JPH1188026A - 自動車用tvアンテナ装置 - Google Patents
自動車用tvアンテナ装置Info
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- JPH1188026A JPH1188026A JP9328733A JP32873397A JPH1188026A JP H1188026 A JPH1188026 A JP H1188026A JP 9328733 A JP9328733 A JP 9328733A JP 32873397 A JP32873397 A JP 32873397A JP H1188026 A JPH1188026 A JP H1188026A
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q21/00—Antenna arrays or systems
- H01Q21/28—Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/27—Adaptation for use in or on movable bodies
- H01Q1/32—Adaptation for use in or on road or rail vehicles
- H01Q1/325—Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
- H01Q1/3283—Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle side-mounted antennas, e.g. bumper-mounted, door-mounted
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】非導電部材製バンパーの内面等に外部へ突出せ
ず外部からは見えない状態に取付け可能で、スペース・
ダイバシティ効果が期待できると共にVHF/UHF両
バンドの電波を受信可能な小形軽量な自動車用TVアン
テナ装置を提供。 【解決手段】車体前後の非導電部材製バンパー2.3 の左
右両側部位の内面にシート・アンテナ10A 〜10D を装着
し、各アンテナ10A 〜10D をフィーダ19A 〜19Dを介し
て4チャンネル・ダイバシティ方式のTV受像機等に接
続した。各アンテナ10A 〜10D は一直線X上に沿って給
電部16を中心に両側へ漸次幅広となる如く延長され直角
三角形をなす一対の金属箔からなる主アンテナ素子部
(11.12 )と一方のアンテナ素子12の端部に一端が接
続され他端が前記一直線Xに沿ってUターンする如く折
り曲げられ主アンテナ素子部の斜辺部11c,12c 同士が対
向する領域Eに導かれた金属箔からなる副アンテナ素子
部(13,14,15)とからなる。
ず外部からは見えない状態に取付け可能で、スペース・
ダイバシティ効果が期待できると共にVHF/UHF両
バンドの電波を受信可能な小形軽量な自動車用TVアン
テナ装置を提供。 【解決手段】車体前後の非導電部材製バンパー2.3 の左
右両側部位の内面にシート・アンテナ10A 〜10D を装着
し、各アンテナ10A 〜10D をフィーダ19A 〜19Dを介し
て4チャンネル・ダイバシティ方式のTV受像機等に接
続した。各アンテナ10A 〜10D は一直線X上に沿って給
電部16を中心に両側へ漸次幅広となる如く延長され直角
三角形をなす一対の金属箔からなる主アンテナ素子部
(11.12 )と一方のアンテナ素子12の端部に一端が接
続され他端が前記一直線Xに沿ってUターンする如く折
り曲げられ主アンテナ素子部の斜辺部11c,12c 同士が対
向する領域Eに導かれた金属箔からなる副アンテナ素子
部(13,14,15)とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTV放送波受信用の
シート・アンテナを備え、通称マストレス・アンテナ装
置と呼ばれる「車体外部に突出するマストをもたない」
アンテナ装置として用いられる自動車用TVアンテナ装
置に関する。
シート・アンテナを備え、通称マストレス・アンテナ装
置と呼ばれる「車体外部に突出するマストをもたない」
アンテナ装置として用いられる自動車用TVアンテナ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車用TVアンテナ装置とし
て、通称マストレス・アンテナ装置と呼ばれる「車体外
部に突出するマストをもたない」アンテナ装置の使用が
強く要望されるに至っている。
て、通称マストレス・アンテナ装置と呼ばれる「車体外
部に突出するマストをもたない」アンテナ装置の使用が
強く要望されるに至っている。
【0003】図12はTV放送波受信用として従来から
用いられている広帯域TVアンテナ装置の一例を示す図
である。図12に示す如く、このアンテナ装置20は、
アンテナ素子として直径10mm程度の金属パイプを小
判形のループ状に折り曲げた構造の折り返しアンテナ素
子21を備えている。このアンテナ素子21の中央部位
に設けてある給電部23は、バラン24(平衡線路/不
平衡線路の変換用整合トランス[インピーダンス変成比
1:4]を介して同軸ケーブルからなるフィーダ25に
接続されている。
用いられている広帯域TVアンテナ装置の一例を示す図
である。図12に示す如く、このアンテナ装置20は、
アンテナ素子として直径10mm程度の金属パイプを小
判形のループ状に折り曲げた構造の折り返しアンテナ素
子21を備えている。このアンテナ素子21の中央部位
に設けてある給電部23は、バラン24(平衡線路/不
平衡線路の変換用整合トランス[インピーダンス変成比
1:4]を介して同軸ケーブルからなるフィーダ25に
接続されている。
【0004】上記折り返しアンテナ素子21はいわゆる
剛体であり、そのサイズは、VHF(日本では90〜2
22MHz )バンド用の場合、横幅(長さ)が概ね13
00mm程度、縦幅(高さ)が50mm程度である。こ
のような構造のアンテナ素子21を自動車の樹脂パネル
等に一体的に取付けて、マストレス・アンテナ装置とし
て使用することは、アンテナ素子21のサイズが大きす
ぎること、剛体であるために取付け箇所の形状によって
は、うまく適合しない場合があること、等の理由から適
用困難である。
剛体であり、そのサイズは、VHF(日本では90〜2
22MHz )バンド用の場合、横幅(長さ)が概ね13
00mm程度、縦幅(高さ)が50mm程度である。こ
のような構造のアンテナ素子21を自動車の樹脂パネル
等に一体的に取付けて、マストレス・アンテナ装置とし
て使用することは、アンテナ素子21のサイズが大きす
ぎること、剛体であるために取付け箇所の形状によって
は、うまく適合しない場合があること、等の理由から適
用困難である。
【0005】なお図12の如く構成されたVHFバンド
用のアンテナ素子21では、UHFバンドの電波を効率
よく受信することはできない。そこでUHFバンドの電
波をも良好に受信可能とするためには、図12に示すア
ンテナ素子21とは別に、そのサイズが上記アンテナ素
子21の1/5程度の小型なアンテナ素子が更に必要と
なる。しかもその場合、VHFバンド用のアンテナ素子
21とUHFバンド用アンテナ素子とを、相互に干渉し
ないように接続するために、両波を分波するための分波
器がさらに必要になる。
用のアンテナ素子21では、UHFバンドの電波を効率
よく受信することはできない。そこでUHFバンドの電
波をも良好に受信可能とするためには、図12に示すア
ンテナ素子21とは別に、そのサイズが上記アンテナ素
子21の1/5程度の小型なアンテナ素子が更に必要と
なる。しかもその場合、VHFバンド用のアンテナ素子
21とUHFバンド用アンテナ素子とを、相互に干渉し
ないように接続するために、両波を分波するための分波
器がさらに必要になる。
【0006】一方、マストレス・アンテナ装置の一例と
して、いわゆる自動車用窓ガラス・アンテナ装置があ
る。この自動車用窓ガラス・アンテナ装置は、自動車の
例えばリア・ウインドウのガラス上に薄く且つ幅の狭い
ストリップ状導体片を配設し、これをアンテナ素子とし
て用いるようにしたものである。
して、いわゆる自動車用窓ガラス・アンテナ装置があ
る。この自動車用窓ガラス・アンテナ装置は、自動車の
例えばリア・ウインドウのガラス上に薄く且つ幅の狭い
ストリップ状導体片を配設し、これをアンテナ素子とし
て用いるようにしたものである。
【0007】上記自動車用窓ガラス・アンテナ装置にお
いては、車体外部に大きく突出する部分がないので、マ
ストレス・アンテナ装置として好適である。しかしなが
ら上記アンテナ装置においては、例えば4チャンネル・
スペース・ダイバシティ受信方式を採用しようとして
も、良好なスペース・ダイバシティ効果を得ることがで
きない。すなわち良好なスペース・ダイバシティ効果を
得るには、各アンテナ素子をλ/4(λ:波長)程度離
して配設することが必要である。受信波の周波数fが、
f=100MHzであると仮定すると、λ/4=75cmと
なる。従って、例えば自動車(特に乗用車)のリア・ウ
インドウのガラス上に、各アンテナ素子を形成する場合
を考えると、上下左右に75cmの間隔をとって各アンテ
ナ素子を配設することは、物理的に困難である。
いては、車体外部に大きく突出する部分がないので、マ
ストレス・アンテナ装置として好適である。しかしなが
ら上記アンテナ装置においては、例えば4チャンネル・
スペース・ダイバシティ受信方式を採用しようとして
も、良好なスペース・ダイバシティ効果を得ることがで
きない。すなわち良好なスペース・ダイバシティ効果を
得るには、各アンテナ素子をλ/4(λ:波長)程度離
して配設することが必要である。受信波の周波数fが、
f=100MHzであると仮定すると、λ/4=75cmと
なる。従って、例えば自動車(特に乗用車)のリア・ウ
インドウのガラス上に、各アンテナ素子を形成する場合
を考えると、上下左右に75cmの間隔をとって各アンテ
ナ素子を配設することは、物理的に困難である。
【0008】なお自動車用窓ガラス・アンテナ装置は、
アンテナ素子を自動車のリア・ウインドウのガラス上に
形成した場合、受信電波が自動車の動きに応じて、時々
刻々異なる方向から到来することになる。この場合、ガ
ラス面に対して直角な方向から到来する電波の受信は良
好に行なえるが、車体の側方あるいは自動車の反対方向
(前方)から到来する電波は、車体に邪魔されるため良
好な受信を行なえないという問題を有している。
アンテナ素子を自動車のリア・ウインドウのガラス上に
形成した場合、受信電波が自動車の動きに応じて、時々
刻々異なる方向から到来することになる。この場合、ガ
ラス面に対して直角な方向から到来する電波の受信は良
好に行なえるが、車体の側方あるいは自動車の反対方向
(前方)から到来する電波は、車体に邪魔されるため良
好な受信を行なえないという問題を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図1
2に示したような折り返しアンテナ素子21を備えたT
Vアンテナ装置20を、自動車の樹脂パネル等に一体的
に取付けてマストレス・アンテナ装置として使用するこ
とは、アンテナ素子21のサイズ上の問題、アンテナ素
子21のフレキシビリティの問題、等がネックとなって
実現困難である。またVHF/UHF両バンドの電波を
良好に受信可能とするためには分波器が必要であるた
め、その分だけ構成が複雑になる等の欠点もある。
2に示したような折り返しアンテナ素子21を備えたT
Vアンテナ装置20を、自動車の樹脂パネル等に一体的
に取付けてマストレス・アンテナ装置として使用するこ
とは、アンテナ素子21のサイズ上の問題、アンテナ素
子21のフレキシビリティの問題、等がネックとなって
実現困難である。またVHF/UHF両バンドの電波を
良好に受信可能とするためには分波器が必要であるた
め、その分だけ構成が複雑になる等の欠点もある。
【0010】また、自動車用窓ガラス・アンテナ装置の
場合は、4チャンネル・スペース・ダイバシティ受信方
式を採用しようとしても、各アンテナ素子を十分な距離
を隔てて配設することが困難であるため、良好なスペー
ス・ダイバシティ効果を得ることができない。
場合は、4チャンネル・スペース・ダイバシティ受信方
式を採用しようとしても、各アンテナ素子を十分な距離
を隔てて配設することが困難であるため、良好なスペー
ス・ダイバシティ効果を得ることができない。
【0011】本発明の第1の目的は、通称マストレス・
アンテナ装置と呼ばれる「車体外部に突出するマストを
もたない」アンテナ装置であって、しかも良好なスペー
ス・ダイバシティ効果を得ることのできる自動車用TV
アンテナ装置を提供することにある。
アンテナ装置と呼ばれる「車体外部に突出するマストを
もたない」アンテナ装置であって、しかも良好なスペー
ス・ダイバシティ効果を得ることのできる自動車用TV
アンテナ装置を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、アンテナ取付け箇
所の形状に適合した態様で、任意な箇所へ安定確実に取
付け可能であり、外部からはアンテナ装置の存在が不明
なマストレス・アンテナ装置を容易に実現することがで
き、VHF/UHF両バンドの電波を良好に受信可能で
ある上、取付占有面積が著しく小さくて済む、TV放送
波受信用のシート・アンテナを備えた自動車用TVアン
テナ装置を提供することにある。
所の形状に適合した態様で、任意な箇所へ安定確実に取
付け可能であり、外部からはアンテナ装置の存在が不明
なマストレス・アンテナ装置を容易に実現することがで
き、VHF/UHF両バンドの電波を良好に受信可能で
ある上、取付占有面積が著しく小さくて済む、TV放送
波受信用のシート・アンテナを備えた自動車用TVアン
テナ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の自動車用TVアンテナ装置は
以下に示す如く構成されている。 (1)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、車体の前
後に設けてある非導電部材製のバンパーの左右両側部位
の内面にそれぞれシート・アンテナを装着し、これら各
シート・アンテナをフィーダを介してTV受像機に接続
したことを特徴としている。 (2)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)に
記載の装置であって、シート・アンテナは、可撓性絶縁
フィルムからなるシートに、金属箔を特定パターンに形
成してアンテナ素子としたものであることを特徴として
いる。 (3)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)に
記載の装置であって、各シート・アンテナを、4チャン
ネル・ダイバシティ方式のTV受像機に接続し、ダイバ
シティ方式の受信を行なうようにしたことを特徴として
いる。 (4)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)又
は(3)に記載の装置であって、各シート・アンテナ
は、それぞれ、一直線上に沿って給電部となる一点を中
心として両側に延びる如く形成され、延びるに従ってそ
れぞれ漸次幅広となり、各々前記一直線を長辺部とする
直角三角形をなす如く形成された一対の金属箔パターン
からなるアンテナ素子を備えた主アンテナ素子部と、上
記主アンテナ素子部における一方のアンテナ素子の先端
部に対して一端が接続され、他端が前記一直線に沿って
Uターンする如く折り曲げられ、且つ前記一対の金属箔
パターンからなるアンテナ素子の斜辺部どうしが対向す
る領域内に導かれた金属箔パターンからなる副アンテナ
素子部と、を備えてなることを特徴としている。 (5)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(4)に
記載の装置であって、主アンテナ素子部は、一直線上に
沿って給電部となる一点から一方へ延長形成され、延長
するに従って漸次幅広となり、全体として前記一直線を
長辺部とする直角三角形をなす如く形成された第1のア
ンテナ素子と、前記一直線上に沿って前記一点から前記
第1のアンテナ素子とは反対方向である他方へ延長形成
され、延長するに従って漸次幅広となり、全体として前
記一直線を一辺とする直角三角形をなすように形成され
た第2のアンテナ素子とからなり、副アンテナ素子部
は、前記第2のアンテナ素子の先端部に対して一端が接
続され、他端が前記一直線に沿ってジグザグ状に延長形
成された第3のアンテナ素子と、この第3のアンテナ素
子の他端に隣接して配置され、上記第3のアンテナ素子
の他端に対して一端が接続された短冊形をなす第4のア
ンテナ素子と、この第4のアンテナ素子の他端に対して
一端が接続され、他端が前記第1,第2のアンテナ素子
の斜辺部どうしが対向する領域内に導かれ、当該領域内
を蛇行する如く延長形成された第5のアンテナ素子とか
らなる、ことを特徴としている。 (6)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(5)に
記載の装置であって、第2のアンテナ素子は、一直線上
に沿って、第1のアンテナ素子よりも小さい変化率で漸
次幅広となる如く形成されていることを特徴としてい
る。
達成するために、本発明の自動車用TVアンテナ装置は
以下に示す如く構成されている。 (1)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、車体の前
後に設けてある非導電部材製のバンパーの左右両側部位
の内面にそれぞれシート・アンテナを装着し、これら各
シート・アンテナをフィーダを介してTV受像機に接続
したことを特徴としている。 (2)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)に
記載の装置であって、シート・アンテナは、可撓性絶縁
フィルムからなるシートに、金属箔を特定パターンに形
成してアンテナ素子としたものであることを特徴として
いる。 (3)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)に
記載の装置であって、各シート・アンテナを、4チャン
ネル・ダイバシティ方式のTV受像機に接続し、ダイバ
シティ方式の受信を行なうようにしたことを特徴として
いる。 (4)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(1)又
は(3)に記載の装置であって、各シート・アンテナ
は、それぞれ、一直線上に沿って給電部となる一点を中
心として両側に延びる如く形成され、延びるに従ってそ
れぞれ漸次幅広となり、各々前記一直線を長辺部とする
直角三角形をなす如く形成された一対の金属箔パターン
からなるアンテナ素子を備えた主アンテナ素子部と、上
記主アンテナ素子部における一方のアンテナ素子の先端
部に対して一端が接続され、他端が前記一直線に沿って
Uターンする如く折り曲げられ、且つ前記一対の金属箔
パターンからなるアンテナ素子の斜辺部どうしが対向す
る領域内に導かれた金属箔パターンからなる副アンテナ
素子部と、を備えてなることを特徴としている。 (5)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(4)に
記載の装置であって、主アンテナ素子部は、一直線上に
沿って給電部となる一点から一方へ延長形成され、延長
するに従って漸次幅広となり、全体として前記一直線を
長辺部とする直角三角形をなす如く形成された第1のア
ンテナ素子と、前記一直線上に沿って前記一点から前記
第1のアンテナ素子とは反対方向である他方へ延長形成
され、延長するに従って漸次幅広となり、全体として前
記一直線を一辺とする直角三角形をなすように形成され
た第2のアンテナ素子とからなり、副アンテナ素子部
は、前記第2のアンテナ素子の先端部に対して一端が接
続され、他端が前記一直線に沿ってジグザグ状に延長形
成された第3のアンテナ素子と、この第3のアンテナ素
子の他端に隣接して配置され、上記第3のアンテナ素子
の他端に対して一端が接続された短冊形をなす第4のア
ンテナ素子と、この第4のアンテナ素子の他端に対して
一端が接続され、他端が前記第1,第2のアンテナ素子
の斜辺部どうしが対向する領域内に導かれ、当該領域内
を蛇行する如く延長形成された第5のアンテナ素子とか
らなる、ことを特徴としている。 (6)本発明の自動車用TVアンテナ装置は、(5)に
記載の装置であって、第2のアンテナ素子は、一直線上
に沿って、第1のアンテナ素子よりも小さい変化率で漸
次幅広となる如く形成されていることを特徴としてい
る。
【0014】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る自
動車用TVアンテナ装置10の構成を示す図で、アンテ
ナを自動車の非導電部材製バンパーへ取り付けた状態を
示す概略的平面図である。図1において、1は車体、2
は前部バンパー、3は後部バンパーである。上記前部バ
ンパー2および後部バンパー3は、いずれも非導電部材
たとえば樹脂等にて形成されている。前部バンパー2の
左右両側部位には本アンテナ装置10の第1,第2のシ
ート・アンテナ10A,10Bが装着されている。後部
バンパー3の左右両側部位には本TVアンテナ装置の第
3,第4のシート・アンテナ10C,10Dが装着され
ている。上記第1〜第4のシート・アンテナ10A〜1
0Dは、それぞれ同軸ケーブルからなるフィーダ19A
〜19Dを介して4チャンネル・ダイバシティTV受像
機4へ接続されている。
動車用TVアンテナ装置10の構成を示す図で、アンテ
ナを自動車の非導電部材製バンパーへ取り付けた状態を
示す概略的平面図である。図1において、1は車体、2
は前部バンパー、3は後部バンパーである。上記前部バ
ンパー2および後部バンパー3は、いずれも非導電部材
たとえば樹脂等にて形成されている。前部バンパー2の
左右両側部位には本アンテナ装置10の第1,第2のシ
ート・アンテナ10A,10Bが装着されている。後部
バンパー3の左右両側部位には本TVアンテナ装置の第
3,第4のシート・アンテナ10C,10Dが装着され
ている。上記第1〜第4のシート・アンテナ10A〜1
0Dは、それぞれ同軸ケーブルからなるフィーダ19A
〜19Dを介して4チャンネル・ダイバシティTV受像
機4へ接続されている。
【0015】図2の(a)は第3,第4のシート・アン
テナ10C,10Dが車体1の後部バンパー3の左右両
側部位に装着されている状態を示す概略的斜視図であ
り、図2の(b)は図2の(a)のYーY線矢視断面図
である。図2の(a)(b)に示す如く、第3,第4の
シート・アンテナ10C,10Dは、後部バンパー3の
左右両側部位におけるコーナ部の内面に、例えば両面接
着テープ等の接着手段により接着されている。そして第
3のシート・アンテナ10Cと第4のシート・アンテナ
10Dとは、図2の(a)に示すように、受信する電波
の波長をλとした時、給電部相互間がλ/4程度離れた
位置となるように装着されている。
テナ10C,10Dが車体1の後部バンパー3の左右両
側部位に装着されている状態を示す概略的斜視図であ
り、図2の(b)は図2の(a)のYーY線矢視断面図
である。図2の(a)(b)に示す如く、第3,第4の
シート・アンテナ10C,10Dは、後部バンパー3の
左右両側部位におけるコーナ部の内面に、例えば両面接
着テープ等の接着手段により接着されている。そして第
3のシート・アンテナ10Cと第4のシート・アンテナ
10Dとは、図2の(a)に示すように、受信する電波
の波長をλとした時、給電部相互間がλ/4程度離れた
位置となるように装着されている。
【0016】また図2の(b)に示す如く、各シート・
アンテナ10は、柔軟性を有する樹脂等からなるベース
シート10ー1の上に金属箔を特定パターンに形成して
アンテナ素子10ー2としており、その外側を保護シー
ト10ー3により覆ったものとなっている。
アンテナ10は、柔軟性を有する樹脂等からなるベース
シート10ー1の上に金属箔を特定パターンに形成して
アンテナ素子10ー2としており、その外側を保護シー
ト10ー3により覆ったものとなっている。
【0017】図3は各シート・アンテナの構成を10A
を例にとって示した概略図である。図3に示す如く、シ
ート・アンテナ10Aは、給電部16の近傍に、後述す
るバラン17および低雑音増幅器(LNA)18を備え
ており、増幅した受信信号をフィーダ19を介して4チ
ャンネル・ダイバシティTV受像機4へ送るものとなっ
ている。他のシート・アンテナ10B〜10Dも同様に
構成されており、いずれも上記TV受像機4に接続され
る。
を例にとって示した概略図である。図3に示す如く、シ
ート・アンテナ10Aは、給電部16の近傍に、後述す
るバラン17および低雑音増幅器(LNA)18を備え
ており、増幅した受信信号をフィーダ19を介して4チ
ャンネル・ダイバシティTV受像機4へ送るものとなっ
ている。他のシート・アンテナ10B〜10Dも同様に
構成されており、いずれも上記TV受像機4に接続され
る。
【0018】図4は図3に示したシート・アンテナ10
Aの構成を詳細に示した図である。なおこの図4にはベ
ースシート10ー1および保護シート10ー3が省略さ
れている。図4において、11は第1のアンテナ素子、
12は第2のアンテナ素子、13は第3のアンテナ素
子、14は第4のアンテナ素子、15は第5のアンテナ
素子である。これらの各アンテナ素子は厚み寸法が10
0μm程度の金属箔(例えば銅箔)にて形成されてい
る。第1のアンテナ素子11および第2のアンテナ素子
12は,主アンテナ素子部を構成しており、第3のアン
テナ素子13〜第5のアンテナ素子15は副アンテナ素
子部を構成している。
Aの構成を詳細に示した図である。なおこの図4にはベ
ースシート10ー1および保護シート10ー3が省略さ
れている。図4において、11は第1のアンテナ素子、
12は第2のアンテナ素子、13は第3のアンテナ素
子、14は第4のアンテナ素子、15は第5のアンテナ
素子である。これらの各アンテナ素子は厚み寸法が10
0μm程度の金属箔(例えば銅箔)にて形成されてい
る。第1のアンテナ素子11および第2のアンテナ素子
12は,主アンテナ素子部を構成しており、第3のアン
テナ素子13〜第5のアンテナ素子15は副アンテナ素
子部を構成している。
【0019】すなわち第1のアンテナ素子11および第
2のアンテナ素子12は、一直線X上に沿って給電部1
6となる一点を中心として両側に延びる如く形成され、
延びるにしたがってそれぞれ漸次幅広となり、各々前記
一直線Xを長辺部11a,12aとする直角三角形をな
す如く形成されており、主アンテナ素子部を構成してい
る。
2のアンテナ素子12は、一直線X上に沿って給電部1
6となる一点を中心として両側に延びる如く形成され、
延びるにしたがってそれぞれ漸次幅広となり、各々前記
一直線Xを長辺部11a,12aとする直角三角形をな
す如く形成されており、主アンテナ素子部を構成してい
る。
【0020】また第3のアンテナ素子13〜第5のアン
テナ素子15は、上記主アンテナ素子部における一方の
アンテナ素子12の先端部に対して一端が接続され、他
端が前記一直線Xに沿ってUターンする如く折り曲げら
れて前記第1,第2のアンテナ素子11,12の各斜辺
部11c,12cどうしが対向する領域E内に導かれて
おり、副アンテナ素子部を構成している。以下,第1の
アンテナ素子11〜第5のアンテナ素子15について,
それぞれ更に詳細に説明する。
テナ素子15は、上記主アンテナ素子部における一方の
アンテナ素子12の先端部に対して一端が接続され、他
端が前記一直線Xに沿ってUターンする如く折り曲げら
れて前記第1,第2のアンテナ素子11,12の各斜辺
部11c,12cどうしが対向する領域E内に導かれて
おり、副アンテナ素子部を構成している。以下,第1の
アンテナ素子11〜第5のアンテナ素子15について,
それぞれ更に詳細に説明する。
【0021】第1のアンテナ素子11は、給電部16と
なる一点から一方(図中左方)へいくに従って漸次幅広
となっており、全体として一直線Xを長辺部11aとす
る直角三角形をなす如く形成されている。すなわち上記
第1のアンテナ素子11は、所定長(L1 =190mm程
度)の長辺部11aと、この長辺部11aに垂直な所定
長(L3 =95mm程度)の短辺部11bと、上記長短両
辺部の端部どうしを結ぶ斜辺部11cとを有している。
なる一点から一方(図中左方)へいくに従って漸次幅広
となっており、全体として一直線Xを長辺部11aとす
る直角三角形をなす如く形成されている。すなわち上記
第1のアンテナ素子11は、所定長(L1 =190mm程
度)の長辺部11aと、この長辺部11aに垂直な所定
長(L3 =95mm程度)の短辺部11bと、上記長短両
辺部の端部どうしを結ぶ斜辺部11cとを有している。
【0022】第2のアンテナ素子12は、給電部となる
一点から他方すなわち第1のアンテナ素子11とは反対
方向(図中左方)へいくに従って、前記第1のアンテナ
素子11よりも小さい変化率で漸次幅広となっており、
全体として一直線Xを長辺部12aとする直角三角形を
なす如く形成されている。すなわち上記第2のアンテナ
素子12は、所定長(L2 =190mm程度)の長辺部1
2aと、この長辺部12aに垂直な所定長(L4 =48
mm程度)の短辺部12bと、上記長短両辺部の端部どう
しを結ぶ斜辺部12cとを有している。
一点から他方すなわち第1のアンテナ素子11とは反対
方向(図中左方)へいくに従って、前記第1のアンテナ
素子11よりも小さい変化率で漸次幅広となっており、
全体として一直線Xを長辺部12aとする直角三角形を
なす如く形成されている。すなわち上記第2のアンテナ
素子12は、所定長(L2 =190mm程度)の長辺部1
2aと、この長辺部12aに垂直な所定長(L4 =48
mm程度)の短辺部12bと、上記長短両辺部の端部どう
しを結ぶ斜辺部12cとを有している。
【0023】なお第1,第2のアンテナ素子11,12
の相互間には、5mm程度のギヤップGが設けてある。第
3のアンテナ素子13は、幅10mm程度のストリップ導
線からなり、一端が前記第2のアンテナ素子12の先端
部に接続され、他端が前記直線Xに沿ってジグザグ状に
所定のサイズに延長形成されたものとなっている。
の相互間には、5mm程度のギヤップGが設けてある。第
3のアンテナ素子13は、幅10mm程度のストリップ導
線からなり、一端が前記第2のアンテナ素子12の先端
部に接続され、他端が前記直線Xに沿ってジグザグ状に
所定のサイズに延長形成されたものとなっている。
【0024】第4のアンテナ素子14は、短冊形をな
し、第3のアンテナ素子13に隣接して配置されてい
る。第4のアンテナ素子14の一端(一つの角部)14
aは上記第3のアンテナ素子13の他端に対して接続さ
れ、同第4のアンテナ素子14の他端(対角位置に存在
する他の角部)14bは次の第5のアンテナ素子15と
の接続点となっている。
し、第3のアンテナ素子13に隣接して配置されてい
る。第4のアンテナ素子14の一端(一つの角部)14
aは上記第3のアンテナ素子13の他端に対して接続さ
れ、同第4のアンテナ素子14の他端(対角位置に存在
する他の角部)14bは次の第5のアンテナ素子15と
の接続点となっている。
【0025】なお、短冊形をなす第4のアンテナ素子1
4は、外側縁部(図中右側の縁部)が第1のアンテナ素
子11の先端から所定距離(L5 =84mm程度)だけ離
れた位置となるように配置されており、かつ底辺からの
高さが所定長(L6 =100mm程度)となるように設定
されている。
4は、外側縁部(図中右側の縁部)が第1のアンテナ素
子11の先端から所定距離(L5 =84mm程度)だけ離
れた位置となるように配置されており、かつ底辺からの
高さが所定長(L6 =100mm程度)となるように設定
されている。
【0026】第5のアンテナ素子15は、第4のアンテ
ナ素子14の前記他端部14bに対して一端が接続さ
れ、他端が前記第1,第2のアンテナ素子11,12の
斜辺部11c,12cどうしが対向する領域E内に導か
れ、当該領域内で蛇行する如く延長して形成されてい
る。この延長された蛇行部は、所定長(L7 =410mm
程度)の基端部位15aと、中間部位15bと、先端部
位15cとの三部分からなっている。
ナ素子14の前記他端部14bに対して一端が接続さ
れ、他端が前記第1,第2のアンテナ素子11,12の
斜辺部11c,12cどうしが対向する領域E内に導か
れ、当該領域内で蛇行する如く延長して形成されてい
る。この延長された蛇行部は、所定長(L7 =410mm
程度)の基端部位15aと、中間部位15bと、先端部
位15cとの三部分からなっている。
【0027】前述した第1,第2のアンテナ素子11,
12の一端どうしは互いに結合されており、その結合部
位は給電部16(入力インピーダンスZa =300Ω程
度)となっている。この給電部16は、バラン17(平
衡線路/不平衡線路の変換用整合トランス[インピーダ
ンス変成比1:4]を介し、さらに低雑音増幅器(LN
A)にて増幅されたのち、同軸ケーブルからなるフィー
ダ19(特性インピーダンスZo =75Ω)を介して前
記TV受像機4(図4には不図示)に接続されている。
12の一端どうしは互いに結合されており、その結合部
位は給電部16(入力インピーダンスZa =300Ω程
度)となっている。この給電部16は、バラン17(平
衡線路/不平衡線路の変換用整合トランス[インピーダ
ンス変成比1:4]を介し、さらに低雑音増幅器(LN
A)にて増幅されたのち、同軸ケーブルからなるフィー
ダ19(特性インピーダンスZo =75Ω)を介して前
記TV受像機4(図4には不図示)に接続されている。
【0028】このように構成された第1実施形態の自動
車用TVアンテナ装置10は、次のような利点を有す
る。第1〜第5のアンテナ素子11〜15は、すべて厚
み寸法が100μm程度の金属箔(銅箔)からなり、柔
軟性を有するベースシート10ー1上に形成されている
ため、シート・アンテナ10A〜10Dは極めて柔軟性
に富んでいる。従って、これらのシート・アンテナ10
A〜10Dを、樹脂製のバンパー2,3に設ける場合、
各シート・アンテナ10A〜10Dは当該バンパーの内
面形状(湾曲面等を含む)に非常によく適合(フィッ
ト)した態様で貼付装着され得る。つまり取付け対象で
あるバンパー2,3に対して各シート・アンテナ10A
〜10Dを略完全に一体化した状態に設けることができ
る。
車用TVアンテナ装置10は、次のような利点を有す
る。第1〜第5のアンテナ素子11〜15は、すべて厚
み寸法が100μm程度の金属箔(銅箔)からなり、柔
軟性を有するベースシート10ー1上に形成されている
ため、シート・アンテナ10A〜10Dは極めて柔軟性
に富んでいる。従って、これらのシート・アンテナ10
A〜10Dを、樹脂製のバンパー2,3に設ける場合、
各シート・アンテナ10A〜10Dは当該バンパーの内
面形状(湾曲面等を含む)に非常によく適合(フィッ
ト)した態様で貼付装着され得る。つまり取付け対象で
あるバンパー2,3に対して各シート・アンテナ10A
〜10Dを略完全に一体化した状態に設けることができ
る。
【0029】また、アンテナ素子全長(L1 +L2 +L
5 +G)は僅か470mm程度以下のものとなる。これ
を図12に示した全長1300mm程度の従来のアンテ
ナ素子21と比べると、830mm程度も短縮されたこ
とが分かる。しかも、このような小形なアンテナ素子で
ありながら、VHFバンド(日本では90〜222MH
z )のみならず、UHFバンド(日本では470〜77
0MMHz )のTV放送波の受信も可能であり、小形で
超広帯域なTVアンテナ装置を実現できる。
5 +G)は僅か470mm程度以下のものとなる。これ
を図12に示した全長1300mm程度の従来のアンテ
ナ素子21と比べると、830mm程度も短縮されたこ
とが分かる。しかも、このような小形なアンテナ素子で
ありながら、VHFバンド(日本では90〜222MH
z )のみならず、UHFバンド(日本では470〜77
0MMHz )のTV放送波の受信も可能であり、小形で
超広帯域なTVアンテナ装置を実現できる。
【0030】かくして樹脂製のバンパー2,3のほか、
自動車の車体1の一部に形成されている樹脂部材(最近
では自動車の車体軽量化等のために、樹脂パネルが多用
される傾向にある)、たとえば、樹脂エンジンフード,
樹脂トランクリッド,樹脂パンプ,樹脂リア・スポイラ
等の各部品のインサイドに貼付して組み込んだり、それ
らの樹脂部材と一体成形したりしてアンテナ素子を取り
付けることが可能となる。この結果、外部からはアンテ
ナ装置10の存在自体が分からない状態に内蔵して取付
けることができる。従ってアンテナ装置10と車体1と
のデザイン上の整合,調和について格別な配慮をしなく
て済む上、盗難やいたずらの被害が少なくて済む。
自動車の車体1の一部に形成されている樹脂部材(最近
では自動車の車体軽量化等のために、樹脂パネルが多用
される傾向にある)、たとえば、樹脂エンジンフード,
樹脂トランクリッド,樹脂パンプ,樹脂リア・スポイラ
等の各部品のインサイドに貼付して組み込んだり、それ
らの樹脂部材と一体成形したりしてアンテナ素子を取り
付けることが可能となる。この結果、外部からはアンテ
ナ装置10の存在自体が分からない状態に内蔵して取付
けることができる。従ってアンテナ装置10と車体1と
のデザイン上の整合,調和について格別な配慮をしなく
て済む上、盗難やいたずらの被害が少なくて済む。
【0031】特に本アンテナ装置10の場合、アンテナ
素子全長が僅か470mm程度であり、従来のものに比
べると著しく短いので、例えば小型車や軽自動車等にも
容易に取付けることができる。そして各シート・アンテ
ナ10A〜10Dを、車体1の前後に存在する樹脂製バ
ンパー2,3の左右両側に2個づつ合計4個装着するこ
とにより、TV放送波受信用の4チャンネルのスペース
・ダイバシティ受信システムを容易に実現することがで
きる。このため、自動車におけるTV放送波の受信性能
を飛躍的に向上できる。
素子全長が僅か470mm程度であり、従来のものに比
べると著しく短いので、例えば小型車や軽自動車等にも
容易に取付けることができる。そして各シート・アンテ
ナ10A〜10Dを、車体1の前後に存在する樹脂製バ
ンパー2,3の左右両側に2個づつ合計4個装着するこ
とにより、TV放送波受信用の4チャンネルのスペース
・ダイバシティ受信システムを容易に実現することがで
きる。このため、自動車におけるTV放送波の受信性能
を飛躍的に向上できる。
【0032】(実験例)図5〜図8は前述した第1実施
形態に示された本発明の自動車用TVアンテナ装置10
における各シート・アンテナと同様に構成されたアンテ
ナ試作品について、そのアンテナ特性を実測した結果を
示す図である。
形態に示された本発明の自動車用TVアンテナ装置10
における各シート・アンテナと同様に構成されたアンテ
ナ試作品について、そのアンテナ特性を実測した結果を
示す図である。
【0033】図5はVHF帯のスミスチャートおよびV
SWR特性曲線図、図6はUHF帯のスミスチャートお
よびVSWR特性曲線図、図7はVHF帯〜UHF帯の
スミスチャートおよびVSWR特性曲線図、図8はアン
テナ単体(増幅器なし)での利得を、標準ダイポールの
利得「0」dBdと対比したダイポール比を示す図であ
る。
SWR特性曲線図、図6はUHF帯のスミスチャートお
よびVSWR特性曲線図、図7はVHF帯〜UHF帯の
スミスチャートおよびVSWR特性曲線図、図8はアン
テナ単体(増幅器なし)での利得を、標準ダイポールの
利得「0」dBdと対比したダイポール比を示す図であ
る。
【0034】図5〜図7から分かるようにVHFーLバ
ンド(日本では90〜108MHz)では、VSWRが4
以下を示しており、VHFーHバンド(日本では170
〜222MHz)では、VSWRが7以下を示しており、
実用上は十分使用可能であることを示している。またU
HFバンド(日本では470〜770MHz)では、全帯
域に亙ってVSWRが4以下を示している。かくしてV
HF/UHF両バンドの電波を良好に受信可能な自動車
用TVアンテナ装置10が得られることが確認された。
ンド(日本では90〜108MHz)では、VSWRが4
以下を示しており、VHFーHバンド(日本では170
〜222MHz)では、VSWRが7以下を示しており、
実用上は十分使用可能であることを示している。またU
HFバンド(日本では470〜770MHz)では、全帯
域に亙ってVSWRが4以下を示している。かくしてV
HF/UHF両バンドの電波を良好に受信可能な自動車
用TVアンテナ装置10が得られることが確認された。
【0035】図8の(a)に示す如く、水平偏波に対す
るダイポール比は、VHFーLバンド(90〜108M
Hz)では−26dBd程度で若干悪いが、VHFーHバ
ンド(170〜222MHz)、及びUHFバンド(47
0〜770MHz)では−15dBd以内であり、許容し
得る範囲の利得差であるといえる。図8の(b)に示す
如く、垂直偏波に対するUHFバンド(470〜770
MHz)でのダイポール比は−22dBd以下である。
るダイポール比は、VHFーLバンド(90〜108M
Hz)では−26dBd程度で若干悪いが、VHFーHバ
ンド(170〜222MHz)、及びUHFバンド(47
0〜770MHz)では−15dBd以内であり、許容し
得る範囲の利得差であるといえる。図8の(b)に示す
如く、垂直偏波に対するUHFバンド(470〜770
MHz)でのダイポール比は−22dBd以下である。
【0036】なお図8はアンテナ単体(増幅器なし)の
場合の特性であるので、実際に使用する場合のように増
幅器18を用いれば、利得は実用上支障のないレベルま
で改善できることが確認された。
場合の特性であるので、実際に使用する場合のように増
幅器18を用いれば、利得は実用上支障のないレベルま
で改善できることが確認された。
【0037】図9〜図11は前記4個のアンテナ試作品
を車体1の前後のバンパー2,3の左右両側にそれぞれ
実装した状態とし、その状態においてアンテナ特性(水
平偏波についての指向性)を実測した結果を示す図であ
る。
を車体1の前後のバンパー2,3の左右両側にそれぞれ
実装した状態とし、その状態においてアンテナ特性(水
平偏波についての指向性)を実測した結果を示す図であ
る。
【0038】図9の(a)に示す如く、車体1の左前方
に装着したシート・アンテナ10Aは、アンテナの姿勢
(左右の向き等)の如何に拘らず、矢印で示す如く車体
1の左前方に指向性がある。同様に、図9の(b)〜
(d)に示す如く、車体1の右前方に装着したシート・
アンテナ10Bは矢印で示す如く車体1の右前方に指向
性があり、車体1の左後方に装着したシート・アンテナ
10Cは矢印で示す如く車体1の左後方に指向性があ
り、車体1の右後方に装着したシート・アンテナ10D
は矢印で示す如く車体1の右後方に指向性がある。
に装着したシート・アンテナ10Aは、アンテナの姿勢
(左右の向き等)の如何に拘らず、矢印で示す如く車体
1の左前方に指向性がある。同様に、図9の(b)〜
(d)に示す如く、車体1の右前方に装着したシート・
アンテナ10Bは矢印で示す如く車体1の右前方に指向
性があり、車体1の左後方に装着したシート・アンテナ
10Cは矢印で示す如く車体1の左後方に指向性があ
り、車体1の右後方に装着したシート・アンテナ10D
は矢印で示す如く車体1の右後方に指向性がある。
【0039】図10は図9に示した各シート・アンテナ
10A〜10Dの指向性に関するデータを重ね合わせて
示した図である。この図10において、MAX値として
太線で示す最外側曲線は、図9に示したような指向性を
それぞれ有する各シート・アンテナ10A〜10Dの各
角度毎の受信レベルの最大値をピックアップしたもので
ある。かくして、本実施形態のアンテナ装置10を用い
て4チャンネル・ダイバシティ受信を行なえば、上記M
AX値として示された受信レベルにて受信を行なうこと
が可能となる。したがって総合された指向性は360°
の全方位に亙りほぼ均一(無指向性)で、しかも受信レ
ベルの非常に大きな高感度特性を有するアンテナ装置1
0が得られる。
10A〜10Dの指向性に関するデータを重ね合わせて
示した図である。この図10において、MAX値として
太線で示す最外側曲線は、図9に示したような指向性を
それぞれ有する各シート・アンテナ10A〜10Dの各
角度毎の受信レベルの最大値をピックアップしたもので
ある。かくして、本実施形態のアンテナ装置10を用い
て4チャンネル・ダイバシティ受信を行なえば、上記M
AX値として示された受信レベルにて受信を行なうこと
が可能となる。したがって総合された指向性は360°
の全方位に亙りほぼ均一(無指向性)で、しかも受信レ
ベルの非常に大きな高感度特性を有するアンテナ装置1
0が得られる。
【0040】図11は前記4個のアンテナ試作品につい
て、総合指向特性を直接的に測定した結果を示す図であ
る。図11においてMAX値として示す特性曲線は、車
体1の前後バンパー2,3におけるそれぞれ左右両側部
位に前記アンテナ試作品を装着した状態で、車体1を電
波の到来方向に対して360°回転させたとき、4個の
シート・アンテナ10A〜10Dでそれぞれ得られる各
角度毎の受信レベルのうちの最大値を測定し記録したも
のである。
て、総合指向特性を直接的に測定した結果を示す図であ
る。図11においてMAX値として示す特性曲線は、車
体1の前後バンパー2,3におけるそれぞれ左右両側部
位に前記アンテナ試作品を装着した状態で、車体1を電
波の到来方向に対して360°回転させたとき、4個の
シート・アンテナ10A〜10Dでそれぞれ得られる各
角度毎の受信レベルのうちの最大値を測定し記録したも
のである。
【0041】図11に示す総合指向特性は、理論的には
図10に示す特性と同じものとなる筈であり、事実、両
者を比較してみると極めて似通った特性を呈しているこ
とが分かる。
図10に示す特性と同じものとなる筈であり、事実、両
者を比較してみると極めて似通った特性を呈しているこ
とが分かる。
【0042】なお図11において、MAX値を示す曲線
のなかでの最高受信レベル値であるMAXは90.8d
Bμであり、最低受信レベル値であるMINは80.8
dBμであり、平均受信レベル値であるAVEは86.
0dBμである。
のなかでの最高受信レベル値であるMAXは90.8d
Bμであり、最低受信レベル値であるMINは80.8
dBμであり、平均受信レベル値であるAVEは86.
0dBμである。
【0043】(変形例)前記実施形態に示された自動車
用TVアンテナ装置10は、下記の変形例を含んでい
る。 ・第5のアンテナ素子15の少くとも一部を、第3のア
ンテナ素子13と同様のジグザク状に形成したもの。 ・アンテナ素子を、アルミニウムなど銅箔以外の金属箔
で形成したもの。 ・第2のアンテナ素子12の長さL2 を第1のアンテナ
素子11の長さL1 よりも短くしたもの。 ・シート・アンテナをバンパー以外の樹脂製部材上に装
着したもの。 ・車体前部の非導電部材製バンパー2の左側(又は右
側)の内面と、車体後部の非導電部材製バンパー3の右
側(又は左側)の内面に、各々二つのシート・アンテナ
10Aと10B,10Cと10Dを、車体1の前面と側
面、車体1の後面と側面とにそれぞれ分けて装着し、車
体1の前部と後部とでは対角線上にあるコーナ部にそれ
ぞれ位置する上記各二つのシート・アンテナを、それぞ
れ1個(合計2個)の低雑音増幅器18を介してTV受
像機4に接続したもの。
用TVアンテナ装置10は、下記の変形例を含んでい
る。 ・第5のアンテナ素子15の少くとも一部を、第3のア
ンテナ素子13と同様のジグザク状に形成したもの。 ・アンテナ素子を、アルミニウムなど銅箔以外の金属箔
で形成したもの。 ・第2のアンテナ素子12の長さL2 を第1のアンテナ
素子11の長さL1 よりも短くしたもの。 ・シート・アンテナをバンパー以外の樹脂製部材上に装
着したもの。 ・車体前部の非導電部材製バンパー2の左側(又は右
側)の内面と、車体後部の非導電部材製バンパー3の右
側(又は左側)の内面に、各々二つのシート・アンテナ
10Aと10B,10Cと10Dを、車体1の前面と側
面、車体1の後面と側面とにそれぞれ分けて装着し、車
体1の前部と後部とでは対角線上にあるコーナ部にそれ
ぞれ位置する上記各二つのシート・アンテナを、それぞ
れ1個(合計2個)の低雑音増幅器18を介してTV受
像機4に接続したもの。
【0044】(実施形態についての特徴点)実施形態
(変形例を含む)についての特徴点をまとめると次の通
りである。 [1]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、車体1の前後に設けてある非導電部材製のバンパー
2,3の左右両側部位の内面に、それぞれシート・アン
テナ10A〜10Dを装着し、これら各シート・アンテ
ナ10A〜10Dをフィーダ19A〜19Dを介してT
V受像機4に接続したことを特徴としている。
(変形例を含む)についての特徴点をまとめると次の通
りである。 [1]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、車体1の前後に設けてある非導電部材製のバンパー
2,3の左右両側部位の内面に、それぞれシート・アン
テナ10A〜10Dを装着し、これら各シート・アンテ
ナ10A〜10Dをフィーダ19A〜19Dを介してT
V受像機4に接続したことを特徴としている。
【0045】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、シート・アンテナ10A〜10Dが、バンパー2,
3の内面に装着されるものである為、「車体外部に突出
するマストをもたない」いわゆるマストレス・アンテナ
装置を容易に実現できる。しかも装着に際しては、例え
ば両面テープなどの接着手段にて接着することにより、
簡単に装着することができる。そしてシート・アンテナ
10A〜10Dの装着位置がバンパー2,3の内面であ
ることから、上記アンテナは外部から全く見えない。し
たがって自動車用TVアンテナ装置の存在自体が不明で
あり、車体1のデザインを損なうおそれがない上、盗難
に合ったり、いたづらされたりする可能性が低い利点が
ある。 [2]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]に記載の装置であって、シート・アンテ
ナ10A〜10Dは、可撓性絶縁フィルムからなるシー
ト10ー1に、金属箔を特定パターンに形成してアンテ
ナ素子10ー2としたものであることを特徴としてい
る。
は、シート・アンテナ10A〜10Dが、バンパー2,
3の内面に装着されるものである為、「車体外部に突出
するマストをもたない」いわゆるマストレス・アンテナ
装置を容易に実現できる。しかも装着に際しては、例え
ば両面テープなどの接着手段にて接着することにより、
簡単に装着することができる。そしてシート・アンテナ
10A〜10Dの装着位置がバンパー2,3の内面であ
ることから、上記アンテナは外部から全く見えない。し
たがって自動車用TVアンテナ装置の存在自体が不明で
あり、車体1のデザインを損なうおそれがない上、盗難
に合ったり、いたづらされたりする可能性が低い利点が
ある。 [2]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]に記載の装置であって、シート・アンテ
ナ10A〜10Dは、可撓性絶縁フィルムからなるシー
ト10ー1に、金属箔を特定パターンに形成してアンテ
ナ素子10ー2としたものであることを特徴としてい
る。
【0046】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、シート・アンテナ10A〜10Dが柔軟性に富んで
いるため、これらを車体前後のバンパー2,3の内面に
設ける場合、当該バンパーの内面形状(湾曲面等を含
む)に良好に適合(フィット)した態様で貼付装着し得
る。つまり取付け対象であるバンぱー2,3に対してシ
ート・アンテナ10A〜10Dを略完全に一体化した状
態で取り付けることができる。また例えばエッチング加
工等を行なうことにより、ベースシート10ー1上に、
金属箔パターンからなるアンテナ素子10ー2を比較的
簡単に形成することができる。したがってシート・アン
テナ10A〜10Dの製作は容易である。 [3]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]に記載の装置であって、各シート・アン
テナ10A〜10Dを、4チャンネル・ダイバシティ方
式のTV受像機に接続し、ダイバシティ方式の受信を行
なうようにしたことを特徴としている。
は、シート・アンテナ10A〜10Dが柔軟性に富んで
いるため、これらを車体前後のバンパー2,3の内面に
設ける場合、当該バンパーの内面形状(湾曲面等を含
む)に良好に適合(フィット)した態様で貼付装着し得
る。つまり取付け対象であるバンぱー2,3に対してシ
ート・アンテナ10A〜10Dを略完全に一体化した状
態で取り付けることができる。また例えばエッチング加
工等を行なうことにより、ベースシート10ー1上に、
金属箔パターンからなるアンテナ素子10ー2を比較的
簡単に形成することができる。したがってシート・アン
テナ10A〜10Dの製作は容易である。 [3]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]に記載の装置であって、各シート・アン
テナ10A〜10Dを、4チャンネル・ダイバシティ方
式のTV受像機に接続し、ダイバシティ方式の受信を行
なうようにしたことを特徴としている。
【0047】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、4個のアンテナ10A〜10Dを前部バンパー2の
左右両側部位および後部バンパー3の左右両側部位の内
面に、給電部間がλ/4離れた状態で設置可能であるの
で、これら第1〜第4のアンテナ10A〜10Dが4チ
ャンネル・ダイバシティTV受像機4に接続されること
により、スペース・ダイバシティ受信方式で受信可能と
なる。したがって極めて良好なダイバシティ受信効果が
期待できる。 [4]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]又は[3]に記載の装置であって、各シ
ート・アンテナ10A〜10Dは、それぞれ、一直線X
上に沿って給電部16となる一点を中心として両側に延
びる如く形成され、延びるに従ってそれぞれ漸次幅広と
なり、各々前記一直線Xを長辺部11a,11bとする
直角三角形をなす如く形成された一対の金属箔パターン
からなるアンテナ素子11,12を備えた主アンテナ素
子部と、上記主アンテナ素子部における一方のアンテナ
素子12の先端部に対して一端が接続され、他端が前記
一直線に沿ってUターンする如く折り曲げられ、且つ前
記一対の金属箔パターンからなるアンテナ素子11,1
2の斜辺部11c.12cどうしが対向する領域E内に
導かれた金属箔パターンからなる副アンテナ素子部13
〜15とを備えてなることを特徴としている。
は、4個のアンテナ10A〜10Dを前部バンパー2の
左右両側部位および後部バンパー3の左右両側部位の内
面に、給電部間がλ/4離れた状態で設置可能であるの
で、これら第1〜第4のアンテナ10A〜10Dが4チ
ャンネル・ダイバシティTV受像機4に接続されること
により、スペース・ダイバシティ受信方式で受信可能と
なる。したがって極めて良好なダイバシティ受信効果が
期待できる。 [4]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[1]又は[3]に記載の装置であって、各シ
ート・アンテナ10A〜10Dは、それぞれ、一直線X
上に沿って給電部16となる一点を中心として両側に延
びる如く形成され、延びるに従ってそれぞれ漸次幅広と
なり、各々前記一直線Xを長辺部11a,11bとする
直角三角形をなす如く形成された一対の金属箔パターン
からなるアンテナ素子11,12を備えた主アンテナ素
子部と、上記主アンテナ素子部における一方のアンテナ
素子12の先端部に対して一端が接続され、他端が前記
一直線に沿ってUターンする如く折り曲げられ、且つ前
記一対の金属箔パターンからなるアンテナ素子11,1
2の斜辺部11c.12cどうしが対向する領域E内に
導かれた金属箔パターンからなる副アンテナ素子部13
〜15とを備えてなることを特徴としている。
【0048】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、アンテナ素子10ー2(11〜15)が金属箔で形
成されているため、アンテナ取付け箇所の形状に適合し
た態様で任意な箇所へ安定かつ確実に取付けることが可
能であり、外部からはアンテナ装置10の存在自体が不
明なマストレス・アンテナ装置を容易に実現することが
でき、しかもVHF/UHF両バンドの電波を極めて良
好に受信可能である。また副アンテナ素子部13〜15
の一部がUターン状に折り曲げられて、主アンテナ素子
部の空いている空間部へ導かれているため、スペースフ
ァクターが良く、全長が短く、コンパクトなものとな
る。 [5]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[4]に記載の装置であって、主アンテナ素子
部は、一直線X上に沿って給電部16となる一点から一
方へ延長形成され、延長するに従って漸次幅広となり、
全体として前記一直線Xを長辺部11aとする直角三角
形をなす如く形成された第1のアンテナ素子11と、前
記一直線X上に沿って前記一点から前記第1のアンテナ
素子11とは反対方向である他方へ延長形成され、延長
するに従って漸次幅広となり、全体として前記一直線X
を一辺12aとする直角三角形をなすように形成された
第2のアンテナ素子12とからなり、副アンテナ素子部
は、前記第2のアンテナ素子12の先端部に対して一端
が接続され、他端が前記一直線Xに沿ってジグザグ状に
延長形成された第3のアンテナ素子13と、この第3の
アンテナ素子13の他端に隣接して配置され、上記第3
のアンテナ素子13の他端に対して一端が接続された短
冊形をなす第4のアンテナ素子14と、この第4のアン
テナ素子14の他端に対して一端が接続され、他端が前
記第1,第2のアンテナ素子11,12の斜辺部11
c,12cどうしが対向する領域E内に導かれ、当該領
域E内を蛇行する如く延長形成された第5のアンテナ素
子15とからなる、ことを特徴としている。
は、アンテナ素子10ー2(11〜15)が金属箔で形
成されているため、アンテナ取付け箇所の形状に適合し
た態様で任意な箇所へ安定かつ確実に取付けることが可
能であり、外部からはアンテナ装置10の存在自体が不
明なマストレス・アンテナ装置を容易に実現することが
でき、しかもVHF/UHF両バンドの電波を極めて良
好に受信可能である。また副アンテナ素子部13〜15
の一部がUターン状に折り曲げられて、主アンテナ素子
部の空いている空間部へ導かれているため、スペースフ
ァクターが良く、全長が短く、コンパクトなものとな
る。 [5]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[4]に記載の装置であって、主アンテナ素子
部は、一直線X上に沿って給電部16となる一点から一
方へ延長形成され、延長するに従って漸次幅広となり、
全体として前記一直線Xを長辺部11aとする直角三角
形をなす如く形成された第1のアンテナ素子11と、前
記一直線X上に沿って前記一点から前記第1のアンテナ
素子11とは反対方向である他方へ延長形成され、延長
するに従って漸次幅広となり、全体として前記一直線X
を一辺12aとする直角三角形をなすように形成された
第2のアンテナ素子12とからなり、副アンテナ素子部
は、前記第2のアンテナ素子12の先端部に対して一端
が接続され、他端が前記一直線Xに沿ってジグザグ状に
延長形成された第3のアンテナ素子13と、この第3の
アンテナ素子13の他端に隣接して配置され、上記第3
のアンテナ素子13の他端に対して一端が接続された短
冊形をなす第4のアンテナ素子14と、この第4のアン
テナ素子14の他端に対して一端が接続され、他端が前
記第1,第2のアンテナ素子11,12の斜辺部11
c,12cどうしが対向する領域E内に導かれ、当該領
域E内を蛇行する如く延長形成された第5のアンテナ素
子15とからなる、ことを特徴としている。
【0049】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、主アンテナ素子部に連なる副アンテナ素子部の第5
のアンテナ素子15が、Uターン状に折り曲げられて主
アンテナ素子部の斜辺部11c.12cどうしが対向す
る領域E内に導かれ,かつ蛇行状態に配設されているの
で、アンテナ素子全体の取付占有面積が著しく狭小化さ
て、樹脂製のバンパー2,3の裏面の狭小な領域内にコ
ンパクトに配置することが可能となる。 [6]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[5]に記載の装置であって、第2のアンテナ
素子12は、一直線X上に沿って、第1のアンテナ素子
11よりも小さい変化率で漸次幅広となる如く形成され
ていることを特徴としている。
は、主アンテナ素子部に連なる副アンテナ素子部の第5
のアンテナ素子15が、Uターン状に折り曲げられて主
アンテナ素子部の斜辺部11c.12cどうしが対向す
る領域E内に導かれ,かつ蛇行状態に配設されているの
で、アンテナ素子全体の取付占有面積が著しく狭小化さ
て、樹脂製のバンパー2,3の裏面の狭小な領域内にコ
ンパクトに配置することが可能となる。 [6]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、前記[5]に記載の装置であって、第2のアンテナ
素子12は、一直線X上に沿って、第1のアンテナ素子
11よりも小さい変化率で漸次幅広となる如く形成され
ていることを特徴としている。
【0050】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、第2のアンテナ素子12が、第1のアンテナ素子1
1よりも小さい変化率で漸次幅広となる如く形成されて
いるため、第2のアンテナ素子12の幅が比較的狭いも
のになる。この結果、副アンテナ素子部をUターン状に
折り曲げて形成するためのスペースが確保し易くなり、
主アンテナ素子部に連なる副アンテナ素子部を上記主ア
ンテナ素子部における斜辺部11c.12cどうしが対
向する領域E内にスムーズに導びいて所要パターンを形
成することが容易となる。 [7]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、車体前部の非導電部材製バンパー2の左側(又は右
側)の内面と、車体後部の非導電部材製バンパー3の右
側(又は左側)の内面に、各々二つのシート・アンテナ
10Aと10B,10Cと10Dを、車体1の前面と側
面、車体1の後面と側面とにそれぞれ分けて装着し、車
体1の前部と後部とでは対角線上にあるコーナ部にそれ
ぞれ位置する上記各二つのシート・アンテナを、それぞ
れ1個(合計2個)の低雑音増幅器18を介してTV受
像機4に接続したことを特徴としている。
は、第2のアンテナ素子12が、第1のアンテナ素子1
1よりも小さい変化率で漸次幅広となる如く形成されて
いるため、第2のアンテナ素子12の幅が比較的狭いも
のになる。この結果、副アンテナ素子部をUターン状に
折り曲げて形成するためのスペースが確保し易くなり、
主アンテナ素子部に連なる副アンテナ素子部を上記主ア
ンテナ素子部における斜辺部11c.12cどうしが対
向する領域E内にスムーズに導びいて所要パターンを形
成することが容易となる。 [7]実施形態に示された自動車用TVアンテナ装置
は、車体前部の非導電部材製バンパー2の左側(又は右
側)の内面と、車体後部の非導電部材製バンパー3の右
側(又は左側)の内面に、各々二つのシート・アンテナ
10Aと10B,10Cと10Dを、車体1の前面と側
面、車体1の後面と側面とにそれぞれ分けて装着し、車
体1の前部と後部とでは対角線上にあるコーナ部にそれ
ぞれ位置する上記各二つのシート・アンテナを、それぞ
れ1個(合計2個)の低雑音増幅器18を介してTV受
像機4に接続したことを特徴としている。
【0051】上記自動車用TVアンテナ装置において
は、シート・アンテナ10A〜10Dの装着箇所が2箇
所となり、低雑音増幅器18も2個あればよいので、装
着作業がし易くなる上、安価に製作可能となる。
は、シート・アンテナ10A〜10Dの装着箇所が2箇
所となり、低雑音増幅器18も2個あればよいので、装
着作業がし易くなる上、安価に製作可能となる。
【0052】
(1)本発明によれば、通称マストレス・アンテナ装置
と呼ばれる「車体外部に突出するマストをもたない」ア
ンテナ装置であって、しかも良好なスペース・ダイバシ
ティ効果を得ることのできる自動車用TVアンテナ装置
を提供できる。 (2)本発明によれば、アンテナ取付け箇所の形状に適
合した態様で、任意な箇所へ安定確実に取付け可能であ
り、外部からはアンテナ装置の存在が不明なマストレス
・アンテナ装置を容易に実現することができ、VHF/
UHF両バンドの電波を良好に受信可能である上、取付
占有面積が著しく小さくて済む、TV放送波受信用のシ
ート・アンテナを備えた自動車用TVアンテナ装置を提
供できる。
と呼ばれる「車体外部に突出するマストをもたない」ア
ンテナ装置であって、しかも良好なスペース・ダイバシ
ティ効果を得ることのできる自動車用TVアンテナ装置
を提供できる。 (2)本発明によれば、アンテナ取付け箇所の形状に適
合した態様で、任意な箇所へ安定確実に取付け可能であ
り、外部からはアンテナ装置の存在が不明なマストレス
・アンテナ装置を容易に実現することができ、VHF/
UHF両バンドの電波を良好に受信可能である上、取付
占有面積が著しく小さくて済む、TV放送波受信用のシ
ート・アンテナを備えた自動車用TVアンテナ装置を提
供できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の構成を示す図で、シート・アンテナを自動車
の非導電部材製のバンパーへ取り付けた状態を示す概略
的平面図。
テナ装置の構成を示す図で、シート・アンテナを自動車
の非導電部材製のバンパーへ取り付けた状態を示す概略
的平面図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の構成を示す図で、同図の(a)は第3,第4
のシート・アンテナが車体の後部バンパーの左右両側部
位に装着されている状態を示す概略的斜視図、同図の
(b)は(a)のYーY線矢視断面図。
テナ装置の構成を示す図で、同図の(a)は第3,第4
のシート・アンテナが車体の後部バンパーの左右両側部
位に装着されている状態を示す概略的斜視図、同図の
(b)は(a)のYーY線矢視断面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の構成を示す図で、各シート・アンテナの構成
を示した概略図。
テナ装置の構成を示す図で、各シート・アンテナの構成
を示した概略図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の構成を示す図で、一つのシート・アンテナの
構成を詳細に示す図。
テナ装置の構成を示す図で、一つのシート・アンテナの
構成を詳細に示す図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の実験結果を示す図でVHF帯のスミスチャー
トおよびVSWR特性を示す曲線図。
テナ装置の実験結果を示す図でVHF帯のスミスチャー
トおよびVSWR特性を示す曲線図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の実験結果を示す図でUHF帯のスミスチャー
トおよびVSWR特性を示す曲線図。
テナ装置の実験結果を示す図でUHF帯のスミスチャー
トおよびVSWR特性を示す曲線図。
【図7】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の実験結果を示す図でVHF帯〜UHF帯のス
ミスチャートおよびVSWR特性を示す曲線図。
テナ装置の実験結果を示す図でVHF帯〜UHF帯のス
ミスチャートおよびVSWR特性を示す曲線図。
【図8】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の実験結果を示す図でアンテナ単体でのダイポ
ール比を示す図。
テナ装置の実験結果を示す図でアンテナ単体でのダイポ
ール比を示す図。
【図9】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVアン
テナ装置の実験結果を示す図で4個のシート・アンテナ
を車体の前後のバンパーの左右両側にそれぞれ実装した
状態で、水平偏波についての指向性を個別に実測した結
果を示す図。
テナ装置の実験結果を示す図で4個のシート・アンテナ
を車体の前後のバンパーの左右両側にそれぞれ実装した
状態で、水平偏波についての指向性を個別に実測した結
果を示す図。
【図10】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVア
ンテナ装置の実験結果を示す図で前記4個のシート・ア
ンテナの個別の指向性データを重ね合わせて示した図。
ンテナ装置の実験結果を示す図で前記4個のシート・ア
ンテナの個別の指向性データを重ね合わせて示した図。
【図11】本発明の第1実施形態に係る自動車用TVア
ンテナ装置の実験結果を示す図で前記4個のシート・ア
ンテナの総合指向性データを直接測定した結果を示す
図。
ンテナ装置の実験結果を示す図で前記4個のシート・ア
ンテナの総合指向性データを直接測定した結果を示す
図。
【図12】従来例に係る自動車用TVアンテナ装置の構
成を示す図。
成を示す図。
1…自動車の車体 2…前部バンパー 3…後部バンパー 4…TV受像機 10…第1実施形態に係る自動車用TVアンテナ装置 10A〜10D…シート・アンテナ 10ー1…ベースシート 10ー2…金属箔パターンからなるアンテナ素子 10ー3…保護シート 11…第1のアンテナ素子 12…第2のアンテナ素子 13…第3のアンテナ素子 14…第4のアンテナ素子 15…第5のアンテナ素子 16…給電部 17…バラン 18…低雑音増幅器(LNA) 19…フィーダ
Claims (6)
- 【請求項1】車体の前後に設けてある非導電部材製のバ
ンパーの左右両側部位の内面に、それぞれシート・アン
テナを装着し、これら各シート・アンテナをフィーダを
介してTV受像機に接続したことを特徴とする自動車用
TVアンテナ装置。 - 【請求項2】シート・アンテナは、可撓性絶縁フィルム
からなるシートに、金属箔を特定パターンに形成してア
ンテナ素子としたものであることを特徴とする請求項1
に記載の自動車用TVアンテナ装置。 - 【請求項3】各シート・アンテナを、4チャンネル・ダ
イバシティ方式のTV受像機に接続し、ダイバシティ方
式の受信を行なうようにしたことを特徴とする請求項1
に記載の自動車用TVアンテナ装置。 - 【請求項4】各シート・アンテナは、それぞれ、 一直線上に沿って給電部となる一点を中心として両側に
延びる如く形成され、延びるに従ってそれぞれ漸次幅広
となり、各々前記一直線を長辺部とする直角三角形をな
す如く形成された一対の金属箔パターンからなるアンテ
ナ素子を備えた主アンテナ素子部と、 上記主アンテナ素子部における一方のアンテナ素子の先
端部に対して一端が接続され、他端が前記一直線に沿っ
てUターンする如く折り曲げられ、且つ前記一対の金属
箔パターンからなるアンテナ素子の斜辺部どうしが対向
する領域内に導かれた金属箔パターンからなる副アンテ
ナ素子部と、 を備えてなることを特徴とする請求項1又は3に記載の
自動車用TVアンテナ装置。 - 【請求項5】主アンテナ素子部は、 一直線上に沿って給電部となる一点から一方へ延長形成
され、延長するに従って漸次幅広となり、全体として前
記一直線を長辺部とする直角三角形をなす如く形成され
た第1のアンテナ素子と、 前記一直線上に沿って前記一点から前記第1のアンテナ
素子とは反対方向である他方へ延長形成され、延長する
に従って漸次幅広となり、全体として前記一直線を一辺
とする直角三角形をなすように形成された第2のアンテ
ナ素子とからなり、 副アンテナ素子部は、 前記第2のアンテナ素子の先端部に対して一端が接続さ
れ、他端が前記一直線に沿ってジグザグ状に延長形成さ
れた第3のアンテナ素子と、 この第3のアンテナ素子の他端に隣接して配置され、上
記第3のアンテナ素子の他端に対して一端が接続された
短冊形をなす第4のアンテナ素子と、 この第4のアンテナ素子の他端に対して一端が接続さ
れ、他端が前記第1,第2のアンテナ素子の斜辺部どう
しが対向する領域内に導かれ、当該領域内を蛇行する如
く延長形成された第5のアンテナ素子とからなる、 ことを特徴とする請求項4に記載の自動車用TVアンテ
ナ装置。 - 【請求項6】第2のアンテナ素子は、一直線上に沿っ
て、第1のアンテナ素子よりも小さい変化率で漸次幅広
となる如く形成されていることを特徴とする請求項5に
記載の自動車用TVアンテナ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9328733A JPH1188026A (ja) | 1997-07-14 | 1997-11-28 | 自動車用tvアンテナ装置 |
DE69824086T DE69824086T2 (de) | 1997-07-14 | 1998-07-10 | Fernsehantennenvorrichtung für Fahrzeuge |
EP98305515A EP0892458B1 (en) | 1997-07-14 | 1998-07-10 | Tv antenna apparatus for vehicles |
US09/114,098 US5977919A (en) | 1997-07-14 | 1998-07-13 | TV antenna apparatus for vehicles |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18842197 | 1997-07-14 | ||
JP9-188421 | 1997-07-14 | ||
JP9328733A JPH1188026A (ja) | 1997-07-14 | 1997-11-28 | 自動車用tvアンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188026A true JPH1188026A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=26504915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9328733A Pending JPH1188026A (ja) | 1997-07-14 | 1997-11-28 | 自動車用tvアンテナ装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5977919A (ja) |
EP (1) | EP0892458B1 (ja) |
JP (1) | JPH1188026A (ja) |
DE (1) | DE69824086T2 (ja) |
Cited By (7)
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JP2009200684A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ装置 |
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WO2024003695A1 (en) * | 2022-06-27 | 2024-01-04 | The Secretary Of State For Defence | Omnidirectional vehicle antenna apparatus |
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JP2002225520A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Honda Motor Co Ltd | 車輪の空気圧検知装置 |
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