JPH07277377A - 冷凍食品用複合容器 - Google Patents
冷凍食品用複合容器Info
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- JPH07277377A JPH07277377A JP6092901A JP9290194A JPH07277377A JP H07277377 A JPH07277377 A JP H07277377A JP 6092901 A JP6092901 A JP 6092901A JP 9290194 A JP9290194 A JP 9290194A JP H07277377 A JPH07277377 A JP H07277377A
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Abstract
合容器であって、積層貼合紙を外箱形成台紙として用い
てもヒンジ特性が良好で、機械による外箱組み立てにお
いてもトラブルの発生しない複合容器を提供する. 【構成】 熱可塑性樹脂製容器の収納部に食品を収納
し、蓋体を被せた内容器(C)を(A)内面が坪量16
0〜465g/m2 の吸水性のパルプ抄造紙と、(B)
外面が不透明度(JIS P−8138)が85%以
上、特定の式で算出される空孔率が10〜60%、肉厚
が30〜120μm、密度が0.60〜1.0g/cm
3 の無機微細粉末含有樹脂製延伸フイルムよりなる耐水
性合成紙との積層体よりなる外箱(D)内に内装する冷
凍食品用複合容器、およびその際、合成紙(b)が、無
機微細粉末を5〜40重量%の割合で含有する二軸延伸
熱可塑性樹脂フイルムを基材層とし、無機微細粉末を8
〜65重量%の割合で含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸
フイルムを紙状層とする複層合成紙である複合容器。
Description
かずの子、うなぎの白子、たらば蟹、毛蟹等の食品用複
合容器に関する。
成形により成形されたポリプロピレンや型内ビーズ発泡
成形されたポリスチレンの容器に辛し明太子等の食品を
収納し、この容器の開放部を透明なポリ塩化ビニルやポ
リスチレン、ポリプロピレン製の差圧成形製蓋を被せて
密閉し、ついで、これを白ボ−ル、白カ−トン等の吸水
性のパルプ抄造紙製外箱内に内挿し、更にこの外箱の表
面を耐水性の印刷紙で包装し、この包装物を−10℃〜
−25℃の冷凍庫で3〜10日貯蔵して食品を冷凍した
後、小売店に出荷し、店頭のショ−ウィンド−ケ−ス
(0℃±1℃)に陳列し、消費者に販売している。
に0℃前後で包装物が陳列されたとき、大気中の湿気が
包装紙の表面で凝縮して、一部カ−トン箱に付着するた
め、この凝縮水を吸収させるためであり、さらに、その
外箱の表面の包装に耐水性の印刷紙を用いるのはこの凝
縮した水により印刷がふやけないようにするためであ
る。耐水性の印刷紙としては、透明な樹脂フィルムの表
面にピグメント塗工した塗工紙、またはパルプ紙の両面
に樹脂フイルムを貼合した積層体、が使用されている。
は、内容器と外箱と包装紙の三つの資材を必要とし、包
装に手間がかかった。包装資材が二点、特に最外側の包
装紙を不要とすることができれば、包装がより簡略化さ
れ、それだけ包装の手間を省くことができる。
性の化粧印刷紙とを接着剤で貼合し、これを外箱形成台
紙用に、ヒンジを付して断才し、これを折り畳み、組み
立てようとしたところ、ヒンジ特性が悪く、台紙にしわ
がよったり、組み立て時に折り曲げたヒンジ部が元に戻
ってしまい、機械による外箱の組み立てにはトラブル等
の問題が多々発生することが判明した。本発明は、内容
器と外箱の二点からなる複合容器であって、積層貼合紙
を外箱形成台紙として用いてもヒンジ特性が良好で、機
械による外箱組み立てにおいてもトラブルの発生しない
複合容器を提供することを目的をするものである。
性樹脂製容器の収納部に食品を収納し、蓋体を被せた内
容器(C)を、(A)内面が坪量160〜465g/m
2 の吸水性パルプ抄造紙と、(B)外面が不透明度(J
IS P−8138)が85%以上、次式(1)で算出
される空孔率が10〜60%、肉厚が30〜120μ
m、密度が0.60〜1.0g/cm3 の無機微細粉末
含有樹脂製延伸フイルムよりなる耐水性合成紙との積層
体よりなる外箱(D)内に、内装したことを特徴とする
冷凍食品用複合容器、である。
無機微細粉末を5〜40重量%の割合で含有する二軸延
伸熱可塑性樹脂フイルムを基材層とし、無機微細粉末を
8〜65重量%の割合で含有する熱可塑性樹脂の一軸延
伸フイルムを紙状層とする複層合成紙である第1発明の
複合容器、である。
水性パルプ抄造紙と特定の空孔率を有する耐水性合成紙
との積層体を用いるものであるから、内面が吸水性であ
り、外面が耐水性で吸水しても外面の印刷がふやけるこ
とがなく、しかもヒンジを付与すると耐水性合成紙の内
部に存在する空孔が潰れ、破壊されることにより、ヒン
ジ特性の優れた外箱台紙となり、機械による外箱組み立
てが可能な複合容器が得られる。機械による組み立て
は、積層体からなるヒンジ付き打ち抜き台紙を折り曲
げ、ホットメルト剤を用いて外箱端部を接着することに
より行う。
せると共に、吸水性を付与するものであり、坪量160
〜465g/m2 、好ましくは190〜260g/m2
の吸水性のパルプ抄造紙、例えば白ボール紙、カートン
紙等である。
と同時に印刷性を持たせるものであり、フィルム内部に
微細なボイドを有する延伸樹脂フィルムよりなる合成紙
であって、その不透明度(JIS P−8138)が8
5%以上、好ましくは90%以上で、空孔率が10〜6
0%、好ましくは15〜45%、肉厚が30〜500μ
m、好ましくは50〜300μmのものであり、かかる
微多孔の合成紙としては、例えば次の〜のものが挙
げられ、これらは既述の特許公報にその製法が記載され
ている。
5重量%の割合で含有する微多孔を有する熱可塑性樹脂
の二軸延伸フィルム(特公昭54−31032号公報、
米国特許第3775521号明細書、米国特許第419
1719号明細書、米国特許第4377616号明細
書、米国特許第4560614号明細書等)。 無機微細粉末を5〜40重量%含有する二軸延伸熱
可塑性フィルムを基材層(1a)とし、無機微細粉末を
8〜65重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィル
ムを紙状層(1b)とする合成紙(特公昭46−407
94号公報、特開昭57−149363号公報、同57
−181829号公報等)。
層の表裏面に一軸延伸フィルムの紙状層が存在する三層
構造(特公昭46−40794号公報)であっても、紙
状層と基材層間に他の樹脂フィルム層が存在する3層〜
7層の合成紙(特公昭50−29738号公報、特開昭
57−149363号公報、同56−126155号公
報、同57−181829号公報)であっても、裏面が
プロビレン・エチレン共重合体、エチレン・(メタ)ア
クリル酸共重合体の金属塩(Na、Li、Zn、K)、
塩素化ポリエチレン等の基材層樹脂よりも低融点の樹脂
よりなるヒ−トシ−ル層を有する三層以上の合成紙であ
ってもよい(特公平3−13973号公報)。
パルプ紙との積層体の一部として示す。この例は合成紙
の表面に更にオフセット印刷性を向上させるために塗布
剤層が設けられた合成紙を示すものであり、図3示すよ
うに熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルムを基材層(1a)
とし、表裏面に無機微細粉末を8〜65重量%含有する
熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる表面紙状層
(1b)と裏面紙状層(1c)とを有する複層フィルム
の表面層(1b)側にポリエチレンイミン、ポリ(エチ
レンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエチレン
イミン付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒド
リン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹脂から
なる群より選ばれた水溶性の印刷性を改善する塗布層
(1d)が設けられた構造の合成紙(B)である。
5〜40重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムを、該樹
脂の融点より低い温度で一方向に延伸して得られる一軸
方向に配向したフィルムの両面に、無機微細粉末を8〜
65重量%含有する熱可塑性樹脂の溶融フィルムを積層
し、次いで前記方向と直角の方向にこの積層フィルムを
延伸することにより得られる紙状層が一軸方向に配向
し、微細な空隙を多数有するフィルムであり、基材層は
二軸方向に配向した積層構造物である。勿論、この表面
に前記プライマ−(塗布剤)の層を設けてオフセット印
刷性をより向上させてもよく、二軸延伸フィルムの基材
層(1a)は合成紙の縦と横の強度バランスの付与に寄
与し、また、紙状層の一軸延伸フィルム(1b、1c)
は紙的風合を呈する。
無機微細粉末を含有しない肉厚0.1〜20μmの透明
な熱可塑性樹脂ラミネ−ト層が設けられた構造の高い光
沢を有する合成紙(特公平4−60437号公報、同1
−60411号公報、特開昭61−3748号公報)。
を基材層(1a)とし、無機微細粉末を8〜65重量%
含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる表面
層(1b)と裏面層(1c)を有する複層フィルムを支
持体とし、この支持体の表面層(1b)側に無機微細粉
末を含有しない熱可塑性樹脂の透明フィルム層を設け、
更に帯電防止機能を有する塗布層(1d)が設けられた
合成紙(特開昭61−3748号公報)、あるいは、熱
可塑性樹脂フィルムの二軸延伸フィルムを基材層(1
a)とし、この基材層の少なくとも片面に、無機微細粉
末を8〜65重量%の割合で含有する熱可塑性樹脂の一
軸延伸フィルムよりなる紙状層(1b)と、熱可塑性樹
脂フィルムの一軸延伸フィルムよりなる表面層(1d)
とのラミネ−ト物が備えられている合成紙であって、前
記表面層(1d)の肉厚(t)は、紙状層に存在する無
機微細粉末の平均粒径を(R)としたとき、次式(2)
を満足することを特徴とする複層樹脂フィルムよりなる
合成紙(特公平1−60411号公報)。
リオレフィン樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ(4−メチ
ルペンテン−1)、また、ポリスチレン、ポリアミド、
ポリエチレンテレフタレ−ト、エチレン−酢酸ビニル共
重合体のケン化物、エチレン−アクリル酸共重合体およ
びその塩、塩化ビニリデン共重合体たとえば塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体、その他、およびこれらの混
合物を例示することができる。
ポリプロピレン、ポリエチレンが好ましい。また、基材
層にポリプロピレンを用いる場合は、延伸性を良好とす
るためポリエチレン、ポリスチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体等のポリプロピレンよりも融点が低い樹脂
を3〜25重量%配合するのがよい。また、無機微細粉
末としては炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けい
そう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等、粒径が
0.03〜16ミクロンのものが使用される。延伸倍率
は縦、横方向とも4〜10倍が好ましく、延伸温度は樹
脂がホモポリプロピレン(融点164〜167℃)のと
きは150〜162℃、高密度ポリエチレン(融点12
1〜124℃)のときは110〜120℃、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト(融点246〜252℃)のときは1
04〜115℃である。また、延伸速度は50〜350
m/分である。
の見映えが悪く、また空孔率が10%未満では、ヒンジ
特性が悪く、逆に空孔率が60%を越えては、合成紙の
強度(引張強度、曲げ強度)が低くなりすぎ、実用的で
ない。合成紙の肉厚は、30〜500μm、好ましくは
30〜150μmであり、30μm未満では合成紙を安
定して製造することが困難であり、500μmを超える
と剛性が高くなり過ぎ、ヒンジ特性が低下し、機械での
外箱の組み立てが困難となる。
を形成するには、一般的には接着層としてプライマーを
使用し、貼合せた構造(図4参照)とする。プライマー
としては、液状のポリイソシアネート・ポリエーテルポ
リオール、例えば、東洋モ−トン(株)のEL−150
(商品名)またはBLS−2080AとBLS−208
0Bの混合物が、ポリイソシアネート・ポリエステルポ
リオール、例えば、同社のAD−503(商品名)、お
よびポリ酢酸ビニル水性エマルジョン、例えば、サイデ
ン化学(株)のMB−100(商品名)、酢酸ビニル・
アクリル酸アルキルエステル共重合体の水性エマルジョ
ン、例えば、サイデン化学(株)のAC−100(商品
名)が挙げられる。プライマーは0.5〜25g/m2
となるように塗布される。
ジ付き、切込み付きの外箱台紙を打ち抜き、ヒンジを折
り曲げ、糊代と側片とをホットメルト接着剤を用いて接
着して外箱(D)を組み立てる。
るホットメルト接着剤としては、低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体(好ましくは酢酸ビニル含量が12重量%以下のエチ
レン・酢酸ビニル共重合体)、エチレン・アクリル酸共
重合体(好ましくはエチレン含量が65〜94重量%の
エチレン・アクリル酸共重合体)、エチレン・メタクリ
ル酸アルキルエステル共重合体、アイオノマー(エチレ
ン・アクリル酸共重合体の金属塩、エチレン・メタクリ
ル酸共重合体の金属塩)、エチレン・プロピレン共重合
体、エチレン・プロピレン・ブテン−1共重合体、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体等を挙げることができ、一
般には合成紙(B)の基材の樹脂の融点より10℃以上
低い融点を有する熱可塑性樹脂を選択する。
は、一般に1〜30μm、好ましくは1〜20μmの厚
みで使用される。具体的に接着剤は、通常ホットメルト
ガン溶融押出し、8〜30μm、好ましくは8〜20μ
mの厚さに糊代に塗布する。該外箱は、表面側が耐水
性、印刷性の優れた合成紙で構成され、裏面が剛性、吸
水性の優れたパルプ紙で構成されているので、冷凍食品
から発生する水分をパルプ紙で吸収することができ、か
つ、印刷が耐水性の剛性紙にほどこされているから吸水
しても印刷がにじむことがない。
明する。合成紙の製造例 (例 1) (1)メルトフロ−レ−ト(MFR)0.8g/10分
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重量
%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5
μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物
(A)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させ
た後、フイルム状に押し出し、更に冷却装置により冷却
して、無延伸フイルムを得た。そして、このフイルムを
150℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向5倍の延
伸を行って5倍縦延伸フィルムを得た。
ピレン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均
粒径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%とを混合し
た組成物(B)を別の押出機にて210℃で混練させた
後、これをダイによりフイルム状に押し出し、これを上
記(1)の工程で得られた5倍縦延伸フィルムの両面に
積層し、三層構造の積層フィルムを得た。次いで、この
三層構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却した
後、再び約155℃の温度にまで加熱してテンタ−を用
いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニ−
リング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をス
リットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)
の肉厚80μm(B/A/B=20μm/40μm/2
0μm)の積層フィルムで、空孔率33%、密度0.7
8g/cm3 、白色度85%、不透明度91%、破壊強
度7kg/cm2 よりなる複層合成紙を得た。
処理した後、次の(ア)と(イ)との帯電防止剤を含有
する塗布剤水溶液を両表面に固形分で片面0.05g/
m2(肉厚約0.1μm)となるよう塗布し、乾燥し
て、巻き取った。塗布剤水溶液の組成は、下記の通りで
ある。
滑度は680秒であった。
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)55重量
%に、高密度ポリエチレン25重量%及び平均粒径1.
5μmの炭酸カルシウム20重量%を混合した組成物
(A)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させ
た後、フイルム状に押し出し、更に冷却装置により冷却
して、無延伸フイルムを得た。 (2) そして、このフイルムを150℃の温度にまで
再度加熱させた後、縦方向5倍の延伸を行って5倍縦延
伸フイルムを得た。
度にまで加熱して、テンタ−を用いて横方向に7.5倍
延伸し、165℃の温度でアニ−リング処理して、60
℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして密度が0.
88g/cm3 、不透明度86%、破裂強さ3kg/c
m2 の肉厚45μm、空孔率37%の二軸延伸フイルム
よりなる微多孔フイルムを得た。
処理した後、塗布剤水溶液を両表面に固型分で片面0.
05g/m2 (肉厚約0.1μm)となるよう塗布およ
び乾燥して、巻き取った。上記塗布剤水溶液の組成は、
下記の通りであった。 (ア)三菱油化(株)製「帯電防止剤」アクリル系樹脂水溶液「ST−110 0」 :100重量部 (イ) 水溶性ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物(ディック ・ハ−キュレス社製「カイメン557H」) :25重量部 得られた合成紙の塗布剤層の光沢度は33%、ベック平
滑度は3800秒であった。
ック平滑度680秒の複層合成紙の裏面(塗布剤が塗工
されていない側)に、プライマーとして東洋モ−トン
(株)のポリウレタン系アンカ−コ−ト剤「BLS−2
080A」と「BLS−2080B」とを混合した接着
剤を4g/m2 (固型分の割合)で塗布し、ついで坪量
210g/m2 の白カートン紙を圧着ロ−ルを用いて貼
着し、合成紙/プライマー/白カートン紙からなる積層
体を得た。これを図1に示す形状にヒンジ付断才し、外
箱用台紙を得た。
縦15cm、横20cm、深さ3cmの内容器内に辛子
明太子8本を収納し、これにポリ塩化ビニル製蓋を嵌合
した。これを上記外箱用台紙の上にのせ、自動製函機に
てホットメルト接着剤を糊代に塗布、組み立てて、内容
器が外箱内に収納された複合容器を得た。この包装物を
−15℃の冷凍庫に3カ月入れ、次いで店頭のショ−ウ
インドケース(0℃)内に陳列した。1日〜3日経過し
ても印刷はふやけず、外箱の型くずれもなかった。
ック平滑度3800秒の複層合成紙の裏面(塗布剤が塗
工されていない側)に、プライマーとして東洋モ−トン
(株)のポリウレタン系アンカ−コ−ト剤を2g/m2
(固型分の割合)で塗布し、ついで坪量230g/m2
の白ボール紙を圧着ロ−ルを用いて貼着し、合成紙/プ
ライマー/白ボール紙からなる積層体を得た。以下、実
施例1と同様に評価した。結果は同等であった。
と外箱との2点からなり、外箱は内容器から発生する水
分を吸収し、その外観に鮮明な印刷ができ、しかも、吸
水時においてもにじむことがない複合容器を構成する。
り欠いた斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂製容器の収納部に食品を収
納し、蓋体を被せた内容器(C)を(A)内面が坪量1
60〜465g/m2 の吸水性のパルプ抄造紙と、
(B)外面が不透明度(JIS P−8138)が85
%以上、次式(1)で算出される空孔率が10〜60
%、肉厚が30〜120μm、密度が0.60〜1.0
g/cm3 の無機微細粉末含有樹脂製延伸フイルムより
なる耐水性合成紙との積層体よりなる外箱(D)内に内
装したことを特徴とする冷凍食品用複合容器。 【式1】 - 【請求項2】 合成紙(b)が、無機微細粉末を5〜4
0重量%の割合で含有する二軸延伸熱可塑性樹脂フイル
ムを基材層とし、無機微細粉末を8〜65重量%の割合
で含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フイルムを紙状層と
する複層合成紙である請求項1記載の複合容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09290194A JP3534439B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 冷凍食品用複合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09290194A JP3534439B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 冷凍食品用複合容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07277377A true JPH07277377A (ja) | 1995-10-24 |
JP3534439B2 JP3534439B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=14067381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09290194A Expired - Fee Related JP3534439B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 冷凍食品用複合容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3534439B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000272633A (ja) * | 1999-01-21 | 2000-10-03 | Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd | 袋状容器 |
JP2001206348A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-07-31 | Toppan Printing Co Ltd | 印字適性を有する紙シートおよびこの紙シートを用いた紙器 |
JP2004017449A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙容器用積層体およびそれを用いた紙容器 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP09290194A patent/JP3534439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4513153B2 (ja) * | 2000-01-31 | 2010-07-28 | 凸版印刷株式会社 | 印字適性を有する紙シートおよびこの紙シートを用いた紙器 |
JP2004017449A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙容器用積層体およびそれを用いた紙容器 |
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---|---|
JP3534439B2 (ja) | 2004-06-07 |
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