JPH0726522Y2 - 膜構造建築物の避雷設備 - Google Patents

膜構造建築物の避雷設備

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JPH0726522Y2
JPH0726522Y2 JP1988047014U JP4701488U JPH0726522Y2 JP H0726522 Y2 JPH0726522 Y2 JP H0726522Y2 JP 1988047014 U JP1988047014 U JP 1988047014U JP 4701488 U JP4701488 U JP 4701488U JP H0726522 Y2 JPH0726522 Y2 JP H0726522Y2
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JP
Japan
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gasket
roof
conductor
shaped
membrane
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JP1988047014U
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JPH01150867U (ja
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光久 大脇
孝誠 市川
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は膜構造建築物の屋根部に沿わして避雷導体を
敷設する避雷設備に関するものである。
〔従来技術〕
屋根材としてガラス繊維布等のシート状の膜を採用し、
これをアーチ型の屋根構造材間に張設して屋根部とする
膜構造建築物の避雷設備である。
従来このような膜構造建築物においてむね上げ導体方式
の避雷設備を設置する場合、屋根材の継ぎ目を貫通する
ボルトに専用の金具を取付け、この金具にむね上げ導体
を取付け、むね上げ導体を屋根部に沿わせて敷設する方
法が採られている。
〔この考案が解決すべき課題〕
このような従来の構造には以下のような課題が存在す
る。
イ 屋根材をボルトが貫通する部分から雨水が建築物内
に浸入することがある。
ロ 専用の金具を使用するため、金具の取付けに手間が
かかるとともに施工費が高くなる。
ハ 屋根部にむね上げ導体が突出して配設され、建築物
の外観意匠が良くないとともに、雪国では落雪時の障害
物となる。
この考案は以上のような課題を解決するためになされた
もので、建築物に漏水を生じさせることなく、施工が簡
易で更に建築物の外観を良好にする膜構造建築物の避雷
設備を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかる膜構造建築物の避雷設備は、シート状
の屋根材を複数枚張設して屋根部としてなる膜構造建築
物において、屋根部を構成する屋根構造材上にT状のブ
ラケットを設置し、該ブラケットの上部左右に屋根膜を
貫通しないように挟持するクランプ金物をボルトで連続
取着し、前記T状ブラケットの中央部にはH状のガスケ
ット取付具をビスで連続取着し、該ガスケット取付具に
ガスケットを嵌入し、該ガスケットに前記クランプ金物
を覆うカバー材を嵌合し、該ガスケットの上面長手方向
に切り込みを設け、該切り込みにむね上げ導体を圧入す
る構造である。
〔作用〕
専用金具を使用しないため、シート状の屋根材をボルト
が貫通することがなく漏水の恐れがない。
専用金具を使用しないため、むね上げ導体をガスケット
に取付ける施工が簡易化される。
むね上げ導体が突出せず、外観意匠が良好となるととも
に、落雪時の障害物とならない。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例によって説明する
と、膜構造建築物1は、躯体フレーム部2と屋根部3と
から構成されている。
躯体フレーム部2は、プレストレストコンクリート造に
よるアーチ架構4,4を所定間隔離した状態で平行に対設
するとともに、これを水平アーチによって結んだ構造で
ある。
この躯体フレーム部2を覆うように屋根部3が架設され
ている。屋根構造材としてはアーチ形状の鋼管から成る
スペースフレーム6が縦横に交差して躯体フレーム部2
全体を覆うように組まれている。この縦横のスペースフ
レーム6,6のうち、前期躯体フレーム部2のアーチ架構
4,4と平行なスペースフレーム6上に、同じく屋根構造
材である鋼管から成る上弦材8が束10を介して設置され
ている。
この上弦材8上に溶接によって断面T状のブラケット11
が上弦材8の長手方向に連続して固定されている。この
ブラケット11の巾方向左右両側には上下に分割可能なク
ランプ金物12がボルト,ナット13によって固定されてい
る。クランプ金物12は、クランプ上側部12aとクランプ
下側部12bとのふたつの部分から構成され、それぞれ上
弦材8の長手方向に連続している。クランプ上側部12a
とクランプ下側部12bとの対向面には凹部14,14が凹設さ
れている。
クランプ金物12によって挟み込む屋根材15はテフロンコ
ーティングガラス繊維布等が採用でき、このシート状の
屋根材15の左右側縁には断面円形のゴム芯16,16が長手
方向に連続して形成されている。このゴム芯16とクラン
プ金物12を覆うカバー材25の端部が、前期クランプ金物
12の凹部14,14内に挟み込まれている。
クランプ金物12に隣り合わせて断面略H状のガスケット
取付具17がビス18によって固定されたコ字状の係止具19
に取付けられている。ガスケット取付具17はクランプ金
物12と平行に連続している。このガスケット取付具17に
は合成ゴム製等のガスケット20が嵌合されている。ガス
ケット20の左右側縁には凹部21,21が形成され、この凹
部21,21内に左右クランプ金物12,12を覆うカバー材25,2
5の端部が嵌合されている。
ガスケット20の上面には、左右中間部に長手方向に連続
する切込み22が形成され、この切込み22内に硬銅より
線、帯状導体、管状棒導体等のむね上げ導体23が連続し
て嵌合されている。むね上げ導体23の左右には止め材2
4,24が埋め込まれてむね上げ導体23を固定する。
以上のようにして第4図に示すようにむね上げ導体23が
複数本屋根部3に平行に配設されている。この各むね上
げ導体23は屋根部3の外周に沿ってループ状に設けられ
た導体に接続され、引下げ導線により接地極へ接続され
ている。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、以下のような効果
を得ることができる。
イ クランプ金物を覆うカバー材を取付けるためのガス
ケットを利用してむね上げ導体を配設し、シート状屋根
材を専用金具を締めつけるボルトが、貫通しないので雨
水が建築物内に浸入することがない。
ロ 従来構造に見るように連結板、カバー材、膜、ゴム
板、膜支持板等全てを貫通せしめて、ボルト締めする専
用金具の必要がなく、クランプの金物を取付けガスケッ
トにむね上げ導体を圧入するだけで済むので、施工が極
めて容易であり工数、工期の低減になる。
ハ ガスケットに沿ってむね上げ導体を取付けるため、
むね上げ導体は突出せず、建物全体の外観意匠は良好と
なるとともに、落雪時の障害物とならない。
【図面の簡単な説明】
第1図はむね上げ導体を取付けた状態の縦断面図、第2
図は膜構造建築物の斜視図、第3図はその屋根部の一部
斜視図、第4図は膜構造建築物の平面図、第5図は第4
図のV−V線断面図である。 1……膜構造建築物、2……躯体フレーム部、3……屋
根部、4……アーチ架構、6……スペースフレーム、8
……上弦材、11……ブラケット、12……クランプ金物、
15……屋根材、17……ガスケット取付具、20……ガスケ
ット、23……むね上げ導体、24……止め材、25……カバ
ー材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の屋根材を複数枚張設して屋根部
    としてなる膜構造建築物において、屋根部を構成する屋
    根構造材上にT状のブラケットを設置し、該ブラケット
    の上部左右に屋根膜を貫通しないように挟持するクラン
    プ金物をボルトで連続取着し、前記T状ブラケットの中
    央部にはH状のガスケット取付具をビスで連続取着し、
    該ガスケット取付具にガスケットを嵌入し、該ガスケッ
    トに前記クランプ金物を覆うカバー材を嵌合し、該ガス
    ケットの上面長手方向に切り込みを設け、該切り込みに
    むね上げ導体を圧入してなることをを特徴とする膜構造
    建築物の避雷設備。
JP1988047014U 1988-04-07 1988-04-07 膜構造建築物の避雷設備 Expired - Lifetime JPH0726522Y2 (ja)

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JPH01150867U JPH01150867U (ja) 1989-10-18
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JPS60135448U (ja) * 1984-02-18 1985-09-09 清水建設株式会社 屋根膜端部の支持体におけるカバ−体
JPS61112600U (ja) * 1984-12-26 1986-07-16

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