JPH07269660A - 変速機のリバースギヤ鳴り防止装置 - Google Patents

変速機のリバースギヤ鳴り防止装置

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JPH07269660A
JPH07269660A JP6085433A JP8543394A JPH07269660A JP H07269660 A JPH07269660 A JP H07269660A JP 6085433 A JP6085433 A JP 6085433A JP 8543394 A JP8543394 A JP 8543394A JP H07269660 A JPH07269660 A JP H07269660A
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shift
cam
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shaft
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Suzuki Motor Corp
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
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    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3408Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、前進段シフト操作力やリ
バースシフト操作力の増大を招くことなくリバースギヤ
鳴りの防止を果たし得て、操作の速度や部品のばらつき
に起因するリバースギヤ鳴り防止の効果の変動を防止し
得て、構造が簡単で動作を確実なものとすることにあ
る。 【構成】 このため、この発明は、シフトアンドセレク
ト軸に軸線に直角な直径線と平行で且つこの直径線から
少許偏倚させた揺動軸を揺動中心に揺動可能なカムを装
着して設け、このカムをインタロックプレート側に弾性
付勢するカムスプリングを設け、カムにはカムスプリン
グによりリバースセレクト時にインタロックプレートの
プレート保持ボルトに当接押進されるとともにリバース
シフト時にプレート保持ボルトに変移係合されるカム基
部とリバースセレクト時にカム基部のプレート保持ボル
トへの当接押進により前進段シフトヨークに係合される
とともにリバースシフト時にカム基部のプレート保持ボ
ルトへの変移係合により前進段シフトヨークから離脱さ
れるカム頂部を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変速機のリバースギヤ
鳴り防止装置に係り、特に前進段シフト操作力やリバー
スシフト操作力の増大を招くことなくリバースギヤ鳴り
の防止を果たし得て、操作の速度や部品のばらつきに起
因するリバースギヤ鳴り防止の効果の変動を防止し得
て、構造が簡単で動作の確実な変速機のリバースギヤ鳴
り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、内燃機関の動力を走行
条件に応じて所要に変換して取出すために、手動や自動
の変速機を備えている。このような変速機には、ギヤ式
の変速機やベルト式の変速機等があり、動力の伝達損失
の少ないギヤ式の変速機が多用されている。
【0003】ギヤ式の手動変速機は、複数段の変速ギヤ
列を有しており、シフトレバーによってギヤ列を切換え
て各段のギヤを噛合させることにより、内燃機関の動力
を走行条件に応じて所要に変換して取出している。
【0004】このようなギヤ式の手動変速機において
は、変速比を切り換える方式により、例えば選択摺動
式、常時噛合い式等がある。
【0005】選択摺動式の手動変速機は、内燃機関側の
クラッチによって内燃機関と断続する入力軸であるメイ
ン軸とこのメイン軸に略平行に配設したカウンタ軸とメ
イン軸に略平行に配設したリバースアイドラ軸とに夫々
各ギヤを有し、リバースアイドラ軸のリバースアイドラ
ギヤが摺動してメイン軸のリバースメインギヤ及びカウ
ンタ軸のスリーブギヤとに噛み合い、動力伝達をすると
ともに、リバースアイドラギヤが車両の停止状態でも操
作されるように構成されている。
【0006】また、常時噛合い式の手動変速機は、必要
な変速段数分のギヤ対が常時噛合されており、軸とギヤ
との間が空転できる構造となり、必要な変速比の得られ
るギヤ対を軸上の結合スリーブで軸に固定してトルクを
伝達するものである。
【0007】ところが、選択摺動式の手動変速機におい
て、通常、リバースギヤが、車両の停止状態で操作され
るので、選択摺動式噛合になっている。しかし、静止し
たカウンタ軸のスリーブギヤとクラッチの切った後も慣
性で回転するメイン軸のメインリバースギヤとがリバー
スアイドラ軸上でスライド移動されるリバースアイドラ
ギヤを介して噛合い、このため、ギヤ鳴りを生じて不快
感を与えたり、各部位が損傷して寿命が短かくなる欠点
があった。
【0008】この欠点を解消するために、他のギヤと同
様に、常時噛合式として同期機構を設ければよいが、重
量が増加するとともに、構成が複雑となり、しかも高価
になり、実用上及び経済的に不利であるという不都合が
ある。
【0009】このため、前記リバースアイドラギヤがス
リーブギヤに噛合する前に、メイン軸の回転を停止する
だけの簡単な同期機構が利用されるようになった。
【0010】このような構成の一つとして、例えば後退
段への変速時であるリバースシフト操作時に、前進段同
期機構の例えば2速同期機構を軽く作動させてメイン軸
の回転を停止させるものがある。
【0011】この場合には、2速同期機構を一時的に作
動させ、2速ギヤの噛合が起こる前に2速同期機構を解
除する必要がある。通常、スプリングの反発力を利用し
て2速同期機構を作動させ、各ギヤが噛合う前にストッ
パに当ててスプリングを押し縮めて2速同期機構を解除
する方法が用いられている。
【0012】次に、図に基づいて、従来における変速機
について説明する。
【0013】図41〜図43は、リバースギヤ鳴り防止
機構を備えていない通常のリバース選択摺動式の変速機
である。図41において、202は選択摺動式の手動変
速機(以下単に「変速機」という)、204はギヤ部、
206は差動部、208は変速操作部、210は変速機
ケースである。この変速機ケース210内には、内燃機
関(図示せず)からの駆動力がクラッチ(図示せず)に
よって断続される入力軸であるメイン軸212と、カウ
ンタ軸214と、リバースアイドラ軸216とが変速機
202の長手方向で且つ略平行に配設されている。
【0014】メイン軸212は、前記変速機ケース21
0のライトケース218のライト壁部220に保持させ
た第1メイン軸用軸受222と、変速機ケース210の
レフトケース224のレフト壁部226に保持させた第
2メイン軸用軸受228と、によって回転可能に支持さ
れている。
【0015】前記カウンタ軸214は、ライトケース2
18のライト壁部220に保持させた第1カウンタ軸用
軸受230と、レフトケース224のレフト壁部226
に保持させた第2カウンタ軸用軸受232と、によって
回転可能に支持されている。
【0016】前記リバースアイドラ軸216は、ライト
壁部220とレフト壁部226とによって支持されてい
る。
【0017】前記メイン軸212には、内燃機関側から
順次に、1速メインギヤ234とリバースメインギヤ2
36と2速メインギヤ238とが固定して設けられてい
るとともに、3速メインギヤ240と4速メインギヤ2
42と変速機ケース210のサイドケース(図示せず)
内において5速メインギヤ244とが回転自在に設けら
れている。
【0018】前記カウンタ軸214には、内燃機関側か
ら順次に、最終減速機構246を構成するファイナルド
ライブギヤ248が固定され、1速メインギヤ234に
噛合する1速カウンタギヤ250と2速メインギヤ23
8に噛合する2速カウンタギヤ252とが回転自在に設
けられるとともに、3速メインギヤ240に噛合する3
速カウンタギヤ254と4速メインギヤ242に噛合す
る4速カウンタギヤ256とサイドケース内において5
速メインギヤ244が噛合する5速カウンタギヤ258
とが固定して設けられている。
【0019】前記リバースアイドラ軸216には、リバ
ースアイドラギヤ260が回転自在に設けられている。
リバースアイドラギヤ260には、リバーススリーブ2
62が一体的に設けられている。リバースアイドラギヤ
260は、前記リバースメインギヤ236及び後述スリ
ーブギヤ268に噛合可能に設けられている。
【0020】前記ファイナルドライブギヤ248は、差
動部206に設けたファイナルドリブンギヤ264に噛
合している。
【0021】前記1速カウンタギヤ250及び2速カウ
ンタギヤ252間のカウンタ軸214には、1速・2速
スリーブ266が設けられている。1速・2速スリーブ
266には、一体的にスリーブギヤ268が設けられて
いる。スリーブギヤ268は、前記リバースアイドラギ
ヤ260に噛合可能に設けられている。
【0022】前記1速・2速スリーブ266及び1速カ
ウンタギヤ250間のカウンタ軸214には、1速同期
機構270が設けられている。また、1速・2速スリー
ブ266及び2速カウンタギヤ252間のカウンタ軸2
14には、2速同期機構272が設けられている。
【0023】前記3速メインギヤ240及び4速メイン
ギヤ242間のメイン軸212には、3速・4速スリー
ブ274が設けられている。
【0024】前記3速・4速スリーブ274及び3速メ
インギヤ240間のメイン軸212には、3速同期機構
276が設けられている。また、3速・4速スリーブ2
74及び4速メインギヤ242間のメイン軸212に
は、4速同期機構278が設けられている。
【0025】前記メイン軸212には、5速メインギヤ
244に近接して5速スリーブ280が設けられてい
る。5速スリーブ280及び5速メインギヤ244間の
メイン軸212には、5速同期機構282が設けられて
いる。
【0026】前記変速操作部208には、変速機ケース
210に保持されたシフトアンドセレクト軸284が設
けられている。シフトアンドセレクト軸284は、シフ
トレバー(図示せず)の操作状態により、コントロール
軸(図示せず)を介してセレクト時に軸方向移動される
とともに、シフト時に軸回りに周方向移動される。
【0027】シフトアンドセレクト軸284には、誤動
作防止用のインタロックプレート286が設けられてい
る。インタロックプレート286は、略コ字形状に形成
され、変速機ケース210に固定したプレート保持ボル
ト288によって、前記シフトアンドセレクト軸284
の軸方向に移動可能に支持されている。
【0028】前記インタロックプレート286内のシフ
トアンドセレクト軸284には、シフトアンドセレクト
レバー290の一端側が取付けられている。シフトアン
ドセレクトレバー290の他端側は、1速・2速シフト
ヨーク292と3速・4速シフトヨーク(図示せず)と
5速・リバースシフトヨーク294とに選択的に係合さ
れる。
【0029】前記1速・2速シフトヨーク292は、1
速・2速シフト軸296に設けられている。1速・2速
シフト軸296には、前記1速・2速スリーブ266に
係合する1速・2速フォーク298が設けられている。
【0030】また、前記リバースシフトヨーク294
は、5速・リバースシフト軸300に設けられ、5速・
リバースガイド軸(図示せず)によりガイドされてい
る。5速・リバースシフト軸300には、リバースギヤ
シフトアーム302が設けられている。リバースギヤシ
フトアーム302は、リバースギヤシフトレバー304
の中間部位に係合されている。
【0031】なお、前記図示しない3速・4速シフトヨ
ークは、3速・4速シフト軸(図示せず)に設けられ、
前記3速・4速スリーブ274に係合する3速・4速フ
ォーク(図示せず)が設けられている。また前記5速・
リバースシフト軸300には、前記5速スリーブ280
に係合する5速フォーク(図示せず)が設けられてい
る。
【0032】前記リバースギヤシフトレバー304の基
端側は、レバー支点部306によって揺動可能に支持さ
れている。このレバー支点部306は、取付ブラケット
308に設けられている。この取付ブラケット308
は、変速機ケース210に固設されている。リバースシ
フトレバー304の先端側は、前記リバーススリーブ2
62に係合される。
【0033】この変速機202は、ニュートラル時にリ
バースアイドラギヤ260が自由に回転可能であり、メ
イン軸212がクラッチの切断後においても慣性によっ
て回転を継続している。カウンタ軸214とファイナル
ドライブギヤ248とは、車両が停止している場合に、
図示しない車軸に連結されていることにより回転を阻止
されている。
【0034】変速操作部208は、図41に示す如く、
ニュートラルの状態からリバースセレクト操作によりシ
フトアンドセレクトレバー290を5速・リバースシフ
トヨーク294に係合させ、次いで、リバースシフトを
開始すると、シフトレバーからの操作力がリバースシフ
トヨーク294によって5速・リバースシフト軸300
を介してリバースギヤシフトアーム302に伝達され
る。リバースギヤシフトアーム302は、リバースギヤ
シフトレバー304を動作させ、図42に示す如くリバ
ースアイドラギヤ260を左方向に移動させてリバース
メインギヤ236に噛合させる。
【0035】このとき、メイン軸212は、慣性によつ
てなおも回転しているので、リバースアイドラギヤ26
0も回転されるが、リバースアイドラギヤ260がフリ
ー状態なので、噛合時のギヤ鳴りを発生することがな
い。
【0036】変速操作部208は、リバースシフトを続
行すると、リバースギヤシフトレバー304がリバース
アイドラギヤ260をなおも押し続け、図43に示す如
く、リバースアイドラギヤ260をカウンタ軸214の
スリーブギヤ268に当接させる。
【0037】このとき、カウンタ軸214は、ファイナ
ルドライブギヤ248によつて車軸(図示せず)と連結
されているので、回転することができない。このため、
回転しているリバースアイドラギヤ260は、回転でき
ないスリーブギヤ268との当接により、ギヤ鳴りが発
生することになる。
【0038】このギヤ鳴りの発生を防止するためには、
メイン軸212の回転を一時的に停止することが考えら
れている。
【0039】このようなリバースギヤ鳴り防止を防止す
るために、この発明の出願人は、図44・図45に示す
如く、シフトアンドセレクト軸284に揺動軸310に
より揺動可能に装着したカム312をカムスプリング3
14によりインタロックプレート286側に弾性付勢
し、リバースシフト初期にカム312のカム頂部316
を1速・2速シフトヨーク292に係合させて2速同期
機構272の同期作用により静止したカウンタ軸214
上で回転している2速カウンタギヤ252を停止させ、
この2速カウンタギヤ252の停止により回転するメイ
ン軸212を停止させるとともに、リバースシフト終期
にカム312の係合突部318とインタロックプレート
286の傾斜面320との摺動変移によりカム312の
カム頂部316を1速・2速シフトヨーク292から離
脱させて2速同期機構272の同期作用を解除するリバ
ースギヤ鳴り防止装置を、既に出願している。なお、符
号322は、3速・4速シフトヨークである。
【0040】また、変速機のリバースギヤ鳴り防止装置
としては、特公平1−31058号公報に開示されもの
がある。この公報に開示されるものは、シフトアンドセ
レクト軸に第1・第2インタロックプレートを設け、第
1インタロックプレート及びシフトアンドセレクト軸間
にリバースセレクト時に係合してこの両者の相対回転に
より離脱される係合手段を設け、シフトアンドセレクト
軸の長孔にリバースシフト時に第1インタロックプレー
トの少許の追従回転を可能とする凹溝を設け、第2イン
タロックプレートに1つの前進段シフトヨークと係合す
る係合部片を設け、この係止部片がリバースヨークに係
合するときに前記前進段シフトヨークに係合されてこの
前進段シフトヨークを固定状態とすることにより、リバ
ース変速時に、リバース変速操作力伝達経路途中に設け
られる同期機構を確実に同期作用を行わせないように
し、同期装置の耐久性を向上させたものである。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図44
・図45に示す従来のリバースギヤ鳴り防止装置は、シ
フトアンドセレクト軸に設けたインタロックプレート及
びカムとの相対角度によりリバースギヤ鳴り防止動作を
させている。
【0042】このため、従来のリバースギヤ鳴り防止装
置は、シフトアンドセレクト軸の軸方向位置に関係な
く、つまり、セレクト位置に関係なく、リバースシフト
時のみならず2速シフト時・4速シフト時にもリバース
ギヤ鳴り防止動作する問題があり、2速シフト時・4速
シフト時にカムをインタロックプレート側に弾性付勢す
るカムスプリングの弾性力が加わることにより操作力が
増大する不都合があるとともに、シフトアンドセレクト
軸に対するインタロックプレートの取付精度に影響を受
け易い問題があり、リバースギヤ鳴り防止動作の精度を
確保することが困難な不都合がある。
【0043】また、前記従来のリバースギヤ鳴り防止装
置は、リバースシフト時に、カムスプリングによりイン
タロックプレート側に弾性付勢されるカムを、さらにカ
ムスプリングを圧縮する方向に操作して作動させてい
る。
【0044】このため、前記従来のリバースギヤ鳴り防
止装置は、リバースシフトの操作力が重くなる不都合が
ある。
【0045】
【課題を解決するための手段】このような不都合を除去
するために、この発明は、第1に、変速機ケース内にメ
イン軸とカウンタ軸とリバースアイドラ軸とを略平行に
配設し、前記メイン軸に各前進段メインギヤ及びリバー
スメインギヤを設け、前記カウンタ軸に各前進段カウン
タギヤ及びリバースカウンタギヤを設け、前記リバース
アイドラ軸にリバースアイドラギヤを設け、シフトレバ
ーの操作によってセレクト時に軸方向移動されるととも
にシフト時に周方向移動されるシフトアンドセレクト軸
を設け、このシフトアンドセレクト軸に誤動作防止用の
インタロックプレートを設け、リバースシフト時に前進
段同期機構を動作させてギヤ鳴りを防止する変速機のリ
バースギヤ鳴り防止装置において、前記シフトアンドセ
レクト軸には軸線に直角な直径線と平行で且つこの直径
線から少許偏倚させた揺動軸を揺動中心に揺動可能なカ
ムを装着して設け、このカムを前記インタロックプレー
ト側に弾性付勢するカムスプリングを設け、前記カムに
は前記カムスプリングによりリバースセレクト時に前記
インタロックプレートのプレート保持ボルトに当接押進
されるとともにリバースシフト時に前記プレート保持ボ
ルトに変移係合されるカム基部とリバースセレクト時に
前記カム基部の前記プレート保持ボルトへの当接押進に
より前進段シフトヨークに係合されるとともにリバース
シフト時に前記カム基部の前記プレート保持ボルトへの
変移係合により前進段シフトヨークから離脱されるカム
頂部を設けたことを特徴とする。
【0046】また、この発明は、第2に、変速機ケース
内にメイン軸とカウンタ軸とリバースアイドラ軸とを略
平行に配設し、前記メイン軸に各前進段メインギヤ及び
リバースメインギヤを設け、前記カウンタ軸に各前進段
カウンタギヤ及びリバースカウンタギヤを設け、前記リ
バースアイドラ軸にリバースアイドラギヤを設け、シフ
トレバーの操作によってセレクト時に軸方向移動される
とともにシフト時には周方向移動されるシフトアンドセ
レクト軸を設け、このシフトアンドセレクト軸に誤動作
防止用のインタロックプレートを設け、リバースシフト
時に前進段同期機構を動作させてギヤ鳴りを防止する変
速機のリバースギヤ鳴り防止装置において、前記シフト
アンドセレクト軸には周方向に所定角度だけ回動可能に
カムガイドを装着して設け、このカムガイドを特定回転
方向に弾性付勢するガイドスプリングを設け、前記カム
ガイドには軸線に直角な直径線と平行で且つこの直径線
から少許偏倚させた揺動軸を揺動中心に揺動可能なカム
を装着して設け、このカムを前記インタロックプレート
側に弾性付勢するカムスプリングを設け、前記カムには
前記カムスプリングによりリバースセレクト時に前記イ
ンタロックプレートのプレート保持ボルトに当接押進さ
れるとともにリバースシフト時に前記プレート保持ボル
トに変移係合されるカム基部とリバースセレクト時に前
記カム基部の前記プレート保持ボルトへの当接押進によ
り前進段シフトヨークに係合されるとともにリバースシ
フト時に前記カム基部の前記プレート保持ボルトへの変
移係合離脱により前進段シフトヨークから離脱されるカ
ム頂部を設けたことを特徴とする。
【0047】
【作用】この発明の第1の構成によれば、リバースギヤ
鳴り防止装置は、リバースセレクト時にシフトアンドセ
レクト軸に装着されたカムが揺動してカム基部がカムス
プリングによりプレート保持ボルトに当接押進され、カ
ム頂部が前進段シフトヨークに係合される。カムは、リ
バースシフト時にシフトアンドセレクト軸により回転さ
れ、リバースシフト終期にカム基部がプレート保持ボル
トに変移係合され、カム頂部が前進段シフトヨークから
離脱される。
【0048】このように、リバースギヤ鳴り防止装置
は、シフトアンドセレクト軸がリバースセレクト位置に
軸方向移動されたときにのみカム頂部をプレート保持ボ
ルトにを当接押進させ、リバースセレクト位置からのリ
バースシフト初期にカム頂部によって前進段シフトヨー
クを少許作動させて前進段同期機構の同期作用によりメ
イン軸の回転を停止させ、リバースギヤ鳴りを防止す
る。
【0049】この発明の第2の構成によれば、リバース
ギヤ鳴り防止装置は、リバースセレクト時にカムガイド
に装着されたカムが揺動してカム基部がカムスプリング
によりプレート保持ボルトに当接押進され、カム頂部が
前進段シフトヨークに係合される。カムは、リバースシ
フト時にシフトアンドセレクト軸によりカムガイドとと
もに回転され、リバースシフト終期にカム基部がプレー
ト保持ボルトに変移係合され、カム頂部が前進段シフト
ヨークから離脱される。
【0050】このように、リバースギヤ鳴り防止装置
は、シフトアンドセレクト軸がリバースセレクト位置に
軸方向移動されたときにのみカム基部をプレート保持ボ
ルトに当接押進させ、リバースセレクト位置からのリバ
ースシフト初期にカム頂部によって前進段シフトヨーク
を少許作動させて前進段同期機構の同期作用によりメイ
ン軸の回転を停止させ、リバースギヤ鳴りを防止する。
【0051】また、この発明の第2の構成によれば、リ
バースギヤ鳴り防止装置は、リバースシフト位置からリ
バースセレクト位置への戻し時に、カム基部がプレート
保持ボルトに変移係合していることによりカムは回転で
きず、また、カムの装着されたカムガイドも回転でき
ず、シフトアンドセレクト軸だけが回転してリバースセ
レクト位置に戻る。カムは、このリバースセレクト位置
からニュートラル位置への戻し時に、カム基部がプレー
ト保持ボルトから離間されることにより、カムスプリン
グ及びガイドスプリングにより初期の位置に戻る。
【0052】このように、リバースギヤ鳴り防止装置
は、リバースシフト位置からリバースセレクト位置への
戻し時に、カムガイド及びカムが回転しないことにより
前進段シフトヨークを作動させることがなく、ニュート
ラル位置への戻しによりカム基部がプレート保持ボルト
から離間され、カムスプリング及びガイドスプリングに
より初期の位置に戻る。
【0053】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。
【0054】図1〜図40は、この発明の実施例を示す
ものである。図14において、2は選択摺動式の手動変
速機(以下単に「変速機」という)、4はギヤ部、6は
差動部、8は変速操作部、10は変速機ケースである。
この変速機ケース10内には、内燃機関(図示せず)か
らの駆動力がクラッチ(図示せず)によって断続される
入力軸であるメイン軸12と、カウンタ軸14と、リバ
ースアイドラ軸16とが変速機2の長手方向で且つ略平
行に配設されている。
【0055】前記メイン軸12は、変速機ケース10の
ライトケース18のライト壁部20に保持させた第1メ
イン軸用軸受22と、変速機ケース10のレフトケース
24のレフト壁部26に保持させた第2メイン軸用軸受
28と、によって回転可能に支持されている。
【0056】前記カウンタ軸14は、ライトケース18
のライト壁部20に保持させた第1カウンタ軸用軸受3
0と、レフトケース24のレフト壁部26に保持させた
第2カウンタ軸用軸受32と、によって回転可能に支持
されている。
【0057】前記リバースアイドラ軸16は、ライト壁
部20とレフト壁部26とによって支持されている。
【0058】前記メイン軸12には、内燃機関側から順
次に、1速メインギヤ34とリバースメインギヤ36と
2速メインギヤ38とが固定して設けられているととも
に、3速メインギヤ40と4速メインギヤ42と変速機
ケース10のサイドケース(図示せず)内において5速
メインギヤ44とが回転自在に設けられている。
【0059】前記カウンタ軸14には、内燃機関側から
順次に、最終減速機構46を構成するファイナルドライ
ブギヤ48が固定され、1速メインギヤ34に噛合する
1速カウンタギヤ50と2速メインギヤ38に噛合する
2速カウンタギヤ52とが回転自在に設けられるととも
に、3速メインギヤ40に噛合する3速カウンタギヤ5
4と4速メインギヤ42に噛合する4速カウンタギヤ5
6とサイドケース内において5速メインギヤ44に噛合
する5速カウンタギヤ58とが固定して設けられてい
る。
【0060】前記リバースアイドラ軸16には、リバー
スアイドラギヤ60が回転自在に設けられている。リバ
ースアイドラギヤ60には、リバーススリーブ62が一
体的に設けられている。リバースアイドラギヤ60は、
前記リバースメインギヤ36及び後述スリーブギヤ68
に噛合可能に設けられている。
【0061】前記ファイナルドライブギヤ48は、差動
部6に設けたファイナルドリブンギヤ64に噛合してい
る。
【0062】前記1速カウンタギヤ50及び2速カウン
タギヤ52間のカウンタ軸14には、1速・2速スリー
ブ66が設けられている。1速・2速スリーブ66に
は、一体的にスリーブギヤ68が設けられている。スリ
ーブギヤ68は、前記リバースアイドラギヤ60に噛合
可能に設けられている。
【0063】前記1速・2速スリーブ66及び1速カウ
ンタギヤ50間のカウンタ軸14には、1速同期機構7
0が設けられている。また、スリーブギヤ68及び2速
カウンタギヤ52間のカウンタ軸14には、2速同期機
構72が設けられている。
【0064】前記3速メインギヤ40及び4速メインギ
ヤ42間のメイン軸12には、3速・4速スリーブ74
が設けられている。
【0065】前記3速・4速スリーブ74及び3速メイ
ンギヤ40間のメイン軸12には、3速同期機構76が
設けられている。また、3速・4速スリーブ74及び4
速メインギヤ42間のメイン軸12には、4速同期機構
78が設けられている。
【0066】前記メイン軸12には、5速メインギヤ4
4に近接して5速スリーブ80が設けられている。5速
スリーブ80及び5速メインギヤ44間のメイン軸12
には、5速同期機構82が設けられている。
【0067】前記変速操作部8には、図1に示す如く、
変速機ケース10の軸保持部84に保持されたシフトア
ンドセレクト軸86が設けられている。シフトアンドセ
レクト軸86は、シフトレバー(図示せず)の操作状態
により、コントロール軸(図示せず)を介して、セレク
ト時に軸方向移動されるとともに、シフト時には軸回り
に周方向移動される。
【0068】シフトアンドセレクト軸86には、誤動作
防止用のインタロックプレート88が設けられている。
インタロックプレート88は、図2〜4に示す如く、略
コ字状に形成され、第1側部90と、この第1側部90
に平行対峙する第2側部92と、第1側部90及び第2
側部92の夫々一端側を連結する背部94と、第1側部
90の他端側に折曲形成された第1案内部96と、第2
側部92の他端側に折曲形成された第2案内部98と、
を有している。
【0069】前記第1案内部96及び第2案内部98間
には、レバー用溝100が形成される。第2案内部98
及び第2側部92の連結部位には、切欠部102が形成
される。この第1・第2案内部96・98及び第1・第
2側部90・92のレバー用溝100側は、小幅に形成
されている。
【0070】前記第1側部90及び第2側部92には、
シフトアンドセレクト軸86を挿通する第1軸孔104
及び第2軸孔106が形成されている。背部94には、
長孔形状のボルト挿通孔108が形成されている。
【0071】インタロックプレート88は、第1・第2
軸孔104・106にシフトアンドセレクト軸86が挿
通され、変速機ケース10に取付けたプレート保持ボル
ト110先端側の軸部112が長孔形状のボルト挿通孔
108に挿通されることにより、シフトアンドセレクト
軸86の軸方向に移動可能に支持される。
【0072】前記インタロックプレート88を装着した
シフトアンドセレクト軸86の一側(図1の右側)に
は、インタロックプレート88から離間して第1スプリ
ング支持体114が設けられている。第1スプリング支
持体114には、シフトアンドセレクト軸86に遊嵌さ
れた位置決めばねである第1リターンスプリング116
の一端側が弾設される。第1リターンスプリング116
は、他端側をケース側支持体118に弾設される。
【0073】また、前記インタロックプレート88を装
着したシフトアンドセレクト軸86の他側(図1の左
側)には、第2スプリング支持体120が設けられてい
る。第2スプリング支持体120には、シフトアンドセ
レクト軸86に遊嵌した第2リターンスプリング122
の一端側が弾設される。この第2リターンスプリング1
22は、後述のカムスプリングとしても機能する。
【0074】前記インタロックプレート88内のシフト
アンドセレクト軸86には、シフトアンドセレクトレバ
ー124の一端側が取付けられている。シフトアンドセ
レクトレバー124の他端側は、1速・2速シフトヨー
ク126と3速・4速シフトヨーク128と5速・リバ
ースシフトヨーク130とに選択的に係合するものであ
る。
【0075】1速・2速シフトヨーク126は、1速・
2速シフト軸132に設けられている。3速・4速シフ
トヨーク128は、3速・4速シフト軸134に設けら
れている。5速・リバースシフトヨーク130は、5速
・リバースシフト軸136に設けられ、5速・リバース
ガイド軸138によりガイドされている。
【0076】前記1速・2速シフト軸132には、1速
・2速スリーブ66に係合する1速・2速フォーク14
0が設けられている。前記3速・4速シフト軸134に
は、3速・4速スリーブ74に係合する3速・4速フォ
ーク142が設けられている。前記5速・リバースシフ
ト軸136には、5速スリーブ80に係合する5速フォ
ーク(図示せず)が設けられている。
【0077】前記5速・リバースシフト軸136には、
リバースギヤシフトアーム144が設けられている。リ
バースギヤシフトアーム144は、リバースギヤシフト
レバー146の中間部位に係合されている。リバースギ
ヤシフトレバー146の基端側は、レバー支点部148
によって揺動可能に支持されている。レバー支点部14
8は、取付ブラケット150に設けられている。取付ブ
ラケット150は、固定ボルト152によって変速機ケ
ース10に固設されている。リバースギヤシフトレバー
146の先端側は、前記リバーススリーブ62に係合さ
れている。
【0078】この変速機2は、リバースギヤ鳴り防止装
置154を設けている。リバースギヤ鳴り防止装置15
4は、前記インタロックプレート88を装着したシフト
アンドセレクト軸86の他側(図1の左側)に、周方向
に所定角度だけ回動可能にカムガイド156を装着して
設けている。
【0079】カムガイド156は、図8〜図10に示す
如く、円筒形状に形成され、一側端の径方向の対称位置
に中心に対して所定角度の幅となる溝部158を形成
し、ガイド側係止孔160を形成している。また、カム
ガイド156には、軸線L1に直角な直径線L2と平行
で且つこの直径線L2から少許偏倚させた位置に描出さ
れる直線L3に沿って揺動軸孔162を形成している。
揺動孔162には、揺動軸164が装着される。
【0080】カムガイド156は、シフトアンドセレク
ト軸86に回動可能に装着され、溝部158にシフトア
ンドセレクト軸86の径方向に貫通して固設したガイド
ピン166の各端を係合される。これにより、カムガイ
ド156は、シフトアンドセレクト軸86に周方向に所
定角度だけ回動可能に装着している。
【0081】前記カムガイド156は、コイル状に捲回
されたガイドスプリング168により特定回転方向に弾
性付勢されている。ガイドスプリング168は、シフト
アンドセレクト軸86に遊嵌され、一端側をカムガイド
156のガイド側係止孔160に係止している。ガイド
スプリング168の他端側は、シフトアンドセレクト軸
86に固設したストッパ170のストッパ側係止孔17
2に係止している。
【0082】ストッパ170は、図11〜図13に示す
如く、円環形状に形成され、一側端にガイド側係止孔1
72を形成し、径方向の対称位置に固定孔174を形成
している。ストッパ170は、第2スプリング支持体1
20に当接されるようにシフトアンドセレクト軸86に
外嵌され、固定孔174に挿通したストッパピン176
をシフトアンドセレクト軸86の径方向に貫通すること
により固設される。
【0083】前記カムガイド156は、ガイドスプリン
グ168により特定回転方向に弾性付勢される。この実
施例においては、反リバースシフト方向に弾性付勢され
る。これにより、カムガイド156は、図1に示す如
く、ニュートラル位置において、溝部158の下側をガ
イドピン166に係合させている。
【0084】前記カムガイド156には、軸線L1に直
角な直径線L2と平行で且つこの直径線L1から少許偏
倚させた位置の揺動軸164を揺動中心に揺動可能なカ
ム178を装着して設けている。したがって、カム17
8は、シフトアンドセレクト軸86に対しても軸線L1
に直角な直径線L2と平行で且つこの直径線L1から少
許偏倚させた位置の揺動軸164を揺動中心に揺動可能
に装着して設けている。
【0085】このカム178は、カムスプリングにより
インタロックプレート88側に弾性付勢される。この実
施例においては、第2リターンスプリング122をカム
スプリングとして利用している。そこで、以下において
は、「第2リターンスプリング122」を「カムスプリ
ング122」として説明する。カムスプリング122
は、一端側をカム178に弾設されるとともに他端側を
第2スプリング支持体120に弾設している。
【0086】前記カム178は、図5〜図7に示す如
く、カム本体180の中央部位182にシフトアンドセ
レクト軸86の挿通される楕円形状の軸挿通孔184を
設け、軸挿通孔184の中心から長径方向の一側に偏倚
させた位置に揺動軸164の挿通される揺動軸孔186
を設けている。
【0087】カム178には、カム本体180の軸挿通
孔184の中心から長径方向の他側の端部に、軸挿通孔
184の孔軸方向に突出させてカム基部188を設けて
いる。また、カム178には、カム本体180の軸挿通
孔184の中心から長径方向の一側の端部に、軸挿通孔
184の長径方向に突出させてカム頂部190を設けて
いる。
【0088】前記カム基部188は、カムスプリング1
22によりリバースセレクト時にインタロックプレート
88のプレート保持ボルト110の軸部112に当接押
進されるとともに、リバースシフト時にプレート保持ボ
ルト110の軸部112に変移係合される。前記カム頂
部190は、カムスプリング122によりリバースセレ
クト時にカム基部188のプレート保持ボルト110の
軸部112への当接押進により前進段シフトヨークであ
る1速・2速ヨーク126に係合されるとともに、リバ
ースシフト時にカム基部188のプレート保持ボルト1
10の軸部112への変移係合により前進段シフトヨー
クである1速・2速ヨーク126から離脱される。
【0089】次に、この実施例の作用を説明する。
【0090】変速機2は、車両が停止していて、変速操
作部8がニュートラル状態である場合に、メイン軸12
が内燃機関の駆動力によって回転している。しかし、カ
ウンタ軸14は、車両が停止しているので、回転を停止
している。
【0091】変速操作部8は、図14〜図18に示すニ
ュートラル位置からリバースセレクト位置への操作を行
うと、図19〜図22示す如くシフトアンドセレクト軸
86がインタロックプレート88とともにカムガイド1
56及びカム178と一体になって軸方向に移動する。
【0092】図19〜図22に示す如く、インタロック
プレート88内のシフトアンドセレクトレバー124
は、リバースセレクト位置への移動により、5速・リバ
ースシフトヨーク130に係合する。また、カム178
は、リバースセレクト位置への移動によって、カム基部
188の基部端面192がプレート保持ボルト110の
軸部112に当接して押進され、揺動軸164を中心に
揺動してカム頂部190が1速・2速シフトヨーク12
6と係合する位置に移動する。
【0093】この状態において、クラッチ(図示せず)
を切り、リバースシフト位置への操作を行う。メイン軸
12は、クラッチが切れることで、内燃機関の駆動力が
伝達されなくなるが、慣性によって回転を継続してい
る。
【0094】クラッチを切った後に、リバースセレクト
位置からリバースシフト位置へ操作すると、シフトアン
ドセレクト軸86は、図23〜図27に示す如く、矢印
方向に回転する。
【0095】前記シフトアンドセレクトレバー124
は、このシフトアンドセレクト軸86の回転によって、
5速・リバースシフトヨーク130をリバースシフト方
向に押し、このリバースシフトヨーク130の動作によ
って5速・リバースシフト軸136とリバースギヤシフ
トアーム144とリバースギヤシフトレバー146とを
介してリバーススリーブ62を動作させ、リバースアイ
ドラギヤ60をリバースメインギヤ36に噛合させよう
とする。
【0096】このとき、前記カムガイド156は、ガイ
ドピン166が溝部158のリバースシフト側の端部に
係合していることにより、シフトアンドセレクト軸86
と同方向に回転される。これにより、カムガイド156
に揺動軸164により揺動可能に装着されたカム178
は、カムガイド156とともに回転し、カム頂部190
が1速・2速シフトヨーク126を2速シフト方向に押
し、2速同期機構72を作動させ始める。
【0097】これにより、メイン軸12の回転は、回転
を停止しているカウンタ軸14に同期し始める。つま
り、メイン軸12の回転は、リバースアイドラギヤ60
をリバースメインギヤ36に噛合させようとするリバー
スシフト初期に減速されることになる。
【0098】さらにリバースシフト操作を続行すると、
カムスプリング122によりインタロックプレート88
側に弾性付勢されるカム178は、シフトアンドセレク
ト軸86の回転によりカム基部188がプレート保持ボ
ルト110の軸部112に対して変移する。
【0099】リバースシフトにより回転するカム178
は、図28〜図32に示す如く、カム基部188の軸部
112に対する変移が軸部112の軸径を越えると、カ
ムスプリング122の弾性力により基部端面192が軸
部112から離脱し、基部側面194が軸部112に当
接して係合する位置に移動する。
【0100】これにより、カム178は、カムガイド1
56の揺動軸164を揺動中心に揺動し、カム頂部19
0が1速・2速シフトヨーク126から離脱される。1
速・2速シフトヨーク126は、位置決め機構196に
よってニュートラル位置に戻され、2速同期機構72の
動作が停止される。
【0101】前記カム178は、2速同期機構72の動
作が停止された後のリバースシフト操作によりシフトア
ンドセレクト軸86とともに回転されるが、カム頂部1
90が1速・2速シフトヨーク126から離脱されてい
るので、1速・2速シフトヨーク126の近傍を単にリ
バースシフト方向に回転するだけである。
【0102】また、メイン軸12は、前記図23〜図2
7に示す2速同期機構72の動作により、既に十分に回
転を減速され、または、停止させられている。
【0103】このため、図28〜図32に示す如く、リ
バースシフト操作の続行により、リバースアイドラギヤ
60がリバースメインギヤ36に噛合う際には、メイン
軸12が既に十分に回転を減速され、または、停止させ
られていることにより、不快なリバースギヤ鳴りを防止
することができる。
【0104】また、2速同期機構72は、既に動作を終
了しているので、メイン軸12が自由に回転できる。こ
のため、リバースアイドラギヤ60とリバースメインギ
ヤ36とは、頂点同士が当った場合等でも、わずかに回
転することができることにより、リバースアイドラギヤ
60とリバースメインギヤ36とを円滑に噛合させるこ
とができる。
【0105】図28〜図32の状態からリバースセレク
ト位置に戻す際には、図33〜図36に示す如く、シフ
トアンドセレクト軸86が反リバースシフト方向に回転
する。このとき、シフトアンドセレクト軸86とともに
回転するカムガイド156及びカム178は、カム17
8の基部側面194が軸部112に当接して係合するこ
とにより、回転を停止される。
【0106】回転を停止されたカムガイド156及びカ
ム178は、リバースセレクト位置に戻す操作を続行す
ると、回転するシフトアンドセレクト軸86に固設した
ガイドピン166が、回転を停止されたカムガイド15
6の溝部158内を、リバースシフト方向の端部から反
リバースシフト方向の端部に向かって移動する。
【0107】したがって、シフトアンドセレクト軸86
及びシフトアンドセレクトレバー124は、カムガイド
156及びカム178が停止された状態で、リバースセ
レクト位置に向かって移動される。
【0108】カム178は、図33〜図36に示すリバ
ースセレクト位置から図14〜図18に示すニュートラ
ル位置に戻すと、シフトアンドセレクト軸86の軸方向
移動により、基部側面194が軸部112から離間され
る。これにより、カムガイド156及びカム178は、
ガイドスプリング168及びカムスプリング122によ
って図14〜図18に示す初期の位置に戻る。
【0109】また、図33〜図36に示すリバースセレ
クト位置から5速シフト位置に5速シフト操作すると、
図37〜図40に示す如く、カム178が1速・2速シ
フトヨーク126の1速・2速ヨーク係合溝198内を
動くだけなので、他のシフト系にはなんら影響を与えな
い。
【0110】さらに、図14〜図18のニュートラル位
置からの2速シフト時・4速シフト時には、カム178
のカム頂部190が1速・2速シフトヨーク126から
離間されているので、シフトアンドセレクト軸86とと
もにカムガイド156及びカム178が回転するだけで
あり、それ以外の作用はなさず、カムスプリング122
を圧縮させることもない。
【0111】なお、カムスプリング122は、変速操作
部8のシフトアンドセレクト軸86に備えられているセ
レクトリターン用の第2リターンスプリング122を利
用することができる。したがって、このリバースギヤ鳴
り防止装置154は、カムガイドとガイドスプリングと
ストッパとカム及びピン類の部品を追加するだけで、実
施することができ、構造が簡単である。このリバースギ
ヤ鳴り防止装置154は、このような簡単な構成によ
り、変速時の操作力の不要な増大を招くことなく、確実
にリバースギヤ鳴りを防止することができる。
【0112】このように、この発明の第1の構成によれ
ば、リバースギヤ鳴り防止装置154は、リバースセレ
クト時にシフトアンドセレクト軸86に装着されたカム
178が揺動してカム基部188がカムスプリング12
2によりプレート保持ボルト110に当接押進され、カ
ム頂部190が1速・2速シフトヨーク126に係合さ
れる。カム178は、リバースシフト時にシフトアンド
セレクト軸86により回転され、リバースシフト終期に
カム基部188がプレート保持ボルト110に変移係合
され、カム頂部190が1速・2速シフトヨーク126
から離脱される。
【0113】これにより、リバースギヤ鳴り防止装置1
54は、シフトアンドセレクト軸86がリバースセレク
ト位置に軸方向移動されたときにのみカム頂部190を
プレート保持ボルト110にを当接押進させ、リバース
セレクト位置からのリバースシフト初期にカム頂部19
0によって1速・2速シフトヨーク126を少許作動さ
せて2速同期機構272の同期作用によりメイン軸12
の回転を停止させ、リバースギヤ鳴り防止する。
【0114】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
154は、リバースシフト時にのみリバースギヤ鳴り防
止動作させ得ることにより、前進段シフト時にカムスプ
リング122の弾性力が加わることがなく、前進段シフ
ト操作力が増大する不都合を回避することができる。ま
た、このリバースギヤ鳴き防止装置154は、リバース
セレクト時にカムスプリング122を圧縮する方向に動
作し、リバースシフト時にカムスプリング122を伸張
させる方向に動作させていることにより、リバースシフ
ト操作力を軽減することができる。この結果、このリバ
ースギヤ鳴り防止装置154は、前進段シフト操作力や
リバースシフト操作力の増大を招くことなく、リバース
ギヤ鳴りの防止を果たすことができる。
【0115】また、このリバースギヤ鳴り防止装置15
4は、スプリング等の弾性要素を介せずに、シフトアン
ドセレクト軸86に装着したカム178と変速機ケース
10に取付けられたプレート保持ボルト110との当接
押進・変移係合によってリバースギヤ鳴り防止動作をさ
せていることにより、簡単な構造ながらカム178の動
作が正確であり、操作の速度や部品のばらつき等による
リバースギヤ鳴り防止の効果の変動を防止し得て、リバ
ースギヤ鳴り防止動作を確実なものとすることができ
る。
【0116】この発明の第2の構成によれば、リバース
ギヤ鳴り防止装置154は、リバースセレクト時にカム
ガイド156に装着されたカム178が揺動してカム基
部188がカムスプリング122によりプレート保持ボ
ルト110に当接押進され、カム頂部190が1速・2
速シフトヨーク126に係合される。カム178は、リ
バースシフト時にシフトアンドセレクト軸86によりカ
ムガイド156とともに回転され、リバースシフト終期
にカム基部188がプレート保持ボルト110に変移係
合され、カム頂部190が1速・2速シフトヨーク12
6から離脱される。
【0117】このように、リバースギヤ鳴り防止装置1
54は、シフトアンドセレクト軸86がリバースセレク
ト位置に軸方向移動されたときにのみカム基部188を
プレート保持ボルト110に当接押進させ、リバースセ
レクト位置からのリバースシフト初期にカム頂部190
によって1速・2速シフトヨーク126を少許作動させ
て2速同期機構72の同期作用によりメイン軸12の回
転を停止させ、リバースギヤ鳴り防止する。
【0118】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
154は、リバースシフト時にのみリバースギヤ鳴り防
止動作させ得ることにより、2速・4速等の前進段シフ
ト時にカムスプリング122の弾性力が加わることがな
く、前進段シフト操作力が増大する不都合を回避するこ
とができる。また、このリバースギヤ鳴き防止装置15
4は、リバースセレクト時にカムスプリング122を圧
縮する方向に動作し、リバースシフト時にカムスプリン
グ122を伸張させる方向に動作させていることによ
り、リバースシフト操作力を軽減することができる。こ
の結果、このリバースギヤ鳴り防止装置154は、前進
段シフト操作力やリバースシフト操作力の増大を招くこ
となく、リバースギヤ鳴りの防止を果たすことができ
る。
【0119】また、この発明の第2の構成によれば、リ
バースギヤ鳴り防止装置154は、リバースシフト位置
からリバースセレクト位置への戻し時に、カム基部18
8がプレート保持ボルト110に変移係合していること
によりカム178は回転できず、また、カム178の装
着されたカムガイド156も回転できず、シフトアンド
セレクト軸86だけが回転してリバースセレクト位置に
戻る。カム178は、このリバースセレクト位置からニ
ュートラル位置への戻し時に、カム基部188がプレー
ト保持ボルト110から離脱されることにより、カムス
プリング122及びガイドスプリング168により初期
の位置に戻る。
【0120】このように、リバースギヤ鳴り防止装置1
54は、リバースシフト位置からリバースセレクト位置
への戻し時に、カムガイド156及びカム178が回転
しないことにより1速・2速シフトヨーク126を作動
させることがなく、ニュートラル位置への戻しによりカ
ム基部188がプレート保持ボルト110から離脱さ
れ、カムスプリング122及びガイドスプリング168
により初期の位置に戻る。
【0121】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
154は、スプリング等の弾性要素を介せずに、シフト
アンドセレクト軸86に装着したカムガイド156及び
カム178と変速機ケース10に取付けられたプレート
保持ボルト110との当接押進・変移係合によってリバ
ースギヤ鳴り防止動作をさせていることにより、簡単な
構造ながらカム178の動作が正確であり、操作の速度
や部品のばらつき等によるリバースギヤ鳴り防止の効果
の変動を防止し得て、リバースギヤ鳴り防止動作を確実
なものとすることができる。また、このリバースギヤ鳴
り防止装置154は、カム178を装着したカムガイド
156及びこのカムガイド156を特定回転方向に弾性
付勢するガイドスプリング168によって、リバースシ
フト位置から戻し時のリバースギヤ鳴り防止動作を確実
に防止することができる。
【0122】
【発明の効果】このように、この発明の第1の構成によ
れば、リバースギヤ鳴り防止装置は、シフトアンドセレ
クト軸がリバースセレクト位置に軸方向移動されたとき
にのみカム頂部をプレート保持ボルトにを当接押進さ
せ、リバースセレクト位置からのリバースシフト初期に
カム頂部によって前進段シフトヨークを少許作動させて
前進段同期機構の同期作用によりメイン軸の回転を停止
させ、リバースギヤ鳴り防止する。
【0123】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
は、リバースシフト時にのみリバースギヤ鳴り防止動作
させ得ることにより、前進段シフト時にカムスプリング
の弾性力が加わることがなく、前進段シフト操作力が増
大する不都合を回避することができる。また、このリバ
ースギヤ鳴り防止装置は、リバースセレクト時にカムス
プリングを圧縮する方向に動作し、リバースシフト時に
カムスプリングを伸張させる方向に動作させていること
により、リバースシフト操作力を軽減することができ
る。この結果、このリバースギヤ鳴り防止装置は、前進
段シフト操作力やリバースシフト操作力の増大を招くこ
となく、リバースギヤ鳴りの防止を果たすことができ
る。
【0124】また、このリバースギヤ鳴り防止装置は、
スプリング等の弾性要素を介せずに、シフトアンドセレ
クト軸に装着したカムと変速機ケースに取付けられたプ
レート保持ボルトとの当接押進・変移係合によってリバ
ースギヤ鳴り防止動作をさせていることにより、簡単な
構造ながらカムの動作が正確であり、操作の速度や部品
のばらつき等によるリバースギヤ鳴り防止の効果の変動
を防止し得て、リバースギヤ鳴り防止動作を確実なもの
とすることができる。
【0125】この発明の第2の構成によれば、リバース
ギヤ鳴り防止装置は、シフトアンドセレクト軸がリバー
スセレクト位置に軸方向移動されたときにのみカム基部
をプレート保持ボルトに当接押進させ、リバースセレク
ト位置からのリバースシフト初期にカム頂部によって前
進段シフトヨークを少許作動させて前進段同期機構の同
期作用によりメイン軸の回転を停止させ、リバースギヤ
鳴りを防止する。
【0126】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
は、リバースシフト時にのみリバースギヤ鳴り防止動作
させ得ることにより、前進段シフト時にカムスプリング
の弾性力が加わることがなく、前進段シフト操作力が増
大する不都合を回避することができる。また、このリバ
ースギヤ鳴り防止装置は、リバースセレクト時にカムス
プリングを圧縮する方向に動作し、リバースシフト時に
カムスプリングを伸張させる方向に動作させていること
により、リバースシフト操作力を軽減することができ
る。この結果、このリバースギヤ鳴り防止装置は、前進
段シフト操作力やリバースシフト操作力の増大を招くこ
となく、リバースギヤ鳴りの防止を果たすことができ
る。
【0127】また、この発明の第2の構成によれば、リ
バースギヤ鳴り防止装置は、リバースシフト位置からリ
バースセレクト位置への戻し時に、カムガイド及びカム
が回転しないことにより前進段シフトヨークを作動させ
ることがなく、ニュートラル位置への戻しによりカム基
部がプレート保持ボルトから離間され、カムスプリング
及びガイドスプリングにより初期の位置に戻る。
【0128】このため、このリバースギヤ鳴り防止装置
は、スプリング等の弾性要素を介せずに、シフトアンド
セレクトシャフトに装着したカムガイド及びカムと変速
機ケースに取付けられたプレート保持ボルトとの当接押
進・変移係合によってリバースギヤ鳴き防止動作をさせ
ていることにより、簡単な構造ながらカムの動作が正確
であり、操作の速度や部品のばらつき等によるリバース
ギヤ鳴り防止の効果の変動を防止し得て、リバースギヤ
鳴り防止動作を確実なものとすることができる。また、
このリバースギヤ鳴り防止装置は、カムを装着したカム
ガイド及びこのカムガイドを特定回転方向に弾性付勢す
るガイドスプリングによって、リバースシフト位置から
戻し時のリバースギヤ鳴り防止動作を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるリバースギヤ鳴り防止装置の実
施例を示す変速操作部の構成図である。
【図2】インタロックプレートの平面図である。
【図3】インタロックプレートの側面図である。
【図4】インタロックプレートの斜視図である。
【図5】カムの平面図である。
【図6】カムの側面図である。
【図7】カムの斜視図である。
【図8】カムガイドの正面図である。
【図9】カムガイドの側面図である。
【図10】カムガイドの斜視図である。
【図11】ストッパの正面図である。
【図12】ストッパの側面図である。
【図13】ストッパの斜視図である。
【図14】ニュートラル時の変速機の構成図である。
【図15】ニュートラル時の変速操作部の平面図であ
る。
【図16】ニュートラル時の変速パターンの構成図であ
る。
【図17】ニュートラル時の変速操作部の側面図であ
る。
【図18】ニュートラル時の変速操作部の底面図であ
る。
【図19】リバースセレクト時の変速操作部の平面図で
ある。
【図20】リバースセレクト時の変速パターンの構成図
である。
【図21】リバースセレクト時の変速操作部の側面図で
ある。
【図22】リバースセレクト時の変速操作部の底面図で
ある。
【図23】リバースシフト前半時の変速機の構成図であ
る。
【図24】リバースシフト前半時の変速操作部の平面図
である。
【図25】リバースシフト前半時の変速パターンの構成
図である。
【図26】リバースシフト前半時の変速操作部の側面図
である。
【図27】リバースシフト前半時の変速操作部の底面図
である。
【図28】リバースシフト後半時の変速機の構成図であ
る。
【図29】リバースシフト後半時の変速操作部の平面図
である。
【図30】リバースシフト後半時の変速パターンの構成
図である。
【図31】リバースシフト後半時の変速操作部の側面図
である。
【図32】リバースシフト後半時の変速操作部の底面図
である。
【図33】リバースセレクト戻し時の変速操作部の平面
図である。
【図34】リバースセレクト戻し時の変速パターンの構
成図である。
【図35】リバースセレクト戻し時の変速操作部の側面
図である。
【図36】リバースセレクト戻し時の変速操作部の底面
図である。
【図37】5速シフト時の変速操作部の平面図である。
【図38】5速シフト時の変速パターンの構成図であ
る。
【図39】5速シフト時の変速操作部の側面図である。
【図40】5速シフト時の変速操作部の底面図である。
【図41】従来例を示すニュートラル時(セレクト時)
の変速機の構成図である。
【図42】従来例を示すリバースシフト前半時の変速機
の構成図である。
【図43】従来例を示すリバースシフト後半時の変速機
の構成図である。
【図44】別の従来例を示すニュートラル時の変速機の
構成図である。
【図45】従来例を示すリバースギヤ鳴り防止装置の構
成図である。
【符号の説明】
2 変速機 4 ギヤ列 8 変速操作部 10 変速機ケース 12 メイン軸 14 カウンタ軸 16 リバースアイドラ軸 36 リバースメインギヤ 60 リバースアイドラギヤ 68 スリーブギヤ 86 シフトアンドセレクト軸 88 インタロックプレート 122 第2リターンスプリング(カムスプリング) 124 シフトアンドセレクトレバー 126 1速・2速シフトヨーク 130 5速・リバースシフトヨーク 138 リバースシフト軸 144 リバースギヤシフトアーム 146 リバースギヤシフトレバー 154 リバースギヤ鳴り防止装置 156 カムガイド 158 溝部 164 揺動軸 166 ガイドピン 168 ガイドスプリング 170 ストッパ 178 カム 188 カム基部 190 カム頂部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース内にメイン軸とカウンタ軸
    とリバースアイドラ軸とを略平行に配設し、前記メイン
    軸に各前進段メインギヤ及びリバースメインギヤを設
    け、前記カウンタ軸に各前進段カウンタギヤ及びリバー
    スカウンタギヤを設け、前記リバースアイドラ軸にリバ
    ースアイドラギヤを設け、シフトレバーの操作によって
    セレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時に周方
    向移動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフ
    トアンドセレクト軸に誤動作防止用のインタロックプレ
    ートを設け、リバースシフト時に前進段同期機構を動作
    させてギヤ鳴りを防止する変速機のリバースギヤ鳴り防
    止装置において、前記シフトアンドセレクト軸には軸線
    に直角な直径線と平行で且つこの直径線から少許偏倚さ
    せた揺動軸を揺動中心に揺動可能なカムを装着して設
    け、このカムを前記インタロックプレート側に弾性付勢
    するカムスプリングを設け、前記カムには前記カムスプ
    リングによりリバースセレクト時に前記インタロックプ
    レートのプレート保持ボルトに当接押進されるとともに
    リバースシフト時に前記プレート保持ボルトに変移係合
    されるカム基部とリバースセレクト時に前記カム基部の
    前記プレート保持ボルトへの当接押進により前進段シフ
    トヨークに係合されるとともにリバースシフト時に前記
    カム基部の前記プレート保持ボルトへの変移係合により
    前進段シフトヨークから離脱されるカム頂部を設けたこ
    とを特徴とする変速機のリバースギヤ鳴り防止装置。
  2. 【請求項2】 変速機ケース内にメイン軸とカウンタ軸
    とリバースアイドラ軸とを略平行に配設し、前記メイン
    軸に各前進段メインギヤ及びリバースメインギヤを設
    け、前記カウンタ軸に各前進段カウンタギヤ及びリバー
    スカウンタギヤを設け、前記リバースアイドラ軸にリバ
    ースアイドラギヤを設け、シフトレバーの操作によって
    セレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時に周方
    向移動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフ
    トアンドセレクト軸に誤動作防止用のインタロックプレ
    ートを設け、リバースシフト時に前進段同期機構を動作
    させてギヤ鳴りを防止する変速機のリバースギヤ鳴り防
    止装置において、前記シフトアンドセレクト軸には周方
    向に所定角度だけ回動可能にカムガイドを装着して設
    け、このカムガイドを特定回転方向に弾性付勢するガイ
    ドスプリングを設け、前記カムガイドには軸線に直角な
    直径線と平行で且つこの直径線から少許偏倚させた揺動
    軸を揺動中心に揺動可能なカムを装着して設け、このカ
    ムを前記インタロックプレート側に弾性付勢するカムス
    プリングを設け、前記カムには前記カムスプリングによ
    りリバースセレクト時に前記インタロックプレートのプ
    レート保持ボルトに当接押進されるとともにリバースシ
    フト時に前記プレート保持ボルトに変移係合されるカム
    基部とリバースセレクト時に前記カム基部の前記プレー
    ト保持ボルトへの当接押進により前進段シフトヨークに
    係合されるとともにリバースシフト時に前記カム基部の
    前記プレート保持ボルトへの変移係合により前進段シフ
    トヨークから離脱されるカム頂部を設けたことを特徴と
    する変速機のリバースギヤ鳴り防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006177490A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toyota Motor Corp 手動変速機のシフトゲート機構
CN112943880A (zh) * 2021-01-29 2021-06-11 重庆睿格汽车部件有限公司 一种间歇运动机构在汽车执行器总成上的应用

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