JPH07264041A - 入力バッファ回路 - Google Patents
入力バッファ回路Info
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- JPH07264041A JPH07264041A JP6046170A JP4617094A JPH07264041A JP H07264041 A JPH07264041 A JP H07264041A JP 6046170 A JP6046170 A JP 6046170A JP 4617094 A JP4617094 A JP 4617094A JP H07264041 A JPH07264041 A JP H07264041A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は入力信号にノイズが混入した場合にも
安定した出力信号を出力可能とした入力バッファ回路を
提供することを目的とする。 【構成】入力信号Ainの入力に基づいて、該入力信号A
inと逆相の信号を出力する反転回路6と、該入力信号A
inと同相の信号を出力する非反転回路7とから入力バッ
ファ回路が構成される。反転回路6の入力回路8のしき
い値VthH は、非反転回路7の入力回路9のしきい値V
thL より高いレベルとされ、反転回路6から入力信号A
inがしきい値VthH より高いレベルとなった時に閉路さ
れるスイッチ回路10を介して出力信号が出力され、非
反転回路7から入力信号Ainがしきい値VthH より低い
レベルとなった時に閉路されるスイッチ回路11を介し
て出力信号が出力され、反転回路6及び非反転回路7の
出力信号がフリップフロップ回路3を介して相補出力信
号OUT1,OUT2として出力される。
安定した出力信号を出力可能とした入力バッファ回路を
提供することを目的とする。 【構成】入力信号Ainの入力に基づいて、該入力信号A
inと逆相の信号を出力する反転回路6と、該入力信号A
inと同相の信号を出力する非反転回路7とから入力バッ
ファ回路が構成される。反転回路6の入力回路8のしき
い値VthH は、非反転回路7の入力回路9のしきい値V
thL より高いレベルとされ、反転回路6から入力信号A
inがしきい値VthH より高いレベルとなった時に閉路さ
れるスイッチ回路10を介して出力信号が出力され、非
反転回路7から入力信号Ainがしきい値VthH より低い
レベルとなった時に閉路されるスイッチ回路11を介し
て出力信号が出力され、反転回路6及び非反転回路7の
出力信号がフリップフロップ回路3を介して相補出力信
号OUT1,OUT2として出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置の入
力バッファ回路に関するものである。半導体記憶装置に
は、外部から各種制御信号や、アドレス信号及びクロッ
ク信号等が入力される。これらの入力信号は入力バッフ
ァ回路を介して内部回路に入力される。従って、入力バ
ッファ回路から内部回路に出力される信号を安定させ
て、内部回路の誤動作を防止する必要がある。
力バッファ回路に関するものである。半導体記憶装置に
は、外部から各種制御信号や、アドレス信号及びクロッ
ク信号等が入力される。これらの入力信号は入力バッフ
ァ回路を介して内部回路に入力される。従って、入力バ
ッファ回路から内部回路に出力される信号を安定させ
て、内部回路の誤動作を防止する必要がある。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の入力バッファ回路の一
例を図6に従って説明する。アドレス信号Ainはインバ
ータ回路1aに入力され、同インバータ回路1aの出力
信号は、2段のインバータ回路1b,1cを介して出力
信号OUT1として出力される。
例を図6に従って説明する。アドレス信号Ainはインバ
ータ回路1aに入力され、同インバータ回路1aの出力
信号は、2段のインバータ回路1b,1cを介して出力
信号OUT1として出力される。
【0003】また、前記インバータ回路1aの出力信号
は、インバータ回路1dを介して出力信号OUT2とし
て出力される。そして、前記出力信号OUT1,OUT
2は相補信号として出力される。
は、インバータ回路1dを介して出力信号OUT2とし
て出力される。そして、前記出力信号OUT1,OUT
2は相補信号として出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
入力バッファ回路では、アドレス信号Ainが一つのイン
バータ回路1aに入力されるため、同アドレス信号Ain
の電圧レベルが一つのしきい値で判定される。
入力バッファ回路では、アドレス信号Ainが一つのイン
バータ回路1aに入力されるため、同アドレス信号Ain
の電圧レベルが一つのしきい値で判定される。
【0005】このような入力バッファ回路に入力される
アドレス信号Ainには、例えば図7に示すようにLレベ
ルからHレベルに立ち上がるとき、インバータ回路1a
のしきい値Vth付近でグリッチGが発生することがあ
る。
アドレス信号Ainには、例えば図7に示すようにLレベ
ルからHレベルに立ち上がるとき、インバータ回路1a
のしきい値Vth付近でグリッチGが発生することがあ
る。
【0006】すると、出力信号OUT1,OUT2に
は、前記グリッチGによるノイズNが発生し、このよう
なノイズが内部回路の誤動作の原因となることがある。
この発明の目的は、入力信号にノイズが混入した場合に
も安定した出力信号を出力可能とした入力バッファ回路
を提供することにある。
は、前記グリッチGによるノイズNが発生し、このよう
なノイズが内部回路の誤動作の原因となることがある。
この発明の目的は、入力信号にノイズが混入した場合に
も安定した出力信号を出力可能とした入力バッファ回路
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。すなわち、入力信号Ainの入力に基づいて、
該入力信号Ainと逆相の信号を出力する反転回路6と、
該入力信号Ainと同相の信号を出力する非反転回路7と
から入力バッファ回路が構成される。前記入力信号Ain
が入力される前記反転回路6の入力回路8のしきい値V
thH は、前記非反転回路7の入力回路9のしきい値Vth
L より高いレベルとされ、前記反転回路6から前記入力
信号Ainが前記しきい値VthH より高いレベルとなった
時に閉路されるスイッチ回路10を介して出力信号が出
力され、前記非反転回路7から前記入力信号Ainが前記
しきい値VthH より低いレベルとなった時に閉路される
スイッチ回路11を介して出力信号が出力され、前記反
転回路6及び非反転回路7の出力信号がフリップフロッ
プ回路3を介して相補出力信号OUT1,OUT2とし
て出力される。
図である。すなわち、入力信号Ainの入力に基づいて、
該入力信号Ainと逆相の信号を出力する反転回路6と、
該入力信号Ainと同相の信号を出力する非反転回路7と
から入力バッファ回路が構成される。前記入力信号Ain
が入力される前記反転回路6の入力回路8のしきい値V
thH は、前記非反転回路7の入力回路9のしきい値Vth
L より高いレベルとされ、前記反転回路6から前記入力
信号Ainが前記しきい値VthH より高いレベルとなった
時に閉路されるスイッチ回路10を介して出力信号が出
力され、前記非反転回路7から前記入力信号Ainが前記
しきい値VthH より低いレベルとなった時に閉路される
スイッチ回路11を介して出力信号が出力され、前記反
転回路6及び非反転回路7の出力信号がフリップフロッ
プ回路3を介して相補出力信号OUT1,OUT2とし
て出力される。
【0008】また、図2に示すように前記入力回路はし
きい値の異なるインバータ回路2a,2bで構成され
る。また、図3に示すように前記入力回路はしきい値の
異なるセンスアンプ4,5で構成される。
きい値の異なるインバータ回路2a,2bで構成され
る。また、図3に示すように前記入力回路はしきい値の
異なるセンスアンプ4,5で構成される。
【0009】
【作用】入力信号Ainの電圧レベルが反転回路6の入力
回路8のしきい値VthH より高いレベルにあるときは、
反転回路6のスイッチ回路10が閉路されて、同反転回
路6の出力信号がフリッフフロップ回路3を介して相補
出力信号OUT1,OUT2として出力される。
回路8のしきい値VthH より高いレベルにあるときは、
反転回路6のスイッチ回路10が閉路されて、同反転回
路6の出力信号がフリッフフロップ回路3を介して相補
出力信号OUT1,OUT2として出力される。
【0010】入力信号Ainの電圧レベルが非反転回路7
の入力回路9のしきい値VthL より低いレベルにあると
きは、非反転回路7のスイッチ回路11が閉路されて、
同非反転回路7の出力信号がフリッフフロップ回路3を
介して相補出力信号OUT1,OUT2として出力され
る。
の入力回路9のしきい値VthL より低いレベルにあると
きは、非反転回路7のスイッチ回路11が閉路されて、
同非反転回路7の出力信号がフリッフフロップ回路3を
介して相補出力信号OUT1,OUT2として出力され
る。
【0011】入力信号Ainの電圧レベルが入力回路8,
9のしきい値VthH ,VthL 間にあるときは、各スイッ
チ回路10,11が開路され、フリッフフロップ回路3
により相補出力信号OUT1,OUT2が維持される。
9のしきい値VthH ,VthL 間にあるときは、各スイッ
チ回路10,11が開路され、フリッフフロップ回路3
により相補出力信号OUT1,OUT2が維持される。
【0012】また、図2においては入力信号Ainの電圧
レベルがインバータ回路2a,2bのしきい値VthH ,
VthL 間にあるときは、両インバータ回路2a,2bは
ともにLレベルの信号を出力し、そのインバータ回路2
a,2bの出力信号に基づいてスイッチ回路が開路され
る。
レベルがインバータ回路2a,2bのしきい値VthH ,
VthL 間にあるときは、両インバータ回路2a,2bは
ともにLレベルの信号を出力し、そのインバータ回路2
a,2bの出力信号に基づいてスイッチ回路が開路され
る。
【0013】また、図4においては入力信号Ainの電圧
レベルがセンスアンプ4,5のしきい値VthH ,VthL
間にあるときは、両センスアンプはともにLレベルの信
号をスイッチ回路に出力し、その出力信号に基づいてス
イッチ回路が開路される。
レベルがセンスアンプ4,5のしきい値VthH ,VthL
間にあるときは、両センスアンプはともにLレベルの信
号をスイッチ回路に出力し、その出力信号に基づいてス
イッチ回路が開路される。
【0014】
【実施例】図2はこの発明を具体化した第一の実施例を
示す。アドレス信号Ainはインバータ回路2a,2bに
入力される。図3に示すように、前記インバータ回路2
aのしきい値VthH は、電源Vccと電源Vssの中間レベ
ルより高いレベルに設定され、前記インバータ回路2b
のしきい値VthL は、電源Vccと電源Vssの中間レベル
より低いレベルに設定される。
示す。アドレス信号Ainはインバータ回路2a,2bに
入力される。図3に示すように、前記インバータ回路2
aのしきい値VthH は、電源Vccと電源Vssの中間レベ
ルより高いレベルに設定され、前記インバータ回路2b
のしきい値VthL は、電源Vccと電源Vssの中間レベル
より低いレベルに設定される。
【0015】前記インバータ回路2aの出力信号はイン
バータ回路2cに入力され、同インバータ回路2cの出
力信号はインバータ回路2dに入力される。前記インバ
ータ回路2dの出力信号はNチャネルMOSトランジス
タTr1を介してインバータ回路2fに入力され、同イン
バータ回路2fから出力信号OUT1が出力される。
バータ回路2cに入力され、同インバータ回路2cの出
力信号はインバータ回路2dに入力される。前記インバ
ータ回路2dの出力信号はNチャネルMOSトランジス
タTr1を介してインバータ回路2fに入力され、同イン
バータ回路2fから出力信号OUT1が出力される。
【0016】前記トランジスタTr1のゲートには前記イ
ンバータ回路2cの出力信号が入力される。前記インバ
ータ回路2bの出力信号はインバータ回路2eに入力さ
れ、同インバータ回路2eの出力信号はNチャネルMO
SトランジスタTr2を介してインバータ回路2gに入力
され、同インバータ回路2gから出力信号OUT2が出
力される。
ンバータ回路2cの出力信号が入力される。前記インバ
ータ回路2bの出力信号はインバータ回路2eに入力さ
れ、同インバータ回路2eの出力信号はNチャネルMO
SトランジスタTr2を介してインバータ回路2gに入力
され、同インバータ回路2gから出力信号OUT2が出
力される。
【0017】前記トランジスタTr2のゲートには前記イ
ンバータ回路2bの出力信号が入力される。前記インバ
ータ回路2f,2gの入力端子間には、フリップフロッ
プ回路3が接続され、両インバータ回路2f,2gの入
力信号を常に相補信号としている。
ンバータ回路2bの出力信号が入力される。前記インバ
ータ回路2f,2gの入力端子間には、フリップフロッ
プ回路3が接続され、両インバータ回路2f,2gの入
力信号を常に相補信号としている。
【0018】前記インバータ回路2fの入力端子は抵抗
値の高い抵抗R1を介して電源Vssに接続され、前記イ
ンバータ回路2gの入力端子は抵抗値の高い抵抗R2を
介して電源Vccに接続される。なお、抵抗R1,R2は
少なくともいずれかを設ければよい。
値の高い抵抗R1を介して電源Vssに接続され、前記イ
ンバータ回路2gの入力端子は抵抗値の高い抵抗R2を
介して電源Vccに接続される。なお、抵抗R1,R2は
少なくともいずれかを設ければよい。
【0019】次に、上記のように構成された入力バッフ
ァ回路の動作を説明する。電源Vcc,Vssを供給した瞬
間に、インバータ回路2f,2gの入力レベルが不定状
態となるときには、抵抗R1,R2の動作により出力信
号OUT1はHレベル、出力信号OUT2はLレベルに
設定される。
ァ回路の動作を説明する。電源Vcc,Vssを供給した瞬
間に、インバータ回路2f,2gの入力レベルが不定状
態となるときには、抵抗R1,R2の動作により出力信
号OUT1はHレベル、出力信号OUT2はLレベルに
設定される。
【0020】アドレス信号AinがLレベルとなると、イ
ンバータ回路2cの出力信号はLレベルとなって、トラ
ンジスタTr1がオフされる。また、インバータ回路2b
の出力信号はHレベルとなってトランジスタTr2がオン
され、インバータ回路2eのLレベルの出力信号がイン
バータ回路2gに入力される。
ンバータ回路2cの出力信号はLレベルとなって、トラ
ンジスタTr1がオフされる。また、インバータ回路2b
の出力信号はHレベルとなってトランジスタTr2がオン
され、インバータ回路2eのLレベルの出力信号がイン
バータ回路2gに入力される。
【0021】従って、出力信号OUT1はLレベルとな
り、フリップフロップ回路3の動作によりインバータ回
路2fの入力信号がHレベルとなって、出力信号OUT
2はHレベルとなる。
り、フリップフロップ回路3の動作によりインバータ回
路2fの入力信号がHレベルとなって、出力信号OUT
2はHレベルとなる。
【0022】この状態から、図3に示すようにアドレス
信号AinがLレベルからHレベルに向かって立ち上がっ
て、インバータ回路2bのしきい値VthL を越えると、
インバータ回路2bの出力信号はLレベルとなり、トラ
ンジスタTr2はオフされる。
信号AinがLレベルからHレベルに向かって立ち上がっ
て、インバータ回路2bのしきい値VthL を越えると、
インバータ回路2bの出力信号はLレベルとなり、トラ
ンジスタTr2はオフされる。
【0023】この状態では、トランジスタTr1,Tr2は
ともにオフされ、フリップフロップ回路3の動作によ
り、出力信号OUT1はLレベル、出力信号OUT2は
Hレベルに維持される。
ともにオフされ、フリップフロップ回路3の動作によ
り、出力信号OUT1はLレベル、出力信号OUT2は
Hレベルに維持される。
【0024】アドレス信号Ainのレベルがさらに上昇し
て、インバータ回路2aのしきい値VthH を越えると、
同インバータ回路2aの出力信号はLレベルとなり、イ
ンバータ回路2cの出力信号はHレベルとなって、トラ
ンジスタTr1がオンされる。
て、インバータ回路2aのしきい値VthH を越えると、
同インバータ回路2aの出力信号はLレベルとなり、イ
ンバータ回路2cの出力信号はHレベルとなって、トラ
ンジスタTr1がオンされる。
【0025】すると、インバータ回路2dのLレベルの
出力信号がインバータ回路2fに入力され、図4に示す
ように出力信号OUT1はHレベル、出力信号OUT2
はLレベルに反転する。
出力信号がインバータ回路2fに入力され、図4に示す
ように出力信号OUT1はHレベル、出力信号OUT2
はLレベルに反転する。
【0026】アドレス信号Ainがインバータ回路2bの
しきい値VthL を越えてから、インバータ回路2aのし
きい値VthH を越えるまでの間に、図3に示すように同
アドレス信号Ainにしきい値VthH ,VthL 間のレベル
のグリッチGが発生しても、インバータ回路2a,2b
の出力信号が反転されることはなく、トランジスタTr
1,Tr2はオフ状態に維持される。
しきい値VthL を越えてから、インバータ回路2aのし
きい値VthH を越えるまでの間に、図3に示すように同
アドレス信号Ainにしきい値VthH ,VthL 間のレベル
のグリッチGが発生しても、インバータ回路2a,2b
の出力信号が反転されることはなく、トランジスタTr
1,Tr2はオフ状態に維持される。
【0027】この結果、グリッチGにより出力信号OU
T1,OUT2にノイズが発生することはなく、アドレ
ス信号Ainがインバータ回路2aのしきい値VthH を越
えた時点で出力信号OUT1,OUT2が反転される。
T1,OUT2にノイズが発生することはなく、アドレ
ス信号Ainがインバータ回路2aのしきい値VthH を越
えた時点で出力信号OUT1,OUT2が反転される。
【0028】また、アドレス信号AinがHレベルからL
レベルに向かって立ち下がる場合には、同アドレス信号
Ainがインバータ回路2aのしきい値VthH より低下す
ると、トランジスタTr1,Tr2はともにオフ状態とな
る。
レベルに向かって立ち下がる場合には、同アドレス信号
Ainがインバータ回路2aのしきい値VthH より低下す
ると、トランジスタTr1,Tr2はともにオフ状態とな
る。
【0029】そして、アドレス信号Ainがさらに低下し
て、インバータ回路2bのしきい値VthL よりさらに低
下すると、同インバータ回路2bの出力信号がHレベル
となり、トランジスタTr2がオンされる。
て、インバータ回路2bのしきい値VthL よりさらに低
下すると、同インバータ回路2bの出力信号がHレベル
となり、トランジスタTr2がオンされる。
【0030】すると、インバータ回路2eのLレベル出
力信号がインバータ回路2gに入力されて、出力信号O
UT2はHレベル、出力信号OUT1はLレベルに反転
する。
力信号がインバータ回路2gに入力されて、出力信号O
UT2はHレベル、出力信号OUT1はLレベルに反転
する。
【0031】アドレス信号Ainがインバータ回路2aの
しきい値VthH より低下してから、インバータ回路2b
のしきい値VthL より低下するまでの間に、アドレス信
号AinにグリッチGが発生しても、インバータ回路2
a,2bの出力信号が反転されることはなく、トランジ
スタTr1,Tr2はオフ状態に維持される。
しきい値VthH より低下してから、インバータ回路2b
のしきい値VthL より低下するまでの間に、アドレス信
号AinにグリッチGが発生しても、インバータ回路2
a,2bの出力信号が反転されることはなく、トランジ
スタTr1,Tr2はオフ状態に維持される。
【0032】この結果、グリッチGにより出力信号OU
T1,OUT2にノイズが発生することはなく、アドレ
ス信号Ainがインバータ回路2bのしきい値VthL を越
えた時点で出力信号OUT1,OUT2が反転される。
T1,OUT2にノイズが発生することはなく、アドレ
ス信号Ainがインバータ回路2bのしきい値VthL を越
えた時点で出力信号OUT1,OUT2が反転される。
【0033】以上のようにこの入力バッファ回路では、
アドレス信号Ainが入力されるインバータ回路2a,2
bのしきい値を異なるしきい値VthH ,VthL に設定
し、アドレス信号Ainの電圧レベルが両しきい値VthH
,VthL 間にあるときは、出力信号OUT1,OUT
2はフリップフロップ回路3の動作に基づいてその出力
レベルは一定に維持される。
アドレス信号Ainが入力されるインバータ回路2a,2
bのしきい値を異なるしきい値VthH ,VthL に設定
し、アドレス信号Ainの電圧レベルが両しきい値VthH
,VthL 間にあるときは、出力信号OUT1,OUT
2はフリップフロップ回路3の動作に基づいてその出力
レベルは一定に維持される。
【0034】従って、アドレス信号Ainに両しきい値V
thH ,VthL 間の電圧レベルでグリッチGが発生して
も、同グリッチGに起因する出力信号OUT1,OUT
2でのノイズの発生を防止することができる。
thH ,VthL 間の電圧レベルでグリッチGが発生して
も、同グリッチGに起因する出力信号OUT1,OUT
2でのノイズの発生を防止することができる。
【0035】図4は、この発明を具体化した第二の実施
例を示す。この実施例は前記第一の実施例のインバータ
回路2a〜2eをセンスアンプ4,5で置き換えたもの
である。
例を示す。この実施例は前記第一の実施例のインバータ
回路2a〜2eをセンスアンプ4,5で置き換えたもの
である。
【0036】前記センスアンプ4は、アドレス信号Ain
の電圧レベルがしきい値VthH より高くなると、Hレベ
ルの出力信号SA1と、Lレベルの出力信号・バーSA
1を出力する。
の電圧レベルがしきい値VthH より高くなると、Hレベ
ルの出力信号SA1と、Lレベルの出力信号・バーSA
1を出力する。
【0037】また、前記センスアンプ4は、アドレス信
号Ainの電圧レベルがしきい値VthH より低くなると、
Lレベルの出力信号SA1と、Hレベルの出力信号・バ
ーSA1を出力する。
号Ainの電圧レベルがしきい値VthH より低くなると、
Lレベルの出力信号SA1と、Hレベルの出力信号・バ
ーSA1を出力する。
【0038】前記センスアンプ5は、アドレス信号Ain
の電圧レベルがしきい値VthL より低くなると、Lレベ
ルの出力信号SA2と、Hレベルの出力信号・バーSA
2を出力する。
の電圧レベルがしきい値VthL より低くなると、Lレベ
ルの出力信号SA2と、Hレベルの出力信号・バーSA
2を出力する。
【0039】また、前記センスアンプ5は、アドレス信
号Ainの電圧レベルがしきい値VthH より高くなると、
Hレベルの出力信号SA2と、Lレベルの出力信号・バ
ーSA2を出力する。
号Ainの電圧レベルがしきい値VthH より高くなると、
Hレベルの出力信号SA2と、Lレベルの出力信号・バ
ーSA2を出力する。
【0040】従って、このような構成によりこの実施例
は前記第一の実施例と同様に動作する。図5は、この発
明を具体化した第三の実施例を示す。この実施例は前記
第一の実施例のフリップフロップ回路3をそれぞれ独立
した公知のフリップフロップ回路3a,3bに置き換え
たものである。
は前記第一の実施例と同様に動作する。図5は、この発
明を具体化した第三の実施例を示す。この実施例は前記
第一の実施例のフリップフロップ回路3をそれぞれ独立
した公知のフリップフロップ回路3a,3bに置き換え
たものである。
【0041】このような構成により、前記第一の実施例
とは出力信号OUT1,OUT2が反転する以外は、同
様に動作する。上記実施例から把握できる請求項以外の
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
とは出力信号OUT1,OUT2が反転する以外は、同
様に動作する。上記実施例から把握できる請求項以外の
技術思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0042】(1)請求項1において、スイッチ回路
は、入力信号Ainの電圧レベルが入力回路8のしきい値
VthH より低いレベルにあるとき、同入力回路8から出
力されるLレベルの信号に基づいてオフされるNチャネ
ルMOSトランジスタTr1と、入力信号Ainの電圧レベ
ルが入力回路9のしきい値VthL より高いレベルにある
とき、同入力回路9から出力されるLレベルの信号に基
づいてオフされるNチャネルMOSトランジスタTr2で
構成した。入力信号Ainの電圧レベルが両入力回路8,
9のしきい値VthH ,VthL 間にあるとき、両トランジ
スタTr1,Tr2をオフさせて、出力信号OUT1,OU
T2をフリップフロップ回路3で電源Vccレベルと電源
Vssレベルに維持することができる。
は、入力信号Ainの電圧レベルが入力回路8のしきい値
VthH より低いレベルにあるとき、同入力回路8から出
力されるLレベルの信号に基づいてオフされるNチャネ
ルMOSトランジスタTr1と、入力信号Ainの電圧レベ
ルが入力回路9のしきい値VthL より高いレベルにある
とき、同入力回路9から出力されるLレベルの信号に基
づいてオフされるNチャネルMOSトランジスタTr2で
構成した。入力信号Ainの電圧レベルが両入力回路8,
9のしきい値VthH ,VthL 間にあるとき、両トランジ
スタTr1,Tr2をオフさせて、出力信号OUT1,OU
T2をフリップフロップ回路3で電源Vccレベルと電源
Vssレベルに維持することができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は入力信
号にノイズが混入した場合にも安定した出力信号を出力
可能とした入力バッファ回路を提供することができる。
号にノイズが混入した場合にも安定した出力信号を出力
可能とした入力バッファ回路を提供することができる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第一の実施例を示す回路図である。
【図3】第一の実施例の動作を示す波形図である。
【図4】第二の実施例を示す回路図である。
【図5】第三の実施例を示す回路図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【図7】従来例の動作を示す波形図である。
6 反転回路 7 非反転回路 8 入力回路 9 入力回路 10 スイッチ回路 11 スイッチ回路 VthH しきい値 VthL しきい値 Ain 入力信号 OUT1,OUT2 相補出力信号
Claims (3)
- 【請求項1】 入力信号(Ain)の入力に基づいて、該
入力信号(Ain)と逆相の信号を出力する反転回路
(6)と、該入力信号(Ain)と同相の信号を出力する
非反転回路(7)とから構成される入力バッファ回路で
あって、 前記入力信号(Ain)が入力される前記反転回路(6)
の入力回路(8)のしきい値(VthH )は、前記非反転
回路(7)の入力回路(9)のしきい値(VthL )より
高いレベルとし、前記反転回路(6)は前記入力信号
(Ain)が前記しきい値(VthH )より高いレベルとな
った時に閉路されるスイッチ回路(10)を介して出力
信号を出力し、前記非反転回路(7)は前記入力信号
(Ain)が前記しきい値(VthH )より低いレベルとな
った時に閉路されるスイッチ回路(11)を介して出力
信号を出力し、前記反転回路(6)及び非反転回路
(7)の出力信号をラッチ回路(3)を介して相補出力
信号(OUT1,OUT2)として出力することを特徴
とする入力バッファ回路。 - 【請求項2】 前記入力回路はしきい値の異なるインバ
ータ回路(2a,2b)で構成したことを特徴とする請
求項1記載の入力バッファ回路。 - 【請求項3】 前記入力回路はしきい値の異なるセンス
アンプ(4,5)で構成したことを特徴とする請求項1
記載の入力バッファ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6046170A JPH07264041A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 入力バッファ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6046170A JPH07264041A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 入力バッファ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264041A true JPH07264041A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12739556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6046170A Withdrawn JPH07264041A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 入力バッファ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07264041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380025B1 (ko) * | 2001-04-18 | 2003-04-18 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치에 적용되는 입력 버퍼의 노이즈면역성 향상장치 |
KR100688591B1 (ko) * | 2006-04-21 | 2007-03-02 | 삼성전자주식회사 | 위상 분할기 |
EP2128636A1 (en) | 2008-05-27 | 2009-12-02 | Fujitsu Limited | Transmission delay analyzing apparatus, program and method |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP6046170A patent/JPH07264041A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100380025B1 (ko) * | 2001-04-18 | 2003-04-18 | 삼성전자주식회사 | 반도체 메모리 장치에 적용되는 입력 버퍼의 노이즈면역성 향상장치 |
KR100688591B1 (ko) * | 2006-04-21 | 2007-03-02 | 삼성전자주식회사 | 위상 분할기 |
EP2128636A1 (en) | 2008-05-27 | 2009-12-02 | Fujitsu Limited | Transmission delay analyzing apparatus, program and method |
US7954076B2 (en) | 2008-05-27 | 2011-05-31 | Fujitsu Limited | Transmission delay analyzing apparatus, medium recording transmission delay analyzing program, and transmission delay analyzing method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |