JPH07266969A - 重量物運搬車用の歩み板装置 - Google Patents

重量物運搬車用の歩み板装置

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JPH07266969A
JPH07266969A JP6312094A JP6312094A JPH07266969A JP H07266969 A JPH07266969 A JP H07266969A JP 6312094 A JP6312094 A JP 6312094A JP 6312094 A JP6312094 A JP 6312094A JP H07266969 A JPH07266969 A JP H07266969A
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JP
Japan
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board
step board
butterfly
original
wire rope
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Application number
JP6312094A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishioka
浩 西岡
Masaki Takehana
正樹 竹花
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FUJITA JIDOSHA KOGYO KK
Original Assignee
FUJITA JIDOSHA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前後方向に二分割して自動折り畳み収納可能な
ものであって、重量物積み上げ,積み降ろし作業時にワ
イヤーへの引っ掛かり虞れのない重量物運搬車用の歩み
板装置の提供にある。 【構成】元歩み板1と先歩み板2とに前後方向で二分割
すると共に、その端部1a,2a突合わせ位置に蝶部3
を設けて山折れ状に折り畳み収納可能な歩み板aを、車
輌デッキ後端b1 にて、歩み板昇降用シリンダー8によ
り昇降可能に配設し、そしてその両板1,2の伸張時に
緊張状となるワイヤーロープ16を、上記蝶部3を経て
両板1,2の側面1b,2bに沿って張架した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運搬車の車輌デッキ
に、ブルドーザー,ショベルカー等の重量機械(車輌)
を積み上げ,積み降ろしする時に、デッキと路面とにわ
たって傾斜状に架設して使用する歩み板装置、詳しくは
前後方向に二分割して自動折り畳み収納可能な重量物運
搬車用の歩み板装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の歩み板装置は、実公昭57
−15065号公報記載のように、端部接合位置に蝶部
を設けて山折れ状に折り畳み収納可能に歩み板を構成す
ると共に、該歩み板を車輌デッキの後端にて回動可能に
備えられてなるもので、収納時の歩み板の重心を低く維
持して安定性を図りつつ、その伸張時の全長を収納時規
制高さの約2倍にまで長尺状に形成することで、使用時
の歩み板の傾斜角度を緩やかなものとし、例えばブルド
ーザー,ショベルカー等の重量物積み上げ,積み降ろし
作業を向上せしめるものであり、この従来技術では、前
方の歩み板側面と、運搬車の車輌積載デッキ上とにわた
ってワイヤーロープを張架し、歩み板使用時(伸張時)
に、折り畳み状態の前後歩み板を強制的に一直線状とな
るように構成していたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
はデッキ上にワイヤーの一端が取付けられているもので
あったため、重量物の積み上げ,積み降ろし作業時に重
量物が上記ワイヤーに引っ掛かる虞れが高く、ワイヤー
の切断、あるいは積み上げ,積み降ろし作業時の重量物
の方向性を誤る虞れもあった。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、前後方向に二分割して自動折り畳み収納可能なもの
であって、重量物積み上げ,積み降ろし作業時にワイヤ
ーへの引っ掛かり虞れのない重量物運搬車用の歩み板装
置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、先歩み板と元歩み板と
に前後方向で二分割すると共に、その両者端部突合わせ
位置に蝶部を設けて山折れ状に折り畳み収納可能な歩み
板を構成し、該歩み板はその元歩み板の基端側を車輌デ
ッキの後方位置に軸着して前後回転可能に備えると共
に、昇降機構により自動昇降可能に構成される歩み板装
置において、前後歩み板の伸張時に緊張状となるワイヤ
ーロープを、上記蝶部を経て前後歩み板の側面に沿って
張架したことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段により、ワイヤーロープは重量
物の積み上げ,積み降ろし作業時のいずれの時であって
も、常に歩み板側面に位置し、車輌デッキ上には位置し
ない。
【0007】そして、昇降機構の歩み板下降作動にした
がって、元歩み板が軸着された基端側を支点として回転
して下降すると共に、該下降作動によって先歩み板が蝶
部を中心に自重で展開し、これにより上記ワイヤーロー
プが引張られて先歩み板が蝶部を中心として両歩み板の
端部突合わせ方向へと強制的に回転する。そして、先歩
み板と元歩み板との端部同士が突合わされた時点で両板
は一直線状に構成されると共に、先歩み板先端が路面に
接地される。
【0008】また、昇降機構を歩み板上昇作動とする
と、その上昇作動にしたがって、元歩み板が軸着された
基端側を支点として回転して上昇すると共に、該上昇作
動によって先歩み板が蝶部を中心に自重で展開し、その
先端側が元歩み板側に向くように蝶部を中心として折り
畳まれながら元歩み板と共に上昇し、車輌デッキ後方位
置にて両板が蝶部を中心に半折り状態で立設される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
すると、歩み板装置Aは、トレーラー,ダンプローダ
ー,セルフローダー等の周知の運搬車輌Bの車輌デッキ
b後方位置に、一体あるいは別体に備えられており、図
1乃至図3に第一実施例、図4乃至図7に第二実施例、
そして図8及び図9に第三実施例を示す。
【0010】まず、第一実施例について説明すると、本
実施例における歩み板装置Aは、運搬車輌Bの車輌デッ
キbの後端面b1 に一体的に備えられるタイプであり、
歩み板a,a、歩み板昇降機構8,8及びワイヤーロー
プ16,16とで構成されている。
【0011】歩み板aは、例えば所定幅を有し、デッキ
b後端位置に立設せしめた際に、規制最大高さを示す長
さに形成される元歩み板1と、該元歩み板1と同一幅及
び同一長さに形成されると共に、その先端を傾斜状に形
成して接地面2dを備えてなる先歩み板2との二分割構
成とすると共に、それら端部1a,2a同士の突合わせ
位置に蝶部3を設けて両板1,2を連結し、半折り状態
から一直線状態になるまで折り曲げ可能に構成されてい
る。
【0012】そして、上記歩み板aは、車輌Bのデッキ
後端面b1 に直交状に突設せしめた歩み板支持部11,
11に、支軸12を介して元歩み板1の基端側を軸着す
ることで前後回転可能に備えられ、該歩み板aは、ブル
ドーザー等の重量物(図示省略)における左右クローラ
ー(無限軌道)間隔に合わせて、デッキ後端面b1 の左
右に夫々同一レベル位置で一対備えるものとする。尚、
歩み板aはブルドーザー等の重量物の重量に充分に耐え
得る鋼材等の周知材料からなるもので限定されない。
【0013】また、各歩み板a,aの長さは、デッキb
後端位置に立設せしめた際の高さが、規制最大高さ範囲
内となる長さのものであれば長短任意であり、また両板
1,2が同一長さのものであってもよく、あるいはいず
れか一方が長尺状であってもよく適宜選択可能である。
【0014】蝶部3は、元歩み板1と先歩み板2の端部
1a,2aの突合わせ位置、例えば元歩み板1の端部1
a寄りの下面1c上端左右位置及び、先歩み板2の端部
2a寄りの下面2c上端左右位置に、夫々の位置で相対
向せしめて突設される突片4,4及び5,5と、それら
突片4,4及び5,5の夫々の先端に形成されている挿
通孔4a,4a及び5a,5aを、夫々同一線上で連通
せしめて回転可能に挿通する軸6とからなり、上記突片
4,4及び5,5はその上端4b,4b及び5b,5b
を、夫々の端部1a,2aの端縁レベルと同一レベルと
なるように形成されており(図2参照)、両板1,2を
半折り状態から端部1a,2a同士が突合わさって一直
線状態になるまで折り曲げ可能に連結する。
【0015】また、本実施例では歩み板a,aの配設時
において内側に位置する蝶部3,3の外側に、後述する
ワイヤーロープ16を滑動可能に沿わせるロープ滑動部
7、例えばプーリーを備えている。尚、図示例のプーリ
ー7には、ワイヤーロープ16を案内する周溝は設けら
れていないが、ずれ防止のために周溝を設けるものとし
てもよく適宜設定される。
【0016】また、上記蝶部3を構成する軸6を、突片
4の外方に突出せしめると共に、該突出した軸6の周面
部分を介してロープ滑動部としてもよく任意であり、何
等限定されるものではない。
【0017】歩み板昇降機構8は、例えば本実施例で
は、車輌デッキbの後方位置と上記元歩み板1の側面1
b任意位置とにわたり、歩み板昇降用油圧シリンダーを
備えてなる構成とし、該歩み板昇降用油圧シリンダー8
は、左右に位置する夫々の歩み板a,aに別個に備えら
れている。すなわち、車輌Bのデッキ後端面b1 に直交
状に突設せしめた歩み板支持部11…のうち、内側に位
置する歩み板支持部11aと一体的に、かつ該歩み板支
持部11aよりも突出状に延設してシリンダー支持部1
3を設けると共に、該シリンダー支持部13と相対向し
てその内方側でデッキ後端面b1 から突出形成されるシ
リンダー支持部13aとの間にて、軸14により歩み板
昇降用シリンダー8の一端9を軸着し、そしてピストン
ロッド10の先端10aを、元歩み板1の側面1b上方
にて固定して備えられる。図中15は、歩み板昇降用シ
リンダー8用のカバーであり、その下端側が上記シリン
ダー8の一端9と共に、軸14によって軸着されてい
る。
【0018】従って、歩み板昇降用シリンダー8は、歩
み板支持部11位置よりも少し後方にずれた位置で、そ
の一端9およびピストンロッド10の先端10aが位置
して備えられている。また、本実施例では歩み板a,a
の夫々の内側に昇降用油圧シリンダー8,8を備えた
が、歩み板a,aの夫々の外側位置に備えるものとして
もよく適宜設定される。
【0019】また、歩み板昇降機構は、上記せるように
歩み板aの側面に歩み板昇降用シリンダー8を備えて構
成するものに限らず、従来周知の昇降機構に変更可能で
何等限定されるものではなく、例えば実公昭57−15
065号公報記載のような昇降機構を用いてもよい。
【0020】詳しくは、車輌デッキの後端に昇降用シリ
ンダーを直交状に突設し、そして該シリンダーのピスト
ンロッド先端を、車輌デッキ後端の左右支持片にわたっ
て回転可能に配した回転軸の周面に、該周面に一体的に
突設した腕杆の遊端側に一体的に固定して、回転軸をピ
ストンロッドの往復動によって正逆回転操作可能に構成
し、そして左右歩み板の基端側を上記回転軸に固定状に
連結し、その回転軸の正逆回転操作によって歩み板を昇
降させるような昇降機構を用いることも可能である。
【0021】しかし、上記のような昇降機構とすると、
車輌デッキの後方に昇降シリンダー配設スペースを要
し、その分車輌デッキの後方に突出する長さが長くなっ
てしまうため、車輌デッキを短尺化しなければならない
という規制上の不都合が生じる場合があった。従って、
車輌デッキ長さを短尺化することなく有効長さを最大限
確保することを目的とするならば、本実施例の如き歩み
板昇降機構を用いるのが好ましい。
【0022】ワイヤーロープ16は、元歩み板1と先歩
み板2とが一直線状に伸張された時に緊張状態となるよ
うに、元歩み板1の側面1bから上記蝶部3を経て、先
歩み板2の側面2bに張架されるものとし、本実施例で
はワイヤーロープ16の一端部16aをシリンダーカバ
ー15の側面に突設した取付け片15aに固着し、そし
て該取付け片15aよりも下位に位置する元歩み板側面
1bに設けたロープ滑動部17に沿わせると共に、上記
取付け片15aよりも上位に位置するロープ滑動部18
に沿わせ、次に蝶部3に設けたロープ滑動部7を経た
後、先歩み板側面2bに設けたロープ滑動部19に沿わ
せ、そして最後に他端部16bを先歩み板2の側面2b
に突設した取付け片2eに固着して、夫々のロープ滑動
部7,17,18,19を滑動可能に張架させる。
【0023】また、上記蝶部3に設けたロープ滑動部7
および両板1,2に設けたロープ滑動部17,18,1
9を、本実施例ではプーリーをもって説明したが、これ
に何等限定されるものではなく、ワイヤーロープ16を
滑動可能に案内できる構成を有するものであれば回転可
能な構成に限らず、その周面を滑動できる構成であれば
固定タイプのものであっても構わないものである。ま
た、各ロープ滑動部17…に設けた周溝34…は任意で
ある。
【0024】従って、ワイヤーロープ16は、重量物の
積み上げ,積み降ろし作業時のいずれの時であっても、
常に歩み板aの側面1b,2bに位置し、車輌デッキb
上には位置しない。
【0025】ここで、本実施例の歩み板装置Aの使用状
態を説明すると、歩み板aを車輌デッキBと路面との間
に傾斜状態に架設して重量物の積み上げ,積み降ろし作
業をする場合には、まず歩み板昇降用シリンダー8を下
降作動せしめてピストンロッド10を縮めると、そのロ
ッド10の縮み作動にしたがって、元歩み板1が軸着さ
れた基端側を支点として回転して下降すると共に、該下
降作動によって先歩み板2が蝶部3を中心に自重で展開
し、これによりワイヤーロープ16が引張られて先歩み
板2が蝶部3を中心として端部1a,2aの突合わせ方
向へと強制的に回転する。そして、元歩み板1と先歩み
板2との端部1a,2a同士が突合わされた時点で両板
1,2は一直線状に構成されると共に、先歩み板の先端
接地面2dが路面に接地される。
【0026】また、歩み板昇降用シリンダー8を歩み板
上昇作動とすると、その上昇作動にしたがって、元歩み
板1が軸着された基端側を支点として回転して上昇する
と共に、該上昇作動によって先歩み板2が蝶部3を中心
に自重で展開し、その先端接地面2d側が元歩み板1側
に向くように蝶部3を中心として折り畳まれながら元歩
み板1と共に上昇し、車輌デッキb後方位置にて両板
1,2が蝶部3を中心に半折り状態で立設される。
【0027】次に、第二実施例について説明すると、本
実施例は、上記第一実施例に示した歩み板a,aの自動
昇降機構と共に、左右に位置する歩み板a,aの自動間
隔調整機構を備えたタイプである。
【0028】例えば一例を示すと、車輌デッキbの後端
面b1 の表面一半部域に、所望な間隔を空けて支持部2
0,21を夫々突設すると共に、支持部20,21間に
スライド軸22を挿通せしめ、そして歩み板aの元歩み
板1の基端側を、上記スライド軸22に左右方向に滑動
可能に取付け保持せしめ、そしてブラケット24,24
を、上記スライド軸22と、該スライド軸22と上下方
向で並行状に支持部21,25間に掛け渡して並設され
る第二スライド軸23とによって左右方向に滑動可能に
保持し、そして該ブラケット24,24間に架設される
軸26に、歩み板aと一体的に備えられる歩み板昇降用
シリンダー8の一端9を滑動可能に備えてなり、上記ブ
ラケット24,24は、スライド軸22と並設して備え
られる歩み板スライド用シリンダー27の一端28が固
定されて構成されるものであり、該歩み板スライド用シ
リンダー27は他端29を、デッキ後端面b1 の略中心
付近に固定し、その伸縮作動にしたがって、歩み板aを
ブラケット24,24を介して歩み板昇降用シリンダー
8と共に左右方向に移動可能とする。
【0029】また、上記例では、一方の歩み板aについ
て説明したが、他方の歩み板aも上記例と同様に構成さ
れ、車輌デッキbの後端面b1 の表面他半部域において
対称に配される。
【0030】尚、歩み板a、歩み板昇降用シリンダー
8、蝶部3及びワイヤーロープ16等の各構成は上記第
一実施例と同様構成であるため、同一箇所に同一符号を
付してその説明を省略する。
【0031】従って、本実施例にあっては、まず左右の
歩み板スライド用シリンダー27,27を伸縮作動せし
め、該シリンダー27,27と一体化されたブラケット
24…を介して夫々の歩み板a,aを左右適宜方向にス
ライドせしめ、ブルドーザー等の重量物(図示省略)に
おける左右クローラー(無限軌道)間隔に合わせた歩み
板a,a間隔に調整する。
【0032】そして、上記歩み板の間隔調整後、上記第
一実施例と同様歩み板の昇降作動へと移る。すなわち、
歩み板昇降用シリンダー8を下降作動せしめてピストン
ロッド10を縮めると、そのロッド10の縮み作動にし
たがって、元歩み板1が軸着された基端側を支点として
回転して下降すると共に、該下降作動によって先歩み板
2が蝶部3を中心に自重で展開し、これによりワイヤー
ロープ16が引張られて先歩み板2が蝶部3を中心とし
て端部1a,2aの突合わせ方向へと強制的に回転す
る。そして、元歩み板1と先歩み板2の端部1a,2a
同士が突合わされた時点で両板1,2は一直線状に構成
されると共に、先歩み板2の先端接地面2dが路面に接
地される。
【0033】また、歩み板昇降用シリンダー8を歩み板
上昇作動とすると、その上昇作動にしたがって、元歩み
板1が軸着された基端側を支点として回転して上昇する
と共に、該上昇作動によって先歩み板2が蝶部3を中心
に自重で展開し、その先端接地面2d側が元歩み板1側
に向くように蝶部3を中心として折り畳まれながら元歩
み板1と共に上昇し、車輌デッキbの後方位置にて両板
1,2が蝶部3を中心に半折り状態で立設される。
【0034】次に、第三実施例について説明すると、本
実施例は、上記第二実施例に示した歩み板装置Aをキッ
ト化したタイプを示し、車輌デッキbの後端面b1 に取
付け可能な適宜形状、例えば長尺矩形状に形成され、か
つ表面に支持部31,32及び31,32を突設してな
る取付け板30に、上記第二実施例と同様な左右スライ
ド可能で、かつ昇降可能な歩み板構造を配設してなるも
ので、車輌デッキbの後端面b1 にボルト33…等によ
って取り外し可能に構成されているものである。
【0035】例えば、その一例を示すと、取付け板30
の表面一半部域に突設した支持部31,32間にスライ
ド軸22を挿通せしめ、そして歩み板aの元歩み板1の
基端側を、上記スライド軸22に滑動可能に取付け保持
せしめ、そしてブラケット24,24を、上記スライド
軸22と、該スライド軸22と上下方向で並行状に支持
部21,25間に掛け渡して並設される第二スライド軸
23とにわたって滑動可能に架設し、そして該ブラケッ
ト24,24間に架設される軸26に、元歩み板1と一
体的に備えられる歩み板昇降用シリンダー8の一端9を
滑動可能に備えてなり、上記ブラケット24,24は、
スライド軸22と並設して備えられる歩み板スライド用
シリンダー27の一端28が固定されて構成されるもの
であり、該シリンダー27は他端29を、デッキ後端面
b1 の略中心付近に固定し、その伸縮作動にしたがっ
て、歩み板aをブラケット24,24を介して昇降用シ
リンダー8と共に左右方向に移動可能とする。
【0036】また、上記例では、一方の歩み板aについ
て説明したが、他方の歩み板aも上記例と同様に構成さ
れ、取付け板30の表面他半部域に対称に配される。
【0037】尚、歩み板a、昇降用シリンダー8、蝶部
3及びワイヤーロープ16等の各構成は、上記第一実施
例と同様構成であるため、同一箇所に同一符号を付して
その説明を省略する。
【0038】従って、本実施例の構成とし、ボルト33
…を外して取付け板30とデッキ後端面b1 との接触状
態を解けば、歩み板装置Aが一体として車輌Bから取り
外すことができるため、歩み板装置Aの補修、交換作業
において作業容易となる。
【0039】また、上記第二実施例に代えて第一実施例
の構成を、本実施例に示すようにキット化してもよく、
すなわち、取付け板30の表面一半部域に歩み板支持部
11,11を突設すると共に、該支持部11,11間に
正逆回転可能に架設される軸12を基端側に挿通せしめ
て歩み板aを保持せしめ、そしてピストンロッド10の
先端10aが、元歩み板1の側面1bに固着されてなる
歩み板昇降用シリンダー8の一端9を、上記支持部11
からさらに前方に延設したシリンダー支持部13と、該
支持部13に隣接して突設される支持部13aとの間
に、正逆回転可能に架設される軸14で回転可能に保持
せしめてなる。また、上記例では、一方の歩み板aにつ
いて説明したが、他方の歩み板aも上記例と同様に構成
され、取付け板30の表面他半部域に対称に配される。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記せるように、蝶部を経て
前後歩み板間にわたる長さのワイヤーロープを、歩み板
側面に張架した構成としたため、重量物積み上げ,積み
降ろし作業時に、重量物がワイヤーロープに引っ掛かる
虞れのない重量物運搬車用の歩み板装置が提供できる。
【0041】従って、ブルドーザー,ショベルカー等の
重量機械(車輌)の積み上げ,積み降ろし作業時に、重
量機械がワイヤーロープに引っ掛かり、ワイヤーロープ
を誤って切断してしまったり、あるいは引っ掛かること
によって重量機械が方向性を誤ってしまうという等の従
来技術の有していた問題点が充分に解消され、使用勝手
に大変優れるばかりか安全性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第一実施例を示す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】第二実施例を示す正面図
【図5】図4のV-V 線断面図
【図6】図4のVI-VI 線断面図
【図7】図4のVII-VII 線断面図
【図8】第三実施例を示す横断平面図
【図9】図8のIX-IX 線断面図
【符号の説明】
A:歩み板装置 a:歩み板 1:元歩み板 2:先歩み板 1a,2a:端部 1b,2b:側面 3:蝶部 8:歩み板昇降機構(歩み板
昇降用シリンダー) 16:ワイヤーロープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先歩み板と元歩み板とに前後方向で二分割
    すると共に、その端部突合わせ位置に蝶部を設けて山折
    れ状に折り畳み収納可能な歩み板を構成し、該歩み板は
    その基端側を車輌デッキの後方位置に軸着して前後回転
    可能に備えると共に、昇降機構により自動昇降可能に構
    成される歩み板装置において、前後歩み板の伸張時に緊
    張状となるワイヤーロープが、上記蝶部を経て前後歩み
    板の側面に沿って張架されていることを特徴とする重量
    物運搬車用の歩み板装置。
JP6312094A 1994-03-31 1994-03-31 重量物運搬車用の歩み板装置 Pending JPH07266969A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612181B2 (ja) * 1988-02-04 1994-02-16 株式会社大林組 空調装置

Patent Citations (1)

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JPH0612181B2 (ja) * 1988-02-04 1994-02-16 株式会社大林組 空調装置

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