JPH07264174A - エラスティックストアのスリップ検出回路 - Google Patents

エラスティックストアのスリップ検出回路

Info

Publication number
JPH07264174A
JPH07264174A JP6071376A JP7137694A JPH07264174A JP H07264174 A JPH07264174 A JP H07264174A JP 6071376 A JP6071376 A JP 6071376A JP 7137694 A JP7137694 A JP 7137694A JP H07264174 A JPH07264174 A JP H07264174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
write
slip
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6071376A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Uchimoto
智久 内本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kansai Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kansai Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Kansai Communication Systems Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6071376A priority Critical patent/JPH07264174A/ja
Publication of JPH07264174A publication Critical patent/JPH07264174A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 エラスティックストアのスリップ検出回路に関し、障害
検出ポイントのふらつきに対しても確実にスリップ検出
ができるようにすることを目的とし、エラスティックス
トア31の読出し有効/無効指定信号を基準クロックC
Kでラッチするラッチ回路32と、このラッチ回路32
の出力信号と基準クロックCKとエラスティックストア
の書込み有効/無効指定信号WIとのアンドをとるアン
ド回路33と、アンド回路33の出力信号を書込みフレ
ームパルスWFPの立上りまたは立下りでラッチしてス
リップ検出信号とするスリップ検出信号発生回路34と
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエラスティックストアの
スリップ検出回路とそのスリップ検出出力でスリップ障
害を回避できるようにしたクロック乗換え回路に関する
ものである。
【0002】エラスティックストアは装置内で取り扱う
信号のクロック速度の乗換えを行う回路として種々の装
置に用いられている。このエラスティックストアでは同
一のメモリアドレスに対するデータの書込みと読出しが
重なりデータの二度読みや欠損を生じるというスリップ
障害が発生する可能性があるので、このスリップ障害の
発生を検出できることが必要とされている。
【0003】
【従来の技術】図8にはエラスティックストアを用いて
クロックの同期をとる通信システムの例が示される。図
8において、1はディジタル電子交換機、2はこの電子
交換機1の対向装置であるリモート伝送装置、3は電子
交換機1側の伝送終端装置、4はリモート伝送装置側の
伝送終端装置、8は電子交換機1・リモート伝送装置2
の間を接続する伝送ケーブル、5は電子交換機1が同期
するためのマスタークロックを発生するマスタークロッ
ク源である。
【0004】このリモート伝送装置2は電子交換機1に
接続され、電子交換機1の機能の一部を遠隔設置できる
ようにした設備であり、リモート伝送装置2の制御は全
て伝送終端装置3、4を経由した電子交換機1からの通
信制御により行われる。このリモート伝送装置2は、本
体である電子交換機1と同期して動作することが必要で
あり、電子交換機1側のシステムクロック等が変動して
もそのまま追従して動作することが要求されている。こ
のため、伝送終端装置4内にて電子交換機1側のクロッ
ク速度とリモート伝送装置2側のクロック速度の違いを
吸収する必要がある。
【0005】すなわち、電子交換機1内の回路10は電
子交換機1がマスタークロック源5と同期するための回
路であり、伝送終端装置4内の回路41は伝送終端装置
4が電子交換機1と同期するための回路である。さらに
リモート伝送装置2内の回路20はリモート伝送装置2
が同期するための回路である。そして、本システムにお
けるマスタークロックからの同期確立順序は、回路10
→回路41→回路20の順となる。
【0006】伝送終端装置4における回路41は2面の
エラスティックストアを含み構成されており、この回路
は一般には一方のエラスティックストアに電子交換機1
側からのデータの書込みを行っている間に他方のエラス
ティックストアからデータの読出しを行ってこれを交互
に繰り返すことで、電子交換機1側のクロック速度から
伝送終端装置4側のクロック速度への乗り換えを行って
いる。
【0007】図9はこの回路41におけるエラスティッ
クストアの書込み/読出しの際のスリップ障害を説明す
る図である。図中、(a)は電子交換機1側からの信号
のスリップ障害検出ポイント(エラスティックストアへ
の書込み開始タイミングで通常は書込みフレームパル
ス)、(b)は伝送終端装置4側への信号のスリップ障
害検出ポイント(エラスティックストアからの読出し開
始タイミングで通常は読出しフレームパルス)を表す。
【0008】図9(イ)のように、伝送終端装置4側へ
の信号のスリップ障害検出ポイント(b)が電子交換機
1側からの信号のスリップ障害検出ポイント(a)の中
間にあれば、スリップ障害は生じず、回路41は安定し
た動作をすることができる。一方、エラスティックスト
アへの書込み側と読出し側のクロック速度に違いがある
と、図9(ロ)に示すように、スリップ障害検出ポイン
ト(b)はスリップ障害検出ポイント(a)に徐々に接
近してスリップ検出が不安定な状態となり、やがて両検
出ポイントが重なり合ってスリップ障害が発生する。図
9(ハ)は伝送終端装置4側のクロック速度が速くなっ
て障害検出ポイント(b)が図中右側から障害検出ポイ
ント(a)に接触しスリップ障害となった場合、図9
(ニ)は伝送終端装置4側のクロック速度が遅くなって
障害検出ポイント(b)が図中左側から障害検出ポイン
ト(a)に接触しスリップ障害となった場合を示してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、スリップ障害の
検出は、図9の(ハ)、(ニ)に示すように、両障害検
出ポイント(a)(b)の接触により行っているが、こ
れらの障害検出ポイントはジッタなどの信号のふらつき
等があると、左右にふらつくことになり、したがって、
一旦は両障害検出ポイント(a)、(b)が接触したが
すぐに離れ、また接触するなどのように接触(したがっ
てスリップ障害検出)が不安定となることがある。した
がって、このような場合にはスリップ障害検出としてよ
いのか否かその判断に困ることになる。
【0010】したがって本発明は、障害検出ポイントの
ふらつきに対しても確実にスリップ検出ができるスリッ
プ検出回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。上述の課題を解決するために、本発明の
エラスティックストアのスリップ検出回路は、エラステ
ィックストア31の読出し有効/無効指定信号を基準ク
ロックCKでラッチするラッチ回路32と、このラッチ
回路32の出力信号と基準クロックCKとエラスティッ
クストアの書込み有効/無効指定信号WIとのアンドを
とるアンド回路33と、アンド回路33の出力信号を書
込みフレームパルスWFPの立上りまたは立下りでラッ
チしてスリップ検出信号とするスリップ検出信号発生回
路34とを備えたものである。
【0012】また本発明のクロック乗換え回路は、上述
のスリップ検出回路によりスリップ検出された時に、ス
リップ検出信号によりエラスティックストアが2フレー
ム連続して書込み又は読出しを行うようにしたものであ
る。
【0013】
【作用】本発明のエラスティックストアのスリップ検出
回路は、ラッチ回路32によりエラスティックストア3
1の読出し有効/無効指定信号を基準クロックCKでラ
ッチし、アンド回路33によりこのラッチ回路32の出
力信号と基準クロックCKとエラスティックストアの書
込み有効/無効指定信号WIとのアンドをとり、スリッ
プ検出信号発生回路34によりアンド回路33の出力信
号を書込みフレームパルスWFPの立上りまたは立下り
でラッチしてスリップ検出信号とする。
【0014】このスリップ検出信号によりエラスティッ
クストア31が2フレーム連続して書込み又は読出しを
行うようにすれば、クロック乗換え回路においてスリッ
プ状態を解消することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのエラスティッ
クストアのスリップ検出回路を用いた通信システムが示
される。図中、電子交換機1、リモート伝送装置2、伝
送終端装置3、4、マスタクロック源5、伝送ケーブル
8等は従来技術で述べたものと同様のものである。また
6、7は加入者回路である。
【0016】リモート伝送装置2側の伝送終端装置4内
には、電子交換機1側からの信号と伝送終端装置内の信
号とのクロック速度の違いを吸収するためのクロック乗
換え回路40が設けられている。図3にはこのクロック
乗換え回路の要部構成が示される。このクロック乗換え
回路は、0系と1系の2面のエラスティックストア40
0、410と、このエラスティックストア400、41
0への書込み制御を行う書込み制御回路42、読出し制
御を行う読出し制御回路43、スリップ状態を検出する
スリップ検出回路44とを含み構成される。
【0017】書込み制御回路42は書込みフレームパル
スWFPの入力線とフリップフロップ421等で構成さ
れる。書込みフレームパルスWFPはエラスティックス
トア400、410の各書込みリセット端子WRとフリ
ップフロップ421のクロック端子に入力されると共に
スリップ検出回路44にも入力される。フリップフロッ
プ421のQ出力は0系エラスティックストア400の
書込み有効/無効指定端子WI0に入力され、QN出力
(Q出力の反転信号)は1系のエラスティックストア4
10の書込み有効/無効指定端子WI1に入力される。
フリップフロップ421のQN出力は自分のデータ端子
Dにも入力されることで書込みフレームパルスWFPの
入力毎にその内部状態を反転するようになっている。ま
たこれらのQ出力とQN出力はスリップ検出回路44に
入力され、一方、後述するように、スリップ検出回路4
4からの二つの信号がフリップフロップ401のセット
端子Sとリセット端子Rにそれぞれ入力される。
【0018】また、読出し制御回路43は読出しフレー
ムパルスRFPの入力線、フリップフロップ431、ナ
ンド回路432、433等を含み構成される。フリップ
フロップ431のクロック端子には読出しフレームパル
スRFPが入力され、この読出しフレームパルスRFP
はナンド回路432、433にそれぞれ入力される。フ
リップフロップ431のQ出力は0系エラスティックス
トア400の読出し有効/無効指定端子RI0に、また
ナンド回路432を経由してその読出しリセット端子R
R0に入力される。一方、フリップフロップ431のQ
N出力は1系エラスティックストア410の読出し有効
/無効指定端子RI1に、またナンド回路433を経由
してその読出しリセット端子RR1に入力される。ま
た、フリップフロップ431のQN出力は自分のデータ
端子Dに入力されることで読出しフレームパルスRFP
の入力毎にその内部状態を反転するようになっている。
Q出力とQN出力は後述するようにスリップ検出回路4
4に入力される。
【0019】スリップ検出回路はフリップフロップ44
1〜446、アンド回路447〜450、ナンド回路4
51、452、インバータ453等を含み構成される。
フリップフロップ441、442はそれぞれ8kヘルツ
のクロックの立上りポイントでフリップフロップ431
のQ出力、QN出力を打ち抜いてそれぞれ対応するエラ
スティックストア400、410の読出し有効/無効状
態を保持する回路で、その出力はアンド回路447、4
48に入力される。
【0020】アンド回路447はフリップフロップ44
1のQ出力と8kクロックとのアンドをとるもので、そ
の出力は0系のスリップ障害検出範囲を示す機能を持つ
リード側スリップ検出領域信号RSD0となる。同様
に、アンド回路448はフリップフロップ442のQ出
力と8kクロックとのアンドをとるもので、その出力は
1系のスリップ障害検出範囲を示す機能を持つリード側
スリップ検出領域信号RSD1となる。
【0021】アンド回路449はアンド回路447の出
力と0系の書込み有効/無効指定信号WI0とのアンド
をとるものであって、結局、1系の書込みと読出しの有
効/無効指定信号WI0、RI0の重なり領域を示すも
のである。また、アンド回路450はアンド回路448
と1系の書込み有効/無効指定信号WI1とのアンドを
とるものであって、結局、1系の書込みと読出しの有効
/無効指定信号WI1、RI1の重なり領域を示すもの
である。
【0022】アンド回路449の出力はフリップフロッ
プ443、444のデータ端子Dに入力され、アンド回
路450の出力はフリップフロップ445、446のデ
ータ端子に入力される。フリップフロップ443、44
5のクロック端子には書込みフレームパルスWFPがそ
れぞれ入力され、またフリップフロップ444、446
のクロック端子には書込みフレームパルスWFPをイン
バータ453で反転したパルスWFPNがそれぞれ入力
される。フリップフロップ443、444の各Q出力は
ナンド回路451に入力され、フリップフロップ44
5、446の各Q出力はナンド回路452に入力され
る。
【0023】したがって、フリップフロップ443、4
44、ナンド回路451で構成される回路は、アンド回
路449からの出力信号を書込みフレームパルスWFP
またはその反転パルスWFPNのいずれかの立上りポイ
ントで検出した場合に、セット信号を発生してこれをフ
リップフロップ421のセット端子Sに送出する回路と
なる。同様に、フリップフロップ445、446、ナン
ド回路452で構成される回路は、アンド回路450か
らの出力信号を書込みフレームパルスWFPまたはその
反転パルスWFPNのいずれかの立上りポイントで検出
した場合に、リセット信号を発生してこれをフリップフ
ロップ421のリセット端子Rに送出する回路となる。
【0024】この図3の実施例回路の動作を以下に説明
する。まず、エラスティックストア400、410の書
込み/読出しの基本動作を図4、図5を参照して説明す
る。なお、これらの図中において、各記号は、 WCK:ES(エラスティックストア)の書込みクロッ
ク WR:ES書込み0番地指定信号(リセット信号) WI:ES書込み有効/無効指定信号 RCK:ES読出しクロック RR:ES読出し0番地指定信号(リセット信号) RI:ES読出し有効/無効指定信号 である。
【0025】図4中の〔基本タイムチャート〕にあるよ
うに、エラスティックストア400、410は書込み/
読出しフレームパルスFP(WFP、RFP)を受ける
と、そのタイミングでアドレスを初期化(0番地復帰)
してデータの書込み/読出しを行う。また、図4中の
〔ESの書込み〕にあるように、エラスティックストア
への書込み有効/無効指定信号WIは“L”時に書込み
有効、“H”時に書込み無効となるようエラスティック
ストアを制御する。なお、読出し有効/無効信号信号R
Iについても同様で、“L”時にエラスティックストア
は読出し有効、“H”時に読出し無効となる。
【0026】図4に従ってエラスティックストアへの書
込み動作を説明すると、書込みフレームパルスWFPが
エラスティックストア400、410に書込みリセット
WR0として入力されると、これらのエラスティックス
トア400、410は書込み初期アドレス(0番地)に
リセットされる。また、この書込みフレームパルスWF
Pはフリップフロップ421にクロック入力されること
で、フリップフロップ421の出力状態が反転すると共
にそのQ出力はフリップフロップ400に書込み有効/
無効指定信号WI0として入力され、そのQN出力はフ
リップフロップ410に書込み有効/無効指定信号WI
1として入力されるので、エラスティックストア40
0、410は書込みフレームパルスWFPが入力される
毎に(すなわち1フレーム毎に)、その一方が書込み有
効状態、他方が書込み無効状態(すなわち読出し状態)
となる。
【0027】次に図5に従ってエラスティックストアへ
の書込み動作を説明すると、読出しフレームパルスRF
Pがフリップフロップ431にクロック入力されると、
そのQ出力とQN出力が状態反転し、それらの出力はそ
れぞれエラスティックストア400、410に読出し有
効/無効指定信号RI0、RI1として入力されるの
で、読出しフレームパルスRFPが入力される毎に、エ
ラスティックストア400、410は一方が読出し有
効、他方が読出し無効となる。またこのQ出力とQN出
力で開閉されるナンド回路432、433を通って読出
しフレームパルスRFPがエラスティックストア40
0、410に読出しリセット信号RR0、RR1として
入力されるので、各エラスティックストア400、41
0は2フレーム間隔(読出しフレームパルスRFPが2
周期間隔)で読出し番地が0番地にリセットされる。
【0028】以上の書込み動作と読出し動作により、電
子交換機1側から送られてきたデータ列は1フレーム毎
に交互にエラスティックストア400、410の一方に
電子交換機側のクロック(書込みクロック)速度で書き
込まれ、一方、読出し側でも1フレーム毎に交互にエラ
スティックストア400、410の一方から伝送終端装
置側のクロック(読出しクロック)速度で読み出される
ので、クロック速度の乗換えを行え、書込み側と読出し
側のクロック速度の違いを吸収できる。
【0029】この場合、理想的には、例えば0系エラス
ティックストア400にデータ書込みを行っている時は
1系エラスティックストア410からデータ読出しを行
うようにすることがスリップ障害を発生させないために
望ましいが、書込み/読出しのフレームパルスのタイミ
ング等によっては同一のエラスティックストアにおいて
同時に書込みと読出しを行う状態も発生し得る。この場
合においても書込みアドレスと読出しアドレスが離れて
いればスリップ障害は起こらないが、これらが接近する
とスリップ障害が発生してしまうおそれがある。そこ
で、本実施例回路ではスリップ検出回路44においてこ
のような状態を検出し、その検出時には書込みと読出し
のタイミングが離れるように書込み制御回路421を制
御している。
【0030】このスリップ検出回路の動作を図6、図7
を参照して以下に説明する。ここで、図6はスリップ障
害検出していない時のタイムチャート、図7はスリップ
障害検出した時のタイムチャートである。図中の各記号
は図3の回路における各信号名に相当する。
【0031】いま、0系のエラスティックストア400
側のスリップ検出動作を説明する。0系エラスティック
ストア400への読出し有効/無効指定信号RI0がフ
リップフロップ441に8kクロックの立上りで保持さ
れ、その保持出力と8kクロックとのアンドをアンド回
路447でとると、同アンド回路447からはリード側
スリップ検出領域信号RSD0が出力される。このリー
ド側スリップ検出信号RSD0と書込み有効/無効指定
信号WI0(ライト側スリップ検出領域信号ともなる)
とのアンドをアンド回路449でとり、その出力をフリ
ップフロップ443、444により書込みフレームパル
スWFPとその反転信号WFPNの立上りポイント(し
たがって書込みフレームパルスWFPの立上りと立下り
ポイント)で打ち抜くようにすれば、リード側スリップ
検出領域信号RSD0と書込み有効/無効指定信号の
“H”が重なった部分で書込みフレームパルスWFPの
立上りまたは立上りがあった時に、フリップフロップ4
43または444の何れかに“H”が保持され、その出
力がナンド回路451経由で書込み制御回路42のフリ
ップフロップ421のセット端子に入力することにな
る。
【0032】図6は書込みフレームパルスWFPの立上
りまたは立下りの時にリード側スリップ検出領域信号R
SD0と書込み有効/無効指定信号の“H”が重なって
いない場合のものであり、この場合はスリップ障害発生
のおそれはないものとして、ナンド回路451からフリ
ップフロップ421へはセット信号は送出されない。
【0033】一方、図7は書込みフレームパルスWFP
の立上りまたは立下りの時にリード側スリップ検出領域
信号RSD0と書込み有効/無効指定信号の“H”が重
なった場合のものであり(図7中の時刻t1を参照)、
この場合はスリップ障害発生のおそれがあるものとし
て、ナンド回路451からフリップフロップ421へセ
ット信号が送出される。すると、フリップフロップ42
1は、それまでQ出力が“H”の状態でありこれから
“L”に反転する状態であったが、このセット信号の入
力により再びセット状態(Q出力が“H”の状態)とな
ってこれを次の書込みフレームパルスWFPの入力まで
維持するので(図7中の区間aを参照)、結局、エラス
ティックストア400への書込み動作が2フレーム連続
して行われてその書込みタイミングが書込みフレームパ
ルスWFPの1周期分だけずらされることになり、よっ
て、エラスティックストア400における書込みと読出
しのタイミングの衝突は回避されるようになる。
【0034】以上は0系のエラスティックストア400
におけるスリップ検出動作であるが、1系のエラスティ
ックストア410におけるスリップ検出動作も同様にな
る。但し、スリップ検出時にはナンド回路452からリ
セット信号がフリップフロップ421のリセット端子R
に送出されて同フリップフロップ421をリセットする
点が異なっており、この場合、エラスティックストア4
10は2フレーム連続して読出し動作を行うことで、書
込みと読出しのタイミングの衝突を回避する。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、信号のジッタ等により障害検出ポイントがふらつい
ているような場合でも、安定したスリップ検出を行え、
その検出結果に応じてスリップ障害の発生を回避できる
ようにエラスティックストアの書込み/読出しタイミン
グを調整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としてのエラスティックスト
アのスリップ検出回路が適用される交換システムを示す
図である。
【図3】本発明の一実施例としてのエラスティックスト
アのスリップ検出回路を備えたクロック乗換え回路を示
す図である。
【図4】実施例回路の書込み基本動作を説明するための
タイムチャートである。
【図5】実施例回路の読出し基本動作を説明するための
タイムチャートである。
【図6】実施例回路のスリップ検出動作(スリップ検出
無しの時)を説明するタイムチャートである。
【図7】実施例回路のスリップ検出動作(スリップ検出
有りの時)を説明するタイムチャートである。
【図8】従来の交換システムを示す図である。
【図9】従来の交換システムにおけるスリップ障害を説
明する図である。
【符号の説明】 1 ディジタル電子交換機 2 リモート伝送装置 3、4 伝送終端装置 6、7 加入者回路 40、41 クロック乗換え回路 400、410 エラスティックストア 42 書込み制御回路 43 読出し制御回路 44 スリップ検出回路 421、431、441〜446 フリップフロップ 432、433、451、452 ナンド回路 447〜450 アンド回路 453 インバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラスティックストア(31)の読出し
    有効/無効指定信号を基準クロックでラッチするラッチ
    回路(32)と、 該ラッチ回路の出力信号と該基準クロックと該エラステ
    ィックストアの書込み有効/無効指定信号とのアンドを
    とるアンド回路(33)と、 該アンド回路の出力信号を書込みフレームパルスの立上
    りまたは立下りでラッチしてスリップ検出信号とするス
    リップ検出信号発生回路(34)とを備えたエラスティ
    ックストアのスリップ検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスリップ検出回路により
    スリップ検出された時に、スリップ検出信号により該エ
    ラスティックストアが2フレーム連続して書込み又は読
    出しを行うようにしたクロック乗換え回路。
JP6071376A 1994-03-16 1994-03-16 エラスティックストアのスリップ検出回路 Withdrawn JPH07264174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6071376A JPH07264174A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エラスティックストアのスリップ検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6071376A JPH07264174A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エラスティックストアのスリップ検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07264174A true JPH07264174A (ja) 1995-10-13

Family

ID=13458729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6071376A Withdrawn JPH07264174A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 エラスティックストアのスリップ検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07264174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8521176B2 (en) 2011-05-26 2013-08-27 Fujitsu Limited Transmission apparatus and frequency fluctuation compensation method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8521176B2 (en) 2011-05-26 2013-08-27 Fujitsu Limited Transmission apparatus and frequency fluctuation compensation method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5365485A (en) Fifo with fast retransmit mode
EP1040404B1 (en) Method and apparatus for coupling signals between two circuits operating in different clock domains
JP2641276B2 (ja) 2段式同期装置
US4580243A (en) Circuit for duplex synchronization of asynchronous signals
US6195769B1 (en) Failsafe asynchronous data transfer corruption indicator
JPH07264174A (ja) エラスティックストアのスリップ検出回路
JPS6386630A (ja) 並列伝送路におけるフレ−ム同期方式
JP3013817B2 (ja) 非同期データ変換システム
JP3484660B2 (ja) バッファメモリ容量不足検出回路
JP2555723B2 (ja) ビット・バッファ回路
JP2528965B2 (ja) クロック位相制御回路
JP3246096B2 (ja) ディジタル機器の自己診断装置
KR0152397B1 (ko) 근원지 동기전송 방식 데이타 수신장치
JP2963821B2 (ja) ビットバッファ回路
SU1564621A1 (ru) Микропрограммное устройство управлени
JP2708061B2 (ja) 同期回路装置
SU1520530A1 (ru) Устройство дл сопр жени ЭВМ с каналом св зи
JPH0630513B2 (ja) デ−タ伝送バツフア回路
JPH04331528A (ja) 固定長データ転送用バッファの誤動作検出方式および復旧方式
JPS6184136A (ja) スリツプ制御回路
JPH0611128B2 (ja) プレジオクロナス整合装置
JPH08153033A (ja) データ転送回路
JPH0213500B2 (ja)
JPS6331244A (ja) ル−プ伝送装置
JPS639783B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605