JPH07276567A - ゴムと繊維との接着構造物及びその接着方法 - Google Patents

ゴムと繊維との接着構造物及びその接着方法

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JPH07276567A
JPH07276567A JP6071862A JP7186294A JPH07276567A JP H07276567 A JPH07276567 A JP H07276567A JP 6071862 A JP6071862 A JP 6071862A JP 7186294 A JP7186294 A JP 7186294A JP H07276567 A JPH07276567 A JP H07276567A
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JP
Japan
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rubber
fiber
adhesive
adhesion
blend
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Pending
Application number
JP6071862A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishii
隆司 石井
Hisashi Sato
久 佐藤
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
Tatsuya Kaito
辰也 海東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、接着力が強力なゴムと繊維と
の接着構造物及びその接着方法を提供することにある。 【構成】本発明の構成は、RFLの樹脂分に対してコロ
イダルシリカを5〜50重量%配合して成るブレンド接
着処理剤により処理した繊維とゴムとを接着して成るゴ
ムと繊維との接着構造物及びその接着方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴムと繊維との接着構造
物及びその接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム材料は優れたゴム弾性を有するが、
抗張力、耐圧力等は他の材料に比べて劣るのが通例であ
る。
【0003】一般に、ゴム材料の抗張力、耐圧力等を向
上する方法としては、ゴム材料に繊維材料を接着する方
法が知られている。
【0004】この場合ゴム材料に繊維材料を単に接着し
たのでは強力な接着力が得られないので、繊維は予め接
着処理剤で処理しておくのが通例である。
【0005】従来の接着処理剤としてはレゾルシン・ホ
ルムアルデヒド樹脂とゴムラテックスとを混合して成る
混合接着剤(以下、RFLという)が用いられている。
【0006】一方、近年のゴム製品の使用分野は年々拡
大し、ゴム製品に対する要求性能も高まってきている。
【0007】例えば自動車用ブレーキホース、パワース
テアリングホース等のゴム製品は耐熱性、耐寒性、耐油
性、耐候性等と共に一段と優れた抗張力特性、耐圧性、
耐屈曲性、耐圧縮性、耐揺動性等が要求されるようにな
ってきている。
【0008】他方、耐熱性、耐寒性、耐油性、耐候性等
が優れたゴム材料としてはゴム分子内に不飽和結合の少
ないゴム材料、例えばエチレンプロピレンジエンゴム、
クロロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレ
ン、高飽和ニトリルゴム等が用いられるようになってき
ている。
【0009】これらの不飽和結合が少ないゴム材料は、
不飽和結合が多いゴム材料に比べて繊維材料との接着性
が乏しいことが知られている。その結果これらの不飽和
結合が少ないゴム材料と繊維との接着構造物を大きな剪
断が生じるような苛酷な条件下で使用した場合、ゴム材
料と繊維との界面で接着破壊が生じて、ゴム製品の長期
信頼性を保つことができないという懸念がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に立
ってためされたものであって、その目的とするところは
前記した従来技術の欠点を解消し、接着力が強力なゴム
と繊維との接着構造物及びその接着方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、RFLの樹脂分に対してコロイダルシリカを5〜
50重量%配合して成るブレンド接着処理剤により処理
した繊維とゴムとを接着したゴムと繊維との接着構造物
及びその接着方法にある。
【0012】本発明において、レゾルシン・ホルムアル
デヒド樹脂はレゾルシンとホルマリンとをアルカリ触媒
存在下、1/0.5〜1/4(モル比)で反応させて得
た初期縮合物である。
【0013】本発明において、ゴムラテックスとしては
ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム
(SBR)、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジンタ
ーポリマー、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホ
ン化ポリエチレン(CSM)等の各ゴムラテックスをゴ
ム材料に応じて使用する。
【0014】そして本発明においてRFLは、レゾルシ
ン・ホルムアルデヒド樹脂/ゴムラテックス=1/1〜
1/10(固形分重量比)の範囲になるようにゴムラテ
ックスを加えることにより作成する。
【0015】コロイダルシリカは無水けい酸の微粒子を
水中に分散させて30〜40%固形分のコロイド状にし
たもので、平均粒径0.5〜5μm、pH8〜12程度
のものが好適である。
【0016】本発明において、コロイダルシリカの添加
量はRFLの固形分に対して5〜50wt%である。5wt
%以下では接着性の向上が認められなく、他方60wt%
を超えると分離が起こり、その結果接着性が向上せず、
コスト面で不利になるためである。
【0017】RFLによる繊維の処理方法は、本発明に
おいて特に限定されないが、浸漬法によって繊維を処理
し、その後、熱処理を行なうのが一般的である。熱処理
の条件は繊維の種類によって多少の変動があるが、12
0〜250℃で数分間行なわれる。
【0018】本発明において、繊維としては木綿、レー
ヨン、ポリビニルアルコール繊維、脂肪族ポリアミド繊
維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維等、従来
ゴムの補強に用いられているすべての繊維を含む。ま
た、ゴム材料としては従来ホース、ベルト等に使われて
いるものならば特に限定されるものではなく、スチレン
・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリ
ル・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレン系ゴム、ク
ロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、水
素化ニトリルゴム等を挙げることができる。
【0019】
【作用】本発明のゴムと繊維との接着構造物及びその接
着方法は、繊維を予めRFLの樹脂分に対してコロイダ
ルシリカを5〜50重量%配合して成るブレンド接着処
理剤により処理することにより、繊維層にSiO2 を形
成させ、そのSiO2 を介してゴム材料の極性基と水素
結合を形成させて強力な接着力を発揮させることにあ
る。
【0020】
【実施例】次に、本発明のゴムと繊維との接着構造物及
びその接着方法の実施例について説明する。
【0021】まず、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂
を次のようにして作成した。
【0022】レゾルシン10.5重量部とホルマリン
(37%)7.0重量部、水酸化ナトリウム1.0重量
部を水81.5重量部に溶解し、25℃で6時間熟成す
るとによりレゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂の分散液
を得た。
【0023】次に、得られたレゾルシン・ホルムアルデ
ヒド樹脂の分散液にクロロスルホン化ポリエチレンラテ
ックス(住友化学製、エスプレンL−450)、コロイ
ダルシリカ(旭電化製、アデライトAT)、界面活性剤
を所定量加えてよく撹拌した後、25℃、12時間熟成
することによりRFLを得た。
【0024】次に、ここで得られたRFLの樹脂分に対
してコロイダルシリカの固形分を3〜80重量部添加す
ることにより種々なブレンド接着処理剤を得た。
【0025】表1はこれらのブレンド接着処理剤の組成
を示したものである。
【0026】なお、安定性はブレンド接着処理剤の室温
7日間の安定性を見たものであって、○は安定、×は分
離を示したものである。
【0027】
【表1】
【0028】最後に、このようにして得られた各種のブ
レンド接着処理剤に、それぞれにポリビニルアルコール
繊維製の基布(25本×28本/25mm)を浸漬処理し
た後、180℃、1分間熱処理を行なった。得られた基
布を表2の配合のEPDMで作成した2mm厚の未加硫シ
ート間にはさんで加硫(150℃、30min )を行な
い、ゴム/繊維積層体を作成した。この積層体を25mm
幅の短冊に裁断して試験片とした。
【0029】
【表2】
【0030】得られた試験片についてJIS K 63
01の剥離試験法に準じ接着力の測定を行なった。
【0031】これらの接着力の測定結果を図1に示す。
【0032】図1から判るようにコロイダルシリカの配
合量が0の比較例1及び3重量%の比較例2は、剥離力
が10N/cm以下と低い。
【0033】また、コロイダルシリカを60重量%配合
した比較例3は、ブレンド接着処理剤に分離が発生し、
そのために接着力が配合量に比例して向上しない。
【0034】これらに対してコロイダルシリカを5〜5
0重量%配合して成る実施例1〜5はブレンド接着処理
剤の安定性がよく、接着物の接着強度も優れた結果を示
した。
【0035】
【発明の効果】本発明のゴムと繊維との接着構造物及び
その接着方法によれば、ゴムと繊維とが強力に接着した
接着構造物が得られるものであり、それにより高信頼性
のブレーキホース、パワーステアリングホース、ベルト
等が得られるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴムと繊維とを接着して成る接着構造物の剥離
接着力と、当該繊維を処理したブレンド接着処理剤のコ
ロイダルシリカの添加量との関係を示したグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 (72)発明者 海東 辰也 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂とゴム
    ラテックスとの混合接着剤の樹脂分に対してコロイダル
    シリカの固形分を5〜50重量%配合して成るブレンド
    接着処理剤により処理された繊維がゴムと接着して成る
    ことを特徴とするゴムと繊維との接着物。
  2. 【請求項2】コロイダルシリカが平均粒径0.5〜5μ
    mの無水けい酸の微粒子を水中に分散して成るものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のゴムと繊維との接着
    物。
  3. 【請求項3】レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂とゴム
    ラテックスとの混合接着剤の樹脂分に対してコロイダル
    シリカの固形分を5〜50重量%配合して成るブレンド
    接着処理剤中に繊維を含浸してから高温の乾燥炉内を通
    過させて乾燥することによりブレンド接着剤処理繊維を
    製造し、然る後該ブレンド接着剤処理繊維をゴムと接着
    することを特徴とするゴムと繊維との接着方法。
  4. 【請求項4】繊維に含浸したブレンド接着処理剤の乾燥
    温度が120〜250℃であることを特徴とする請求項
    3記載のゴムと繊維との接着方法。
JP6071862A 1994-04-11 1994-04-11 ゴムと繊維との接着構造物及びその接着方法 Pending JPH07276567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003090466A (ja) * 2001-07-11 2003-03-28 Hitachi Cable Ltd 車両用ブレーキホース
JP2003096407A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Mitsuboshi Belting Ltd エチレン・α−オレフィンゴム組成物と繊維との接着体の製造方法及び伝動ベルト
US20110305829A1 (en) * 2010-06-15 2011-12-15 Dany Michiels Tacky Finish and Textile Materials and Articles Treated Therewith

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JP2003096407A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Mitsuboshi Belting Ltd エチレン・α−オレフィンゴム組成物と繊維との接着体の製造方法及び伝動ベルト
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