JPH0726389Y2 - ネット状シート - Google Patents

ネット状シート

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JPH0726389Y2
JPH0726389Y2 JP1988162946U JP16294688U JPH0726389Y2 JP H0726389 Y2 JPH0726389 Y2 JP H0726389Y2 JP 1988162946 U JP1988162946 U JP 1988162946U JP 16294688 U JP16294688 U JP 16294688U JP H0726389 Y2 JPH0726389 Y2 JP H0726389Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven
net
belt
weave
sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988162946U
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English (en)
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JPH0282791U (ja
Inventor
茂樹 鷲尾
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Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、荷物の運搬や吊上に用いるモッコ、コンクリ
ートの補強に用いるネット及び軟弱地盤の改良に用いら
れるネット等のように運送、土木建築又は農業等の分野
で使用されるネット状シートに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のネット状シートとしては、合成繊維製の
ロープやテープ等を結節又は縫製して編成された網地が
使用されていた。例えば、従来のモッコでは、その荷物
部に合成繊維製ロープを結節して編成された網地を使用
し、この網地の周囲の網目に保護ロープを挿通しこの保
護ロープの両端末部を接合して円状とし、この保護ロー
プに吊りロープを固定したものが用いられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたネット状シートは何れも結節又は縫
製して編成された網目を使用していた。
本考案は、このような結節又は縫製して編成された網地
を使用するネット状シートに代わる、新規な構造のネッ
ト状シートを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案におけるネット状シートは、一定間隔毎に横口袋
織部を形成した織成ベルトの多数本を、横口袋織部で交
差するように配列し、一方のベルトの交差する前記横口
袋織部に他方のベルトを挿通し、一方のベルトに対して
挿通する部分と挿通される部分とが交互に出現するよう
にして網目を形成したものである。
〔作用〕
一定間隔毎に横口袋織部を形成した織成ベルトの多数本
を、横口袋織部で交差するように配列して、交差する横
口袋織部に交互に挿通してする構造で、網目が形成さ
れ、一本のベルトに対して挿通する部分と挿通される部
分とが交互に出現するという交互の挿通によってこの網
目はずれることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図はネット状シートを構成する織成ベルトの構造図
である。
第1図において、織成ベルト1は非袋部2と横口袋織部
3から成り、この横口袋織部3は一定間隔毎に形成され
ている。この間隔はネット状シートにおける網目の最小
単位の大きさによって決定される。
非袋部2は、たて糸とよこ糸を織成したベルトであっ
て、一重又は多重組織で織成されたものである。第3図
は単純な平織による非袋部2の構造図であり、たて糸
4、4′とよこ糸5、5′を交互に浮き沈みするように
織成したものである。
横口袋織部3は、非袋部2のたて糸を表たて糸と裏たて
糸に分離し、非袋部2のよこ糸を表よこ糸と裏よこ糸に
分離し、表たて糸と表よこ糸で表組織3aを織成し、裏た
て糸と裏よこ糸で裏組織3bを織成して形成したものであ
る。第3図の平織の場合、4の表たて糸と5の表よこ糸
で表組織3aを織成し、4′の裏たて糸5′の裏よこ糸で
裏組織3bを織成して横口袋織部3を形成するものであ
る。このような組織にすると、非袋部2と横口袋織部3
は連続した編織が可能となる。また、横口袋織部3は粗
い構造となるけれども、外観状の観点からその幅は非袋
部2とほぼ等しくしておくことが望ましい。しかし、織
機の作動を操作して、表よこ糸5と裏よこ糸5′それぞ
れ2倍にすることも可能である。このように、織機を操
作して横口袋織部3の粗さを調整することもできる。
なお、織成ベルト1の素材には、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリビニルアルコール又はポリプロピレン等の通
常の合成繊維糸が使用される。
第2図は上述の織成ベルトから形成されたネット状シー
トの網目の構成図である。
第2図において、縦配列の3本の織成ベルトX、Y、Z
と横配列の2本の織成ベルトA、Bが、それぞれの横口
袋織部X1、Y1、Z1、A1、B1、B2で直行状態で交差するよ
うに配置されている。そして、この交差する横口袋織部
X1、Y1、Z1、A1、B1、B2に交互に織成ベルトX、Y、
Z、A、Bを挿通して網目を形成したものである。すな
わち、織成ベルトAの横口袋織部A1に織成ベルトYを挿
通すると、横口袋織部A1の左右の織成ベルトAは織成ベ
ルトXの横口袋織部X1と織成ベルトZの横口袋織部Z1
挿通されるというように交互に挿通されている。しか
し、必ずしも全ての横口袋織部に織成ベルトが挿通され
る必要はない。例えば、織成ベルトAの横口袋織部A1
挿通された位置の織成ベルトYに横口袋織部があっても
よい。また、網目の中間位置、例えば、織成ベルトAに
おいて横口袋織部A1と横口袋織部Z1間の中間に横口袋織
部が加工されていてもよい。すなわち、織成ベルトが交
差する位置に横口袋織部が存在し、交互に挿通されてい
ればよい。したがって、織成ベルトに短いピッチ(最小
網目を形成できるもの)で横口袋織部を形成しておき、
交差させる位置をずらすことによって、一種類の織成ベ
ルトで網目の大きなものから小さいものまでのネット状
シートを得ることも可能となる。また、織成ベルトの長
さを長くすると非常に大きなネット状シートを得ること
もできる。このように、交互に挿通させるという単純な
作業で網目がずれない任意の形状のネット状シートとな
る。そして、単に挿通した構造であるので、外傷や摩擦
等で織成ベルトが損傷した場合には、その織成ベルトの
み交換することも可能である。
なお、第1図において、横口袋織部3は織成ベルト1に
直角方向に形成されるものに限らず、1点鎖線で示すよ
うな傾斜する横口袋織部8とすると、ネット状シートに
したときの網目が菱型であるネット状シートを得ること
が可能となる。
第4図は本考案のネット状シートをモッコに適用した場
合の構造図である。
織成ベルト1は図示のピッチLで横口袋織部3が形成さ
れたものである。したがって、横口袋織部3に挿通され
た織成ベルト1にもその位置に横口袋織部3が存在す
る。このような織成ベルト1を図示のように交互に挿通
させたネット状シート6にあっては、その端には横口袋
織部3が一列に並ぶこととなる。したがって、この一列
に並んだ横口袋織部3に吊りロープ7を挿通することが
できる。すなわち、この吊りロープ7をネット状シート
6の四辺に挿通してその両端末部を接合するだけでモッ
コとなる。また、織成ベルト1の長さを選定することに
よって任意の大きさのモッコとすることもできる。この
ように、組み立てが容易な構造であるので、織成ベルト
のみで出荷し現地組立とすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案のネット状シートは、一定間隔毎に横口袋織部を
形成した織成ベルトの多数本を、横口袋織部で交差する
ように配列し、一方のベルトの交差する前記横口袋織部
に他方のベルトを挿通し、一本のベルトに対して挿通す
る部分と挿通される部分とが交互に出現させるという簡
単な構造であるので、結節や縫製等が不要であり、網目
もずれないネット状シートとなる。
【図面の簡単な説明】 第1図はネット状シートを構成する織成ベルトの構造
図、第2図は織成ベルトから形成されたネット状シート
の網目の構成図、第3図は単純な平織による非袋部の構
造図、第4図は本考案のネット状シートをモッコに適用
した場合の構造図である。 1…織成ベルト 3、8…横口袋織部 6…ネット状シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔毎に横口袋織部を形成した織成ベ
    ルトの多数本を、前記横口袋織部で交差するように配列
    し、一方のベルトの交差する前記横口袋織部に他方のベ
    ルトを挿通し、一本のベルトに対して挿通する部分と挿
    通される部分とが交互に出現するようにして網目を形成
    したことを特徴とするネット状シート。
JP1988162946U 1988-12-15 1988-12-15 ネット状シート Expired - Lifetime JPH0726389Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988162946U JPH0726389Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 ネット状シート

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JP1988162946U JPH0726389Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 ネット状シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0282791U JPH0282791U (ja) 1990-06-26
JPH0726389Y2 true JPH0726389Y2 (ja) 1995-06-14

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ID=31447233

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JP1988162946U Expired - Lifetime JPH0726389Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 ネット状シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4728365U (ja) * 1971-04-19 1972-11-30

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JPH0282791U (ja) 1990-06-26

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