JPH07265869A - フッ素・リン含有排水の処理方法 - Google Patents
フッ素・リン含有排水の処理方法Info
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Abstract
ム化合物を用いてフッ素及びリンを除去する方法におい
て、フッ素の効率的除去及びリン酸カルシウムの再溶出
防止を達成し、後段の凝集反応工程で多量のアルミニウ
ム化合物を使用することなくフッ素及びリンを確実に除
去することが可能な排水処理方法を提供する。 【構成】 フッ素イオン及びリン酸イオンを含有する排
水にカルシウム化合物を添加してpH4〜8.5のpH
領域で反応を行わせる第1反応工程と、第1反応工程終
了後の水をpH8.5を超えるpH領域、好ましくはp
H9〜11にして反応を行わせる第2反応工程とからな
るフッ素・リン含有排水の処理方法。
Description
等の各種産業排水などに含まれるフッ素イオン及びリン
酸イオンをカルシウム化合物を用いて除去する方法に関
する。
単にフッ素ということもある)及びリン酸イオン(以
下、単にリンということもある)を含有する排水(フッ
素・リン含有排水)からフッ素及びリンを除去する方法
として、カルシウム化合物によるフッ素除去技術及びリ
ン除去技術が従来より広く使用されている。
下記式(1)に示すように、カルシウムイオンとフッ素
イオンとの反応により難溶性のフッ化カルシウムを生成
させた後、固液分離を行うことによりなされる。この場
合、生成するフッ化カルシウムの溶解度はpH4〜11
の範囲で低く、かつこの範囲では大きく変化しない。 Ca2+ + 2F- → CaF2 ↓ …(1 )
記式(2)、(3)に示すように、カルシウムイオンと
リン酸イオンとの反応により難溶性のリン酸カルシウム
を生成させた後、固液分離を行うことによりなされる。
この場合、リン酸カルシウムの溶解度はpH8.5以下
では高く、pH8.5を超えると急激に低くなるため、
(2)、(3)式のリン酸カルシウムの生成反応はpH
8.5を超える高pH領域で有効に進行する。 3Ca2+ + 2PO4 3- → Ca3(PO4)2 ↓ …(2 ) 5Ca2+ + OH- + 3PO4 3- → Ca5OH(PO4)3 ↓ …(3 )
すような方法で排水中のフッ素及びリンの除去を行って
いた。すなわち、まず第1反応工程において排水にpH
調整剤及びカルシウム化合物を添加し、pH8.5を超
える高pH領域で(1)〜(3)式の反応を行わせるこ
とにより、排水中のフッ素及びリンの除去を行う。この
場合、第1反応工程の反応をpH8.5を超える高pH
領域で行うのは、添加するカルシウム化合物としてアル
カリ性のCa(OH)2を主に使用すること、CaF2の
溶解度がpH4〜11の範囲では大きく変化しないこと
などが理由である。
了後の水にpH調整剤を加えてpHを中性にする。さら
に、凝集反応工程において、第2反応工程終了後の水に
凝集剤としてPAC(ポリ塩化アルミニウム)や硫酸バ
ンド(硫酸アルミニウム)等のアルミニウム化合物を多
量に添加して凝集反応を行わせ、第1反応工程で除去で
きなかったフッ素を凝集反応で生成する水酸化アルミニ
ウムに吸着させて除去した後、固液分離を行うものであ
る。なお、第2反応工程で排水のpHを中性にするの
は、pHが中性程度でないと水酸化アルミニウムの生成
が十分に行われず、したがってフッ素の水酸化アルミニ
ウムへの吸着反応が十分に行われないためである。
沈殿、加圧浮上分離、砂濾過、あるいは限外濾過膜、精
密濾過膜による膜濾過等の公知の固液分離手段で処理し
て処理水を得る。
を高pH領域で行う従来のフッ素・リン含有排水の処理
方法は、下記のような2つの問題を有するものであっ
た。
水を処理した場合、第1反応工程でフッ素を十分に除去
することができないという問題である。すなわち、第1
反応工程において、リン・フッ素含有排水にフッ素との
反応に必要な理論量のカルシウム化合物に加えてリンと
の反応による消費分に相当する量のカルシウム化合物を
過剰に添加した場合であっても、第1反応工程終了後の
水中の残留フッ素濃度が予想外に高くなるということで
ある。
る目的で、第1反応工程の後段に凝集反応工程を設け、
この後段の凝集反応工程において緊急対策的に多量のア
ルミニウム化合物の添加を行い、生成する水酸化アルミ
ニウムにフッ素を吸着させて除去している。しかしなが
ら、このような凝集反応工程での多量のアルミニウム化
合物の使用は、薬品使用量の大幅な増加につながるとと
もに、過剰に添加するアルミニウム化合物の多くが水酸
化アルミニウム汚泥となり、発生汚泥量が増加するた
め、経済上も環境上も好ましくなかった。なお、上述し
た第1の問題は、第1反応工程と第2反応工程の間に固
液分離工程を設けた場合においても生じる。
有排水の処理において、第1反応工程と第2反応工程と
の間に固液分離工程を設けなかった場合、第2反応工程
においてpHを6〜7程度の中性に調節するために第1
反応工程で生成したリン酸カルシウムの再溶出が起こ
り、水中のリン濃度が上昇するという問題である。
で、従来より再溶出したリンの除去のために緊急対策的
に後段の凝集反応工程で添加するアルミニウム化合物量
を大幅に増加させ、リンをリン酸アルミニウムとして、
あるいは水酸化アルミニウムに吸着させて除去している
が、このような凝集反応工程での多量のアルミニウム化
合物の使用は、前記と同様に薬品使用量の大幅な増加及
び水酸化アルミニウム汚泥の多量発生につながり、経済
上も環境上も好ましくなかった。
で、フッ素の効率的除去及びリン酸カルシウムの再溶出
防止を達成し、後段の凝集反応工程で多量のアルミニウ
ム化合物を使用することなくフッ素・リン含有排水中の
フッ素及びリンを除去することが可能な排水処理方法を
提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、まずカルシウム化合物による
フッ素の除去反応について研究を行い、下記〜の知
見を得た。
2段階からなり、第1段目はCaF2の種晶の生成反
応、第2段目はその種晶に対するCaF2の析出反応で
あること。
シウムイオン濃度と水中のフッ素イオン濃度の2乗との
積、すなわち[Ca]・[F]2([Ca]及び[F]
はそれぞれCa及びFのイオン濃度を示す)に比例して
起こり易いこと。このことは、フッ素濃度が予め決まっ
ている排水に対しては、反応時に添加するカルシウム化
合物の量が多いほど第1段目の種晶生成反応が速やかに
進行することを意味している。
ムイオン濃度が高いほど起こりやすく、また、析出速度
も速くなること。このことは、水中にカルシウムイオン
が過剰に存在すればするほど反応終了後のフッ素濃度が
低く良好になることを意味している。
ルシウムの生成反応とを比較すると、pH8.5を超え
る高pH領域においては、リン酸カルシウムの生成反応
の方が優先的に速やかに起こること。なお、pH4〜
8.5のpH領域では、カルシウムイオンとリン酸イオ
ンとの反応によるリン酸カルシウムの生成は実質上起こ
らない。
さらに検討を行った結果、従来法の第1反応工程ではp
H8.5を超える高pH領域で反応を行わせるため、添
加したカルシウムイオンはまずリン酸イオンと反応し、
その結果として水中のカルシウムイオン濃度が低下する
こと、このように水中のカルシウムイオン濃度が低下す
る結果、フッ化カルシウムの種晶生成が起きにくくなっ
て種晶生成量の減少をもたらし、フッ素の除去反応が十
分に進行しなくなること、そして反応終了後の残留フッ
素濃度が上昇することに想到した。そして、本発明者ら
は、このようなCa−F系反応とCa−P系反応の特性
を考慮した結果、フッ素・リン含有排水の最適処理方法
として以下の発明をなすに至った。
ン酸イオンを含有する排水にカルシウム化合物を添加し
てpH4〜8.5のpH領域で反応を行わせる第1反応
工程と、第1反応工程終了後の水をpH8.5を超える
pH領域にして反応を行わせる第2反応工程とからなる
フッ素・リン含有排水の処理方法を提供する。
含有排水に該排水中のフッ素及びリンを除去するに足り
る量のカルシウム化合物を添加してpH4〜8.5で反
応を行わせるものである。この場合、pH4〜8.5で
はカルシウムイオンとリン酸イオンとの反応によるリン
酸カルシウムの生成は実質上起こらないため、カルシウ
ムイオンはフッ素イオンと優先的に反応してフッ化カル
シウムを生成するとともに、この段階ではリンを除去す
るに必要なカルシウムイオンも反応系に残存するので、
その分水中のカルシウムイオン濃度が高くなっており、
そのためフッ素の除去が十分に行われる。
終了後の水のpHをリンの除去に適したpH8.5を超
える高pH領域に上昇させて反応を行わせるものであ
り、このときフッ素は第1反応工程で既に除去されてい
るので、排水中の残留カルシウムイオンはリン酸イオン
と反応してリン酸カルシウムを生成し、リンの除去が行
われる。また、第2反応工程においてpHを上昇させて
も、フッ化カルシウムの溶解度は高くならないため、フ
ッ化カルシウムの再溶出は起こらない。さらに、第2反
応工程終了時において排水中のフッ素及びリンの除去が
十分になされているので、第2反応工程終了後にPAC
や硫酸バンド等のアルミニウム化合物を多量に添加する
とともに水のpHを6〜7程度の中性にする従来のよう
な凝集反応を行う必要がないので、リン酸カルシウムの
再溶出を防止できる。
詳しく説明する。本発明の第1反応工程においては、排
水にカルシウム化合物を添加してpH4〜8.5、好ま
しくはpH4〜8.0の範囲で反応を行わせる。pHが
4未満であるとフッ素イオンの除去が不十分となり、p
Hが8.5を超えるとカルシウムイオンがリン酸イオン
と反応してやはりフッ素の除去が十分に行われなくな
る。pHの調整はpH調整剤の添加等によって行うこと
ができる。この場合、pH調整剤の添加はカルシウム化
合物の添加の前に行ってもよく、カルシウム化合物の添
加と実質的に同時に行ってもよい。
は、排水中でカルシウムイオンを放出するカルシウム化
合物であればいずれのものでも使用できる。このような
カルシウム化合物としては、例えば、塩化カルシウム
(CaCl2)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、
硫酸カルシウム(CaSO4)等を挙げることができ
る。
化合物の添加量は、排水中のフッ素及びリンの濃度や目
標とする処理水質等によって異なるので、必ずしも限定
されないが、例えば処理水中の残留フッ素濃度を10m
gF/l以下にしたい場合は、排水中のカルシウム濃度
が下記式(4)、(5)の範囲となるように添加するこ
とが好ましい。 [リン濃度が600mgPO4/l以下の場合] (F×1.053)+400≦C≦(F×1.053)+800 …(4 ) [リン濃度が600mgPO4/l以上の場合] (F×1.053)+(P×0.63)≦C≦(F×1.053)+(P×0.63)+400 …(5 ) ここで、F:排水中のフッ素濃度(mgF/l) C:排水1リットルに対して添加するカルシウム化合物
量(mgCa) P:排水中のリン濃度(mgPO4/l)
るのに必要なCaの理論量は分子量に基づく計算により
概略F×1.053(mgCa/l)となり、Ca
3(PO4)2やCa5OH(PO4)3を生成してPを除去
するのに必要なCaの理論量は同様の計算により概略P
×0.63(mgCa/l)となる。(4)式及び
(5)式は、第1反応工程において、フッ素及びリンを
除去するのに必要なカルシウム化合物の全量を添加する
こと、たとえ排水中のリン濃度がそれほど高くない場合
であっても、Fの除去に必要な量のCaに加えて少なく
とも400mgCa/l、好ましくは400〜800m
gCa/l程度のCaを過剰に添加すること(4式)が
有利であることを表している。
の除去に必要なカルシウム化合物の全量を添加し、かつ
少なくともFの除去に必要な量のCa量よりも400m
gCa/lのCaを過剰に存在させることにより、第1
反応工程での排水中のカルシウム濃度を十分に高くして
フッ素の除去を確実に進行させることができ、その結
果、得られる処理水中のフッ素濃度を確実に10mgF
/l以下にすることができる。なお、Caの添加量が
(4)、(5)式の範囲より少ないとフッ素の除去が十
分に行われない場合が生じ、(4)、(5)式の範囲よ
り多いと処理水中に未反応のCaが多く残留してその後
の処理系統においてカルシウムスケールが析出する等の
トラブルが発生するおそれがある。
て、第1反応工程終了後の水のpHをpH8.5を超え
るpH領域、好ましくはpH9〜11に上昇させて反応
を行わせる。pHが8.5以下であるとカルシウムイオ
ンとリン酸イオンとの反応が十分に進行しない。pHの
調整は例えば水酸化ナトリウム等のアルカリ剤からなる
pH調整剤の添加等によって行うことができる。
応工程は連続する2つの反応槽を用いて連続式で行って
もよく、同一の反応槽を用いてバッチ式で行ってもよ
い。また、本発明では第2反応工程でフッ化カルシウム
の再溶出が生じないので、第1反応工程と第2反応工程
の間に固液分離工程を設ける必要はないが、場合により
設けてもよい。本発明においては、前記第1、第2反応
工程においてカルシウム化合物のみの作用で排水中のフ
ッ素及びリンを効果的に除去できるため、第2反応工程
終了後の水を直ちに前述したような沈降分離、加圧浮上
分離、砂濾過、あるいは限外濾過膜や精密濾過膜による
膜濾過等の固液分離手段で処理して清澄な処理水を得る
ようにしてもよい。但し、第2反応工程後の水の中に存
在するフッ化カルシウムやリン酸カルシウムは通常、非
常に微細な粒子であるため、第2反応工程後の水に高分
子凝集剤を単独で添加するか、あるいは高分子凝集剤に
加えて少量のPACや硫酸バンドを添加して凝集反応を
行うことは、固液分離を効率的に行うという点で有効で
ある。なお、PAC等のアルミニウム化合物を添加する
としても、従来の凝集反応工程のように残留するフッ素
の除去を目的とするものではないので、その添加量は従
来に比べてきわめて少量でよく、また反応系のpHを中
性付近に調整する必要もない。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。下
記実施例及び比較例は、フッ素イオン及びリン酸イオン
を含有する合成排水を用いて排水処理を行った例であ
る。排水処理はビーカーテストにより実施した。なお、
以下の実施例、比較例において、pH調整にはNaOH
水溶液及びHCl水溶液を用いた。
F/l、KH2PO4を400mgPO4/l溶解した合
成排水を使用した。合成排水をビーカーに500ml採
取し、その中に塩化カルシウムを600mgCa/l
(≒(F×1.053)+495mgCa/l)添加した後、pH
を7.0に調整して反応を10分間行った。その後、p
Hを9.5に調整して反応を10分間行い、反応後の水
をNo.2濾紙で濾過したものを処理水として評価した。
処理水中のフッ素濃度及びリン濃度を表1に示す。
合成排水をビーカーに500ml採取し、その中に塩化
カルシウムを600mgCa/l(≒(F×1.053)+495
mgCa/l)添加した後、pHを9.5に調整して反
応を10分間行った。その後、pHを7に調整して反応
を10分間行い、反応後の水をNo.2濾紙で濾過したも
のを処理水として評価した。処理水中のフッ素濃度及び
リン濃度を表1に示す。
F/l、KH2PO4を800mgPO4/l溶解した合
成排水を使用した。合成排水をビーカーに500ml採
取し、塩化カルシウムを810mgCa/l(≒(F×
1.053)+(P×0.63)+200mgCa/l)添加した後、
pHを7.0に調整して反応を10分間行った。その
後、pHを9.5に調整して反応を10分間行い、反応
後の水をNo.2濾紙で濾過したものを処理水として評価
した。処理水中のフッ素濃度及びリン濃度を表1に示
す。
合成排水をビーカーに500ml採取し、塩化カルシウ
ムを810mgCa/l(≒(F×1.053)+(P×0.63)
+200mgCa/l)添加した後、pHを9.5に調整
して反応を10分間行った。その後、pHを7に調整し
て反応を10分間行い、反応後の水をNo.2濾紙で濾過
したものを処理水として評価した。処理水中のフッ素濃
度及びリン濃度を表1に示す。
でリン酸カルシウムの生成が実質上起こらないpH4〜
8.5の範囲でカルシウム化合物を反応させ、第2反応
工程で第1反応工程終了後の水のpHを8.5を超える
高pH領域に上昇させる本発明方法によって、排水中に
含有されていたフッ素イオンとリン酸イオンとを効率良
く除去することができ、その結果第2反応工程終了後の
水(処理水)中のフッ素イオン及びリン酸イオン濃度を
従来法である比較例に比べて著しく低減することができ
ることがわかる。
よれば、第1反応工程終了後の水中のフッ素濃度を確実
に低くすることができるとともに、第2反応工程でリン
を除去することができ、しかも該第2反応工程において
フッ化カルシウム及びリン酸カルシウムの再溶出は起こ
らないので、フッ素・リン含有排水中のフッ素及びリン
を良好に除去することができ、水質の向上した処理水を
得ることができる。
物の作用のみによってフッ素及びリンを除去できるの
で、第2反応工程の後段にPAC等のアルミニウム化合
物を多量に使用しての従来のような凝集反応工程を設け
る必要がなく、そのため従来法に比べて発生汚泥量を低
減できるので、経済面、環境面で優れている。
リンとの反応に消費される理論量のカルシウム化合物に
加えて若干量の過剰分のカルシウム化合物を添加すれば
よいため、従来方法に比べてカルシウム化合物の使用量
を少なくすることができ、経済面で有利である。
程で第1反応工程後の水の中に残留するカルシウムイオ
ンがリンとの反応で消費され、処理水中の残留カルシウ
ム濃度が低下するので、その後の処理系統におけるカル
シウム化合物スケールの析出のトラブルを避けることが
できる。
を示すフロー図である。
示すフロー図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フッ素イオン及びリン酸イオンを含有す
る排水にカルシウム化合物を添加してpH4〜8.5の
pH領域で反応を行わせる第1反応工程と、第1反応工
程終了後の水をpH8.5を超えるpH領域にして反応
を行わせる第2反応工程とからなることを特徴とするフ
ッ素・リン含有排水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06084070A JP3112613B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | フッ素・リン含有排水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06084070A JP3112613B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | フッ素・リン含有排水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265869A true JPH07265869A (ja) | 1995-10-17 |
JP3112613B2 JP3112613B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13820239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06084070A Expired - Lifetime JP3112613B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | フッ素・リン含有排水の処理方法 |
Country Status (1)
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