JPH07282173A - カードリーダーユニット - Google Patents

カードリーダーユニット

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JPH07282173A
JPH07282173A JP6099118A JP9911894A JPH07282173A JP H07282173 A JPH07282173 A JP H07282173A JP 6099118 A JP6099118 A JP 6099118A JP 9911894 A JP9911894 A JP 9911894A JP H07282173 A JPH07282173 A JP H07282173A
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card
reader unit
card reader
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Hajime Ogura
肇 小椋
Koji Ueki
康志 植木
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Nifco Inc
Sony Corp
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Nifco Inc
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器等のキャビネットに取付けられるカ
ードリーダーユニットに関し、カードの挿入が簡単かつ
確実に行うことができ、しかも、不要なときには外部か
ら隠蔽されてその存在が意識されることがない新規なカ
ードリーダーユニットを提供する。 【構成】 ベースブラケット13と、該ベースブラケッ
トに収納位置とカード着脱位置との間を回動自在となる
ように設けられたアウターケース31と、該アウターケ
ース内に前後方向に摺動自在に支持されカード型記録媒
体66を着脱自在に受け入れると共にカード型記録媒体
の読み取り部65を有するインナーケース54とを備
え、前記アウターケースの回動に伴ってインナーケース
が摺動し、収納位置で摺動範囲の後端に、カード着脱位
置で摺動範囲の前端に位置するようにしたカードリーダ
ーユニット12。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なカードリーダーユ
ニットに関する。詳しくは、例えば、電子機器等のキャ
ビネットに取付けられ、ICカードや磁気カード等のカ
ード型記録媒体を挿入してこれに記録された情報を読み
取るカードリーダーユニットに関し、カードの挿入を簡
単かつ確実に行うことができるようにし、しかも、不要
なときには外部から隠蔽されてその存在が意識されるこ
とがない新規なカードリーダーユニットを提供しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えば、テレビジョン受像機
において、有料放送のスクランブルの解除情報をICカ
ードに記録し、テレビジョン受像機に設けられたカード
リーダーユニットにこのICカードを挿入することによ
ってこの有料放送が受信できるようにしたものがある。
【0003】図15は上記したような従来のカードリー
ダーユニットの一例を概略的に示す図である。
【0004】aはカードリーダーユニット、bはICカ
ード、そして、cはテレビジョン受像機のキャビネット
である。
【0005】カードリーーユニットaはテレビジョン受
像機のキャビネットcに外部へ突出するようにして取着
され、このカードリーダーユニットaにICカードbが
挿着された後もICカードbの一部が外部に露出し続け
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなカードリーダーユニットaにあっては、上記のよう
に、テレビジョン受像機のキャビネットcにカードリー
ダーユニットが突出した状態で取着されており、しか
も、カードリーダーユニットaのカード挿入口からIC
カードbの一部が剥き出しのままであるためにデザイン
面からも見栄えが良いものではなく、しかも、埃等の影
響も受けやすいという問題があった。
【0007】そこで、図16に示すようなカードリーダ
ユニットdが提案されている。
【0008】eはICカードであり、fはテレビジョン
受像機のキャビネット、gはテレビジョン受像機のキャ
ビネットfに設けられた凹部であり、該凹部g内の稍奥
まった位置にカードリーダーユニットdが収納され、凹
部gの開口には蓋体hが取着されている。
【0009】即ち、ICカードeの着脱時においては、
図に示すように、蓋体hを開放して凹部g内のカードリ
ーダーユニットdにICカードeを挿入し、その後に、
蓋体hを閉じてカードリーダーユニットd及びICカー
ドeを外部から覆い隠すようにしたものである。
【0010】しかしながら、上記したようなカードリー
ダユニットdにあっても、凹部g内にカードリーダーユ
ニットdと該カードリーダーユニットdに挿着されたI
Cカードeを共に収納するという構造であるため、カー
ドリーダーユニットdの配置位置が凹部g内のかなり奥
まった位置になってしまい、ICカードeの脱着がし難
いという新たな問題がある。
【0011】しかもICカードeの脱着がし難いがため
に、ICカードeがカードリーダーユニットe内に確実
に挿入されてその読取が確実に為されているかどうかも
外観からは確認できず、また、そのような確認のための
機構もなかった。これは、前記カードリーダーユニット
aにおいても同様である。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明カードリ
ーダーユニットは、上記した課題を解決するために、ベ
ースブラケットと、該ベースブラケットに収納位置とカ
ード着脱位置との間を回動自在となるように設けられた
アウターケースと、該アウターケース内に前後方向に摺
動自在に支持されカード型記録媒体を着脱自在に受け入
れると共に受け入れたカード型記録媒体の読み取り部を
有するインナーケースとを備え、前記アウターケースの
回動に伴ってインナーケースが摺動し、収納位置で摺動
範囲の後端に、カード着脱位置で摺動範囲の前端に位置
するようにしたものである。
【0013】
【作用】従って、本発明カードリーダーユニットにあっ
ては、カード型記録媒体の着脱を容易に行うことがで
き、しかも、普段、カードリーダーユニットへのカード
型記録媒体の着脱動作をしないときはカード型記録媒体
及びその挿入孔が共に外部に露出することなく内部に収
納されて隠蔽されるので、デザイン上も見栄えがよく埃
等の影響も受けることがない。
【0014】
【実施例】以下に本発明カードリーダーユニットの詳細
を添付図に示す実施例に従って説明する。
【0015】尚、図示した実施例は本発明カードリーダ
ーユニットをテレビジョン受像機と一体化され、受信電
波にスクランブルがかかった有料放送を受信する際に、
このスクランブルを解除するための情報を記憶したIC
カードを読みとるためのカードリーダーユニットに適用
したものである。
【0016】1はテレビジョン受像機であり、2はその
キャビネットである。
【0017】キャビネット2は前方から見て左右方向に
長い形状をしており、バックカバー3と枠体4とを組み
合せて成るものである。
【0018】尚、以下の説明において、前後上下左右方
向を用いる場合は、テレビジョン受像機若しくはカード
リーダーユニットを正面から見た場合における前後上下
左右方向をいうものとする。
【0019】上記枠体4は後方に向かって開口し、前面
壁5には開口6が形成され、7は上面壁、8、9は左右
の側面壁である。尚、10はバックカバー3の前面開口
の下縁を除く開口縁から外方へ突出した縁状壁である。
【0020】また、枠体4の開口6からCRT11の画
像面が前方に向かって露出されている。
【0021】12はカードリーダーユニットであり、枠
体4の上面壁7の左方寄りの位置に対応したバックカバ
ー3の縁状壁10に前端部が取着されて、バックカバー
3の上部に載置されたような状態で縁状壁10から後方
へ突出するようにされている。
【0022】13はカードリーダーユニット12のベー
スブラケットであり、図5及び図6に示すように、上方
から見て前後方向にやや長い長方形状で、前方と左右両
側方及び下方が前面壁14、左右の側面壁15、16及
び底面壁17によって囲まれ、後方及び上方に向かって
開口している。
【0023】また、ベースブラケット13は、図2に示
すように、側方から見て、前半部13aが後半部13b
よりも深くされ、底面壁17においては中間の段部17
aによって前部と後部とが連結されている。尚、前面壁
14は他の壁部よりも厚く形成されている。
【0024】更に、前面壁14の左右両端部からは、そ
れぞれ左右に突出した取付片18a、18bが一体に形
成されており、また、上端部からは前方に向かって取付
舌片19が一体に突出形成され、該取付舌片19の上面
19a側の基部には前方に向かって開口し左右方向に伸
びるスリット20が形成されている。
【0025】尚、21a、21bは取付舌片19の下面
19bのうち左右両端寄りの位置から下方へ向かって一
体に突設された補強リブである。
【0026】22は前面壁14の上部寄りに形成され、
取付舌片19の下面19b、補強リブ21a、21bを
上方、左方及び右方の三方における開口端とする開口で
ある。即ち、該開口22の開口縁から上記取付舌片19
及び補強リブ21a、21bが前方へ向かって突出され
ているわけである。
【0027】尚、22a、22aはベースブラケット1
3の前面壁14内面において上記開口22の下部開口縁
から下方に向かって互いに平行に延び、左右にある程度
離間して形成された突条である。
【0028】23、23はベースブラケット13の左右
の側面壁15、16の内面の後端寄りの位置にそれぞれ
が対称に形成されたカムであり、該カム23、23は、
図12に示すように、上方、下方及び後方の三方向がベ
ースブラケット13の内側方向に水平に突出した立壁2
4、24によって囲まれており、この立壁24、24の
内面によって前方へ行くに従って徐々に上方へ偏移する
緩やかな円弧状を為すカム溝25、25が形成されてい
る。
【0029】26、26はベースブラケット13の左右
の側面壁15、16の略後端の対称の位置にそれぞれ左
右の側面壁15、16を貫通して形成された支持孔であ
り、後述するようにアウターケースの後端部が支持され
て、その回動支点となるものである。
【0030】27は所謂プッシュキャッチと称される既
知の係止手段であり、上記ベースブラケット13の前半
部13aの左右方向おける略中央部の底面壁17に上方
を向いて設置されている。
【0031】プッシュキャッチ27は開閉可能な一対の
引掛爪28、28を備えており、該引掛爪28、28の
中央連結部29が上方から押圧されるたびにその態様が
変わるようになっている。
【0032】即ち、図6に示すように、引掛爪28、2
8が上方に突出し、かつ、それらの先端間が開いた開放
状態から上記連結部29が下方へ押圧されると、引掛爪
28、28が下方へ移動しながらそれらの先端間が閉じ
た係止状態となり、かつ、該係止状態にロックされる。
【0033】また、上記係止状態から上記連結部29が
下方へ押圧されると、図示しない弾発手段の弾発力によ
り引掛爪28、28が上方へ移動し、かつ、それらの先
端間が開いた開放状態となる。
【0034】尚、このようなプッシュキャッチ27は既
知のものであるので、その具体的な構造については図示
及び説明は省略する。
【0035】30は位置決めスリットであり、図6に示
すように、ベースブラケット13の前半部13aの底面
壁17の左側面壁15寄りの位置に前後方向に延びて形
成されている。尚、この位置決めスリットは後述するア
ウターケースの位置決め片と摺動自在に係合してアウタ
ーケースが回動する際にその前後及び横方向のブレを防
止してその位置を規制するものである。
【0036】31はアウターケースであり、図5に示す
ように、ベースブラケット13内に保持されている。
【0037】アウターケース31は大きさは異なるが、
前記ベースブラケット13と類似した外形を為し、上方
から見て上下方向に稍長い略長方形状を為し、前方と左
右両側方及び下方が前面壁32、左右の側面壁33、3
4及び底面壁35によって囲まれ、後方及び上方に向か
って開口している。
【0038】また、前記ベースブラケット13と同様
に、アウターケース31は、図8に示すように、前半部
31aが後半部31bよりも深くされ、底面壁35にお
いては中間の段部35aによって前部と後部が連結され
ている。
【0039】前面壁32の略中央には前方から見て凹
部、後方から見て突部となった左右に長い略長方形をし
たカード挿入部36が形成され、該カード挿入部36は
上下及び左右の壁部が後方へ行くに従って中心方向に偏
移するような漏斗状にされており、中央部には左右に長
いカード挿入用スリット37が形成されている。
【0040】38、38は前面壁32の内面のうち、上
記カード挿入部36の両脇の位置に突出形成されたバネ
係止突起である。
【0041】そして、左右の側面壁33、34の後半部
はその後端部を除いた部分が稍内側へ窪んでその外側面
に凹部39、39が形成され、該凹部39、39の下端
寄りの位置には前後方向に延びるガイド孔40、40が
形成され、更に、左右の側面壁33、34の後端の外面
にはそれぞれ外方へ突出した円柱状の被支持軸41、4
1が突設されている。
【0042】また、アウターケース31の底面壁35の
うち前半部31aに対応した部分の上面の稍左寄りの位
置にはオイルダンパー42が取着され、該オイルダンパ
ー42の図示しない回転軸に固定されたギア42aはこ
れに隣接して底面壁35に軸支され一体化された大小2
つのギア43a、43bを有する中間ギア43の大きい
方のギア43aと噛合し、更に、中間ギア43の右側の
位置には上記カード挿入用スリッ37に後述するカード
が挿入された場合にこれをガイドするためのガイド壁4
4が突設されている。
【0043】尚、上記オイルダンパー42は既知の構造
のものであり、例えば、内部にシリコンオイル等が封入
され、その回転軸の回転に一定の抵抗を与えるようにさ
れたものである。
【0044】45はアウターケース31の底面壁35の
うち後半部31bに対応した部分の左右方向における中
央部に前後方向における略中央部から段部35aにかけ
て形成された窓部である。
【0045】46はアウターケース31の前半部31a
の左側面壁15寄りの位置から下方に、即ち、底面壁3
5の下面から下方に向かって一体に突出形成され、前後
方向に延びる位置決め片である。
【0046】また、47はアウターケース31の前半部
31aにおいて、底面壁35の下面の左右方向における
略中央から下方に向かって突出形成され、前記プッシュ
キャッチ27の引掛爪28、28と係合する係止片であ
り、更に、48は後半部31bにおける底面壁35の上
面に窓部45の左側縁に沿って前後方向に延びて形成さ
れたガイドリブである。
【0047】49は側方から見て上部49aと下部49
bとが略L字状を為すように形成された押さえ板であ
り、上部49aは下部49bの2倍程度の厚みを有し、
また、下部49bの後端からは外方に向かって被支持軸
50、50が一体に突出形成されている。
【0048】そして、該押さえ板49は、被支持軸5
0、50がアウターケース31の前半部31aの底面壁
35の前端部から下方に向けて一体に突出形成された支
持片51、51の支持孔に回動自在に支持されている。
【0049】尚、52は捻りコイルバネであり、押さえ
板49の一方の被支持軸50に外嵌され、両端部がそれ
ぞれ支持片51と押さえ板49に各別に係止され、これ
によって、押さえ板49に図2における反時計回り方向
への回動力が付勢されている。
【0050】従って、押さえ板49は、図4及び図11
に示す状態(以下、「カード着脱位置」という。)にお
いては、ベースブラケット13の開口22内に入り込む
ように位置し、、図2及び図10に示す状態(以下、
「収納位置」という。)においては、アウターケース3
1の下方への回動に伴って突条22a、22aにより相
対的に押圧されて図2及び図4における時計回り方向に
回動されてカード挿入用スリット37の前方を覆うよう
に位置するものである。
【0051】53はアウターケース31に取着され、カ
ードリーダーユニット12の上方及び後方を覆うカバー
体であり、図9に示すように、内面には後述するように
アウターケース31に取着された時に、アウターケース
31のガイド壁44と共にカード挿入用スリット37か
ら挿入されたカードをガイドするためのガイド片53
a、53aが一体に下方に向かって突出形成されてい
る。
【0052】54は上方から見て左右に長い長方形状を
したインナーケースであり、後述するように上記アウタ
ーケース31内を前後に摺動するものである。
【0053】インナーケース54もまた前方と左右両側
方が、図5に示すように、前面壁55、左右の側面壁5
6、57及び底面壁58によって囲まれ、後方及び上方
に向かって開口し、更に、前面壁55の中央部には切欠
59が形成され、前面壁55の前面のうち切欠59の左
右に近接した位置にはバネ係止突起60、60が形成さ
れている。
【0054】更に、インナーケース54の左右の側面壁
56、57の下端部には左右に2対の円柱状の被ガイド
ピン61a、61a、61b、61bが前後に離間して
突出形成されている。
【0055】62は前面壁55の下端部で左右方向にお
ける略中間の位置から前方へ向かって一体に突出形成さ
れたアーム片であり、その上面の中心から稍右寄りの位
置に前後方向に延び右方を向いた段部62aが形成さ
れ、前方から見ると略クランク状を為し、その裏面には
前後方向に延びると共に左方を向いたラックギア63が
一体に形成されている。
【0056】また、インナーケース54の下面、即ち、
底面壁58の下面の中央から稍左寄りの位置には前後方
向に延びるリブ64、64が平行に形成され、これらリ
ブ64、64の間に被ガイド溝64aが形成されてい
る。
【0057】65はインナーケース54内に設けられ、
接点や基板等から成るカードリーダー部であり、ICカ
ード66と電気的に接続されてICカード66に記録さ
れた情報の読み出しを行うものであり、67、67はア
ウターケース31内にインナーケース54が摺動自在に
収納された時にこれらの間に架け渡されて取着されるコ
イルバネである。
【0058】しかして、上記したような構成を有するカ
ードリーダーユニット12は以下のように組み立てられ
る。
【0059】まず、インナーケース54をアウターケー
ス31内に摺動自在に収納する。
【0060】即ち、インナーケース54はアウターケー
ス31の後方から摺動させて挿し込むが、この時に、イ
ンナーケース54のリブ64、64の間の被ガイド溝6
4a中にアウターケース31のガイドリブ48を摺動自
在に係合し、かつ、被ガイドピン61a、61a、61
b、61bをアウターケース31の凹部39、39に形
成されたガイド孔40、40に摺動自在に係合させる。
そして、被ガイドピン61a、61a、61b、61b
はその先端部がガイド孔40、40から更に凹部39、
39内に突出した状態となっている。また、図5に示す
ように、アーム片62の裏面のラックギア63が中間ギ
ア43の小さい方のギア43bと噛合する。
【0061】従って、これによって、インナーケース5
4の前後方向への摺動がアーム片62のラックギア63
と中間ギア43を介してオイルダンパー42によって緩
衝されることになる。
【0062】そして最後に、アウターケース31とイン
ナーケース54のそれぞれ対向したバネ係止突起38、
38と60、60との間にコイルバネ67、67を架け
渡す様に引っ掛ると、インナーケース54はアウターケ
ース31に対して前方への移動力を付勢されることにな
る。
【0063】次に、アウターケース31のベースブラケ
ット13内への取着に付いて説明する。
【0064】上記したようにインナーケース54が摺動
自在に収納されたアウターケース31を、左右の側面壁
33、34の被支持軸41、41をベースブラケット1
3の左右の側面壁15、16の支持孔26、26に挿通
し、そして、同時に、アウターケース31の凹部39、
39内に突出しているインナーケース54の被ガイドピ
ン61a、61a、61b、61bの内、後側の1対の
被ガイドピン61b、61bの先端部をベースブラケッ
ト13に設けられたカム溝25、25に摺動自在に係合
する。更に、ベースブラケット13の位置決めスリット
30とアウターケース31の位置決め片46とを摺動自
在に係合させてる。
【0065】従って、アウターケース31はベースブラ
ケット13の支持孔26、26に支持された被支持軸4
1、41を回動支点として上下方向に回動自在とされ、
同時にカム溝25、25内をインナーケース54の被ガ
イドピン61b、61bが摺動されることによってイン
ナーケース54のアウターケース31内で位置が規定さ
れる。
【0066】しかして、カードリーダーユニット12は
以下のように動作する。
【0067】最初に、通常は収納位置にあるカードリー
ダーユニット12にICカード66を挿入するための動
作について説明する。
【0068】カバー体53の上面を下方に押圧し手を放
すと、プッシュキャッチ27による係止片47の係止状
態が解除、つまり、連結部29が係止片47の下端部に
よって下方へ押圧されると、前述したように引掛爪2
8、28が上方へ移動し、かつ、それらの先端間が開い
た開放状態となって係止片47を開放する。
【0069】すると、アウターケース31とインナーケ
ース54との間に架け渡されると共に引き伸ばされてい
たコイルバネ67、67の復元力によって、アウターケ
ース31のガイド孔40、40にインナーケース54の
2対の被ガイドピン61a、61a、61b、61bが
案内されてインナーケース54が前方に摺動する。
【0070】同時に、インナーケース54の一方の被ガ
イドピン61b、61bがベースブラケット13の緩や
かな円弧状を為すカム溝25、25内において前方(斜
め上方)に摺動するので、これに伴って、アウターケー
ス13が斜め上方に持ちあげられるようにベースブラケ
ット13の支持孔26、26に支持された被支持軸4
1、41を回動支点として回動し、カード挿入用スリッ
ト37が外部に現れる。この位置がカード着脱位置であ
る。
【0071】このカード着脱位置にある状態において、
アウターケース31の前面壁32がテレビジョン受像機
1の枠体4の上面壁7より上に位置し、テレビジョン受
像機1の前方から見える状態になる。
【0072】尚、アウターケース31の上方への回動
は、コイルバネ67、67の付勢力によるインナーケー
ス54の前方への摺動がアーム片62の前端がアウター
ケース31の前面壁32と当接して停止することによっ
て停止する。
【0073】そして、同時に、このアウターケース31
の上方への回動に伴ってカード挿入用スリット37の前
方を覆っていた押さえ板49は突条22a、22aによ
る位置規制を解除されて捻りコイルバネ52によって付
勢された回動力によってその前端部がベースブラケット
13の開口22内に位置するように回動してカード挿入
用スリット37が露出する。
【0074】尚、引き伸ばされていたコイルバネ67、
67の復元力による上記したインナーケース54及びア
ウターケース31の動作は、インナーケース54の裏面
のラックギア53及び中間ギア43を介してオイルダン
パー42によって緩衝され、コイルバネ67、67の復
元力が強力であるにもかかわらず、上記動作がスムーズ
に行われる。
【0075】次に、上記したようなカード着脱位置から
収納位置へのカードリーダーユニット13の動作に付い
て説明する。尚、基本的な各部の動作は上記した収納位
置からカード着脱位置への移行の逆となる。
【0076】まず、カード挿入用スリット37から内部
にICカード66を挿入して、前方に位置した状態のイ
ンナーケース54のカードリーダー部65にICカード
66の一端を挿入係合させ、そして、カバー体53の上
部を下方に押圧し続けることによってアウターケース3
1を下方へ回動させる。
【0077】すると、ベースブラケット13の支持孔2
6、26に支持された被支持軸41、41を回動支点と
してアウターケース31が下方へ回動し、同時に、カム
溝25、25内の被ガイドピン61b、61bがカム溝
25、25内を後方(斜め下方)へ摺動されてインナー
ケース54が後方へ移動される。
【0078】従って、インナーケース54はコイルバネ
67、67を引き伸ばしながら後方に摺動し、ICカー
ド66も全体的に、一端がカードリーダー部65に係合
されているために、カード挿入用スリット37から徐々
に中に引き込まれて行く。
【0079】そして、更にアウターケース31が下方へ
回動すると、引掛爪28、28が上方に突出し、かつ、
それらの先端間が開いた開放状態となっているプッシュ
キャッチ27の連結部29をアウターケース31の係止
片47の下端が下方へ押圧し、引掛爪28、28が下方
へ移動しながらそれらの先端間が閉じて係止片47を銜
え込んで係止状態となりロックされる。これが収納位置
である。
【0080】ところで、ICカード66は一端部に電気
的接点を有するため、確実にカードリーダ部65の接点
と導通させる必要がある。
【0081】そこで、アウターケース31の下方への回
動に伴って、図2及び図10に示すように、押さえ板4
9の上部49aがベースブラケット13の突条22a、
22aと当接し、これによって、押さえ板49を捻りコ
イルバネ52によって付勢された回動力に抗して上方へ
回動して、アウターケース31の係止片47のプッシュ
キャッチ27による係止直前に押さえ板49の上部49
aによってICカード66が後方へ押圧され、仮令、I
Cカード66の挿入状態が不十分であった場合でも、確
実にカードリーダー部65と係合し電気的にも導通する
ようになる。
【0082】尚、収納位置にある状態では、カードリー
ダーユニット12の略全体がテレビジョン受像機1のキ
ャビネット2の上側縁状壁10の裏側に隠れた状態とな
るので、テレビジョン受像機1の前方からは見えず、テ
レビジョン受像機1の見栄えが向上する。
【0083】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明カードリーダーユニットは、ICカードや磁
気カード等のカード型記録媒体に記録された情報を読み
取るカードリーダーユニットにおいて、ベースブラケッ
トと、該ベースブラケットに収納位置とカード着脱位置
との間を回動自在となるように設けられたアウターケー
スと、該アウターケース内に前後方向に摺動自在に支持
されカード型記録媒体を着脱自在に受け入れると共に受
け入れたカード型記録媒体の読み取り部を有するインナ
ーケースとを備え、前記アウターケースの回動に伴って
インナーケースが摺動し、収納位置で摺動範囲の後端
に、カード着脱位置で摺動範囲の前端に位置するように
したことを特徴とするものである。
【0084】従って、本発明カードリーダーユニットに
あっては、カード型記録媒体の着脱を容易に行うことが
でき、しかも、普段、カードリーダーユニットへのカー
ド型記録媒体の着脱動作をしないときはカード型記録媒
体及びその挿入孔が共に外部に露出することなく内部に
収納されて隠蔽されるので、デザイン上も見栄えがよく
埃等の影響も受けることがない。
【0085】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は、本発明カードリーダーユニットを実施す
るに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カードリーダユニットの実施の一例をカ
ード収納位置にある状態で示す正面図である。
【図2】図1の状態における側面図である。
【図3】カード着脱位置にある状態を示す正面図であ
る。
【図4】図3の状態における側面図である。
【図5】カバー体を外した状態を示す平面図である。
【図6】ベースブラケットの平面図である。
【図7】インナーケースの底面図である。
【図8】アウターケースの側面図である。
【図9】カバー体の正面図である。
【図10】収納位置にある状態を示す概略斜視図であ
る。
【図11】カード着脱位置にある状態を示す概略斜視図
である。
【図12】図1のXII−XII線に沿う断面図であ
る。
【図13】テレビジョン受像機に取着された状態を示す
側面図である。
【図14】テレビジョン受像機に取着された状態を示す
平面図である。
【図15】従来例を概略的に示す一部切り欠き側面図で
ある
【図16】図15とは別の従来例を概略的に示す一部切
り欠き側面図である。
【符号の説明】
12 カードリーダーユニット 13 ベースブラケット 25 カム溝 31 アウターケース 40 ガイド孔(ガイド溝) 42 オイルダンパー(ダンパー) 49 押さえ板 54 インナーケース 61b 被ガイドピン 65 カードリーダー部(読み取り部) 66 ICカード(カード型記録媒体) 67 コイルバネ(弾発手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードや磁気カード等のカード型記
    録媒体に記録された情報を読み取るカードリーダーユニ
    ットにおいて、ベースブラケットと、該ベースブラケッ
    トに収納位置とカード着脱位置との間を回動自在となる
    ように設けられたアウターケースと、該アウターケース
    内に前後方向に摺動自在に支持されカード型記録媒体を
    着脱自在に受け入れると共にカード型記録媒体の読み取
    り部を有するインナーケースとを備え、前記アウターケ
    ースの回動に伴ってインナーケースが摺動し、収納位置
    で摺動範囲の後端に、カード着脱位置で摺動範囲の前端
    に位置するようにしたことを特徴とするカードリーダー
    ユニット。
  2. 【請求項2】 インナーケースに受け入れられたカード
    型記録媒体のインナーケースから突出している端部に離
    接する押さえ板を備え、アウターケースが収納位置へ移
    動する過程で上記押さえ板がカード型記録媒体の端部を
    インナーケース側へ押圧するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のカードリーダーユニット。
  3. 【請求項3】 インナーケースが弾発手段によって常に
    前方への移動力を付勢され、アウターケースは収納位置
    においてベースブラケットに係止され、アウターケース
    のベースブラケットへの係止を解除することにより上記
    弾発手段の付勢力によってインナーケースが前方に摺動
    すると共にアウターケースが着脱位置へ向けて回動され
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカー
    ドリーダーユニット。
  4. 【請求項4】 アウターケースの回動及びインナーケー
    スの摺動がダンパーにより緩やかに行われるようにした
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載のカードリーダーユニット。
  5. 【請求項5】 アウターケースに前後方向に延びるガイ
    ド溝が形成され、ベースブラケットに上下方向に斜めに
    延びるカム溝が形成され、インナーケースに設けられた
    被ガイドピンが上記ガイド溝に摺動自在に係合されると
    共に上記カム溝にも摺動自在に係合され、上記被ガイド
    ピンがガイド溝に案内されると同時にカム溝に案内され
    ることによってアウターケースが収納位置とカード着脱
    位置との間を回動することを特徴とするる請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4に記載のカードリーダー
    ユニット。
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