
段4を構成するものである。請求項10に記載の発明
は、請求項1に記載された車両用経路誘導装置におい
て、現在地から第2抽出手段4によって抽出された誘導
交差点までの距離が長いほど、視点を道路地図に近づけ
るとともに、視点から見下ろす方向を道路地図平面に対
して平行に近づけるように鳥瞰図作成手段4を構成する
ものである。請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載された車両用経路誘導装置において、現在地から第
2抽出手段4によって抽出された誘導交差点までの距離
にかかわらず、現在地周辺の地図縮尺が等しくなるよう
な鳥瞰図を作成するように鳥瞰図作成手段4を構成する
ものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明の第1抽出手段4は、経
路誘導に必要な交差点を示す誘導交差点、例えば多数の
道路が交差する交差点等を、道路地図記憶手段3に記憶
された道路地図データから抽出する。このうち車両進行
方向にある誘導交差点のいずれかを第2抽出手段4によ
って抽出する。そして、車両位置検出手段4によって検
出された現在地と第2抽出手段4によって抽出された誘
導交差点との距離に基づいて、鳥瞰図作成手段4は視点
の位置および視点から見下ろす方向を定めて鳥瞰図を作
成する。請求項2に記載の発明の第2抽出手段4は、現
在地に最も近い車両進行方向の誘導交差点を抽出するた
め、その誘導交差点付近の道路形状が確認しやすくな
り、経路離脱が起こりにくくなる。請求項3に記載の発
明では、現在地から第2抽出手段4によって抽出された
誘導交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定手段
4によって判定し、所定距離以下と判定されると、車両
進行方向の道路地図データがディスプレイ8の上辺側に
表示されるように、鳥瞰図作成手段4は視点の位置およ
び視点から見下ろす方向を定める。請求項4に記載の発
明では、現在地から第2抽出手段4によって抽出された
誘導交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定手段
4によって判定し、また現在地を基準として第2抽出手
段4によって抽出された誘導交差点の方向を誘導交差点
方向検出手段4によって検出する。そして、誘導交差点
までの距離が所定距離以下の場合には、誘導交差点方向
検出手段4によって検出された誘導交差点の方向の道路
地図がディスプレイ8の上辺側に表示されるように、鳥
瞰図作成手段4は視点の位置および視点から見下ろす方
向を定める。請求項5に記載の発明の鳥瞰図作成手段4
は、第2抽出手段4によって検出された誘導交差点がデ
ィスプレイ8の上辺側に表示されるように、視点の位置
および視点から見下ろす方向を定めるため、次の誘導交
差点の位置が確認しやすくなる。請求項6に記載の発明
では、推奨経路が第2抽出手段4によって抽出された誘
導交差点に進入する方向を進入方向検出手段4によって
検出し、第2抽出手段4によって抽出された誘導交差点
までの距離が短い場合には、進入方向検出手段4によっ
て検出された方向の道路地図がディスプレイ8の上辺側
に表示されるように、鳥瞰図作成手段4は視点の位置お
よび視点から見下ろす方向を定める。請求項7に記載の
発明の鳥瞰図作成手段4は、第2抽出手段4によって抽
出された誘導交差点までの距離が長い場合には、視点か
ら現在地を基準として推奨経路に沿って所定距離進んだ
地点を見下ろした鳥瞰図を作成するため、ディスプレイ
8に表示される推奨経路の距離を長くすることができ
る。請求項8に記載の発明の視線範囲設定手段4は、現
在地から第2抽出手段4によって抽出された誘導交差点
までの距離に応じて、視点から見下ろす範囲を設定す
る。そして、その範囲内に含まれる複数の方向を見下ろ
した鳥瞰図をそれぞれ作成した場合に、推奨経路の距離
が最も長い方向を視線方向選択手段4によって選択す
る。請求項9に記載の発明の視線範囲設定手段4は、第
2抽出手段4によって抽出された誘導交差点までの距離
が短いほど視点から見下ろす範囲を狭くするため、その
誘導交差点を確実にディスプレイ8に表示できる。請求
項10に記載の発明の鳥瞰図作成手段4は、第2抽出手
段4によって抽出された誘導交差点までの距離が長いほ
ど、視点を道路地図に近づけるとともに、視点から見下
ろす方向を道路地図平面に平行に近づけるため、広い範
囲の道路地図をディスプレイ8に表示できる。請求項1
1に記載の発明の鳥瞰図作成手段4は、第2抽出手段4
によって抽出された誘導交差点までの距離にかかわら
ず、現在地周辺の地図縮尺が等しくなるように鳥瞰図を
作成するため、ディスプレイ8上の表示が切り替わった
場合でも現在地を見失うことがない。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】
−第1の実施例− 図1は本発明による車両用経路誘導装置の第1の実施例
のブロック図である。図1において、1は車両の進行方
位を検出する方位センサである。2は車速センサであ
り、例えば車両のトランスミッションに取り付けられ、
車速に応じて所定数のパルス信号を出力する。3は交差
点ネットワークデータを含む道路地図データを記憶する
地図記憶メモリであり、交差点やカーブ地点を示すノー
ドの位置情報、ノード間を接続する道路(リンク)の経
路長および地名等の文字情報等を記憶する。4は、後述
する図2,3の処理を行うCPU、5はCPU4が実行
する制御プログラム等を記憶するROM、6はCPU4
による演算結果を記憶するRAMである。7はCPU4
によって作成された鳥瞰図表示データを記憶するV−R
AMであり、このV−RAM7の記憶内容に応じてディ
スプレイ8に絵文字情報が表示される。9は出発地と目
的地を入力する操作ボードである。上記方位センサ1、
車速センサ2、地図記憶メモリ3、CPU4、ROM
5、RAM6、V−RAM7、ディスプレイ8および操
作ボード9は、インターフェース回路10を介して互い
に信号のやり取りを行う。
【0012】図2,3はいずれもCPU4が行なうフロ
ーチャートを示し、図2は推奨経路演算処理、図3は鳥
瞰図作成処理を示す。以下、これらの図を用いて第1の
実施例の動作を説明する。イグニションキーがオン位置
またはアクセサリ位置に操作されると、CPU4は図2
の処理を開始する。図2のステップS1では、操作ボー
ド9から入力された出発地と目的地を読み込む。なお、
出発地については、後述する車両の現在地の検出と同様
に、車速センサ2等を用いて自動的に検出してもよい。
【0013】ステップS2では、車速センサ2から出力
される単位時間当たりのパルス数またはパルス周期を測
定して車両の走行速度を検出するとともに、パルス数を
計測して車両の走行距離を検出する。次に、検出した車
両走行距離と方位センサ1により検出される車両の進行
方位とに基づいて車両の走行軌跡を演算し、地図記憶メ
モリ3に記憶されている道路地図データとマップマッチ
ングを行って車両の現在地を検出する。このようにして
車両の現在地を検出する方法は一般に自律航法と呼ばれ
るが、この代わりにGPS衛星からのGPS信号を用い
て現在地を検出してもよい。
【0014】ステップS3では、公知のダイクストラ法
(特開昭62-86499号公報参照)等を用いて、出発地から
目的地まで経路探索を行って推奨経路を演算する。ステ
ップS4では、推奨経路上の交差点のうち、経路誘導に
必要な交差点(以下、誘導交差点と呼ぶ)を地図記憶メ
モリ3から抽出する。そして、抽出した誘導交差点に関
する情報をRAM6に記憶する。このステップS3で誘
導交差点を抽出するのは、推奨経路上には経路誘導する
必要のない交差点、例えば細道が交差する交差点等があ
り、このような交差点について、後述するディスプレイ
表示の書き換えを行なっても、CPU4の処理負担が増
えるだけであまり意味がないためである。なお、誘導交
差点として抽出するか否かは、例えば交差点で交差する
各道路の道路種別、交差点で交差する各道路間の角度、
交差点で交差する道路数等によって判断する。ステップ
S5では、ステップS4で抽出した誘導交差点をRAM
6に記憶して処理を終了する。
【0015】図2の推奨経路演算処理が終了し、車両が
走行を開始すると、CPU4は図3の鳥瞰図作成処理を
行なう。図3のステップS11では、図2のステップS
2と同様にして車両の現在地を検出する。ステップS1
2では、車両が所定距離移動したか否かを判定する。こ
の判定は車速センサ2からパルスが出力されたか否かで
判断する。あるいは、GPS信号等を受信して判断して
もよい。ステップS12の判定が否定されるとステップ
S11に戻り、判定が肯定されるとステップS13に進
む。ステップS13では、誘導交差点を通過したか否か
を判定する。判定が肯定されるとステップS14に進
み、車両進行方向にある次の誘導交差点をRAM6から
読み込む。ステップS13の判定が否定されるとステッ
プS15に進み、誘導交差点までの距離dを算出する。
ステップS16では、誘導交差点までの距離dが所定距
離D未満であるか否かを判定する。判定が肯定されると
ステップS17に進み、視線方向を定める。ここでは、
現在地を基準として車両進行方向と反対側の上空に視点
を定め、この視点位置から誘導交差点を見下ろす方向を
視線方向に定める。
【0016】一方、ステップS16の判定が否定される
とステップS18に進み、現在地を基準として車両進行
方向と反対側の上空に視点を定め、この視点位置から現
在地を基準として推奨経路に沿って所定距離だけ進んだ
地点を見下ろす方向を視線方向に定める。ステップS1
7またはS18の処理が終了するとステップS19に進
み、所定範囲の道路地図データを地図記憶メモリ3から
読み込む。すなわち、ステップS17,S18で定めた
視点位置および視線方向に対応する範囲(図13の台形
ABCDの範囲)の道路地図データを地図記憶メモリ3
から読み込む。
【0017】ステップS20では、ステップS19で読
み込んだ道路地図データを鳥瞰図データに変換してディ
スプレイ8に表示する。例えば、ステップS18の処理
またはステップS17の処理を行った場合の鳥瞰図は、
それぞれ図4,5のようになる。すなわち、誘導交差点
までの距離dが長い場合には、図4に示すように、現在
地から推奨経路に沿って所定距離だけ進んだ地点Pがデ
ィスプレイ8の上辺側に表示される。なお、この地点P
の目印は実際にはディスプレイ8には表示されない。一
方、車両が誘導交差点に近づいた場合には、図5に示す
ように、誘導交差点がディスプレイ8の上辺側に表示さ
れる。また、誘導交差点までの距離dにかかわらず、車
両の現在地はディスプレイ8上のほぼ同じ位置に表示さ
れ、ディスプレイ8に表示される地図面積も、誘導交差
点までの距離dにかかわらず共通にされる。
【0018】このように、第1の実施例では、車両の現
在地と現在地に最も近い車両進行方向の誘導交差点との
距離が短い場合には、現在地と誘導交差点を結ぶ方向が
ディスプレイ8の縦方向に平行になるようにしたため、
運転者は誘導交差点の位置を把握しやすくなる。一方、
誘導交差点までの距離が長い場合には、現在地から所定
距離離れた推奨経路上の地点と現在地とを結ぶ方向がデ
ィスプレイ8の縦方向に平行になるようにしたため、推
奨経路の遠方と現在地との位置関係が明確になる。そし
て、この所定距離を長くすることにより、ディスプレイ
に表示される推奨経路の距離を長くすることができる。
さらに、誘導交差点までの距離にかかわらず、ディスプ
レイ8上の車両位置と地図面積をほぼ共通にしたため、
鳥瞰図が切り替わっても運転者は車両位置を見失うこと
はない。
【0019】−第2の実施例− 第1の実施例は車両の現在地と誘導交差点までの距離が
所定距離以内の場合には、誘導交差点をディスプレイ8
の上辺側に表示するのに対し、以下に説明する第2の実
施例は、車両進行方向にある道路地図をディスプレイ8
の上辺側に表示するものである。第2の実施例の車両用
経路誘導装置は、第1の実施例の車両用経路誘導装置と
同様の構成を有し、またCPU4が行なう処理も、図6
に示す鳥瞰図作成処理のステップS57の処理を除いて
第1の実施例と共通するため、以下では、このステップ
S57の処理のみを説明する。ステップS57では、現
在地を基準として車両進行方向と反対側の上空に視点を
定め、この視点位置から車両進行方向の所定箇所を見下
ろした方向を視線方向に定める。これにより、車両進行
方向にある道路地図がディスプレイ8の上辺側に表示さ
れる。すなわち、車両進行方向がディスプレイ8の縦方
向に平行になるように表示される。
【0020】このように、第2の実施例では、車両の現
在地と現在地に最も近い車両進行方向の誘導交差点との
距離が短い場合には、車両進行方向がディスプレイ8の
縦方向に平行になるようにしたため、運転者は車両進行
方向を把握しやすくなり、誘導交差点での経路離脱が起
こりにくくなる。
【0021】−第3の実施例− 第3の実施例は、推奨経路が最も長く表示される視線方
向を自動的に選択するようにしたものである。この第3
の実施例の車両用経路誘導装置も、第1の実施例の車両
用経路誘導装置と同様の構成を有し、またCPU4が行
なう処理も、図7に示す鳥瞰図作成処理のステップS1
06以降の処理を除いて第1の実施例と共通するため、
以下では図7のステップS106以降の処理のみ説明す
る。
【0022】ステップS106では、視線方向限界角度
αを(1)式に基づいて演算する。なお、(1)式中の
k,D,cは正の定数を示す。また、視線方向限界角度
αとは、車両進行方向を基準として視線方向を最大限変
化させた場合の角度をいい、この第3の実施例では、以
下の処理によって視線方向限界角度α以内の角度から視
線方向角度を定める。
【数1】α=k×d/D+c ・・・(1) (1)式に示すように、視線方向限界角度αは誘導交差
点までの距離dが大きいほど大きくなる。すなわち、車
両の現在地と現在地に最も近い推奨経路上の誘導交差点
との距離dが長いほど、視線方向限界角度αを大きくす
るため、視線方向の選択範囲は広くなる。
【0023】ステップS107では、視線方向を基準と
した視線方向角度θi(i=1〜nで、0<θ1<θ2・
・・<θnとする)の中から、視線方向限界角度α以内
の角度を選択し、選択された角度をθ1〜θmとする。た
だし、θ1<θ2・・・<θmである。ステップS108
では、視線方向θ1〜θmのそれぞれについて鳥瞰図を作
成し、各鳥瞰図の中に含まれる推奨経路の長さ(距離)
を演算する。ステップS109では、推奨経路の長さが
最も長い視線方向角度θを選択し、この視線方向角度θ
を視線方向に定める。ステップS110,S111で
は、図3のステップS19,S20と同様の処理を行な
って、ディスプレイ8に鳥瞰図を表示する。
【0024】このように、第3の実施例では、誘導交差
点までの距離に応じて視線方向の選択範囲を変更し、誘
導交差点までの距離が短い場合には、視線方向の選択範
囲を狭くしたため、誘導交差点を確実にディスプレイ8
に表示することができる。一方、誘導交差点までの距離
が長い場合には、視線方向の選択範囲を広くしたため、
推奨経路が最も長く表示されるような視線方向を選択す
ることができる。
【0025】−第4の実施例− 第4の実施例は、車両の現在地から誘導交差点までの距
離に応じて視点の高さを変更し、誘導交差点までの距離
にかかわらず現在地付近の道路地図を常に同一縮尺で表
示するようにしたものである。この第4の実施例も鳥瞰
図作成処理のみが第1の実施例と異なるため、以下では
鳥瞰図作成処理のみを説明する。図8のステップS15
1〜S156までは図3のステップS11〜S16と共
通するため、説明を省略する。ステップS156の判定
が肯定されるとステップS157に進み、車両進行方向
を基準とした視線方向角度θを(2)式に基づいて求め
る。
【数2】θ=k1×d+k2 ・・・(2) 一方、ステップS156の判定が否定されるとステップ
S158に進み、視線方向角度θを所定角度θ0にす
る。
【0026】ステップS157またはS158の処理が
終了するとステップS159に進み、誘導交差点までの
距離dに基づいて視点の高さを設定する。具体的には、
誘導交差点までの距離dが短いほど、高い位置に視点を
設定する。ステップS160では、視線方向の先端を車
両の現在地と誘導交差点とを結ぶ線上またはその延長線
上に定める。この際、視点の位置が高いほど現在地に近
い位置に視線方向の先端を定める。ステップS161,
S162では、図3のステップS19,S20と同様に
ディスプレイ8に鳥瞰図を表示する。
【0027】図9は誘導交差点までの距離dの変化によ
って視点および視線方向がどのように変化するかを示す
図であり、例えば図9に示すA点に視点があるときに表
示される道路地図範囲はA1で示される。このように、
誘導交差点までの距離dが短くなると、視点の位置を高
くするとともに視線先端を現在地に近づけるため、ディ
スプレイ8に表示される範囲は狭く、すなわち道路地図
が拡大表示される。一方、誘導交差点までの距離dが長
くなると、視点が低くなるとともに視線先端は目的地方
向に近づくため、ディスプレイ8に表示される範囲は広
く、すなわち道路地図は縮小表示される。例えば、図9
に示すB点に視点があるときに表示される道路地図範囲
はB1で示される。ただし、車両の現在地付近は、誘導
交差点までの距離dにかかわらず、ほぼ同一縮尺で表示
される。
【0028】このように、第4の実施例は、誘導交差点
までの距離に応じて視点の高さと視線先端の位置を変え
るようにしたため、車両が誘導交差点に近づいた場合に
は、誘導交差点付近を拡大表示でき、一方誘導交差点ま
での距離が長い場合には、目的地方向の広い範囲の道路
地図を表示することができる。
【0029】−第5の実施例−以下に説明する第5の実
施例は、誘導交差点までの距離に応じてディスプレイ8
に表示される地図面積を任意に変更することで、現在地
周辺の地図縮尺を任意に変更できるようにしたものであ
る。この第5の実施例も図10に示す鳥瞰図作成処理の
みが第1の実施例と異なるため、以下では鳥瞰図作成処
理のみを説明する。図10のステップS201〜S20
6までは図3のステップS11〜S16と共通するた
め、説明を省略する。ステップS206の判定が肯定さ
れるとステップS207に進み、視点と車両の現在地と
の距離Lを(2)式に基づいて演算する。なお、j1,
j2は正の定数である。
【数3】L=j1×d+j2 ・・・(3) 一方、ステップS206の判定が否定されるとステップ
S208に進み、視点と車両の現在地との距離Lを所定
距離L0にする。
【0030】ステップS207またはS208の処理が
終了するとステップS209に進み、視線方向を車両の
現在地と誘導交差点とを結ぶ方向に定める。このステッ
プS209の処理により、例えば現在地から誘導交差点
までの距離が短い場合には、図11に示すC点を視点位
置にするため、表示される道路地図範囲はC1の範囲に
なる。一方、現在地から誘導交差点までの距離dが長い
場合には、図11に示すD点を視点位置にするため、表
示される道路地図範囲はD1で示され、視点位置をC点
にした場合に比べて、広い範囲の道路地図が表示され
る。以下、ステップS210,S211では、図3のス
テップS19,S20の処理と同様にディスプレイ8に
鳥瞰図を表示する。
【0031】このように、第5の実施例では、誘導交差
点までの距離に応じて、視点と視点の視線方向先端とを
結ぶ線の長さを変えるようにしたため、ディスプレイ8
に表示される地図範囲を任意に変更できる。
【0032】上記各実施例では、車両の現在地と現在地
に最も近い誘導交差点との距離によって視点位置または
視線方向を定めているが、車両進行方向にある他の誘導
交差点と現在地との距離によって視点位置等を定めても
よい。上記各実施例では、交差点で交差する各道路間の
角度等によって誘導交差点を定めているが、推奨経路上
のどの交差点を誘導交差点として抽出するかは実施例に
限定されない。上記各実施例において、誘導交差点まで
の距離が短い場合の視点位置および視線方向を上記各実
施例のいずれにするかを選択するスイッチを設けてもよ
い。
【0033】このように構成した実施例にあっては、地
図記憶メモリ3が道路地図記憶手段に、図2のステップ
S2が車両位置検出手段に、操作ボード9が出発地設定
手段と目的地設定手段に、図2のステップS3が推奨経
路演算手段に、図3,6〜8,10のフローチャートが
鳥瞰図作成手段に、CPU4が表示制御手段に、図2の
ステップS4が第1抽出手段に、図3のステップS1
3,S14が第2抽出手段に、図3のステップS16が
判定手段に、図3のステップS17が誘導交差点方向検
出手段に、図6のステップS57が進行方向検出手段
に、図7のステップS106,S107が視線範囲設定
手段に、図7のステップS108,S109が視線方向
選択手段に、それぞれ対応する。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両の現在地と車両進行方向にある誘導交差点と
の距離に基づいて、視点の位置および視点から見下ろす
方向を定めるため、誘導交差点で経路離脱するおそれが
少なくなる。請求項2に記載の発明によれば、現在地に
最も近い車両進行方向の誘導交差点付近の道路形状を確
認しやすくなる。請求項3に記載の発明によれば、誘導
交差点までの距離が短い場合には、車両進行方向の道路
地図がディスプレイの上辺側に表示されるようにしたた
め、車両の進行する方向を確認しやすくなる。請求項4
に記載の発明によれば、誘導交差点までの距離が短い場
合には、誘導交差点の方向の道路地図がディスプレイの
上辺側に表示されるようにしたため、誘導交差点の方向
を確認しやすくなる。請求項5に記載の発明によれば、
誘導交差点までの距離が短い場合には、必ず誘導交差点
をディスプレイの上辺側に表示するようにしたため、誘
導交差点付近の道路状況を確認しながら走行できる。請
求項6に記載の発明によれば、誘導交差点までの距離が
短い場合には、誘導交差点に進入する方向をディスプレ
イの上辺側に表示するようにしたため、誘導交差点で経
路離脱を起こすおそれが少なくなる。請求項7に記載の
発明によれば、誘導交差点までの距離が長い場合には、
推奨経路に沿って所定距離進んだ地点を見下ろした鳥瞰
図を作成するようにしたため、ディスプレイに表示され
る推奨経路の距離を長くすることができる。請求項8,
9に記載の発明によれば、誘導交差点までの距離に応じ
て視点から見下ろす範囲を変化させ、誘導交差点までの
距離が短い場合には、その範囲を狭くしたため、誘導交
差点を確実にディスプレイに表示できる。また、誘導交
差点までの距離が長い場合には、視点から見下ろす範囲
を広くしたため、ディスプレイに表示される推奨経路の
距離が最も長くなるような視線方向を選択できる。請求
項10に記載の発明によれば、誘導交差点までの距離が
長いほど、視点を道路地図に近づけるとともに、視点か
ら見下ろす方向を道路地図平面に平行に近づけるため、
ディスプレイに表示される地図面積を任意に変更できる
とともに、誘導交差点までの距離が短い場合には、地図
縮尺を拡大できる。請求項11に記載の発明によれば、
誘導交差点までの距離にかかわらず、現在地周辺の地図
縮尺を共通にしたため、ディスプレイ上の現在地を確認
しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用経路誘導装置の一実施例の
ブロック図である。
【図2】CPUによる推奨経路演算処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】CPUによる第1の実施例の鳥瞰図作成処理を
示すフローチャートである。
【図4】誘導交差点までの距離が長い場合の鳥瞰図であ
る。
【図5】誘導交差点までの距離が短い場合の鳥瞰図であ
る。
【図6】CPUによる第2の実施例の鳥瞰図作成処理を
示すフローチャートである。
【図7】CPUによる第3の実施例の鳥瞰図作成処理を
示すフローチャートである。
【図8】CPUによる第4の実施例の鳥瞰図作成処理を
示すフローチャートである。
【図9】第4の実施例の視点位置および視線方向を示す
図である。
【図10】CPUによる第5の実施例の鳥瞰図作成処理
を示すフローチャートである。
【図11】第5の実施例の視点位置および視線方向を示
す図である。
【図12】従来の車両用経路誘導装置のディスプレイ表
示を示す図である。
【図13】鳥瞰図表示方式を説明する図である。
【図14】(a)は道路地図を鳥瞰図表示させた図、
(b)は従来の道路地図表示を示す図である。
【図15】ディスプレイに表示される道路地図の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 方位センサ 2 車速センサ 3 地図記憶メモリ 4 CPU 5 ROM 6 RAM 7 V−RAM 8 ディスプレイ 9 操作ボード 10 インタフェース回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図に関する道路地図データを記憶
    する道路地図記憶手段と、 車両の現在地を検出する車両位置検出手段と、 車両の出発地を設定する出発地設定手段と、 車両の目的地を設定する目的地設定手段と、 前記道路地図データに基づいて前記出発地から前記目的
    地までの推奨経路を演算する推奨経路演算手段と、 前記道路地図上の前記現在地を基準として前記目的地と
    反対方向の上空に視点を置き、この視点から前記道路地
    図の所定方向を見下ろした鳥瞰図を作成する鳥瞰図作成
    手段と、 前記作成された鳥瞰図をディスプレイに表示させる表示
    制御手段とを備える車両用経路誘導装置であって、 前記推奨経路上の交差点のうち、経路誘導に必要な交差
    点を示す誘導交差点を前記道路地図データから抽出する
    第1抽出手段と、 前記抽出された誘導交差点のうち、車両進行方向にある
    誘導交差点のいずれかを抽出する第2抽出手段とを備
    え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記現在地から前記第2抽出手
    段によって抽出された誘導交差点までの距離に基づい
    て、前記視点の位置および前記視点から見下ろす方向を
    定めることを特徴とする車両用経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記第2抽出手段は、前記現在地に最も近い車両進行方
    向の誘導交差点を抽出することを特徴とする車両用経路
    誘導装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された車両用経
    路誘導装置において、 前記現在地から前記第2抽出手段によって抽出された誘
    導交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定する判
    定手段を備え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記判定手段によって所定距離
    以下と判定されると、車両進行方向の前記道路地図が前
    記ディスプレイの上辺側に表示されるように、前記視点
    の位置および前記視点から見下ろす方向を定めることを
    特徴とする車両用経路誘導装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記現在地から前記第2抽出手段によって抽出された誘
    導交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定する判
    定手段と、 前記現在地を基準として前記第2抽出手段によって抽出
    された誘導交差点の方向を検出する誘導交差点方向検出
    手段とを備え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記判定手段によって所定距離
    以下と判定されると、前記誘導交差点方向検出手段によ
    って検出された誘導交差点の方向の前記道路地図が前記
    ディスプレイの上辺側に表示されるように、前記視点の
    位置および前記視点から見下ろす方向を定めることを特
    徴とする車両用経路誘導装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記鳥瞰図作成手段は、前記判定手段によって所定距離
    以下と判定されると、前記第2抽出手段によって抽出さ
    れた誘導交差点が前記ディスプレイの上辺側に表示され
    るように、前記視点の位置および前記視点から見下ろす
    方向を定めることを特徴とする車両用経路誘導装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記推奨経路が前記第2抽出手段によって抽出された誘
    導交差点に進入する方向を検出する進入方向検出手段と
    を備え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記判定手段によって所定距離
    以下と判定されると、前記進入方向検出手段によって検
    出された方向の前記道路地図が前記ディスプレイの上辺
    側に表示されるように、前記視点の位置および前記視点
    から見下ろす方向を定めることを特徴とする車両用経路
    誘導装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記現在地から前記第2抽出手段によって抽出された誘
    導交差点までの距離が所定距離以下か否かを判定する判
    定手段を備え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記判定手段によって所定距離
    より大きいと判定されると、前記視点から現在地を基準
    として前記推奨経路に沿って所定距離進んだ地点を見下
    ろした鳥瞰図を作成することを特徴とする車両用経路誘
    導装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記現在地から前記第2抽出手段によって抽出された誘
    導交差点までの距離に応じて、前記視点から見下ろす範
    囲を設定する視線範囲設定手段と、 前記視点から前記視線範囲設定手段によって設定された
    範囲内に含まれる複数の方向を見下ろした前記鳥瞰図を
    それぞれ作成した場合に、前記作成された鳥瞰図に含ま
    れる前記推奨経路の距離が最も長い方向を選択する視線
    方向選択手段とを備え、 前記鳥瞰図作成手段は、前記視点から前記視線方向選択
    手段によって選択された方向を見下ろした鳥瞰図を作成
    することを特徴とする車両用経路誘導装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された車両用経路誘導装
    置において、 前記視線範囲設定手段は、前記現在地から前記第2抽出
    手段によって抽出された誘導交差点までの距離が短いほ
    ど、前記視点から見下ろす範囲を狭くすることを特徴と
    する車両用経路誘導装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載された車両用経路誘導
    装置において、 前記鳥瞰図作成手段は、前記現在地から前記第2抽出手
    段によって抽出された誘導交差点までの距離が長いほ
    ど、前記視点を前記道路地図に近づけるとともに、前記
    視点から見下ろす方向を前記道路地図平面に対して平行
    に近づけることを特徴とする車両用経路誘導装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された車両用経路誘
    導装置において、 前記鳥瞰図作成手段は、前記現在地から前記第2抽出手
    段によって抽出された誘導交差点までの距離にかかわら
    ず、前記現在地周辺の地図縮尺が等しくなるように、前
    記鳥瞰図を作成することを特徴とする車両用経路誘導装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011247860A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Denso Corp ナビゲーション装置

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