JPH07271682A - メモリの電源バックアップ装置 - Google Patents

メモリの電源バックアップ装置

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JPH07271682A
JPH07271682A JP6057846A JP5784694A JPH07271682A JP H07271682 A JPH07271682 A JP H07271682A JP 6057846 A JP6057846 A JP 6057846A JP 5784694 A JP5784694 A JP 5784694A JP H07271682 A JPH07271682 A JP H07271682A
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JP
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memory
power supply
power
battery
cut
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JP6057846A
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Inventor
Hiroshi Sakai
宏史 坂井
Masaru Nakai
大 中井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリの電源バックアップ用の電池の消費電力
を低減する。 【構成】各SRAM11〜14への電源バックアップ用
の電池Eからの給電路に、アナログスイッチ4のスイッ
チ素子S1 〜S4 をそれぞれ挿入する。各スイッチ素子
1 〜S4 は、プロセッサ2により実行されるプログラ
ムでオン・オフが規定され、ラッチ回路3を通してオン
・オフが制御される。電源回路1からの給電が停止する
と、オンになっているスイッチ素子S1 〜S4 に対応す
るSRAM11〜14のみに電池Eから給電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性のメモリに給電
する主電源の遮断時にメモリに対して電池電源から給電
することによってメモリの記憶内容を保持するメモリの
電源バックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、SRAM(スタティックRA
M)やDRAM(ダイナミックRAM)は記憶内容を保
持するために給電することが必要であって、この種のメ
モリでは給電が停止すると記憶内容が消滅することから
揮発性のメモリと称されている。プログラマブルコント
ローラやマイクロコンピュータのようにプロセッサ(C
PU)を用いたシステムでは、プロセッサで実行される
プログラムやプログラムの実行時に用いるデータなどを
格納するメモリとして、この種の揮発性のメモリが用い
られている。たとえば、ユーザが設定したシーケンスプ
ログラムやアプリケーションプログラムなどは、プロセ
ッサでの実行時にはこの種のメモリに格納されることに
なる。
【0003】ところで、揮発性のメモリとしてSRAM
11〜14を用いる場合には、図4に示すように、SR
AM11〜14に給電するための主電源となる電源回路
1とは別に電池Eを設け、電源回路1からの給電が停止
したときに電池Eから給電する構成とすれば、電源回路
1が遮断してシステムへの給電が停止しても電池Eの容
量の範囲でSRAM11〜14の記憶内容を保持するこ
とができる。この構成では、電源回路1と電池Eとを互
いに他方への逆流を阻止するためのダイオードD11,D
12を介して各SRAM11〜14に接続している。ここ
に、SRAM11〜14の記憶内容を保持するだけであ
れば、通常の動作時よりも給電電圧を下げることができ
るから、たとえば電源回路1の出力電圧は5V、電池E
の出力電圧は3Vなどと設定されており、ダイオードD
11,D12を設けることによって、電源回路1からの給電
時には電池Eからの給電が行なわれず、不必要に電池E
が消耗することのないようにしてある。
【0004】また、システムの起動時にプログラムやデ
ータをコンパイルし、コンパイルされたプログラムやデ
ータを用いてプロセッサ(CPU)2が動作するもので
は、図5に示すように、ソースプログラムやプログラム
の初期条件を与えるデータを格納する記憶装置としての
SRAM15,16を、実行時に用いるプログラム(た
とえばオブジェクトプログラム)やデータを格納するS
RAM11〜14とは別に設けることが考えられる。こ
の構成では、電源遮断時にはソースプログラムや初期条
件のデータのみを保持できるように、SRAM15,1
6に対してのみ電池Eによる給電を可能としている。す
なわち、SRAM11〜14に対しては電源回路1から
のみ給電し、SRAM14,15に対しては、図4に示
した構成と同様にして、ダイオードD11,D12を用いて
電源回路1からの給電と電池Eからの給電とを切り換え
ることができるようにしているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、プロ
セッサで実行されるプログラムやプログラムの実行時に
用いるデータはSRAM11〜14に格納されているの
であって、これらの大きさはプログラムによって異なる
のに対して、SRAM11〜14の容量はシステムごと
に固定的に設定されている。また、SRAM11〜14
は集積回路により構成されており、1個の集積回路の記
憶容量は比較的小さいものであるから、1つのシステム
内で複数個(図示例では4個)のSRAM11〜14を
用いるのが普通である。
【0006】しかるに、プログラムの大きさによって
は、すべてのSRAM11〜14に対してプログラムや
データが格納されない場合も生じる。たとえば、4個の
SRAM11〜14のうちの3個だけにプログラムやデ
ータが格納されることもある。図4に示した構成では、
このような場合であっても、電源回路1の遮断時にシス
テム内のすべてのSRAM11〜14に対して電池Eか
ら給電するものであるから、電池Eの消耗を不必要に早
め、電池交換の回数が増加するという問題が生じる。
【0007】また、図5に示した構成では、システムの
起動時のたびにSRAM15,16の記憶内容をコンパ
イルしてSRAM11〜14に転送しなければならない
ものであるから、システムの再起動時における立ち上げ
の時間が長くなり、総合的に見たときに処理速度が遅く
なるという問題が生じる。この問題を解決するにはすべ
てのSRAM11〜16に対して電源回路1の遮断時に
電池Eから給電することが考えられるが、上述したよう
にバックアップに要する電池Eの消費電力が大きくなり
実用的ではない。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その主な目的は、主電源の遮断中にメモリに給
電する電池の電力消費を抑制して、長時間にわたるバッ
クアップを可能とするメモリの電源バックアップ装置を
提供することにあり、他の目的は、起動時にプログラム
やデータのコンパイルを行なうシステムにおいて再起動
時にはコンパイルを不要とすることによって総合的な処
理速度を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、揮発
性のメモリに給電する主電源の遮断時にメモリの記憶内
容を保持するように電池電源からメモリに給電させる電
源選択部を有したメモリの電源バックアップ装置におい
て、複数個のメモリを設け、電源選択部は、別に設けた
プロセッサにより実行されるプログラムやプログラムの
実行時に用いるデータを格納した所要のメモリに対して
主電源の遮断時に選択的に電池電源から給電させること
を特徴としている。
【0010】請求項2の発明は、揮発性のメモリに給電
する主電源の遮断時にメモリの記憶内容を保持するよう
に電池電源からメモリに給電させる電源選択部を有した
メモリの電源バックアップ装置において、複数個のメモ
リを設け、電源選択部は、別に設けたプロセッサのプロ
グラムによりあらかじめ規定されている所要のメモリに
対して主電源の遮断時に選択的に電池電源から給電させ
ることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、揮発性のメモリに給電
する主電源の遮断時にメモリの記憶内容を保持するよう
に電池電源からメモリに給電させる電源選択部を有した
メモリの電源バックアップ装置において、複数個のメモ
リと、メモリに格納されたプログラムやデータを用いる
プロセッサとを設け、電源選択部は、プロセッサによる
メモリのアクセスを検出記憶するとともに主電源の遮断
時には遮断前までにアクセスされたメモリに対して選択
的に電池電源から給電させることを特徴としている。
【0012】請求項4の発明は、揮発性のメモリに給電
する主電源の遮断時にメモリの記憶内容を保持するよう
に電池電源からメモリに給電させる電源選択部を有した
メモリの電源バックアップ装置において、複数個のメモ
リを設け、電源選択部は、各メモリごとに電池電源との
間に介装された機械的スイッチにより選択されている所
要のメモリに対して主電源の遮断時に選択的に給電させ
ることを特徴としている。
【0013】請求項5の発明は、ソースプログラムやプ
ログラム実行の初期条件を与えるデータを格納した記憶
装置と、ソースプログラムや上記データとをコンパイル
するコンパイル装置とが付加され、上記メモリにはコン
パイル後のプログラムやデータが格納されて成ることを
特徴としている。
【0014】
【作用】各請求項の発明においては、いずれも複数個の
メモリを備えるとともに、プロセッサにより実行される
プログラムやプログラムの実行時に用いるデータを格納
した所要のメモリに対して主電源の遮断時に選択的に電
池電源から給電させる電源選択部を設けていることによ
って、従来構成のように主電源の遮断時に不必要なメモ
リにまで電池から給電されることがなくなり、結果的に
電池の消費電力を低減することができるのである。
【0015】請求項2の発明の構成では、主電源の遮断
時において電池から給電されるメモリが、プログラムに
よってソフトウェア的に規定されるから構成が簡単にな
る。また請求項3の発明の構成では、プログラムの実行
中にアクセスされたメモリのみが主電源の遮断時におい
て電池から給電されるのであって、あらかじめどのメモ
リに電池から給電するかを決めておく必要がなく、給電
の必要なメモリが自動的に決定されることになる。一般
的に言えば、プログラムの1回の実行が終了した時点で
1回もアクセスされていないメモリは不要であるから、
請求項3の構成は実用的である。さらに、請求項4の発
明の構成では、機械的スイッチによって電池からの給電
が必要なメモリを選択するから、構成上はもっとも簡単
なものになる。
【0016】請求項5の発明の構成によれば、起動時に
はコンパイルを要するシステムにおいて、コンパイルさ
れたプログラムやデータを格納するメモリについて上記
各請求項の構成による電源のバックアップを行なうか
ら、プログラムやデータの維持に要する電池の消費電力
が少ないながらも再起動時に再コンパイルする必要がな
く、立ち上げ時間を含めた全体としての処理時間が短縮
される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。な
お、以下の実施例において図4、図5の従来例と同様の
機能を有する部材については同じ符号を付してある。 (実施例1)本実施例では、揮発性のメモリとして4個
のSRAM11〜14を用い、主電源としての電源回路
1が遮断してシステムへの給電が停止したときに電池E
からどのSRAM11〜14に給電するかを、プロセッ
サ(CPU)2の実行するプログラムによってソフトウ
ェア的に規定した例を示す。
【0018】各SRAM11〜14の電源回路1からの
給電路にはそれぞれダイオードD5〜D8 が挿入され、
電池Eからの給電路にはアナログスイッチ4の各スイッ
チ素子S1 〜S4 およびダイオードD1 〜D4 の直列回
路がそれぞれ挿入されている。したがって、アナログス
イッチ4のスイッチ素子S1 〜S4 がオンになれば、対
応するSRAM11〜14はダイオードD1 〜D4 を介
して電池Eに接続されることになる。ここに、各SRA
M11〜14と電池Eとの間に挿入されたダイオードD
1 〜D4 と、各SRAM11〜14と電源回路1との間
に挿入されたダイオードD5 〜D8 とは、電源回路1と
電池Eとの互いに他方への逆流を防止し、かつ電源回路
1の遮断時にのみ電池EからSRAM11〜14に給電
されるようにするために設けてある。すなわち、電源回
路1の出力電圧(5V)は電池Eの出力電圧(3V)よ
りも高く設定され、電源回路1からの給電時には電池E
からの給電は停止するようにしてある。
【0019】アナログスイッチ4の各スイッチ素子S1
〜S4 は、プロセッサ2により制御されるラッチ回路3
の出力Q1 〜Q4 によって個別にオン・オフされる。す
なわち、ラッチ回路3はプロセッサ2で実行されるプロ
グラムで規定された所要の出力Q1 〜Q4 のみをHレベ
ルにし、対応するスイッチ素子S1 〜S4 をオンにする
のである。ラッチ回路3でどの出力Q1 〜Q4 をHレベ
ルにするかを決めるデータは、プロセッサ2からの書込
信号WRに同期して書き込まれ、その後、ラッチ回路3
に保持される。ここで、プロセッサ2がラッチ回路3に
保持させるデータは、プロセッサ2で実行されるプログ
ラムによって規定される。したがって、プログラムに応
じてラッチ回路3で保持するデータを変更することがで
き、後述するように電源回路1からの給電が停止ときに
どのSRAM11〜14の記憶内容を保持するかをソフ
トウェア的に決めることができる。
【0020】また、ラッチ回路3およびアナログスイッ
チ4への給電路には、電源回路1との間にダイオードD
10が挿入されるとともに、電池Eとの間にダイオードD
9 が挿入され、電源回路1と電池Eとの間で互いに他方
への逆流を防止するとともに電源回路1の遮断時にのみ
電池Eからの給電がなされるようにしてある。したがっ
て、ラッチ回路3およびアナログスイッチ4には、通常
時には電源回路1から給電され、電源回路1の遮断時に
は電池Eから給電されるのであって、ラッチ回路3のデ
ータは電源回路1の遮断時でも保持され、アナログスイ
ッチ4の各スイッチ素子S1 〜S4 のオン・オフの状態
が保たれるようになっている。
【0021】上記構成によって、プロセッサ2で実行す
るプログラムによってアナログスイッチ4のどのスイッ
チ素子S1 〜S4 をオンにするかを指定しておけば(ス
イッチ素子S1 〜S4 を直接指定したり、何らかの条件
でスイッチ素子S1 〜S4 を指定したりする)、電源回
路1の遮断時には対応するSRAM11〜14にのみ電
池Eから給電されることになる。すなわち、ラッチ回路
3、アナログスイッチ4、ダイオードD1 〜D10により
電源選択部が構成される。したがって、たとえば4個の
SRAM11〜14のうちの3個にしかプログラムやデ
ータが格納されていない場合であれば、1個のSRAM
11〜14に対応するスイッチ素子S1〜S4 をオフに
するようにラッチ回路3にデータを書き込んでおけば、
電池Eの消費電力を低減することができるのである。こ
こで、ラッチ回路3とアナログスイッチ4との消費電力
の合計はSRAM11〜14の1個あたりの消費電力に
比べて相当に小さく、とくにSRAM11〜14が高速
動作するものである場合には、この消費電力は無視でき
る程度になる。したがって、上記構成により、不要なS
RAM11〜14への電池Eからの給電を停止させるこ
とで、電池Eの消耗を抑制することができ、電池Eの交
換回数を少なくすることができるのであって、結果的に
電池コストを含めたシステムのコストを低減することが
できる。なお、ラッチ回路3へのデータの書き込みのタ
イミングは、システムの起動時であってもまたプログラ
ム実行中の任意の時点であってもよい。
【0022】(実施例2)実施例1では、電源回路1の
遮断時に電池Eにより給電されるSRAM11〜14
を、プロセッサ2で実行されるプログラムによりソフト
ウェア的に選択しているが、本実施例では、プログラム
の実行時にアクセスされたSRAM11〜14に対して
電源回路1の遮断時に電池Eから給電されるようにハー
ドウェア的に選択する例を示す。すなわち、本実施例で
は、SRAM11〜14に格納されたプログラムの実行
やSRAM11〜14に対するデータの読み書きによっ
てアクセスされたSRAM11〜14のみが必要なもの
とみなし、他のSRAM11〜14は不要とみなすよう
になっている。
【0023】この機能を実現するために、本実施例で
は、図2に示すように、プロセッサ2から各SRAM1
1〜14への書き込みおよび読み出しを行なう際に発生
するアドレスデータADによりチップセレクト信号CS
1 〜CS4 を発生するデコーダDECと、書込信号WR
と読出信号RDとの論理和(負論理)を出力するオア回
路ORと、各チップセレクト信号CS1 〜CS4 とオア
回路ORの出力との論理積(負論理)をそれぞれ出力す
る4個のアンド回路AN1 〜AN4 とによって構成した
選択指定回路5を電源選択部に付加している。チップセ
レクト信号CS1〜CS4 は、各SRAM11〜14に
も与えられる。ラッチ回路3は、4個のRSフリップフ
ロップFF1 〜FF4 からなり、各RSフリップフロッ
プFF1 〜FF4 のセット端子Sに選択指定回路5の各
アンド回路AN1 〜AN4 の出力が入力される。各RS
フリップフロップFF1 〜FF4 のリセット端子Rに
は、プロセッサ2のポートから出力されるリセット信号
が入力される。本実施例では、ダイオードD1 〜D4
設けていないが、必要に応じてダイオードD1 〜D4
設けるようにする。
【0024】上記構成によって、プロセッサ2がSRA
M11〜14に格納されたプログラムを実行したりSR
AM11〜14に対してデータの読み出しや書き込みを
行なうために、SRAM11〜14をアクセスすると、
そのSRAM11〜14に対応したチップセレクト信号
CS1 〜CS4 がデコーダDECより発生し、アンド回
路AN1 〜AN4 の出力により対応するRSフリップフ
ロップFF1 〜FF4がセットされる。また、アナログ
スイッチ4の各スイッチ素子S1 〜S4 はRSフリップ
フロップFF1 〜FF4 がセットされることによってオ
ンになる。なお、RSフリップフロップFF1 〜FF4
のリセットは、プロセッサ2の動作によてソフトウェア
的に行なわれるようにしてある。
【0025】しかして、プロセッサ2でSRAM11〜
14に格納されたプログラムを実行したりSRAM11
〜14に対してデータの書き込みや読み出しを行なう
と、アクセスされたSRAM11〜14に対応するスイ
ッチ素子S1 〜S4 のみがオンになり、電源回路1の遮
断までにオンになっているスイッチ素子S1 〜S4 に対
応したSRAM11〜14に対してのみ、電源回路1の
遮断後に電池Eからの給電がなされるのである。ラッチ
回路3およびアナログスイッチ4には、実施例1と同様
に、電源回路1の遮断後も電池Eから給電される。
【0026】本実施例の構成では、選択指定回路5で電
池Eによるバックアップを必要とすうSRAM11〜1
4を指定するから、実施例1に比較するとプログラムの
負担がなく、プロセッサ2の負担も軽減されることにな
る。他の構成、動作は実施例1と同様である。 (実施例3)実施例1および実施例2の構成ではラッチ
回路3の出力信号によってアナログスイッチ4のスイッ
チ素子S1 〜S4 をオン・オフさせることで電池Eから
の給電を行なうSRAM11〜14を選択していたが、
本実施例では機械的スイッチ(たとえば、ディップスイ
ッチ)であるスイッチSW1 〜SW4 により電池Eでの
給電を行なうSRAM11〜14を選択している。すな
わち、実施例1におけるスイッチ素子S1 〜S4 をスイ
ッチSW1 〜SW4 に置き換えた構成を有し、ラッチ回
路3を不要とした構成を有している。
【0027】したがって、所要のSRAM11〜14に
対応するスイッチSW1 〜SW4 をオンにすれば、電源
回路1の遮断時には、オンになっているスイッチSW1
〜SW4 に対応するSRAM11〜14だけに電池Eか
ら給電されるのである。本実施例では、ダイオードD1
〜D4 を設けていないが、電池EとスイッチSW1 〜S
4 との間に挿入されたダイオードD0 によって同様の
機能が実現されている。この構成では、実施例1や実施
例2におけるラッチ回路3やアナログスイッチ4が不要
になっているから、電源回路1の遮断時にラッチ回路3
およびアナログスイッチ4に電池Eから給電する必要が
なく、実施例1や実施例2に比べて、電池Eの消費電力
をさらに低減させることができる。他の構成および動作
は実施例1と同様である。
【0028】上記各実施例の構成は、図5に示した従来
構成に対しても適用可能であって、ソースプログラムや
初期条件のデータを格納したSRAM14,15に対し
て電池Eによる電源バックアップを行なうのに加えて、
コンパイル後のプロセッサ2で実行されるオブジェクト
プログラムやオブジェクトプログラムの実行に要するデ
ータなどを格納するメモリとして上記各実施例で示した
SRAM11〜14を用いるのである。このように構成
すれば、起動時においてコンパイルを行なってSRAM
11〜14にプログラムやデータを格納した後は、電源
回路1が遮断しても必要なプログラムやデータはSRA
M11〜14に保持されているから、再起動時に再コン
パイルする必要がないのである。すなわち、立ち上げ時
間が短縮され、総合的に見て処理時間が短縮されること
になる。しかも、必要なSRAM11〜14についての
み電源バックアップを行なうから、電池Eの消費電力も
抑制されるのである。
【0029】
【発明の効果】各請求項の発明は、いずれも複数個のメ
モリを備えるとともに、プロセッサにより実行されるプ
ログラムやプログラムの実行時に用いるデータを格納し
た所要のメモリに対して主電源の遮断時に選択的に電池
電源から給電させる電源選択部を備えているので、従来
構成のように主電源の遮断時に不必要なメモリにまで電
池から給電されることがなくなり、結果的に電池の消費
電力を低減することができるという利点を有する。
【0030】請求項2の発明は、主電源の遮断時におい
て電池から給電されるメモリが、プログラムによってソ
フトウェア的に規定されるので、構成が簡単になるとい
う利点がある。請求項3の発明は、プログラムの実行中
にアクセスされたメモリのみが主電源の遮断時において
電池から給電されるので、あらかじめどのメモリに電池
から給電するかを決めておく必要がなく、給電の必要な
メモリが自動的に決定されることになり、プログラムに
対する負担が少ないという利点がある。
【0031】請求項4の発明は、機械的スイッチによっ
て電池からの給電が必要なメモリを選択するから、構成
上はもっとも簡単であるという利点を有する。請求項5
の発明は、起動時にはコンパイルを要するシステムにお
いて、コンパイルされたプログラムやデータを格納する
メモリについて上記各請求項の構成による電源のバック
アップを行なうから、プログラムやデータの維持に要す
る電池の消費電力が少ないながらも再起動時に再コンパ
イルする必要がなく、立ち上げ時間を含めた全体として
の処理時間が短縮されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すブロック図である。
【図2】実施例2を示すブロック図である。
【図3】実施例3を示すブロック図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】他の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源回路 2 プロセッサ 4 アナログスイッチ 5 選択指定回路 11〜14 SRAM E 電池 S1 〜S4 スイッチ素子 SW1 〜SW4 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性のメモリに給電する主電源の遮断
    時にメモリの記憶内容を保持するように電池電源からメ
    モリに給電させる電源選択部を有したメモリの電源バッ
    クアップ装置において、複数個のメモリを設け、電源選
    択部は、別に設けたプロセッサにより実行されるプログ
    ラムやプログラムの実行時に用いるデータを格納した所
    要のメモリに対して主電源の遮断時に選択的に電池電源
    から給電させることを特徴とするメモリの電源バックア
    ップ装置。
  2. 【請求項2】 揮発性のメモリに給電する主電源の遮断
    時にメモリの記憶内容を保持するように電池電源からメ
    モリに給電させる電源選択部を有したメモリの電源バッ
    クアップ装置において、複数個のメモリを設け、電源選
    択部は、別に設けたプロセッサのプログラムによりあら
    かじめ規定されている所要のメモリに対して主電源の遮
    断時に選択的に電池電源から給電させることを特徴とす
    るメモリの電源バックアップ装置。
  3. 【請求項3】 揮発性のメモリに給電する主電源の遮断
    時にメモリの記憶内容を保持するように電池電源からメ
    モリに給電させる電源選択部を有したメモリの電源バッ
    クアップ装置において、複数個のメモリと、メモリに格
    納されたプログラムやデータを用いるプロセッサとを設
    け、電源選択部は、プロセッサによるメモリのアクセス
    を検出記憶するとともに主電源の遮断時には遮断前まで
    にアクセスされたメモリに対して選択的に電池電源から
    給電させることを特徴とするメモリの電源バックアップ
    装置。
  4. 【請求項4】 揮発性のメモリに給電する主電源の遮断
    時にメモリの記憶内容を保持するように電池電源からメ
    モリに給電させる電源選択部を有したメモリの電源バッ
    クアップ装置において、複数個のメモリを設け、電源選
    択部は、各メモリごとに電池電源との間に介装された機
    械的スイッチにより選択されている所要のメモリに対し
    て主電源の遮断時に選択的に給電させることを特徴とす
    るメモリの電源バックアップ装置。
  5. 【請求項5】 ソースプログラムやプログラム実行の初
    期条件を与えるデータを格納した記憶装置と、ソースプ
    ログラムや上記データとをコンパイルするコンパイル装
    置とが付加され、上記メモリにはコンパイル後のプログ
    ラムやデータが格納されて成ることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載のメモリの電源バッ
    クアップ装置。
JP6057846A 1994-03-28 1994-03-28 メモリの電源バックアップ装置 Withdrawn JPH07271682A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100438587B1 (ko) * 2002-02-20 2004-07-02 엘지전자 주식회사 차량용 정보단말기의 전력저감장치 및 방법
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