JPH10236591A - 液体注出装置の流路遮断機構 - Google Patents
液体注出装置の流路遮断機構Info
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- JPH10236591A JPH10236591A JP4087097A JP4087097A JPH10236591A JP H10236591 A JPH10236591 A JP H10236591A JP 4087097 A JP4087097 A JP 4087097A JP 4087097 A JP4087097 A JP 4087097A JP H10236591 A JPH10236591 A JP H10236591A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内に液体が無くなった際に、この容器に
供給された液体注出用のガスが液体注出装置の外部に噴
出するのを自動的に遮断することができる安価で簡易な
構成の流路遮断機構を提供する。 【解決手段】 生樽1内に充填された生ビールBrをこ
の炭酸ガスの圧力によって生樽1から押し出すことによ
り注出する生ビール注出装置において、本体11内に鉛
直向きに形成されたチャンバ11Aと、このチャンバ1
1Aの内壁面の中間位置に開口する入口側水平流路11
Bと、チャンバ11Aの底部の内壁面に開口する出口側
水平流路11Dと、チャンバ11A内に収容され出口側
水平流路11Dの開口部の径よりも大きい外径を有する
とともに生ビールの比重よりも小さい比重を有するスト
ッパボール18とを備えており、生樽1から炭酸ガスが
噴出してきた際にストッパボール18が出口側水平流路
11Dの開口部にガス圧によって密着されて流路を遮断
する。
供給された液体注出用のガスが液体注出装置の外部に噴
出するのを自動的に遮断することができる安価で簡易な
構成の流路遮断機構を提供する。 【解決手段】 生樽1内に充填された生ビールBrをこ
の炭酸ガスの圧力によって生樽1から押し出すことによ
り注出する生ビール注出装置において、本体11内に鉛
直向きに形成されたチャンバ11Aと、このチャンバ1
1Aの内壁面の中間位置に開口する入口側水平流路11
Bと、チャンバ11Aの底部の内壁面に開口する出口側
水平流路11Dと、チャンバ11A内に収容され出口側
水平流路11Dの開口部の径よりも大きい外径を有する
とともに生ビールの比重よりも小さい比重を有するスト
ッパボール18とを備えており、生樽1から炭酸ガスが
噴出してきた際にストッパボール18が出口側水平流路
11Dの開口部にガス圧によって密着されて流路を遮断
する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器内に充填さ
れた液体をこの容器に供給されるガスの圧力によって注
出する液体の注出装置において、容器に供給されたガス
の外部への噴出を防止するために流体の注出流路を遮断
する機構に関する。
れた液体をこの容器に供給されるガスの圧力によって注
出する液体の注出装置において、容器に供給されたガス
の外部への噴出を防止するために流体の注出流路を遮断
する機構に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、容器内に充填
された液体の注出方式には、容器内に炭酸ガス等を供給
してそのガス圧により液体を容器内から押し出して注出
するものがある。
された液体の注出方式には、容器内に炭酸ガス等を供給
してそのガス圧により液体を容器内から押し出して注出
するものがある。
【0003】図7は、このような注出方式による液体注
出装置の一例を示している。
出装置の一例を示している。
【0004】この図7の液体注出装置は、一般に生樽と
呼ばれる容器に炭酸ガスを供給して、この炭酸ガスのガ
ス圧によって生樽に充填された生ビールを押し出すこと
によりディスペンサに供給するものであり、生樽1の口
にディスペンスヘッド2が装着され、このディスペンス
ヘッド2を介して生樽1内にガスボンベ3から炭酸ガス
または窒素ガスが注入され、この炭酸ガスまたは窒素ガ
スのガス圧によって生樽1から生ビールが押し出される
ようになっている。
呼ばれる容器に炭酸ガスを供給して、この炭酸ガスのガ
ス圧によって生樽に充填された生ビールを押し出すこと
によりディスペンサに供給するものであり、生樽1の口
にディスペンスヘッド2が装着され、このディスペンス
ヘッド2を介して生樽1内にガスボンベ3から炭酸ガス
または窒素ガスが注入され、この炭酸ガスまたは窒素ガ
スのガス圧によって生樽1から生ビールが押し出される
ようになっている。
【0005】そして、上記のようにして生樽1から押し
出された生ビールは、ビール供給チューブ4を通ってデ
ィスペンサ5に供給され、このディスペンサ5において
冷却されてタップ6からジョッキ等の容器Cに注ぎ分け
られる。
出された生ビールは、ビール供給チューブ4を通ってデ
ィスペンサ5に供給され、このディスペンサ5において
冷却されてタップ6からジョッキ等の容器Cに注ぎ分け
られる。
【0006】このような注出方式の液体注出装置におい
ては、例えば図7の装置において、生樽1内に生ビール
が十分残っている場合には、ガスボンベ3からガス供給
パイプ3Aを通って生樽1内に供給された炭酸ガスまた
は窒素ガスは、この生樽1内の生ビールBrの上部に形
成される空所1A内に溜まって生樽1からは流出しな
い。
ては、例えば図7の装置において、生樽1内に生ビール
が十分残っている場合には、ガスボンベ3からガス供給
パイプ3Aを通って生樽1内に供給された炭酸ガスまた
は窒素ガスは、この生樽1内の生ビールBrの上部に形
成される空所1A内に溜まって生樽1からは流出しな
い。
【0007】しかしながら、生樽1内に生ビールが少な
くなって生ビールの液面bが生樽1に取り付けられたス
ピアバルブのサイフォンパイプ2Aの下端開口部に達す
る(図7に点線で示される状態)と、空所1A内に溜ま
っている炭酸ガス等がこのサイフォンパイプ2Aからビ
ール供給チューブ4を通ってディスペンサ5に流れ込ん
でしまい、この状態に気付かないままタップ6から容器
Cに注出を続けていると、ビール供給チューブ4内にお
いて気液混合状態になったガスが生ビールとともにタッ
プ6から吹き出すことになる。
くなって生ビールの液面bが生樽1に取り付けられたス
ピアバルブのサイフォンパイプ2Aの下端開口部に達す
る(図7に点線で示される状態)と、空所1A内に溜ま
っている炭酸ガス等がこのサイフォンパイプ2Aからビ
ール供給チューブ4を通ってディスペンサ5に流れ込ん
でしまい、この状態に気付かないままタップ6から容器
Cに注出を続けていると、ビール供給チューブ4内にお
いて気液混合状態になったガスが生ビールとともにタッ
プ6から吹き出すことになる。
【0008】このようなタップ6からのガスの噴出しが
発生すると、この突然のガスの噴出しによって生ビール
がディスペンサ5の周囲に吹き飛ばされて、ディスペン
サ5を操作している者のみならず、店頭で注出を行って
いる場合には客の衣服も汚してしまう虞がある。そし
て、生ビールには栄養分や糖分が含まれており、周囲に
飛び散った生ビールがカビ発生等の原因になるため、そ
の清掃を特に入念に行う必要があり、非常に面倒であ
る。
発生すると、この突然のガスの噴出しによって生ビール
がディスペンサ5の周囲に吹き飛ばされて、ディスペン
サ5を操作している者のみならず、店頭で注出を行って
いる場合には客の衣服も汚してしまう虞がある。そし
て、生ビールには栄養分や糖分が含まれており、周囲に
飛び散った生ビールがカビ発生等の原因になるため、そ
の清掃を特に入念に行う必要があり、非常に面倒であ
る。
【0009】上記のような問題は、生ビール以外の他の
液体をガスの圧力によって容器内から注出する場合にも
発生する。
液体をガスの圧力によって容器内から注出する場合にも
発生する。
【0010】この発明は、上記のような容器に充填され
た液体をこの容器に供給されるガスの圧力によって押し
出して注出する液体注出装置における問題点を解決する
ためになされたものである。すなわち、この発明は、容
器内に液体が無くなった際に、この容器に供給されたガ
スが液体注出装置の外部に噴出するのを自動的に遮断す
ることができる安価で簡易な構成の流路遮断機構を提供
することを目的とする。
た液体をこの容器に供給されるガスの圧力によって押し
出して注出する液体注出装置における問題点を解決する
ためになされたものである。すなわち、この発明は、容
器内に液体が無くなった際に、この容器に供給されたガ
スが液体注出装置の外部に噴出するのを自動的に遮断す
ることができる安価で簡易な構成の流路遮断機構を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明による液体注
出装置の流路遮断機構は、上記目的を達成するために、
容器内に充填された液体をこの容器内に導入されるガス
の圧力によって容器から押し出すことにより容器内の液
体の注出を行う液体注出装置において、本体内に軸線が
上下向きに延びるように設けられたチャンバと、このチ
ャンバの内壁面のチャンバの上端よりも所要の高さだけ
低い位置に一端部が開口してチャンバ内に連通されると
ともに他端部が前記容器に接続される液体流入路と、前
記液体流入路のチャンバに開口する開口部の位置と同じ
かそれよりも低い位置において一端部がチャンバ内に開
口する液体流出路と、前記チャンバ内に収容され前記液
体流出路のチャンバに開口する開口部の径よりも大きい
外径を有するとともに前記容器から注出される液体の比
重よりも小さい比重を有する球体とを備えていることを
特徴としている。
出装置の流路遮断機構は、上記目的を達成するために、
容器内に充填された液体をこの容器内に導入されるガス
の圧力によって容器から押し出すことにより容器内の液
体の注出を行う液体注出装置において、本体内に軸線が
上下向きに延びるように設けられたチャンバと、このチ
ャンバの内壁面のチャンバの上端よりも所要の高さだけ
低い位置に一端部が開口してチャンバ内に連通されると
ともに他端部が前記容器に接続される液体流入路と、前
記液体流入路のチャンバに開口する開口部の位置と同じ
かそれよりも低い位置において一端部がチャンバ内に開
口する液体流出路と、前記チャンバ内に収容され前記液
体流出路のチャンバに開口する開口部の径よりも大きい
外径を有するとともに前記容器から注出される液体の比
重よりも小さい比重を有する球体とを備えていることを
特徴としている。
【0012】この第1の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、液体流入路が液体が充填された容器に接続
され液体流出路がディスペンサ等の液体注出部に接続さ
れることによって液体注出装置に装着される。そして、
容器内に液体注出用のガスが導入され、容器内の液面が
押し下げられることによってこの容器の底部から押し出
されてきた液体は、流路遮断機構の液体流入路を通って
チャンバ内に流入されて、このチャンバ内に充満され
る。このとき、このチャンバ内に収容されている球体
は、その比重がチャンバ内に充満された液体の比重より
も小さいために、浮力によってチャンバ内を浮上して、
このチャンバの液体流入路の開口部よりも上方の部分に
位置される。チャンバ内に流入した液体はさらに、この
チャンバから液体流出路を通ってディスペンサ等の液体
注出部に供給される。そして、このように、流路遮断機
構内を液体が流通している際には、球体は、チャンバの
液体流入路の開口部よりも上方の部分に位置されてい
て、液体流入路の開口部と液体流出路の開口部間におけ
る液体の流れからは外れた位置にあるので、この球体が
液体の流れによって液体流出路の開口部側に押し流され
て、この液体流出路の開口部を閉鎖する虞はない。
遮断機構は、液体流入路が液体が充填された容器に接続
され液体流出路がディスペンサ等の液体注出部に接続さ
れることによって液体注出装置に装着される。そして、
容器内に液体注出用のガスが導入され、容器内の液面が
押し下げられることによってこの容器の底部から押し出
されてきた液体は、流路遮断機構の液体流入路を通って
チャンバ内に流入されて、このチャンバ内に充満され
る。このとき、このチャンバ内に収容されている球体
は、その比重がチャンバ内に充満された液体の比重より
も小さいために、浮力によってチャンバ内を浮上して、
このチャンバの液体流入路の開口部よりも上方の部分に
位置される。チャンバ内に流入した液体はさらに、この
チャンバから液体流出路を通ってディスペンサ等の液体
注出部に供給される。そして、このように、流路遮断機
構内を液体が流通している際には、球体は、チャンバの
液体流入路の開口部よりも上方の部分に位置されてい
て、液体流入路の開口部と液体流出路の開口部間におけ
る液体の流れからは外れた位置にあるので、この球体が
液体の流れによって液体流出路の開口部側に押し流され
て、この液体流出路の開口部を閉鎖する虞はない。
【0013】そして、上記のように流路遮断機構内を流
通して容器内の液体の注出が行われている際に、容器内
の液体が無くなってこの容器に導入された液体注出用の
ガスが容器内から噴出してきて流路遮断機構のチャンバ
内に流れ込んでくると、このガスの圧力によってチャン
バ内の液体が液体流出路から排出される。これによって
チャンバ内の液位が低下して、チャンバ内の球体がチャ
ンバの底部に降下するとともに、チャンバ内に流れ込ん
でくるガスの圧力によって液体流出路の開口部の方向に
押し流され、この球体が液体流出路の開口部の内径より
も大きい外径を有していることによって、液体流出路の
開口部に密着されてこの開口部を閉鎖する。この球体に
よる液体流出路の開口部の閉鎖は、ガスの流速によって
瞬時に行われるので、容器から噴出したガスが液体流出
路から液体注出部に流れ出す虞はほとんどない。
通して容器内の液体の注出が行われている際に、容器内
の液体が無くなってこの容器に導入された液体注出用の
ガスが容器内から噴出してきて流路遮断機構のチャンバ
内に流れ込んでくると、このガスの圧力によってチャン
バ内の液体が液体流出路から排出される。これによって
チャンバ内の液位が低下して、チャンバ内の球体がチャ
ンバの底部に降下するとともに、チャンバ内に流れ込ん
でくるガスの圧力によって液体流出路の開口部の方向に
押し流され、この球体が液体流出路の開口部の内径より
も大きい外径を有していることによって、液体流出路の
開口部に密着されてこの開口部を閉鎖する。この球体に
よる液体流出路の開口部の閉鎖は、ガスの流速によって
瞬時に行われるので、容器から噴出したガスが液体流出
路から液体注出部に流れ出す虞はほとんどない。
【0014】以上のように、この第1の発明によれば、
容器内に充填された液体をこの容器内に導入されるガス
の圧力によって容器から押し出すことにより容器内の液
体の注出を行う液体注出装置において、容器内に液体が
無くなった際に、チャンバ内の球体が容器から噴出して
きたガスのガス圧によって液体流出路を自動的に閉鎖す
るので、簡易な構成でガスが液体供給装置の外部に噴出
するのを防止することができるとともに、他に動力を必
要としないので安価に使用することができる。そして、
容器から液体が注出されている際には、その液体の流通
を阻害する虞もない。
容器内に充填された液体をこの容器内に導入されるガス
の圧力によって容器から押し出すことにより容器内の液
体の注出を行う液体注出装置において、容器内に液体が
無くなった際に、チャンバ内の球体が容器から噴出して
きたガスのガス圧によって液体流出路を自動的に閉鎖す
るので、簡易な構成でガスが液体供給装置の外部に噴出
するのを防止することができるとともに、他に動力を必
要としないので安価に使用することができる。そして、
容器から液体が注出されている際には、その液体の流通
を阻害する虞もない。
【0015】第2の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記本体に、前記チャンバの上端部において
このチャンバの内部と外部を連通する排気孔とこの排気
孔を開閉する開閉弁が設けられていることを特徴として
いる。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記本体に、前記チャンバの上端部において
このチャンバの内部と外部を連通する排気孔とこの排気
孔を開閉する開閉弁が設けられていることを特徴として
いる。
【0016】この第2の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、チャンバの上端部に設けられた開閉弁によ
って排気孔が開放されることによって、チャンバ内の空
気またはガスを排気孔から排出することができる。これ
によって、最初にチャンバ内に液体が流入される際に、
開閉弁を開けて排気孔を開放することによりチャンバの
上端部分に容易に液体を充満させることができる。そし
て、チャンバに液体が充満されれば排気孔より液体が排
出されるので、チャンバ内に液体が充満されたのが確認
でき、この後、開閉弁が閉じられて排気孔が閉鎖され
る。
遮断機構は、チャンバの上端部に設けられた開閉弁によ
って排気孔が開放されることによって、チャンバ内の空
気またはガスを排気孔から排出することができる。これ
によって、最初にチャンバ内に液体が流入される際に、
開閉弁を開けて排気孔を開放することによりチャンバの
上端部分に容易に液体を充満させることができる。そし
て、チャンバに液体が充満されれば排気孔より液体が排
出されるので、チャンバ内に液体が充満されたのが確認
でき、この後、開閉弁が閉じられて排気孔が閉鎖され
る。
【0017】さらに、容器内から液体注出用のガスが噴
出して球体によって液体流出路が閉鎖された後、容器が
交換されて液体の注出が再開される際に、開閉弁を開け
て排気孔を開放することにより、チャンバ内に充満され
ているガスを排気孔から排出してこのガスが液体流出路
から液体注出部に流出されないようにするとともに、チ
ャンバ内への液体の再充填を可能にする。
出して球体によって液体流出路が閉鎖された後、容器が
交換されて液体の注出が再開される際に、開閉弁を開け
て排気孔を開放することにより、チャンバ内に充満され
ているガスを排気孔から排出してこのガスが液体流出路
から液体注出部に流出されないようにするとともに、チ
ャンバ内への液体の再充填を可能にする。
【0018】第3の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記本体の前記液体流出路のチャンバに開口
する開口部に隣接する位置に、先端部が液体流出路のチ
ャンバに開口する開口部の前方に突出する位置とこの液
体流出路のチャンバに開口する開口部の前方から待避す
る位置との間においてスライド自在な押圧部材が取り付
けられていることを特徴としている。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記本体の前記液体流出路のチャンバに開口
する開口部に隣接する位置に、先端部が液体流出路のチ
ャンバに開口する開口部の前方に突出する位置とこの液
体流出路のチャンバに開口する開口部の前方から待避す
る位置との間においてスライド自在な押圧部材が取り付
けられていることを特徴としている。
【0019】この第3の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、容器内から液体注出用のガスが噴出して球
体によって液体流出路が閉鎖された後、容器が交換され
て液体の注出が再開される際に、押圧部材を、その先端
部が液体流出路の開口部の前方から待避する位置から液
体流出路の開口部の前方に突出する位置に位置される方
向にスライドさせることにより、この押圧部材の先端部
によって液体流出路の開口部に密着している球体が押圧
されて、この球体と液体流出路の開口部の密着状態が解
除される。これによって、液体の注出を容易に再開する
ことができる。
遮断機構は、容器内から液体注出用のガスが噴出して球
体によって液体流出路が閉鎖された後、容器が交換され
て液体の注出が再開される際に、押圧部材を、その先端
部が液体流出路の開口部の前方から待避する位置から液
体流出路の開口部の前方に突出する位置に位置される方
向にスライドさせることにより、この押圧部材の先端部
によって液体流出路の開口部に密着している球体が押圧
されて、この球体と液体流出路の開口部の密着状態が解
除される。これによって、液体の注出を容易に再開する
ことができる。
【0020】第4の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記球体が磁性を有する金属製の芯体とこの
芯体の外周面を被覆するコーティング材によって形成さ
れており、前記本体に磁石が、前記液体流入路のチャン
バに開口する開口部よりも上方の位置においてチャンバ
に対向する位置とこのチャンバに対向する位置から離脱
する位置との間において移動自在に取り付けられている
ことを特徴としている。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記球体が磁性を有する金属製の芯体とこの
芯体の外周面を被覆するコーティング材によって形成さ
れており、前記本体に磁石が、前記液体流入路のチャン
バに開口する開口部よりも上方の位置においてチャンバ
に対向する位置とこのチャンバに対向する位置から離脱
する位置との間において移動自在に取り付けられている
ことを特徴としている。
【0021】この第4の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、磁石が、チャンバに対向する位置から離脱
する位置からチャンバに対向する位置に移動されること
によって、芯体が磁性を有する金属によって形成された
球体を吸着することにより、この球体をチャンバの内壁
面の液体流入路の開口部よりも上方の部分に固定する。
遮断機構は、磁石が、チャンバに対向する位置から離脱
する位置からチャンバに対向する位置に移動されること
によって、芯体が磁性を有する金属によって形成された
球体を吸着することにより、この球体をチャンバの内壁
面の液体流入路の開口部よりも上方の部分に固定する。
【0022】これによって、例えば、容器と液体注出部
間の液体流路にスポンジ球等を通してこの液体流路の内
部洗浄を行う場合等に、球体をスポンジ球等の通り道か
ら待避させて邪魔にならないようにすることができる。
そして、この球体は、磁石がチャンバに対向する位置か
ら離脱する位置に移動されることによって、その吸着状
態が解除される。
間の液体流路にスポンジ球等を通してこの液体流路の内
部洗浄を行う場合等に、球体をスポンジ球等の通り道か
ら待避させて邪魔にならないようにすることができる。
そして、この球体は、磁石がチャンバに対向する位置か
ら離脱する位置に移動されることによって、その吸着状
態が解除される。
【0023】なお、磁石を、液体流出路の開口部に密着
された状態にある球体に対向する位置まで移動自在にす
ることにより、球体にチャンバ側から負荷される圧力が
小さい場合には、この磁石によって球体を吸着して移動
させることにより、液体流出路の開口部との密着状態を
解除するようにすることもできる。
された状態にある球体に対向する位置まで移動自在にす
ることにより、球体にチャンバ側から負荷される圧力が
小さい場合には、この磁石によって球体を吸着して移動
させることにより、液体流出路の開口部との密着状態を
解除するようにすることもできる。
【0024】この球体は、金属製の芯体が中空状に形成
されることによってその比重が液体の比重よりも小さく
なるように調整されるとともに、コーティング材によっ
て被覆されることによって、芯体が錆たりまた液体中へ
の金属の溶出が防止される。そして、真円度が高くなる
ように加工されることにより液体流出路の開口部への密
着度が高められる。このコーティング材としては、合成
樹脂やセラミックまたは金メッキ等が挙げられる。
されることによってその比重が液体の比重よりも小さく
なるように調整されるとともに、コーティング材によっ
て被覆されることによって、芯体が錆たりまた液体中へ
の金属の溶出が防止される。そして、真円度が高くなる
ように加工されることにより液体流出路の開口部への密
着度が高められる。このコーティング材としては、合成
樹脂やセラミックまたは金メッキ等が挙げられる。
【0025】第5の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流出路のチャンバに開口する開口部
内に弾性を有するリテーナが装着されていることを特徴
としている。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流出路のチャンバに開口する開口部
内に弾性を有するリテーナが装着されていることを特徴
としている。
【0026】この第5の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、容器内から液体注出用のガスが噴出して球
体によって液体流出路が閉鎖される際に、球体が弾性を
有するリテーナに押圧されることによって、球体と液体
流出路の開口部の密着度が向上され、流体流路がより完
全に遮断される。
遮断機構は、容器内から液体注出用のガスが噴出して球
体によって液体流出路が閉鎖される際に、球体が弾性を
有するリテーナに押圧されることによって、球体と液体
流出路の開口部の密着度が向上され、流体流路がより完
全に遮断される。
【0027】第6の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流入路の前記容器に接続される他端
部が前記本体の底部に配置されていることを特徴として
いる。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流入路の前記容器に接続される他端
部が前記本体の底部に配置されていることを特徴として
いる。
【0028】この第6の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、容器の液体注出口が上向きに設けられてい
る場合に、液体流入路の他端部が本体の底部に配置され
ていることによって、液体流入路を容器の液体注出口に
チャンバを鉛直向きに保持したまま接続することができ
るので、容器の液体注出口に流路遮断機構を直接装着す
ることができる。
遮断機構は、容器の液体注出口が上向きに設けられてい
る場合に、液体流入路の他端部が本体の底部に配置され
ていることによって、液体流入路を容器の液体注出口に
チャンバを鉛直向きに保持したまま接続することができ
るので、容器の液体注出口に流路遮断機構を直接装着す
ることができる。
【0029】第7の発明による液体注出装置の流路遮断
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流入路が、前記本体の少なくとも側
部と底部に配置されて前記容器に接続される複数の開口
部を有し、この複数の開口部の何れかに前記容器が接続
されるとともに他の開口部に閉鎖部材が装着されてこの
他の開口部が閉鎖されることを特徴としている。
機構は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記液体流入路が、前記本体の少なくとも側
部と底部に配置されて前記容器に接続される複数の開口
部を有し、この複数の開口部の何れかに前記容器が接続
されるとともに他の開口部に閉鎖部材が装着されてこの
他の開口部が閉鎖されることを特徴としている。
【0030】この第7の発明による液体注出装置の流路
遮断機構は、本体の少なくとも側部と底部に配置された
液体流入路の複数の開口部が選択的に容器に接続され、
他の開口部が閉鎖部材によって閉鎖されるので、流路遮
断機構の設置位置や容器の液体注出口の向きによって容
器を接続する液体流入路の開口部を任意に選択すること
ができ、流路遮断機構の接続の態様にバラエティ性を有
する。
遮断機構は、本体の少なくとも側部と底部に配置された
液体流入路の複数の開口部が選択的に容器に接続され、
他の開口部が閉鎖部材によって閉鎖されるので、流路遮
断機構の設置位置や容器の液体注出口の向きによって容
器を接続する液体流入路の開口部を任意に選択すること
ができ、流路遮断機構の接続の態様にバラエティ性を有
する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0032】図1ないし5に、この発明の実施形態の一
例における流路遮断機構10が示されており、図1はこ
の流路遮断機構10の正面図、図2は平面図、図3は側
面図、図4は図2のIV−IV線における断面図、図5は図
1のX−X線における部分断面図である。
例における流路遮断機構10が示されており、図1はこ
の流路遮断機構10の正面図、図2は平面図、図3は側
面図、図4は図2のIV−IV線における断面図、図5は図
1のX−X線における部分断面図である。
【0033】なお、以下においては、この発明による流
路遮断機構を、図7に示されるような生ビールを生樽か
らディスペンサに注出する生ビール注出装置に適用する
場合を例にとって説明を行う。
路遮断機構を、図7に示されるような生ビールを生樽か
らディスペンサに注出する生ビール注出装置に適用する
場合を例にとって説明を行う。
【0034】流路遮断機構10は、本体11に取り付け
られた入口側ニップル12が図7の生ビール注出装置の
ディスペンスヘッド2に連結され、出口側ニップル13
がビール供給チューブ4に接続されることによって、こ
の生ビール注出装置に装着されるようになっているもの
であり、本体11内に、入口側ニップル12と出口側ニ
ップル13との間を連通する液体流路が形成されてい
る。
られた入口側ニップル12が図7の生ビール注出装置の
ディスペンスヘッド2に連結され、出口側ニップル13
がビール供給チューブ4に接続されることによって、こ
の生ビール注出装置に装着されるようになっているもの
であり、本体11内に、入口側ニップル12と出口側ニ
ップル13との間を連通する液体流路が形成されてい
る。
【0035】すなわち、図4において、本体11内のほ
ぼ中央位置に、鉛直下向きに延び上端が本体11の上面
に開口された断面が円形の縦穴状のチャンバ11Aが形
成されており、このチャンバ11Aの内壁面の中間位置
に、水平向きに延びるように本体11内に形成されて一
端部が本体11の外側面に開口する入口側水平流路11
Bの他端部が連通され、さらに、この入口側水平流路1
1Bの中間位置に、鉛直向きに延びるように本体11内
に形成されて一端部が本体11の底面に開口する入口側
鉛直流路11Cの他端部が連通されている。
ぼ中央位置に、鉛直下向きに延び上端が本体11の上面
に開口された断面が円形の縦穴状のチャンバ11Aが形
成されており、このチャンバ11Aの内壁面の中間位置
に、水平向きに延びるように本体11内に形成されて一
端部が本体11の外側面に開口する入口側水平流路11
Bの他端部が連通され、さらに、この入口側水平流路1
1Bの中間位置に、鉛直向きに延びるように本体11内
に形成されて一端部が本体11の底面に開口する入口側
鉛直流路11Cの他端部が連通されている。
【0036】そしてさらに、本体11内のチャンバ11
Aを挟んで入口側水平流路11Bおよび入口側鉛直流路
11Cと反対側部分に、入口側水平流路11Bと平行に
延び一端部がチャンバ11Aの底部内壁面に開口すると
ともに他端部が本体11の外側面に開口する出口側水平
流路11Dが形成されており、この出口側水平流路11
Dがチャンバ11Aを介して入口側水平流路11Bおよ
び入口側鉛直流路11Cに連通されることによって、本
体11内に流体流路が形成されている。
Aを挟んで入口側水平流路11Bおよび入口側鉛直流路
11Cと反対側部分に、入口側水平流路11Bと平行に
延び一端部がチャンバ11Aの底部内壁面に開口すると
ともに他端部が本体11の外側面に開口する出口側水平
流路11Dが形成されており、この出口側水平流路11
Dがチャンバ11Aを介して入口側水平流路11Bおよ
び入口側鉛直流路11Cに連通されることによって、本
体11内に流体流路が形成されている。
【0037】出口側水平流路11Dには、中空円筒状に
形成されたシリコンゴム製のボールリテーナ14が同軸
状に内嵌されている。
形成されたシリコンゴム製のボールリテーナ14が同軸
状に内嵌されている。
【0038】チャンバ11Aの内径は、入口側水平流路
11Bおよび出口側水平流路11Dの内径よりも大きく
なるように形成されている。
11Bおよび出口側水平流路11Dの内径よりも大きく
なるように形成されている。
【0039】入口側ニップル12は、入口側鉛直流路1
1Cの本体11の底面に開口する開口端部に形成された
内ねじ部に螺合されることによってガスケット12Aを
介して本体11に装着されており、後述するように、図
7のディスペンスヘッド2の生ビール注出口に連結され
てこのディスペンスヘッド2の生ビール注出口と入口側
鉛直流路11Cとを互いに連通した状態で接続するよう
になっている。
1Cの本体11の底面に開口する開口端部に形成された
内ねじ部に螺合されることによってガスケット12Aを
介して本体11に装着されており、後述するように、図
7のディスペンスヘッド2の生ビール注出口に連結され
てこのディスペンスヘッド2の生ビール注出口と入口側
鉛直流路11Cとを互いに連通した状態で接続するよう
になっている。
【0040】出口側ニップル13は、出口側水平流路1
1Dの本体11の外側面に開口する開口端部に形成され
た内ねじ部に螺合されることによって本体11に装着さ
れており、この状態において、ボールリテーナ14の端
部に形成されたフランジ部が出口側水平流路11Dの内
壁部との間で挟持されることにより出口側ニップル13
の螺合部がシールされている。そして、この出口側ニッ
プル13は、後述するように、図7のビール供給チュー
ブ4に連結されて、このビール供給チューブ4と出口側
水平流路11Dとを互いに連通した状態で接続するよう
になっている。
1Dの本体11の外側面に開口する開口端部に形成され
た内ねじ部に螺合されることによって本体11に装着さ
れており、この状態において、ボールリテーナ14の端
部に形成されたフランジ部が出口側水平流路11Dの内
壁部との間で挟持されることにより出口側ニップル13
の螺合部がシールされている。そして、この出口側ニッ
プル13は、後述するように、図7のビール供給チュー
ブ4に連結されて、このビール供給チューブ4と出口側
水平流路11Dとを互いに連通した状態で接続するよう
になっている。
【0041】入口側水平流路11Bの本体11の外側面
に開口する開口端部には、その内壁面に形成された内ね
じ部にカバーボルト15が螺合され、入口側水平流路1
1Bの内壁部との間にガスケット16が挟持されること
によって、この開口端部が密閉されている。このカバー
ボルト15は、本体11内に流体流路を形成する際に本
体11の側壁面に形成された不要な開口部を塞ぐための
ものである。
に開口する開口端部には、その内壁面に形成された内ね
じ部にカバーボルト15が螺合され、入口側水平流路1
1Bの内壁部との間にガスケット16が挟持されること
によって、この開口端部が密閉されている。このカバー
ボルト15は、本体11内に流体流路を形成する際に本
体11の側壁面に形成された不要な開口部を塞ぐための
ものである。
【0042】チャンバ11Aの上端開口部には、その内
壁部に形成された内ねじ部にカバーボルト17が螺合さ
れて、この上端開口部を密閉している。
壁部に形成された内ねじ部にカバーボルト17が螺合さ
れて、この上端開口部を密閉している。
【0043】このカバーボルト17には、その上端部に
スプリング保持用穴17Aが形成され、チャンバ11A
内に臨む下端部に後述するストッパボール18を収容す
るボール収容穴17Bが形成され、さらにこのスプリン
グ保持用穴17Aとボール収容穴17Bの間のカバーボ
ルト17の軸心位置に鉛直向きに延びるシリンダ孔17
Cが形成されている。このシリンダ孔17Cの上端部は
スプリング保持用穴17Aに開口され、下端部がボール
収容穴17Bに開口されている。
スプリング保持用穴17Aが形成され、チャンバ11A
内に臨む下端部に後述するストッパボール18を収容す
るボール収容穴17Bが形成され、さらにこのスプリン
グ保持用穴17Aとボール収容穴17Bの間のカバーボ
ルト17の軸心位置に鉛直向きに延びるシリンダ孔17
Cが形成されている。このシリンダ孔17Cの上端部は
スプリング保持用穴17Aに開口され、下端部がボール
収容穴17Bに開口されている。
【0044】シリンダ孔17Cの下端部の内壁面は、下
方にゆくにしたがって径が大きくなるように漏斗状に広
がっている。そして、このシリンダ孔17Cの中間位置
には、カバーボルト17内に水平向きに形成された排気
孔17Dの一端部が連通されている。
方にゆくにしたがって径が大きくなるように漏斗状に広
がっている。そして、このシリンダ孔17Cの中間位置
には、カバーボルト17内に水平向きに形成された排気
孔17Dの一端部が連通されている。
【0045】排気孔17Dの他端部はカバーボルト17
の外側面に開口されており、この排気孔17Dの開口端
部に中空の真鍮製コネクタ17Eが螺合されていて、こ
のコネクタ17Eに、後述するように、排気チューブが
接続されるようになっている。
の外側面に開口されており、この排気孔17Dの開口端
部に中空の真鍮製コネクタ17Eが螺合されていて、こ
のコネクタ17Eに、後述するように、排気チューブが
接続されるようになっている。
【0046】シリンダ孔17C内には、スプール17F
が上下向きにスライド自在に嵌挿されており、このスプ
ール17Fには、それぞれ所要の間隔を開けた三個のラ
ンドr1,r2およびr3が設けられている。
が上下向きにスライド自在に嵌挿されており、このスプ
ール17Fには、それぞれ所要の間隔を開けた三個のラ
ンドr1,r2およびr3が設けられている。
【0047】この三個のランドのうち、一番上方に位置
するランドr1は、後述するように、スプール17Fが
下方向にスライドされた際にも排気孔17Dの開口部よ
りも下方に位置しない位置に設けられている。
するランドr1は、後述するように、スプール17Fが
下方向にスライドされた際にも排気孔17Dの開口部よ
りも下方に位置しない位置に設けられている。
【0048】このランドr1よりも下方に位置されるラ
ンドr2は、シリンダ孔17Cの内壁面が円筒状部分と
漏斗状部分の境界部分に位置するように設けられてお
り、上側部分の外周面がシリンダ孔17Cの円筒状部分
の内径と同じ外径を有する円盤形状に形成され、下側部
分がシリンダ孔17Cの漏斗状部分の上端部の内壁面と
同じ外形の円錐台形状に形成されていて、スプール17
Fが上位置に位置されているとき、このランドr2の上
側部分がシリンダ孔17Cの円筒状部分に嵌合され下側
部分が漏斗状部分に嵌合されて、シリンダ孔17Cの円
筒状部分と漏斗状部分の連通を遮断するようになってい
る。
ンドr2は、シリンダ孔17Cの内壁面が円筒状部分と
漏斗状部分の境界部分に位置するように設けられてお
り、上側部分の外周面がシリンダ孔17Cの円筒状部分
の内径と同じ外径を有する円盤形状に形成され、下側部
分がシリンダ孔17Cの漏斗状部分の上端部の内壁面と
同じ外形の円錐台形状に形成されていて、スプール17
Fが上位置に位置されているとき、このランドr2の上
側部分がシリンダ孔17Cの円筒状部分に嵌合され下側
部分が漏斗状部分に嵌合されて、シリンダ孔17Cの円
筒状部分と漏斗状部分の連通を遮断するようになってい
る。
【0049】スプール17Fの下端部に設けられたラン
ドr3は、シリンダ孔17Cの漏斗状部分の下端部の内
壁面と同じ形状の円錐台形状に形成されていて、スプー
ル17Fが上位置に位置されているとき、シリンダ孔1
7Cの漏斗状部分の下端部に嵌合されて、シリンダ孔1
7C内と本体11のチャンバ11A内との連通を遮断す
るようになっている。
ドr3は、シリンダ孔17Cの漏斗状部分の下端部の内
壁面と同じ形状の円錐台形状に形成されていて、スプー
ル17Fが上位置に位置されているとき、シリンダ孔1
7Cの漏斗状部分の下端部に嵌合されて、シリンダ孔1
7C内と本体11のチャンバ11A内との連通を遮断す
るようになっている。
【0050】カバーボルト17の上面よりも上方に突出
するスプール17Fの上端部には、プッシュボタン17
Gが取り付けられており、このプッシュボタン17Gと
カバーボルト17との間に、下端部がカバーボルト17
のスプリング保持用穴17A内に嵌挿されたスプリング
17Hが介装されていて、プッシュボタン17Gを介し
てスプール17Fを上方向に付勢している。
するスプール17Fの上端部には、プッシュボタン17
Gが取り付けられており、このプッシュボタン17Gと
カバーボルト17との間に、下端部がカバーボルト17
のスプリング保持用穴17A内に嵌挿されたスプリング
17Hが介装されていて、プッシュボタン17Gを介し
てスプール17Fを上方向に付勢している。
【0051】本体11の前面には、図1ないし3に示さ
れるように、本体11の内部に形成されたチャンバ11
Aと出口側水平流路11Dの接続部の前面に対向する位
置に、カバーボルト19が取り付けられている。
れるように、本体11の内部に形成されたチャンバ11
Aと出口側水平流路11Dの接続部の前面に対向する位
置に、カバーボルト19が取り付けられている。
【0052】このカバーボルト19は、図5に示される
ように、本体11の前壁面に出口側水平流路11Dの軸
方向と直交するように水平向きに形成されてチャンバ1
1Aに連通されるボルト取付け孔11Eに螺合されるこ
とにより本体11に取り付けられており、このボルト取
付け孔11Eに取り付けられたカバーボルト19の前端
面が出口側水平流路11Dの開口部の直ぐ前方に対向す
るように位置されている。
ように、本体11の前壁面に出口側水平流路11Dの軸
方向と直交するように水平向きに形成されてチャンバ1
1Aに連通されるボルト取付け孔11Eに螺合されるこ
とにより本体11に取り付けられており、このボルト取
付け孔11Eに取り付けられたカバーボルト19の前端
面が出口側水平流路11Dの開口部の直ぐ前方に対向す
るように位置されている。
【0053】このカバーボルト19には、その頭部にス
プリング保持用穴19Aが形成され、さらにカバーボル
ト19の軸心位置に軸方向に延びるシリンダ孔19Bが
形成されていて、このシリンダ孔19Bの外端部がスプ
リング保持用穴19Aに開口され内端部がチャンバ11
A内に開口されている。
プリング保持用穴19Aが形成され、さらにカバーボル
ト19の軸心位置に軸方向に延びるシリンダ孔19Bが
形成されていて、このシリンダ孔19Bの外端部がスプ
リング保持用穴19Aに開口され内端部がチャンバ11
A内に開口されている。
【0054】このカバーボルト19のシリンダ孔19B
には、プッシュロッド19Cが軸方向に沿ってスライド
自在に嵌挿されており、後述するように、本体11に押
し込まれる方向にスライドされた際に、このプッシュロ
ッド19Cの内端部が出口側水平流路11Dの開口部の
前方に突出するようになっている。
には、プッシュロッド19Cが軸方向に沿ってスライド
自在に嵌挿されており、後述するように、本体11に押
し込まれる方向にスライドされた際に、このプッシュロ
ッド19Cの内端部が出口側水平流路11Dの開口部の
前方に突出するようになっている。
【0055】カバーボルト19の頭部よりも前方に突出
するプッシュロッド19Cの外端部には、プッシュボタ
ン19Dが取り付けられており、このプッシュボタン1
9Dとカバーボルト19との間に、内端部がカバーボル
ト19のスプリング保持用穴19A内に嵌挿されたスプ
リング19Eが介装されていて、プッシュボタン19D
を介してプッシュロッド19Cを本体11の前方方向に
付勢している。
するプッシュロッド19Cの外端部には、プッシュボタ
ン19Dが取り付けられており、このプッシュボタン1
9Dとカバーボルト19との間に、内端部がカバーボル
ト19のスプリング保持用穴19A内に嵌挿されたスプ
リング19Eが介装されていて、プッシュボタン19D
を介してプッシュロッド19Cを本体11の前方方向に
付勢している。
【0056】本体11の前面には、図1および3から分
かるように、入口側水平流路11Bの位置よりも上方の
位置において本体11の前面壁に沿って水平方向に延び
るように、マグネット用スライド溝11Fが形成されて
いる。このマグネット用スライド溝11Fは、本体11
の前面壁の図1において左側側部からチャンバ11Aに
対向する位置まで延びている。
かるように、入口側水平流路11Bの位置よりも上方の
位置において本体11の前面壁に沿って水平方向に延び
るように、マグネット用スライド溝11Fが形成されて
いる。このマグネット用スライド溝11Fは、本体11
の前面壁の図1において左側側部からチャンバ11Aに
対向する位置まで延びている。
【0057】このマグネット用スライド溝11F内に
は、チャンバ11Aの前方から外れる位置(図1の左側
端部位置)にステンレスシート11Gが貼り付けられて
おり、さらにチャンバ11Aに対向する位置にステンレ
スシート11Hが張り付けられている。
は、チャンバ11Aの前方から外れる位置(図1の左側
端部位置)にステンレスシート11Gが貼り付けられて
おり、さらにチャンバ11Aに対向する位置にステンレ
スシート11Hが張り付けられている。
【0058】本体11の前面壁には、マグネット用スラ
イド溝11Fの上縁に沿って水平に延びるようにマグネ
ットカバー11Jが固定されており、このマグネットカ
バー11Jは、その下端縁がマグネット用スライド溝1
1Fの前方に僅かに被さる状態に位置されている。
イド溝11Fの上縁に沿って水平に延びるようにマグネ
ットカバー11Jが固定されており、このマグネットカ
バー11Jは、その下端縁がマグネット用スライド溝1
1Fの前方に僅かに被さる状態に位置されている。
【0059】そして、このマグネット用スライド溝11
F内に、円盤形状のマグネット20がマグネット用スラ
イド溝11Fの軸方向に沿ってスライド自在に嵌合さ
れ、その上端部がマグネットカバー11Jの下端縁によ
ってマグネット用スライド溝11Fとの間に挟持され
て、脱落不能に支持されている。
F内に、円盤形状のマグネット20がマグネット用スラ
イド溝11Fの軸方向に沿ってスライド自在に嵌合さ
れ、その上端部がマグネットカバー11Jの下端縁によ
ってマグネット用スライド溝11Fとの間に挟持され
て、脱落不能に支持されている。
【0060】このマグネット20の前面には水平方向前
方に延びるレバー20Aが一体的に取り付けられてお
り、このレバー20Aは、マグネットカバー11Jの下
方から本体11の前方に突出されていて、このレバー2
0Aを操作することにより、マグネット20をマグネッ
ト用スライド溝11Fに沿ってスライドすることが出来
るようになっている。
方に延びるレバー20Aが一体的に取り付けられてお
り、このレバー20Aは、マグネットカバー11Jの下
方から本体11の前方に突出されていて、このレバー2
0Aを操作することにより、マグネット20をマグネッ
ト用スライド溝11Fに沿ってスライドすることが出来
るようになっている。
【0061】また、本体11の前面には、マグネット用
スライド溝11F内に取り付けられたステンレスシート
11Gの上方位置に「注出」の文字が表示された銘板2
1が張り付けられており、ステンレスシート11Hの上
方位置に「洗浄」の文字が表示された銘板22が張り付
けられている。
スライド溝11F内に取り付けられたステンレスシート
11Gの上方位置に「注出」の文字が表示された銘板2
1が張り付けられており、ステンレスシート11Hの上
方位置に「洗浄」の文字が表示された銘板22が張り付
けられている。
【0062】本体11のチャンバ11Aには、出口側水
平流路11Dに装着されているボールリテーナ14の内
径よりも大きい外径を有するストッパボール18が内装
されている。
平流路11Dに装着されているボールリテーナ14の内
径よりも大きい外径を有するストッパボール18が内装
されている。
【0063】このストッパボール18は、図6に示され
るように、球状に成形された鉄製の芯体18aの外周面
に耐酸性および耐アルカリ性を有するシリコーンゴム等
の合成樹脂による被覆層18bが形成された二層構造の
球状体であり、この合成樹脂による被覆によって全体の
比重が、この本体11内の流体流路を流れる液体(ここ
では生ビール)の比重よりも僅かに小さい値になるよう
に成形されている。
るように、球状に成形された鉄製の芯体18aの外周面
に耐酸性および耐アルカリ性を有するシリコーンゴム等
の合成樹脂による被覆層18bが形成された二層構造の
球状体であり、この合成樹脂による被覆によって全体の
比重が、この本体11内の流体流路を流れる液体(ここ
では生ビール)の比重よりも僅かに小さい値になるよう
に成形されている。
【0064】なお、この例の場合には、被覆層18bを
形成する合成樹脂は、生ビールに接触するものであるた
め、食品の安全上問題のないシリコーンゴムが使用され
ている。
形成する合成樹脂は、生ビールに接触するものであるた
め、食品の安全上問題のないシリコーンゴムが使用され
ている。
【0065】次に、上記流路遮断機構10の作動を説明
する。
する。
【0066】上記流路遮断機構10は、前述したよう
に、入口側ニップル12が図7の生ビール注出装置のデ
ィスペンスヘッド2に連結され、出口側ニップル13が
ビール供給チューブ4に接続されることによって、生ビ
ール注出装置に装着される。そして、カバーボルト17
のコネクタ17Eには、排気チューブが接続される。
に、入口側ニップル12が図7の生ビール注出装置のデ
ィスペンスヘッド2に連結され、出口側ニップル13が
ビール供給チューブ4に接続されることによって、生ビ
ール注出装置に装着される。そして、カバーボルト17
のコネクタ17Eには、排気チューブが接続される。
【0067】そして、ディスペンスヘッド2のハンドル
が押し下げられることにより、生樽1から炭酸ガス等の
ガス圧によって押し出されてきた生ビールがディスペン
スヘッド2に連結されている入口側ニップル12から本
体11内に流れ込んで来ると、この生ビールは、入口側
鉛直流路11Cから入口側水平流路11Bを通ってチャ
ンバ11A内に導入され、さらにディスペンサ5のタッ
プ6が開かれことによってディスペンサ5内に呼び込ま
れる。
が押し下げられることにより、生樽1から炭酸ガス等の
ガス圧によって押し出されてきた生ビールがディスペン
スヘッド2に連結されている入口側ニップル12から本
体11内に流れ込んで来ると、この生ビールは、入口側
鉛直流路11Cから入口側水平流路11Bを通ってチャ
ンバ11A内に導入され、さらにディスペンサ5のタッ
プ6が開かれことによってディスペンサ5内に呼び込ま
れる。
【0068】このとき、マグネット20は、図1におい
てマグネット用スライド溝11Fの右方向にスライドさ
れていて、ステンレスシート11Hを吸着することによ
り「洗浄」と表示された銘板21の下方に位置決めされ
て、ストッパボール18をチャンバ11Aの上部部分に
固定している。
てマグネット用スライド溝11Fの右方向にスライドさ
れていて、ステンレスシート11Hを吸着することによ
り「洗浄」と表示された銘板21の下方に位置決めされ
て、ストッパボール18をチャンバ11Aの上部部分に
固定している。
【0069】そして、このチャンバ11A内への生ビー
ルの導入時に、カバーボルト17のプッシュボタン17
Gがスプリング17Hに抗して押し下げられることによ
り、スプール17Fがその軸方向に沿って下方にスライ
ドされ、ランドr2およびランドr3の外周面とシリン
ダ孔17Cの内壁面との係合状態が解除されてチャンバ
11A内と排気孔17Dとが連通され、これによって、
チャンバ11A内の上部にあるガスが排気孔17Dから
大気中に排出される。
ルの導入時に、カバーボルト17のプッシュボタン17
Gがスプリング17Hに抗して押し下げられることによ
り、スプール17Fがその軸方向に沿って下方にスライ
ドされ、ランドr2およびランドr3の外周面とシリン
ダ孔17Cの内壁面との係合状態が解除されてチャンバ
11A内と排気孔17Dとが連通され、これによって、
チャンバ11A内の上部にあるガスが排気孔17Dから
大気中に排出される。
【0070】そして、チャンバ11A内のガスが排出さ
れた後、プッシュボタン17Gの押圧が解除されると、
スプール17Fがスプリング17Hのばね力によってそ
の軸方向に沿って上方にスライドされ、これによって、
ランドr2およびランドr3の外周面がシリンダ孔17
Cの内壁面に密着されてチャンバ11Aと排気孔17D
との連通状態が遮断される。
れた後、プッシュボタン17Gの押圧が解除されると、
スプール17Fがスプリング17Hのばね力によってそ
の軸方向に沿って上方にスライドされ、これによって、
ランドr2およびランドr3の外周面がシリンダ孔17
Cの内壁面に密着されてチャンバ11Aと排気孔17D
との連通状態が遮断される。
【0071】上記のようにしてチャンバ11A内に生ビ
ールが充満されると、マグネット20が、図1において
マグネット用スライド溝11Fの左方向にスライドされ
てステンレスシート11Gを吸着することにより、「注
出」と表示された銘板21の下方に位置決めされる。こ
れによって、ストッパボール18の固定が解除されて、
生ビールよりも比重が僅かに小さいストッパボール18
は、その浮力によってチャンバ11Aの上部に浮かん
で、カバーボルト17のボール収容穴17B内に位置さ
れる。
ールが充満されると、マグネット20が、図1において
マグネット用スライド溝11Fの左方向にスライドされ
てステンレスシート11Gを吸着することにより、「注
出」と表示された銘板21の下方に位置決めされる。こ
れによって、ストッパボール18の固定が解除されて、
生ビールよりも比重が僅かに小さいストッパボール18
は、その浮力によってチャンバ11Aの上部に浮かん
で、カバーボルト17のボール収容穴17B内に位置さ
れる。
【0072】この状態で入口側水平流路11Bからチャ
ンバ11A内に流れ込んで来る生ビールは、出口側水平
流路11Dから出口側ニップル13を介してこの出口側
ニップル13に接続されたビール供給チューブ4を通っ
てディスペンサ5に供給される。
ンバ11A内に流れ込んで来る生ビールは、出口側水平
流路11Dから出口側ニップル13を介してこの出口側
ニップル13に接続されたビール供給チューブ4を通っ
てディスペンサ5に供給される。
【0073】このようにして、生ビールの注出時には、
生樽から入口側ニップル12を介して本体11内に流入
した生ビールは、入口側鉛直流路11C−入口側水平流
路11B−チャンバ11A−出口側水平流路11Dを経
由して出口側ニップル13から流出するが、チャンバ1
1Aがその内径が入口側水平流路11Bおよび出口側水
平流路11Dの内径よりも大きく形成されていて容量が
大きいために、入口側水平流路11Bからチャンバ11
A内に流入した生ビールは減速される。また、このチャ
ンバ11A内においては、入口側水平流路11Bの開口
部よりも上方の部分の流れ(図4に破線vによって示さ
れる流れ)の速度が、入口側水平流路11Bの開口部と
出口側水平流路11Dの開口部の間の部分の流れ(図4
に実線wによって示される流れ)の速度よりもさらに遅
くなる。
生樽から入口側ニップル12を介して本体11内に流入
した生ビールは、入口側鉛直流路11C−入口側水平流
路11B−チャンバ11A−出口側水平流路11Dを経
由して出口側ニップル13から流出するが、チャンバ1
1Aがその内径が入口側水平流路11Bおよび出口側水
平流路11Dの内径よりも大きく形成されていて容量が
大きいために、入口側水平流路11Bからチャンバ11
A内に流入した生ビールは減速される。また、このチャ
ンバ11A内においては、入口側水平流路11Bの開口
部よりも上方の部分の流れ(図4に破線vによって示さ
れる流れ)の速度が、入口側水平流路11Bの開口部と
出口側水平流路11Dの開口部の間の部分の流れ(図4
に実線wによって示される流れ)の速度よりもさらに遅
くなる。
【0074】このため、生ビールの注出時には、チャン
バ11A内の入口側水平流路11Bの開口部よりも上方
の部分に位置されているストッパボール18は、チャン
バ11A内の生ビールの流れを回避する位置に位置され
ていることによって流れによる圧力をほとんど受けない
ので、出口側水平流路11Dの開口部方向に流されるこ
とはない。
バ11A内の入口側水平流路11Bの開口部よりも上方
の部分に位置されているストッパボール18は、チャン
バ11A内の生ビールの流れを回避する位置に位置され
ていることによって流れによる圧力をほとんど受けない
ので、出口側水平流路11Dの開口部方向に流されるこ
とはない。
【0075】上記の状態で生ビールの注出が行われてい
る際に、生樽内の生ビールが無くなってこの生樽内に導
入された生ビール押出し用のガスがディスペンスヘッド
を介して生樽から噴出して来ると、本体11のチャンバ
11A内に充満していた生ビールが入口側水平流路11
Bを通って噴出してくるガスの圧力によって出口側水平
流路11Dから排出される。そして、この生ビールの排
出にともなってストッパボール18が下降され、ガスの
圧力によって出口側水平流路11Dの開口部に押し付け
られてボールリテーナ14の開口端部に密着されること
により、チャンバ11Aと出口側水平流路11Dの連通
が遮断される。
る際に、生樽内の生ビールが無くなってこの生樽内に導
入された生ビール押出し用のガスがディスペンスヘッド
を介して生樽から噴出して来ると、本体11のチャンバ
11A内に充満していた生ビールが入口側水平流路11
Bを通って噴出してくるガスの圧力によって出口側水平
流路11Dから排出される。そして、この生ビールの排
出にともなってストッパボール18が下降され、ガスの
圧力によって出口側水平流路11Dの開口部に押し付け
られてボールリテーナ14の開口端部に密着されること
により、チャンバ11Aと出口側水平流路11Dの連通
が遮断される。
【0076】このストッパボール18による出口側水平
流路11Dの開口部の閉鎖は、ガスの圧力によって瞬時
に行われるため、これによって生樽から噴出してきた炭
酸ガス等の生ビール押出し用のガスがディスペンサのタ
ップから噴き出すのが防止される。
流路11Dの開口部の閉鎖は、ガスの圧力によって瞬時
に行われるため、これによって生樽から噴出してきた炭
酸ガス等の生ビール押出し用のガスがディスペンサのタ
ップから噴き出すのが防止される。
【0077】以上のようにして、生樽が空になり流路遮
断機構10によって生樽からディスペンサへのビール供
給流路が遮断されると、生樽を交換した後、生ビールの
注出を再開する。
断機構10によって生樽からディスペンサへのビール供
給流路が遮断されると、生樽を交換した後、生ビールの
注出を再開する。
【0078】この注出再開は、次の手順で行われる。
【0079】生樽の交換後、ディスペンスヘッドを切り
換えて交換した生樽内に生ビール押出し用のガスを導入
して生ビールを押し出す。そして、カバーボルト17の
プッシュボタン17Gを押してスプール17Fを下方向
にスライドさせ、ランドr2およびr3の外周面とシリ
ンダ孔17Cの内壁面との係合状態を解除すると、チャ
ンバ11A内に充満しているガスが排気孔17Dから放
出され、生ビールが流路遮断機構10のチャンバ11A
内に呼び込まれる。
換えて交換した生樽内に生ビール押出し用のガスを導入
して生ビールを押し出す。そして、カバーボルト17の
プッシュボタン17Gを押してスプール17Fを下方向
にスライドさせ、ランドr2およびr3の外周面とシリ
ンダ孔17Cの内壁面との係合状態を解除すると、チャ
ンバ11A内に充満しているガスが排気孔17Dから放
出され、生ビールが流路遮断機構10のチャンバ11A
内に呼び込まれる。
【0080】これによって、生ビールは入口側鉛直流路
11Cおよび入口側水平流路11Bを通ってチャンバ1
1A内に再び流入し、このチャンバ11A内に残留して
いるガスを排気孔17Dから押し出しながらチャンバ1
1A内に充満されてゆく。
11Cおよび入口側水平流路11Bを通ってチャンバ1
1A内に再び流入し、このチャンバ11A内に残留して
いるガスを排気孔17Dから押し出しながらチャンバ1
1A内に充満されてゆく。
【0081】そして、チャンバ11A内のガスが完全に
排出されてカバーボルト17のコネクタ17Eに接続さ
れた排気チューブから生ビールが出てくるようになる
と、チャンバ11A内に生ビールが充満されたことにな
るので、プッシュボタン17Gの押圧を解除することに
よりスプリング17Hのばね力によってスプール17F
を元の位置に復帰させて、チャンバ11Aと排気孔17
Dとの連通を遮断する。
排出されてカバーボルト17のコネクタ17Eに接続さ
れた排気チューブから生ビールが出てくるようになる
と、チャンバ11A内に生ビールが充満されたことにな
るので、プッシュボタン17Gの押圧を解除することに
よりスプリング17Hのばね力によってスプール17F
を元の位置に復帰させて、チャンバ11Aと排気孔17
Dとの連通を遮断する。
【0082】このとき、チャンバ11A内に再び生ビー
ルが充満されることによって、ストッパボール18がそ
の浮力によって浮上して出口側水平流路11Dの開口部
を開放するが、ストッパボール18がボールリテーナ1
4の開口端部に強く密着して離れ難い場合には、カバー
ボルト19のプッシュボタン19Dを押圧してプッシュ
ロッド19Cを本体11の内側方向にスライドさせるこ
とにより、このプッシュロッド19Cの先端部をストッ
パボール18に押し当てる。これによって、ストッパボ
ール18は、ボールリテーナ14の開口端部から容易に
離間する。
ルが充満されることによって、ストッパボール18がそ
の浮力によって浮上して出口側水平流路11Dの開口部
を開放するが、ストッパボール18がボールリテーナ1
4の開口端部に強く密着して離れ難い場合には、カバー
ボルト19のプッシュボタン19Dを押圧してプッシュ
ロッド19Cを本体11の内側方向にスライドさせるこ
とにより、このプッシュロッド19Cの先端部をストッ
パボール18に押し当てる。これによって、ストッパボ
ール18は、ボールリテーナ14の開口端部から容易に
離間する。
【0083】このボールリテーナ14の開口端部から離
間したストッパボール18は、その浮力によって浮上し
てカバーボルト17のボール収容穴17B内に再び位置
される。
間したストッパボール18は、その浮力によって浮上し
てカバーボルト17のボール収容穴17B内に再び位置
される。
【0084】このようにして、出口側水平流路11Dの
開口部が開放されることにより、チャンバ11A内から
生ビールが流れ出してディスペンサへの注出が再開され
る。
開口部が開放されることにより、チャンバ11A内から
生ビールが流れ出してディスペンサへの注出が再開され
る。
【0085】なお、この注出再開時に、カバーボルト1
7のコネクタ17Eに接続されている排気チューブの先
端は受け容器等に挿入されていて、この受け容器内に流
れ出して来る生ビールが排出される。
7のコネクタ17Eに接続されている排気チューブの先
端は受け容器等に挿入されていて、この受け容器内に流
れ出して来る生ビールが排出される。
【0086】以上のようにして、この流路遮断機構10
はディスペンスへの生ビールの供給と遮断を行うが、生
ビールの注出装置においては、生ビールの注出流路に洗
浄水(通常は水道水)を流すことによって定期的に洗浄
が行われるが、このとき、洗浄効果を上げるために、生
ビールの注出経路内にスポンジ球を挿入して水圧により
注出流路内を通過させる所謂スポンジ洗浄が行われる。
はディスペンスへの生ビールの供給と遮断を行うが、生
ビールの注出装置においては、生ビールの注出流路に洗
浄水(通常は水道水)を流すことによって定期的に洗浄
が行われるが、このとき、洗浄効果を上げるために、生
ビールの注出経路内にスポンジ球を挿入して水圧により
注出流路内を通過させる所謂スポンジ洗浄が行われる。
【0087】このスポンジ洗浄の際には、レバー20A
を操作してマグネット20を、マグネット用スライド溝
11Fに沿って「注出」と表示された銘板21の下方位
置から図1において右方向にスライドさせ、「洗浄」と
表示された銘板22の下方に位置させてステンレスシー
ト11Hの吸着によって位置決めする。これによって、
マグネット20はチャンバ11Aの上部部分に対向さ
れ、このマグネット20の磁力によってストッパボール
18の鉄製の芯体18aが吸着されることにより、図3
に示されるように、ストッパボール18がチャンバ11
Aの内壁部に固定される。
を操作してマグネット20を、マグネット用スライド溝
11Fに沿って「注出」と表示された銘板21の下方位
置から図1において右方向にスライドさせ、「洗浄」と
表示された銘板22の下方に位置させてステンレスシー
ト11Hの吸着によって位置決めする。これによって、
マグネット20はチャンバ11Aの上部部分に対向さ
れ、このマグネット20の磁力によってストッパボール
18の鉄製の芯体18aが吸着されることにより、図3
に示されるように、ストッパボール18がチャンバ11
Aの内壁部に固定される。
【0088】このように、ストッパボール18をチャン
バ11Aの内壁面の上方位置に固定しておくことによっ
て、生ビールの注出流路内を通過するスポンジ球が流路
遮断機構10のチャンバ11A内を通る際に、ストッパ
ボール18がスポンジ球の通過を邪魔することなく、ス
ムースなスポンジ洗浄を可能にする。
バ11Aの内壁面の上方位置に固定しておくことによっ
て、生ビールの注出流路内を通過するスポンジ球が流路
遮断機構10のチャンバ11A内を通る際に、ストッパ
ボール18がスポンジ球の通過を邪魔することなく、ス
ムースなスポンジ洗浄を可能にする。
【0089】上記例の流路遮断機構10は、本体11の
チャンバ11A内に生ビールを導入する入口側流路が入
口側鉛直流路11Cと入口側水平流路11Bとによって
L字形に形成され、この入口側流路に連結される入口側
ニップル12が鉛直下向きになるように配置されている
ことによって、ディスペンスヘッドの鉛直上方向きに開
口するビール注出口に直接連結することができるように
なっているが、例えば、流路遮断機構がディスペンスヘ
ッドのビール注出口にチューブ等を介して連結される場
合には、入口側ニップル12を入口側水平流路11Bの
外側開口部(カバーボルト15が取り付けられている開
口部)に水平向きに取り付けるようにしてもよい。
チャンバ11A内に生ビールを導入する入口側流路が入
口側鉛直流路11Cと入口側水平流路11Bとによって
L字形に形成され、この入口側流路に連結される入口側
ニップル12が鉛直下向きになるように配置されている
ことによって、ディスペンスヘッドの鉛直上方向きに開
口するビール注出口に直接連結することができるように
なっているが、例えば、流路遮断機構がディスペンスヘ
ッドのビール注出口にチューブ等を介して連結される場
合には、入口側ニップル12を入口側水平流路11Bの
外側開口部(カバーボルト15が取り付けられている開
口部)に水平向きに取り付けるようにしてもよい。
【0090】この入口側ニップル12を水平向きに取り
付ける場合には本体11に入口側鉛直流路11Cを形成
する必要は無いが、流路遮断機構10において、入口側
ニップル12とカバーボルト15の取付け位置が交換出
来るようにしておくことにより、この流路遮断機構10
の取付け位置にバラエティ性を持たせることができる。
付ける場合には本体11に入口側鉛直流路11Cを形成
する必要は無いが、流路遮断機構10において、入口側
ニップル12とカバーボルト15の取付け位置が交換出
来るようにしておくことにより、この流路遮断機構10
の取付け位置にバラエティ性を持たせることができる。
【0091】なお、上記においては、流路遮断機構10
を生ビールの注出装置に装着した場合を例にとって説明
したが、この流路遮断機構10は、容器内の液体をこの
容器内に導入されるガスの圧力によって注出する他の液
体の注出装置についても装着可能である。
を生ビールの注出装置に装着した場合を例にとって説明
したが、この流路遮断機構10は、容器内の液体をこの
容器内に導入されるガスの圧力によって注出する他の液
体の注出装置についても装着可能である。
【図1】本発明の好適な実施態様の一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】同例の平面図である。
【図3】同例の側面図である。
【図4】図2のIV−IV線における側断面図である。
【図5】図1のX−X線における部分側断面図である。
【図6】同例におけるストッパボールの断面図である。
【図7】従来のビール注出装置を示す構成説明図であ
る。
る。
10 …流路遮断機構 11 …本体 11A…チャンバ 11B…入口側水平流路(流体流入路) 11C…入口側鉛直流路(流体流入路) 11D…出口側水平流路(流体流出路) 11F…マグネット用スライド溝 12 …入口側ニップル 13 …出口側ニップル 14 …ボールリテーナ(リテーナ) 15 …カバーボルト(閉鎖部材) 17 …カバーボルト 17D…排気孔 17F…スプール(開閉弁) 18 …ストッパボール(球体) 18a…芯体 18b…被覆層(合成樹脂) 19C…プッシュロッド(押圧部材) 20 …マグネット(磁石)
Claims (7)
- 【請求項1】 容器内に充填された液体をこの容器内に
導入されるガスの圧力によって容器から押し出すことに
より容器内の液体の注出を行う液体注出装置において、 本体内に軸線が上下向きに延びるように設けられたチャ
ンバと、 このチャンバの内壁面のチャンバの上端よりも所要の高
さだけ低い位置に一端部が開口してチャンバ内に連通さ
れるとともに他端部が前記容器に接続される液体流入路
と、 前記液体流入路のチャンバに開口する開口部の位置と同
じかそれよりも低い位置において一端部がチャンバ内に
開口する液体流出路と、 前記チャンバ内に収容され前記液体流出路のチャンバに
開口する開口部の径よりも大きい外径を有するとともに
前記容器から注出される液体の比重よりも小さい比重を
有する球体と、 を備えていることを特徴とする液体注出装置の流路遮断
機構。 - 【請求項2】 前記本体に、前記チャンバの上端部にお
いてこのチャンバの内部と外部を連通する排気孔とこの
排気孔を開閉する開閉弁が設けられている請求項1に記
載の液体注出装置の流路遮断機構。 - 【請求項3】 前記本体の前記液体流出路のチャンバに
開口する開口部に隣接する位置に、先端部が液体流出路
のチャンバに開口する開口部の前方に突出する位置とこ
の液体流出路のチャンバに開口する開口部の前方から待
避する位置との間においてスライド自在な押圧部材が取
り付けられている請求項1に記載の液体注出装置の流路
遮断機構。 - 【請求項4】 前記球体が磁性を有する金属製の芯体と
この芯体の外周面を被覆するコーティング材によって形
成されており、前記本体に磁石が、前記液体流入路のチ
ャンバに開口する開口部よりも上方の位置においてチャ
ンバに対向する位置とこのチャンバに対向する位置から
離脱する位置との間において移動自在に取り付けられて
いる請求項1に記載の飲料注出装置の流路遮断機構。 - 【請求項5】 前記液体流出路のチャンバに開口する開
口部内にリテーナが装着されている請求項1に記載の飲
料注出装置の流路遮断機構。 - 【請求項6】 前記液体流入路の前記容器に接続される
他端部が前記本体の底部に配置されている請求項1に記
載の飲料注出装置の流路遮断機構。 - 【請求項7】 前記液体流入路が、前記本体の少なくと
も側部と底部に配置されて前記容器に接続される複数の
開口部を有し、この複数の開口部の何れかに前記容器が
接続されるとともに他の開口部に閉鎖部材が装着されて
この他の開口部が閉鎖される請求項1に記載の飲料注出
装置の流路遮断機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087097A JPH10236591A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 液体注出装置の流路遮断機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087097A JPH10236591A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 液体注出装置の流路遮断機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10236591A true JPH10236591A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12592565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087097A Withdrawn JPH10236591A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 液体注出装置の流路遮断機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10236591A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007001635A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Igeta:Kk | 給液遮断弁 |
KR101238263B1 (ko) | 2011-08-19 | 2013-03-04 | 조정호 | 맥주의 가스터짐 방지 및 비어스톤 생성 방지장치 |
JP2013133160A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kirin Brewery Co Ltd | 飲料ディスペンサーのタップ装置及び泡生成方法 |
WO2014109439A1 (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | Park Jong Ha | 맥주의 가스터짐 및 비어스톤 생성 방지 장치 |
JP2019096662A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 液体供給ユニット |
WO2022065157A1 (ja) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 液体供給システム、及び液体損失低減方法 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP4087097A patent/JPH10236591A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007001635A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Igeta:Kk | 給液遮断弁 |
JP4528215B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2010-08-18 | 株式会社ヰゲタ | 給液遮断弁 |
KR101238263B1 (ko) | 2011-08-19 | 2013-03-04 | 조정호 | 맥주의 가스터짐 방지 및 비어스톤 생성 방지장치 |
JP2013133160A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kirin Brewery Co Ltd | 飲料ディスペンサーのタップ装置及び泡生成方法 |
WO2014109439A1 (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | Park Jong Ha | 맥주의 가스터짐 및 비어스톤 생성 방지 장치 |
JP2015506318A (ja) * | 2013-01-09 | 2015-03-02 | ジョン ハ パク | ビールの泡噴出及びビールストーン生成防止装置 |
KR101534148B1 (ko) * | 2013-01-09 | 2015-07-07 | 박종하 | 맥주의 가스터짐 및 비어스톤 생성 방지 장치 |
US9580287B2 (en) | 2013-01-09 | 2017-02-28 | Jong Ha PARK | Apparatus for preventing beer stone formation and gas-induced foamy beer-spurting phenomenon |
JP2019096662A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 液体供給ユニット |
WO2022065157A1 (ja) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 液体供給システム、及び液体損失低減方法 |
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