JPH0555489A - 入力回路 - Google Patents
入力回路Info
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- JPH0555489A JPH0555489A JP3213411A JP21341191A JPH0555489A JP H0555489 A JPH0555489 A JP H0555489A JP 3213411 A JP3213411 A JP 3213411A JP 21341191 A JP21341191 A JP 21341191A JP H0555489 A JPH0555489 A JP H0555489A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ノイズによる誤動作を無くし入力回路の高信頼
性化を計る。 【構成】レベル回路と差動回路から成る製造条件変動お
よび電源電圧変動の少ないロジックレベルを持つ入力回
路と入力回路の出力を入力するロジックレベルの高いイ
ンバ−タ20とインバ−タ20の出力を入力するインバ
−タ21と入力回路の出力点Jと接地電位との間に配置
されインバ−タ20の出力をゲ−ト入力するNチャネル
型MOSトランジスタN15により構成する。
性化を計る。 【構成】レベル回路と差動回路から成る製造条件変動お
よび電源電圧変動の少ないロジックレベルを持つ入力回
路と入力回路の出力を入力するロジックレベルの高いイ
ンバ−タ20とインバ−タ20の出力を入力するインバ
−タ21と入力回路の出力点Jと接地電位との間に配置
されインバ−タ20の出力をゲ−ト入力するNチャネル
型MOSトランジスタN15により構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置等の
半導体装置に使用されTTL論理の信号レベルをMOS
論理の信号レベル変換する機能を有する入力回路に関す
る。
半導体装置に使用されTTL論理の信号レベルをMOS
論理の信号レベル変換する機能を有する入力回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の入力回路の回路図を図2に示す。
P10・P11はPチャネル型MOSトランジスタ、N
10・N11・N12・N13・N14はNチャネル型
MOSトランジスタ、G・H・Iは各端子接点を表しG
は入力端子、Hは出力端子に対応している。VDDは電
源電位、VSSは接地電位である。レベル回路はNチャ
ネル型MOSトランジスタN12・N13・N14から
成り、差動回路はカレントミラ−型電流源を成すPチャ
ネル型MOSトランジスタP10・P11とNチャネル
型MOSトランジスタN10・N11から成る。Pチャ
ネル型MOSトランジスタP10とNチャネル型MOS
トランジスタN10のトランジスタ利得係数βP10・
βN10の関係は、入力回路のロジックレベルをTTL
論理信号レベルの中間電位1.5V近傍に設定するため
βP10<βN10としている。
P10・P11はPチャネル型MOSトランジスタ、N
10・N11・N12・N13・N14はNチャネル型
MOSトランジスタ、G・H・Iは各端子接点を表しG
は入力端子、Hは出力端子に対応している。VDDは電
源電位、VSSは接地電位である。レベル回路はNチャ
ネル型MOSトランジスタN12・N13・N14から
成り、差動回路はカレントミラ−型電流源を成すPチャ
ネル型MOSトランジスタP10・P11とNチャネル
型MOSトランジスタN10・N11から成る。Pチャ
ネル型MOSトランジスタP10とNチャネル型MOS
トランジスタN10のトランジスタ利得係数βP10・
βN10の関係は、入力回路のロジックレベルをTTL
論理信号レベルの中間電位1.5V近傍に設定するため
βP10<βN10としている。
【0003】以下に、従来の入力回路の動作説明をす
る。図3にレベル回路の接点Iの電位の電源電圧特性を
示す。図3からわかるようにレベル回路の接点Iの電位
の変化は、ある電源電位VDDを境に極端に抑えられ
る。この特性は、Nチャネル型MOSトランジスタN1
2・N13に比べ高いしきい値電圧(Vth)を持つN
チャネル型MOSトランジスタN14により得られる。
そのためレベル回路の接点Iをゲ−ト入力とするNチャ
ネル型MOSトランジスタN11を含む差動回路の片方
を成すPチャネル型MOSトランジスタP11とNチャ
ネル型MOSトランジスタN11に流れる電流の変化も
抑えられる。更に差動回路の片方を成すPチャネル型M
OSトランジスタP10とNチャネル型MOSトランジ
スタN10に流れる電流の変化も同様に抑えられる。そ
の結果、入力回路の出力端子Hの電位変化は少なくな
る。従って、従来の入力回路は電源電圧変動の少ないロ
ジックレベルを提供するものであった。
る。図3にレベル回路の接点Iの電位の電源電圧特性を
示す。図3からわかるようにレベル回路の接点Iの電位
の変化は、ある電源電位VDDを境に極端に抑えられ
る。この特性は、Nチャネル型MOSトランジスタN1
2・N13に比べ高いしきい値電圧(Vth)を持つN
チャネル型MOSトランジスタN14により得られる。
そのためレベル回路の接点Iをゲ−ト入力とするNチャ
ネル型MOSトランジスタN11を含む差動回路の片方
を成すPチャネル型MOSトランジスタP11とNチャ
ネル型MOSトランジスタN11に流れる電流の変化も
抑えられる。更に差動回路の片方を成すPチャネル型M
OSトランジスタP10とNチャネル型MOSトランジ
スタN10に流れる電流の変化も同様に抑えられる。そ
の結果、入力回路の出力端子Hの電位変化は少なくな
る。従って、従来の入力回路は電源電圧変動の少ないロ
ジックレベルを提供するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に半導体メモリ
装置におけるノイズの発生は、半導体メモリ装置外にデ
−タを出力する出力回路のスイッチング時に生ずる。こ
のスイッチング時に生ずるノイズは出力回路の構成上、
主に接地電位を振らせる。そのために接地電位を共有し
アドレス信号を入力する入力回路にまでノイズの影響が
及ぶ。
装置におけるノイズの発生は、半導体メモリ装置外にデ
−タを出力する出力回路のスイッチング時に生ずる。こ
のスイッチング時に生ずるノイズは出力回路の構成上、
主に接地電位を振らせる。そのために接地電位を共有し
アドレス信号を入力する入力回路にまでノイズの影響が
及ぶ。
【0005】ここで入力端子Gが論理1レベルのときに
はNチャネル型MOSトランジスタN10はオンし出力
端子Hは論理0レベルになる。このときノイズにより接
地電位VSSが振られた場合、接地電位VSSにソ−ス
が接続しているNチャネル型MOSトランジスタN10
のトランジスタ利得係数は見かけ上大きくなる。その結
果、出力端子Hはより強く論理0レベルに保たれる。ま
た、入力端子Gが論理0レベルのときにはNチャネル型
MOSトランジスタN10はオフし出力端子HはPチャ
ネル型MOSトランジスタP10により論理1レベルに
なる。このときノイズにより接地電位VSSが振られた
場合、Nチャネル型MOSトランジスタN10はオフ状
態を保てずある期間オン状態が生ずる。このときも同様
にNチャネル型MOSトランジスタN10のトランジス
タ利得係数は見かけ上大きくなる。その結果、出力端子
Hは論理1レベルを維持できなくなりNチャネル型MO
SトランジスタN10がオンの期間出力端子Hの電位は
下がり誤動作を起こす。従って、従来の入力回路は電源
電位VDDが高電位側にあるほどノイズの影響を受け易
く、そのために誤動作を起こすという問題点を有する。
はNチャネル型MOSトランジスタN10はオンし出力
端子Hは論理0レベルになる。このときノイズにより接
地電位VSSが振られた場合、接地電位VSSにソ−ス
が接続しているNチャネル型MOSトランジスタN10
のトランジスタ利得係数は見かけ上大きくなる。その結
果、出力端子Hはより強く論理0レベルに保たれる。ま
た、入力端子Gが論理0レベルのときにはNチャネル型
MOSトランジスタN10はオフし出力端子HはPチャ
ネル型MOSトランジスタP10により論理1レベルに
なる。このときノイズにより接地電位VSSが振られた
場合、Nチャネル型MOSトランジスタN10はオフ状
態を保てずある期間オン状態が生ずる。このときも同様
にNチャネル型MOSトランジスタN10のトランジス
タ利得係数は見かけ上大きくなる。その結果、出力端子
Hは論理1レベルを維持できなくなりNチャネル型MO
SトランジスタN10がオンの期間出力端子Hの電位は
下がり誤動作を起こす。従って、従来の入力回路は電源
電位VDDが高電位側にあるほどノイズの影響を受け易
く、そのために誤動作を起こすという問題点を有する。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
するものでその目的とするところは、ノイズによる入力
回路の誤動作を防ぐことにある。
するものでその目的とするところは、ノイズによる入力
回路の誤動作を防ぐことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入力回路は、第
1の電源電位と出力点との間にゲ−トとドレインを接続
したNチャネル型MOSトランジスタを少なくとも1つ
以上備え、前記出力点と第2の電源電位との間に前記N
チャネル型MOSトランジスタの持つトランジスタ利得
係数より十分低いトランジスタ利得係数を持つNチャネ
ル型MOSトランジスタを備え、前記出力点と第2の電
源電位との間に他のNチャネル型MOSトランジスタよ
り高いしきい値電圧を持つNチャネル型MOSトランジ
スタを備えたレベル回路と、前記第1の電源電位と前記
第2の電源電位との間に配置され入力信号と前記レベル
回路の出力信号を入力とした差動回路から成り製造条件
変動および電源電圧変動の少ないロジックレベルを持つ
入力回路において、前記入力回路の第1の出力点の出力
信号を入力するロジックレベルの高い第1のインバ−タ
回路と前記第1のインバ−タ回路の出力を入力する第2
のインバ−タ回路を設け、前記入力回路の第2の出力点
と前記第2の電源電位との間に配置され前記第2のイン
バ−タ回路の出力をゲ−ト入力するNチャネル型MOS
トランジスタを備えたことを特徴とする。
1の電源電位と出力点との間にゲ−トとドレインを接続
したNチャネル型MOSトランジスタを少なくとも1つ
以上備え、前記出力点と第2の電源電位との間に前記N
チャネル型MOSトランジスタの持つトランジスタ利得
係数より十分低いトランジスタ利得係数を持つNチャネ
ル型MOSトランジスタを備え、前記出力点と第2の電
源電位との間に他のNチャネル型MOSトランジスタよ
り高いしきい値電圧を持つNチャネル型MOSトランジ
スタを備えたレベル回路と、前記第1の電源電位と前記
第2の電源電位との間に配置され入力信号と前記レベル
回路の出力信号を入力とした差動回路から成り製造条件
変動および電源電圧変動の少ないロジックレベルを持つ
入力回路において、前記入力回路の第1の出力点の出力
信号を入力するロジックレベルの高い第1のインバ−タ
回路と前記第1のインバ−タ回路の出力を入力する第2
のインバ−タ回路を設け、前記入力回路の第2の出力点
と前記第2の電源電位との間に配置され前記第2のイン
バ−タ回路の出力をゲ−ト入力するNチャネル型MOS
トランジスタを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】入力回路の第1の出力点の出力信号を入力する
ロジックレベルの高い第1のインバ−タ回路と第1のイ
ンバ−タ回路の出力を入力する第2のインバ−タ回路
と、入力回路の第2の出力点と接地電位との間に配置さ
れ第2のインバ−タ回路の出力をゲ−ト入力するNチャ
ネル型MOSトランジスタを設けることによって、入力
回路の第2の出力点と接地電位間に配置されるトランジ
スタのトランジスタ利得係数を所定の期間だけ大きく設
定できる。そのため、接地電位に重畳するノイズによっ
ておこる入力回路の出力電位の降下を無くし誤動作を防
ぐ。
ロジックレベルの高い第1のインバ−タ回路と第1のイ
ンバ−タ回路の出力を入力する第2のインバ−タ回路
と、入力回路の第2の出力点と接地電位との間に配置さ
れ第2のインバ−タ回路の出力をゲ−ト入力するNチャ
ネル型MOSトランジスタを設けることによって、入力
回路の第2の出力点と接地電位間に配置されるトランジ
スタのトランジスタ利得係数を所定の期間だけ大きく設
定できる。そのため、接地電位に重畳するノイズによっ
ておこる入力回路の出力電位の降下を無くし誤動作を防
ぐ。
【0009】
【実施例】本発明の入力回路の回路図を図1に示す。図
1において、P10・P11はPチャネル型MOSトラ
ンジスタ、N10・N11・N12・N13・N14は
Nチャネル型MOSトランジスタ、G・H・I・Jは各
端子接点を表しGは入力端子、Hは出力端子に対応して
いる。VDDは電源電位、VSSは接地電位である。レ
ベル回路はNチャネル型MOSトランジスタN12・N
13・N14から成り、差動回路はPチャネル型MOS
トランジスタP10・P11とNチャネル型MOSトラ
ンジスタN10・N11から成る。差動回路を成すPチ
ャネル型MOSトランジスタP10とNチャネル型MO
SトランジスタN10のトランジスタ利得係数βP10
・βN10の関係は、βP10<βN10としている。
入力回路の出力端子Hの出力信号を入力するロジックレ
ベルが高いインバ−タ20とインバ−タ20の出力を入
力するインバ−タ21とインバ−タ21の出力をゲ−ト
入力するNチャネル型MOSトランジスタN15は本発
明の主を成すものである。
1において、P10・P11はPチャネル型MOSトラ
ンジスタ、N10・N11・N12・N13・N14は
Nチャネル型MOSトランジスタ、G・H・I・Jは各
端子接点を表しGは入力端子、Hは出力端子に対応して
いる。VDDは電源電位、VSSは接地電位である。レ
ベル回路はNチャネル型MOSトランジスタN12・N
13・N14から成り、差動回路はPチャネル型MOS
トランジスタP10・P11とNチャネル型MOSトラ
ンジスタN10・N11から成る。差動回路を成すPチ
ャネル型MOSトランジスタP10とNチャネル型MO
SトランジスタN10のトランジスタ利得係数βP10
・βN10の関係は、βP10<βN10としている。
入力回路の出力端子Hの出力信号を入力するロジックレ
ベルが高いインバ−タ20とインバ−タ20の出力を入
力するインバ−タ21とインバ−タ21の出力をゲ−ト
入力するNチャネル型MOSトランジスタN15は本発
明の主を成すものである。
【0010】以下に、本発明の入力回路の動作を説明す
る。図1において、入力端子Gが論理1レベルのときに
はNチャネル型MOSトランジスタN10はオンし出力
端子Hは論理0レベルになる。一方、入力回路の出力端
子Hの出力信号を入力するインバ−タ20の出力は論理
1レベルに、その出力を入力するインバ−タ21の出力
は論理0レベルに、更にその出力をゲ−ト入力するNチ
ャネル型MOSトランジスタN15はオフする。このと
きノイズにより接地電位VSSが振られた場合、接地電
位VSSにソ−スが接続しているNチャネル型MOSト
ランジスタN10のトランジスタ利得係数は見かけ上大
きくなる。その結果、出力端子HはNチャネル型MOS
トランジスタN10によってさらに論理0レベルに保た
れる。また、入力端子Gが論理0レベルのときにはNチ
ャネル型MOSトランジスタN10はオフし出力端子H
はPチャネル型MOSトランジスタP10により論理1
レベルになる。一方、入力回路の出力端子Hの出力信号
を入力するインバ−タ20の出力は論理0レベルに、そ
の出力を入力するインバ−タ21の出力は論理1レベル
に、更にその出力をゲ−ト入力するNチャネル型MOS
トランジスタN15はオンする。そのため差動回路の出
力端子Jの電位は下がり出力端子Jに接続されるPチャ
ネル型MOSトランジスタP10・P11のトランジス
タ利得係数は大きくなり出力端子Hは論理1レベルに保
持される。このときノイズにより接地電位VSSが振ら
れた場合、Nチャネル型MOSトランジスタN10はオ
フ状態を保てずある期間オン状態が生ずる。このときも
同様にNチャネル型MOSトランジスタN10のトラン
ジスタ利得係数は見かけ上大きくなる。この結果、出力
端子Hはすでにトランジスタ利得係数が大きいPチャネ
ル型MOSトランジスタP10によって論理1レベルを
保持しているため、ノイズによりトランジスタ利得係数
が見かけ上大きくなったNチャネル型MOSトランジス
タN10が動作しても出力端子Hの電位の降下は起きな
い。
る。図1において、入力端子Gが論理1レベルのときに
はNチャネル型MOSトランジスタN10はオンし出力
端子Hは論理0レベルになる。一方、入力回路の出力端
子Hの出力信号を入力するインバ−タ20の出力は論理
1レベルに、その出力を入力するインバ−タ21の出力
は論理0レベルに、更にその出力をゲ−ト入力するNチ
ャネル型MOSトランジスタN15はオフする。このと
きノイズにより接地電位VSSが振られた場合、接地電
位VSSにソ−スが接続しているNチャネル型MOSト
ランジスタN10のトランジスタ利得係数は見かけ上大
きくなる。その結果、出力端子HはNチャネル型MOS
トランジスタN10によってさらに論理0レベルに保た
れる。また、入力端子Gが論理0レベルのときにはNチ
ャネル型MOSトランジスタN10はオフし出力端子H
はPチャネル型MOSトランジスタP10により論理1
レベルになる。一方、入力回路の出力端子Hの出力信号
を入力するインバ−タ20の出力は論理0レベルに、そ
の出力を入力するインバ−タ21の出力は論理1レベル
に、更にその出力をゲ−ト入力するNチャネル型MOS
トランジスタN15はオンする。そのため差動回路の出
力端子Jの電位は下がり出力端子Jに接続されるPチャ
ネル型MOSトランジスタP10・P11のトランジス
タ利得係数は大きくなり出力端子Hは論理1レベルに保
持される。このときノイズにより接地電位VSSが振ら
れた場合、Nチャネル型MOSトランジスタN10はオ
フ状態を保てずある期間オン状態が生ずる。このときも
同様にNチャネル型MOSトランジスタN10のトラン
ジスタ利得係数は見かけ上大きくなる。この結果、出力
端子Hはすでにトランジスタ利得係数が大きいPチャネ
ル型MOSトランジスタP10によって論理1レベルを
保持しているため、ノイズによりトランジスタ利得係数
が見かけ上大きくなったNチャネル型MOSトランジス
タN10が動作しても出力端子Hの電位の降下は起きな
い。
【0011】図4は本発明の入力回路の波形応答特性で
ある。40・41は入力端子Gに入力されるTTL論理
レベルの入力波形、50・51は出力端子Hから出力さ
れる出力波形、60は入力回路の出力を入力するインバ
−タ20のロジックレベル電位である。入力波形に対す
る出力波形はそれぞれ40・50、41・51に対応す
る。上記、入力回路の動作説明で述べたようにNチャネ
ル型MOSトランジスタN15は、出力端子Hの電位が
インバ−タ20のロジックレベル電位60以上のときに
動作する。そのため入力端子Gに入力波形40が入力さ
れた場合、出力波形50に示すようにNチャネル型MO
SトランジスタN15が動作している間、出力端子Hの
電位が電源電位VDDからインバ−タ20のロジックレ
ベル電位60に達するまでの応答速度は遅くなる。また
入力端子Gに入力波形41が入力された場合、出力波形
51に示すようにNチャネル型MOSトランジスタN1
5の動作により、出力端子Hの電位がインバ−タ20の
ロジックレベル電位60から電源電位VDDに達するま
での応答速度は速くなる。これより入力端子Gに入力波
形40が入力され出力端子Hに出力波形50が出力する
場合、Nチャネル型MOSトランジスタN15を設ける
ことによって入力回路の出力応答速度は遅くなりアクセ
スタイムに影響を及ぼす。その影響を極力少なくするた
めにNチャネル型MOSトランジスタN15の動作期間
を制御する信号を出力するインバ−タ20のロジックレ
ベルを高く設定した。
ある。40・41は入力端子Gに入力されるTTL論理
レベルの入力波形、50・51は出力端子Hから出力さ
れる出力波形、60は入力回路の出力を入力するインバ
−タ20のロジックレベル電位である。入力波形に対す
る出力波形はそれぞれ40・50、41・51に対応す
る。上記、入力回路の動作説明で述べたようにNチャネ
ル型MOSトランジスタN15は、出力端子Hの電位が
インバ−タ20のロジックレベル電位60以上のときに
動作する。そのため入力端子Gに入力波形40が入力さ
れた場合、出力波形50に示すようにNチャネル型MO
SトランジスタN15が動作している間、出力端子Hの
電位が電源電位VDDからインバ−タ20のロジックレ
ベル電位60に達するまでの応答速度は遅くなる。また
入力端子Gに入力波形41が入力された場合、出力波形
51に示すようにNチャネル型MOSトランジスタN1
5の動作により、出力端子Hの電位がインバ−タ20の
ロジックレベル電位60から電源電位VDDに達するま
での応答速度は速くなる。これより入力端子Gに入力波
形40が入力され出力端子Hに出力波形50が出力する
場合、Nチャネル型MOSトランジスタN15を設ける
ことによって入力回路の出力応答速度は遅くなりアクセ
スタイムに影響を及ぼす。その影響を極力少なくするた
めにNチャネル型MOSトランジスタN15の動作期間
を制御する信号を出力するインバ−タ20のロジックレ
ベルを高く設定した。
【0012】従って、入力回路の出力端子Jと接地電位
VSSとの間にNチャネル型MOSトランジスタN15
を設けることによって、ノイズによる入力回路の出力端
子Hの論理1レベルの電位の降下を無くすことができ、
更にNチャネル型MOSトランジスタN15の動作期間
を制御する信号を出力するインバ−タ20のロジックレ
ベルを高く設定することによって、アクセスタイムへの
影響を極力少なくすることができる。
VSSとの間にNチャネル型MOSトランジスタN15
を設けることによって、ノイズによる入力回路の出力端
子Hの論理1レベルの電位の降下を無くすことができ、
更にNチャネル型MOSトランジスタN15の動作期間
を制御する信号を出力するインバ−タ20のロジックレ
ベルを高く設定することによって、アクセスタイムへの
影響を極力少なくすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、入力回路の第
1の出力点の出力信号を入力とするロジックレベルの高
い第1のインバ−タ回路と第1のインバ−タ回路の出力
を入力する第2のインバ−タ回路と、入力回路の第2の
出力点と電源電位との間に配置されインバ−タ回路の出
力をゲ−ト入力とするPチャネル型MOSトランジスタ
を設けることによって、高電源電位側での接地電位に重
畳するノイズによる誤動作を無くすことができ信頼性の
高い入力回路を提供できる。
1の出力点の出力信号を入力とするロジックレベルの高
い第1のインバ−タ回路と第1のインバ−タ回路の出力
を入力する第2のインバ−タ回路と、入力回路の第2の
出力点と電源電位との間に配置されインバ−タ回路の出
力をゲ−ト入力とするPチャネル型MOSトランジスタ
を設けることによって、高電源電位側での接地電位に重
畳するノイズによる誤動作を無くすことができ信頼性の
高い入力回路を提供できる。
【図1】本発明の入力回路の実施例を示す回路図。
【図2】入力回路の従来例を示す回路図。
【図3】レベル回路の接点Iの電位の電源電圧特性図。
【図4】入力回路の波形応答特性図。
P10〜P11 Pチャネル型MOSトランジスタ N10〜N15 Nチャネル型MOSトランジスタ 20,21 インバ−タ 30 レベル回路の接点Iの電位の電源電圧
特性 40,41 入力回路の入力波形 50,51 入力回路の出力波形 60 インバ−タ20のロジックレベル電位 G 入力端子 H 出力端子 I 接点 VDD 電源電位 VSS 接地電位
特性 40,41 入力回路の入力波形 50,51 入力回路の出力波形 60 インバ−タ20のロジックレベル電位 G 入力端子 H 出力端子 I 接点 VDD 電源電位 VSS 接地電位
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の電源電位と出力点との間にゲ−ト
とドレインを接続したNチャネル型MOSトランジスタ
を少なくとも1つ以上備え、前記出力点と第2の電源電
位との間に前記Nチャネル型MOSトランジスタの持つ
トランジスタ利得係数より十分低いトランジスタ利得係
数を持つNチャネル型MOSトランジスタを備え、前記
出力点と第2の電源電位との間に他のNチャネル型MO
Sトランジスタより高いしきい値電圧を持つNチャネル
型MOSトランジスタを備えたレベル回路と、前記第1
の電源電位と前記第2の電源電位との間に配置され入力
信号と前記レベル回路の出力信号を入力とした差動回路
から成り製造条件変動および電源電圧変動の少ないロジ
ックレベルを持つ入力回路において、前記入力回路の第
1の出力点の出力信号を入力するロジックレベルの高い
第1のインバ−タ回路と前記第1のインバ−タ回路の出
力を入力する第2のインバ−タ回路を設け、前記入力回
路の第2の出力点と前記第2の電源電位との間に配置さ
れ前記第2のインバ−タ回路の出力をゲ−ト入力するN
チャネル型MOSトランジスタを備えたことを特徴とす
る入力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213411A JPH0555489A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 入力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213411A JPH0555489A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 入力回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555489A true JPH0555489A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16638786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3213411A Pending JPH0555489A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 入力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555489A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6414420B1 (en) | 1999-01-21 | 2002-07-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug and method of manufacturing the same |
US7230369B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-06-12 | Denso Corporation | Spark plug |
US7234429B2 (en) | 2004-08-31 | 2007-06-26 | Denso Corporation | Spark plug with increased durability |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3213411A patent/JPH0555489A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6414420B1 (en) | 1999-01-21 | 2002-07-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug and method of manufacturing the same |
US7230369B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-06-12 | Denso Corporation | Spark plug |
US7234429B2 (en) | 2004-08-31 | 2007-06-26 | Denso Corporation | Spark plug with increased durability |
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