JPH0727986U - ゴム履板 - Google Patents

ゴム履板

Info

Publication number
JPH0727986U
JPH0727986U JP6301593U JP6301593U JPH0727986U JP H0727986 U JPH0727986 U JP H0727986U JP 6301593 U JP6301593 U JP 6301593U JP 6301593 U JP6301593 U JP 6301593U JP H0727986 U JPH0727986 U JP H0727986U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
plate
view
link
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6301593U
Other languages
English (en)
Inventor
一俊 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP6301593U priority Critical patent/JPH0727986U/ja
Publication of JPH0727986U publication Critical patent/JPH0727986U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄製リンクにボルト、ナットで締着する装軌
車両のゴム履板を、路面突起物乗り越え時の損傷を少な
くし、軽量で経済的なものにする。 【構成】 リンク1に締着する取付板11と、複数の鉄
または合性樹脂製のケーブルを平行に敷設したケーブル
層13、14、15を積層したものとをゴム16で一体
成形して履板10を形成する。ケーブル層13と14、
14と15とを予め定めた角度で交差させる。それによ
り履板10は適度の剛性と柔軟性とを備え、路面突起物
乗り越え時には撓んで集中負荷を軽減し損傷を少なくす
る。損傷時には損傷部のみ交換可能のため経済的であ
り、重量も軽い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は装軌車両の履帯において、鉄製のリンクにボルト、ナットにより締着 して用いるゴム履板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、装軌式の作業車両が多数市街地において使用されるようになった。しか しながら、従来の鉄製の履帯を装着した装軌車両では路面を損傷する。その対策 として各種のゴム製の履帯が使用されている。 図12は従来のゴム履帯の第1例の側面図であり、図13は正面断面図、図1 4はゴム履板の下面図である。 すなわち、リンク1にはボルト2、ナット3によりゴム履板30が締着されて いる。ゴム履板30は鉄製の履板31にゴム32を焼き付けることにより構成さ れている。ゴム履板30にはボルト用の穴33が設けられている。 図15は従来のゴム履帯の第2例の斜視図であり、図16は図15のC−C断 面を示す。 すなわち、芯金41の下面に無端、環状の複数の鋼製ワイヤ42を敷設し、無 端、環状のゴム43により履帯全体を一体に成形して履帯40を構成している。 上記に示した履板はいずれも接地部がゴムであるため、路面を損傷することは ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ゴム履帯においては、以下のごとき問題が発生する。 (1)第1例のゴム履板30においては、図17に示すように、ゴム履板30の 端部が路面上の石4等の突起物に乗り上げた場合、乗り上げたa部に負荷が集中 するのでゴム42が亀裂損傷を発生しやすく耐久性上問題がある。また、重量も 重い。 (2)第2例のゴム履帯40においても、図18に示すように、石4等に乗り上 げた場合、ゴム43が亀裂、損傷を発生することが多く耐久性上問題である。ま た、ゴム43が一部分破損しても履帯全体を交換する必要があり、経済的にも問 題がある。
【0004】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、石等に乗り上げた場合でも 損傷することが少なく、軽量で、経済的にも有利なゴム履板を提供することを目 的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的達成のため、本考案の第1の考案においては、鉄製のリンクにボル トおよびナットにより締着した装軌車両のゴム履板において、複数のケーブルを 並列に敷設してなるケーブル層と、前記リンクに締着するためのボルト穴を有す る取付板と、前記取付板と、積層された複数の前記ケーブル層とを一体に成形す るゴムとを具備せることを特徴としており、第2の考案においては、前記積層さ れた複数のケーブル層において、互いに隣接する前記ケーブル層のケーブル敷設 方向が、予め定められた角度で交差していることを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、リンクにボルト、ナットにより締着するゴム履板を、複数 のケーブルを並列に敷設したケーブル層を複数、積層し、リンク締着用のボルト 穴を有する取付板とともにゴムで一体成形した。そして、隣接するケーブル層の ケーブル敷設方向を予め定めた角度で交差させた。そのため、履板に適度の剛性 と柔軟性とを与えることができ、履板の端部が突起に乗り上げた場合、履板は撓 むことができる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案に係るゴム履板の実施例について、図面を参照して説明する。 図1はゴム履板の第1実施例の斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図 2のB−B断面図、図4は平面図である。 ゴム履板10は前述のリンク1に締着するためのボルト穴12を有する取付板 11、および、鋼製または合成繊維製のケーブルを並列に敷設したケーブル層1 3、14、15を3層に積層したものをゴム16により一体に成形して構成して おり、図2に示すようにゴム16にはリンク1を締着するためのボルト16a用 の穴16bが設けられている。ケーブル層13と14、14と15との交差角α は90°である。
【0008】 つぎに作用について説明する。図5に示すようにゴム履板10の端部が硬い路 面上の石4等に乗り上げた場合、ゴム履板10は柔軟性があるため変形してa部 に集中する負荷は従来のものより低減される。したがってゴム16が破損するこ とは少ない。 接地圧を低くするために履板幅を大きくする必要のある軟弱地においては、図 6に示すようにケーブル層の剛性により履板10全体が接地し、負荷を支えるこ とができる。
【0009】 図7はゴム履板の第2実施例の平面図であり、ケーブル層13と14、14と 15との交差角βは90°より小さく設定してあり、この場合けん引力に抗する 剛性を増大することができる。このように交差角βを変えることにより、車両が 必要とする方向の剛性を増大させることができる。
【0010】 図8はゴム履板の第3実施例の正面断面図であり、ケーブル層を13、14、 15、21、22の5層にして履板の剛性を一層増大したものである。 図9は第4実施例の正面図であり、接地面のゴム23の厚さをsだけ増加して 磨耗寿命の増大を図ったものである。 図10は第5実施例の正面図であり、取付板24の幅を増大して上下方向の剛 性を増大したものである。 図11は第6実施例の正面図であり、履板中央下部に補強板25を固着し、負 荷の大きい部分を保護した構造であり、接地面26より凹んでいるため路面を損 傷することはない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したごとく、本考案は鉄製のリンクにボルト、ナットで締着するゴム 履板を、複数のケーブルを並列に敷設して構成したケーブル層を複数、積層し、 リンク締着用のボルト穴を有する取付板とともにゴムにより一体成形した。そし て、隣接するケーブル層のケーブル敷設方向を予め定めた角度で交差させた。そ のため、ゴム履板は適度の剛性と柔軟性とを併せもつことができ、硬い路面上の 石等に乗り上げた場合には撓んで集中負荷を低減し、損傷の発生を低減する。軟 弱地では履板全体が接地して荷重を支えることができる。また、破損した場合で もその履板のみを交換することができ経済的であり、重量も軽いゴム履板が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴム履板の第1実施例の斜視図であ
る。
【図2】本考案のゴム履板の第1実施例の正面断面図で
ある。
【図3】本考案のゴム履板の第1実施例の側面断面図で
ある。
【図4】本考案のゴム履板の第1実施例の平面図であ
る。
【図5】本考案のゴム履板の路面突起部乗り越え時の状
態説明図である。
【図6】本考案のゴム履板の軟弱地における状態説明図
である。
【図7】本考案のゴム履板の第2実施例の平面図であ
る。
【図8】本考案のゴム履板の第3実施例の正面断面図で
ある。
【図9】本考案のゴム履板の第4実施例の正面図であ
る。
【図10】本考案のゴム履板の第5実施例の正面図であ
る。
【図11】本考案のゴム履板の第6実施例の正面図であ
る。
【図12】従来の鉄リンク装着式ゴム履帯の側面図であ
る。
【図13】従来の鉄リンク装着式ゴム履帯の正面断面図
である。
【図14】従来の鉄リンク装着式ゴム履板の下面図であ
る。
【図15】従来の環状一体式ゴム履帯の斜視図である。
【図16】従来の環状一体式ゴム履帯の正面断面図であ
る。
【図17】従来の鉄リンク装着式ゴム履帯の路面突起部
乗り越え時の状態説明図である。
【図18】従来の環状一体式ゴム履帯の路面突起部乗り
越え時の状態説明図である。
【符号の説明】
1 リンク 10 ゴム履板 11、24 取付板 12 ボルト穴 13、14、15、21、22 ケーブル層 16 ゴム 25 補強板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄製のリンクにボルトおよびナットによ
    り締着した装軌車両のゴム履板において、複数のケーブ
    ルを並列に敷設してなるケーブル層と、前記リンクに締
    着するためのボルト穴を有する取付板と、前記取付板
    と、積層された複数の前記ケーブル層とを一体に成形す
    るゴムとを備えたことを特徴とするゴム履板。
  2. 【請求項2】 前記積層された複数のケーブル層におい
    て、互いに隣接する前記ケーブル層のケーブル敷設方向
    が、予め定められた角度で交差していることを特徴とす
    る請求項1記載のゴム履板。
JP6301593U 1993-10-29 1993-10-29 ゴム履板 Pending JPH0727986U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301593U JPH0727986U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ゴム履板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301593U JPH0727986U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ゴム履板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0727986U true JPH0727986U (ja) 1995-05-23

Family

ID=13217079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6301593U Pending JPH0727986U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ゴム履板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727986U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7014279B2 (en) Elastic flat tread
US7784884B2 (en) Elastomeric track with guide lug reinforcements
EP0654398B1 (en) Crawler
US20090102283A1 (en) Elastic crawler
EP2086822B1 (en) Traction chain assembly for elastomeric tracks
JPS58156468A (ja) 無限軌道車両の履帯のシユ−プレ−ト
KR100383456B1 (ko) 탄성체무한궤도판및무한궤도대
US5261733A (en) Shoe of crawler belt or chain
US5255964A (en) Shoe of crawler belt or chain
JPH0727986U (ja) ゴム履板
JP4722313B2 (ja) 突起駆動型ゴムクローラ
KR100725022B1 (ko) 탄성 크롤러
JP2654926B2 (ja) ゴムクローラ
WO2008061339A1 (en) Elastomeric track field-repair assembly
JPS633349Y2 (ja)
JPH0579549B2 (ja)
JP3805013B2 (ja) 履帯ゴムシュ−
JP2606785Y2 (ja) 無限軌道帯用弾性履板
JPH03193572A (ja) クローラ
JPH0632280U (ja) 無限軌道帯用履板
JP2546654Y2 (ja) ゴムクローラ
JPS5925922Y2 (ja) 道路継目伸縮装置
JP2604318Y2 (ja) 無限軌道帯用弾性履板
JPS633348Y2 (ja)
JPH0131604Y2 (ja)