JPH07271187A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07271187A
JPH07271187A JP6065017A JP6501794A JPH07271187A JP H07271187 A JPH07271187 A JP H07271187A JP 6065017 A JP6065017 A JP 6065017A JP 6501794 A JP6501794 A JP 6501794A JP H07271187 A JPH07271187 A JP H07271187A
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JP
Japan
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toner
conveying means
toner conveying
axis
photoconductor
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JP6065017A
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English (en)
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Shuichi Endo
修一 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0808Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer supplying means, e.g. structure of developer supply roller
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0855Materials and manufacturing of the developing device
    • G03G2215/0869Supplying member

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 現像ローラと感光体の間に第2のトナー搬送
手段を設けた方式(μ−ISP2段現像方式)の採用を
前提とし、異常画像の発生を防止することができる画像
形成装置を提供する。 【構成】 第1トナー搬送手段43に当接しているトナ
ー規制手段44の加圧力が、第1、第2トナー搬送手段
43,45の軸心D,Mを結んだ直線DMと平行で、第
1トナー搬送手段43の軸心Dから第2トナー搬送手段
45の軸心Mに向かう成分を持ち、さらに第2トナー搬
送手段45と像担持体1の軸心M,Oを結んだ直線OM
と平行で、第2トナー搬送手段45の軸心Mから像担持
体1の軸心Oに向かう成分を持つようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第2トナー搬送手段を
ローラ形状とした2段現像方式の現像装置を有する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一成分系高抵抗トナーを用いた現像方式
の主な従来例として、以下の3つがある。
【0003】まず、第1の従来例としてソフト現像ロー
ラを用いた方式(S−NSP現像方式)がある。図18
は第1の従来例の概略構成を示す説明図である。第1の
従来例では、主としてトナー補給ローラ103と現像ロ
ーラ104との摩擦により、ホッパ102内のトナーが
帯電させられる。現像ローラ104には高電圧電源10
6によりバイアスが掛けられているため、トナーTは静
電力で現像ローラ104に載る。現像ローラ104上の
トナーはブレード105によって薄層化され、現像部に
搬送される。感光体ドラム101はハードであるため、
現像ローラ104をソフトにする(ゴムローラ等の柔軟
材にする)ことによって、現像に必要な感光体ドラム1
01との接触ニップを作り出している。
【0004】次に、第2の従来例としてハード現像ロー
ラを用いた方式(μ−ISP現像方式)がある。図19
は第2の従来例の概略構成を示す説明図である。
【0005】第2の従来例では、磁性トナーは磁力によ
って現像ローラ111上に載る。現像ローラ111上の
トナーはブレード105で薄層化され、また、主として
ブレード105とトナー、トナーとトナーの摩擦によっ
て帯電し、現像部に搬送される。現像ローラ111はハ
ードであるため、ベルト感光体110を用いて、現像に
必要な感光体110との接触ニップを作り出している。
【0006】次に、第3の従来例として現像ローラと感
光体の間に第2のトナー搬送手段を設けた方式(μ−I
SP2段現像方式)がある。この方式は、例えば特開昭
61−34557号公報に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の従来
例であるソフト現像ローラを用いた方式(S−NSP現
像方式)には、以下の欠点がある。
【0008】1.現像ローラがソフトであるため、ブレ
ードによって均一なトナー薄層を作るのが困難である。 2.現像ローラがソフトであるため、クリープ変形(圧
縮永久歪)が発生しやすく、ブレードや感光体との接触
が不均一となって、現像不良が発生する。 3.トナーを均一に帯電させることが困難であり、逆チ
ャージトナー(所望の極性とは逆極性に帯電したトナ
ー)が発生し、地汚れ等の画像不具合が発生する。
【0009】上記1,2の不具合は現像ローラがソフト
であるために発生するものであるため、第2の従来例の
ハード現像ローラを用いた方式(μ−ISP現像方式)
では発生しないが、第2の従来例では、 1.ベルト感光体を用いているため、ベルト感光体の駆
動機構(駆動ローラやギヤ等)が必要となって、コスト
アップとなる。 2.感光体ベルトの張力バランス等によって感光体ベル
トのよりが発生するため、よりの防止機構が必要とな
る。 といった欠点が新たに発生する。
【0010】逆チャージトナーに関する不具合は、ソフ
ト現像ローラを用いた方式と同様に、ハード現像ローラ
を用いた方式でも発生する。逆チャージトナーに関する
不具合を解決するために、第3の従来例の現像ローラと
感光体の間に第2トナー搬送手段を設けた方式(μ−I
SP2段現像方式)が提案されたが、第3の従来例では
第2トナー搬送手段としてベルト状のものを用いている
ため、ハード現像ローラを用いた方式の上記と同様の不
具合が発生する。
【0011】このような不具合を解決するために本出願
人より、2段現像方式において、第2トナー搬送手段を
ローラとした現像方式が既に提案されている。この提案
によって、逆チャージトナーに関する不具合防止を低コ
ストで実現できたが、新たな現像方式(μ−ISP2段
現像方式)で問題となる異常画像対策は十分になされて
いないのが現状である。
【0012】本発明の第1の目的は、μ−ISP2段現
像方式の採用を前提とし、加圧力FBによって第1トナ
ー搬送手段と第2トナー搬送手段、第2トナー搬送手段
と感光体とが常に一定の加圧力で加圧されていることに
なり、それぞれの回転体のくい込み量を大きくしなくて
もその接触が保たれて、各回転体(第1、第2トナー搬
送手段および像担持体)の寿命低下を引き起こさずに各
回転体間の接触を安定することができ、異常画像の発生
を防止することができる画像形成装置を提供することに
ある。
【0013】本発明の第2の目的は、μ−ISP2段現
像方式の採用を前提とし、、各回転体(第1、第2トナ
ー搬送手段および像担持体)の寿命低下を引き起こさず
に各回転体間の接触を安定することができ、異常画像の
発生を防止することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0014】本発明の第3の目的は、μ−ISP2段現
像方式の採用を前提とし、、各回転体(第1、第2トナ
ー搬送手段および像担持体)の寿命低下を引き起こさず
に各回転体間の接触を安定することができ、異常画像の
発生を防止することができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一成分系ト
ナーを用い、トナー量規制手段と、第1及び第2トナー
搬送手段とを有し、前記第1トナー搬送手段上でトナー
量規制手段によりトナーの規制を行った後、前記第2ト
ナー搬送手段へトナーを転移付着させ、この第2トナー
搬送手段によりトナーを像担持体上に現像する現像装置
を備えた画像形成装置において、前記第1トナー搬送手
段に当接しているトナー量規制手段の加圧力が、前記第
1、第2トナー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行で、
前記第1トナー搬送手段の軸心から前記第2トナー搬送
手段の軸心に向かう成分を持ち、さらに前記第2トナー
搬送手段と前記像担持体の軸心を結んだ直線と平行で、
前記第2トナー搬送手段の軸心から前記像担持体の軸心
に向かう成分を持つ第1の手段により達成される。
【0016】また、上記目的は、一成分系トナーを用
い、トナー量規制手段と、第1及び第2トナー搬送手段
とを有し、前記第1トナー搬送手段上でトナー量規制手
段によりトナーの規制を行った後、前記第2トナー搬送
手段へトナーを転移付着させ、この第2トナー搬送手段
によりトナーを像担持体上に現像する現像装置を備えた
画像形成装置において、現像時に前記第1トナー搬送手
段と前記第2トナー搬送手段間に発生する摩擦力が前記
第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、前記第2ト
ナー搬送手段と前記像担持体間に発生する摩擦力が前記
第2トナー搬送手段の軸心に作用する力の合力が、前記
像担持体と前記第2トナー搬送手段の軸心を結んだ直線
と平行で、前記第2トナー搬送手段の軸心から前記像担
持体の軸心に向かう成分を持つ第2の手段により達成さ
れる。
【0017】また、上記目的は、一成分系トナーを用
い、トナー量規制手段と、第1及び第2トナー搬送手段
とを有し、前記第1トナー搬送手段上で前記トナー量規
制手段によりトナーの規制を行った後、前記第2トナー
搬送手段へトナーを転移付着させ、この第2トナー搬送
手段によりトナーを前記像担持体上に現像する現像装置
を備えた画像形成装置において、現像時に前記第1トナ
ー搬送手段と前記第2トナー搬送手段間に発生する摩擦
力が前記第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、前
記第2トナー搬送手段と前記像担持体間に発生する摩擦
力が前記第2トナー搬送手段の軸心に作用する力の合力
が、前記第1トナー搬送手段の軸心と前記第2トナー搬
送手段の軸心と前記像担持体の軸心を結んで形成される
角の角度の小なる方向に向いている第3の手段により達
成される。
【0018】
【作用】第1の手段においては、第1トナー搬送手段に
当接しているトナー量規制手段の加圧力が、第1、第2
トナー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行で、第1トナ
ー搬送手段の軸心から第2トナー搬送手段の軸心に向か
う成分を持ち、さらに第2トナー搬送手段と像担持体の
軸心を結んだ直線と平行で、第2トナー搬送手段の軸心
から像担持体の軸心に向かう成分を持つことで、各回転
体(第1、第2トナー搬送手段及び像担持体)の寿命低
下を引き起こさずに各回転体間の接触が安定する。
【0019】第2の手段においては、現像時に第1トナ
ー搬送手段と第2トナー搬送手段間に発生する摩擦力が
第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、第2トナー
搬送手段と像担持体間に発生する摩擦力が第2トナー搬
送手段の軸心に作用する力の合力が、像担持体と第2ト
ナー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行で、第2トナー
搬送手段の軸心から像担持体の軸心に向かう成分を持つ
ことで、各回転体(第1、第2トナー搬送手段及び像担
持体)の寿命低下を引き起こさずに各回転体間の接触が
安定する。
【0020】第3の手段においては、現像時に第1トナ
ー搬送手段と第2トナー搬送手段間に発生する摩擦力が
第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、第2トナー
搬送手段と像担持体間に発生する摩擦力が第2トナー搬
送手段の軸心に作用する力の合力が、第1トナー搬送手
段の軸心と第2トナー搬送手段の軸心と像担持体の軸心
を結んで形成される角の角度の小なる方向に向いている
ことで、各回転体(第1、第2トナー搬送手段及び像担
持体)の寿命低下を引き起こさずに各回転体間の接触が
安定する。
【0021】
【実施例】図1は実施例に係る画像形成装置の要部構成
図である。
【0022】図中、1は感光体、その感光体1の周りに
は、帯電装置(帯電ローラ)2、現像装置4、転写装置
(転写ローラ)5、クリーニング装置6等、光書き込み
部を除いた電子写真手段が配置されている。そして、こ
れらの電子写真プロセスの右側に光書き込み装置(レー
ザビーム光学装置)3が配置され、その光書き込み装置
3の下方に図示しない給紙カセットが配置されている。
【0023】現像装置4は、図1に示すように、感光体
1の静電潜像にトナーを付着させて現像を行う第2トナ
ー搬送手段45と、第2トナー搬送手段45にトナーを
供給する第1トナー搬送手段43と、第1トナー搬送手
段43上のトナー量を規制するトナー量規制手段44
と、アジテータ42及びトナーホッパ41、さらに図示
していないが第1及び第2トナー搬送手段43,45等
に所定の電圧を印加する電圧印加手段から構成されてい
る。クリーニング装置6はクリーニングブレード61、
トナー回収ローラ62、トナー剥離ブレード63、トナ
ー収納部64等を備えている。定着装置7は定着ローラ
71、加圧ローラ72を備えている。8はレジストロー
ラ、9は転写紙である。
【0024】次に、このプロセス部の動作を説明する。
【0025】この装置では、感光体1は図1において右
回転(矢印方向)をしており、その感光体1上に画像を
形成して、最終的に転写紙9に画像を写しとり、ハード
コピーを得るようになっている。感光体1はまず、帯電
装置2によって表面を一様に帯電され、光書き込み装置
3から照射される光ビームLによって画像情報を書き込
まれて、静電潜像を形成する。この静電潜像に、現像装
置4を通る時、トナーを電界の作用で付着させ、可視像
化(現像)するようになっている。現像装置4の動作に
ついては後で詳述する。続いて転写装置5で感光体1上
のトナー像を転写紙9に写しとり、転写紙9はその後、
感光体1から離れて定着装置7に送られ、そこで熱と圧
力によりトナーを転写紙9に融着させることで、画像を
固定化する。こうして出来上がったハードコピーは装置
外部に排出される。
【0026】一方、転写紙9に移りきらずに感光体1に
残ったトナーはクリーニング装置6で感光体1表面から
除去され、回収される。このようにして清浄になった感
光体1表面は再び帯電装置2によって均一に帯電され、
再度の画像形成に使用することが可能となる。
【0027】なお、ここでは図示しなかったが、帯電工
程の前に光照射して感光体1の残留電荷を消去すると、
良好な帯電が行える。また、帯電装置2及び転写装置5
をローラ方式で図示しているが、従来よりあるコロナチ
ャージャを用いることも可能である。もちろん光書き込
み装置3も、レーザビーム光学装置以外にLEDアレイ
やアナログ複写機で用いられている結像装置などを搭載
することが可能である。
【0028】次に2段現像装置4の動作について説明す
る。
【0029】まず、現像装置4のトナーホッパ41から
アジテータ42で送り出されたトナーを第1トナー搬送
手段43に付着させるには、磁性一成分トナーを用いる
場合、第1トナー搬送手段43を磁界を発生するローラ
として、その磁力によって吸引させる。また、非磁性一
成分トナーの場合でも、第1トナー搬送手段43との間
で摺擦する(図では摺擦部材は記入していない)ことで
トナーを摩擦帯電させて、静電気力でトナーを第1トナ
ー搬送手段43に付着させることが可能である。
【0030】この時点では、第1トナー搬送手段43上
のトナーは帯電状態も不安定で、付着量も均一でないた
め、第1トナー搬送手段43を反時計回り方向に回転さ
せて、第1トナー搬送手段43と当接しているトナー量
規制手段44で不用なトナーを掻き落とし、また間隙を
通過させることでトナーの帯電量を安定化して、適正量
のトナー層を第1トナー搬送手段43上に形成する。
【0031】第1トナー搬送手段43と第2トナー搬送
手段45は図中B部で当接していて、第2トナー搬送手
段45は第1トナー搬送手段43に対して摺擦しながら
回転している。第1、第2トナー搬送手段43,45に
はそれぞれ、電源より所定の電圧が印加されていて、画
像形成(現像)時には第1トナー搬送手段43から第2
トナー搬送手段45にトナーが転移する電圧条件に設定
される。
【0032】例えば、トナーがマイナスに帯電する場合
には第1トナー搬送手段43に印加する電圧V1に対し
て、第2トナー搬送手段45に印加する電圧V2をV2
>V1の関係とすると、第1、第2トナー搬送手段4
3,45の接触部において、マイナス帯電トナーが第2
トナー搬送手段45側に移動する電界が形成される。
【0033】ここで、逆にV2<V1とすると、トナー
は第1トナー搬送手段43側に電気力を受け、第2トナ
ー搬送手段45にほとんどトナーを移らなくすることも
できる。トナーがプラスに帯電する場合は上の説明と逆
の動作となる。第2トナー搬送手段45は図1では回転
方向を記載していないが、どちらの回転方向にしても、
必要なトナー層を第2トナー搬送手段45上に形成する
ことができる。
【0034】ここで、第2トナー搬送手段45上にトナ
ー層を形成する目的は、発明が解決しようとする課題の
項で述べた内容に加えて、第1トナー搬送手段43上で
は僅かに残っていた逆帯電トナーを電界の作用で選択的
に第2トナー搬送手段45表面に供給しないので、完全
に除去することができることが挙げられる。
【0035】また、第1、第2トナー搬送手段43,4
5のそれぞれの回転数を選択することで、第2トナー搬
送手段45上のトナー付着量をある程度任意に設定可能
であり、従来では未帯電トナーが多く混在してしまって
困難だった0.7mg/cm2を超えるトナー層を帯電量が安定
した状態で実現することも容易になった(未帯電トナー
が混在すると、トナー飛散による機内汚染や上記逆帯電
トナーの発生につながる)。さらに、上述したように、
第2トナー搬送手段45上に意識的にトナーを付着させ
ないで、画像形成時以外に感光体1にトナーが転移する
のを防止することもできる。
【0036】第2トナー搬送手段45は感光体1と図中
A部で当接していて、感光体1と摺擦しつつ回転する。
感光体1の静電潜像にトナーを転移して現像(可視像
化)するのは画像形成装置の動作説明でも述べたが、第
2トナー搬送手段45に印加した電圧V2を感光体1の
静電潜像の電位コントラストに対して適正な値に設定す
れば、第2トナー搬送手段45から電界の作用により、
潜像パターンに応じてトナーが移動し、現像が達成され
る。
【0037】図1では転写紙9の搬送経路に制約を受け
て感光体1の回転方向(右回転)が図示されているが、
それに対して第2トナー搬送手段45の回転方向は影響
されず、第2トナー搬送手段45は右、左回転のどちら
方向でも現像することは可能である。
【0038】ところで、このような感光体1とトナー搬
送手段を直接接触させて現像させる方式では、各回転体
間の接触の保持が重要で、第1トナー搬送手段43と第
2トナー搬送手段45の接触が悪くなると、第1トナー
搬送手段43から第2トナー搬送手段45にトナーの転
移が行われず、また、第2トナー搬送手段45と感光体
1の接触が悪くなると、現像が行われなくなり、共に画
像情報の欠落という問題を引き起こすので、それぞれの
接触状態はどうしても確保しなくてはならない。
【0039】図1において、第1トナー搬送手段43、
第2トナー搬送手段45、感光体1はそれぞれ、接触し
つつ回転摺擦しているが、各々の接触幅(ニップ幅と言
われる)はそれぞれの軸心の位置を固定して、一定のく
い込み量を確保することで接触を保っている。
【0040】したがって、三者ともすべて硬度が高く変
形量が少ない材料で構成すると、相互の接触圧力が大き
くなって機械的に実現が困難である。
【0041】このため、第2トナー搬送手段45を変形
容易な材料で構成するか、若しくは第1トナー搬送手段
43と感光体1を変形容易な材料で構成するかのどちら
かの構成を取らなければならない。ここでは前者の構成
について説明を進める。
【0042】第2トナー搬送手段45を変形容易な材料
で構成した場合にも、その機械的な寸法精度や回転軸で
のふれ、軸受のがた等で第2トナー搬送手段45と感光
体1、及び第1トナー搬送手段43間の接触状態が回転
によって随時変化する。その変化に対して接触関係を維
持するためには、上記くい込み量を変化量以上に設定す
ることで対応すると、今度は最大のくい込み位置で必要
以上のくい込み量となり、各回転体間の接触圧力が過剰
になってしまい、摩擦によって回転体自身の寿命や、軸
受部、回転駆動部の寿命が著しく低下することとなって
しまう。
【0043】本発明ではそのような寿命低下を引き起こ
さずに各回転体間の接触を安定化するために、図1に示
した最小の構成で接触方向に力を作用させる構成を提案
するものである。
【0044】以下、各回転体の具体的な圧接構造につい
て説明する。なお、各例で前記図1の構成部分と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】図2及び図3は第1の実施例に係る各回転
体の圧接構造を示す模式図である。
【0046】この第1の実施例ではトナー量規制手段4
4が第1トナー搬送手段43に当接しているが、その加
圧力FBを、第1トナー搬送手段43の軸心Dと第2ト
ナー搬送手段45の軸心Mを通る直線DM(DからMの
方向を正とする)方向の成分FB1と、それと垂直方向の
成分FB2で分解した時、FB1がDM方向に向く(正とな
る)ように加圧力FBを設定する(図2参照)。
【0047】さらに、加圧力FBを第2トナー搬送手段
45の軸心Mと感光体1の軸心Oを通る直線MO(Mか
らOの方向を正とする)方向の成分FB3と、それと垂直
方向の成分FB4とに分解した時、FB3がMO方向に向く
(正となる)ようにすると、加圧力FBによって第1ト
ナー搬送手段43と第2トナー搬送手段45、第2トナ
ー搬送手段45と感光体1とが常に一定の加圧力で加圧
されていることになり、それぞれの回転体のくい込み量
を大きくしなくてもその接触が保たれる。
【0048】このように構成された前記第1の実施例に
あっては、加圧力FBによって第1トナー搬送手段43
と第2トナー搬送手段45、第2トナー搬送手段45と
感光体1とが常に一定の加圧力で加圧されていることに
なり、それぞれの回転体のくい込み量を大きくしなくて
もその接触が保たれて、各回転体(第1、第2トナー搬
送手段43,45および像担持体1)の寿命低下を引き
起こさずに各回転体間の接触を安定することができ、異
常画像の発生を防止することができる。
【0049】次に、第2の実施例を図4〜図11を参照
して説明する。この第2の実施例は、現像時に第1トナ
ー搬送手段43と第2トナー搬送手段間に発生する摩擦
力が第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用する力と、
第2トナー搬送手段45と像担持体1間に発生する摩擦
力が第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用する力の合
力FMが、像担持体1と第2トナー搬送手段45の軸心
Mを結んだ直線OMと平行で、第2トナー搬送手段45
の軸心Mから像担持体1の軸心Oに向かう成分を持つこ
とを特徴とするものであり、以下各例について説明す
る。
【0050】今まで述べてきたように、本画像形成装置
では感光体1と第2トナー搬送手段45、並びに第2ト
ナー搬送手段45と第1トナー搬送手段43がそれぞれ
当接しつつ回転しているので、それらの接触部で等速、
同方向に回転していない限り、それぞれの当接部におい
て摩擦力が発生し、それが各回転体の軸心に作用する。
この軸心に働く摩擦力の大きさと向きは各回転体同士の
トナー層を介在させた状態での摩擦係数、回転体間の当
接圧力、回転方向、回転速度に依存している。
【0051】そこで図4に示す第2の実施例の第1の例
での作用する力について説明する。なお、前記実施例と
同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図4は、感光体1が右回転(図1と同じ)していて、そ
れに対して第2トナー搬送手段45が感光体1との接触
部で同方向(左回転)に感光体1よりも速い線速で回転
している状態を示す説明図である。なお、第1のトナー
搬送手段43は左回転である。
【0052】ここで、図4中黒塗りの矢印は各回転体の
回転を示し、矢印の長さでその速さ(感光体1の速さを
O、第1トナー搬送手段43の速さをVD、第2トナー
搬送手段45の速さをVEとする)を簡略的に示してい
る。
【0053】この摺擦による摩擦力は、感光体軸心Oに
は力F1′として働き、第2トナー搬送手段45の軸心
Mには同じ大きさで向きの違う力F1として働く。
【0054】ここで、白抜きの矢印は作用する力を示
し、矢印の大きさでその力の大きさを表すことにする。
また、第2トナー搬送手段45の回転に対して第1トナ
ー搬送手段43はその接触部で逆方向(左回転)に第2
トナー搬送手段45よりも速い線速で回転しているの
で、そこで発生する摩擦力は第2トナー搬送手段45の
軸心MにF2として働き、第1トナー搬送手段43の軸
心DにはF2′として作用する。
【0055】この第2の実施例の第1の例では、第1、
第2搬送手段43,45間に働く摩擦力が第2トナー搬
送手段45、感光体1間に働く摩擦力よりも大きい場合
を示している。第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用
する力はF1とF2の合力であるから、図4のFMとな
る。
【0056】ところで、この合力FMは、感光体1と第
1、第2トナー搬送手段43,45の軸心O,D,Mが
同一直線上に配置してある場合には摩擦力は接線力であ
るために、合力FMも接線方向の成分のみとなり、軸心
−軸心方向には作用しない。
【0057】しかし図4の第2の実施例の第1の例のよ
うに、直線OMと直線MDが同一直線でない場合には合
力FMは直線OM方向の成分も持つようになる。したが
って、図4のような各回転体(1,43,45)の回
転、配置条件であれば、動作時には第2トナー搬送手段
45は合力FMの直線OM方向の成分により感光体1方
向に圧力を受けることになり、上述したように、食い込
み量を大きくしなくても接触を安定に保つことができ
る。
【0058】この図4の第2の実施例の第1の例では、
さらに合力FMが第2トナー搬送手段45を感光体1と
第1トナー搬送手段43間の間隙に楔として作用してい
る(後に詳述)ので、各回転体(1,43,45)の接
触の安定性がより一層増している。
【0059】本画像形成装置で使用する感光体1は、有
機感光体、無機感光体(a−Si,Se)共に可能で、
第2トナー搬送手段45は、ゴムローラ単独やゴムロー
ラに低摩擦材をコーティングしたもの、スポンジローラ
上にゴム層を形成したもの、スポンジローラに低摩擦材
をコーティングしたもの、チューブ材で被覆したもの等
が使用できる。
【0060】また、第1トナー搬送手段43には、金属
ローラ、ゴムローラ、プラスチックローラ、ゴムマグネ
ットローラ、プラスチックマグネットローラ等が使用で
きる。
【0061】各回転体(1,43,45)の回転数は供
給するトナー量によるが、第1トナー搬送手段43のト
ナー付着量を少なめ(例えば0.3mg/cm2)にして、第2
トナー搬送手段45のトナー付着量を第1トナー搬送手
段43より多く(例えば0.7mg/cm2)するには、第1ト
ナー搬送手段43の方を速く回転させる。また、感光体
1への黒べた現像を保証するためには、0.7〜1.0mg/cm
2程度のトナーを付着させないといけないので、第2ト
ナー搬送手段45は感光体1よりも速く回転させること
になる。そのように設定したのが図4の第1の例であ
る。
【0062】また、第1トナー搬送手段43のトナー付
着量を少なく設定した場合、その表面をトナーで覆い尽
くせないので、第2トナー搬送手段45との摩擦力は若
干大きいものとなる。一方、第2トナー搬送手段45と
感光体1の間では十分なトナーが介在しているので、ト
ナーが潤滑剤の役割をするために、第2トナー搬送手段
45、感光体1間の摩擦力は下がり、結果的に図4のよ
うな力関係となる。
【0063】次に、第2の実施例の第2の例を説明す
る。図5は第2の実施例の第2の例に係る各回転体の圧
接構造を示す模式図、図12は回転体のくい込み量とニ
ップ幅の関係を示す特性図、図13は回転体のくい込み
量と加圧力の関係を示す特性図である。なお、第2の例
の感光体1、第1トナー搬送手段43、第2トナー搬送
手段45の回転方向は前記第1の例と同じであり、また
前記実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0064】第2の実施例の第2の例に示すように、前
記第2の実施例の第1の例とは逆に、第2トナー搬送手
段45、感光体1間の摩擦力の方が大きくなる場合もあ
る(図5参照)。これは第1トナー搬送手段43のトナ
ー付着量を前記第1の例よりも多くし、第1、第2トナ
ー搬送手段43,45間の摩擦力を下げ、一方、第2ト
ナー搬送手段45と感光体1の間ではニップ幅を大きく
とることで、摩擦力が大きくなる場合である。
【0065】この第2の実施例の第2の例では、第1ト
ナー搬送手段45の軸心Mに作用する摩擦力の合力FM
は、直線MOの方向に正の成分を有しているので動作時
には感光体1側への圧力は加わるように働き、第2トナ
ー搬送手段45の感光体1への接触が保たれる。
【0066】しかし、前記図4の第1の例と異なり、第
1トナー搬送手段43に対しては逃げる方向に作用する
ので、第1、第2トナー搬送手段43,45間の接触を
保持するためには食い込み量で対応するしかない。
【0067】ここで第1トナー搬送手段43は第2トナ
ー搬送手段45よりも曲率半径が小さいので、図12、
図13に示すように、大きい場合に比べて多少くい込み
量を増やしても、加圧力、ニップ幅ともに急激に大きく
なることはない。即ち、摩擦力も急激には大きくならず
に対応可能である(このことを曲率半径の大きな感光体
1で行うと、加圧力、摩擦力の増大を招いてしまう)。
【0068】次に、第2の実施例の第3の例を説明す
る。図6は第2の実施例の第3の例に係る各回転体の圧
接構造を示す模式図である。
【0069】ここで図6は第1トナー搬送手段43の回
転方向が前記第1,2の例と逆なので(右回転)、トナ
ー規制手段44は、図1とは逆の配置になっている(感
光体1、及び第2トナー搬送手段45とも右回転であ
る)。
【0070】この摺擦による摩擦力は、図6に示すよう
に、感光体軸心Oには力F1′として働き、第2トナー
搬送手段45の軸心Mには同じ大きさで向きの違う力F
1として働く。また、第2トナー搬送手段45の回転に
対して第1トナー搬送手段43はその接触部で逆方向
(左回転)に第2トナー搬送手段45よりも速い線速で
回転しているので、そこで発生する摩擦力は第2トナー
搬送手段45の軸心MにF2として働き、第1トナー搬
送手段43の軸心DにはF2′として作用する。
【0071】この第2の実施例の第3の例では、第1、
第2搬送手段43,45間に働く摩擦力が第2トナー搬
送手段45、感光体1間に働く摩擦力よりも大きい場合
を示している。第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用
する力はF1とF2の合力であるから、図6のFMとな
る。
【0072】図6のように、直線OMと直線MDが同一
直線でない場合には合力FMは直線OM方向の成分も持
つようになる。したがって、図6のような各回転体
(1,43,45)の回転、配置条件であれば、動作時
には第2トナー搬送手段45は合力FMの直線OM方向
の成分により感光体1方向に圧力を受けることになり、
上述したように、食い込み量を大きくしなくても接触を
安定に保つことができる。
【0073】この第2の実施例の第3の例では、さらに
合力FMが第2トナー搬送手段45を感光体1と第1ト
ナー搬送手段43間の間隙に楔として作用しているの
で、各回転体(1,43,45)の接触の安定性がより
一層増している。
【0074】次に、第2の実施例の第4の例を説明す
る。図7は第2の実施例の第4の例に係る各回転体の圧
接構造を示す模式図である。なお、第4の例の感光体
1、第1トナー搬送手段43、第2トナー搬送手段45
の回転方向は前記第3の例と同じである。
【0075】第2の実施例の第4の例に示すように、前
記第2の実施例の第3の例とは逆に、第2トナー搬送手
段45、感光体1間の摩擦力の方が大きくなる場合もあ
る(図7参照)。これは第1トナー搬送手段43のトナ
ー付着量を前記第3の例よりも多くし、第1、第2トナ
ー搬送手段43,45間の摩擦力を下げ、一方、第2ト
ナー搬送手段45と感光体1の間ではニップ幅を大きく
とることで、摩擦力が大きくなる場合である。
【0076】次に、第2の実施例の第6の例〜第8の例
を説明する。図8は第2の実施例の第5の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図、図9は第2の実施例の第
6の例に係る各感光体の圧接構造を示す模式図、図10
は第2の実施例の第7の例に係る各感光体の圧接構造を
示す模式図、図11は第2の実施例の第8の例に係る各
感光体の圧接構造を示す模式図である。なお、前記実施
例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0077】図8ないし図11に示す第2の実施例の第
5の例〜第8の例は第1トナー搬送手段43よりも第2
トナー搬送手段45を速く回転させている例であり、こ
の時、第2トナー搬送手段45のトナー付着量は第1ト
ナー搬送手段43よりも少なくなるが、結果的に第2ト
ナー搬送手段45と感光体1の線速比が大きくなってい
るために現像上は問題はない。
【0078】なお、第5,6の例の感光体1、第1トナ
ー搬送手段43の回転方向は右回転、第2トナー搬送手
段45の回転方向は左回転で、トナー規制手段44は、
前記図6と同じ配置になっており、第7,8の例の感光
体1、第2トナー搬送手段45の回転方向は右回転、第
1トナー搬送手段43の回転方向は左回転でトナー規制
手段44は、図1と同じ配置になっている。
【0079】このように構成された前記第2の実施例に
あっては、現像時に第1トナー搬送手段43と第2トナ
ー搬送手段45間に発生する摩擦力が第2トナー搬送手
段45の軸心に作用する力Mと、第2トナー搬送手段4
5と像担持体1間に発生する摩擦力が第2トナー搬送手
段45の軸心Mに作用する力の合力が、像担持体1と第
2トナー搬送手段45の軸心Mを結んだ直線OMと平行
で、第2トナー搬送手段45の軸心Mから像担持体1の
軸心Oに向かう成分を持つことで、各回転体(第1、第
2トナー搬送手段43,45および像担持体1)の寿命
低下を引き起こさずに各回転体間の接触を安定すること
ができる。
【0080】次に、第3の実施例を説明する。図14な
いし図17は第3の実施例の第1〜第4の例に係る各回
転体の圧接構造を示す模式図である。なお、前記実施例
と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0081】前記第2の実施例の説明で述べたように、
第2トナー搬送手段45の軸心Mには感光体1および第
1トナー搬送手段43との摩擦力の合力FMが作用す
る。即ち、図14の第3の実施例の第1の例では、感光
体1が右回転(前記図1と同じ)していて、それに対し
て第2トナー搬送手段45が感光体1との接触部で逆方
向(右回転)に感光体1よりも速い線速で回転してい
る。
【0082】この摺擦による摩擦力は感光体軸心Oには
力F1′として働き、第2トナー搬送手段45の軸心M
には同じ大きさで向きの違う力F1として働く。また、
第2トナー搬送手段45の回転に対して第1トナー搬送
手段43はその接触部で同方向(左回転)に第2トナー
搬送手段45よりも速い線速で回転しているので、そこ
で発生する摩擦力は第2トナー搬送手段45の軸心Mに
F2として働き、第1トナー搬送手段43の軸心Dには
F2′として作用する。
【0083】この第3の実施例の第1の例では図14に
示すように、第1、第2トナー搬送手段43,45間に
働く摩擦力が第2トナー搬送手段45、感光体1間に働
く摩擦力よりも大きい場合を示している。第2トナー搬
送手段45の軸心Mに作用する力はF1とF2の合力であ
るから、図14のFMとなる。この場合のFMは感光体1
の軸心Oと第2トナー搬送手段45の軸心Mを結んだ直
線MOと、第1、第2トナー搬送手段43,45の軸心
D,Mを結んだ直線DMのなす角∠OMDの小さい方に
向いているので、第2トナー搬送手段45は感光体1と
第1トナー搬送手段43の間隙に丁度、楔のような形で
圧力を受けて、回転体相互の接触状態が保たれる。
【0084】以下に同様な構成を図15ないし図17に
示してある。
【0085】図15に示す第3の実施例の第2の例で
は、前記第2の実施例の第1の例とは逆に、第2トナー
搬送手段45、感光体1間の摩擦力の方が大きくなる場
合である。これは第1トナー搬送手段43のトナー付着
量を前記第1の例よりも多くし、第1、第2トナー搬送
手段43,45間の摩擦力を下げ、一方、第2トナー搬
送手段45と感光体1の間ではニップ幅を大きくとるこ
とで、摩擦力が大きくなる場合である。なお、第2の例
の各回転体の回転方向は前記第3の実施例の第1の例と
同じである。
【0086】図16、図17に示す第3の実施例の第
3,4の例は第1トナー搬送手段43の回転方向が前記
第1,2の例と逆なので(第2トナー搬送手段45も逆
に左回転である)、トナー規制手段44は前記図1とは
逆の配置とする。
【0087】第3の実施例の第3の例は第2トナー搬送
手段45、感光体1間の摩擦力の方が小さくなる場合
で、また第3の実施例の第4の例は第2トナー搬送手段
45、感光体1間の摩擦力の方が大きくなる場合であ
る。
【0088】摺擦による摩擦力は、図16に示すよう
に、感光体軸心Oには力F1′として働き、第2トナー
搬送手段45の軸心Mには同じ大きさで向きの違う力F
1として働く。また、第2トナー搬送手段45の回転に
対して第1トナー搬送手段43はその接触部で逆方向
(左回転)に第2トナー搬送手段45よりも速い線速で
回転しているので、そこで発生する摩擦力は第2トナー
搬送手段45の軸心MにF2として働き、第1トナー搬
送手段43の軸心DにはF2′として作用する。
【0089】この第3の実施例の第3の例では、第1、
第2搬送手段43,45間に働く摩擦力が第2トナー搬
送手段45、感光体1間に働く摩擦力よりも大きい場合
を示している。第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用
する力はF1とF2の合力であるから、図16のFMとな
る。
【0090】また第3の実施例の第4の例では、第2ト
ナー搬送手段45、感光体1間に働く摩擦力が第1、第
2搬送手段43,45間に働く摩擦力よりも大きい場合
を示している。第2トナー搬送手段45の軸心Mに作用
する力はF1とF2の合力であるから、図17のFMとな
る。
【0091】このように第3の実施例の第2〜4の例に
あっても、合力FMは感光体1の軸心Oと第2トナー搬
送手段45の軸心Mを結んだ直線MOと、第1、第2ト
ナー搬送手段43,45の軸心D,Mを結んだ直線DM
のなす角∠OMDの小さい方に向いているので、第2ト
ナー搬送手段45は感光体1と第1トナー搬送手段43
の間隙に丁度、楔のような形で圧力を受けて、回転体相
互の接触状態が保たれる。
【0092】このように構成された前記第3の実施例に
あっては、現像時に第1トナー搬送手段43と第2トナ
ー搬送手段45間に発生する摩擦力が第2トナー搬送手
段45の軸心Mに作用する力と、第2トナー搬送手段4
5と像担持体1間に発生する摩擦力が第2トナー搬送手
段45の軸心Mに作用する力の合力FMが、第1トナー
搬送手段43の軸心と第2トナー搬送手段45の軸心M
と像担持体1の軸心Oを結んで形成される角の角度の小
なる方向に向いていることで、各回転体(第1、第2ト
ナー搬送手段43,45および像担持体1)の寿命低下
を引き起こさずに各回転体間の接触を安定することがで
きる。
【0093】なお、上記の実施例では、感光体1が第2
トナー搬送手段45よりも速く回転する場合については
記載していないが、そのような構成でも上記に述べた考
え方で各回転体の接触を安定化することが可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1トナ
ー搬送手段に当接しているトナー規制手段の加圧力が、
第1、第2トナー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行
で、第1トナー搬送手段の軸心から第2トナー搬送手段
の軸心に向かう成分を持ち、さらに第2トナー搬送手段
と像担持体の軸心を結んだ直線と平行で、第2トナー搬
送手段の軸心から像担持体の軸心に向かう成分を持つこ
とで、各回転体(第1、第2トナー搬送手段および像担
持体)の寿命低下を引き起こさずに各回転体間の接触を
安定することができる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、現像時に第
1トナー搬送手段と第2トナー搬送手段間に発生する摩
擦力が第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、第2
トナー搬送手段と像担持体間に発生する摩擦力が第2ト
ナー搬送手段の軸心に作用する力の合力が、像担持体と
第2トナー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行で、第2
トナー搬送手段の軸心から像担持体の軸心に向かう成分
を持つことで、各回転体(第1、第2トナー搬送手段お
よび像担持体)の寿命低下を引き起こさずに各回転体間
の接触を安定することができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、現像時に第
1トナー搬送手段と第2トナー搬送手段間に発生する摩
擦力が第2トナー搬送手段の軸心に作用する力と、第2
トナー搬送手段と像担持体間に発生する摩擦力が第2ト
ナー搬送手段の軸心に作用する力の合力が、第1トナー
搬送手段の軸心と第2トナー搬送手段の軸心と像担持体
の軸心を結んで形成される角の角度の小なる方向に向い
ていることで、各回転体(第1、第2トナー搬送手段お
よび像担持体)の寿命低下を引き起こさずに各回転体間
の接触を安定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置の要部構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る各感光体の圧接構
造を示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る各感光体の圧接構
造を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施例の第1の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図5】本発明の第2の実施例の第2の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施例の第3の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施例の第4の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図8】本発明の第2の実施例の第5の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図9】本発明の第2の実施例の第6の例に係る各感光
体の圧接構造を示す模式図である。
【図10】本発明の第2の実施例の第7の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図11】本発明の第2の実施例の第8の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図12】回転体のくい込み量とニップ幅の関係を示す
特性図である。
【図13】回転体のくい込み量と加圧力の関係を示す特
性図である。
【図14】本発明の第3の実施例の第1の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図15】本発明の第3の実施例の第2の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図16】本発明の第3の実施例の第3の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図17】本発明の第3の実施例の第4の例に係る各感
光体の圧接構造を示す模式図である。
【図18】S−NSP現像方式の現像器の構成図であ
る。
【図19】μ−ISP現像方式の現像器の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 43 第1トナー搬送手段 44 トナー規制手段 45 第2トナー搬送手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分系トナーを用い、トナー量規制手
    段と、第1及び第2トナー搬送手段とを有し、前記第1
    トナー搬送手段上でトナー量規制手段によりトナーの規
    制を行った後、前記第2トナー搬送手段へトナーを転移
    付着させ、この第2トナー搬送手段によりトナーを像担
    持体上に現像する現像装置を備えた画像形成装置におい
    て、 前記第1トナー搬送手段に当接しているトナー量規制手
    段の加圧力が、前記第1、第2トナー搬送手段の軸心を
    結んだ直線と平行で、前記第1トナー搬送手段の軸心か
    ら前記第2トナー搬送手段の軸心に向かう成分を持ち、
    さらに前記第2トナー搬送手段と前記像担持体の軸心を
    結んだ直線と平行で、前記第2トナー搬送手段の軸心か
    ら前記像担持体の軸心に向かう成分を持つことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 一成分系トナーを用い、トナー量規制手
    段と、第1及び第2トナー搬送手段とを有し、前記第1
    トナー搬送手段上でトナー量規制手段によりトナーの規
    制を行った後、前記第2トナー搬送手段へトナーを転移
    付着させ、この第2トナー搬送手段によりトナーを像担
    持体上に現像する現像装置を備えた画像形成装置におい
    て、 現像時に前記第1トナー搬送手段と前記第2トナー搬送
    手段間に発生する摩擦力が前記第2トナー搬送手段の軸
    心に作用する力と、前記第2トナー搬送手段と前記像担
    持体間に発生する摩擦力が前記第2トナー搬送手段の軸
    心に作用する力の合力が、前記像担持体と前記第2トナ
    ー搬送手段の軸心を結んだ直線と平行で、前記第2トナ
    ー搬送手段の軸心から前記像担持体の軸心に向かう成分
    を持つことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一成分系トナーを用い、トナー量規制手
    段と、第1及び第2トナー搬送手段とを有し、前記第1
    トナー搬送手段上で前記トナー量規制手段によりトナー
    の規制を行った後、前記第2トナー搬送手段へトナーを
    転移付着させ、この第2トナー搬送手段によりトナーを
    前記像担持体上に現像する現像装置を備えた画像形成装
    置において、 現像時に前記第1トナー搬送手段と前記第2トナー搬送
    手段間に発生する摩擦力が前記第2トナー搬送手段の軸
    心に作用する力と、前記第2トナー搬送手段と前記像担
    持体間に発生する摩擦力が前記第2トナー搬送手段の軸
    心に作用する力の合力が、前記第1トナー搬送手段の軸
    心と前記第2トナー搬送手段の軸心と前記像担持体の軸
    心を結んで形成される角の角度の小なる方向に向いてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP6065017A 1994-04-01 1994-04-01 画像形成装置 Pending JPH07271187A (ja)

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