JPH07269982A - ヒートポンプ装置 - Google Patents
ヒートポンプ装置Info
- Publication number
- JPH07269982A JPH07269982A JP5723894A JP5723894A JPH07269982A JP H07269982 A JPH07269982 A JP H07269982A JP 5723894 A JP5723894 A JP 5723894A JP 5723894 A JP5723894 A JP 5723894A JP H07269982 A JPH07269982 A JP H07269982A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- engine
- heat pump
- pump device
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒートポンプ装置において、部分負荷効率の
向上を図る。 【構成】 エンジン側の駆動回転軸１０に駆動プーリー
１１、１２を取り付けると共に圧縮機側の入力回転軸１
３に大径側クラッチアーマチャ２３付の大径入力プーリ
ー１４と小径側クラッチアーマチャ２２付の小径入力プ
ーリー１５を取り付けてベルト１６、１７で夫々を連結
すると共に負荷検出器２７で検出される負荷を基に制御
器２６により、前記クラッチアーマチャ２２及び２３を
切り換えてエンジン側と圧縮機側との回転比を制御する
ことにより、圧縮機側のターンダウン比を拡大し、これ
により部分負荷効率の向上を図る。
向上を図る。 【構成】 エンジン側の駆動回転軸１０に駆動プーリー
１１、１２を取り付けると共に圧縮機側の入力回転軸１
３に大径側クラッチアーマチャ２３付の大径入力プーリ
ー１４と小径側クラッチアーマチャ２２付の小径入力プ
ーリー１５を取り付けてベルト１６、１７で夫々を連結
すると共に負荷検出器２７で検出される負荷を基に制御
器２６により、前記クラッチアーマチャ２２及び２３を
切り換えてエンジン側と圧縮機側との回転比を制御する
ことにより、圧縮機側のターンダウン比を拡大し、これ
により部分負荷効率の向上を図る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、開放型圧縮機をエンジ
ンにより駆動して冷房又は暖房を行うヒートポンプ装置
に適用される。
ンにより駆動して冷房又は暖房を行うヒートポンプ装置
に適用される。
【０００２】
【従来の技術】ヒートポンプ装置において、圧縮機を駆
動する方式としてはモータ駆動方式とガスエンジン等を
用いたエンジン駆動方式がある。又、駆動力伝達方式と
しては、図４に示すように、エンジン１の駆動軸２の回
転を駆動プーリー３、ベルト４、プーリー５を経由して
圧縮機６の回転軸７に伝達したり、ギャーを経由して伝
達する所謂開放方式と、エンジンの回転を直接伝達する
直結方式がある。ところで、これらの駆動方式であっ
て、開放型の場合、圧縮機６側のターンダウン比（最高
回転数／最低回転数）は、エンジン１側のターンダウン
比で決まってしまう。例えば、エンジン側の回転数が1,
000 〜3,000 ｒｐｍ（ターンダウン比３）でプーリー比
が1.2 であれば、圧縮機側の回転数は1,200 〜3,600 ｒ
ｐｍ（ターンダウン比３）となる。
動する方式としてはモータ駆動方式とガスエンジン等を
用いたエンジン駆動方式がある。又、駆動力伝達方式と
しては、図４に示すように、エンジン１の駆動軸２の回
転を駆動プーリー３、ベルト４、プーリー５を経由して
圧縮機６の回転軸７に伝達したり、ギャーを経由して伝
達する所謂開放方式と、エンジンの回転を直接伝達する
直結方式がある。ところで、これらの駆動方式であっ
て、開放型の場合、圧縮機６側のターンダウン比（最高
回転数／最低回転数）は、エンジン１側のターンダウン
比で決まってしまう。例えば、エンジン側の回転数が1,
000 〜3,000 ｒｐｍ（ターンダウン比３）でプーリー比
が1.2 であれば、圧縮機側の回転数は1,200 〜3,600 ｒ
ｐｍ（ターンダウン比３）となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、エンジン
側のターンダウン比で圧縮機側のターンダウン比が決ま
ってしまうことから、エンジン側のターンダウン比が小
さいと、圧縮機の容量制御範囲が狭くなり、部分負荷効
率が悪くなる。このため、諸条件に合った冷暖房及び省
エネ運転ができないという欠点がある。
側のターンダウン比で圧縮機側のターンダウン比が決ま
ってしまうことから、エンジン側のターンダウン比が小
さいと、圧縮機の容量制御範囲が狭くなり、部分負荷効
率が悪くなる。このため、諸条件に合った冷暖房及び省
エネ運転ができないという欠点がある。
【０００４】本発明は斯る点に鑑みて提案されるもので
あって、その目的とするところは、エンジン駆動のヒー
トポンプ装置において、圧縮機側のターンダウン比をエ
ンジン側よりも大きくなるように制御して部分負荷効率
の向上を図ることである。
あって、その目的とするところは、エンジン駆動のヒー
トポンプ装置において、圧縮機側のターンダウン比をエ
ンジン側よりも大きくなるように制御して部分負荷効率
の向上を図ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヒートポン
プ装置の構成は次のとおりである。
プ装置の構成は次のとおりである。
【０００６】１．開放型圧縮機をエンジンにて駆動する
ヒートポンプ装置において、圧縮機側の回転入力部に変
速手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変速手段を
切り換えることにより、圧縮機側のターンダウン比を変
更して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設けて成る
ヒートポンプ装置。
ヒートポンプ装置において、圧縮機側の回転入力部に変
速手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変速手段を
切り換えることにより、圧縮機側のターンダウン比を変
更して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設けて成る
ヒートポンプ装置。
【０００７】２．開放型圧縮機のロータを駆動する回転
軸に対してクラッチ機構を介して直径の異なるプーリー
を二段に取り付けると共にこのプーリーとエンジン側駆
動軸に取り付けられた駆動プーリー間に夫々ベルトを掛
け渡し、負荷を検出して圧縮機側のクラッチを操作する
ことにより、圧縮機側のターンダウン比を変更して、部
分負荷効率の向上を図る制御器を設けて成るヒートポン
プ装置。
軸に対してクラッチ機構を介して直径の異なるプーリー
を二段に取り付けると共にこのプーリーとエンジン側駆
動軸に取り付けられた駆動プーリー間に夫々ベルトを掛
け渡し、負荷を検出して圧縮機側のクラッチを操作する
ことにより、圧縮機側のターンダウン比を変更して、部
分負荷効率の向上を図る制御器を設けて成るヒートポン
プ装置。
【０００８】３．エンジンの駆動軸の回転をギャー群を
経由して開放型圧縮機の回転軸に伝達する方式のヒート
ポンプ装置において、ギャー群の一部にギャー比を変更
できる変速手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変
速手段を切り換えることにより、圧縮機側のターンダウ
ン比を変更して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設
けて成るヒートポンプ装置。
経由して開放型圧縮機の回転軸に伝達する方式のヒート
ポンプ装置において、ギャー群の一部にギャー比を変更
できる変速手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変
速手段を切り換えることにより、圧縮機側のターンダウ
ン比を変更して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設
けて成るヒートポンプ装置。
【０００９】
【作用】制御器は、例えば冷暖房時における室内温度、
冷媒圧力、冷暖房時の冷媒の戻り温度等を検出すること
によって運転時の冷暖房負荷を検出し、この負荷の変動
に合わせてあらかじめ設定した値に基づき変速手段を制
御する。例えば、エンジン側の回転数が1,000 〜3,000
ｒｐｍ（ターンダウン比３）の時、エンジン側と圧縮機
側との回転比が1.2 と1.6 の２段となるように変速手段
を設けておくと、圧縮機側の回転数の範囲は1,200 〜4,
800 ｒｐｍとなり、ターンダウン比は４となる。この結
果、負荷に応じて制御できる圧縮機の運転範囲が広くな
る。
冷媒圧力、冷暖房時の冷媒の戻り温度等を検出すること
によって運転時の冷暖房負荷を検出し、この負荷の変動
に合わせてあらかじめ設定した値に基づき変速手段を制
御する。例えば、エンジン側の回転数が1,000 〜3,000
ｒｐｍ（ターンダウン比３）の時、エンジン側と圧縮機
側との回転比が1.2 と1.6 の２段となるように変速手段
を設けておくと、圧縮機側の回転数の範囲は1,200 〜4,
800 ｒｐｍとなり、ターンダウン比は４となる。この結
果、負荷に応じて制御できる圧縮機の運転範囲が広くな
る。
【００１０】
【実施例】図１はヒートポンプ装置において、ガスエン
ジン側の駆動回転軸１０に同径のプーリー１１、１２を
取り付け、圧縮機側の入力回転軸１３に大径入力プーリ
ー１４と小径入力プーリー１５を二段に取り付け、プー
リー１１と１５間及びプーリー１２と１４間をベルト１
６、１７で夫々連結することにより、ガスエンジン側の
回転を圧縮機側に伝達するように構成したものである。
ジン側の駆動回転軸１０に同径のプーリー１１、１２を
取り付け、圧縮機側の入力回転軸１３に大径入力プーリ
ー１４と小径入力プーリー１５を二段に取り付け、プー
リー１１と１５間及びプーリー１２と１４間をベルト１
６、１７で夫々連結することにより、ガスエンジン側の
回転を圧縮機側に伝達するように構成したものである。
【００１１】図２は圧縮機側に取り付けた変速手段とし
てのクラッチ機構であって、このクラッチ機構は、ケー
シング１８、シリンダー１９、ロータ２０、圧縮機フロ
ントカバー２１、入力回転軸１３に対して二段に取り付
けられた小径側クラッチアーマチャ２２、大径側クラッ
チアーマチャ２３、大径入力プーリー１４内に組み込ま
れた大径側電磁コイル２５、小径入力プーリー１５内に
組み込まれた小径側電磁コイル２４から成る。
てのクラッチ機構であって、このクラッチ機構は、ケー
シング１８、シリンダー１９、ロータ２０、圧縮機フロ
ントカバー２１、入力回転軸１３に対して二段に取り付
けられた小径側クラッチアーマチャ２２、大径側クラッ
チアーマチャ２３、大径入力プーリー１４内に組み込ま
れた大径側電磁コイル２５、小径入力プーリー１５内に
組み込まれた小径側電磁コイル２４から成る。
【００１２】２６は制御器であって、この制御器２６
は、室内温度、冷媒圧力、冷暖房時の冷媒の戻り温度等
を検出する負荷検出器２７からの信号に基づき、前記電
磁コイル２４、２５（小径側クラッチアーマチャ２２、
大径側クラッチアーマチャ２３）を切り換えて圧縮機側
のターンダウン比を制御し、これにより部分負荷効率の
向上を図るための制御を行う。
は、室内温度、冷媒圧力、冷暖房時の冷媒の戻り温度等
を検出する負荷検出器２７からの信号に基づき、前記電
磁コイル２４、２５（小径側クラッチアーマチャ２２、
大径側クラッチアーマチャ２３）を切り換えて圧縮機側
のターンダウン比を制御し、これにより部分負荷効率の
向上を図るための制御を行う。
【００１３】図３はガスエンジン側と圧縮機側間をギャ
ー群で連結した場合に、このギャー群の中に組み込んだ
変速手段としてのクラッチギャー３０を示すもので、こ
のクラッチギャー３０は、小径側クラッチギャー３１と
大径側クラッチギャー３２とから成り、圧縮機側の入力
回転軸１３に固定された大径側入力ギャー３３と小径側
入力ギャー３４との噛合関係を、図３において一点鎖線
で示すように切り換えることにより、圧縮機側のターン
ダウン比を拡大することができる。
ー群で連結した場合に、このギャー群の中に組み込んだ
変速手段としてのクラッチギャー３０を示すもので、こ
のクラッチギャー３０は、小径側クラッチギャー３１と
大径側クラッチギャー３２とから成り、圧縮機側の入力
回転軸１３に固定された大径側入力ギャー３３と小径側
入力ギャー３４との噛合関係を、図３において一点鎖線
で示すように切り換えることにより、圧縮機側のターン
ダウン比を拡大することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上のように、ヒートポンプ装
置において、エンジンと圧縮機の回転比を変えることに
より、圧縮機側のターンダウン比を拡大した。この結
果、部分負荷効率の向上を図ることができる。
置において、エンジンと圧縮機の回転比を変えることに
より、圧縮機側のターンダウン比を拡大した。この結
果、部分負荷効率の向上を図ることができる。
【図１】本発明の実施例の説明図。
【図２】変速手段の説明図。
【図３】変速ギャーを用いた変速手段の説明図。
【図４】開放型圧縮機を用いたヒートポンプ装置の説明
図。
図。
１０ 駆動回転軸 １１ 駆動プーリー １２ 駆動プーリー １３ 入力回転軸 １４ 大径入力プーリー １５ 小径入力プーリー １６・１７ ベルト １８ ケーシング １９ シリンダー ２０ ロータ ２１ 圧縮機フロントカバー ２２ 小径側クラッチアーマチャ ２３ 大径側クラッチアーマチャ ２４ 小径側電磁コイル ２５ 大径側電磁コイル ２６ 制御器 ２７ 負荷検出器 ３０ クラッチギャー ３１ 小径側クラッチギャー ３２ 大径側クラッチギャー ３３ 大径側入力ギャー ３４ 小径側入力ギャー
Claims (4)
- 【請求項１】 開放型圧縮機をエンジンにて駆動するヒ
ートポンプ装置において、圧縮機側の回転入力部に変速
手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変速手段を切
り換えることにより、圧縮機側のターンダウン比を変更
して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設けて成るヒ
ートポンプ装置。 - 【請求項２】 開放型圧縮機のロータを駆動する回転軸
に対してクラッチ機構を介して直径の異なるプーリーを
二段に取り付けると共にこのプーリーとエンジン側駆動
軸に取り付けられた駆動プーリー間に夫々ベルトを掛け
渡し、負荷を検出して圧縮機側のクラッチを操作するこ
とにより、圧縮機側のターンダウン比を変更して、部分
負荷効率の向上を図る制御器を設けて成るヒートポンプ
装置。 - 【請求項３】 エンジンの駆動軸の回転をギャー群を経
由して開放型圧縮機の回転軸に伝達する方式のヒートポ
ンプ装置において、ギャー群の一部にギャー比を変更で
きる変速手段を取り付けると共に負荷に応じてこの変速
手段を切り換えることにより、圧縮機側のターンダウン
比を変更して、部分負荷効率の向上を図る制御器を設け
て成るヒートポンプ装置。 - 【請求項４】 ガスエンジンを使用して成る請求項１又
は２又は３記載のヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5723894A JPH07269982A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ヒートポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5723894A JPH07269982A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ヒートポンプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07269982A true JPH07269982A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13049960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5723894A Pending JPH07269982A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ヒートポンプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07269982A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115371290A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-22 | 南京天加环境科技有限公司 | 可变传动比的燃气热泵系统及其控制方法 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP5723894A patent/JPH07269982A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115371290A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-22 | 南京天加环境科技有限公司 | 可变传动比的燃气热泵系统及其控制方法 |
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