JPH0726495Y2 - 押出し建材における隅部構造 - Google Patents
押出し建材における隅部構造Info
- Publication number
- JPH0726495Y2 JPH0726495Y2 JP1987120201U JP12020187U JPH0726495Y2 JP H0726495 Y2 JPH0726495 Y2 JP H0726495Y2 JP 1987120201 U JP1987120201 U JP 1987120201U JP 12020187 U JP12020187 U JP 12020187U JP H0726495 Y2 JPH0726495 Y2 JP H0726495Y2
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- JP
- Japan
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- corner structure
- building material
- metal fitting
- fixing metal
- extruded building
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は押出し建材における壁面の特に隅部構造に関す
る。
る。
〈従来技術〉 押出し建材、特に窯業系押出し建材は、連続押出し成形
によって生産されるものであるため、長尺サイズのもの
が容易に得られ、防火性能に優れ、軽量であると共に、
その内部に中空部を設けて保温性の向上をも図ることが
できることから、近年、家屋の外壁用建材として大量に
使用されるに至っている。
によって生産されるものであるため、長尺サイズのもの
が容易に得られ、防火性能に優れ、軽量であると共に、
その内部に中空部を設けて保温性の向上をも図ることが
できることから、近年、家屋の外壁用建材として大量に
使用されるに至っている。
一般に窯業系外壁材を用いた家屋建築では、出隅・入隅
において該外壁材の端部を挿入嵌合せしめる金属製或い
は合成樹脂製等の出隅・入隅用ジョイナーを用いて隅部
構造を形成している。
において該外壁材の端部を挿入嵌合せしめる金属製或い
は合成樹脂製等の出隅・入隅用ジョイナーを用いて隅部
構造を形成している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来用いられてきた金属製や合成樹脂製
のジョイナーは安価ではあるが、経時によるサビの発生
や退色等、その耐久性に問題があった。
のジョイナーは安価ではあるが、経時によるサビの発生
や退色等、その耐久性に問題があった。
また、これらジョイナーは外壁材とは異種の基材であっ
て隅部において外壁材に被着されたジョイナーが露呈さ
れることとなるため、外観上違和感を免れないものであ
った。
て隅部において外壁材に被着されたジョイナーが露呈さ
れることとなるため、外観上違和感を免れないものであ
った。
一部においては窯業系の出隅・入隅部材が押出し成形に
よって製造されている。これは耐久性に優れ、また外壁
材と同基材であるために外観上違和感を呈することもな
く、これらの観点からは好ましいものである。
よって製造されている。これは耐久性に優れ、また外壁
材と同基材であるために外観上違和感を呈することもな
く、これらの観点からは好ましいものである。
しかしながら、窯業系の押出し成形にあっては、押出時
の押圧分散によって成形品の均一押出が特に困難であ
り、しばしば弯曲等の不良品が製造される。従って生産
性が悪く、非常に高価なものであった。また、この窯業
系押出成形による出隅・入隅部材は棒状でL形の基本断
面形状を有するものであるため、運搬、保管、施工時等
において損傷を受けやすいものであった。
の押圧分散によって成形品の均一押出が特に困難であ
り、しばしば弯曲等の不良品が製造される。従って生産
性が悪く、非常に高価なものであった。また、この窯業
系押出成形による出隅・入隅部材は棒状でL形の基本断
面形状を有するものであるため、運搬、保管、施工時等
において損傷を受けやすいものであった。
〈問題点を解決するための手段及び作用〉 本考案は上記したような従来技術の不利欠点を解消すべ
く工夫を重ねて創案されたものであって、内部にその長
さ方向に延長する複数の中空部を有し且つ木口部に任意
角度の切欠斜面が形成された複数の押出し建材を該切欠
斜面同志を接合させて形成される隅部構造において、該
押出し建材の該中空部に夫々嵌合され得るよう折曲され
た固着金具が用いられ、該押出し建材の切欠斜面同志が
密着接合するよう該固着金具を該押出し建材の該中空部
内に挿入して形成されることを特徴とする、押出し建材
における隅部構造である。
く工夫を重ねて創案されたものであって、内部にその長
さ方向に延長する複数の中空部を有し且つ木口部に任意
角度の切欠斜面が形成された複数の押出し建材を該切欠
斜面同志を接合させて形成される隅部構造において、該
押出し建材の該中空部に夫々嵌合され得るよう折曲され
た固着金具が用いられ、該押出し建材の切欠斜面同志が
密着接合するよう該固着金具を該押出し建材の該中空部
内に挿入して形成されることを特徴とする、押出し建材
における隅部構造である。
固着金具の両端が2つの押出し建材の中空部材に夫々挿
入されることにより、該押出し建材の切欠斜面同志を密
着面接せしめ、よって隅部構造を形成する。
入されることにより、該押出し建材の切欠斜面同志を密
着面接せしめ、よって隅部構造を形成する。
〈実施例〉 以下添付図面第1図及び第2図を参照して本願考案によ
る押出し建材における隅部構造を説明する。
る押出し建材における隅部構造を説明する。
符号1で示されるのは押出し成形によって得られる建材
であり、その長さ方向即ち押出し方向に沿って任意中空
部2が形成され、また木口部は任意角度に切欠されて図
示のような切欠斜面3とされている。
であり、その長さ方向即ち押出し方向に沿って任意中空
部2が形成され、また木口部は任意角度に切欠されて図
示のような切欠斜面3とされている。
建材の切欠斜面3は、該建材を出隅において用いる場合
は、表面の木口端から裏面内方に、使用場所の出隅角度
に合わせて任意角度に切欠される。また、入隅において
用いる場合は、逆に、裏面の木口端から表面内方に、使
用場所の入隅角度に合わせて任意角度に切欠されるもの
である。出隅部及び入隅部における角度は一般に90度で
あるから、この場合には、2つの建材の接合面となるべ
き切欠斜面2は夫々45度の角度に形成される。
は、表面の木口端から裏面内方に、使用場所の出隅角度
に合わせて任意角度に切欠される。また、入隅において
用いる場合は、逆に、裏面の木口端から表面内方に、使
用場所の入隅角度に合わせて任意角度に切欠されるもの
である。出隅部及び入隅部における角度は一般に90度で
あるから、この場合には、2つの建材の接合面となるべ
き切欠斜面2は夫々45度の角度に形成される。
このようにして得られる建材1,1をそれらの切欠斜面3,3
同志を接合させて隅部構造を形成する際に、これら建材
を固着連結せしめるために使用されるのが固着金具4で
ある。この固着金具4は概して棒状であって、図示の通
り隅部角度に合わせて任意角度に折曲形成されている。
固着金具の材質は本考案の目的が達成される限りにおい
て特に限定されるものではないが、一般に金属製或いは
合成樹脂製のものであってもよい。
同志を接合させて隅部構造を形成する際に、これら建材
を固着連結せしめるために使用されるのが固着金具4で
ある。この固着金具4は概して棒状であって、図示の通
り隅部角度に合わせて任意角度に折曲形成されている。
固着金具の材質は本考案の目的が達成される限りにおい
て特に限定されるものではないが、一般に金属製或いは
合成樹脂製のものであってもよい。
この固着金具4を用いて建材1,1を接合させて隅部構造
とするためには、まず一方の建材1の中空部2内に固着
金具4の折曲部の一方を挿入し、次に該固着金具他方の
折曲部を他方の建材1の中空部2内に挿入する。固着金
具4は必要に応じて複数使用し、建材における複数の中
空部2内に挿入される。建材1,1における切欠斜面の角
度並びに固着金具4の折曲角度はいずれも施工される隅
部角度に適合されているので、固着金具4の双方の折曲
部を建材1,1の中空部2,2内に完全に嵌入せしめることに
よって、これら建材における切欠斜面3,3同志が面接
し、密着接合を達成する。かくして所望の隅部構造が得
られる。
とするためには、まず一方の建材1の中空部2内に固着
金具4の折曲部の一方を挿入し、次に該固着金具他方の
折曲部を他方の建材1の中空部2内に挿入する。固着金
具4は必要に応じて複数使用し、建材における複数の中
空部2内に挿入される。建材1,1における切欠斜面の角
度並びに固着金具4の折曲角度はいずれも施工される隅
部角度に適合されているので、固着金具4の双方の折曲
部を建材1,1の中空部2,2内に完全に嵌入せしめることに
よって、これら建材における切欠斜面3,3同志が面接
し、密着接合を達成する。かくして所望の隅部構造が得
られる。
建材同志の密着を更に確実にするために、例えば、接合
する切欠斜面3,3に接着剤を塗布し、及び/又は固着金
具4に接着剤を塗布することが付加的に行なわれる。
する切欠斜面3,3に接着剤を塗布し、及び/又は固着金
具4に接着剤を塗布することが付加的に行なわれる。
固着金具4は図示の通りL字形の基本断面形状を有する
が、必要に応じて種々変形させることができる。例え
ば、先端部をテーパー状に徐々に先細に形成すれば、建
材中空部に対する挿入を容易にさせる。また、建材中空
部内に挿入される固着金具の部分の表面にローレットま
たは多数小突起を形成することにより、隅部構造形成後
における固着金具の建材中空部からの脱落を有効に防止
することができる。
が、必要に応じて種々変形させることができる。例え
ば、先端部をテーパー状に徐々に先細に形成すれば、建
材中空部に対する挿入を容易にさせる。また、建材中空
部内に挿入される固着金具の部分の表面にローレットま
たは多数小突起を形成することにより、隅部構造形成後
における固着金具の建材中空部からの脱落を有効に防止
することができる。
〈考案の効果〉 本考案によれば、壁面を構成する押出し建材を用いて、
その端部を任意角度に切欠して切欠斜面を形成し、且つ
任意角度に折曲形成された固着金具を用いて切欠斜面同
志を密着接合することによって容易に隅部構造が得られ
る。隅部構造形成後の状態においては固着金具は建材の
中空部内に挿入されて外部に露出しないので、外観上の
違和感をもたらすことがない。固着金具は量産可能であ
り、特別な隅部材を用意する必要がないので、低コスト
で所望の隅部構造を得ることができる。
その端部を任意角度に切欠して切欠斜面を形成し、且つ
任意角度に折曲形成された固着金具を用いて切欠斜面同
志を密着接合することによって容易に隅部構造が得られ
る。隅部構造形成後の状態においては固着金具は建材の
中空部内に挿入されて外部に露出しないので、外観上の
違和感をもたらすことがない。固着金具は量産可能であ
り、特別な隅部材を用意する必要がないので、低コスト
で所望の隅部構造を得ることができる。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による隅部構造を
示す概略図である。 符号の説明 1……建材、2……中空部、3……切欠斜面、4……固
着金具
示す概略図である。 符号の説明 1……建材、2……中空部、3……切欠斜面、4……固
着金具
Claims (3)
- 【請求項1】内部にその長さ方向に延長する複数の中空
部を有し且つ木口部に任意角度の切欠斜面が形成された
複数の押出し建材を該切欠斜面同志を接合させて形成さ
れる隅部構造において、該押出し建材の該中空部に夫々
嵌合され得るよう折曲された固着金具が用いられ、該押
出し建材の切欠斜面同志が密着接合するよう該固着金具
を該押出し建材の該中空部内に挿入して形成されること
を特徴とする、押出し建材における隅部構造。 - 【請求項2】上記固着金具の先端がテーパー状に細く形
成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項に記載の隅部構造。 - 【請求項3】上記固着金具に上記押出し建材の上記中空
部からの脱落防止手段が形成されていることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載の
隅部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987120201U JPH0726495Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 押出し建材における隅部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987120201U JPH0726495Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 押出し建材における隅部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6426455U JPS6426455U (ja) | 1989-02-15 |
JPH0726495Y2 true JPH0726495Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31366101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987120201U Expired - Lifetime JPH0726495Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 押出し建材における隅部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726495Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5437144Y2 (ja) * | 1974-12-23 | 1979-11-08 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP1987120201U patent/JPH0726495Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6426455U (ja) | 1989-02-15 |
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