JP4147228B2 - 発泡飲料注出コック - Google Patents

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Description

この発明は、発泡飲料注出コックに関し、更に詳細には、ビールに代表される発泡飲料をレバー操作により注出する発泡飲料注出機に使用され、ジョッキ等の容器に発泡飲料を所定量注出した後に、該容器中の発泡飲料に更に細かい泡を後注ぎし得るコックの改良に関するものである。
発泡飲料をレバー操作で注出する装置、例えばビールサーバーに使用されるビール注出コックには、手動によりレバーを一方向へ倒してビールをジョッキに所定量注出した後、該レバーを反対方向へ倒してビールの細かい泡を前記ジョッキ中のビールに後注ぎする機能を備えたものがある。この泡の後注ぎ機能を有する注出コックとしては、特許文献1に開示される泡出し機能付きタップが存在する。このように細かい泡をジョッキ中のビールに後注ぎ(所謂泡付け)する理由は、適度に泡立ったビールは飲む際の咽越しが良好になると共に、この泡がビールからの炭酸ガスの早期逃出を防止する役目を果すからである。そして近年では、一層肌理の細かいクリーム状の泡が後注ぎ用の泡として要求されるようになっている。
特開平9−2590号公報
前述した泡付け機能を有するビールサーバーでは、ビール注出コックに設けたレバーの切換え操作により、該コックが備えるノズルからビールだけを注出したり、細かい泡を後注ぎしたりするものである。しかるに、泡注出後、ノズル内には泡が残留し、この泡が次のジョッキに滴下すると、該ジョッキにビールを注出したときに該ビールに泡が混じって液が泡に変化する泡呼び現象を生じて泡が多く発生し、所謂泡過多状態となってしまう。この対策として注出ノズルに空気導入孔を設け、該ノズル内に残留する泡を自然落下させるようになっている。
先に述べたように、後注ぎ用の泡としてはクリーム状の肌理の細かいものが要求されているが、この状態の泡は粘性が強いために、空気導入孔からの空気によっても泡の排出には時間が掛かると共に完全に落下させるのは困難である。すなわち、発泡過多状態としないためには、ビールを注出した後、次のビール注出までに長い待ち時間が必要になると共に、泡が長時間に亘りコック本体やノズル内に残留することで不衛生となる問題がある。
なお、ビールを注出して泡付け操作を行なった後、操作者がレバーを瞬間的に操作してビールを一瞬だけ流し、このビールによりコック本体やノズル内に残留する泡を洗い流す操作をすることが行なわれている。しかし、このビールを瞬時に流すという洗浄操作は、非常に熟練が要求される作業であった。
本発明は、従来の技術に係る発泡飲料注出コックに内在している前記欠点を好適に解決するべく提案されたもので、コック本体やノズル内に残留する泡を短時間で完全に落下させ、次の飲料注出までの待ち時間を短縮し得ると共に常に衛生的に保ち得る発泡飲料注出コックを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項1の発明に係る発泡飲料注出コックは、
コック本体に形成され、該コック本体に穿設した発泡飲料供給路に供給された発泡飲料を注出する発泡飲料注出ノズルと、該発泡飲料供給路に供給された発泡飲料から得られた泡を、発泡飲料が貯留されている容器に注ぎ得る泡注出ノズルを備えた発泡飲料注出コックにおいて、
前記コック本体に、前記泡注出ノズルに外部空気を導入可能な空気孔が形成され、
前記空気孔は、傾倒操作により発泡飲料と泡との注出を切換えるレバーの操作前に、前記発泡飲料供給路に密着状態で摺動自在に内挿したスリーブに設けられて空気孔と泡注出ノズルとを連通させる溝に合致するよう位置設定され、
前記レバーの泡注ぎ操作により前記スリーブが移動すると、前記溝と空気孔との連通は断たれ、かつ前記レバーの発泡飲料注出操作により前記スリーブが移動しても、前記溝と空気孔との連通は遮断するに至らないよう設定されている。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項2の発明に係る発泡飲料注出コックは、
コック本体に形成され、該コック本体に穿設した発泡飲料供給路に供給された発泡飲料を注出する発泡飲料注出ノズルと、該発泡飲料供給路に供給された発泡飲料から得られた泡を、発泡飲料が貯留されている容器に後注ぎし得る泡注出ノズルを備えた発泡飲料注出コックにおいて、
前記コック本体に、前記発泡飲料注出ノズルに外部空気を導入可能な第1空気孔と前記泡注出ノズルに外部空気を導入可能な第2空気孔とが形成され、
前記第1空気孔および第2空気孔は、傾倒操作により発泡飲料と泡との注出を切換えるレバーの操作前に、前記発泡飲料供給路に密着状態で摺動自在に内挿したスリーブの外周に周設されて第1空気孔と発泡飲料注出ノズルとを連通させる第1環状溝および前記スリーブの外周に周設されて第2空気孔と泡注出ノズルとを連通させる第2環状溝に対応的に合致するよう位置設定され、
前記レバーの発泡飲料注出操作により前記スリーブが移動すると、前記第1環状溝と第1空気孔との連通は断たれると共に、前記第2環状溝と第2空気孔との連通は遮断するに至らず、かつ前記レバーの泡の後注ぎ操作により前記スリーブが移動すると、前記第2環状溝と第2空気孔との連通は断たれると共に、前記第1環状溝と第1空気孔との連通は遮断するに至らないように設定されていることを特徴とする。
請求項1の発明に係る発泡飲料注出コックによれば、レバーの操作前および発泡飲料注出操作時には溝と空気孔との連通は遮断されないから、直前の泡注ぎ操作によりコック本体および泡注出ノズルの内壁に残留した泡を導入空気により落下させることができる。また、レバーの泡注ぎ操作時には溝と空気孔との連通は断たれるから、外部空気は泡注出ノズルへ導入されることがなく、該ノズルを通過する細かい良質の泡に空気が混入して泡崩れを生ずることがない。
請求項2の発明に係る発泡飲料注出コックによれば、レバーの操作前および発泡飲料注出操作時には第2環状溝と第2空気孔との連通は遮断されないから、直前の泡の後注ぎ操作によりコック本体および泡注出ノズルの内壁に残留した泡を導入空気により落下させることができる。また、レバーの泡の後注ぎ操作時には第2環状溝と第2空気孔との連通は断たれるから、外部空気は泡注出ノズルへ導入されることがなく、該ノズルを通過する細かい良質の泡に空気が混入して泡崩れを生ずることがない。更に、レバーの操作前および泡の後注ぎ操作時には第1環状溝と第1空気孔との連通は遮断されないから、直前の発泡飲料注出操作により発泡飲料注出ノズルの内壁に残留した発泡飲料を導入空気により容易に落下させ得る。更にまた、レバーの発泡飲料注出操作により第1環状溝と第1空気孔との連通は断たれるから、外部空気は発泡飲料注出ノズルへ導入されることがなく、発泡飲料注出時における空気混入に起因する発泡過多が有効に防止される。
次に、本発明に係る発泡飲料注出コックにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。この実施例では、発泡飲料注出コックとしてビールサーバーに設けられるビール注出コックを例示して説明するが、これに限定されるものでないことは勿論である。
図1は、好適な実施例に係るビール注出コック44を分解状態で示す断面図であり、このビール注出コック44は、図8に示すビールサーバー(発泡飲料注出機)46に取付けられる。また図2は、ビールサーバー46から水平に延出するビール供給管48に接続したビール注出コック44の断面図であって、ビールも泡も注出していない状態を示している。このビール注出コック44は、図1に示すように、コック本体10と、該コック本体10に内蔵されてビールや泡の流路を開閉する各種弁機構(後述)と、傾倒操作によりビールと泡の注出を切換えるレバー18とから基本的に構成される。
(コック本体について)
図1に示すコック本体10は、その内部を水平に貫通する所要径のビール供給路(発泡飲料供給路)12と、斜め下方へ分岐して平行に延出するビール注出ノズル(発泡飲料注出ノズル)14および泡注出ノズル(注出ノズル)16を備え、これら2本のノズル14,16は前記ビール供給路12に内部で連通している。図1では、コック本体10から斜め下方へ延出する右側のノズルがビール注出ノズル14であり、左側のノズルが泡注出ノズル16である。
図1でコック本体10の右端は拡大直径部として構成され、この拡大直径部に凹設した半球状凹部26に前記ビール供給路12が開口している。この半球状凹部26は、後述する第1弁座として機能するものである。また拡大直径部の外周に螺設した雄ネジ10aと、図2に示すユニオンナット50の雌ネジ50aとを螺合させることで、コック本体10はビール供給管48に取付けられる。コック本体10の左側に一体成形した立上がり部52には、前記ビール供給路12に連通する垂直孔52aが形成され、この垂直孔52aに注出操作用レバー18の下端部に設けたボール54およびコンロッド56が挿入されるようになっている。このコンロッド56は、後述するスライダ20の挿通孔20aに挿入されて、前記レバー18の動きを該スライダ20に伝達するものである。なお、前記立上がり部52の外周に螺設した雄ネジ52bと、前記レバー18のボール54に被着したユニオンナット58の雌ネジ58aとを螺合させることで、該レバー18はコック本体10に取付けられる。
更にコック本体10には、ビール供給路12を外部に連通する第1空気孔60および第2空気孔(空気孔)62が穿設されている。これら2つの空気孔60,62は、後述するスリーブ24の外周に所要間隔で周設した第1環状溝64および第2環状溝66との協働作用下に、前記ビール注出ノズル14および泡注出ノズル16を外部に連通させたり、非連通としたりする機能を果たすものである。図1では、右側に位置するのが第1空気孔60であって、この第1空気孔60の一方はコック本体10の上面に開口すると共に、他方はビール注出ノズル14に開口している。また第2空気孔62は、図1で第1空気孔60の左側に所定間隔離間して位置すると共にコック本体10の上面に開口している。そしてビール供給路12に開口する第1空気孔60および第2空気孔62の間隔寸法は、第1環状溝64および第2環状溝66(後述)の間隔寸法に対応的に合わせてある。
前記泡注出ノズル16には、その下端から所定高さ位置まで同一幅寸法で延在する2本のスリット72,72が、該ノズル16の側面に対向して形成されている。そして、このスリット72,72が、泡注出後にコック本体10および泡注出ノズル16内に残留する泡を短時間で完全に落下させるべく機能する。ちなみに、スリット72の長さ寸法に関しては、泡注出ノズル16の全長に対して約30〜50%の長さが効果的であり、40〜50%が良り好適であることが確認されている。例えば、内径10mmで全長が60mmの泡注出ノズル16に対して、幅3mmで長さ25mmのスリットを形成した実験では、コック本体10および泡注出ノズル16内に残留する泡を3〜4秒で完全に落下させることができた。なお、スリットを形成しない同一サイズの泡注出ノズルでは、数十秒経過しても泡が完全には落下しなかった。
(各種弁機構について)
コック本体10におけるビール供給路12には、ビールや泡の流路を開閉する各種弁機構が内蔵される。この弁機構は、図1に示すように、スライダ20,スリーブ24,弁棒34,第1弁体30,第1弁座26,第1弾性部材28,第2弁体42,第2弁座38,第2弾性部材40等から構成される。
(スライダについて)
図1で符号20は、ビール供給路12に略密着状態で摺動自在に内挿される円筒状のスライダを示し、このスライダ20の略中間部に軸方向に交差する挿通孔20aが穿設されている。この挿通孔20aには、組付け時に前記レバー18の下端部に設けたコンロッド56が挿入されて、該レバー18の前後の傾倒操作により前記スライダ20はビール供給路12を進退移動させられる。また図1でスライダ20の右端部に凹設した円筒状凹部にシール体38が嵌挿され、このシール体38が、後述する第2弁体42の着座を許容する第2弁座として機能する。なお前記スライダ20の右端外周に螺設した雄ネジ20bは、後述するスリーブ24の左端内周に螺設した雌ネジ25aに螺合して、該スライダ20とスリーブ24との接続がなされる。
(スリーブについて)
図1で符号24は、同じくビール供給路12に略密着状態で摺動自在に内挿される円筒状のスリーブを示し、このスリーブ24には軸方向に貫通する円筒中空部25が形成されている。そして円筒中空部25の左側内周面に螺設した雌ネジ25aが、前記スライダ20の雄ネジ20bに螺合される。また円筒中空部25の右端は内側段部25bとして構成され、この内側段部25bは後述の第2弾性部材40を該円筒中空部25に内挿した際の位置決め部として機能する。更に、内側段部25bには円筒中空部25に連通する弁棒挿入孔68が穿設されて、後述する弁棒34の挿入を許容している。
スリーブ24の外周には、所定間隔で第1環状溝64および第2環状溝66が周設され、これは前述のコック本体10に穿設した第1空気孔60および第2空気孔62との協働作用下に、ビール注出ノズル14および泡注出ノズル16との連通・非連通を行なうものである。図1では、スリーブ24の右側に位置するのが第1環状溝64であり、その左側に位置するのが第2環状溝66である。そして第1環状溝64および第2環状溝66の間隔寸法が、第1空気孔60および第2空気孔62の間隔寸法に対応させてあるのは前述の通りである。またスリーブ24における第2環状溝66に右側が掛かった状態で、スリーブ外周の半径方向に4つの通孔22が穿設されて前記円筒中空部25に連通している。これらの通孔22は、後述するレバー18の泡注出操作に際して、前記泡注出ノズル16と連通し得るものである。
(第1弁体について)
先に述べた如くコック本体10の拡大直径部には、第1弁座26として機能する半球状凹部が凹設され、この第1弁座26は前記ビール供給路12の入口に連通している。また第1弁座26には第1弁体30が着座して、前記ビール供給管48とビール供給路12との連通を開閉自在に遮断し得るようになっている。この第1弁体30は、組付け時にビール供給管48の円錐状開口面48aとの間に介装したコイルバネ等の第1弾性部材28により弾圧されて、常には前記第1弁座26に当接している。また図1で第1弁体30は、その左側が半球状のゴムシール面30aをなして前記第1弁座26との液密を確保し、また右側が紡錘状のヘッド30bとして形成されている。また第1弁体30には軸方向中心を貫通する通孔31が穿設されて、後述する弁棒34の液体通路32に連通するようになっている。
(弁棒について)
図1に符号34で示す弁棒は長尺の棒材として構成され、その軸方向中心に液体通路32が貫通的に穿設されている。この弁棒34は、図1の右側端部において前記第1弁体30に接続されて、前記液体通路32を第1弁体30の通孔31に連通させている。また弁棒34の左端部外周には雄ネジ34aが螺設され、後述する第2弁体42の内部に螺設した雌ネジ42aと螺合することで、これら弁棒34と第2弁体42とを接続するようになっている。なお弁棒34は、図2に示すように、組付け時には前記スリーブ24の弁棒挿入孔68を介して該スリーブ24に挿入される。また弁棒34にはコイルバネ等の第2弾性部材40(後述)が外挿され、該弁棒34に接続した第2弁体42(後述)と前記スリーブ24の内側段部25bとの間に該第2弾性部材40を弾力的に介装させることで、第2弁体42を前記スライダ20の第2弁座38に強制着座させている。
(第2弁体について)
図1で符号42は、前記スリーブ24に内挿される第2弁体を示している。この第2弁体42は、スリーブ24に略密着的に内挿し得る軸方向に短い円筒体をなし、図1において右側の端部に軸方向の雌ネジ42aが螺設されている。この雌ネジ42aを、先に述べた如く、弁棒34の左端部に螺設した雄ネジ34aに螺合することで、第2弁体42は該弁棒34に接続される。また第2弁体42の中心には細孔36が穿設され、組付け時に第2弁体42と弁棒34とを接続することで、この細孔36は弁棒34に穿設した前記液体通路32に連通する。そして液体通路32から到来したビールは、前記細孔36を通過する際に肌理の細かい泡とされるものであるから、この細孔36の内径はオリフィス状に極めて小さく設定される。更に第2弁体42の左側開放端は、図1に示すように縮径頭部として構成され、この縮径頭部が前記スライダ20に設けた第2弁座38に着座し得るようになっている。なお、第2弁体42を第2弁座38に圧接して常には着座させる力は、前記第1弁体30の側に設けられる前記第1弾性部材28により主として与えられる。
(各種弁機構の組付けについて)
前述した各部材は有機的に組付けられた後に、前記コック本体10のビール供給路12に内挿される。実際の組付けに際しては、弁棒34の第1弁体30を備えていない側を、前記スリーブ24に弁棒挿入孔68を介して挿通する。スリーブ挿通後の弁棒34は、前記コイルバネに代表される第2弾性部材40に挿通した後、該弁棒34の左端の雄ネジ34aを前記第2弁体42の雌ネジ42aに螺合させる。このときコイルバネ40は、図2に示すように、前記スリーブ24の円筒中空部25に収納可能であって、かつ該コイルバネ40の右端部は前記内側段部25bにより規制されると共に、左端部は前記第2弁体42により規制される。
次いで前記スリーブ24の左端内周の雌ネジ25aと、前記スライダ20の右端外周の雄ネジ20bとを螺合することで、該スリーブ24とスライダ20とが接続される。このとき前記コイルバネ40は、スリーブ24の円筒中空部25において圧縮状態となり、該スリーブ24を図2において軸方向右側に弾力的に付勢すると共に、第2弁体42を第2弁座38に着座させている。なおコイルバネ40の弾力は、前記スライダ20を左方向へ付勢して前記レバー18を図2に示す直立位置に保持し得るよう設定されている。但し、第1弾性部材としてのコイルバネ28の弾力に比べて、第2弾性部材としてのコイルバネ40の弾力は小さく設定してある。
このように組付けた各種弁機構は前記コック本体10のビール供給路12に内挿され、その後に該コック本体10へ前記レバー18の取付けがなされる。またコック本体10は前記ビール供給管48に取付けられる。これらの取付け作業は公知であるので、その作業の説明は省略する。なお組付け完了時に前記コイルバネ28は、第1弁体30とビール供給管48の円錐状開口面48aとの間に弾力的に介装されるので、この第1弁体30は前記第1弁座26に着座して常にはビール供給管48とビール供給路12との連通を開閉自在に遮断している。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るビール注出コックの作用につき以下説明する。図2は、図1に示した各種弁機構をコック本体10に組込んだ実施例に係るビール注出コック44の断面図である。このときレバー18は操作前の中立位置にあって、ビールも泡も注出されない状態となっている。すなわちレバー18の操作前は、ビール供給管48の円錐状開口面48aに配置したコイルバネ28により第1弁体30は第1弁座26に弾圧されて着座し、該ビール供給管48からビール供給路12へのビールの供給を遮断している。また前記弁棒34に接続した第2弁体42は、前記コイルバネ28により軸方向左へ付勢されているので、前記スライダ20に設けた第1弁座26に着座して、第2弁体42の細孔36を閉塞している。このためビール注出ノズル14へのビールの供給および泡注出ノズル16への泡の供給はなされない。
また図3に示すように、レバー操作前の状態にあっては、前記スリーブ24の外周に周設した第1環状溝64および第2環状溝66は、前記コック本体10に穿設した第1空気孔60および第2空気孔62と対応的に合致するよう位置設定されている。このため外部の空気は、(1)第1空気孔60→第1環状溝64→ビール注出ノズル14へと導入されると共に、(2)第2空気孔62→第2環状溝66→泡注出ノズル16へと導入される。すなわち直前のビール注出操作によりビール注出ノズル14の内壁に残留したビールは導入空気により容易に落下し、また直前の泡注出操作によりコック本体10および泡注出ノズル16の内壁に残留した泡も導入空気により落下する。
(ビール注出操作について)
図4に示す如く、前記レバー18を手前側(図示左方)へ傾倒させる第1操作を行なうと、前記スライダ20がビール供給路12を右方向へ後退移動する。スライダ20はスリーブ24に接続され、第2弁体42に端部接続した弁棒34は前記第2のコイルバネ40により左方向へ付勢されているから、該弁棒34は該スライダ20と共に右方向へ移動する。このため第1弁体30も第1のコイルバネ28の弾力に抗して右方向へ移動し、従って第1弁座26を開放する。これにより前記ビール供給管48からのビールは、ビール供給路12を介して前記ビール注出ノズル14から図8に示すジョッキ(容器)70へ注出される。
このとき図5の要部拡大図に示す如く、第2弁体42は前記コイルバネ40により軸方向左へ付勢されているから、第2弁座38に着座して前記細孔36を閉塞している。従って本段階では、泡注出ノズル16への泡の供給はなされない。また前記レバー18の第1操作によりスライダ20は右方向へ移動したため、前記スリーブ24の第1環状溝64とコック本体10の第1空気孔60との連通は断たれるに至っている。このため外部空気はビール注出ノズル14へ導入されることがなく、ビール注出時における空気混入に起因する発泡過多が有効に防止される。なお第1操作段階における前記スライダ20の位置は、前記スリーブ24の第2環状溝66とコック本体10の第2空気孔62との連通は遮断するに至っておらず、泡注出ノズル16には外部空気の導入がなされている。
(泡注出操作について)
図6に示す如く、前記レバー18を後方側へ傾倒させる第2操作を行なうと、前記スライダ20が第2のコイルバネ40に抗しつつビール供給路12を左方向へ前進移動する。このとき前記弁棒34は第1弁体30を介して第1のコイルバネ28により左側へ弾圧されているから、該弁棒34の位置はレバー操作前の図2に示す位置と変更はない。すなわちスライダ20に設けた第2弁座38は、前記弁棒34に固定した第2弁体42から離間することになり、この第2弁体42に開設した前記細孔36を開放するに至る。このため前記ビール供給管48からのビールは、第1弁体30を貫通する通孔31および弁棒34の液体通路32を介して前記細孔36から流出しようとする。しかるに前記細孔36は、前述の如くオリフィス状に充分小さい内径に設定してあるので、ビールはここで肌理の細かい泡となる。そして図7に示すように、この泡は前記スリーブ24に開設した半径方向の通孔22を介して前記泡注出ノズル16に入り、該ノズル16から前記ジョッキ70に貯留したビールに後注ぎされる。
このとき図7の要部拡大図に示す如く、前記レバー18の第2操作によりスライダ20は左方向へ移動したため、前記スリーブ24の第2環状溝66とコック本体10の第2空気孔62との連通は断たれるに至っている。このため外部空気は泡注出ノズル16へ導入されることがなく、該ノズル16を通過する細かい良質の泡に空気が混入して泡崩れを生ずることがない。なお第2操作段階における前記スライダ20の位置は、前記第1環状溝64と第1空気孔60との連通は遮断するに至っていない。すなわちビール注出ノズル14には外部空気の導入がなされている。
前記ビールが貯留されているジョッキ70に泡注出ノズル16から泡を後注ぎした後、前記レバー18を中立位置に戻すと、図3に示す如く、前記コック本体10の第2空気孔62がスリーブ24の第2環状溝66を介して泡注出ノズル16に連通して外部空気の導入がなされ、コック本体10および泡注出ノズル16の内部に残留している泡が導入空気により落下する。この場合に、泡注出ノズル16内に残留する泡は、クリーム状の肌理の細かいものであるために粘性が強く、外部空気の導入によっても全ての泡が落下するのには時間が掛かる。
しかるに実施例の泡注出ノズル16には、その下端から所定高さ位置までスリット72,72が形成されているので、該スリット72,72が形成されている部分に残留している泡は極めて容易に落下し、更にこの泡の落下による吸引力によってノズル上部およびコック本体10に残留している泡が引張られて短時間で落下する。すなわち、泡注出後においてコック本体10や泡注出ノズル16内に残留する泡を短時間で完全に落下させることができ、次のビール注出までの待ち時間を短かくすることができ、適量の泡が後注ぎされた発泡飲料を短時間でより多く提供し得る。また、コック本体10や泡注出ノズル16内に泡が長時間に臨って残留することがないので衛生的であり、泡が乾燥してノズル内に汚れが付くのも防止し得る。更に、スリット72を形成したことで泡の流速が分散して、ビールの液面に対する泡の叩き付けが軽減されることで、落下の衝撃で大きな泡が生ずるのも抑制することができる。
なお、実施例では泡注出ノズルに形成されるスリットを2本としたが、1本あるいは3本以上であってもよく、またその形成位置は側面に限られるものでなく、何れの位置であってもよい。またスリット自体の形状としては、その全長に亘って同一幅のもの以外に、上方に向かうにつれて幅が徐々に狭くなる形状であってもよい。
〔別実施例〕
図9は、別実施例に係るビール注出コックの要部を示すものであって、基本的な構成は前述した実施例と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。別実施例のビール注出コック44では、前記泡注出ノズル16における内壁面、すなわち泡が接触する面(泡接触面)に、食品衛生的に問題のない各種の撥水性を有する材料がコーティングされた処理層74が形成されている。
この構成によれば、泡注出に際して泡注出ノズル16の処理層74に接触して残留している泡は、該処理層74の撥水作用によって極め容易に落下し、該ノズル16内に残留する泡は短時間で確実に排出される。すなわち、泡注出後においてコック本体10や泡注出ノズル16内に残留する泡を短時間で完全に落下させることができ、次のビール注出までの待ち時間を短かくすることができる。また、コック本体10や泡注出ノズル16内に泡が長時間に臨って残留することがないので衛生的であり、泡が乾燥してノズル内に汚れが付くのも防止し得る。
前述した別実施例では、泡注出ノズル16の内壁面に撥水処理(処理層74)を施した場合で説明したが、撥水処理に代えて、親水性を有する材料をコーティングした処理層を形成する親水処理を施すようにしてもよい。この場合は、泡注出に際して泡注出ノズル16の親水性を有する処理層に接触して残留している泡は、該処理層の親水作用によって短時間で液状に変化して極めて容易に落下し、前述したと同様の作用効果が得られる。また、泡注出ノズル16の内壁面に撥水処理や親水処理を施すことで、該内壁面に対して汚れが付き難くなり、衛生的となる。
なお、前述した実施例のように泡注出ノズルにスリットを形成したものにおいて、その内壁面(泡接触面)に、撥水処理や親水処理を施すことで、より確実に泡を落下させ得る。
本発明の好適な実施例に係る発泡飲料注出コックを構成する各部材を、分解状態で示す断面図である。 飲料注出機の飲料供給管に接続した実施例に係る発泡飲料注出コックの断面図であって、レバーは操作前の中立位置にあるため発泡飲料も泡も注出されない状態を示している。 図2におけるスリーブの位置関係を示す要部拡大図である。 飲料注出機の飲料供給管に接続した実施例に係る発泡飲料注出コックの断面図であって、レバーの第1操作により発泡飲料だけが注出されている状態を示している。 図4におけるスリーブの位置関係を示す要部拡大図である。 飲料注出機の飲料供給管に接続した実施例に係る発泡飲料注出コックの断面図であって、レバーの第2操作により細かい泡だけが注出されている状態を示している。 図6におけるスリーブの位置関係を示す要部拡大図である。 好適な実施例に係る発泡飲料注出コックを取付けた発泡飲料注出機の側面図である。 別実施例に係る発泡飲料注出コックを示す要部断面図である。
符号の説明
10 コック本体,12 ビール供給路(発泡飲料供給路)
14 ビール注出ノズル(発泡飲料注出ノズル),16 泡注出ノズル,18 レバー
24 スリーブ,60 第1空気孔,62 第2空気孔(空気孔),64 第1環状溝
66 第2環状溝(環状溝),70 ジョッキ(容器)

Claims (2)

  1. コック本体(10)に形成され、該コック本体(10)に穿設した発泡飲料供給路(12)に供給された発泡飲料を注出する発泡飲料注出ノズル(14)と、該発泡飲料供給路(12)に供給された発泡飲料から得られた泡を、発泡飲料が貯留されている容器(70)に注ぎ得る泡注出ノズル(16)を備えた発泡飲料注出コックにおいて、
    前記コック本体(10)に、前記泡注出ノズル(16)に外部空気を導入可能な空気孔(62)が形成され、
    前記空気孔(62)は、傾倒操作により発泡飲料と泡との注出を切換えるレバー(18)の操作前に、前記発泡飲料供給路(12)に密着状態で摺動自在に内挿したスリーブ(24)に設けられて空気孔(62)と泡注出ノズル(16)とを連通させる溝(66)に合致するよう位置設定され、
    前記レバー(18)の泡注ぎ操作により前記スリーブ(24)が移動すると、前記溝(66)と空気孔(62)との連通は断たれ、かつ前記レバー(18)の発泡飲料注出操作により前記スリーブ(24)が移動しても、前記溝(66)と空気孔(62)との連通は遮断するに至らないよう設定されている
    ことを特徴とする発泡飲料注出コック。
  2. コック本体(10)に形成され、該コック本体(10)に穿設した発泡飲料供給路(12)に供給された発泡飲料を注出する発泡飲料注出ノズル(14)と、該発泡飲料供給路(12)に供給された発泡飲料から得られた泡を、発泡飲料が貯留されている容器(70)に後注ぎし得る泡注出ノズル(16)を備えた発泡飲料注出コックにおいて、
    前記コック本体(10)に、前記発泡飲料注出ノズル(14)に外部空気を導入可能な第1空気孔(60)と前記泡注出ノズル(16)に外部空気を導入可能な第2空気孔(62)とが形成され、
    前記第1空気孔(60)および第2空気孔(62)は、傾倒操作により発泡飲料と泡との注出を切換えるレバー(18)の操作前に、前記発泡飲料供給路(12)に密着状態で摺動自在に内挿したスリーブ(24)の外周に周設されて第1空気孔(60)と発泡飲料注出ノズル(14)とを連通させる第1環状溝(64)および前記スリーブ(24)の外周に周設されて第2空気孔(62)と泡注出ノズル(16)とを連通させる第2環状溝(66)に対応的に合致するよう位置設定され、
    前記レバー(18)の発泡飲料注出操作により前記スリーブ(24)が移動すると、前記第1環状溝(64)と第1空気孔(60)との連通は断たれると共に、前記第2環状溝(66)と第2空気孔(62)との連通は遮断するに至らず、かつ前記レバー(18)の泡の後注ぎ操作により前記スリーブ(24)が移動すると、前記第2環状溝(66)と第2空気孔(62)との連通は断たれると共に、前記第1環状溝(64)と第1空気孔(60)との連通は遮断するに至らないように設定されている
    ことを特徴とする発泡飲料注出コック。
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