JPS6027170Y2 - ベルトロ−ダのダンプトラツクサイド土砂除去装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、土様工事現場の破砕切羽に近接配設してブル
ドーザ−等で集積される土砂を直接ダンプトラックに積
込みするのに適用される自走式または索引式ベルトロー
ダのダンプサイド土砂除去装置に関するものである。

上述ベルトローダＡは第１図、第２図に示す如く、走行
台車ａにコンベアフレームｂを後傾姿勢に傾斜配設し、
同フレームｂに軸支しである駆動プーリｃ１テールプー
リｄ１ベントプーリｅ。

ｅ′、緊張プーリｆ１ヘッドプーリｇにロックベルトｈ
を巻装し１、上記コンベアフレームｂとロックベルトｈ
の下降端部を覆うフロントカバーｉに開設したトラップ
ｊより、土砂ｋをブルドーザ−等により落し込んでロッ
クベルトｈに積込み、これを搬送してコンベアヘッドｌ
から落下させ、ダンプトラックｍに積込むように構成し
である。

しかし、上述構成のベルトローダＡでダンプトラックｍ
に土砂ｋを積込む場合、ダンプトラックｍの運転手は荷
台ｍ′の積込み状況（土砂の積込み量、土砂のこぼれ落
ち等）を見なから微速でダンプトラックｍを前方、また
は後方へ移動して積込むが、上記積込み状況は運転席側
だけ目視できるもの）、反運転席側は、積荷に妨げられ
る等して目視が困難となり、従って土砂がこぼれ落ちる
ことが多い。

この結果土砂をこぼす頻度が多いダンプトラックｍの反
運転席側脇に土砂が堆積し、これがダンプトラックｍの
搬出穴に妨げとなる為、その除去が必要となっている。

そこで本考案は上述実情に鑑みて検討の結果ベルトロー
ダからダンプトラックの反運転席側脇に延出させてテレ
スコピックブームを伸縮自在に配置し、この延出端にブ
レードを取付けてベルトローダの運転席で操作できるよ
うに構成することによって、ダンプトラックサイドに落
下堆積する土砂を、ブルドーザ−等の別途用意しなけれ
ばならないい補助機械などによることなく簡単かつ容易
に、しかも迅速に除去可能ならしめることを目的とする
ものである。

以下本考案の実施例を示した図面について詳述すれば、
土砂除去装置１は第１図、第２図において、ベルトロー
ダＡにおける走行台車ａの後部に基端２ａを軸ピン３に
より枢着してテレスコピックブーム２をダンプトラック
ｍの反運転席側ｍ″へ延出配置し、上記軸ピン３を回動
支点として上方へ引き上げ自在とするため、ベルトロー
ダＡのコンベアフレームｂ等とリフトジヤツキ４で連結
すると共に、上記テレスコピックブーム２の延出端２ｂ
にブレード５を外側向きに傾設固定して、ベルトローダ
Ａの運転席６で上記テレスコピックブーム２およびリフ
トジヤツキ４をリモートコントロールし、ダンプトラッ
クｍの反運転席ｍ″に落下堆積した土砂に′をダンプト
ラックｍから離す方向へ押圧除去するよう構成したもの
である。

こ）で上記テレスコピックブーム２は、相対的に伸縮可
能に嵌挿した複数本の異径フレーム２′、２″、２″′
、２″″・・・・・・を油圧で伸縮するように形成して
あり、非使用時は、縮小した状態でリフトジヤツキ４に
より上方へ引き上げ収納可能としである。

而して上記構成において、ベルトローダＡのコンベアヘ
ッドｌ下にダンプトラックｍを搬入させ、ロックベルト
ｈに積込み搬送した土砂ｋをダンプトラック荷台ｍ′に
積込む際、運転手は運転席６にて土砂の積込み状況を目
視しなからダンプトラックｍを前方へ、または後方へ移
動させて荷台ｍ′に対して均等に積荷するが、か）る場
合ダンプトラックｍの反運転席側ｍｌは目視困難である
ることから、その反運転席側ｍ″に土砂に′がこぼれ落
ちて堆積することがある。

このような場合に、ベルトローダＡの運転席６ての操作
により先ずリフトジヤツキ４を伸長操作してテレスコピ
ックブーム２を水平となし、然る後、縮小しているテレ
スコピックブーム２を伸長して行くと、その延出端２ｂ
にはブレード５が外向きに傾設しであるので、該ブレー
ド５により堆積した土砂に′を押動させながら前進して
、当該土砂に′を第２図に示すようにダンプトラックｍ
とは離反する側へ排除することができる。

従って、ブレード５がダンプトラックｍの前部位置に対
応する位置までテレスコピックブーム２を伸長させれば
、コンベアヘッドｌ下部には土砂に′がなくなるので、
ダンプトラックｍの搬入が支障なく行い得るようになる
。

以上説明したように本考案に係るベルトローダのダンプ
トラックサイド土砂除去装置によれば、ベルトローダＡ
の運転席６からの操作により、走行台車ａからダンプト
ラックｍの反運転席側ｍ“へ延出配置し、かつその延出
端２ｂにブレード５を外向きに傾設したテレスコピック
ブーム２を伸長することができ、従って上記反運転席側
ｍ″に落下堆積する土砂に′を簡単迅速かつ容易に外側
へ排除することができ、従来のようにダンプトラックサ
イドの土砂除去専用としてブルドーザ−等の補助機械な
どを運転する必要がなくなる。

また、テレスコピックブーム２は、ベルトローダＡの適
所とリフトジヤツキ４で連結してあって、上方へ引き上
げ収納できるのでベルトローダＡの移動時やダンプトラ
ックｍの搬出穴の妨げとなるものではないばかりか、リ
フトジヤツキ４はベルトローダＡの運転席６で操作して
その収納や使用状態となし得るので、適切な作業を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るベルトローダのダンプトラックサ
イド土砂除去装置を示した側面図、第２図は同装置の略
示平面図である。 Ａ・・・・・・ベルトローダ、ａ・・・・・・走行台車
、ｂ・・・・・・コンベアフレーム、ｍ・・・・・・ダ
ンプトラック、ｍ”・・・・・・ダンプトラックｍの反
運転席側、２・・・・・・テレスコピックブーム、２ｂ
・・・・・・テレスコピックブームの延出端、４・・・
・・・リフトジヤツキ、５・・・・・・ブレード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベルトローダの走行台車等から、コンベアフレームヘッ
   ド下に搬入されるダンプトラックの反運転席側へ延出し
   てテレスコピックブームを伸縮自在に配設すると共に、
   同ブームを上方へ引き上げ可能なリフトジヤツキでベル
   トローダと連結し、その延出端にはブレードを外向きに
   傾斜して取付ケタベルトローダのダンプトラックサイド
   土砂除去装置。