JPH07273526A - 自動車用窓ガラスアンテナ - Google Patents
自動車用窓ガラスアンテナInfo
- Publication number
- JPH07273526A JPH07273526A JP6118294A JP6118294A JPH07273526A JP H07273526 A JPH07273526 A JP H07273526A JP 6118294 A JP6118294 A JP 6118294A JP 6118294 A JP6118294 A JP 6118294A JP H07273526 A JPH07273526 A JP H07273526A
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- JP
- Japan
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- window glass
- radio wave
- antenna
- pattern
- antenna pattern
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体方向から到来する電波等、比較的弱い電
波を良好に受信すること。 【構成】 ワンボックス車２の後部窓ガラス面３の下方
にアンテナパターン４を配設し、このパターン４より下
方の水平面内Ｓに金属製リアボード５を配設した。この
構成によれば、前方Ｆから到来する電波は、直接波と金
属製リアボード５で反射された反射波との２つを合せた
ものとなるため、強さが増大する。従って、車体２に影
響されて良好に受信することができなかった前方Ｆから
の電波でも良好に受信することができる。
波を良好に受信すること。 【構成】 ワンボックス車２の後部窓ガラス面３の下方
にアンテナパターン４を配設し、このパターン４より下
方の水平面内Ｓに金属製リアボード５を配設した。この
構成によれば、前方Ｆから到来する電波は、直接波と金
属製リアボード５で反射された反射波との２つを合せた
ものとなるため、強さが増大する。従って、車体２に影
響されて良好に受信することができなかった前方Ｆから
の電波でも良好に受信することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話等に用いら
れる自動車用窓ガラスアンテナに関する。
れる自動車用窓ガラスアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】図１０は従来の自動車用窓ガラスアンテ
ナと車体との位置関係を示す模式説明図である。一例と
して、ワンボックス車１００の後部窓ガラス面１０１の
下方に配設された自動車電話用のモノポールアンテナ１
０２について説明する。このモノポールアンテナ１０２
は、上側に縦長の放射用パターン１０２ａを、下側に横
長の接地用パターン１０２ｂを夫々配設したものであ
る。
ナと車体との位置関係を示す模式説明図である。一例と
して、ワンボックス車１００の後部窓ガラス面１０１の
下方に配設された自動車電話用のモノポールアンテナ１
０２について説明する。このモノポールアンテナ１０２
は、上側に縦長の放射用パターン１０２ａを、下側に横
長の接地用パターン１０２ｂを夫々配設したものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように後部窓ガラ
ス面１０１にアンテナ１０２を設けた場合は、アンテナ
１０２の後方Ｂから到来する電波に比べ、アンテナ１０
２の前方Ｆから到来する電波は、車体１００の影響を受
けるため良好に受信することができなかった。逆に、不
図示の前部窓ガラスにアンテナを設けた場合は、前方Ｆ
から到来する電波に比べ、後方Ｂから到来する電波は、
車体１００の影響を受けるため良好に受信することがで
きなかった。そこで本発明の目的は、車体１００方向か
ら到来する電波等、比較的弱い電波を良好に受信するこ
とができる自動車用窓ガラスアンテナを提供することに
ある。
ス面１０１にアンテナ１０２を設けた場合は、アンテナ
１０２の後方Ｂから到来する電波に比べ、アンテナ１０
２の前方Ｆから到来する電波は、車体１００の影響を受
けるため良好に受信することができなかった。逆に、不
図示の前部窓ガラスにアンテナを設けた場合は、前方Ｆ
から到来する電波に比べ、後方Ｂから到来する電波は、
車体１００の影響を受けるため良好に受信することがで
きなかった。そこで本発明の目的は、車体１００方向か
ら到来する電波等、比較的弱い電波を良好に受信するこ
とができる自動車用窓ガラスアンテナを提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、請求項１では、後部窓ガラス面に配設され
たアンテナパターンと、このアンテナパターンより下方
のリアボードの水平面内に配設された電波反射部材とか
らなることを特徴とする。
に本発明は、請求項１では、後部窓ガラス面に配設され
たアンテナパターンと、このアンテナパターンより下方
のリアボードの水平面内に配設された電波反射部材とか
らなることを特徴とする。
【０００５】請求項２では、前部窓ガラス面に配設され
たアンテナパターンと、このアンテナパターンより下方
のダッシュボードの水平面内に配設された電波反射部材
とからなることを特徴とする。
たアンテナパターンと、このアンテナパターンより下方
のダッシュボードの水平面内に配設された電波反射部材
とからなることを特徴とする。
【０００６】請求項３では、後部にトランクルームが突
出していない自動車において、後部窓ガラス面に配設さ
れたアンテナパターンと、このアンテナパターンより下
方のリアスポイラの水平面内に配設された電波反射部材
とからなることを特徴とする。
出していない自動車において、後部窓ガラス面に配設さ
れたアンテナパターンと、このアンテナパターンより下
方のリアスポイラの水平面内に配設された電波反射部材
とからなることを特徴とする。
【０００７】
【作用】アンテナに直接到来する電波（直接波）と電波
反射部材で反射して到来する電波（反射波）とが重なり
合い、アンテナ付近の電波の強さが増大する。従って、
請求項１の発明によれば、後部窓ガラスの下方のリアボ
ードの水平面内に電波反射部材を設けたので、前方（車
体方向）から到来する電波の強さを増大させることがで
きる。
反射部材で反射して到来する電波（反射波）とが重なり
合い、アンテナ付近の電波の強さが増大する。従って、
請求項１の発明によれば、後部窓ガラスの下方のリアボ
ードの水平面内に電波反射部材を設けたので、前方（車
体方向）から到来する電波の強さを増大させることがで
きる。
【０００８】請求項２の発明によれば、前部窓ガラスの
下方のダッシュボードの水平面内に電波反射部材を設け
たので、後方（車体方向）から到来する電波の強さを増
大させることができる。
下方のダッシュボードの水平面内に電波反射部材を設け
たので、後方（車体方向）から到来する電波の強さを増
大させることができる。
【０００９】請求項３の発明によれば、後部窓ガラスの
下方のリアスポイラの水平面内に電波反射部材を設けた
ので、車体後方から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
下方のリアスポイラの水平面内に電波反射部材を設けた
ので、車体後方から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。まず、請求項１の発明から説明す
る。図１は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第
１実施例の模式説明図である。第１実施例はワンボック
ス車の後部窓ガラスにアンテナを配設したものである。
尚、車種はワンボックス車に限定するものではなく、例
えばツーボックス車（ハッチバック車）又はスリーボッ
クス車（ノッチバック車）でもよい。
照しながら説明する。まず、請求項１の発明から説明す
る。図１は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第
１実施例の模式説明図である。第１実施例はワンボック
ス車の後部窓ガラスにアンテナを配設したものである。
尚、車種はワンボックス車に限定するものではなく、例
えばツーボックス車（ハッチバック車）又はスリーボッ
クス車（ノッチバック車）でもよい。
【００１１】窓ガラスアンテナ１は、ワンボックス車２
の後部窓ガラス面３の下方に配設されたアンテナパター
ン４と、このアンテナパターン４より下方且つ車内側の
水平面内Ｓに配設された金属製リアボード（電波反射部
材）５とからなる。このリアボード５は後部シート６の
背もたれ部６ａと後部壁部７間に不図示の係止部材を用
いて固定される。尚、ハッチバック車の場合はトランク
ルームの目隠し板等を金属で構成すれば前記リアボード
５と同様の効果が得られる。
の後部窓ガラス面３の下方に配設されたアンテナパター
ン４と、このアンテナパターン４より下方且つ車内側の
水平面内Ｓに配設された金属製リアボード（電波反射部
材）５とからなる。このリアボード５は後部シート６の
背もたれ部６ａと後部壁部７間に不図示の係止部材を用
いて固定される。尚、ハッチバック車の場合はトランク
ルームの目隠し板等を金属で構成すれば前記リアボード
５と同様の効果が得られる。
【００１２】このように、前記アンテナパターン４より
下方且つ車内側の水平面内Ｓに金属製リアボード５を配
設したため、前方（車体方向）Ｆから到来する電波は直
接波と前記金属製ボード５で反射された反射波との２つ
を重ね合わせたものとなる。従って、前方Ｆから到来す
る電波の強さが増大されるため、前方向からの電波を良
好に受信することができる。
下方且つ車内側の水平面内Ｓに金属製リアボード５を配
設したため、前方（車体方向）Ｆから到来する電波は直
接波と前記金属製ボード５で反射された反射波との２つ
を重ね合わせたものとなる。従って、前方Ｆから到来す
る電波の強さが増大されるため、前方向からの電波を良
好に受信することができる。
【００１３】尚、本実施例では、窓ガラス３の下側水平
辺３ａから２５ｍｍ上方の位置にアンテナパターン４を
配設したが、アンテナの種類及び後部窓ガラス３の傾き
によってはアンテナパターン４の位置を変える必要があ
る。
辺３ａから２５ｍｍ上方の位置にアンテナパターン４を
配設したが、アンテナの種類及び後部窓ガラス３の傾き
によってはアンテナパターン４の位置を変える必要があ
る。
【００１４】図２は第１実施例のアンテナパターン図で
ある。このアンテナパターン４はモノポール型で、縦長
の放射用パターン４ａと、横長の接地用パターン４ｂと
からなる従来のアンテナパターンである。そして、放射
用パターン４ａの下端部と接地用パターン４ｂの上端中
央部とに一対の給電点Ｐ，Ｑが設けられ、この給電点
Ｐ，Ｑに不図示の給電用同軸ケーブル（例えば２．５Ｄ
−２Ｖ等）の一方の側を接続し、他方の側を不図示の自
動車電話等のアンテナ端子に接続する。
ある。このアンテナパターン４はモノポール型で、縦長
の放射用パターン４ａと、横長の接地用パターン４ｂと
からなる従来のアンテナパターンである。そして、放射
用パターン４ａの下端部と接地用パターン４ｂの上端中
央部とに一対の給電点Ｐ，Ｑが設けられ、この給電点
Ｐ，Ｑに不図示の給電用同軸ケーブル（例えば２．５Ｄ
−２Ｖ等）の一方の側を接続し、他方の側を不図示の自
動車電話等のアンテナ端子に接続する。
【００１５】これらのパターンの寸法は、放射用パター
ン４ａが幅５ｍｍ、長さ３０ｍｍであり、接地用パター
ン４ｂが縦３５ｍｍ、横６０ｍｍである。この寸法は１
５００ＭＨｚ帯の自動車電話用アンテナのものである
が、この寸法に限定するものではなく、例えば、８００
ＭＨｚ帯の自動車電話用又は８０ＭＨｚ帯のＦＭ放送波
帯用の寸法にしてもよい。又、アンテナパターンはこの
モノポール型に限定されるものではなく、任意のパター
ンを用いることができる。
ン４ａが幅５ｍｍ、長さ３０ｍｍであり、接地用パター
ン４ｂが縦３５ｍｍ、横６０ｍｍである。この寸法は１
５００ＭＨｚ帯の自動車電話用アンテナのものである
が、この寸法に限定するものではなく、例えば、８００
ＭＨｚ帯の自動車電話用又は８０ＭＨｚ帯のＦＭ放送波
帯用の寸法にしてもよい。又、アンテナパターンはこの
モノポール型に限定されるものではなく、任意のパター
ンを用いることができる。
【００１６】図３は第１実施例の指向特性図である。こ
の特性図は、受信周波数が１５１０ＭＨｚの場合で、前
方向Ｆの２点（本実施例の特性曲線上の２点Ｊ１，Ｊ
２）において従来のアンテナより受信感度が約１０ｄＢ
向上しているが、全体的に前方向Ｆについては受信感度
が約１ｄＢ向上していることが分る。一方、後方向Ｂは
従来例と略同等の受信感度が確保されている。
の特性図は、受信周波数が１５１０ＭＨｚの場合で、前
方向Ｆの２点（本実施例の特性曲線上の２点Ｊ１，Ｊ
２）において従来のアンテナより受信感度が約１０ｄＢ
向上しているが、全体的に前方向Ｆについては受信感度
が約１ｄＢ向上していることが分る。一方、後方向Ｂは
従来例と略同等の受信感度が確保されている。
【００１７】図４は第１実施例の受信周波数対利得特性
図である。この特性図は、前方向Ｆから到来する電波を
受信した場合の受信感度特性図で、周波数帯域（１３９
０ＭＨｚ乃至１５７０ＭＨｚ）略全域に亘り、本実施例
は従来例より受信感度が１ｄＢ前後向上していることが
分る。又、中心周波数に設定した１５１０ＭＨｚ付近で
は１ｄＢ以上感度が向上している。尚、中心周波数は前
記放射用パターン４ａの寸法を変更すれば任意に変更す
ることができることはいうまでもない。
図である。この特性図は、前方向Ｆから到来する電波を
受信した場合の受信感度特性図で、周波数帯域（１３９
０ＭＨｚ乃至１５７０ＭＨｚ）略全域に亘り、本実施例
は従来例より受信感度が１ｄＢ前後向上していることが
分る。又、中心周波数に設定した１５１０ＭＨｚ付近で
は１ｄＢ以上感度が向上している。尚、中心周波数は前
記放射用パターン４ａの寸法を変更すれば任意に変更す
ることができることはいうまでもない。
【００１８】次に、請求項２の発明について説明する。
図５は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第２実
施例の模式説明図である。窓ガラスアンテナ１１は、ツ
ーボックス車１２の前部窓ガラス１３にアンテナパター
ン１４を配設し、このパターン１４より下方且つ車内側
の水平面内Ｓ、例えばダッシュボード上に電波反射部材
１５を取り付けたものである。尚、車種はツーボックス
車に限定するものではなく、例えばワンボックス車又は
スリーボックス車（ノッチバック車）でもよい。又、電
波反射部材はダッシュボードの表面に銅箔又はアルミ箔
等の金属箔を貼付したもの、あるいはダッシュボードの
中に金属板を埋込んだもので形成してもよいし、可能で
あればダッシュボード自体を金属板で形成してもよい。
又、電波を反射する部材であれば金属以外、例えば樹脂
等でもよい。
図５は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第２実
施例の模式説明図である。窓ガラスアンテナ１１は、ツ
ーボックス車１２の前部窓ガラス１３にアンテナパター
ン１４を配設し、このパターン１４より下方且つ車内側
の水平面内Ｓ、例えばダッシュボード上に電波反射部材
１５を取り付けたものである。尚、車種はツーボックス
車に限定するものではなく、例えばワンボックス車又は
スリーボックス車（ノッチバック車）でもよい。又、電
波反射部材はダッシュボードの表面に銅箔又はアルミ箔
等の金属箔を貼付したもの、あるいはダッシュボードの
中に金属板を埋込んだもので形成してもよいし、可能で
あればダッシュボード自体を金属板で形成してもよい。
又、電波を反射する部材であれば金属以外、例えば樹脂
等でもよい。
【００１９】このように、前部窓ガラス１３側に前記ア
ンテナパターン１４及び前記電波反射部材１５を設けた
場合は、後方（車体方向）Ｂから到来する電波は直接波
と前記電波反射部材１５で反射された反射波との２つを
重ね合わせたものとなる。従って、後方Ｂから到来する
電波の強さが増大するため、後方向Ｂからの電波を良好
に受信することができる。
ンテナパターン１４及び前記電波反射部材１５を設けた
場合は、後方（車体方向）Ｂから到来する電波は直接波
と前記電波反射部材１５で反射された反射波との２つを
重ね合わせたものとなる。従って、後方Ｂから到来する
電波の強さが増大するため、後方向Ｂからの電波を良好
に受信することができる。
【００２０】図６は第２実施例のアンテナパターン図で
ある。このアンテナパターン１４は８００ＭＨｚ帯の自
動車電話用で、パターンの寸法は、放射用パターン１４
ａが幅５ｍｍ、長さ３７．５ｍｍで、このパターン１４
ａの下端部には辺長１１ｍｍの正方形パターン１４ｂが
接続されている。一方、接地用パターン１４ｃは、縦４
０ｍｍ、横６０ｍｍのパターンを左右２箇所中抜き状に
したもので、幅５ｍｍの帯状パターンで形成されてい
る。又、前記パターン１４ｃの上側水平辺１４ｄの下部
には長方形パターン１４ｅが形成されている。そして、
前記正方形パターン１４ｂと前記長方形パターン１４ｅ
とに一対の給電点Ｐ，Ｑが設けられている。
ある。このアンテナパターン１４は８００ＭＨｚ帯の自
動車電話用で、パターンの寸法は、放射用パターン１４
ａが幅５ｍｍ、長さ３７．５ｍｍで、このパターン１４
ａの下端部には辺長１１ｍｍの正方形パターン１４ｂが
接続されている。一方、接地用パターン１４ｃは、縦４
０ｍｍ、横６０ｍｍのパターンを左右２箇所中抜き状に
したもので、幅５ｍｍの帯状パターンで形成されてい
る。又、前記パターン１４ｃの上側水平辺１４ｄの下部
には長方形パターン１４ｅが形成されている。そして、
前記正方形パターン１４ｂと前記長方形パターン１４ｅ
とに一対の給電点Ｐ，Ｑが設けられている。
【００２１】図７は第２実施例の指向特性図である。こ
の特性図は、受信周波数が８８０ＭＨｚで、後方向Ｂの
１点（本実施例の特性曲線上の１点Ｊ３）において従来
のアンテナより受信感度が約１０ｄＢ向上しているが、
全体的に後方向Ｂについては約１ｄＢ受信感度が向上し
ていることが分る。一方、前方向は従来例と略同等の受
信感度となっている。
の特性図は、受信周波数が８８０ＭＨｚで、後方向Ｂの
１点（本実施例の特性曲線上の１点Ｊ３）において従来
のアンテナより受信感度が約１０ｄＢ向上しているが、
全体的に後方向Ｂについては約１ｄＢ受信感度が向上し
ていることが分る。一方、前方向は従来例と略同等の受
信感度となっている。
【００２２】図８は第２実施例の受信周波数対利得特性
図である。この特性図は、後方向Ｂにアンテナを向けた
場合の受信感度特性図で、中心周波数に設定した８８０
ＭＨｚ付近において略１ｄＢ受信感度が向上しているこ
とが分る。尚、中心周波数は前記放射用パターン１４
ａ，長方形パターン１４ｂの寸法を変えれば変えること
ができることはいうまでもない。
図である。この特性図は、後方向Ｂにアンテナを向けた
場合の受信感度特性図で、中心周波数に設定した８８０
ＭＨｚ付近において略１ｄＢ受信感度が向上しているこ
とが分る。尚、中心周波数は前記放射用パターン１４
ａ，長方形パターン１４ｂの寸法を変えれば変えること
ができることはいうまでもない。
【００２３】次に、請求項３の発明について説明する。
図９は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第３実
施例の模式説明図である。尚、アンテナパターンは第１
又は第２実施例と同様のものを用いた。
図９は本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第３実
施例の模式説明図である。尚、アンテナパターンは第１
又は第２実施例と同様のものを用いた。
【００２４】窓ガラスアンテナ２１は、リアスポイラ２
２に電波反射部材２３を取り付けたものである。即ち、
ツーボックス車１２の後部窓ガラス２４の下方にアンテ
ナパターン４又は１４を配設するとともに、このアンテ
ナパターン４又は１４より下方且つ車外側の水平面内Ｓ
にリアスポイラ２２を取り付け、このリアスポイラ２２
の上面に電波反射部材２３として銅箔又はアルミ箔等の
金属箔を貼付したものである。尚、車種はツーボックス
車のみに限定するものではなく、例えばワンボックス車
でもよい。但し、後部にトランクルームが突出している
自動車、即ち、スリーボックス車（ノッチバック車）は
含まない。又、電波反射部材として金属箔を貼付する代
りにリアスポイラ２２の内部に不図示の金属板を埋込ん
でもよいし、リアスポイラ２２自体を金属で形成しても
よい。
２に電波反射部材２３を取り付けたものである。即ち、
ツーボックス車１２の後部窓ガラス２４の下方にアンテ
ナパターン４又は１４を配設するとともに、このアンテ
ナパターン４又は１４より下方且つ車外側の水平面内Ｓ
にリアスポイラ２２を取り付け、このリアスポイラ２２
の上面に電波反射部材２３として銅箔又はアルミ箔等の
金属箔を貼付したものである。尚、車種はツーボックス
車のみに限定するものではなく、例えばワンボックス車
でもよい。但し、後部にトランクルームが突出している
自動車、即ち、スリーボックス車（ノッチバック車）は
含まない。又、電波反射部材として金属箔を貼付する代
りにリアスポイラ２２の内部に不図示の金属板を埋込ん
でもよいし、リアスポイラ２２自体を金属で形成しても
よい。
【００２５】このように、リアスポイラ２２に電波反射
部材２３を設けた場合は、電波反射部材２３が後部窓ガ
ラス２４の外側に向くため、車体後方Ｅから到来する直
接波とこの電波反射部材２３で反射された反射波との２
つが重ね合わされる。従って、この場合は、車体後方Ｅ
から到来する電波の強さを増大させることができる。
部材２３を設けた場合は、電波反射部材２３が後部窓ガ
ラス２４の外側に向くため、車体後方Ｅから到来する直
接波とこの電波反射部材２３で反射された反射波との２
つが重ね合わされる。従って、この場合は、車体後方Ｅ
から到来する電波の強さを増大させることができる。
【００２６】尚、電波反射部材とアンテナとの高さは３
０ｃｍ以下にすることが好ましい。この高さによっては
電波が強め合ったり弱め合ったりするが、３０ｃｍ以下
にすれば強め合うからである。又、電波は略水平方向か
ら飛来し、電波反射部材とアンテナの水平間距離は小さ
いからである。
０ｃｍ以下にすることが好ましい。この高さによっては
電波が強め合ったり弱め合ったりするが、３０ｃｍ以下
にすれば強め合うからである。又、電波は略水平方向か
ら飛来し、電波反射部材とアンテナの水平間距離は小さ
いからである。
【００２７】
【発明の効果】アンテナに直接到来する電波（直接波）
と電波反射部材で反射して到来する電波（反射波）とが
重なり合い、アンテナ付近の電波の強さが増大する。従
って、請求項１の発明によれば、後部窓ガラスの下方の
リアボードの水平面内に電波反射部材を設けたので、前
方（車体方向）から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
と電波反射部材で反射して到来する電波（反射波）とが
重なり合い、アンテナ付近の電波の強さが増大する。従
って、請求項１の発明によれば、後部窓ガラスの下方の
リアボードの水平面内に電波反射部材を設けたので、前
方（車体方向）から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
【００２８】請求項２の発明によれば、前部窓ガラスの
下方のダッシュボードの水平面内に電波反射部材を設け
たので、後方（車体方向）から到来する電波の強さを増
大させることができる。
下方のダッシュボードの水平面内に電波反射部材を設け
たので、後方（車体方向）から到来する電波の強さを増
大させることができる。
【００２９】請求項３の発明によれば、後部窓ガラスの
下方のリアスポイラの水平面内に電波反射部材を設けた
ので、車体後方から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
下方のリアスポイラの水平面内に電波反射部材を設けた
ので、車体後方から到来する電波の強さを増大させるこ
とができる。
【００３０】即ち、本発明によれば、車体方向から到来
する電波等、比較的弱い電波を良好に受信することがで
きる。
する電波等、比較的弱い電波を良好に受信することがで
きる。
【図１】本発明に係る自動車用窓ガラスアンテナの第１
実施例の模式説明図
実施例の模式説明図
【図２】同第１実施例のアンテナパターン図
【図３】同第１実施例の指向特性図
【図４】同第１実施例の受信周波数対利得特性図
【図５】同第２実施例の模式説明図
【図６】同第２実施例のアンテナパターン図
【図７】同第２実施例の指向特性図
【図８】同第２実施例の受信周波数対利得特性図
【図９】同第３実施例の模式説明図
【図１０】従来の自動車用窓ガラスアンテナと車体との
位置関係を示す模式説明図
位置関係を示す模式説明図
１，１１，２１ 窓ガラスアンテナ ３，１３ 窓ガラス面 ４，１４ アンテナパターン ５ リアボード（電波反射部材） １５ ダッシュボード（電波反射部材） ２２ リアスポイラ ２３ 電波反射部材 Ｓ 水平面内
フロントページの続き (72)発明者 藤本 浩司 広島県安芸郡府中町新地３−１ マツダ株 式会社内 (72)発明者 重田 一生 広島県安芸郡府中町新地３−１ マツダ株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 後部窓ガラス面に配設されたアンテナパ
ターンと、このアンテナパターンより下方のリアボード
の水平面内に配設された電波反射部材とからなることを
特徴とする自動車用窓ガラスアンテナ。 - 【請求項２】 前部窓ガラス面に配設されたアンテナパ
ターンと、このアンテナパターンより下方のダッシュボ
ードの水平面内に配設された電波反射部材とからなるこ
とを特徴とする自動車用窓ガラスアンテナ。 - 【請求項３】 後部にトランクルームが突出していない
自動車において、後部窓ガラス面に配設されたアンテナ
パターンと、このアンテナパターンより下方のリアスポ
イラの水平面内に配設された電波反射部材とからなるこ
とを特徴とする自動車用窓ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6118294A JPH07273526A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6118294A JPH07273526A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07273526A true JPH07273526A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13163774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6118294A Pending JPH07273526A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07273526A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004004069A1 (ja) * | 2002-06-11 | 2004-01-08 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 地上波受信用アンテナ装置およびアンテナ利得の調整方法 |
| JP2008172626A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Mazda Motor Corp | アンテナ |
| JP2010268358A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
| WO2019150686A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ヨコオ | アンテナシステム、車両及びスポイラー |
| WO2021014866A1 (ja) * | 2019-07-22 | 2021-01-28 | マツダ株式会社 | 車両の上部構造 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6118294A patent/JPH07273526A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004004069A1 (ja) * | 2002-06-11 | 2004-01-08 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 地上波受信用アンテナ装置およびアンテナ利得の調整方法 |
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| WO2021014866A1 (ja) * | 2019-07-22 | 2021-01-28 | マツダ株式会社 | 車両の上部構造 |
| JP2021019306A (ja) * | 2019-07-22 | 2021-02-15 | マツダ株式会社 | 車両の上部構造 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030131 |