JPH07276972A - 空調ドア駆動制御用リンク装置 - Google Patents

空調ドア駆動制御用リンク装置

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JPH07276972A
JPH07276972A JP10070594A JP10070594A JPH07276972A JP H07276972 A JPH07276972 A JP H07276972A JP 10070594 A JP10070594 A JP 10070594A JP 10070594 A JP10070594 A JP 10070594A JP H07276972 A JPH07276972 A JP H07276972A
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JP
Japan
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door
lever
air
cam
conditioning
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JP10070594A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nikaido
茂 二階堂
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調ドアに対して中継レバーを削除して部品
点数の削減を図り、リンク構造の簡素化、がたつきの低
減、作動音の低減等を実現できる空調ドア駆動制御用リ
ンク装置を提供する。 【構成】 空調ドア2、3、5の軸端に設けられたドア
レバー14〜16と、空調ケース1に回転自在に取付け
られたカムレバー20と、カムレバー20に形成された
カム溝26〜28とドアレバー14〜16に形成された
リンク用溝14b〜16bとに係止されるロッド29〜
31とを具備している。空調ケース1には、カムレバー
20の回転中心Oとドアレバー14〜16のリンク用溝
14b〜16bとを結ぶ線上に沿ってガイド壁32が設
けられ、ロッド29〜31が軸方向にのみ動くようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置や住
宅用空調装置等の空調ドアを駆動制御するために利用さ
れ、複数の空調ドアを1つのカムレバーで駆動制御する
リンク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置の例えば吹出モードを切り換え
るモードドアのリンク装置は、例えば、実開昭63−6
6307号公報や実開昭63−112120号公報に示
されるように、カムレバー、中継レバー、ロッド、ドア
レバーで構成されるのが普通である。
【0003】即ち、従来のリンク装置は、実開昭63−
66307号公報の第1図、実開昭63−112120
号公報の第1図に示されるように、駆動レバー5(カム
レバー)の制御溝8a,8b,8cに中継レバー9a,
9b,9cを係合し、この中継レバーの先端と各空調ド
ア2、3、4の軸端に取り付けられたドアレバー15と
をロッド14a,14b,14cで連結するようにした
もので、駆動レバー5を回転させると中継レバー9a,
9b,9cが回動し、それに伴ってドアレバー15が回
動して空調ドア2、3、4が回動するようになってい
る。
【0004】また、稀ではあるが、カムレバーとドアレ
バーが近接している場合には、カムレバーに直接ドアレ
バーを係合して駆動させるようにしたものもある。
【0005】このようなものとしては、例えば、実公昭
56−28012号公報のようなものがあり、これは、
同公報第2頁左欄(第3欄)第15行目から第25行
目、および第1図に示されるように、ベントヒータ用モ
ードドア13の軸14に設けられたレバー15(ドアレ
バー)をコントロール板21(カムレバー)のコントロ
ール溝24に直接係合してリンクさせると共に、ヒータ
用モードドア17の軸18に設けられたレバー19(ド
アレバー)も、コントロール板21のコントロール溝2
5に直接係合してリンクさせる構成となっている。尚、
同公報の第1頁右欄(第2欄)第35行目から第2頁左
欄(第3欄)第8行目、および第1図に示されるよう
に、デフロスタ用モードドア5は、その軸6に設けられ
たレバー7がコントロール板9の一端に連結され、コン
トロール板21とコントロール板9とを係合してコント
ロール板21の動きをコントロール板9を中継して伝達
するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ンク装置は、中継レバーを必要とするため部品点数が増
加し、中継レバーを要する分、カムレバーの動きに対し
てがたつきやすいものであった。
【0007】また、カムレバーにドアレバーを直接係合
させる手段によれば、部品点数の増加やがたつきを防止
できるが、デフ、ベント、ヒートの一群の空調ドアに対
してドアレバーを直接カムレバーに係合させるのはレイ
アウト上困難である。
【0008】そこで、この発明においては、全ての空調
ドアに対して中継レバーを削除して部品点数の削減を図
り、リンク構造の簡素化、がたつきの低減、作動音の低
減等を実現できる空調ドア駆動制御用リンク装置を提供
することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願人は、いままで使
用してきた中継レバーを削除し、カムレバー、ロッド、
及びドアレバーによってまとまりのある一群の空調ドア
を従来通りに制御できる構造について種々研究した結
果、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明にかかる空調ドア駆動制御用
リンク装置は、空調ケースに軸支された複数の空調ドア
の各軸端に設けられたドアレバーと、前記空調ケースの
表面に回転自在に取付けられたカムレバーと、前記カム
レバーに形成された各空調ドアに対応するカム溝と前記
ドアレバーに形成されたリンク用溝とに係止され、前記
カムレバーの回転中心と前記ドアレバーのリンク用溝と
を結ぶ線上で移動するロッドとを具備していることにあ
る(請求項1)。
【0011】ここで、カムレバーの回転中心とドアレバ
ーのリンク用溝とを結ぶ線上でロッドを動かすために、
カムレバーの回転中心とドアレバーのリンク用溝とを結
ぶ線上に沿ってロッドの移動方向を規制するガイド壁を
設けるようにしてもよい(請求項2)。このガイド壁
は、ロッドの移動方向を定めるものであれば、一箇所に
形成されていればよいが、確実に移動方向を定めるため
には、ロッドの両端部に設けられるのが望ましい。
【0012】
【作用】したがって、請求項1に係る発明によれば、カ
ムレバーを回転させると、各ロッドは、カム溝の形状に
応じてカムレバーの回転中心とドアレバーのリンク用溝
とを結ぶ線上を往動または復動し、それに伴ってドアレ
バーが回動されて空調ドアが回動し、従来のように中継
レバーを用いずに一群の空調ドアを駆動制御することが
可能となる。
【0013】また、カムレバーの回転中心とドアレバー
のリンク用溝とを結ぶ線上に沿ってガイド壁を設けれ
ば、ロッドはこのガイド壁によってカムレバーの回転中
心とドアレバーのリンク用溝とを結ぶ線上以外の方向へ
傾くことがなくなり、カムレバーの回転中心から放射方
向にロッドを確実に往動または復動させることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0015】図1乃至図3において、空調装置の最下流
側に設けられた吹出モード切換用ユニットに空調ドア駆
動制御用リンク装置を設けた場合が示されている。吹出
モード切換用ユニットは、空調ケース1の内部にデフロ
ストドア2、ベントドア3,4、フットドア5の各空調
ドアがデフロスト吹出口6、ベント吹出口7,8、フッ
ト吹出口9の手前にそれぞれ設けられていると共に、ヒ
ータコア10が収納されている。流入口11を介して上
流側から送られる空気は、ヒータコア10の手前に配さ
れる図示しないエアミックスドアによってヒータコア1
0を通過する空気とバイパスする空気との割合が適宜調
整され、また空調ドアによって吹出方向が変更されるよ
うになっている。
【0016】空調ドアのうちデフロストドア2とフット
ドア5は、ドア本体2a,5aの中央に軸2b,5bが
設けられた所謂バタフライ式のもので、空調ケース1に
は、対応する吹出口を閉塞する位置においてドア本体2
a,5aが当接するシート部12、13が形成されてい
る。これらデフロストドア2とフットドア5の軸2b,
5bの一端には、空調ケース1の外側から取り付けられ
たドアレバー14、15が固装されている。このドアレ
バー14、15は、空調ドアの軸2b,5bから所定方
向へ延設された動力受片14a,15aを有しているも
ので、空調ドアと共に回動するようになっており、動力
受片14a,15aには軸2b,5bから遠ざかる方向
へ延びるリンク用溝14b,15bが設けられている。
【0017】これに対して、ベントドア3,4は、この
実施例においては、並設された2枚のドアで構成され、
軸3b,4bがドア本体3a,4aの一辺に形成されて
いるもので、軸端に設けられたドアレバー16、17を
連結竿18で連結し、2つのドア3,4が同期して動く
ようになっている。このドアに対しても、ベント吹出口
7、8を閉塞する位置においてドア本体3a、4aと当
接するシート部19、19が空調ケース1に形成されて
いる。また、一方のドアレバー16は、連結竿18が取
り付けられる片と異なる方向に延設された動力受片16
aを有し、その部分には、軸3bから遠ざかる方向へ延
びるリンク用溝16bが形成されている。尚、いずれの
リンク用溝14b,15b,16bも、ドアレバー1
4,15,16の裏面、即ち空調ケース1と対峙する面
に切削、射出成型等の適当な手段によって形成され、表
面側が膨出されて塞がれたものとなっている。
【0018】各空調ドアは、共通のカムレバー20によ
って駆動制御されるもので、カムレバー20は、空調ケ
ース1の表面であってその側面に設けられ、図4に示さ
れるように、空調ケース1に設けられたボス部21に回
動自在に取り付けられている。この空調ケース1のボス
部21とカムレバー20との取付けは、カムレバー20
の面に対して直角、且つ、例えば円筒形状に形成された
係合軸片22を、ボス部21の中央に形成された係合孔
23に挿入し、係合軸片22の表面に形成された突起2
2aを係合孔23の内面に形成された環状段部23aに
係合させることでおこなわれる。これにより、カムレバ
ー20の空調ケース1への組付をワンタッチでおこなえ
るようにすると共に、環状段部23aに係止する突起2
2aにより組付後の脱落を防止できるようになってい
る。
【0019】このカムレバー20は、各空調ドアに対応
するカム溝が形成されたカム溝形成片20aと、回転中
心Oに対してカム溝形成片20aが形成される側と反対
側に延設された動力受片20bとを有し、この動力受片
20bと空調ケース1の側面に取り付けられたモータア
クチュエータ24の駆動レバー24aとがロッド25に
よって連結され、モータアクチュエータ24を駆動制御
することにより回動されるようになっている。
【0020】カム溝形成片20aに形成されるカム溝
は、デフゥストドア2とカムレバー20の回転中心Oと
の間ど形成されたデフロストドア用カム溝26と、ベン
トドア3とカムヌバー20の回転中心Oとの間に形成さ
れたベントドア用カム溝27と、フットドア5とカムレ
バー20の回転中心Oとの間に形成されたフットドア用
カム溝28とを有し、それぞれのカム溝も、カムレバー
20の裏面、即ち空調ケース1と対峙する面に切削、射
出成型等の適当な手段によって形成され、表面側が膨出
されて塞がれたものとなっている。
【0021】そして、デフロストドア用カム溝26に
は、ロッド29の一端部がカムレバーの裏面側から直角
に曲げられて摺動自在に係止され、デフロストドア2の
軸端に設けられたドアレバー14のリンク用溝14bに
は、ロッド29の他端部が同じくドアレバー14の裏面
側から直角に曲げられて摺動自在に係止されている。ま
た、ベントドア用カム溝27には、ロッド30の一端部
がカムレバーの裏面側から直角に曲げられて摺動自在に
係止され、ベントドア3の軸端に設けられたドアレバー
16のリンク用溝16bには、ロッド30の他端部が同
じくドアレバー16の裏面側から直角に曲げられて摺動
自在に係止されている。さらに、フットドア用カム溝2
8には、ロッド31の一端部がカムレバーの裏面側から
直角に曲げられて摺動自在に係止され、フットドア5の
軸端に設けられたドアレバー15のリンク用溝15bに
は、ロッド31の他端部が同じくドアレバー15の裏面
側から直角に曲げられて摺動自在に係止されている。
【0022】ロッド29、30、31は、カムレバー2
0の回転中心Oとドアレバー14、15、16のリンク
用溝14b、15b、16bとを結ぶ線上のみを移動す
るようになっており、具体的には、カムレバー20の回
転中心Oとドアレバー14、15、16のリンク用溝1
4b、15b、16bとを結ぶ線上に沿って設けられた
ガイド壁32に案内されて移動方向が規制されている。
この実施例において、ガイド壁32は、図5にも示され
るように、ロッド29、30、31の両端部に沿ってそ
れぞれ設けられており、ロッド29、30、31を挿入
する溝が構成されるようロッドの可動範囲を見越して端
部をU字状に囲むような形状となっている。
【0023】尚、ガイド壁32は、空調ケース1の表面
に一体に突設されてロッド29、30、31の移動方向
を定めるものであるから、一箇所にのみ形成されていれ
ば足りるが、確実に移動方向を定めるためには、本実施
例のようにロッド29、30、31の両端部に設ける方
が望ましい。また、両端部に設ける場合には、各レバー
と空調ケース表面との間にガイド壁32が設けられるの
で、カムレバー20やドアレバー14、15、16の各
片は、ガイド壁32と接触しないように、あるいは接触
しても摺動抵抗が大きくならないように空調ケース1の
表面から適宜離して設けられている。
【0024】そして、デフロストドア2については、ロ
ッド29がカムレバーの回転中心Oから遠ざかる程シー
ト面12から離れて、デフロスト吹出口6の開度を大き
くし、ベントドア3、4については、ロッド30がカム
レバー20の回転中心Oに近づく程シート面19から離
れて、ベント吹出口7、8の開度を大きくし、フットド
ア5については、ロッド31がカムレバー20の回転中
心Oから遠ざかる程シート面13から離れて、フット吹
出口9の開度を大きくするようになっている。
【0025】前記カム溝形成片20aに形成されるデフ
ロストドア用カム溝26は、カムレバー20の回転中心
Oからの距離が、図において反時計回りにその変化を見
ると、前半は徐々に小さくなり、後半においてはほぼ一
定であり、全体として図6の(a)に近い開度特性が得
られるように形成されている。また、ベントドア用カム
溝27は、カムレバー20の回転中心Oからの距離が、
図において反時計回りにその変化を見ると、前半はほぼ
一定であり、後半において徐々に小さくなっており、全
体として図6の(b)に近い開度特性が得られるように
形成されている。フットドア用カム溝28は、カムレバ
ー20の回転中心Oからの距離が、図において反時計回
りにその変化を見ると、前半は徐々に大きくなって中程
において最大となり、後半において徐々に小さくなって
おり、全体として図6の(c)の特性が得られるように
形成されている。
【0026】上記構成において、モータアクチュエータ
24が駆動してカムレバー20が回動すると、ロッド2
9、30、31は軸方向にしか移動しないので、ロッド
29、30、31はカム溝26、27、28を摺動して
カム溝の形状によって規定された動きをなす。このロッ
ドの動きに伴って、ドアレバー14、15、16、17
は空調ドアの軸を支点として回動し、それによって空調
ドア2、3、4、5が回動される。
【0027】より具体的に説明すると、図1に示すよう
に、カムレバー20を図中B方向に最も回動させた状態
(モータアクチュエータ24の駆動レバー24aがI位
置にある状態)においては、デフロストドア用カム溝2
6を摺動するロッド29は、カムレバー20の回転中心
Oから最も離れた位置にあり、ドアレバー14は図中C
方向に最も回動し、デフロストドアは全開状態となって
いる。また、ベントドア用カム溝27を摺動するロッド
30は、カムレバー20の回転中心Oから最も離れた位
置にあり、ドアレバー16は図中E方向に最も回転し、
ベントドア3、4は全閉状態となっている。フットドア
用カム溝28を摺動するロッド31は、カムレバー20
の回転中心Oから最も近い位置にあり、ドアレバーは図
中G方向に最も回動し、フットドア13は全閉状態とな
っている。即ち、この状態にあっては、温調空気をデフ
ロスト吹出口6から吹き出すデフロストモード(DE
F)となっている。
【0028】図1に示すデフロストモードからモータア
クチュエータの駆動レバー24aがII方向へ移動してカ
ムレバー20がA方向へ回動されていくと、デフロスト
ドア用カム溝26を摺動するロッド29は徐々にカムレ
バー20の回転中心Oに近づき、ドアレバー14が軸2
bを支点としてD方向へ回動し、デフロストドア2が徐
々に閉じる。この場合、ロッド30が係止するベントド
ア用カム溝27は、回転初期から中期にかけてカムレバ
ー20の回転中心Oからの距離が一定であるので、ドア
レバー16は回動せず、ベントドア3,4は閉じた状態
を維持する。また、フットドア用カム溝28を摺動する
ロッド31は徐々にカムレバー20の回転中心Oから遠
ざかるので、ドアレバー15が軸5bを支点としてH方
向へ回動し、フットドア5は徐々に開放されていく。そ
して、カムレバー20が全回動域の中程まで回動された
状態にあっては、図2に示されるように、フットドア5
が全開となるフットモード(FOOT)となる。
【0029】さらに、フットモードからカムレバー20
がA方向に回動されていくと、ロッド29が係止するデ
フロストドア用カム溝26は、回転中期から後期にかけ
てカムレバー20の回転中心Oからの距離が一定である
ので、ドアレバー14は回動せず、デフロストドア2は
閉じた状態を維持する。この場合、ベントドア用カム溝
27を摺動するロッド30は、回転中期から後期にかけ
てカムレバー20の回転中心Oからの距離が徐々に短く
なるので、ドアレバー16はF方向に回動され、ベント
ドア3,4は徐々に開いていく。また、フットドア用カ
ム溝28を摺動するロッド31は、回転中期から後期に
かけて徐々にカムレバー20の回転中心Oに近づくよう
になるので、ドアレバー15が軸5bを支点としてG方
向へ回動し、フットドア5は徐々に閉じていく。そし
て、カムレバー20が最もA方向に回動された場合に
は、図3に示されるように、ベントドア3、4が全開し
たベントモード(VENT)となる。
【0030】尚、この実施例においては、空調装置の特
に吹出モードを切り換えるモードドアをまとめて駆動制
御する場合を示したが、2枚以上の一群のドアを作動さ
せるリンク機構であれば本発明を利用することができ
る。例えば、ヒータコア10の前後に配置されるエアミ
ックスドアとサブミックスドアのリンク機構や、インテ
ーク装置の内外気切替えドアが2枚以上で構成されてい
れば、これらをまとめてリンクする機構等に利用でき
る。
【0031】また、ロッド25、29、30、31はア
ルミニウム等の金属で構成してもよいが、樹脂材で構成
するようにしてもよい。更に、ロッドは、直線上のもの
である必要はなく、空調ケースの形状その他の事情で曲
がっているものを用いてもよい。
【0032】さらには、本実施例においては、駆動源と
してモータアクチュエータ24を用いた場合を示した
が、例えば図7に示されるように、カムレバー20のカ
ム溝形成片20aの縁部にワイヤ40の一端を連結し、
このワイヤ40の他端を図示しないインスツールメント
パネルに設けられるモード切替レバーに連結し、モード
切替レバー41の操作でカムレバー20を回動させるよ
うにしてもよい。尚、図7の構成は、モータアクチュエ
ータ24の代わりにワイヤ40が設けられている点で図
7の構成と異なるが、他の構成は同様であるので、同一
箇所に同一番号を付して説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
によれば、カムレバーに形成されるカム溝とドアレバー
に形成されるリンク用溝とに、カムレバーの回転中心O
から放射方向に動くロッドを係止し、カムレバーの回動
をカムレバーの回転中心Oとドアレバーのリンク用溝と
を結ぶ線上でのロッドの動きに変換し、この動きをさら
にドアレバーの回動に変換して空調ドアを回動するよう
にしたので、カムレバーとドアレバーとの間に中継レバ
ーを施す必要がなくなり、部品点数を削減することがで
きるものである。これにより、リンク装置の形状も簡素
化でき、部品費、組付費、管理費等のコストを低減させ
ることができる。
【0034】また、従来のような中継レバーをなくして
動力伝達経路に介在する部材を少なくしたので、各部材
間で生じる遊びを少なくし、カムレバーの動きに対して
がたつきを小さくすることができ、また、がたつきの減
少によって作動音を低減させることができる。
【0035】さらには、従来のように中継レバーを有す
るものにあっては、中継レバーのレイアウトも考慮する
必要があったが、中継レバーを削除したことで、レイア
ウトの自由度が増加するメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る空調ドア駆動制御用リ
ンク装置を吹出モード切替えユニットに利用した構成例
が示され、デフロストモードを示す図である。
【図2】図2は、図1に示す吹出モードをフットモード
に切り換えた状態を示す図である。
【図3】図3は、図1に示す吹出モードをベントモード
に切り換えた状態を示す図である。
【図4】図4は、図3に示すIV−IV線で切断した断面図
である。
【図5】図5は、カムレバー、ドアレバー、ロッド、及
びガイド壁との関係を示す拡大図である。
【図6】図6は、図1乃至図3で示す各空調ドアの動き
を説明する特性線図である。
【図7】図7は、この発明に係る空調ドア駆動制御用リ
ンク装置を吹出モード切替えユニットに利用した他の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 空調ケース 2 デフロストドア 3、4 ベントドア 5 フットドア 6 デフロスト吹出口 7,8 ベント吹出口 9 フット吹出口 14、15、16、17 ドアレバー 14b,15b,16b,17b リンク用溝 20 カムレバー 26 デフロストドア用カム溝 27 ベントドア用カム溝 28 フットドア用カム溝 29、30、31 ロッド 32 ガイド壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ケースに軸支された複数の空調ドア
    の各軸端に設けられたドアレバーと、 前記空調ケースの表面に回転自在に取付けられたカムレ
    バーと、 前記カムレバーに形成された各空調ドアに対応するカム
    溝と前記ドアレバーに形成されたリンク用溝とに係止さ
    れ、前記カムレバーの回転中心と前記ドアレバーのリン
    ク用溝とを結ぶ線上で移動するロッドと、を具備してい
    ることを特徴とする空調ドア駆動制御用リンク装置。
  2. 【請求項2】 ロッドは、カムレバーの回転中心とドア
    レバーのリンク用溝とを結ぶ線上に沿って設けられたガ
    イド壁に案内されて動くことを特徴とする請求項1記載
    の空調ドア駆動制御用リンク装置。
JP10070594A 1994-04-14 1994-04-14 空調ドア駆動制御用リンク装置 Pending JPH07276972A (ja)

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JP10070594A JPH07276972A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 空調ドア駆動制御用リンク装置

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JP10070594A JPH07276972A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 空調ドア駆動制御用リンク装置

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JP (1) JPH07276972A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004340295A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Denso Corp リンク機構
JP2008540205A (ja) * 2005-05-03 2008-11-20 ベール フランス ルファッシェ エス・アー・エス 自動車の通気設備、暖房設備または空調設備の少なくとも3つのフラップのための操作装置
KR20160074717A (ko) * 2014-12-17 2016-06-29 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치 및 그 제어방법

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