JPH0728157Y2 - 生ビール用泡出し装置 - Google Patents

生ビール用泡出し装置

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JPH0728157Y2
JPH0728157Y2 JP1989131910U JP13191089U JPH0728157Y2 JP H0728157 Y2 JPH0728157 Y2 JP H0728157Y2 JP 1989131910 U JP1989131910 U JP 1989131910U JP 13191089 U JP13191089 U JP 13191089U JP H0728157 Y2 JPH0728157 Y2 JP H0728157Y2
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beer
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foaming
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修一 金子
守克 堀野
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、いわゆる生ビール用ディスペンサの生ビール
注出口に装着して用いられる生ビール用泡出し装置に関
する。
〔従来の技術〕
ビヤホール等の大型のビール販売店において、例えば、
一度にジョッキ10数杯の注文があった場合、ジョッキに
注いだ最初の数杯はすでに泡が消えてしまい、再度、泡
だけを上乗せして客先に出している光景がよくみかけら
れる。
このような場合、再度、泡だけを上乗せする作業は、生
産性向上の観点からみれば、極めて非能率的な作業であ
り、極力避けなければならない。
また、泡の乗り具合も時間の経過とともにバラツキを生
じ、外観上の見栄えも悪く商品価値を低下させる。
このような問題を解決するために、泡の消えにくい、い
わゆる泡持ちのよい泡であって、かつ、きめが細かく、
よりクリーミーな泡を発生させる装置が要望されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような実情に鑑み、本考案は、いわゆる泡持ちがよ
く、きめが細かく、よりクリーミーな泡を生成させるこ
とができる生ビール泡出し装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するため、本考案は、生ビール注出
口に取り付けられる生ビール用泡出し装置であって、内
部に生ビール注出流路を有するハウジングと、このハウ
ジングの生ビール注出流路に形成された絞り流路と、こ
の絞り流路の側壁面に絞り流路の内側と外側とを連通す
るするように形成された側孔と、前記生ビール注出流路
内に配置された多孔体とを備えていることを特徴として
いる。
〔作用〕
本考案の生ビール用泡出し装置は、筒状のハウジング
と、ハウジング内に装着された多孔体を備え、該多孔体
を通過させて生ビールを注出させるように構成し、前記
筒状のハウジング内の生ビール注出流路に絞り流路を設
け、この絞り流路の側面に側孔を設けて生ビールの注出
時に側孔から雰囲気気体を生ビール中に取り込むように
構成したので、いわゆる泡持ちがよく、きめが細かく、
よりクリーミーな泡を生成させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の生ビール用泡出し装置(以下、単に泡出
し装置7という)の実施例を第1図を参照しつつ説明す
る。
第1図は、本考案の泡出し装置7を生ビール注出装置
(特に、ハンドタップ8の先端)に組み込んだ概略図で
ある。
本図において、左方には炭酸ガスボンベ2が、ほぼ中央
には生ビール樽4が、右方にはディスペンサ6がそれぞ
れ設置されている。そして、炭酸ガスボンベ2は、生ビ
ール樽4へと炭酸ガスホース2a、炭酸ガス供給パイプ2b
を介して連通されており、炭酸ガスボンベ2から供給さ
れる炭酸ガスによってビール樽4のビール液面は押圧さ
れるようになっている。
ビール樽4の内には、サイホンパイプ4aが垂下されてお
り、このサイホンパイプ4aの上部端部には二又部4bが設
けられ、この二又部4bの一方は、第1ホース8aを介して
ハンドタップ8に連通され、二又部4bの他方は、第2ホ
ース6aを介してディスペンサ6に連通されている。そし
て、ハンドタップ8およびディスペンサ6のビール注出
口を開けることによって、それぞれ、生ビールの注出が
行われるようになっている。
ハンドタップ8の生ビール注出口には、本考案の泡出し
装置7が取り付けられており、この装置7によって泡出
しが行われるようになっている。
ハンドタップ8は、第2図に示されるように、その部材
構成は公知のものであり、中空のハウジング81と、この
ハウジング内に装入されたフロート82と、弁棒83と、こ
の弁棒83の弁部83aで生ビールをシールするように引っ
張るための引張りばね84と、弁棒83を移動させ、生ビー
ルのシールを解除させる引き金86を備えている。そし
て、この引き金86を引くことによって生ビールが適宜、
注出されるようになっている。
このようなハンドタップ8の設けられる弁棒83は、第3
図に示されるような形状をなしており、この弁棒83の形
状寸法を下記のように所定寸法とし、ビールの流路を狭
くして液量を絞ることにより泡出しの機能が発揮され
る。
すなわち、第3図に示されるように、シールを解除した
時、位置c1で形成される二重管流路の面積A1と、弁体83
の取り付け前の円管流路の面積A0(第2図のφAで規制
される)との比A1/A0を0〜0.25、より好ましくは0〜
0.05とすることにより、泡出しの機能が極めて顕著に発
揮される。
ちなみに、実施例としての実施寸法は、シール部材83a
を有するシールヘッド部の最大外径D1=φ14mm、その長
さ1=12mmであり、第1平行部83bの外径D2=φ6mm、
その長さl2=17.5mmであり、第2平行部83cの外径D3=
φ10.95mm、その長さl3=34.5mmである。また、弁体83
の取り付け前の円管流路の面積A0を規制する内径φA=
φ11mmである。
このようなハンドタップ8の注出口85には、図示のごと
く本考案の泡出し装置7が取り付けられており、この泡
出し装置7について第4図に基づいて詳細に説明する。
泡出し装置7は、筒状のハウジング71と、このハウジン
グ内に装入される多孔体の一例としての金網72a,72b,72
cを備えている。
筒状のハウジング71の入口側開口部には、図示のごとく
ハンドタップ8の注出口85がネジ嵌合され、注出口85の
端面にはOリング73が当接される。さらに筒状のハウジ
ング71内には、第1の段付き部78と第2の段付き部79が
設けられ、第1の段付き部78および第2の段付き部79に
は、それぞれ板状の金網72a、金網72cが数枚敷設されて
いる。このような金網72aと金網72cとの間には、さらに
円筒状の金網72bが介在されている。これらの金網72a,7
2b,72cを通過した生ビールは、金網の攪拌効果、すなわ
ち、生ビールがこの金網を通過するとき、流れが乱され
ることにより、炭酸ガスが分離して、きめの細かい泡が
発生する。
金網の目は20〜200メッシュ、特に、35〜45メッシュが
好適である。
第1の段付き部78および第2の段付き部79を設けること
によって絞り流路lが形成され、この絞り流路lのハウ
ジング側面には、図示のごとく側孔75が穿設される。側
孔75の数は特に限定されることなく、適宜任意に設定さ
れる。
これによって生ビールが絞り流路lを通過するとき、い
わゆる速度ヘッドの増大に伴い、圧力ヘッドが減少し、
側孔75から空気等の雰囲気気体がビール内に巻き込まれ
る。雰囲気気体は窒素とすることもできる。
このように空気、窒素等のビールに比較的吸収されにく
い気体を用いて泡を発生させることにより、極めて泡持
ちのよい泡が形成される。
このようにして上記金網による攪拌効果と空気等の混入
効果により、極めてきめの細かい泡が得られ、しかも生
成した泡は泡持ちがよい。
第5図には泡出し装置7の他の実施例が示される。この
図において、泡出し装置7は、筒状のハウジング71と、
このハウジング71内に装入される筒状の絞り流路形成部
材700と、この部材700内に収納される多孔体の一例とし
ての金網720a,720cを備えている。
筒状のハウジング71内には、第1の段付き部78が設けら
れ、この第1の段付き部78には、絞り流路形成部材700
のフランジ部701が固定されている。
流路形成部材700はこのフランジ部701の下部のところで
段付き部703により流路が絞り込まれ、絞り流路lを形
成する。
この絞り流路lの側壁には側孔705,705が穿設される。
このような流路形成部材700の段付き部703および係止部
706aを有する出口部706には、板状の金網720a,720cが敷
設される。
金網720a,720cおよび側孔705,705の機能は、上記第4図
に示される実施例の金網および側孔と同様である。
なお、第1図に示されるように、ある程度自由に移動可
能なハンドタップ8を用いることにより、一度に多数の
ジョッキにそれぞれ泡出しすることができ、作業性は格
段と向上する。
次に、本考案の泡出し装置7を2連の手動式タップ式の
ディスペンサに組み込んだ実施例を第6図乃至第8図に
基づいて説明する。
第6図および第7図は、それぞれ2連の手動タップ式デ
ィスペンサの正面図および平面図であり、2連の手動タ
ップ3a,3bのうち一方のタップ3bの注出口には、本考案
の泡出し装置7が組み込まれている。
手動タップ3bの概略断面図が第8図に示されており、手
動タップ3bは、ハウジング31と、生ビール流路の開閉を
行う弁体33と、弁体33を作動させるタップレバー32とを
備えている。そして、タップの注出口31aには本考案の
泡出し装置7が組み込まれており、タップレバー32の作
動にり泡出し装置7を通過して流出する生ビールは泡立
ち状態となる。
従って、泡出し装置7が組み込まれていない一方のタッ
プ3aからは、泡が立たないように通常の生ビールの注出
(液出し)が行われて、その後、他方のタップ3bから泡
出しが行われるようになっている。
このような液出し用と泡出し用のタップ3a,3bは相互の
間隔を極端に狭めて設置してあり、生ビールが注がれる
ジョッキに液出し(タップ3aによる)が完了した後にジ
ョッキを移動させることなくその場で引き続いて泡出し
用のタップ3bにより泡を出すことができる。
次に、自動供給タイプのディスペンサに泡出し装置7を
組み込んだ実施例について第9図および第10図を基に説
明する。
第9図および第10図は流路系統図であり、第9図におい
て、図示しないビール樽から供給された生ビールはパイ
プ91を通り、二又部により92a,93aのパイプに分岐さ
れ、これらのパイプ92a,93aは再び出口ノズル94に合流
する。そして一方のパイプ92bの途中には泡出し装置7
が介在される。
第10図の実施例も第9図のそれと同様な構造をしている
が、合流する出口ノズルを設けずに、独立したノズル94
a,94bを、それぞれ近接して設けている点が異なる。
このように第9図および第10図に示される自動供給タイ
プのディスペンサの動作は共に、同様であり、まず、図
示しない注出用押しボタンを押すと、流出用の自動弁93
が一定時間開き、ビールの液出しが完了した後(流路
)、次いで泡出し用の自動弁92が一定時間開き、泡出
し装置7を通過した生ビールは、泡を形成し、ジョッキ
のビール上部に自動的に泡出しが行われる(流路)。
〔考案の効果〕
以上、実施例の説明から明らかなように、本考案の生ビ
ール用泡出し装置は、筒状のハウジングと、ハウジング
内に装着された多孔体を備え、該多孔体を通過させて生
ビールを注出させるように構成し、前記筒状のハウジン
グ内の生ビール注出流路に絞り流路を設け、この絞り流
路の側面に側孔を設けて生ビールの注出時に側孔から雰
囲気気体を生ビール泡中に取り込むように構成したの
で、いわゆる泡持ちがよく、きめが細かく、よりクリー
ミーな泡を生成させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の泡出し装置を生ビール注出装置(特
に、ハンドタップの先端)に組み込んだ概略図、第2図
は本考案の泡出し装置をハンドタップの先端に組み込ん
だ概略図、第3図は弁棒の正面図、第4図および第5図
はそれぞれ泡出し装置の断面図、第6図および第7図は
それぞれ2連手動タップ式の正面図および平面図、第8
図は手動タップの断面図、第9図および第10図はそれぞ
れ自動供給タイプのディスペンサに泡出し装置を組み込
んだ系統図を示す。 7…泡出し装置、71…ハウジング、72a,72b,72c…金
網、75…側孔、l…絞り流路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ビール注出口に取り付けられる生ビール
    用泡出し装置であって、内部に生ビール注出流路を有す
    るハウジングと、このハウジングの生ビール注出流路に
    形成された絞り流路と、この絞り流路の側壁面に絞り流
    路の内側と外側とを連通するするように形成された側孔
    と、前記生ビール注出流路内に配置された多孔体とを備
    えていることを特徴とする生ビール用泡出し装置。
  2. 【請求項2】前記多孔体は、20〜200メッシュの網体で
    ある請求項1記載の生ビール用泡出し装置。
JP1989131910U 1989-11-13 1989-11-13 生ビール用泡出し装置 Expired - Fee Related JPH0728157Y2 (ja)

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