JP2001164514A - 浮桟橋用フロート - Google Patents

浮桟橋用フロート

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JP2001164514A
JP2001164514A JP35184899A JP35184899A JP2001164514A JP 2001164514 A JP2001164514 A JP 2001164514A JP 35184899 A JP35184899 A JP 35184899A JP 35184899 A JP35184899 A JP 35184899A JP 2001164514 A JP2001164514 A JP 2001164514A
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JP
Japan
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float
pier
floating
foamed plastic
plastic body
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JP35184899A
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Takeo Yoshihara
建男 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なコストで、しかも任意の形状に簡単に
成形することができるようにした浮桟橋用フロートの提
供。 【解決手段】 デッキ66の下面に取り付けられる浮桟
橋用フロート67である。浮体として発泡プラスチック
体67aを用い、この発泡プラスチック体の全面を表皮
としてのゴムシート67bによって被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶(主に、モー
タボートやクルーザ等の小型船舶)の乗降場所として、
海や湖等の水面上に浮設される浮桟橋において、浮力を
得るために用いられる浮桟橋用フロートに関する。
【0002】
【従来の技術】浮桟橋は、デッキの下面にフロートが取
り付けられ、このフロートによる浮力によって水面上に
浮設される。従来、このフロートとしては、例えば、F
RP(繊維強化プラスチック)によって成形した外殻の
内部に、発泡プラスチック原料を入れ、そして、この発
泡プラスチック原料を発泡させることにより、FRP外
殻の内部に発泡プラスチック体を充填させたものが一般
に知られている。尚、発泡コンクリート自体を厚板状に
成形し、これをそのまま水面に浮設した浮桟橋がある
が、これは発泡コンクリートが浮体であると同時に、そ
の表面をデッキとして使用したもので、デッキの下面に
フロートを取り付けるものとは異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フロートでは、FRPによって外殻を成形しているた
め、その成形に型枠が必要になり、この型枠の製造コス
トが高く付くし、型枠成形であるため形状が制限され、
任意の形状に形成することができない。又、FRP外殻
の内部に充填する発泡プラスチックの原料は、価格が高
いため、製作コストが高くなるという問題もある。尚、
このFRP外殻を用いると、その寿命が半永久的になる
ものの、浮桟橋では各桟橋同士の連結金具の寿命が一般
的に10年程度であり、この連結金具の交換時に同時に
フロートを交換するのが通例である。従って、このフロ
ートの寿命も10年程度であればよく、半永久的な耐久
性を有するFRP外殻にあっては、その耐久性がかえっ
て産業廃棄物として残り、その処理を困難にしていると
言えるものである。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、安価なコストで、しかも任
意の形状に簡単に成形することができるようにした浮桟
橋用フロートを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の浮桟橋用フロートは、デッキの下面に取り
付けられる浮桟橋用フロートであって、浮体として発泡
プラスチック体を用い、この発泡プラスチック体の全面
を表皮としてのゴムシートによって被覆した構成として
いる。
【0006】本発明の浮桟橋用フロートでは、浮体とし
て発泡プラスチック体を用いているもので、この発泡プ
ラスチック体は、カッタ等を用いて手作業により簡単に
切断加工することができるし、価格も安価である。従っ
て、発泡プラスチック体を切断加工するという簡単な作
業で、任意の形状に成形することができるし、また、安
価に製造することができる。
【0007】又、発泡プラスチック体の全面をゴムシー
トによって被覆しているため、発泡プラスチック体がゴ
ムシートによって保護され、発泡プラスチック体の破損
や発泡プラスチック体の含水を防止することができる。
又、ゴムシートは、柔軟性及び弾力性を有することか
ら、これを利用して、発泡プラスチック体の被覆作業を
簡単に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1〜図3は本発明の実施の1形態に
かかる浮桟橋に取り付けられたフロートを示す断面図、
図4は浮桟橋の全体概略平面図、図5はこの浮桟橋に設
けられた枝桟橋を示す側面図、図6はこの枝桟橋を示す
切欠平面図である。
【0009】この浮桟橋は、図4に示すように、3体の
本桟橋1,2,3と、5体の枝桟橋4,5,6,7,8
を備え、各本桟橋1,2,3同士はそれぞれ端部左右が
連結金具20,30によって長さ方向に直列に連結され
ている。又、枝桟橋4,5,6は、本桟橋2の片側縁に
本桟橋2の長さ方向と直角に延長するようにそれぞれ端
部左右が連結金具40,50,60によって連結され、
又、枝桟橋7,8は、本桟橋3の片側縁に本桟橋3の長
さ方向と直角に延長するように端部左右が連結金具7
0,80によって連結されている。この場合、枝桟橋
6,7は、それぞれ2体の桟橋体で構成され、両桟橋体
は端部左右が連結金具61,71によって長さ方向に直
列に連結されている。
【0010】又、本桟橋2には、1本杭による支持杭2
1が本桟橋2を貫通する状態で設けられ、又、枝桟橋5
の先端にも1本杭による支持杭51が設けられている。
この支持杭21,51は、海底に立設され、そして、桟
橋2,5には、支持杭21,51の周囲四方を囲むよう
にガイドローラ(図示せず)が取り付けられ、潮位の変
動に伴う浮桟橋の昇降に際し、ガイドローラを支持杭2
1,51の外周面で転動させることにより、桟橋2,5
を支持杭21,51に沿って昇降させると共に、桟橋
2,5の揺れを防止するようになっている。尚、又、本
桟橋3には、4本の杭体31を四角形状に配置すると共
に、各杭体31同士を連結した支持杭32が設けられ、
この場合、各杭体31のそれぞれに周囲四方を囲むよう
にガイドローラ(図示せず)が設けられている。
【0011】前記本桟橋1,2,3及び枝桟橋4,5,
6,7,8は、デッキの下面に取り付けられたフロート
による浮力によって海面上に浮設されるもので、その構
造を図1及び図5及び図6で示す枝桟橋6を例にとって
説明する。
【0012】この枝桟橋6は、長さ方向に延長した左右
の大引62と、この大引62,62間に渡した根太63
とでデッキ枠64が形成され、このデッキ枠64の上面
に床板65を敷設することでデッキ66が形成されてい
る。又、デッキ66の下面には、左右2列でフロート6
7が並設されている。この場合、デッキ枠64の下面に
L型鋼による補強フレーム68が取り付けられ、この補
強フレーム68でフロート67の上面外周を囲むように
した取り付け構造となっている。尚、フロート67は、
補強フレーム68内に単に嵌め込まれただけの状態で取
り付けられており、これは、フロート67の浮力によっ
てデッキ66とフロート67とが密着するため、補強フ
レーム68内にを嵌め込んで横ズレを防止すれば、特に
固定する必要がないからである。
【0013】そして、前記フロート67は、浮体として
発泡プラスチック体67a(例えば、発泡スチロール
等)を用い、この発泡プラスチック体67aの全面を表
皮としてのゴムシート67bによって被覆したものとな
っている。尚、ゴムシート67bとしては、産業廃棄物
処理場で用いられている防水ゴムシートが用いられ、こ
のほか防水性、耐久性に優れたものを用いることができ
る。
【0014】このように、フロート67の浮体として発
泡プラスチック体67aを用いると、この発泡プラスチ
ック体67aは、カッタ等を用いて手作業により簡単に
切断加工することができるため、簡単な作業で任意の形
状に成形することができるし、又、安価に製造すること
ができる。
【0015】又、発泡プラスチック体67aの全面をゴ
ムシート67bによって被覆しているため、発泡プラス
チック体67aがゴムシート67bによって保護され、
発泡プラスチック体67aの破損や発泡プラスチック体
67aの含水を防止することができる。又、ゴムシート
67bは、柔軟性及び弾力性を有することから、これを
利用して、発泡プラスチック体67aの被覆作業を簡単
に行うことができる。
【0016】尚、他の枝桟橋4,5,7,8及び本桟橋
1,2,3についても、デッキ枠の上面に床板を敷設す
ることでデッキが形成され、又、デッキの下面にフロー
トが取り付けられ、このフロートが、浮体として発泡プ
ラスチック体を用い、この発泡プラスチック体の全面を
表皮としてのゴムシートによって被覆したものとなって
いるのは同様である。
【0017】又、図2は、枝桟橋4の断面図で、この枝
桟橋4には1列でフロート41が並設され、前記した枝
桟橋6と同様に、フロート41は補強フレーム42内に
単に嵌め込まれただけの状態で取り付けられている。
【0018】又、図3は、枝桟橋8の断面図で、この枝
桟橋8にも1列でフロート81が並設され、この場合、
補強フレーム82に掛け金具83,83を突設し、フロ
ート81の下面に掛け回したロープ84(バンドやゴム
バンドでもよい)の両端を掛け金具83,83に係止す
ることにより、フロート81の横ズレを防止するように
している。
【0019】以上、本発明の実施の1形態を図面により
説明したが、具体的な構成はこれに限定されるものでは
ない。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の浮桟
橋用フロートにあっては、上記のように構成したので、
安価なコストで、しかも任意の形状に簡単に成形するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態にかかる浮桟橋に取り付
けられたフロートを示す断面図である。
【図2】本発明の実施の1形態にかかる浮桟橋に取り付
けられたフロートを示す断面図である。
【図3】本発明の実施の1形態にかかる浮桟橋に取り付
けられたフロートを示す断面図である。
【図4】浮桟橋の全体概略平面図である。
【図5】この浮桟橋に設けられた枝桟橋を示す側面図で
ある。
【図6】この枝桟橋を示す切欠平面図である。
【符号の説明】
6 枝桟橋(浮桟橋) 67 フロート 67a 発泡プラスチック体 67b ゴムシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキの下面に取り付けられる浮桟橋用
    フロートであって、 浮体として発泡プラスチック体を用い、この発泡プラス
    チック体の全面を表皮としてのゴムシートによって被覆
    したことを特徴とした浮桟橋用フロート。
JP35184899A 1999-12-10 1999-12-10 浮桟橋用フロート Pending JP2001164514A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947584B1 (ko) 2007-11-02 2010-03-15 주식회사 씨포트 바지선의 확장 구조 및 그 방법
WO2018051766A1 (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 シバタ工業株式会社 被覆ユニット及び被覆構造体並びに被覆ユニットの被覆部材の形成方法
JP2018048540A (ja) * 2016-09-14 2018-03-29 シバタ工業株式会社 被覆ユニット及び被覆構造体並びに被覆ユニットの被覆部材の形成方法

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