JPH0727246A - 常閉型電磁弁におけるエアギャップ調整方法並びに常開型電磁弁におけるエアギャップ及びバルブストローク調整方法 - Google Patents

常閉型電磁弁におけるエアギャップ調整方法並びに常開型電磁弁におけるエアギャップ及びバルブストローク調整方法

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JPH0727246A
JPH0727246A JP17327793A JP17327793A JPH0727246A JP H0727246 A JPH0727246 A JP H0727246A JP 17327793 A JP17327793 A JP 17327793A JP 17327793 A JP17327793 A JP 17327793A JP H0727246 A JPH0727246 A JP H0727246A
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Mutsumi Shimizu
睦 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁の組立時に、仮スペーサを用いること
なくエアギャップ及びバルブストロークを所定の大きさ
に設定する。 【構成】 常開型電磁弁V2 の組立時に各寸法E,F,
Gを測定しておき、Y=E−F−G−AGによって得ら
れる厚さYを有する軸受板31を選択することにより、
所定のエアギャップAGを得る。また、常開型電磁弁V
2 の組立時に各寸法H,Jを測定しておき、Z=H+V
S−Jによって得られる厚さZを有する軸受板16を選
択することにより、所定のバルブストロークVSを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁の固定コア及び
可動コア間に形成されるエアギャップの調整方法と、電
磁弁の弁体の先端及び弁座の先端間に形成されるバルブ
ストロークの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁弁の組立時に、固定コアと可動コア
間及び可動コアとストッパ間にそれぞれ所定厚さの仮ス
ペーサを介装することにより、組立完了時に固定コアと
可動コア間に所望のエアギャップが形成されるようにし
た電磁弁のエアギャップ調整方法が、特開平5−184
73号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法は、組立時に仮スペーサの取付け及び取外しを行
う必要があるため、工数が増えて組立作業が面倒になる
問題がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、電磁弁のエアギャップ及びバルブストロークを、
仮スペーサを用いることなく適切な大きさに調整するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、ハウジング本体、コ
イル、固定コア、ヨーク体及び弁座支持部材からなるハ
ウジングと、固定コア及び弁座支持部材間に移動自在に
配設されてコイルの励磁により固定コアに吸引される可
動コアと、可動コアを固定コアから離間する方向に付勢
する弾発付勢手段と、弁座支持部材に設けた弁座に着座
可能な弁体を有して可動コアに連設された弁杆と、ヨー
ク体及び弁座支持部材間に挟持されて弁杆を案内する軸
受板とを備えてなる常閉型電磁弁において、弁体が弁座
に着座しているときに固定コア及び可動コアの対向部に
形成されるエアギャップを所定の大きさに調整すべく、
前記軸受板の厚さを決定するエアギャップ調整方法であ
って、可動コアを固定コアに圧接した状態で軸受板の一
端面が当接するヨーク体の第1基準面と弁体の先端との
間の第1の距離を測定する第1の工程と、軸受板の他端
面が当接する弁座支持部材の第2基準面と弁座の先端と
の間の第2の距離を測定する第2の工程と、前記第1、
第2の距離及び前記エアギャップに基づいて軸受板の厚
さを決定する第3の工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記第2の工程において、弁座に弁
体と同一の曲率半径を有する球体を載置し、球体の頂点
と前記第2基準面との間の第3の距離を測定し、第3の
距離と球体の直径とに基づいて前記第2の距離を求める
ことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、ハウジ
ング本体、コイル、固定コア、ヨーク体及び弁座支持部
材からなるハウジングと、固定コアを挟んで弁座支持部
材の反対側に移動自在に配設されてコイルの励磁により
固定コアに吸引される可動コアと、可動コアを固定コア
から離間する方向に付勢する弾発付勢手段と、弁座支持
部材に設けた弁座に着座可能な弁体を有して可動コアに
連設された弁杆と、ヨーク体及び可動コア間に配設され
て弁杆を案内する軸受板とを備えてなる常開型電磁弁に
おいて、弁体が弁座から離間しているときに固定コア及
び可動コアの対向部に形成されるエアギャップを所定の
大きさに調整すべく、前記軸受板の厚さを決定するエア
ギャップ調整方法であって、ヨーク体上に設定されて軸
受板の一端面が当接する第1基準面とヨーク体上に設定
されて固定コアを位置決めする第2基準面との間の第1
の距離を測定する第1の工程と、可動コアに対向する固
定コアの端面と第2基準面との間の第2の距離を測定す
る第2の工程と、固定コアに対向する可動コアの端面と
軸受板に当接する可動コアの端面との間の第3の距離を
測定する第3の工程と、前記第1、第2及び第3の距離
並びに前記エアギャップに基づいて軸受板の厚さを決定
する第4の工程とを備えたことを特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された発明は、ハウジ
ング本体、コイル、固定コア、ヨーク体及び弁座支持部
材からなるハウジングと、固定コアを挟んで弁座支持部
材の反対側に移動自在に配設されてコイルの励磁により
固定コアに吸引される可動コアと、可動コアを固定コア
から離間する方向に付勢する弾発付勢手段と、弁座支持
部材に設けた弁座に着座可能な弁体を有して可動コアに
連設された弁杆と、ヨーク体及び弁座支持部材間あるい
は固定コア及び弁座支持部材間に挟持されて弁杆を案内
する軸受板とを備えてなる常開型電磁弁において、弁体
が弁座から離間しているときに弁体の先端と弁座の先端
との間に形成されるバルブストロークを所定の大きさに
調整すべく、前記軸受板の厚さを決定するバルブストロ
ーク調整方法であって、軸受板の一端面が当接する固定
コア又はヨーク体の第1基準面と弁体の先端との間の第
1の距離を測定する第1の工程と、軸受板の他端面が当
接する弁座支持部材の第2基準面と弁座の先端との間の
第2の距離を測定する第2の工程と、前記第1、第2の
距離並びに前記バルブストロークに基づいて軸受板の厚
さを決定する第3の工程とを備えたことを特徴とする。
【0009】また請求項5に記載された発明は、請求項
4の構成に加えて、前記第2の工程において、弁座に弁
体と同一の曲率半径を有する球体を載置し、球体の頂点
と前記第2基準面との間の第3の距離を測定し、第3の
距離と球体の直径とに基づいて前記第2の距離を求める
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0011】先ず、本発明を常閉型電磁弁V1 のエアギ
ャップ調整に適用した第1実施例から説明する。図1に
おいて、ハウジング1は、有底で段付円筒状の磁性体か
らなるハウジング本体2と、このハウジング本体2の開
口端にかしめ結合される環状のヨーク体3と、このヨー
ク体3の開放端にかしめ結合される弁座支持部材4とか
らなっており、その弁座支持部材4にオリフィス付の第
1ポート51 が、またヨーク体3に第2ポート52 がそ
れぞれ設けられる。ハウジング本体2の大径部にはコイ
ル6を巻装したボビン7が収納され、またハウジング本
体2の有底小径部には固定コア8が嵌装される。この固
定コア8及びヨーク体3には、ボビン7の内周面に嵌合
した非磁性体からなる案内筒9の両端部が印籠嵌合の
上、ろう付けされる。
【0012】ヨーク体3及び案内筒9は、それらの内周
面によって一連の円筒状案内孔10を画成するもので、
固定コア8に非磁性体のスペーサ11を挟んで対向する
可動コア12がこの案内孔10に摺動自在に嵌合され
る。可動コア12には、その中心部を貫通する弁杆13
が結合されており、この弁杆13の一端に形成された半
球状弁体13aが着座し得る弁座14が弁座支持部材4
の取付孔4aに嵌着され、弁杆13を弁座14への着座
方向へ付勢すべくコイル状の戻しばね15が固定及び可
動コア8,12間に縮設される。
【0013】弁体13aにより開閉される弁座14の弁
孔14aは前記第1ポート51 に連なっている。また弁
杆13を弁座14と同軸上に保持するために、弁杆13
の上部外周を摺動自在に支承する軸受板16がヨーク体
3の大径取付孔3aに嵌合され、弁座支持部材4に設け
た環状突起4b及びヨーク体3間に挟持される。弁座支
持部材4の環状突起4bには複数の通孔4cが設けら
れ、この通孔4cを介して弁孔14aと第2ポート52
とが連通するようになっている。
【0014】常閉型電磁弁V1 が図示した閉弁状態にあ
るとき、可動コア12の移動可能距離、即ちバルブスト
ロークVSは、固定コア8及び可動コア12の対向面間
の距離であるエアギャップAGからスペーサ11の厚さ
SPを引いた値になる。
【0015】 VS=AG−SP ……(1) 前記各寸法の一例を挙げると、エアギャップAG=0.
5mm、バルブストロークVS=0.3mm、スペーサ
の厚さSP=0.2mmである。前記エアギャップAG
の大きさは、ヨーク体3と弁座支持部材4との間に挟持
される軸受板16の厚さXによって調整可能である。即
ち、軸受板16の厚さXを大きくすると、固定コア8と
弁座14との距離が大きくなって前記エアギャップAG
が増加し、逆に軸受板16の厚さXを小さくすると、固
定コア8と弁座14との距離が小さくなって前記エアギ
ャップAGが減少する。従って、以下に示す方法によっ
て軸受板16の厚さXを決定し、その厚さXを有する軸
受板16を装着することにより、エアギャップAGの大
きさを所望の値に調整することができる。
【0016】先ず、図2に示すように、ヨーク体3に弁
座支持部材4をかしめ結合する前の状態において、ヨー
ク体3の小径取付孔3bに弁杆13を貫通させた仮軸受
17を圧入することにより、弁杆13が傾かないように
可動コア12を仮止めする。このとき、可動コア12は
仮軸受17に押圧されてスペーサ11に当接する状態、
即ちバルブストロークVSが0になる開弁状態に固定さ
れる。この状態で、軸受板16の一端面が当接する第1
基準面P1 (ヨーク体3の大径取付孔3aの底壁)と弁
杆13の弁体13aの先端との距離Aを、ダイヤルゲー
ジ等の測定手段により測定する。
【0017】続いて、図3に示すように、かしめ結合前
の弁座支持部材4に圧入された弁座14の弁孔14a
に、弁杆13の半球状弁体13aと同一直径dを有する
球体18を乗せ、軸受板16の他端面が当接する第2基
準面P2 (弁座支持部材4の環状突起4bの先端)と球
体18の頂点との距離Bをダイヤルゲージ等の測定手段
により測定する。このとき、球体18の直径はdである
から、第2基準面P2 と弁孔14aの先端との距離C
は、 C=B+d ……(2) で表される。また、第1基準面P1 と第2基準面P2
の距離は弁座支持部材4をかしめ結合した後の軸受板1
6の厚さXに等しいことから、弁座支持部材4をかしめ
結合した後の第1基準面P1 と弁孔14aの先端との距
離Dは、 D=B+d+X ……(3) で表される。
【0018】而して、バルブストロークVSは、第1基
準面P1 と弁孔14aの先端との距離Dから、第1基準
面P1 と開弁状態にある弁杆13の弁体13aの先端と
の距離Aを引いた値で表される。
【0019】 VS=D−A=−A+B+d+X ……(4) 従って、(1)式及び(4)式から、 VS=AG−SP=−A+B+d+X ……(5) が成立ち、これから、求める軸受板16の厚さXは、 X=AG−SP+A−B−d ……(6) で与えられる。
【0020】つまり、式(6)で与えられた厚さXを有
する軸受板16を、予め準備された厚さXの異なる複数
の軸受板16のなかから選択し、ヨーク3から仮軸受1
7を取り外した後にヨーク3と弁座支持部材4間に組み
付けることにより、従来必要であった仮スペーサを用い
ることなく、エアギャップAGを所望の値に設定するこ
とができる。尚、軸受板16の種類は、最も使用頻度の
多い厚さを中心に例えば0.05mm間隔で複数種類
(7種類程度)準備しておけば良い。
【0021】次に、図4により本発明を常開型電磁弁V
2 のエアギャップ調整及びバルブストローク調整に適用
した第2実施例について説明する。
【0022】常開型電磁弁V2 は、ハウジング1のハウ
ジング本体2の有底小径部に有底の下部ヨーク体30が
嵌入され、この下部ヨーク体30が案内筒9の一端に嵌
合の上、ろう付けされ、これらの内周面により案内孔1
0が画成される。また上部ヨーク体3には固定コア8が
嵌着され、これに対向する可動コア12が案内孔10に
摺動自在に嵌合される。可動コア12には、その中心部
に貫通する弁杆13が結合されており、この弁杆13を
弁座14から離間すべく、即ち可動コア12を開弁方向
へ付勢すべく戻しばね15が固定及び可動コア8,12
間に縮設される。したがって、可動コア12は、コイル
6の消磁状態では、戻しばね15の弾発力により、弁体
13aを弁座14から引き離した開弁位置に保持され、
またコイル6の励磁状態では、固定コア8間の吸引力に
より、弁体13aを弁座14に着座させた閉弁位置に保
持される。
【0023】固定コア8と弁座支持部材4間には弁杆1
3の上部を摺動自在に支承する軸受板16が挟持され、
また下部ヨーク体30の底部には弁杆13の下部を摺動
自在に支承する軸受板31が嵌装される。消磁状態にお
いて可動コア12の下端を支持する軸受板31の厚さY
の選定により、固定コア8と可動コア12間の距離であ
るエアギャップAGが調整されると共に、固定コア8と
ヨーク体9間の距離を決定する軸受板16の厚さZの選
定により、弁体13aの先端との弁孔14aの先端間の
距離であるバルブストロークVSが調整される。このと
き、弁体13aが弁座14に正しく着座し得るように、
エアギャップAGはバルブストロークVSよりも大きく
設定される。
【0024】先ず、前記エアギャップAGの調整方法に
ついて説明する。
【0025】ハウジング本体2にコイル6、下部ヨーク
体30、案内筒9及び上部ヨーク体3を組み付けた状態
で、下部ヨーク体30上に設定した第1基準面P3 (下
部ヨーク体30の底壁)と、上部ヨーク体3に設定した
第2基準面P4 (固定コア8と上部ヨーク体3とが相互
に係合する段部)との間の距離Eを測定する。また固定
コア8の前記段部から下の部分の軸方向長さFと、可動
コア12の軸方向長さGとをそれぞれ測定する。前記距
離Eに関して、軸受板31の厚さをYとし、エアギャッ
プをAGとすると、 Y=E−F−G−AG ……(7) の関係が成り立つ。これは、(7)式に基づいて得られ
た所定の厚さYを有する軸受板31を選択して使用する
ことにより、仮スペーサを用いることなく所望のエアギ
ャップAGを確保できることを示している。
【0026】次に、バルブストロークVSの調整方法に
ついて説明する。
【0027】常開型電磁弁V2 に弁座支持部材4及び軸
受板16を組み付ける前の状態で、固定コア8上に設定
した第1基準面P5 (軸受板16との当接面)と弁杆1
3の弁体13aの先端との距離Hを測定する。尚、軸受
板16がヨーク体3に支持される場合には、前記第1基
準面P5 はヨーク体3上に設定される。
【0028】次に、図5に示すように、弁座支持部材4
に圧入された弁座14の弁孔14aに、弁杆13の半球
状弁体13aと同一直径dを有する球体18を乗せ、弁
座支持部材4に設定した第2基準面P6 (軸受板16と
の当接面)と球体18の頂点との距離Iを測定する。こ
れにより、第2基準面P6 と弁孔14aの先端との距離
Jは、d−Iによって与えられる。
【0029】而して、軸受板16の厚さをZとし、バル
ブストロークをVSとすると、 Z=H+VS−J ……(8) の関係が成り立つ(図4参照)。これは、(8)式に基
づいて得られた所定の厚さZを有する軸受板16を選択
して使用することにより、仮スペーサを用いることなく
所望のバルブストロークVSを確保できることを示して
いる。
【0030】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1,3,4に記載
された発明によれば、電磁弁の組立中に基準面からの各
寸法を測定しておき、その測定した寸法と目標とするエ
アギャップ又はバルブストロークとに基づいて軸受板の
厚さを決定することにより、前記エアギャップ又はバル
ブストロークを目標値に一致させることができる。これ
により、従来必要であった仮スペーサが不要になり、部
品点数及び組立工数の削減を図ることが可能となる。
【0032】また請求項2,5に記載された発明によれ
ば、弁座に弁体と同一の曲率半径を有する球体を載置
し、この球体の頂点を基準として距離を測定しているの
で、凹状に窪んだ弁座の先端からの距離を容易且つ正確
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す常閉型電磁弁の縦断
面図
【図2】第1基準面と弁体の先端間の距離測定の説明図
【図3】第2基準面と弁座の先端間の距離測定の説明図
【図4】本発明の第2実施例を示す常開型電磁弁の縦断
面図
【図5】第2基準面と弁座の先端間の距離測定の説明図
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ハウジング本体 3 ヨーク体 4 弁座支持部材 6 コイル 8 固定コア 12 可動コア 13 弁杆 13a 弁体 14 弁座 15 戻しばね(弾発付勢手段) 16 軸受板 18 球体 30 ヨーク体 31 軸受板 AG エアギャップ VS バルブストローク P1 第1基準面 P2 第2基準面 P3 第1基準面 P4 第2基準面 P5 第1基準面 P6 第2基準面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング本体(2)、コイル(6)、
    固定コア(8)、ヨーク体(3)及び弁座支持部材
    (4)からなるハウジング(1)と、固定コア(8)及
    び弁座支持部材(4)間に移動自在に配設されてコイル
    (6)の励磁により固定コア(8)に吸引される可動コ
    ア(12)と、可動コア(12)を固定コア(8)から
    離間する方向に付勢する弾発付勢手段(15)と、弁座
    支持部材(4)に設けた弁座(14)に着座可能な弁体
    (13a)を有して可動コア(12)に連設された弁杆
    (13)と、ヨーク体(3)及び弁座支持部材(4)間
    に挟持されて弁杆(13)を案内する軸受板(16)と
    を備えてなる常閉型電磁弁において、弁体(13a)が
    弁座(14)に着座しているときに固定コア(8)及び
    可動コア(12)の対向部に形成されるエアギャップ
    (AG)を所定の大きさに調整すべく、前記軸受板(1
    6)の厚さ(X)を決定するエアギャップ調整方法であ
    って、 可動コア(12)を固定コア(8)に圧接した状態で軸
    受板(16)の一端面が当接するヨーク体(3)の第1
    基準面(P1 )と弁体(13a)の先端との間の第1の
    距離(A)を測定する第1の工程と、軸受板(16)の
    他端面が当接する弁座支持部材(4)の第2基準面(P
    2 )と弁座(14)の先端との間の第2の距離(C)を
    測定する第2の工程と、前記第1、第2の距離(A,
    C)及び前記エアギャップ(AG)に基づいて軸受板
    (16)の厚さ(X)を決定する第3の工程とを備えた
    ことを特徴とする、常閉型電磁弁におけるエアギャップ
    調整方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程において、弁座(14)
    に弁体(13a)と同一の曲率半径を有する球体(1
    8)を載置し、球体(18)の頂点と前記第2基準面
    (P2 )との間の第3の距離(B)を測定し、第3の距
    離(B)と球体(18)の直径(d)とに基づいて前記
    第2の距離(C)を求めることを特徴とする、請求項1
    記載の常閉型電磁弁におけるエアギャップ調整方法。
  3. 【請求項3】 ハウジング本体(2)、コイル(6)、
    固定コア(8)、ヨーク体(3,30)及び弁座支持部
    材(4)からなるハウジング(1)と、固定コア(8)
    を挟んで弁座支持部材(4)の反対側に移動自在に配設
    されてコイル(6)の励磁により固定コア(8)に吸引
    される可動コア(12)と、可動コア(12)を固定コ
    ア(8)から離間する方向に付勢する弾発付勢手段(1
    5)と、弁座支持部材(4)に設けた弁座(14)に着
    座可能な弁体(13a)を有して可動コア(12)に連
    設された弁杆(13)と、ヨーク体(30)及び可動コ
    ア(12)間に配設されて弁杆(13)を案内する軸受
    板(31)とを備えてなる常開型電磁弁において、弁体
    (13a)が弁座(14)から離間しているときに固定
    コア(8)及び可動コア(12)の対向部に形成される
    エアギャップ(AG)を所定の大きさに調整すべく、前
    記軸受板(31)の厚さ(Y)を決定するエアギャップ
    調整方法であって、 ヨーク体(30)上に設定されて軸受板(31)の一端
    面が当接する第1基準面(P3 )とヨーク体(3)上に
    設定されて固定コア(8)を位置決めする第2基準面
    (P4 )との間の第1の距離(E)を測定する第1の工
    程と、可動コア(12)に対向する固定コア(8)の端
    面と第2基準面(P4 )との間の第2の距離(F)を測
    定する第2の工程と、固定コア(8)に対向する可動コ
    ア(12)の端面と軸受板(31)に当接する可動コア
    (12)の端面との間の第3の距離(G)を測定する第
    3の工程と、前記第1、第2及び第3の距離(E,F,
    G)並びに前記エアギャップ(AG)に基づいて軸受板
    (31)の厚さ(Y)を決定する第4の工程とを備えた
    ことを特徴とする、常開型電磁弁におけるエアギャップ
    調整方法。
  4. 【請求項4】 ハウジング本体(2)、コイル(6)、
    固定コア(8)、ヨーク体(3)及び弁座支持部材
    (4)からなるハウジング(1)と、固定コア(8)を
    挟んで弁座支持部材(4)の反対側に移動自在に配設さ
    れてコイル(6)の励磁により固定コア(8)に吸引さ
    れる可動コア(12)と、可動コア(12)を固定コア
    (8)から離間する方向に付勢する弾発付勢手段(1
    5)と、弁座支持部材(4)に設けた弁座(14)に着
    座可能な弁体(13a)を有して可動コア(12)に連
    設された弁杆(13)と、ヨーク体(3)及び弁座支持
    部材(4)間あるいは固定コア(8)及び弁座支持部材
    (4)間に挟持されて弁杆(13)を案内する軸受板
    (16)とを備えてなる常開型電磁弁において、弁体
    (13a)が弁座(14)から離間しているときに弁体
    (13a)の先端と弁座(14)の先端との間に形成さ
    れるバルブストローク(VS)を所定の大きさに調整す
    べく、前記軸受板(16)の厚さ(Z)を決定するバル
    ブストローク調整方法であって、 軸受板(16)の一端面が当接する固定コア(8)又は
    ヨーク体(3)の第1基準面(P5 )と弁体(13a)
    の先端との間の第1の距離(H)を測定する第1の工程
    と、軸受板(16)の他端面が当接する弁座支持部材
    (4)の第2基準面(P6 )と弁座(14)の先端との
    間の第2の距離(J)を測定する第2の工程と、前記第
    1、第2の距離(H,J)並びに前記バルブストローク
    (VS)に基づいて軸受板(16)の厚さ(Z)を決定
    する第3の工程とを備えたことを特徴とする、常開型電
    磁弁におけるバルブストローク調整方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の工程において、弁座(14)
    に弁体(13a)と同一の曲率半径を有する球体(1
    8)を載置し、球体(18)の頂点と前記第2基準面
    (P6 )との間の第3の距離(I)を測定し、第3の距
    離(I)と球体(18)の直径(d)とに基づいて前記
    第2の距離(J)を求めることを特徴とする、請求項4
    記載の常開型電磁弁におけるバルブストローク調整方
    法。
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