JPH0726404Y2 - 浮桟橋 - Google Patents

浮桟橋

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JPH0726404Y2
JPH0726404Y2 JP11721989U JP11721989U JPH0726404Y2 JP H0726404 Y2 JPH0726404 Y2 JP H0726404Y2 JP 11721989 U JP11721989 U JP 11721989U JP 11721989 U JP11721989 U JP 11721989U JP H0726404 Y2 JPH0726404 Y2 JP H0726404Y2
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floating
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昇 栗原
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株式会社ダイトー
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主としてヨット、ボート等の小型船舶を係留
するのに用いられる浮桟橋、特にフロートが改善された
浮桟橋に関する。
[従来の技術] 浮桟橋は、フレームの上方に歩行用のデッキ、下方に所
定間隔でフロートが複数取り付けられており、構造が簡
単で潮の干満差に容易に対応できるため、ヨットハーバ
ー等で多用されている。
フロートは、通常FRP(繊維強化プラスチック)で形成
され、内部の水量を変えることによりバラスト調整でき
るようになっている。
しかし、FRPは高価であるため、最近では安価なコンク
リート製のフロートが現れており、海水の浸透を防止す
るため内部に発泡材が充填されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、コンクリート製のフロートは、第一に見栄えが
悪く浮桟橋全体の美観も低下する欠点がある。第二にコ
ンクリートは透水性があるので、フロート内部にバラス
トルームを形成することができず、空洞の大きさやフロ
ートの比重を予め計算して製造しなければならない。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、見栄えがよくバラスト調整可能なフロートを
備えた安価な浮桟橋を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、フレームの上方に
歩行用デッキ、下方に中空コンクリート製のフロートが
取り付けられ、フロートの内部中央に発泡材が充填され
た浮桟橋において、前記フロートの周囲を不透水性の保
護膜で被覆し、内部両側にバラストルームを形成してい
る。
[作用] 上記保護膜により、コンクリート製フロートの周囲が不
透水状態となってバラストルーム及び発泡材の充填部分
に水は全く浸透せず、またフロートの美観も向上する。
[実施例] 第1図は、本考案が適用された浮桟橋の側面図で、この
浮桟橋は、フレーム1、デッキ2、フロート3、支柱
4、クロスビット5、木製防舷材6及び樹脂製防舷材7
から構成されている。
フレーム1は、浮桟橋の骨組みとなるものでチャンネル
鋼を両側、横梁、更には筋交い状に組んで連結されてい
る。フレーム1の上方には、木板を並べて歩行用デッキ
2が載置されている。
フレーム1の下方には、所定間隔をおいてコンクリート
製のフロート3が複数取り付けられている。各フロート
3は、第2図の断面図に示すように両側にバラストルー
ム8を有し、中央の空洞部分9に発泡スチロール10が充
填されている。バラストルーム8は、従来のFRP製フロ
ートと同様に水量を変えることによりバラスト調整可能
となっている。中央の空洞部分9は、下方に開口してい
て発泡スチロール10を充填された後に樹脂製の蓋11で閉
鎖される。
フロート3の周囲は、不透水性の保護膜12で被覆され、
海水がコンクリートの壁を通じて浸透しないようになっ
ている。この実施例では、型枠(図示せず)の内面にFR
P製等の樹脂を塗布した後にコンクリートを流し込んで
フロート3を形成し、固化後に型枠を外して樹脂製の保
護膜12を密着形成している。
浮桟橋の自由端(第1図右端)は、横振れしないように
支柱4で支持され、支柱4は船舶の舫いをつないで係留
できるようになっている。また、デッキ2上にも船舶係
留用のクロスビット5が立設されている。
フレーム1及びデッキ2の両側には、停船時の衝撃を緩
和する木製防舷材6及び樹脂製防舷材7が貼り付けられ
ている。この実施例では、第2図からも分かるように各
防舷材6,7の下端を海面近くまで延ばし、吃水線の低い
船舶が侵入してきてもフロート3には当たらないように
なっている。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の浮桟橋では、コンクリー
ト製フロートの周囲を不透水性の保護膜で被覆したか
ら、バラストルームが形成できると共にフロート及び浮
桟橋全体の見栄えも向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る浮桟橋の側面図、第2図は第1図
II−II線の断面図である。 1……フレーム、2……デッキ、3……コンクリート製
フロート、8……バラストルーム、10……発泡スチロー
ル、12……保護膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの上方に歩行用デッキ、下方に中
    空コンクリート製のフロートが取り付けられ、フロート
    の内部中央に発泡材が充填された浮桟橋において、 前記フロートの周囲を不透水性の保護膜で被覆し、フロ
    ートの内部両側にバラストルームを形成したこと、 を特徴とする浮桟橋。
JP11721989U 1989-10-04 1989-10-04 浮桟橋 Expired - Lifetime JPH0726404Y2 (ja)

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JPH0358313U JPH0358313U (ja) 1991-06-06
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JPH0358313U (ja) 1991-06-06

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