JP2577142B2 - ドラフトコックの構造 - Google Patents

ドラフトコックの構造

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JP2577142B2 JP3180000A JP18000091A JP2577142B2 JP 2577142 B2 JP2577142 B2 JP 2577142B2 JP 3180000 A JP3180000 A JP 3180000A JP 18000091 A JP18000091 A JP 18000091A JP 2577142 B2 JP2577142 B2 JP 2577142B2
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清之 堀井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドラフトコックの構
造に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
泡の生成を抑え、かつ気泡の微細均一化を図ることので
きる取扱い操作容易なビール供給用のドラフトコックの
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、生ビールのグラス
やジョッキ等への注ぎ出しには、生ビールに炭酸ガスを
混合した加圧状態のビールを、レバー操作によって開閉
自在とした弁を有するドラフトコックを介して注ぎ出す
ようにしている。通常、この生ビールの注ぎ出し供給に
は、1〜3kg/cm2 程度の圧力の炭酸ガスが使用されて
もいる。
【0003】しかしながら、従来のこのドラフトコック
はその操作が簡便であるものの、グラスへの注ぎ出し時
に多量の泡が生成し、場合によっては、グラスの中は泡
だらけになり、レストラン、ビアホール、その他の様々
の場が生ビールを楽しく味わおうとする人々の不評をか
っていた。レバーを操作する従業員のテクニックによっ
てこの泡出ちはある程度は抑えられるものの、そのため
には熟練を要し、また、この泡を顕著に抑えることは困
難であった。
【0004】このような泡立ちが目立ってしまう原因
は、およそ3〜5mm径、さらにはより大きな径の泡が生
じるが、この泡をより小さく均一にして、泡立ちそのも
のも目立たず、かつ、その生成量も抑えることのできる
方策は、依然として確立されていないのが実情である。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の生ビール用ドラフトコック使用時の欠点を
改良し、泡そのものの生成量を抑え、しかもこの気泡の
微細均一化をも図ることのできる新しい手段を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、ビール供給用ドラフトコックに
おいて、供給吐出口直管部から傾斜角5〜40°でから
漸拡大する径の傾斜面を有する円筒部と、この傾斜面
に離接自在とされたとこれに連結されたスライド弁棒
とを有し、スライド弁棒がレバー操作によってスライド
されて、弁の離接、湾曲面もしくは傾斜面と弁との間
に形成されるスリットの幅(W)と供給吐出口の内径
(d)との比W/dが1/10〜1/20となるように調整され
て、スリットからは1〜4kg/cm 2 の圧力に加圧されたビ
ールコアンダフローとして吐出さることを特徴とす
るビール供給用のドラフトコックの構造を提供する。
【0006】以下、添付した図面に沿って実施例を示
し、さらに詳しくこの発明のドラフトコックの構造につ
いて説明する。
【0007】
【実施例】添付した図面の図1は、この発明のビール供
給用のドラフトコックの構造を例示した断面図である。
たとえばこの図1に示したように、この発明のドラフト
コックは、炭酸ガスと混合された生ビールの供給タンク
に接続する導入口(1)と、グラス等にビールを注ぎ出
す供給吐出口(2)との間に、この供給吐出口(2)
直管部から漸拡大する径を持つ傾斜面(3)を有する
円筒部(4)と、この傾斜面(3)に離接自在とされた
弁(5)と、この弁(5)に連結するスライド弁棒
(6)と、さらには、このスライド弁棒(6)をスライ
ド自在とするレバー(7)とを備えている。
【0008】図1の状態において、レバー(7)を方向
Aの側に傾けると、スライド弁棒(6)が下方にスライ
ドし、弁(5)が湾曲面もしくは傾斜面(3)に当接す
る。この当接状態では、導入口(1)から導入されるビ
ールは供給吐出口(2)より吐出することはない。一
方、レバー(7)を方向Bの側に傾けると、逆に、弁
(5)は上方へ動いて、この弁(5)と傾斜面(3)と
の間には、図1にも示したように、環状のスリット部
(8)が形成される。この状態において、ビールは、図
中の矢印Cに沿って流れ、供給吐出口(3)より吐出さ
れる。
【0009】スリット部(8)から流れ出るビールは、
炭酸ガスとの混合によって加圧された状態にあることか
ら、高速で流れ出る。この時、この発明のドラフトコッ
クの構造においては、傾斜面(3)とスリット部(8)
との存在によって、ビールは、いわゆるコアンダ流とし
て、軸中心部に速度および密度集中を形成する。この
時、圧力やスリット部(8)の幅(W)の大きさ、ある
いは傾斜面(3)の傾斜角(θ)等の条件によっては、
旋回(スパイラル)流を生成する。これにより速度およ
び密度の軸中心への集中化がさらに促される。
【0010】従来のドラフトコックにおいては、コアン
ダフローではなく乱流状態での流れとなり、供給吐出口
(2)からは、図中の矢印D方向に拡散する。この拡散
が、従来においては多量、かつ大きな径の泡を生成する
原因となっていた。しかしながら、この発明のコアンダ
流、さらにはコアンダスパイラル流によって図中に示5
た通りの軸中心部への集中Eが起こるため、従来のよう
な泡生成の原因は著しく弱められる。このため、泡生成
そのものが少くなるばかりか、生成した泡も微細均一化
されることになる。
【0011】このようなコアンダ流を生成させるには、
一般的には、目安として、図1中の管内径(d)(D)
について、その比d/Dが1/4 〜1/8 程度の場合には
傾斜角5〜40°とする。またスリット幅(W)は、
この発明では、W/dとして1/10〜1/20程度とする
ールの圧力は、1〜4kg/cm2の適宜な範囲とする
【0012】スリット部(8)は、図1の態様だけでな
く、弁(5)の形状の選択によって適宜としてよく、た
とえば図2に例示したような弁(51)によって形成し
てもよい。なお、前記コアンダ流の流れ効果は、図3お
よび図4に例示したように、弁(52)(53)と、ス
ライド弁棒(62)(63)とに貫通孔(9)を設け、
ここに、炭酸ガス、あるいは空気等を加圧流として供給
し、さらに有効なものとしてもよい。
【0013】実際、たとえば図1の構造において、供給
吐出口(2)の内径(d)を10mmに、また管内径
(D)を45mm、傾斜角(θ)を25°、スリット幅
(W)0.5mm とし、炭酸ガスによって2.5kg/cm2 に加圧
したビールをグラスに注ぎ出したところ、従来方式に比
べて泡生成量ははるかに少なく、また、その泡の径は、
約1〜2mm程度で均一なものとなった。
【0014】このようなことは、従来方式の場合には全
く実現できなかったことである。
【0015】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明したよ
うに、ビール注ぎ出し時の泡生成を抑え、生成した泡も
従来よりもはるかに微細均一化することができる。この
ため、ビール飲料者の不評をかうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示した断面図である。
【図2】
【図3】
【図4】各々、さらに別の例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 導入口 2 供給吐出口 3 傾斜面 4 円筒部 5 弁 6 スライド弁棒 7 レバー 8 スリット部 51,52,53 弁 61,62,63 スライド弁棒 9 貫通孔
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−8799(JP,U) 英国特許2108638(GB,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビール供給用ドラフトコックにおいて、
    供給吐出口直管部から傾斜角5〜40°で漸拡大する
    径の傾斜面を有する円筒部と、この傾斜面に離接自在
    されたとこれに連結されたスライド弁棒とを有し、
    ライド弁棒がレバー操作によってスライドされて、弁の
    離接、傾斜面と弁との間に形成されるスリットの幅
    (W)と供給吐出口の内径(d)との比W/dが1/10〜
    1/20となるように調整されて、スリットからは1〜4kg
    /cm 2 の圧力に加圧されたビールコアンダフローとして
    吐出さることを特徴とするビール供給用のドラフトコ
    ックの構造。
  2. 【請求項2】 スライド弁棒および弁に貫通孔を設け、
    これを加圧炭酸ガスもしくは空気供給路としてなること
    を特徴とする請求項1のビール供給用のドラフトコック
    の構造。
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