JPH0727191Y2 - キャップ装着構造 - Google Patents

キャップ装着構造

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JPH0727191Y2
JPH0727191Y2 JP1988085543U JP8554388U JPH0727191Y2 JP H0727191 Y2 JPH0727191 Y2 JP H0727191Y2 JP 1988085543 U JP1988085543 U JP 1988085543U JP 8554388 U JP8554388 U JP 8554388U JP H0727191 Y2 JPH0727191 Y2 JP H0727191Y2
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JP
Japan
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main body
cap
elastic ring
attached
ink
Prior art date
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JP1988085543U
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JPH0210079U (ja
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貴 田村
正幸 川崎
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキを収納し先端にペン先を有する本体に対し、凹凸
嵌合または圧入嵌合により着脱可能に装着する構造に関
する。即ち、キャップ装着はペン先保護をなすためもの
であるが、インキの乾燥を防止するための外気遮断をな
すものとなさないものとがあり、本考案は前者に関す
る。
(従来の技術) 本体に収納されたインキの乾燥を防止するための外気遮
断をするには、キャップが本体のペン先部を密閉するこ
とが必要である。この密閉を確実にするには、キャップ
と本体とを弾性的に当接させることが一般的に行なわれ
ている。通常は、弾性を有する部材をキャップ側あるい
は本体側に配しておく。この観点から、本考案に最も近
いと思料されるものに、実公昭62-3266号公報に開示さ
れたものを挙げられる。即ち、弾性を有する部材を本体
側に配した一例が示されており、ちなみに、実用新案登
録請求の範囲の記載は、「外形が断面円形以外の異形を
なすとともに、内円がテーパー状をなし、硬質合成樹脂
にて成形されたキャップと、ペン体近傍のキャップ嵌合
部のテーパー状部の外周に軟弾性材料からなるシール部
材が巻回固着された本体とからなり、キャップのテーパ
ー状内円面でシール部材を押圧してペン体を密封するこ
とを特徴とするマーキングペン。」とある。
(考案が解決しようとする課題) 経時的に密閉性が損なわれていく点てある。即ち、従来
のものにおける弾性を有する部材は、キャップあるいは
本体との間で、擦過力を受けたり、ねじれ力を受けたり
している。擦過力は本体に対するキャップ装着を繰り返
すうちに、弾性を有する部材に傷をつける元になる。ま
た、ねじれ力は、最初は所定通り配された弾性を有する
部材を位置変化させたりしてしまう。キャップと本体と
を螺合により装着してなる場合がこれに相当するもので
ある。これはいずれも密閉性を低下させる原因となる。
前述公報のものもやはり同様であり、テーパー面に配さ
れたシール部材は、キャップから擦過力やねじれ力を受
けることになる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、インキを収納し先端にペン先を有する本体に
対し、凹凸嵌合または圧入嵌合により着脱可能に装着す
る構造であって、本体の外壁に係止部を形成し、この係
止部にて後退防止されるように本体外壁に弾性環を取り
付け、一方、キャップには、キャップを本体に装着する
とき、前記弾性環の前端に対して垂直方向に移動して当
接する密閉周壁部を形成してなるキャップ装着構造を要
旨とする。
(実施例) 添付第1図、第2図に第1実施例を示す。
まず、第1図において、参照符号1はペン先部を示す。
第1図では合成樹脂押出成形によって製造される一般に
樹脂ペンと呼ばれるものを意識して描いてあるが、小管
式筆記具のペン先部、パイプ式ボールペンのペン先部、
化粧料塗布用筆穂体など適宜であってよい。参照符号2
は一時的インキ溜め部材を示す。一般にジャバラと称さ
れる縦断面櫛歯状のインキ溜め部を有するものを描いて
ある。即ち、本例は、所謂、生インキ式筆記具の一例で
ある。尚、本例の一時的インキ溜め部材2はペン先部1
を突出固定し、また、空気交換路となる溝3が形成して
ある。参照符号4は一時的インキ溜め部材3の中心孔に
挿入された繊維束などからなるインキ誘導部材を示す。
このインキ誘導部材4の先端はペン先部1と接続してお
り、また、後方にはインキ室(図示せず)がある。参照
符号5は軸筒を示し、外周部に突起6が形成されてい
る。また、先端には、凹陥孔7が形成されており、この
凹陥孔7に弾性環8が挿入固定されている。
このようにしてなる本体Aに対し、参照符号Bで示され
るキャップが装着される。キャップBには、本体Aに装
着されたとき、軸筒5の外周に形成した突起6を乗り越
えて嵌合する突起9が形成されているとともに、軸筒5
の先端に固定した弾性環8の前端と当接するキャップ開
口側に突出する周壁部10が形成されている。
第2図に基づき、この周壁部10と弾性環8との当接状態
を説明する。尚、第2図は、第1図のI部拡大図ではあ
るが、キャップ装着完了後の状態を示すものでなく、周
壁部10が弾性環8とまさに接触したときの状態を示して
いる。即ち、周壁部10は、第2図の状態から更に弾性環
8の前端に対して垂直な方向に移動し、キャップ装着が
完了する。
この第2図より判るように、本例では、弾性環8に断面
が円形となるものを使用している。また、周壁部10の先
端も丸みのあるものとしてある。即ち、本例にあって
は、なるべく線接触しながら弾性環8を変形をさせるよ
うにしている。接触領域が広いと、それだけ弾性環8の
不要な変形も大きくなることによる。ここで、弾性環8
の材質の一例を挙げると、ニトリルゴム、SBR、シリコ
ンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴムなどであり、また、弾
力性は40〜90Hs(スプリングカタサ)程度のものが好ま
しい。尚、周壁部10が弾性環8と接触開始から装着完了
までの移動量は0.1〜1.2mm程度で十分である。
この弾性環8を挿入固定する凹陥孔7は、弾性環8の前
端が幾分埋没する深さのものとなっている。そもそも、
凹陥孔7は弾性環8の後退を防止するものであり、この
点、外側壁11が存在しないような単なる係止部であって
よい。例えば、第2図に点線で示すように、底面12がそ
のまま外側へ延びるようにすることもできる訳である。
これによって、周壁部10も突出しないものとできる。外
部に露出することになる弾性環8の外側部分はそれだけ
傷付き易くなるが、キャップBの周壁部10と当接するの
は弾性環8の前端であるからさほど問題にはならない。
ただ、弾性環8の表面に汚れが付着し易くなる。この汚
れも密閉性を悪化する原因になる。それゆえ、望ましい
態様として、本例のもの、また、後述するものにも、弾
性環8は凹陥孔7に挿入固定したものを示す。ちなみ
に、弾性環8の凹陥孔7への埋没量は、0.5〜3mm程度が
好ましい。埋没量が大きいほど汚れは付着し難くなる
が、固定が面倒になるし、周壁部10の突出長も長くな
り、その結果、往々にして成形し難くなる。
次に、第2図に相当して描いた第3図に第2実施例を示
す。
本例のものは、凹陥孔7が軸筒5と一時的インキ溜め部
材2の両方で形成されている。前例との比較で、軸筒5
の肉厚に対して相対的に大きな弾性環8を使用する場合
など、本例は好ましい一例になる。
また、キャップBの周壁部10の弾性環8に対する当接部
は平面状としてある。前例のものほど接触面積を小さく
できないが、接触位置制御の苦労は少なくなる。即ち、
第3図において、周壁部10が下側あるいは上側にあって
も、弾性環8の前端に接触し、また、これに垂直に移動
させられる。部品の寸法ばらつきなどにあまり留意しな
くてもよくなる訳である。図示はしないが、平面状の前
端を有する弾性環8と前例におけるような丸みのある当
接部を有する周壁部10との組み合わせとすることもでき
る。
次に、第4図に第3実施例を示す。ペン先部1にはボー
ルペン体の一例を描いてある。また、参照符号13は繊維
束などからなり毛細管力によってインキを保持するイン
キ吸蔵体、同14はインキ中継芯である。即ち、本例は、
所謂、中綿式筆記具の一例である。
本例においては、弾性環8は軸筒の先端に取り付けられ
ていない。本体A内部の構造などによって、部品の形状
は適宜とされるものであり、弾性環8の取り付け位置も
それに応じて適宜とされてよいことを示している。ま
た、本例の本体AとキャップBとは、乗り越え嵌合して
いない。圧入嵌合している。参照符号15はキャップBに
形成した適宜数の突条である。乗り越え嵌合、即ち、凸
凸とか凹凸とかによる嵌合は確実性の高い嵌合ではある
が、嵌合時に衝撃が比較的大きなものになる。圧入嵌合
ならば、これを小さなものとできる。
(考案の効果) 弾性環はキャップから擦過力やねじれ力を受けることが
ない。それゆえ、経時的に確実な密閉性が継続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す要部縦断面図、第2図は第1
図のI部拡大図、第3図は第2実施例を示す第2図相当
図、第4図は第3実施例を示す要部縦断面図。 A……本体、B……キャップ、1……ペン先部、2……
一時的インキ溜め部材、3……溝、4……インキ誘導部
材、5……軸筒、6……突起、7……凹陥孔、8……弾
性環、9……突起、10……周壁部、11……外側壁、12…
…底面、13……インキ吸蔵体、14……インキ中継芯、15
……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキを収納し先端にペン先を有する本体
    に対し、凹凸嵌合または圧入嵌合により着脱可能に装着
    する構造であって、本体の外壁に係止部を形成し、この
    係止部にて後退防止されるように本体外壁に弾性環を取
    り付け、一方、キャップには、キャップを本体に装着す
    るとき、前記弾性環の前端に対して垂直方向に移動して
    当接する密閉周壁部を形成してなるキャップ装着構造。
JP1988085543U 1988-06-28 1988-06-28 キャップ装着構造 Expired - Lifetime JPH0727191Y2 (ja)

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JP1988085543U JPH0727191Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 キャップ装着構造

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JP1988085543U JPH0727191Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 キャップ装着構造

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JPH0210079U JPH0210079U (ja) 1990-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6251971B2 (ja) * 2013-03-29 2017-12-27 ぺんてる株式会社 筆記具
JP7117147B2 (ja) * 2018-05-10 2022-08-12 三菱鉛筆株式会社 筆記具

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JPS5429850U (ja) * 1977-07-29 1979-02-27
JPS6140555U (ja) * 1984-08-20 1986-03-14 吉昌 田原 インジエクシヨン容器のプランジヤ−

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JPH0210079U (ja) 1990-01-23

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