JPH07281192A - 液晶配向膜 - Google Patents

液晶配向膜

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JPH07281192A
JPH07281192A JP6922294A JP6922294A JPH07281192A JP H07281192 A JPH07281192 A JP H07281192A JP 6922294 A JP6922294 A JP 6922294A JP 6922294 A JP6922294 A JP 6922294A JP H07281192 A JPH07281192 A JP H07281192A
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JP
Japan
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liquid crystal
polyimide
bis
alignment film
mol
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JP6922294A
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English (en)
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Hisao Yokokura
久男 横倉
Katsumi Kondo
克己 近藤
Shuichi Ohara
周一 大原
Shinji Hasegawa
真二 長谷川
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Hitachi Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶ディスプレイ用の種々の表示むら低減可能
な配向膜の提供。 【構成】該電極と液晶層の間に6成分以上のアミン成分
と酸成分から構成されるポリイミドを用いた液晶表示素
子用の有機配向膜。 【効果】本発明の有機配向膜は、スーパーツイスト液晶
ディスプレイ,アクティブマトリック液晶ディスプレイ
に要求されているラビング屑,熱エージング処理,UV
照射処理によるしきい値電圧の変動及びしきい値の周波
数依存性,プレチルト角の変動等の特性が両立して小さ
くなる。その結果、ラビング屑,きずによるむら,スポ
ット状の輝度むら,静電気のスジ状のむら,しきい値む
ら,封入口むら等が発生せず最終的には表示品質と製品
の歩留りを大きく向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、6成分以上のアミン成
分と酸成分から構成されるポリイミドを用いた液晶表示
素子用の有機配向膜に関する。
【0002】
【従来の技術】ネマチック液晶を用いた配向膜には、例
えば、スーパーツイスト液晶表示素子,アクティブマト
リックス液晶表示素子等について、表示むらのドメイン
発生を防止するため高プレチルト角のポリイミド配向膜
が提案されている(特開昭64−25127 号公報,特開昭62
−262829号公報,特開昭63−259515号公報,特開昭62−
127827号公報,特開昭62−174725号公報,特開平2−210
328号公報,特開平2−223919号公報,特開平2−250033
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示素子において
は大画面化及び高精細化に伴い、表示品質の向上が特に
望まれている。これまで主に、スキャッタリング(光散
乱)ドメインの発生を防止するのに高プレチルト角のポ
リイミド配向膜が用いられてきた。近年更に表示品質を
向上する目的で、ラビング時に発生する屑,きずによる
むら,白点,黒点状のスポット輝度むら,静電気による
スジ状のむら,プレチルト角変動によるしきい値むら,
封入口付近に発生する半リング状のむら等の種々の表示
むらを低減可能な材料が要求されている。これに対応す
るためには、これまでのような2〜5成分系の化合物で
構成されるポリイミド等の配向値では、表示むらを低減
することが困難である。本発明は、種々の表示むらを低
減することを目的に、表示むらに関与する配向膜のラビ
ング屑や熱エージング処理,紫外線(UV)照射処理時
のしきい値電圧の変動及びしきい値の周波数依存性,プ
レチルト角変動等の特性を向上することが可能なポリイ
ミド配向膜を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、6成分以上のアミン成分
と酸成分から構成されるポリイミドを配向膜とすること
により、前記課題が解決できることを見出し本発明に至
った。
【0005】本発明は、ポリイミドに用いる配向膜の化
合物について、化学構造の点から分子の剛直性,屈曲
性,極性,表面エネルギー等を考慮して検討を進めた6
成分以上のアミン成分と酸成分から構成されるポリイミ
ドの有機配向膜である。種々の表示むらについて、化学
構造との検討を重ねた結果、表示むらの低減を図るには
多成分系の化合物を用いて特性の両立を図らないと対応
が困難になってきている。例えば、剛直性の高い化合物
同志では特にラビングによる屑,きずのむらが発生しや
すく、屈曲性の高い化合物同志ではスポット状の輝度む
ら,封入口のむらが発生しやすく、極性の高い化合物同
志では静電気のスジ状のむら及びプレチルト角の変動に
よるしきい値むらが発生しやすい傾向がある。このこと
から、種々の表示むらの低減を両立して達成するには配
向膜に用いる化学構造として剛直性が高くて且つ屈曲性
及び極性も導入されることが可能な6成分以上のアミン
成分と酸成分から構成されるポリイミドとすることによ
り、ラビング屑,熱エージング処理,UV照射処理によ
るしきい値電圧の変動及びしきい値の周波数依存性,プ
レチルト角の変動等を両立して低減することが可能な解
決手段を試み、本発明を達成した。また、前記有機配向
膜においては、6成分以上のアミン成分と酸成分から構
成されるポリイミドが異なる分子量をもつポリイミド前
駆体の混合物からなるものもしくはオリゴマを含むポリ
イミド前駆体の混合物を有機配向膜に用いることもでき
る。
【0006】更に本発明は、ポリイミドがポリイミドシ
ロキサン,ポリアミドイミドもしくは芳香環の側鎖にア
ルキル基,アルコキシ基,アルコキシメチレン基を含む
アミン成分を用いること及びアミン系シランカップリン
グ剤を5〜10重量%添加して用いることができる。
【0007】本発明のアミン成分について例示すると、
p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジ
アミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、
4,4′−ジアミノジフェニルプロパン、3,3′−ジ
アミノジフェニルプロパン、4,4′−ジアミノジフェ
ニルスルホン、3,3′−ジアミノジフェニルスルホ
ン、1,5−ジアミノナフタレン、2,6−ジアミノナ
フタレン、4,4′−ジアミノターフェニル、1,1−
メタキシリレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキ
サン、イソフタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラ
ジド、コハク酸ジヒドラジド、3,3′−ジメチル−
4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジブ
チル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′
−ジブトキシ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、
2,4−ジアミノ−1−オクチルベンゼン、2,4−ジ
アミノ−1−オクチルオキシベンゼン、2,4−ジアミ
ノ−1−メトキシメチレンベンゼン、2,4−ジアミノ
−1−ブトキシメチレンベンゼン、3,3′−ジメチル
−4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、1,6−ジ
アミノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,10
−ジアミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、2,
2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパン、2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)
フェニル〕ブタン、2,2−ビス〔4−(p−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕ペンタン、2,2−ビス〔4−
(p−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキサン、2,2
−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕オク
タン、2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕デカン、2,2−ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕トリデカン、2,2−ビス〔4−
(p−アミノフェノキシ)フェニル〕ペンタデカン、
2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕メタン、2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキ
シ)フェニル〕スルホン、2,2−ビス〔4−(p−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、2,2−ビス〔4
−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕ビフェニル、
2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕シクロヘキサン、2,2−ビス〔4−(p−アミノ
フェノキシ)フェニル〕メチルシクロヘキサン、2,2
−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
ピルシクロヘキサン、ビス〔4−(p−アミノベンゾイ
ルオキシ)安息香酸〕プロパン、ビス〔4−(m−アミ
ノベンゾイルオキシ)安息香酸〕プロパン、ビス〔4−
(p−アミノベンゾイルオキシ)安息香酸〕ペンタン、
ビス〔4−(p−アミノベンゾイルオキシ)安息香酸〕
オクタン、ビス〔4−(p−アミノベンゾイルオキシ)
安息香酸〕エタン、ビス〔4−(p−アミノベンゾイル
オキシ)安息香酸〕デカン、ビス〔4−(p−アミノベ
ンゾイルオキシ)安息香酸〕シクロヘキサン、ビス〔4
−(p−アミノベンゾイルオキシ)安息香酸〕メチルシ
クロヘキサン、ビス〔4−(p−アミノベンゾイルオキ
シ)安息香酸〕メタン、ビス〔4−(p−アミノベンゾ
イルオキシ)安息香酸〕ブタン、ビス〔4−(m−アミ
ノベンゾイルオキシ)安息香酸〕ブタン、ビス〔4−
(p−アミノメチルベンゾイルオキシ)安息香酸〕プロパ
ン、ビス〔4−(p−アミノエチルベンゾイルオキシ)
安息香酸〕プロパン、ビス〔4−(p−アミノベンゾイ
ルオキシ)安息香酸〕オクタデカン、ビス〔4−(p−
アミノベンゾイルオキシ)安息香酸〕ヘプタン、ビス
(p−アミノベンゾイルオキシ)プロパン、ビス(p−
アミノベンゾイルオキシ)メタン、ビス(p−アミノベ
ンゾイルオキシ)エタン、ビス(p−アミノベンゾイル
オキシ)ブタン、ビス(p−アミノベンゾイルオキシ)
ペンタン、ビス(p−アミノベンゾイルオキシ)ヘキサ
ン、ビス(p−アミノベンゾイルオキシ)ヘプタン、ビ
ス(p−アミノベンゾイルオキシ)オクタン、ビス(p
−アミノベンゾイルオキシ)ノナン、ビス(p−アミノ
ベンゾイルオキシ)デカン、ビス(p−アミノベンゾイ
ルオキシ)ドデカン、ビス(p−アミノベンゾイルオキ
シ)テトラデカン、ビス(p−アミノベンゾイルオキ
シ)オクタデカン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、2,2
−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキ
サフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(2−アミノ
フェノキシ)−3,5−ジメチルフェニル〕ヘキサフル
オロプロパン、p−ビス(4−アミノ−2−トリフルオ
ロメチルフェノキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(4−
アミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)ビフェニ
ル、4,4′−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメ
チルフェノキシ)ジフェニルスルホン等のジアミン更に
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】のジアミノシロキサンなどを挙げることが
できる。
【0013】一方、酸成分について例示するとピロメリ
ット酸二無水物、メチルピロメリット酸二無水物、3,
3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、3,3′,4,4′−ジフェニルメタン
テトラカルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ジフ
ェニル−テルテトラカルボン酸二無水物、3,3′,
4,4′−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水
物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物、3,3′,4,4′−ジフェニルプロパンテトラ
カルボン酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3−ジカル
ボキシフェノキシ)フェニル〕プロパンテトラカルボン
酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3,4−ジカルボキ
シフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパンテト
ラカルボン酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3,4−
ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕オクチルテトラカ
ルボン酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3,4−ジカ
ルボキシベンゾイルオキシ)フェニル〕プロパンテトラ
カルボン酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3,4−ジ
カルボキシベンゾイルオキシ)フェニル〕トリデカンテ
トラカルボン酸二無水物、2,2−ビス〔4−(3,4
−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕トリデカンテト
ラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン
酸二無水物、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸クロライド、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸クロ
ライド、4,4′−ジフェニルメタンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルメタンジカルボン酸クロライド、
イソフタル酸、イソフタル酸クロライド、アジピン酸、
アジピン酸クロライド、ステアリン酸、ステアリン酸ク
ロライドなどを挙げることができる。
【0014】また、ワニスの合成法は一般的にはN−メ
チル−2−ピロリドン,ジメチルホルムアミド,ジメチ
ルアセトアミド,ジメチルスルホキサイド,スルフォラ
ン,ブチルラクトン,クレゾール,フェノール,シクロ
ヘキサノン,ジオキサン,テトラヒドロフラン,ブチル
セルソルブ,ブチルセルソルブアセテート,アセトフェ
ノンなどの溶媒中で、−20〜200℃で行うことがで
きる。
【0015】該ワニスとしては、完全なポリアミック酸
あるいはその誘導体以外にイミド化がある程度進行した
ものでもよい。また、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、δ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキ
シシランなどのアミノ系シランカップリング剤,エポキ
シ系シランカップリング剤,チタネートカップリング
剤、アルミニウムアルコレート,アルミニウムキレー
ト,ジルコニウムキレートなどの表面処理剤を前駆体ワ
ニス中に混合もしくは反応することもできる。
【0016】また、該膜の形成は、一般的なスピンコー
ト,印刷,刷毛塗り,スプレー法等によって行うことが
できる。
【0017】
【作用】本発明の配向膜は、6成分以上のアミン成分と
酸成分から構成されるポリイミドを用いるため、ラビン
グ屑の発生も無く、エージング処理,UV照射処理によ
るしきい値電圧の変動及びしきい値の周波数依存性,プ
レチルト角の変動等の諸特性を両立して小さくすること
が可能となる。このことから、ラビング屑,きずによる
むら,スポット状の輝度むら,静電気のスジ状のむら,
プレチルト角変動のしきい値むら,封入口むら等の種々
の表示むらが低減し、高表示品質の液晶表示素子が可能
となる。即ち、化学構造と種々の表示むらの知見から、
分子の剛直性を高め、屈曲性と極性を導入されることが
可能な6成分以上のアミン成分と酸成分を用いたポリイ
ミドの配向膜とすることにより両立化が図れ、種々の表
示むら低減が可能となったと考えられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0019】(実施例1)ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン0.5モル%、p−フェニ
レンジアミン0.2モル%、ビス(p−アミノベンゾイル
オキシ)プロパン0.3モル%とピロメリット酸二無水
物0.7モル%及び3,3′,4,4′−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物0.2 モル%及び3,3′,
4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
0.1 モル%をN−メチル−2−ピロリドン中で5℃で
8時間重合し、6成分のアミン成分と酸成分から合成さ
れたワニスを得た。このワニスを5%濃度に希釈してγ
−アミノプロピルトリエトキシシランを固形分で5重量
%添加後、透明電極上にスピンコートして220〜25
0℃/10min 熱処理して約500Åのポリイミド膜を
形成した。その後、0.4mmの切り込み条件でラビング
を行い、メルク社のZLI−1132等の液晶材料を封
入し液晶素子を作製した。プレチルト角は、液晶素子を
回転ステージに取付けHe−Neレーザ(λ:632n
m)光源を用いてクリスタルローテション法で測定した
結果、4.1〜4.2度と高プレチルト角で安定な値を示
した。また、0.4mmの切り込み,700rpmの回転数の
条件で同一点を30秒間ラビングを行って、ラビング時
の削れの状態を調べた結果、削れが発生しないことを確
認した。
【0020】次に、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約500Åのポリイ
ミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分子の
ツイスト角を240度にするために、上記の上下基板を
それぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシール印
刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組立てた。該セ
ルにフェニルシクロヘキサン系液晶を主成分とするメル
ク社のZLI−1840等のネマチック液晶に旋光性物
質(メルク社製:S811)を0.5重量%添加した液晶
材料を真空封入した。作製した該液晶素子の模式断面図
を図1に示す。その後、液晶素子のしきい値電圧は、周
波数を変えた正弦波を素子に印加して透過光の輝度をフ
ォトマルを用いて、印加電圧〜輝度特性から周波数が3
0Hz及び1kHzのしきい値電圧比を周波数特性(Δ
F)とし、初期特性に対するしきい値電圧(Vth:1
kHz)の変動及びしきい値の周波数依存性を測定し
た。該液晶素子のしきい値電圧の周波数依存性の模式図
を図2に示す。その結果、液晶セルの熱エージング(8
0℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/cm2×1
1sec)処理時のしきい値電圧変動が4mV,6mVで
しきい値の周波数依存性が1.0108,1.0012
の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する変動も
小さく安定で且つ周波数依存性も小さいことがわかっ
た。このことから、ラビング時の削れ,プレチルト角の
安定性,熱エージング,紫外線照射によるしきい値電圧
の変動及びしきい値の周波数依存性も小さくなりラビン
グ屑,きずによるむら,スポット状の輝度むら,静電気
のスジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,封
入口むらが低減された液晶素子を得た。
【0021】(実施例2)ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン0.5モル%と4,4′−
ジアミノジフェニルメタン0.2 モル%、ビス(p−ア
ミノベンゾイルオキシ)ブタン0.3モル%及びピロメ
リット酸二無水物0.6モル%及び3,3′,4,4′
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.2 モル%、
2,2−ビス〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル〕トリデカンテトラカルボン酸二無水物
0.2 モル%をジメチルアセトアミド中で10℃で10
時間重合し、6成分のアミン成分と酸成分から合成され
たワニスを得た。その後、このワニスを4%濃度に希釈
してビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパンと塩化ベンゾイルを反応させたオリゴマを5重量
%混合し、透明電極上にスピンコートして220〜25
0℃/10min 熱処理して約600Åのポリイミド膜を
形成後、0.35mm の切り込み条件でラビングを行い、
メルク社のZLI−1132等の液晶材料を封入して液
晶素子を作製し、実施例1と同様にプレチルト角及びラ
ビング時の削れの状態を調べた結果、4.0〜4.2度で
削れが発生しないことを確認した。
【0022】また、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約600Åのポリイ
ミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分子の
ツイスト角を250度にするために、上記の上下基板を
それぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシール印
刷を行ってギャップ6.5 μmの液晶セルを組立てた。
実施例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱エージン
グ(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/cm
2×11sec)処理時のしきい値電圧変動が7mV,8m
Vでしきい値の周波数依存性が1.0012,0.999
8の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する変動
も小さく安定で且つ周波数依存性も小さいことがわかっ
た。このことから、ラビング時の削れ,プレチルト角の
安定性,熱エージング,紫外線照射によるしきい値電圧
の変動及びしきい値の周波数依存性も小さくなりラビン
グ屑,きずによるむら,スポット状の輝度むら,静電気
のスジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,封
入口むらが低減された液晶素子を得た。
【0023】(実施例3)ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン0.8モル%と2,4−ジ
アミノ−1−アクチルベンゼン0.2モル%及びピロメ
リット酸二無水物0.5モル%、3,3′,4,4′−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.5モル%をN
−メチル−2−ピロリドン中で15℃で7時間重合し、
4成分のアミン成分と酸成分から合成されたワニスAを
得た。更に、1,12−ジアミノドデカン0.8 モル%
とビス(p−アミノベンゾイルオキシ)ドデカン0.2
モル%及びメチルピロメリット酸二無水物0.5 モル
%、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物0.5 モル
%をN−メチル−2−ピロリドン中で10℃で8時間重
合し、4成分のアミン成分と酸成分から合成されたワニ
スBを得た。この4成分のワニスAとワニスBを等重量
で混合撹拌して8成分のワニスとし、5%濃度に希釈
後、透明電極上にスピンコートし、220〜250℃/
10min 熱処理して約550Åのポリイミド膜を形成
後、0.4mm の切り込み条件でラビングを行い、メルク
社のZLI−1132等の液晶材料を封入して液晶素子
を作製し、実施例1と同様にプレチルト角及びラビング
時の削れの状態を調べた結果、4.0〜4.2度で削れが発
生しないことを確認した。
【0024】また、上記のポリイミド前駆体を基板の透
明電極上にSiO2 −TiO2 無機膜を形成した面上に
スピンコートし、250℃/10min 熱処理して約50
0Åのポリイミド膜を形成した。該基板によって挟持す
る液晶分子のツイスト角を260度にするために、上記
の上下基板をそれぞれの角度でラビングを行い、該基板
間にシール印刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組
立てた。実施例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱
エージング(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22
mw/cm2×11sec)処理時のしきい値電圧変動が4m
V,3mVでしきい値の周波数依存性が1.0112,
1.0009の値を示し、熱エージング,紫外線照射に
対する変動も小さく安定で且つ周波数依存性も小さいこ
とがわかった。このことから、ラビング時の削れ,プレ
チルト角の安定性,熱エージング,紫外線照射によるし
きい値電圧の変動及びしきい値の周波数依存性も小さく
なりラビング屑,きずによるむら,スポット状の輝度む
ら,静電気のスジ状のむら,プレチルト角変動のしきい
値むら,封入口むらが低減された液晶素子を得た。
【0025】(実施例4)ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン0.5モル%と3,3′−
ジブチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン0.3
モル%、〔化〕1化合物0.2モル%及びピロメリット
酸二無水物0.5モル%、3,3′,4,4′−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物0.3 モル%、2,2−
ビス〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
ル〕トルデカンテトラカルボン酸二無水物0.2 モル%
をN−メチル−2−ピロリドン中で20℃で6時間重合
し、6成分のアミン成分と酸成分から合成されたワニス
を得た。このワニスを5%濃度に希釈後、透明電極上に
スピンコートし、220〜250℃/10min 熱処理し
て約580Åのポリイミドシロキサン膜を形成後、0.
4mm の切り込み条件でラビングを行い、メルク社のZ
LI−1132等の液晶材料を封入して液晶素子を作製
し、実施例1と同様にプレチルト角及びラビング時の削
れの状態を調べた結果、3.9〜4.0度で削れが発生し
ないことを確認した。
【0026】また、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約580Åのポリイ
ミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分子の
ツイスト角を240度にするために、上記の上下基板を
それぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシール印
刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組立てた。実施
例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱エージング
(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/cm2
×11sec)処理時のしきい値電圧変動が7mV,8m
Vでしきい値の周波数依存性が0.9999,1.001
1の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する変動
も小さく安定で且つ周波数依存性も小さいことがわかっ
た。このことから、ラビング時の削れ,プレチルト角の
安定性,熱エージング,紫外線照射によるしきい値電圧
の変動及びしきい値の周波数依存性も小さくなりラビン
グ屑,きずによるむら,スポット状の輝度むら,静電気
のスジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,封
入口むらが低減された液晶素子を得た。
【0027】(実施例5)ビス〔4−(p−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン0.4モル%と2,4−ジ
アミノ−1−メトキシメチレン0.2モル%、イソフタ
ル酸ジヒドラジド0.2モル%、ビス(p−アミノベン
ゾイルオキシ)ドデカン0.2モル%及びピロメリット
酸二無水物0.6モル%、2,2−ビス〔4−(3,4−
ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕トリデカンテトラ
カルボン酸二無水物0.2モル%、イソフタル酸クロラ
イド0.2 モル%をN−メチル−2−ピロリドン中で1
0℃で8時間重合し、7成分のアミン成分と酸成分から
合成されたワニスを得た。このワニスを5%濃度に希釈
してγ−アミノプロピルトリエトキシシランを固形分で
8重量%添加後、透明電極上にスピンコートし、220
〜250℃/10min 熱処理して約600Åのポリアミ
ドイミド膜を形成後、0.4mm の切り込み条件でラビン
グを行い、メルク社のZLI−1132等の液晶材料を
封入して液晶素子を作製し、実施例1と同様にプレチル
ト角及びラビング時の削れの状態を調べた結果、4.3
〜4.4度で削れが発生しないことを確認した。
【0028】また、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約600Åのポリア
ミドイミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶
分子のツイスト角を270度にするために、上記の上下
基板をそれぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシ
ール印刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組立て
た。実施例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱エー
ジング(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/
cm2×11sec)処理時のしきい値電圧変動が7mV,8
mVでしきい値の周波数依存性が1.0001,1.00
10の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する変
動も小さく安定で且つ周波数依存性も小さいことがわか
った。このことから、ラビング時の削れ,プレチルト角
の安定性,熱エージング,紫外線照射によるしきい値電
圧の変動及びしきい値の周波数依存性も小さくなりラビ
ング屑,きずによるむら,スポット状の輝度むら,静電
気のスジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,
封入口むらが低減された液晶素子を得た。
【0029】(実施例6)4,4′−ジアミノジフェニ
ルメタン0.2 モル%、1,4−ジアミノシクロヘキサ
ン0.2モル%、p−フェニレンジアミン0.2モル%、
1,10−ジアミノドデカン0.2 モル%、2,2−ビ
ス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニル〕プロピル
シクロヘキサン0.2モル%及びピロメリット酸二無水
物0.6モル%、ブタンテトラカルボン酸二無水物0.4
モル%をN−メチル−2−ピロリドン中で10℃で1
0時間重合し、7成分のアミン成分と酸成分から合成さ
れたワニスを得た。このワニスを6%濃度に希釈後、透
明電極上にスピンコートし、220〜250℃/10mi
n 熱処理して約700Åのポリイミド膜を形成後、0.
4mm の切り込み条件でラビングを行い、メルク社のZ
LI−1132等の液晶材料を封入して液晶素子を作製
し、実施例1と同様にプレチルト角及びラビング時の削
れの状態を調べた結果、3.8〜4.0度で削れが発生し
ないことを確認した。
【0030】また、上記のワニスをアクティブマトリッ
クス型電極上及びカラーフィルタ上に該溶液をスピンコ
ートし、230℃/10min 熱処理して約700Åのポ
リイミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分
子のツイスト角を90度にするラビングを行い、該基板
間にシール印刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組
立てた。該セルに実施例1と同様にフッ素系の液晶材料
を真空封入したところ、ラビング屑,きずによるむら,
スポット状の輝度むら,静電気のスジ状のむら,プレチ
ルト角変動のしきい値むら,封入口むらが低減された液
晶素子を得た。 (比較例1)2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキ
シ)フェニル〕メチルシクロヘキサン0.5モル%とp
−フェニレンジアミン0.5モル%及びピロメリット酸
二無水物0.5モル%、3,3′,4,4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物0.5 モル%をN−メチ
ル−2−ピロリドン中で10℃で7時間重合し、4成分
のアミン成分と酸成分から合成されたワニスを得た。こ
のワニスを5%濃度に希釈後、透明電極上にスピンコー
トし、220〜250℃/10min 熱処理して約500
Åのポリイミド膜を形成後、0.4mm の切り込み条件で
ラビングを行い、メルク社のZLI−1132等の液晶
材料を封入して液晶素子を作製し、実施例1と同様にプ
レチルト角及びラビング時の削れの状態を調べた結果、
3.8〜4.3 度で削れが発生した。
【0031】また、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約500Åのポリイ
ミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分子の
ツイスト角を240度にするために、上記の上下基板を
それぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシール印
刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組立てた。実施
例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱エージング
(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/cm2
×11sec)処理時のしきい値電圧変動が15mV,1
0mVでしきい値の周波数依存性が0.9820,0.9
798の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する
変動及び周波数依存性も大きいことがわかった。このこ
とから、ラビング時の削れが発生し、プレチルト角の安
定性,熱エージング,紫外線照射によるしきい値電圧の
変動及びしきい値の周波数依存性も大きくなりラビング
屑,きずによるむら,スポット状の輝度むら,静電気の
スジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,封入
口むらが発生した。
【0032】(比較例2)2,2−ビス〔4−(p−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕プロパン0.5モル%と
2,2−ビス〔4−(p−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕ヘキサフルオロプロパン0.5モル%及びピロメリ
ット酸二無水物0.5モル%、3,3′,4,4′−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物0.5 モル%をN−
メチル−2−ピロリドン中で15℃で8時間重合し、4
成分のアミン成分と酸成分から合成されたワニスを得
た。このワニスを5%濃度に希釈後、透明電極上にスピ
ンコートし、220〜250℃/10min 熱処理して約
600Åのポリイミド膜を形成後、0.4mm の切り込み
条件でラビングを行い、メルク社のZLI−1132等
の液晶材料を封入して液晶素子を作製し、実施例1と同
様にプレチルト角及びラビング時の削れの状態を調べた
結果、4.2〜4.8度で削れは発生しないことを確認し
た。
【0033】また、上記のワニスを基板の透明電極上に
SiO2−TiO2無機膜を形成した面上にスピンコート
し、250℃/10min 熱処理して約500Åのポリイ
ミド膜を形成した。該基板によって挟持する液晶分子の
ツイスト角を260度にするために、上記の上下基板を
それぞれの角度でラビングを行い、該基板間にシール印
刷を行ってギャップ6μmの液晶セルを組立てた。実施
例1と同様に評価した結果、液晶セルの熱エージング
(80℃/1h)処理及び紫外線照射(22mw/cm2
×11sec)処理時のしきい値電圧変動が15mV,1
8mVでしきい値の周波数依存性が0.9752,0.9
763の値を示し、熱エージング,紫外線照射に対する
変動及び周波数依存性も大きいことがわかった。このこ
とから、プレチルト角の安定性,熱エージング,紫外線
照射によるしきい値電圧の変動及びしきい値の周波数依
存性も大きくなり、スポット状の輝度むら,静電気のス
ジ状のむら,プレチルト角変動のしきい値むら,封入口
むらが発生した。
【0034】
【発明の効果】本発明の有機配向膜は、ラビング屑の発
生も無く、熱エージング処理,UV照射処理によるしき
い値電圧の変動及びしきい値の周波数依存性,プレチル
ト角の変動等の特性が両立して小さくなり、種々の表示
むらが低減する配向膜を提供し、これらをスーパーツイ
スト液晶素子並びにアクティブマトリックス液晶素子に
用いた結果、ラビング屑,きずによるむら,スポット状
の輝度むら,静電気のスジ状のむら,プレチルト角のし
きい値むら,封入口むら等が発生せず最終的には表示品
質と製品の歩留りを大きく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配向膜を有する液晶素子の模式断面図である。
【図2】しきい値電圧の周波数依存性の模式図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…透明電極、3…SiO2 、4…配
向膜、5…液晶、6…スペーサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 周一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 長谷川 真二 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極を有し少なくとも一方が透明な一
    対の基板間に、ねじれたら旋構造を有するネマチック液
    晶を挟持した液晶表示素子に用いる有機配嘱膜におい
    て、該電極と液晶層の間に6成分以上のアミン成分と酸
    成分から合成されたポリイミドを用いたことを特徴とす
    る液晶配向膜。
  2. 【請求項2】ポリイミドが、異なる分子量をもつポリイ
    ミド前駆体の混合物を用いたことを特徴とする請求項1
    に記載の液晶配向膜。
  3. 【請求項3】ポリイミドが、オリゴマを含むポリイミド
    前駆体の混合物を用いたことを特徴とする請求項1,2
    に記載の液晶配向膜。
  4. 【請求項4】ポリイミドが、ポリイミドシロキサンを用
    いたことを特徴とする請求項1,2,3に記載の液晶配
    向膜。
  5. 【請求項5】ポリイミドが、ポリアミドイミドを用いた
    ことを特徴とする請求項1,2,3に記載の液晶配向
    膜。
  6. 【請求項6】ポリイミドが、芳香環の側鎖にアルキル
    基,アルコキシ基,アルコキシメチレン基を含むアミン
    成分を用いたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5に記載の液晶配向膜。
  7. 【請求項7】ポリイミドが、アミノ系シランカップリン
    グ剤を5〜10重量%含むポリイミド前駆体溶液を用い
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6に記
    載の液晶配向膜。
JP6922294A 1994-04-07 1994-04-07 液晶配向膜 Pending JPH07281192A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002062537A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Jsr Corp Stn型液晶表示素子用液晶配向剤およびstn型液晶表示素子
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