JP2000161968A - 地図表示方法および地図表示装置ならびに地図表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

地図表示方法および地図表示装置ならびに地図表示プログラムを記録した記録媒体

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JP2000161968A
JP2000161968A JP33752198A JP33752198A JP2000161968A JP 2000161968 A JP2000161968 A JP 2000161968A JP 33752198 A JP33752198 A JP 33752198A JP 33752198 A JP33752198 A JP 33752198A JP 2000161968 A JP2000161968 A JP 2000161968A
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JP33752198A
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English (en)
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Yoshinori Watanabe
慶範 渡辺
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在地で向いている方向から一旦戻る方向に
進むような経路が設定されている場合でも、この後すぐ
に進行する経路の部分を確実に表示する。 【解決手段】 制御回路には位置検出器3,地図データ
入力器8,操作スイッチ群9,外部メモリ2,表示装置
10などが接続されている。位置検出器3からの検出信
号に基づいて現在地を検出し、入力された目的地に至る
経路を演算して求める。求めた経路とともに地図を表示
装置10に表示する。このとき、地図の縮尺度に応じた
設定値として例えば距離Lを読出し、その距離Lで経路
を区切って判定対象経路を選択する。現在地と判定対象
経路の先端を結んだときの方向を表示方向として求め、
表示装置10の上方に向けて地図と共に表示する。判定
対象経路をほぼ確実に表示装置10の画面内に表示させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在地を基点とし
て目的地に至る経路を地図と共に表示する地図表示方法
および地図表示装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のものとして、
例えば、自動車に搭載して用い、現在地を認識して現在
地から目的地までの経路を求め、求めた経路を表示部に
案内表示するようにしたカーナビゲーション装置があ
る。車両の進行中に主として行なう地図の表示動作とし
ては、代表的なものとして2種類の表示方法がある。自
車の現在地を表示部の所定位置に示し、この状態で
「北」などの一定方向を上となるようにして近傍の地図
を経路と共に表示する方法(ノースアップ表示)と、自
車の現在の進行方向つまり、自車が向かっている方向が
上となるようにして近傍の地図を経路と共に表示する方
法(ヘディングアップ表示)との2つである。
【0003】しかしながら、これらの表示方法において
は、現在地から目的地への経路の表示をする場合に、次
のような不具合が発生することがある。地図表示用の画
面は通常は横長に配置された長方形状をなすので、配置
上の制約により画角の短い側つまり上下方向の表示範囲
が狭くなる。このことは、方向を固定したノースアップ
表示では現在地を画面の中心に配置して全方位を対等に
表示する場合でも南北方向の表示範囲が少なくなってし
まうことになるし、全方位を対象とすることからその表
示範囲がかなり制限されることになる。
【0004】また、ヘディングアップ表示では、例え
ば、図8(a)に示すように、現在地から今の方向に少
し進んだ後に戻るような経路が設定されている場合など
では、これをヘディングアップ表示つまり現在地におけ
る進行方向を上向きに表示すると、同図(b)に示すよ
うに、目的地に至る経路がほんのわずか表示されるのみ
で大部分が表示画面から外れてしまうことになってしま
う。
【0005】さらに、最近では表示画面に地図を3次元
的に表示するようにしたものがあるが、この場合にも同
様の不具合が生ずる。3次元表示は、例えば、現在地
(視点)を基準としてその上空からの遠方を俯瞰した状
態で示すもの(鳥観図)で、現在地(視点)の前方が遠
くまで見渡せるように表示できるという利点がある。し
かし、上述のような不具合が発生する場合には、このよ
うな利点を生かすことができない。つまり、ノースアッ
プ表示では行き先が南方の場合に不具合が生じ、ヘディ
ングアップ表示では前述同様に現在の方向に少し進んだ
後に戻る方向に行く経路となっている場合に図9に示す
ような表示状態となり、同様の不具合が生ずる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、目的地に至る経路がどのように設定さ
れた場合でも、現在地からの経路を確実に表示させるこ
とができるようにした地図表示方法および地図表示装置
ならびに地図表示プログラムを記録した記録媒体を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、選択ステップにおいて、目的地に至る経路のうち現
在地から所定範囲にある部分を判定対象経路として選択
し、続く表示方向設定ステップにおいて、現在地を基点
として地図上での判定対象経路の位置する方向を表示方
向として求め、表示制御ステップにおいて、求められた
表示方向を基準にして現在地を基点として目的地に至る
経路を表示するので、目的地に至る経路のうちの現在地
を基点とした当面の経路については、極力表示領域内に
表示させることができるようになる。したがって、例え
ば、目的地に至る経路が「北」以外の方向に向いている
場合や、少し進んだ後に戻るような場合のように、既存
の表示態様では表示画面から外れてしまう場合でも、こ
れらを表示画面内に入るように表示させることができる
ようになり、使用者にとって使い勝手の良いものとする
ことができる。
【0008】請求項2の発明によれば、上述の場合にお
いて、選択ステップでは、現在地から目的地に至る経路
に沿って所定距離だけ進んだ地点までを判定対象経路と
して選択するので、使用者がこれから行こうとする経路
のうちの所定距離の範囲については極力表示領域内に表
示させることができるようになり、設定された経路が
「北」以外の方向に向いている場合や、少し進んだ後に
戻るような場合でも、極力表示領域内に表示させること
ができ、より見やすい表示状態とすることができるよう
になる。
【0009】請求項3の発明によれば、選択ステップで
は、現在地から経路に沿って所定距離だけ進む前に目的
地に到達するときにはその経路を判定対象経路として選
択するので、目的地に近付いて所定距離の範囲内に入っ
たときには目的地までの経路全体を極力表示領域内に表
示させることができるようになる。
【0010】請求項4の発明によれば、選択ステップで
は、判定対象経路を選択するための距離の条件を、表示
領域内に表示しようとする地図の縮尺度に応じて設定す
るので、表示領域内に表示される地図に対応して適切な
距離の経路を判定対象経路として選択することができる
ようになり、どの縮尺の地図を表示する場合でも表示領
域の広さに対応した経路表示を自動的に行なうことがで
きるようになる。
【0011】請求項5の発明によれば、前述(請求項1
の発明)の場合において、選択ステップでは、現在地を
中心とした所定半径の円内に存在する経路を判定対象経
路として選択するので、使用者がこれから行こうとする
経路のうちの現在地を中心として例えば表示画面内に入
るように設定された半径内に含まれる経路の範囲内で極
力表示領域内に表示させることができるようになり、設
定された経路が「北」以外の方向に向いている場合や、
少し進んだ後に戻るような場合でも、極力表示領域内に
表示させることができ、より見やすい表示状態とするこ
とができるようになる。
【0012】請求項6の発明によれば、選択ステップで
は、判定対象経路を選択するための半径の条件を表示し
ようとする地図の縮尺度に応じて設定するので、どの縮
尺の地図を表示する場合でも表示領域の広さに対応した
経路表示を自動的に行なうことができるようになる。
【0013】請求項7の発明によれば、表示方向設定ス
テップでは、現在地と判定対象経路の終点とを結んだ方
向を前記表示方向として求めるので、簡単且つ迅速に演
算を実行することができ、求められた表示方向を表示画
面の適切な方向に設定して現在地からの経路表示を行な
うことにより、極力判定対象経路を表示画面内に表示さ
せることができるようになり、表示画面を有効に利用し
て使用者に見やすく経路を把握しやすい状態に表示させ
ることができるようになる。
【0014】請求項8の発明によれば、表示方向設定ス
テップでは、判定対象経路を所定条件で複数に分割した
ときに得られる分割点を求めるステップを実施し、現在
地と求められた複数の分割点との間をそれぞれ結んで得
られるベクトルの平均ベクトルを求めるステップを実施
し、その平均ベクトルの示す方向を表示方向として求め
るステップを実施することにより表示方向を求めるの
で、経路に沿って進行することによる現在地の変化に対
して、表示方向の変化が緩やかになる傾向があり、しか
も、分割点が遠い位置にあるものほどベクトルが長くな
ることからその長さを用いて重み付けをすることができ
るようになり、使用者に対して見やすい表示を行なわせ
ることができるようになる。
【0015】請求項9の発明によれば、上述の場合に、
各ベクトルの長さを重み付けの要素として作用させるこ
とにより得られる変換ベクトルに基づいて平均ベクトル
を求めるので、現在地から遠い位置に重点を置いて表示
方向を算出したり、あるいは近い位置に重点を置いて表
示方向を算出することができ、さらには、距離に無関係
にした状態で表示方向を算出することができるようにな
る。この結果、目的や好みに応じて重み付けの設定を切
り換えて表示方向を算出させることにより、多様な対応
をすることができるようになる。
【0016】ここで、例えば、各ベクトルの長さに比例
した重み付けをする場合には、現在地と複数の分割点と
の間をそれぞれ結んで得られるベクトルに対して、上述
したようにベクトルそのものに距離に比例した重み付け
がなされているので、これらのベクトルを足し合わせて
平均ベクトルを求めると、現在地から遠い位置に重点を
置いた表示方向を求めることができるようになる。
【0017】また、各ベクトルの長さに反比例した重み
付けをする場合には、現在地と複数の分割点との間をそ
れぞれ結んで得られるベクトルに対して、それぞれ長さ
の2乗した値で割算して変換ベクトルを求めると、距離
に反比例した変換ベクトルが得られ、その得られた変換
ベクトルを足し合わせて平均ベクトルを求めると、現在
地から近い位置に重点を置いた表示方向を求めることが
できるようになる。
【0018】そして、各ベクトルの長さに依存しない重
み付けをする場合には、現在地と複数の分割点との間を
それぞれ結んで得られるベクトルに対して、それぞれ長
さの値で割算して変換ベクトルを求めると、分割点まで
の距離に依存しない方向成分を有する単位ベクトルとし
て変換ベクトルが得られるので、これらを足し合わせて
平均ベクトルを求めると、距離に関係なく分割点に対す
る方向のみを考慮した表示方向として求めることができ
るようになる。
【0019】請求項10の発明によれば、表示方向設定
ステップでは、判定対象経路を所定条件で複数に分割し
たときに得られる分割点を求めるステップを実施し、こ
れら複数の分割点のそれぞれと経路に沿って目的地側に
隣接する分割点との間を結んで得られるベクトルの平均
ベクトルを求めるステップを実施し、その平均ベクトル
の示す方向を表示方向として求めるステップを実施する
ことにより表示方向を求めるので、経路に沿って進行す
ることによる現在地の変化に対して、表示方向の変化が
緩やかになる傾向があり、使用者に対して見やすい表示
を行なわせることができるようになる。
【0020】請求項11の発明によれば、表示方向設定
ステップでは、分割点を求める条件として、判定対象経
路の経路に沿った距離をn等分した点を分割点として設
定するので、判定対象経路の方向の変化に対して全体を
各分割点の分解能で対等に取り扱うことができ、nの値
を適宜選択することにより分解能を所望のレベルに設定
することができるようになる。この場合、分解能を高め
ようとすると平均ベクトルを求めるための演算量が増え
るので、両者の兼ね合いで優先度を決めることが好まし
い。
【0021】請求項12の発明によれば、分割点を求め
る条件として、判定対象経路の経路の形状を特徴づける
特徴点を分割点として設定するので、例えば、判定対象
経路の変化に富む部分では特徴点が多くなり、その変化
に追随した忠実な平均ベクトルの算出をすることがで
き、変化の少ない直線的な部分では特徴点が少なくなる
って、演算量そのものを少なくして平均ベクトルの算出
にかかる負担を少なくして迅速に行なうことができるよ
うになる。
【0022】請求項13の発明によれば、表示制御ステ
ップの実行に先だって、経路を表示方向を基準にして表
示する場合に判定対象経路が表示領域内にあるか否かを
判定する判定ステップを行ない、この判定ステップによ
り判定対象経路が表示領域内にないことが判定されたと
きには、判定対象経路の選択条件あるいは表示方向の設
定条件を変更する条件変更ステップを経て、選択ステッ
プあるいは表示方向設定ステップに戻って判定対象経路
あるいは表示方向を再度求めるようにしているので、目
的地に至る経路が大きく変化しているような場合でも、
より適合する条件で確実に判定対象経路を表示させるこ
とができるようになる。
【0023】請求項14の発明によれば、表示制御ステ
ップでは、表示方向を基準にして表示する地図表示を行
なうと共に、表示方向設定ステップで求められた表示方
向以外の表示方向を基準とした地図表示を行なうので、
例えば、既存の表示方法と併用して表示方向を基準とし
た地図表示を行なうことができるようになり、使用者に
とって見慣れた表示態様と共に判定対象経路の表示を見
ることができるようになり、直観的にも認識度合いを高
めたものとすることができ、より見やすい表示を行なう
ことができる。
【0024】請求項15の発明によれば、表示制御ステ
ップでは、地図および経路を3次元的に表示させるの
で、現在地よりも前方側に対応する表示領域の範囲が2
次元の表示の場合に比べて距離的に大きくなるのに対応
して、より確実に表示領域内に判定対象経路を表示させ
ることができるようになり、設定される経路に起因した
表示の失敗をなくして確実に表示させることができる。
【0025】請求項16の発明によれば、現在地を基点
として目的地に至る経路を地図と共に表示する場合に、
選択手段により、経路のデータのうち現在地から所定範
囲にある部分を判定対象経路として選択し、表示方向設
定手段により、現在地を基点として地図上での判定対象
経路の位置する方向を表示方向として求め、表示制御手
段により、経路を得られた表示方向を基準にして地図表
示手段に表示するので、現在地から目的地に至る経路が
方向が大きく変化するような場合でも、判定対象経路と
して選択された経路の部分についてはほぼ確実に地図表
示手段に表示させることができるようになる。
【0026】請求項17の発明によれば、コンピュータ
によって現在地を基点として目的地に至る経路を地図と
共に表示させる地図表示プログラムを記録した記録媒体
において、地図表示プログラムはコンピュータに、経路
のうち現在地から所定範囲にある部分を判定対象経路と
して選択する選択ステップを実行させ、現在地を基点と
して地図上での判定対象経路の位置する方向を表示方向
として求める表示方向設定ステップを実行させ、経路を
表示方向を基準にして表示する表示制御ステップとを実
行させるので、現在地から目的地に至る経路が方向が大
きく変化するような場合でも、判定対象経路として選択
された経路の部分についてはほぼ確実に地図表示手段に
表示させることができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
をカーナビゲーション装置に適用した場合の第1の実施
形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
図2は全体を概略的に示すブロック構成図である。この
図2において、制御回路1は、地図表示制御を行なうと
共に現在地の検出および経路探索などの処理も行なうも
ので、マイクロコンピュータを主体としてROM,RA
M,各種インターフェース回路などを備えており、各種
処理用のプログラムが予め記憶されている。なお、これ
らの処理用プログラムは、外部メモリ2に記憶したもの
を読出して実行するようにしても良いし、CD−ROM
のような記録媒体に記録されたものを読み込んで実行す
るようにしても良い。
【0028】位置検出器3は、このナビゲーション装置
が搭載される車両の現在地を検出するためのもので、周
知の地磁気センサ4,ジャイロスコープ5,距離センサ
6およびGPS受信機7から構成され、それぞれ制御回
路1に接続されている。GPS受信幾7は、複数個のG
PS衛星から送信される信号をアンテナ7aで受信して
それらの到達時間の差に基づいて地上での位置を検出す
るもので、地磁気センサ4,ジャイロスコープ5および
距離センサ6は、GPS衛星からの信号に基づく位置検
出で生ずる誤差を補償するためのもので、制御回路1は
これらの検出信号を総合して正確な位置を検出する。こ
の場合の位置検出の方法については周知を技術を用いる
ことにより行なう。
【0029】地図データ入力器8は、CD−ROMなど
の記録媒体に記録された地図データを制御回路1に読み
込むためのもので、これら地図データのみならず、必要
に応じてプログラムや各種の制御コードなども読み込む
ことができるようになっている。操作スイッチ群9は、
例えば、目的地の入力や地図表示の切換えあるいは各種
コマンドを入力するためのもので、多数のスイッチが設
けられておりその操作信号は制御回路1に入力されるよ
うになっている。
【0030】地図表示手段としての表示装置10は、液
晶あるいはELパネルなどからなる比較的小型のもの
で、制御回路1から与えられる文字,図形あるいは地図
の表示データに基づいてこれらを表示画面に表示するよ
うになっている。リモコンセンサ11は、上述した操作
スイッチ群9の各種スイッチを操作して入力するのに代
えてリモコン12により操作入力を行なう場合に、その
リモコン12の操作入力信号を受け付けて制御回路1に
入力するもので、赤外線信号や超音波信号あるいは電波
信号などを利用した空中伝播信号を受信可能に設けられ
ている。
【0031】次に、本実施形態の作用について説明す
る。上述の構成において、制御回路1は、周知の方法に
より、位置検出器3から入力される各種信号に基づいて
現在地を検出し、操作スイッチ群9から入力される目的
地の情報に基づいて現在地から目的地に至る経路を様々
な条件に基づいて演算して求める。また、制御回路1
は、算出された経路についてこれを表示装置10に表示
させる。これにより、使用者である運転者あるいは搭乗
者が表示装置10に表示された経路に沿って運転を行な
うことができる。このとき、制御回路1は、その進行に
伴って刻々と変化する現在地に対応して、次々と現在地
に対応する経路の表示を行なわせるようになる。
【0032】さて、上述のようにして表示装置10に地
図表示を行なわせる場合において、目的地に至る経路に
よっては、前述したように、この後すぐに通過しようと
する経路が表示画面から外れてしまって使用者にとって
は経路の確認ができなくなるケースがある。そこで、既
存の表示方式であるノースアップ表示やヘディングアッ
プ表示などに加えて、次のような新しい表示態様が設け
られている。なお、この表示態様は、使用者の選択によ
り行なうようにしても良いし、自動的に適切な表示方法
を選択して行なうようにしても良いものである。
【0033】図1は本実施形態における表示態様を行な
うための表示制御プログラムのフローチャートを示すも
ので、以下これに基づいて全体の流れを説明すると供
に、表示方向を求める方法について説明する。まず、表
示制御動作を開始すると、制御回路1は、これに先だっ
て目的地に至る経路が計算されている状態か否かを判断
し(ステップS1)、経路が計算されていない場合はこ
れを待って次のステップS2に進む。
【0034】この後、制御回路1は、経路の計算がなさ
れている場合には、表示対象となっている地図が3次元
表示対応のものか否かを判断し(ステップS2)、2次
元表示対応のものである場合には、ステップS3,S4
へと進み、3次元表示対応のものである場合には、ステ
ップS3a,S4aへと進む。いずれの場合において
も、2次元と3次元との違いはあるが、処理内容的には
同様の内容であり、ここでは2次元地図の場合について
説明する。
【0035】制御回路1は、ステップS3では、2次元
地図の縮尺度に応じた設定値として経路のうちの判定対
象経路として選択する部分の距離Lについてあらかじめ
メモリ内に記憶されている値を読出すと共に、他に必要
な設定データを読出す。続いて、制御回路1は、読出し
たデータに基づいて、後述するようにして表示装置10
に表示させる地図の表示方向D1を算出する(ステップ
S4)。
【0036】次に、制御回路1は、算出した表示方向D
1を用いて表示対象となる判定対象経路S1の部分につ
いて表示装置10で表示を行なったときに、表示領域内
に判定対処経路が表示されるか否かを判断する(ステッ
プS5)。この結果、「YES」と判断される場合に
は、制御回路1は、ステップS6に進んで、その表示方
向D1で地図と共に経路を表示させるようになる。な
お、ここでいう表示方向D1とは、表示装置10の画面
の上方を表示方向として設定するもので、この表示方向
の表示装置10の画面上での向きについては、他の方向
を基準方向としてそれに沿うように表示方向D1を設定
することでも良い。
【0037】一方、ステップS5で「NO」と判断した
場合には、制御回路1は、ステップS7に進んで設定値
を再選択した上で、再度表示方向D1の算出過程を経
て、新たな表示方向D1sを得るようになる。そして、
これを表示方向としてステップS6に進んで地図と共に
経路の表示を行なわせるようになる。
【0038】上述のようにして、一連の表示動作が行な
われるが、次に、表示方向D1の算出過程について図3
を参照しながら詳述する。まず、制御回路1は、選択さ
れた距離Lのデータに基づいて、判定対象経路S1を選
択する。この実施形態では、距離Lが設定されたことに
より、表示の対象となる判定対象経路S1を選択するの
に、同図(a)に示しているように、目的地Bに至る全
体の経路Pに沿った距離Lで区切ろうとするものであ
る。
【0039】この図3(a)は、北を上方にとって示し
た地図に経路Pを示したもので、この図に基づいて説明
する。経路Pに沿って現在地Aから距離Lだけ進んだ地
点を経由地V1とすると、現在地Aからこの経由地V1
までの範囲の経路が判定対象経路S1となる。次に、表
示方向D1を求める。表示方向D1は、この実施形態に
おいては、現在地Aと経由地V1との間を直線で結んだ
ときの方向として求める。そして、この表示方向D1を
採用することがステップS5で「YES」と判断された
場合には、その表示方向D1を上方(アップ)に設定し
て表示装置10の表示画面10aに地図と共に経路Pを
表示させる(同図(b)参照)。
【0040】これにより、経路Pのうちの判定対象経路
S1として選択された部分の全体が表示画面10a内に
表示される確率が非常に高くなり、使用者は、この後に
通過する経路Pについて画面に表示されている部分を目
視により確認しながら進行させることができ、経路表示
がとぎれたりするなどの不安が解消され使い勝手が良く
なる。なお、この場合においては、画面の上方が北
(N)ではないので、表示画面10aの上部左隅に方向
を示す磁石マークHで、例えば北の方角を示すようにな
っている。
【0041】このような本実施形態によれば、表示方向
D1を簡単な演算を行なうことにより求めることがで
き、その表示方向D1を上にして表示画面10aに表示
させるので、現在地から少し先の位置まで進行する経路
を判定対象経路S1として選択して略確実に表示させる
ことができるようになるので、経路Pによっては従来の
表示方法ではこの先すぐに表示画面上から外れてしまう
ような場合でも、この表示方法によって確実に表示させ
ることができ、使用者にとって見やすく使い勝手の良い
表示を行なうことができるようになる。
【0042】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるとこ
ろは、表示方向D2を算出する過程つまりステップS3
(S3a)およびS4(S4a)における処理内容であ
る。この第2の実施形態においては、まず、制御回路1
は、ステップS2で3次元地図か否かを判断すると、続
くステップS3またはS3aにおいて、その地図の縮尺
度に応じた設定値として、所定の半径Rの値を選択して
読出す。この半径Rの値は、例えば、表示画面10aの
範囲で経路Pできるだけ広範囲に渡って表示可能とする
ように予め縮尺度に応じて設定記憶されているもので、
この半径Rの値によって判定対象経路S2を求めるよう
になっている。
【0043】この後、制御回路1は、ステップS4また
はS4aの表示方向の算出として、まず、判定対象経路
S2を求める。これは、同図(a)に示しているよう
に、現在地Aを起点として、いま読出した半径Rの円を
描いたときにその円内に入る経路Pの範囲を判定対象経
路S2として求めるもので、円と交差する経路Pの位置
を経由地V2とする。次に、制御回路1は、第1の実施
形態と同様にして、現在地Aと求められた経由地V2と
の間を直線で結んだときの方向を表示方向D2として求
める。
【0044】このようにして得られた表示方向D2で、
表示画面10aに地図と共に経路Pを表示させると、同
図(b)に示すように、経路Pを半径Rの距離で区切っ
て得られた判定対象経路S2を表示方向D2を上向きと
して表示画面10a内に含むように表示させることがで
きるようになる。したがって、このような第2の実施形
態によっても第1の実施形態と同様の効果が得られると
共に、経路Pが複雑に入り組む設定となった場合でも、
その経路Pに沿った距離ではなく表示画面10aの大き
さに対応した半径Rで区切って判定対象経路S2を選択
することができ、表示画面10aへの表示を適切に行な
うことができるようになる。
【0045】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるとこ
ろは、表示方向D3を算出する過程つまりステップS4
(S4a)の処理内容である。この実施形態において
は、制御回路1は、ステップS3またはS3aにおい
て、その地図の縮尺度に応じた設定値として、例えば、
経路Pに沿った距離Lの値を選択して読出し、ステップ
S4(S4a)に進んで判定対象経路S3を求める。こ
の縮尺度に応じた設定値については、第2の実施形態に
おいて用いた半径Rの値を読出すように構成しても良
い。
【0046】この後、制御回路1は、同じくステップS
4(S4a)にて、表示方向の算出を行なう。この場
合、制御回路1は、図5(a)に示しているように、ま
ず、選択された判定対処経路S3をその経路に沿って距
離でm等分に分割する(ここでは例えば7等分する)。
分割して得られた各分割点M1〜M6および経由地V3
に対して現在地Aから結んだベクトルをm1〜m7とし
て求める。これらのベクトルm1〜m7をベクトル的に
加算して平均をとることにより平均ベクトルQを求め
る。この平均ベクトルQが示す方向を表示方向D3とし
て決定する。
【0047】このようにして得られた表示方向D2で、
表示画面10aに地図と共に経路Pを表示させると、同
図(b)に示すように、先に求めた判定対象経路S3を
表示方向D3を上向きとして表示画面10a内に含むよ
うに表示させることができるようになる。したがって、
このような第3の実施形態によっても第1の実施形態と
同様の効果が得られる。
【0048】また、これに加えて、表示方向D3の算出
を複数の距離に応じたベクトルの平均として求めている
ので、経路Pが複雑に進行方向が変化する場合でも表示
方向D3の変化は緩和され、表示画面10aに安定した
表示方向D3で表示させることができるようになる。こ
れは、各ベクトルm1〜m7の長さが現在地Aと各分割
点M1〜M6,経由地V3との間の距離に対応している
ことから、ベクトルそのものが距離情報を含んだ重み付
けがなされていることになるからである。
【0049】なお、上述の場合に、分割点M1〜M6
は、判定対象経路S3を7等分した点として設定した
が、これに限らず、例えば特徴点を分割点として設定す
ることもできる。ここで、特徴点とは、一般的に地図上
の道路を折れ線近似したときの屈曲点に対応するもの
で、例えば、判定対象経路S3の形状が変化に富む部分
では特徴点が多く密に存在し、直線的な形状の部分では
特徴点が少なくなる。
【0050】このように特徴点を分割点として用いるこ
とにより、判定対象経路S3が直線的な部分が多い場合
には、その平均ベクトルを求めるための演算が簡単にな
り、迅速に表示方向を得ることができ、一方、変化に富
む形状をなす場合には、その変化に追随した適切な表示
方向を算出することができるようになる。また、判定対
象経路S3が直線的で特徴点が少なくなり過ぎて平均ベ
クトルの算出に支障を来すことが予想される場合には、
一定間隔以内で特徴点がない場合にはその一定間隔を存
した位置で分割点を設定することで対処することができ
る。
【0051】さらに、上述したベクトルm1〜m7を用
いることに代えて、次のような方法で表示方向D3を算
出することもできる。上述の場合においては、各ベクト
ルm1〜m7の長さ、つまり、現在地Aと各分割点M1
〜M6,経由地V3との間の距離に対応したベクトルm
1〜m7を用いているが、各ベクトルに含まれる距離情
報を除いたベクトルに変換したり、あるいは距離に反比
例したベクトルに変換してから平均ベクトルを求め、こ
れに基づいて表示方向D3を設定することもできる。
【0052】まず、距離情報を除いたベクトルに変換す
る方法では、現在地Aと各分割点M1〜M6,経由地V
3との間を結んで得られる各ベクトルm1〜m7に対し
て、それらの長さ|m1|〜|m7|を求め、各ベクト
ルをそれぞれの長さで割算して方向成分のみを含んだ単
位ベクトルとしての変換ベクトルm1a〜m7aに変換
する。得られた変換ベクトルm1a〜m7aの平均ベク
トルQaを求めてその方向を表示方向D3aとして決定
する。これにより、距離情報で割算を行なった結果、距
離に応じた重み付けをなくした変換ベクトルを得ること
ができるので、現在地Aから各分割点M1〜M6,経由
地V3への方向のみに依存した平均的な方向を表示方向
D3aとして算出することができるようになる。
【0053】また、距離に反比例したベクトルに変換す
る方法では、現在地Aと各分割点M1〜M6,経由地V
3との間を結んで得られる各ベクトルm1〜m7に対し
て、それらの長さ|m1|〜|m7|を求め、各ベクト
ルをそれぞれの長さの2乗の値で割算する。すると、各
ベクトルm1〜m7は、距離に反比例した長さを有する
変換ベクトルm1b〜m7bとして得ることができる。
得られた変換ベクトルm1b〜m7bの平均ベクトルQ
bを求めてその方向を表示方向D3bとして決定する。
これにより、距離に反比例した重み付けを行なった変換
ベクトルm1b〜m7bに基づいた表示方向D3bを求
めることができ、判定対象経路S3のうちの現在地Aに
近い領域に重点を置いた表示方向D3bを設定すること
ができるようになる。
【0054】なお、上述した各ベクトルm1〜m7の長
さを重み付け要素として用いることにより、距離に比例
した表示方向D3、距離に依存しない表示方向D3a、
あるいは距離に反比例した表示方向D3bを選択的に算
出することができ、これらを目的や場面あるいは使用者
の使い勝手に応じて使い分けるなどして適切な表示を行
なわせることができるようになる。
【0055】(第4の実施形態)図6は、本発明の第4
の実施形態を示すもので、第3の実施形態と異なるとこ
ろは、平均ベクトルの算出方法である。すなわち、この
実施形態においては、ステップS4(S4a)にて、制
御回路1は、同図(a)に示すように、各ベクトルを経
路Pに沿った各分割点N1〜N6および経由地V4に対
して、隣接する点の間を結んで得られるベクトルつま
り、現在地Aと分割点N1とを結んでベクトルn1を作
成し、分割点N1と分割点N2とを結んでベクトルn2
を求め、以下同様にして経由地V4まで各隣接点を結ん
で得られるベクトルn3〜n7を求める。
【0056】次に、これらのベクトルn1〜n7をベク
トル的に加算して平均を求め、これを平均ベクトルWと
して求める。得られた平均ベクトルWの示す方向が表示
方向D4となる。このようにして得られた表示方向D4
で、表示画面10aに地図と共に経路Pを表示させる
と、同図(b)に示すように、先に求めた判定対象経路
S4を表示方向D4を上向きとして表示画面10a内に
含むように表示させることができるようになる。
【0057】したがって、このような第4の実施形態に
よっても第3の実施形態と同様の効果が得られると共
に、表示方向D4の算出を複数個のベクトルの平均とし
て求めているので、経路Pが複雑に進行方向が変化する
場合でも表示方向D3の変化は緩和され、表示画面10
aに安定した表示方向D3で表示させることができるよ
うになる。
【0058】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5
の実施形態を示すもので、上記各実施例と異なるところ
は、得られた表示方向D1〜D4で地図を表示する場合
の表示画面への表示方法である。すなわち、この実施形
態においては、同図に示すように、表示装置10の表示
画面13は、左右に二分割して左側の表示領域13aお
よび右側の表示領域13bとを設けている。
【0059】この場合、左側の表示領域13aは、既存
の表示方法つまり、この図では例えばヘディングアップ
方式の表示を行なっており、右側の表示領域13bは、
上記各実施例と同様の方法により算出した表示方向D1
〜D4に基づいた表示方法で表示している。また、この
実施形態においては、表示する地図が3次元地図表示が
可能なデータを有するものであり、ここでは、両者共に
3次元的な表示を行なっている。
【0060】これにより、使用者は、従来方式のヘディ
ングアップによる経路Pの表示と判定対象経路S4の全
体が含まれるようにして表示する表示方向D1〜D4を
求めてその表示方向にしたがって表示を行なう表示とを
一目みれば認識できるようになり、見慣れた方式の表示
に対比させた状態で見ることができるようになる。
【0061】本発明は、上記実施形態にのみ限定される
ものではなく、次のように変形また拡張できる。上記各
実施例で示した方法の他に、表示方向を求める方法とし
て、判定対象経路の存在する角度範囲を算出し、その角
度範囲の中心を通る線の方向を表示方向としたり、ある
いは判定対象経路の存在する角度に応じて重み付けをし
て表示方向を求める方法などがあり、これらの方法を採
用して行なうこともできる。
【0062】表示方法は、既存の方法すなわちノースア
ップ方式あるいはヘディングアップ方式などと本発明の
方法とを、使用者によりいずれかを選択して表示させる
ようにすることもできるし、最も適切な表示方法を経路
や場合などの条件に応じて自動的に選択して表示させる
ようにすることもできる。
【0063】表示方向を算出する際の条件(距離Lや半
径Rあるいは分割数の値など)を、予め縮尺度や経路の
場面などに応じて自動的に設定するようにしても良い
し、使用者の操作可能な範囲内で選択的に設定できるよ
うにしても良い。
【0064】現在地の表示を表示領域の下部中央付近に
固定的に設定する場合を示したが、これに限らず、適宜
適切な位置に配置するようにしても良く、表示装置の表
示画面内に表示対象経路が収まるようにすることができ
る。
【0065】記録媒体は、EEPROMやEPROMな
どの半導体不揮発性メモリでも良いし、フロッピーディ
スクやMOなどの磁気記録媒体でも良いし、CD−RO
MやDVDなどの光学記録媒体などでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す表示方向の算出
プログラムのフローチャート
【図2】電気的構成のブロック図
【図3】表示方向算出の原理説明図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図3相当図
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図3相当図
【図6】本発明の第4の実施形態を示す図3相当図
【図7】本発明の第5の実施形態を示す表示画面の説明
【図8】従来例を示す図3相当図
【図9】ヘディングアップ方式で3次元的に示す表示図
【符号の説明】
1は制御回路、2は外部メモリ、3は位置検出器、4は
地磁気センサ、5はジャイロスコープ、6は距離セン
サ、7はGPS受信機、8は地図データ入力器、9は操
作スイッチ群、10は表示装置、11はリモコンセン
サ、12はリモコン、13は表示画面である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在地を基点として目的地に至る経路を
    地図と共に表示部に表示する地図表示方法において、 前記経路のうち現在地から所定範囲にある部分を判定対
    象経路として選択する選択ステップと、 現在地を基点として前記地図上での前記判定対象経路の
    位置する方向を表示方向として求める表示方向設定ステ
    ップと、 前記経路を前記表示方向を基準にして表示する表示制御
    ステップとを備えたことを特徴とする地図表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地図表示方法におい
    て、 前記選択ステップでは、現在地から前記経路に沿って所
    定距離だけ進んだ地点までを前記判定対象経路として選
    択することを特徴とする地図表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の地図表示方法におい
    て、 前記選択ステップでは、現在地から前記経路に沿って所
    定距離だけ進む前に前記目的地に到達するときには前記
    経路を前記判定対象経路として選択することを特徴とす
    る地図表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の地図表示方法
    において、 前記選択ステップでは、前記判定対象経路を選択するた
    めの距離の条件を表示しようとする地図の縮尺度に応じ
    て設定することを特徴とする地図表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の地図表示方法におい
    て、 前記選択ステップでは、現在地を中心とした所定半径の
    円内に存在する前記経路を前記判定対象経路として選択
    することを特徴とする地図表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の地図表示方法におい
    て、 前記選択ステップでは、前記判定対象経路を選択するた
    めの半径の条件を表示しようとする地図の縮尺度に応じ
    て設定することを特徴とする地図表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の地
    図表示方法において、 前記表示方向設定ステップでは、現在地と前記判定対象
    経路の終点とを結んだ方向を前記表示方向として求める
    ことを特徴とする地図表示方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の地
    図表示方法において、 前記表示方向設定ステップは、 前記判定対象経路を所定条件で複数に分割したときに得
    られる分割点を求めるステップと、 現在地と求められた複数の分割点との間をそれぞれ結ん
    で得られるベクトルの平均ベクトルを求めるステップ
    と、 その平均ベクトルの示す方向を前記表示方向として求め
    るステップとを含んでなることを特徴とする地図表示方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の地図表示方法におい
    て、 前記平均ベクトルを求めるステップは、 現在地と求められた前記複数の分割点との間をそれぞれ
    結んで得られるベクトルに対して、それら各ベクトルの
    長さを重み付けの要素として作用させることにより得ら
    れる変換ベクトルに基づいて平均ベクトルを求めること
    を特徴とする地図表示方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし6のいずれかに記載の
    地図表示方法において、 前記表示方向設定ステップは、 前記判定対象経路を所定条件で複数に分割したときに得
    られる分割点を求めるステップと、 これら複数の分割点のそれぞれと前記経路に沿って前記
    目的地側に隣接する分割点との間を結んで得られるベク
    トルの平均ベクトルを求めるステップと、 その平均ベクトルの示す方向を前記表示方向として求め
    るステップとを含んでなることを特徴とする地図表示方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
    の地図表示方法において、 前記表示方向設定ステップでは、前記分割点を求める条
    件として、前記判定対象経路の経路に沿った距離をn等
    分した点を分割点として設定することを特徴とする地図
    表示方法。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし10のいずれかに記載
    の地図表示方法において、 前記表示方向設定ステップでは、前記分割点を求める条
    件として、前記判定対象経路の経路の形状を特徴づける
    特徴点を分割点として設定することを特徴とする地図表
    示方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の地図表示方法において、 前記表示制御ステップの実行に先だって、前記経路を前
    記表示方向を基準にして表示する場合に前記判定対象経
    路が表示領域内にあるか否かを判定する判定ステップを
    行ない、 この判定ステップにより前記判定対象経路が前記表示領
    域内にないことが判定されたときには、前記判定対象経
    路の選択条件あるいは前記表示方向の設定条件を変更す
    る条件変更ステップを経て、前記選択ステップあるいは
    表示方向設定ステップに戻って前記判定対象経路あるい
    は表示方向を再度求めるようにしたことを特徴とする地
    図表示方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の地図表示方法において、 前記表示制御ステップでは、前記表示方向を基準にして
    表示する地図表示を行なうと共に、前記表示方向設定ス
    テップで求められた表示方向以外の表示方向を基準とし
    た地図表示を行なうことを特徴とする地図表示方法。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに記載
    の地図表示方法において、 前記表示制御ステップでは、前記地図および経路を3次
    元的に表示させることを特徴とする画像表示方法。
  16. 【請求項16】 現在地を基点として目的地に至る経路
    を地図と共に表示する地図表示装置において、 地図表示手段と、 前記経路のデータのうち現在地から所定範囲にある部分
    を判定対象経路として選択する選択手段と、 現在地を基点として前記地図上での前記判定対象経路の
    位置する方向を表示方向として求める表示方向設定手段
    と、 前記経路を前記表示方向を基準にして前記地図表示手段
    に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする地
    図表示装置。
  17. 【請求項17】 コンピュータによって現在地を基点と
    して目的地に至る経路を地図と共に表示部に表示させる
    地図表示プログラムを記録した記録媒体において、 前記地図表示プログラムはコンピュータに、前記経路の
    うち現在地から所定範囲にある部分を判定対象経路とし
    て選択する選択ステップを実行させ、現在地を基点とし
    て前記地図上での前記判定対象経路の位置する方向を表
    示方向として求める表示方向設定ステップを実行させ、
    前記経路を前記表示方向を基準にして表示する表示制御
    ステップとを実行させることを特徴とする地図表示プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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