JPH07275112A - 電磁誘導加熱式調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱式調理器

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Publication number
JPH07275112A
JPH07275112A JP6732794A JP6732794A JPH07275112A JP H07275112 A JPH07275112 A JP H07275112A JP 6732794 A JP6732794 A JP 6732794A JP 6732794 A JP6732794 A JP 6732794A JP H07275112 A JPH07275112 A JP H07275112A
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JP
Japan
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temperature
pan
induction heating
lid
electromagnetic induction
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Application number
JP6732794A
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English (en)
Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Publication of JPH07275112A publication Critical patent/JPH07275112A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鍋温度の検出精度が低下しても、被調理物の沸
騰状態等を検出して、被調理物を食用可能に調理し、異
常な温度上昇を防止する。さらに、非通常調理の原因が
鍋温度の検出精度の低下によるものと容易に解析でき
る。 【構成】鍋の温度を検出する側面センサと、内蓋の温度
を検出する蓋センサと、鍋を誘導加熱する誘導コイルと
を設け、側面センサによる検出温度Tnが沸とう時の鍋
基準温度Sn+15℃未満で、蓋センサによる検出温度
Tfが沸とう時の蓋基準温度Sf+6℃以上となり、し
かも、この検出状態で5分経過すると、誘導コイルによ
る誘導加熱を停止し、側面センサの温度検出不良等の異
常を表示し、この側面センサの温度検出不良等の異常状
態の発生をデータとしてメモリに記憶するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調理物を収容した鍋
の温度を検出する温度センサを備え、温度センサによる
検出温度に基づいて電磁誘導加熱式等により鍋を加熱し
て、鍋に収容された調理物を調理する電磁誘導加熱式調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】調理器において、装置本体に収納する磁
性金属材料層を有する鍋電磁誘導加熱式を使用したもの
が知られている。調理物が収容された鍋が装置本体に収
納され、この装置本体内には、前記鍋の温度を検出する
鍋温度センサ及び前記鍋を電磁誘導加熱する誘導コイル
が設けられている。
【0003】この誘導コイルを通電制御することによ
り、交番磁界が発生し、この交番磁界により鍋の磁性金
属材料層に渦電流を発生し、ジュール熱に変換して鍋が
加熱される( 鍋自体が発熱する )。
【0004】調理においては、前記鍋温度センサにより
検出された鍋温度( 被調理物の温度に相当する )に基づ
いて、誘導コイルを通電制御して、被調理物の調理が行
われる。
【0005】従来の調理器では、通常鍋温度センサが装
置本体の鍋を収納する内枠の底部中央に設けられ、この
鍋温度センサを囲むように誘導コイルが内枠の内部に設
置されている。
【0006】鍋温度センサは、凸形箱構造に形成された
感熱板の内部にサーミスタを設けたもので、装置本体の
内枠に収納された鍋の底部に直接接触して鍋の温度を検
出するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】鍋温度センサと鍋との
間に遺物( 被調理物片やゴミ等 )が付着する等により接
触不良が生じると、その鍋温度検出の精度が低下するこ
とになる。他の加熱方式の調理器、例えばヒータの輻射
により加熱する調理器では、ヒータ自体が発熱するの
で、鍋温度センサをヒータの近く設ければ、この鍋温度
センサ自体も加熱され、鍋温度センサは鍋の実際の温度
に対する追従性は低下するものの、比較的早い段階で、
異常な温度上昇を検出することができ、それ程問題とは
ならない。
【0008】しかし、電磁誘導加熱式調理器では、誘導
コイル自体は発熱しない( 誘導コイルの電気抵抗値に対
応するジュール熱は発生するが、その発熱量は誘導コイ
ルによる電磁誘導による鍋の発熱量と較べると無視でき
る程度のものである。 )ので、鍋温度センサは、鍋温度
を検出することができない。
【0009】例えば、電磁誘導加熱式の炊飯器の場合で
あれば、鍋温度センサの鍋温度検出精度が低下すると、
鍋内の白米の入った水の沸騰状態やドライアップ状態が
正確に検出できないので、被調理物が沸騰してドライア
ップ状態になっても、誘導コイルによる加熱量が適切に
減少制御されないので、結果的に鍋の温度が異常に上昇
し、安全装置としての温度ヒューズが動作して、誘導コ
イルによる加熱が停止される。この場合、炊飯調理が失
敗して、その御飯が食用に適さなくなるという問題があ
ると共に、温度ヒューズの動作に対する後処置( 部品交
換、スイッチの再設定等 )を行わなければ、炊飯器とし
て使用できないという問題があった。
【0010】さらに、温度ヒューズが動作しなければ、
異常に装置本体が温度上昇して、装置本体が部分的に変
形したり、溶けたり等の不具合が生じる虞があるという
問題があった。
【0011】また、鍋温度センサの鍋温度検出精度の低
下により、炊飯調理の失敗等の不具合が生じても、その
原因を容易に解析することができなかったという問題が
あった。
【0012】そこでこの発明は、鍋温度の検出精度が低
下しても、被調理物の沸騰状態等の各種調理状態を検出
することができ、被調理物を食用可能に調理することが
できると共に異常な温度上昇を防止することができる電
磁誘導加熱式調理器を提供することを目的とする。さら
に、鍋温度の検出精度が低下したため、通常の調理がで
きなかったときには、その原因が鍋温度の検出精度の低
下によるものと容易に解析できる電磁誘導加熱式調理器
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
被調理物を収容する有底円筒形状の鍋、上部に開口を有
する鍋収納部が形成された装置本体及びこの装置本体の
鍋収納部の開口を閉塞する蓋部から構成され、装置本体
の鍋収納部に収納された鍋を電磁誘導加熱する電磁誘導
加熱手段及び鍋の温度を検出する鍋温度検出手段を備
え、鍋温度検出手段による検出温度に基づいて電磁誘導
加熱手段を制御し、鍋を電磁誘導加熱して鍋に収容され
た被調理物を調理する電磁誘導加熱式調理器において、
蓋部の装置本体の鍋収納部に面した部分の温度を検出す
る蓋温度検出手段と、沸とう調理中に、鍋温度検出手段
による検出温度が被調理物の沸とうを示す温度に到達す
る前に、蓋温度検出手段による検出温度が被調理物の沸
とうを示す温度を上回り、しかもこの検出状態を予め設
定された時間継続すると電磁誘導加熱手段による加熱を
停止又は鍋の温度が異常温度として予め設定された温度
に到達しないようにその加熱量を減少制御する補助安全
手段とを設けたものである。
【0014】請求項2対応の発明は、被調理物を収容す
る有底円筒形状の鍋、上部に開口を有する鍋収納部が形
成された装置本体及びこの装置本体の鍋収納部の開口を
閉塞する蓋部から構成され、装置本体の鍋収納部に収納
された鍋を電磁誘導加熱する電磁誘導加熱手段及び鍋の
温度を検出する鍋温度検出手段を備え、鍋温度検出手段
による検出温度に基づいて電磁誘導加熱手段を制御し、
鍋を電磁誘導加熱して鍋に収容された被調理物を調理す
る電磁誘導加熱式調理器において、蓋部の装置本体の鍋
収納部に面した部分の温度を検出する蓋温度検出手段
と、沸とう調理中に、鍋温度検出手段による検出温度が
被調理物の沸とうを示す温度に到達する前に、蓋温度検
出手段による検出温度が被調理物の沸とうを示す温度を
上回り、しかもこの検出状態を予め設定された時間継続
すると電磁誘導加熱手段による加熱を停止又は鍋の温度
が異常温度として予め設定された温度に到達しないよう
にその加熱量を減少制御する補助安全手段と、この補助
安全手段により電磁誘導加熱手段による加熱制御の変更
が行われたときに、鍋温度検出手段の異常の発生をデー
タとして記憶保持する鍋温度検出異常記憶手段とを設け
たものである。
【0015】
【作用】請求項1対応の発明においては、蓋温度検出手
段により、蓋部の鍋収納部に面した部分、すなわち、鍋
収納部に収納された鍋の上部開口付近の温度が検出され
る。
【0016】沸とう調理中に、鍋温度検出手段の検出温
度が被調理物の沸とうを示す温度に到達する前に、蓋温
度検出手段の検出温度が被調理物の沸とうを示す温度を
上回り、しかもこの検出状態が予め設定された時間継続
すると、補助安全手段により、電磁誘導加熱手段による
加熱が停止又は鍋の温度が異常温度として予め設定され
た温度に到達しないようにその加熱量が減少制御され
る。
【0017】請求項2対応の発明においては、沸とう調
理中に、鍋温度検出手段の検出温度が被調理物の沸とう
を示す温度に到達する前に、蓋温度検出手段の検出温度
が被調理物の沸とうを示す温度を上回り、しかもこの検
出状態が予め設定された時間継続すると、補助安全手段
により、電磁誘導加熱手段による加熱が停止又は鍋の温
度が異常温度として予め設定された温度に到達しないよ
うにその加熱量が減少制御される。この時、鍋温度検出
異常記憶手段により、鍋温度検出手段の異常がデータと
して記憶保持される。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は、この発明を適用した電磁誘導加熱式
調理器としての電磁誘導加熱式炊飯器1を示す断面図で
ある。ポリプロピレン樹脂で形成された外蓋2の前面に
設けられたクランプボタン3は、前記外蓋2の開閉を行
うロックボタンである。
【0019】操作スイッチ4は、図示されているボタン
以外に複数設けられており、炊飯、保温、切、タイマ動
作設定用等の複数の動作を開始させる。前記外蓋2の前
面側の略中央に設けられた透明部5は、その内部に設け
られたLCD( liquid crystal display )6及びLED
( light emitting diode )7にによる表示を透過させ
る。前記LCD6は、タイマ設定状況や炊飯コース等を
文字又は記号等により表示し、前記LED7は、炊飯や
保温等の調理工程を点灯により表示する。
【0020】前記操作スイッチ4、前記LCD6及び前
記LED7により操作パネルが構成されている。前記外
蓋2の背面側の略中央に設けられた蒸気口8は、装置本
体9内部に収納された有底円筒状の容器として形成され
た鍋10内部の蒸気圧が所定以上になると、この鍋10
内部の蒸気を装置外部に排出する弁構造を備えている。
なお、この鍋10は図示しないが、多層構造になってお
り、内側から非粘着材料層( PFA樹脂又はPTFE樹
脂からなるコーティング層 )、高熱伝導材料層( アルミ
ニューム材 )、磁性金属材料層( sus430等のフェライト
系ステンレス )、低熱放射材料層( アルミニューム材
)、表面保護層( 黒色アルマイト層、2次電解処理によ
りアルマイト層に酸化ニッケル等を含有し、黒色仕上げ
にし、表面をバフ仕上げ等により研磨し、さらに光沢仕
上げ処理を施したもの。 )の5層から構成されている。
【0021】前記外蓋2の背面側の端部に設けられたヒ
ンジ部11は、前記外蓋2を前記装置本体9に対して回
動自在に支持する。前記ヒンジ部11に設けられたヒン
ジスプリング12は、前記クランプボタン2による開操
作されたときに、前記外蓋2を自動的に開動作する。
【0022】前記外蓋2の下面の前面側の略中央に設け
られた内蓋13は、両面に透明アルマイト処理( 厚さ3
〜4μm )を施したアルミ板で形成されて、前記鍋10
の開口部を覆い塞ぐようになっている。前記内蓋13の
上面( 外蓋2側面 )には、この内蓋13を加熱する蓋ヒ
ータ14及びこの内蓋13の温度を検出する蓋温度検出
手段としての蓋センサ15が設けられている。前記蓋セ
ンサ15は前記内蓋13と接触し、サーミスタをその内
部に設けたステンレス( 例えばsus430 )材等の磁性金属
材料から形成されている。
【0023】前記外蓋2の下面の前記内蓋13周囲を構
成する補助蓋16は、ポリプロピレン樹脂で形成されて
いる。前記クランプボタン2の下部にはクランプ17の
下端は、前記補助蓋16を突出して設けられ、前記装置
本体9の上面を構成する枠18の前面に形成された開口
部に係止されるようになっている。
【0024】この枠18上の3か所( 他の2か所は図示
せず )には、前記鍋10の上部の外側に約90°に折り
曲げられた部分( フランジ )を支持するため支えゴム1
9が設けられている。
【0025】前記外蓋2、前記内蓋13及び前記補助蓋
16により、前記装置本体9に対する蓋部が構成されて
いる。前記装置本体9の外面を構成する外枠20及びそ
の底面の一部を構成する底板21は、ポリプロピレン樹
脂で形成されている。前記装置本体9の内面を構成し、
前記鍋10を収納する鍋収納部としての内枠22は、ガ
ラス繊維入りポリアミド樹脂で有底円筒状の容器として
形成されている。
【0026】なお、前記枠18と内枠22とは、一体構
造に形成しても良い。変形ポリエステルイミド絶縁電線
( リッツ線 )で形成された電磁誘導加熱手段としての誘
導コイル23は、ガラス繊維入りポリエチレンテレフタ
レート樹脂で形成されたコイルベース24により、前記
内枠22の底部外側の中央及び外周部に固定して設けら
れている。
【0027】前記コイルベース24の外側には、フェラ
イトコア25が前記誘導コイル23の敷設方向に対して
直交方向に配置され、前記誘導コイル23からの漏れ磁
束を防止するようになっている。また、前記内枠22の
側面外側には、コード状の胴ヒータ( 50W )26が設
けられ、前記内枠22の側面には開口部が設けられてお
り、この開口部に、感熱板により形成された凸形箱構造
部材にサーミスタを設けた鍋温度検出手段としての側面
センサ27が設けられている。
【0028】前記装置本体9の底部には、前記誘導コイ
ル23へ供給する高周波電流を生成するインバータ回路
や前記蓋ヒータ14及び前記胴ヒータ26への通電を制
御する制御回路等が実装された加熱基板28が設けられ
ている。さらに、この加熱基板27には、この基板を冷
却するためのファン29及びこのファン29を回転駆動
させるモータ30が設けられている。
【0029】前記コイルベース24の中央部上面、すな
わち前記内枠22中央部外側には、温度ヒューズ31が
設けられている。この温度ヒューズ31は、所定温度(
例えば139℃ )で動作して、前記誘導コイル23、前
記蓋ヒータ14及び前記胴ヒータ26への各電力供給ラ
インをそれぞれ遮断する安全装置として使用される。通
常の炊飯動作では、前記鍋の120℃以下の状態となっ
ているので、前記温度ヒューズ31は動作しない。
【0030】図2は、この電磁誘導加熱式炊飯器1の要
部回路構成を示すブロック図である。41はマイクロコ
ンピュータ( 図示せず )からなる制御部本体を構成する
制御手段で、この制御手段41には図示しないがCPU
(central processing unit)、ROM(read only memor
y)、RAM(random access memory)やシステムバス等か
ら構成されている。この制御手段41には、前記蓋セン
サ15から前記内蓋13の温度検出信号及び前記側面セ
ンサ27から前記鍋10の温度検出信号が入力されると
共に、前記操作スイッチ4の操作状態を示す信号が入力
回路42を介して入力されるようになっている。
【0031】また、前記制御手段41には、前記操作ス
イッチ4で設定されたデータ( 調理終了時刻等 )を記憶
するメモリ43及び時刻データを供給すると共に各種動
作時間を計時する計時手段44が接続されている。
【0032】前記制御手段41は、前記蓋センサ15、
前記側面センサ27、前記入力回路42( 操作スイッチ
4 )から入力された信号と前記メモリ43の記憶内容及
び前記計時手段からの時間データとに基づいて、前記制
御手段41内の前記ROMに記憶されているプログラム
にしたがって各種調理動作処理を行い、以下に示す各部
へ制御信号を出力するようになっている。
【0033】すなわち、前記制御手段41は、各種調理
動作処理に基づいて発生させた各種制御信号を、前記胴
ヒータ26及び前記蓋ヒータ14を駆動する( 通断電制
御する )トライアック等から構成されたヒータ駆動手段
45、前記誘導コイル23へ高周波電流をその出力を調
整して供給する誘導加熱装置46、前記LCD6及び前
記LED7から構成された表示手段47を駆動する表示
駆動手段48へそれぞれ出力するようになっている。
【0034】なお前記誘導加熱装置46は、前記制御手
段41からの制御信号により高周波電流を発生させる高
周波電流発生手段49と前記制御手段41からの制御信
号により前記高周波電流発生手段により発生した高周波
電流の出力( 高周波電流値 )を調整して( 例えば600
W〜1200Wにリニアに可変して )前記誘導コイル2
3に供給する( 通断電制御する )出力調整手段50( イ
ンバータ回路を含む )とから構成されている。
【0035】なお、電源バックアップ回路51は停電時
に前記制御手段41を介して、前記メモリ43、前記計
時手段44、前記表示駆動手段48及び前記表示手段4
7等へそれぞれ電力を供給するようになっている。
【0036】図3は、前記メモリ43に記憶された制御
プログラムに基づいて、前記制御手段41が行う保温制
御処理を示す機能ブロック図である。保温時に、前記側
面センサ27からの前記鍋10の温度データ及び前記蓋
センサ15からの前記内蓋13の温度データに基づい
て、容器加熱制御手段61は、前記鍋10の温度を予め
設定された保温温度( 67℃〜76℃ )に維持させるよ
うに、前記誘導加熱装置46を介して前記誘導コイル2
3を通断電制御する。また、前記容器加熱制御手段61
は、保温開始時に前記誘導コイル23を1秒通電/12
行断電させる動作を繰り返すと共に、前記側面センサ2
7からの温度データが保温温度を越えた場合に、上述し
た1秒の通電を省略して前記誘導コイル23を制御する
ものである。
【0037】前記側面センサ27からの前記鍋10の温
度データ及び前記蓋センサ15からの前記内蓋13の温
度データに基づいて、蓋加熱制御手段62は、前記ヒー
タ駆動手段45( 図示せず )を介して前記蓋ヒータ14
及び前記胴ヒータ26を通断電制御する。例えば、前記
蓋加熱制御手段62は、前記側面センサ27からの温度
データが保温温度未満の場合にのみ、前記蓋センサ15
からの温度データが保温温度よりも高くなるように、前
記蓋ヒータ14及び前記胴ヒータ26を制御する。
【0038】図4は、前記制御手段41が行う炊飯調理
のメイン処理の流れを示す図である。まず、予め設定さ
れたひたし炊き時間( 3分間 )誘導コイル23に最高出
力による通電を行って、加熱量100%の誘導加熱を行
うひたし炊き制御処理を行う。
【0039】このひたし炊き制御処理を終了すると、誘
導コイル23への通電を停止して、予め設定されたひた
し炊き後時間( 12分間 )が経過してひたし炊きが終了
するまでの待機状態となる。なお、このひたし炊き処理
により、白米への吸水が促進される。
【0040】ひたし炊きが終了すると、後述する炊飯沸
とう前処理を行い、この炊飯沸とう前処理を終了する
と、後述する炊飯沸とう後処理を行う。この炊飯沸とう
後処理を終了すると、側面センサ27からの鍋10の検
出温度蓋センサ15からの内蓋13の検出温度に基づい
て、蓋ヒータ14及び誘導コイル23等への通電を制御
してむらし調理を行うむらし制御処理を所定時間( 15
分間 )行う。このむらし調理では、側面センサ27又は
蓋センサ15による検出温度に基づいて、その検出温度
が予め設定されたむらし温度未満になると、蓋ヒータ1
4へ通電を開始すると共に、この蓋ヒータ14への通電
に連動して2秒間、誘導コイル23に最高出力の60%
の通電を行って、2秒間の加熱量60%の誘導加熱を行
う。そして、その検出温度が予め設定されたむらし温度
以上になると、蓋ヒータ14への通電を停止する。以上
の制御を15分間行う。
【0041】この15分間のむらし制御処理を終了する
と、側面センサ27からの鍋10の検出温度及び蓋セン
サ15からの内蓋13の検出温度に基づいて、蓋ヒータ
14及び誘導コイル23等への通電を制御して、予め設
定された保温温度を維持する保温制御処理を行う。
【0042】この保温制御処理は、電源をオフするか、
操作スイッチ4の内の切スイッチを操作するまで継続さ
れる。保温制御処理では、側面センサ27又は蓋センサ
15による検出温度に基づいて、その検出温度が予め設
定された保温温度未満になると蓋ヒータ14及びこの蓋
ヒータ14に並列に接続された胴ヒータ26への通電を
開始すると共に、12秒周期で1秒間、誘導コイル23
に最高出力の60%の通電を行って、1秒間の加熱量6
0%の誘導加熱を行う。そして、その検出温度が予め設
定された保温温度以上になると、蓋ヒータ14、胴ヒー
タ26及び誘導コイル23への通電を停止する。
【0043】図5は、前述した炊飯沸とう前処理の流れ
を示す図である。まず、誘導コイル23に最高出力によ
る通電を行って、加熱量100%の誘導加熱を開始す
る。
【0044】次に、ステップ1( ST1 )の処理とし
て、加熱量100%の誘導加熱を開始してから15分経
過したか否かを判断する。ここで、15分経過したなら
ば、この炊飯沸とう前処理を終了するようになってい
る。
【0045】15分経過していなければ、ステップ2(
ST2 )の処理として、側面センサ27からの鍋10の
検出温度Tnが90℃以上か否かを判断する。ここで、
その検出温度Tnが90℃未満と判断されれば、ステッ
プ3( ST3)の処理として、蓋センサ14からの内蓋
13の検出温度Tfが90℃以上か否かを判断する。
【0046】ここで、その検出温度Tfも90℃未満で
あれば、再びステップ1の処理に戻るようになってい
る。また、その検出温度Tfが90℃以上であれば、誘
導コイル23への通電を80%に低下させて、誘導加熱
の加熱量を80%に減少させ、検出温度Tfの上昇率が
100秒につき2℃の温度上昇以下か、又は検出温度T
fが102℃以上になるまでの待機状態となる。
【0047】検出温度Tfの上昇率が100秒につき2
℃の温度上昇以下になるか、又は検出温度Tfが102
℃以上になると、この炊飯沸とう前処理を終了するよう
になっている。
【0048】また、前述のステップ2の処理で、側面セ
ンサ27からの鍋10の検出温度Tnが90℃以上と判
断されれば、誘導コイル23への通電を80%に低下さ
せて、誘導加熱の加熱量を80%に減少させ、検出温度
Tnの上昇率が200秒につき5℃の温度上昇以下か、
又は検出温度Tnが110℃以上になるまでの待機状態
となる。
【0049】検出温度Tnの上昇率が200秒につき5
℃の温度上昇以下になるか、又は検出温度Tnが110
℃以上になると、この炊飯沸とう前処理を終了するよう
になっている。
【0050】図6は、前述した炊飯沸とう後処理の流れ
を示す図である。まず、沸とう時の鍋基準温度Sn及び
沸とう時の蓋基準温度Sfを設定する。次に、誘導コイ
ル23への通電を60%に低下させて、誘導加熱の加熱
量を60%に減少させると共に、蓋ヒータ14への通電
を開始させる。
【0051】次に、ステップ4( ST4 )の処理とし
て、誘導加熱の加熱量を60%に減少させ、蓋ヒータ1
4への通電を開始させてから25分経過したか否かを判
断する。
【0052】ここで、25分経過したと判断されたとき
には、誘導コイル23への通電を停止して誘導加熱を停
止し、この炊飯沸とう後処理を終了するようになってい
る。また、25分経過していないと判断されると、側面
センサ27からの鍋10の検出温度Tnが、鍋基準温度
Sn+10℃以上か否かを判断する。検出温度Tnが鍋
基準温度Sn+10℃未満ならば、後述するステップ5
( ST5 )の処理に移行するようになっている。
【0053】また、検出温度Tnが鍋基準温度Sn+1
0℃以上ならば、誘導コイル23への通電を40%に低
下させて、誘導加熱の加熱量を40%に減少させ、検出
温度Tnが鍋基準温度Sn+15℃以上か否かを判断す
る。ここで、検出温度Tnが鍋基準温度Sn+15℃以
上ならば、誘導コイル23への通電を停止して誘導加熱
を停止し、この炊飯沸とう後処理を終了するようになっ
ている。また、検出温度Tnが鍋基準温度Sn+15℃
未満ならば、検出温度Tnが130℃以上か否かを判断
する。ここで、検出温度Tnが130℃以上ならば、誘
導コイル23への通電を停止して誘導加熱を停止し、こ
の炊飯沸とう後処理を終了するようになっている。また
検出温度Tnが130℃未満ならば、ステップ5の処理
に移行するようになっている。
【0054】ステップ5の処理としては、蓋センサ14
からの内蓋13の検出温度Tfが蓋基準温度Sf+6℃
以上か否かを判断する。ここで検出温度Tfが蓋基準温
度Sf+6℃未満ならば、再び前述したステップ4の処
理に戻るようになっている。
【0055】また、検出温度Tfが蓋基準温度Sf+6
℃以上ならば、誘導コイル23への通電を40%に低下
させて、誘導加熱の加熱量を40%に減少させ、ステッ
プ6( ST6 )の処理として、検出温度Tfが蓋基準温
度Sf+16℃以上か否かを判断する。
【0056】ここで、検出温度Tfが蓋基準温度Sf+
16℃以上ならば、誘導コイル23への通電を停止して
誘導加熱を停止し、この炊飯沸とう後処理を終了するよ
うになっている。
【0057】また、検出温度Tfが蓋基準温度Sf+1
6℃未満ならば、ステップ7( ST7 )の処理として、
誘導加熱の加熱量を40%に減少させてから5分経過し
たか否かを判断する。
【0058】ここで、誘導加熱の加熱量を40%に減少
させてから5分経過していなければ、側面センサ27か
らの鍋10の検出温度Tnが130℃以上か否かを判断
する。検出温度Tnが130℃未満ならば、再び前述の
ステップ6の処理に戻るようになっており、検出温度T
nが130℃以上ならば、誘導コイル23への通電を停
止して誘導加熱を停止し、この炊飯沸とう後処理を終了
するようになっている。
【0059】また、前述のステップ7の処理で、誘導加
熱の加熱量を40%に減少させてから5分経過したと判
断されれば、誘導コイル23への通電を停止して誘導加
熱を停止し( 補助安全手段 )、側面センサ27の温度検
出不良等の異常を表示すると共にこの側面センサ27の
温度検出不良等の異常状態の発生をデータとしてメモリ
43に記憶させ( 鍋温度検出異常記憶手段 )、この炊飯
沸とう後処理を終了するようになっている。
【0060】このような構成の本実施例においては、白
米を鍋10内に収容し、この鍋10を装置本体9の内枠
22内に収納して、外蓋2、内蓋13及び補助蓋16に
より構成された蓋部を閉じて、炊飯調理の準備が完了す
る。そして、炊飯調理は、図7に示すように、ひたし炊
き調理、炊飯調理、むらし調理、保温調理により行われ
る。なお、実線のグラフTfは、蓋センサ15により検
出された内蓋13の検出温度Tfを示し、破線のグラフ
Tnは、側面センサ27により検出された鍋10の検出
温度Tnを示している。またその下部には、誘導コイル
23への通電制御、蓋ヒータ14への通電制御を示す。
【0061】まず、ひたし炊き調理では、ひたし炊き時
間t1( =3分間 )だけ誘導コイル23に最高出力によ
る通電を行って、加熱量100%の誘導加熱を行った
後、ひたし炊き後時間t2( =12分間 )だけそのまま
加熱せずに置いておく。この間に白米への吸水が促進さ
れる。
【0062】炊飯調理では、誘導コイル23に再び最高
出力による通電を行って、加熱量100%の誘導加熱を
開始させる。ここで、加熱量100%の誘導加熱を開始
してから15分間経過したか、又は側面センサ27によ
る検出温度Tnが90℃以上になるか、又は蓋センサ1
5による検出温度Tfが90℃以上になるまで、加熱量
100%の誘導加熱が継続される。
【0063】ここで、側面センサ27と鍋10との間に
異物が介入された等の問題により、側面センサ27によ
る鍋10の温度検出精度が低下したと場合に、以下の調
理を蓋センサ14による検出温度Tnに基づいて行われ
る制御について説明する。なお、他の正常なときの炊飯
調理等の制御についての説明は省略する。
【0064】すなわち、側面センサ27による検出温度
Tnは低い温度となり、蓋センサ15による検出温度T
fが先に90℃以上になる( 時点T1 )。その結果、誘
導コイル23への通電を80%に低下させ、誘導加熱の
加熱量を80%に減少させる。
【0065】この加熱量80%の誘導加熱中、検出温度
Tfの上昇率が2℃/100s以下となるか、又は検出
温度Tfが102℃以上になるまでの待機状態となる。
検出温度Tfの上昇率が2℃/100s以下となるか、
又は検出温度Tfが102℃以上になると( 時点T2
)、誘導コイル23への通電を60%に低下させ、誘導
加熱の加熱量を60%に減少させると共に、蓋ヒータ1
4への通電を開始する。
【0066】この加熱量60%の誘導加熱中、最大限2
5分間、検出温度Tfが予め設定されている蓋基準温度
Sf+6℃以上になるまでの待機状態となる。検出温度
Tfが蓋基準温度Sf+6℃以上になると( 時点T3
)、誘導コイル23への通電を40%に低下させ、誘導
加熱の加熱量を40%に減少させる。
【0067】この加熱量40%の誘導加熱中、最大限5
分間、検出温度Tfが蓋基準温度Sf+16℃以上にな
るか、又は側面センサ27による検出温度Tnが130
℃以上になるまでの待機状態となる。
【0068】そこで、蓋センサ15による検出温度Tf
が蓋基準温度Sf+16℃以上になると、誘導コイル2
3への通電を停止して、誘導加熱を停止させ、むらし調
理に移行する。また、5分経過しても蓋センサ15によ
る検出温度Tfが蓋基準温度Sf+16℃未満であって
も、誘導コイル23への通電を停止して、誘導加熱を停
止させると共に、側面センサ27の温度検出不良等の異
常表示を行い、側面センサ27の温度検出不良等の異常
状態の発生をデータとしてメモリに記憶させて、むらし
調理に移行する。
【0069】むらし調理では、蓋センサ15による検出
温度Tfがむらし温度106℃未満になると、蓋ヒータ
14への通電を開始すると共に、この蓋ヒータ14への
通電に連動して2秒間、誘導コイル23に最高出力の6
0%の通電を行って2秒間の加熱量60%の誘導加熱を
行う。そして、蓋センサ15による検出温度Tfがむら
し温度106℃以上になると蓋ヒータ14への通電を停
止する。以上のむらし調理の制御を15分間継続した
後、保温調理に移行する。
【0070】保温調理では、蓋センサ15からの検出温
度Tfが保温温度76℃未満になると、蓋ヒータ14及
び胴ヒータ26への通電を開始すると共に、12秒周期
で1秒間、誘導コイル23に最高出力の60%の通電を
行って、1秒間の加熱量60%の誘導加熱を行う。そし
て、蓋センサ15による検出温度Tfが保温温度76℃
以上になると、蓋ヒータ14、胴ヒータ26及び誘導コ
イル23への通電を停止する。
【0071】なお、むらし中及び保温中の誘導コイル2
3による誘導加熱の加熱量は、温度ヒューズ31が動作
しないように低く制限されている。このように本実施例
によれば、鍋10の温度を検出する側面センサ27と、
内蓋13の温度を検出する蓋センサ15と、鍋を誘導加
熱する誘導コイル23とを設け、側面センサ27による
検出温度Tnが沸とう時の鍋基準温度Sn+15℃未満
で、蓋センサ15による検出温度Tfが沸とう時の蓋基
準温度Sf+6℃以上となり、しかも、この検出状態で
5分経過すると、誘導コイル23による誘導加熱を停止
し、側面センサ27の温度検出不良等の異常を表示し、
この側面センサ27の温度検出不良等の異常状態の発生
をデータとしてメモリ43に記憶することにより、側面
センサ27の鍋10の温度検出精度が低下しても、被調
理物の沸とう状態等の各種調理状態を検出することがで
き、被調理物を食用可能に調理することができると共に
異常な温度上昇を防止することができる。
【0072】さらに、メモリに記憶されているデータを
調査すれば、側面センサ27の鍋10の温度検出精度を
低下の発生を容易に確認できるので、通常の調理ができ
なかったときには、その原因が側面センサ27の鍋10
の温度検出精度の低下によるものと容易に解析できる。
【0073】なお、この実施例においては、側面センサ
27による検出温度Tnが鍋基準温度Sn+15℃未満
で、蓋センサ15による検出温度Tfが蓋基準温度Sf
+6℃以上となり、しかも、この検出状態で5分経過す
ると、誘導コイル23による誘導加熱を停止するように
なっていたが、この発明はこれに限定されるものではな
く、温度ヒューズ31が動作しないような制限内であれ
ば、誘導コイル23による誘導加熱の加熱量を減少制御
するだけでも良いものである。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
鍋温度の検出精度が低下しても、被調理物の沸騰状態等
の各種調理状態を検出することができ、被調理物を食用
可能に調理することができると共に異常な温度上昇を防
止することができる電磁誘導加熱式調理器を提供でき
る。さらに、鍋温度の検出精度が低下したため、通常の
調理ができなかったときには、その原因が鍋温度の検出
精度の低下によるものと容易に解析できる電磁誘導加熱
式調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の電磁誘導加熱式炊飯器を
示す断面図。
【図2】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器の要部回路構
成を示すブロック図。
【図3】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器で行われる保
温制御処理を示す機能ブロック図。
【図4】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器で行われる炊
飯調理のメイン処理の流れを示す図。
【図5】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器で行われる炊
飯沸とう前処理の流れを示す図。
【図6】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器で行われる炊
飯沸とう後処理の流れを示す図。
【図7】同実施例の電磁誘導加熱式炊飯器での調理の各
工程での検出温度と加熱制御を示す図。
【符号の説明】
10…鍋、 13…内蓋、 14…蓋ヒータ、 15…蓋センサ、 23…誘導コイル、 26…胴ヒータ、 27…側面センサ、 31…温度ヒューズ、 41…制御手段、 43…メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調理物を収容する有底円筒形状の鍋、
    上部に開口を有する鍋収納部が形成された装置本体及び
    この装置本体の鍋収納部の開口を閉塞する蓋部から構成
    され、前記装置本体の鍋収納部に収納された鍋を電磁誘
    導加熱する電磁誘導加熱手段及び前記鍋の温度を検出す
    る鍋温度検出手段を備え、前記鍋温度検出手段による検
    出温度に基づいて前記電磁誘導加熱手段を制御し、前記
    鍋を電磁誘導加熱して前記鍋に収容された被調理物を調
    理する電磁誘導加熱式調理器において、前記蓋部の前記
    装置本体の鍋収納部に面した部分の温度を検出する蓋温
    度検出手段と、沸とう調理中に、前記鍋温度検出手段に
    よる検出温度が被調理物の沸とうを示す温度に到達する
    前に、前記蓋温度検出手段による検出温度が被調理物の
    沸とうを示す温度を上回り、しかもこの検出状態を予め
    設定された時間継続すると前記電磁誘導加熱手段による
    加熱を停止又は前記鍋の温度が異常温度として予め設定
    された温度に到達しないようにその加熱量を減少制御す
    る補助安全手段とを設けたことを特徴とする電磁誘導加
    熱式調理器。
  2. 【請求項2】 被調理物を収容する有底円筒形状の鍋、
    上部に開口を有する鍋収納部が形成された装置本体及び
    この装置本体の鍋収納部の開口を閉塞する蓋部から構成
    され、前記装置本体の鍋収納部に収納された鍋を電磁誘
    導加熱する電磁誘導加熱手段及び前記鍋の温度を検出す
    る鍋温度検出手段を備え、前記鍋温度検出手段による検
    出温度に基づいて前記電磁誘導加熱手段を制御し、前記
    鍋を電磁誘導加熱して前記鍋に収容された被調理物を調
    理する電磁誘導加熱式調理器において、前記蓋部の前記
    装置本体の鍋収納部に面した部分の温度を検出する蓋温
    度検出手段と、沸とう調理中に、前記鍋温度検出手段に
    よる検出温度が被調理物の沸とうを示す温度に到達する
    前に、前記蓋温度検出手段による検出温度が被調理物の
    沸とうを示す温度を上回り、しかもこの検出状態を予め
    設定された時間継続すると前記電磁誘導加熱手段による
    加熱を停止又は前記鍋の温度が異常温度として予め設定
    された温度に到達しないようにその加熱量を減少制御す
    る補助安全手段と、この補助安全手段により前記電磁誘
    導加熱手段による加熱制御の変更が行われたときに、前
    記鍋温度検出手段の異常の発生をデータとして記憶保持
    する鍋温度検出異常記憶手段とを設けたことを特徴とす
    る電磁誘導加熱式調理器。
JP6732794A 1994-04-05 1994-04-05 電磁誘導加熱式調理器 Pending JPH07275112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057821A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Paloma Ind Ltd 炊飯器

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