JPH0726213U - 屋上設置型車両用空調装置 - Google Patents

屋上設置型車両用空調装置

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JPH0726213U
JPH0726213U JP5720093U JP5720093U JPH0726213U JP H0726213 U JPH0726213 U JP H0726213U JP 5720093 U JP5720093 U JP 5720093U JP 5720093 U JP5720093 U JP 5720093U JP H0726213 U JPH0726213 U JP H0726213U
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晃義 山田
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日本電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両側の設計やデザイン等に対する制約が小
さく、より汎用性に優れた屋上設置型車両用空調装置を
提供すること。 【構成】 空調ユニット2のユニットケース7内に収納
された冷媒蒸発器6は、車幅方向に長いコア形状を有
し、そのコア面が車両前後方向を向くように配置されて
いる。ユニットケース7の底面には、冷媒蒸発器6の車
両前方側に車幅方向に長く開口する開口部12が設けら
れている。この開口部12は、中央部が2枚のプレート
14によって閉塞されて、そのプレート14によって閉
塞されていない両側部分が、車室内の空気を導入するた
めの内気導入口10として利用される。なお、2枚のプ
レート14は、それぞれユニットケース7の底面にボル
トによって脱着可能に取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋上設置型車両用空調装置に関し、特にバス車両等の大型車両に用 いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、バス車両等の大型車両では、架装性や汎用性に優れる屋上設置型の 空調装置が多く採用されている。 この屋上設置型空調装置は、冷凍サイクルの冷媒圧縮機以外の各機能部品を一 体的にユニットケース内に収納して、車両の屋根上に設置するパッケージ型の空 調ユニットを備える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の屋上設置型空調装置は、空調ユニットのユニットケースに形 成される空気吸込口および冷風吹出口の開口位置に合わせて車両側の開口部を設 計する必要があった。特に、空調ユニット側の空気吸込口は、車両の幅方向中央 部に位置するユニットケースの中央部に形成されることが多いため、この空気吸 込口と連通する車両側の開口部は、必然的に車両の幅方向中央部に開口されるこ とになる。
【0004】 しかし、最近の観光バス等では、車両の幅方向中央部に車両の前後方向に向か って室内灯が連続的に設置されている。この場合、上記のように車両の幅方向中 央部に開口部を設けると、その部位だけ室内灯を設置することができず、デザイ ン上の美観を損ねることになる。従って、実際に、ユニットケースの中央部に空 気吸込口を有する空調ユニットを設置する場合は、室内灯を車両の幅方向中央部 に連続的に設置する方法を採用することができなくなる。このように、従来の屋 上設置型空調装置は、車両側の設計およびデザイン等に対する制約が大きいとい う問題を有していた。 本考案は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、車両側の設計お よびデザイン等に対する制約が小さく、より汎用性に優れた屋上設置型車両用空 調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、通過する空気を冷却するための冷媒蒸 発器を含む空調用の各機能部品をユニットケース内に一体的に収納して車両の屋 根上に設置されるパッケージ型の空調ユニットを備えた屋上設置型車両用空調装 置において、前記空調ユニットは、前記ユニットケースの底面に、車両の天井に 開口された空気取入口と車両前後方向の略同位置にて、車幅方向に前記空気取入 口より長く開口する開口部が設けられるとともに、前記ユニットケースの底面に 着脱可能に取り付けられて、前記開口部の一部を閉塞することのできる閉塞板を 有し、この閉塞板は、前記開口部の前記空気取入口と対向する部位を前記ユニッ トケース内へ車室内の空気を導入するための吸込口として開口できるように、前 記ユニットケースへの取付け位置を車幅方向にて変更可能に設けられたことを技 術的手段とする。 また、前記冷媒蒸発器は、空気が通過するコア面が車両の前後方向を向くよう に配置されたことを技術的手段とする。
【0006】
【作用】
上記構成より成る本考案の屋上設置型車両用空調装置は、ユニットケースの底 面に開口された開口部の一部が閉塞板によって閉塞される。この閉塞板は、開口 部の空気取入口と対向する部位をユニットケース内へ車室内の空気を導入するた めの吸込口として開口できるように、ユニットケースへの取付け位置を車幅方向 にて変更可能に設けられている。従って、車両側に形成される空気取入口の開口 位置に応じてユニットケースに対する閉塞板の取付け位置を変更することにより 、ユニットケースの吸込口の位置を変更することが可能となる。 また、冷媒蒸発器をコア面が車両の前後方向を向くように配置することにより 、ユニットケースの底面に開口する開口部の車幅方向の自由度を確保することが できる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の屋上設置型車両用空調装置の一実施例を図1ないし図5を基に 説明する。図1はバス車両に設置された空調ユニットの模式図である。 本実施例の屋上設置型車両用空調装置は、バス車両1に搭載されるもので、バ ス車両1の走行用エンジン(図示しない)によって駆動される冷媒圧縮機(図示 しない)と、この冷媒圧縮機以外の冷凍サイクルを構成する各機能部品(下述す る)を一体的に収納したパッケージ型の空調ユニット2とを備える。
【0008】 冷凍サイクルは、冷媒圧縮機の他に、凝縮器用ファン3の送風を受けて冷媒圧 縮機より吐出された高温高圧の冷媒を凝縮液化する冷媒凝縮器4、この冷媒凝縮 器4より導かれた冷媒を一時蓄えて液冷媒のみを流すレシーバ(図示しない)、 このレシーバより導かれた液冷媒を減圧膨脹する減圧装置(図示しない)、蒸発 器用ブロワ5の送風を受けて減圧装置で減圧された低温低圧の冷媒を蒸発させる 冷媒蒸発器6より構成されている。
【0009】 空調ユニット2は、冷凍サイクルの各機能部品(冷媒凝縮器4、レシーバ、減 圧装置、冷媒蒸発器6)とともに、凝縮器用ファン3、蒸発器用ブロワ5をユニ ットケース7に収納して、バス車両1の屋根上に設置される(図3参照)。 冷媒凝縮器4は、空調ユニット2の車両前方側(図1左側)で、車幅方向の左 右両側に1器ずつ配置されている。冷媒蒸発器6は、冷媒凝縮器4より車両後方 側で、車幅方向に長いコア形状を有し、そのコア面(空気が通過する面)が車両 前後方向を向くように配置されている。また、凝縮器用ファン3は、2器の冷媒 凝縮器4の間で車両前後方向に2器配置され、蒸発器用ブロワ5は、冷媒蒸発器 6の車両後方側で車幅方向に3器並んで配置されている。
【0010】 ユニットケース7には、凝縮器用ファン3の作動に伴って冷媒凝縮器4に送風 する空気を車室外より導入するための外気導入口8(図3参照)、冷媒凝縮器4 で加熱された空気を車室外へ排出するための排気口9(図3参照)、蒸発器用ブ ロワ5の作動に伴って冷媒蒸発器6に送風する空気を車室内より導入するための 内気導入口10(本考案の吸込口・図1参照)、冷媒蒸発器6で冷却された空気 を車室内へ供給するための冷風吹出口11(図1参照)が設けられている。
【0011】 外気導入口8は、凝縮器用ファン3の両側に配された各冷媒凝縮器4の上部に それぞれ設けられ、排気口9は、各凝縮器用ファン3の上部にそれぞれ設けられ ている。また、内気導入口10は、ユニットケース7の底面に開口された開口部 12(下述する)の一部を閉塞することで形成されている。冷風吹出口11は、 蒸発器用ブロワ5の車両後方側でユニットケース7の底面に2か所設けられて、 それぞれ車室内の左右両側でバス車両1の前後方向に延びる空調ダクト13に連 通されている。
【0012】 上記の開口部12は、冷媒蒸発器6の車両前方側で車幅方向に長く開口されて おり、図4に示すように、中央部が2枚のプレート14(本考案の閉塞板)によ って閉塞されている。従って、プレート14によって閉塞されていない開口部1 2の両側部分が内気導入口10として使用される。プレート14は、ユニットケ ース7に対して取り外しができるように、ユニットケース7の底面にボルト15 (またはリベット等)で固定されている。なお、ユニットケース7の底面には、 開口部12の両側に適宜ボルト穴16(またはリベット穴)が設けられて、ユニ ットケース7の外側にはボルト穴16と同位置に埋め込みナット(図示しない) が取付けられている。このボルト穴16および埋め込みナットは、ユニットケー ス7に対するプレート14の取付け位置を変更できるように、開口部12の左右 両端部まで設けられている。
【0013】 なお、開口部12は、長さA×幅B=1200mm×160mmの大きさに設 けられ(図4参照)、プレート14は、縦C×横D=200mm×220mmの 大きさに設けられている(図4参照)。また、プレート14は、開口部12の一 部を閉塞するようにユニットケース7に固定されることで、補強材としても機能 する。
【0014】 一方、空調ユニット2が設置されるバス車両1は、図1に示すように、車幅方 向の中央部に室内灯17を設置するための室内灯スペース18が設けられている 。この室内灯スペース18は、一定の幅W(W<2×C)でバス車両1の前後方 向に長く設けられている。室内灯17は、バス車両1の前後方向に一定の間隔を おいて室内灯スペース18に設置されている。
【0015】 また、バス車両1の天井壁には、空調ユニット2の内気導入口10と連通する 空気取入口19(図2参照)、および冷風吹出口11と連通する冷風供給口20 (図2参照)が設けられている。空気取入口19は、車両後方寄りの室内灯スペ ース18の両側で、空調ユニット2の内気導入口10と対向する位置に1か所ず つ設けられている。この空気取入口19は、前述の内気導入口10と同形状で略 同じ開口面積を有する。冷風供給口20は、空気取入口19より車両後方側で、 室内灯スペース18の両側で、空調ユニット2の冷風吹出口11と対向する位置 に1か所ずつ設けられ、それぞれ空調ダクト13に連絡されている。
【0016】 上記のように、本実施例の屋上設置型車両用空調装置は、ユニットケース7の 底面に開口する開口部12の中央部をプレート14で閉塞し、そのプレート14 で閉塞されていない開口部12の両側部分を内気導入口10として使用すること ができる。このため、上述のように車室内の中央部に室内灯スペース18を設け たバス車両1に対しても、車両側の設計変更を必要とすることなく、本実施例の 空調ユニット2を設置することができる。また、本実施例では、冷媒蒸発器6が 車幅方向に長いコア形状を有し、そのコア面が車両前後方向を向くように配置さ れていることから、ユニットケース7の底面に開口される開口部12の車幅方向 の自由度を確保することができる。
【0017】 また、各プレート14は、ボルト15によってユニットケース7の底面に取り 付けられるため、空調ユニット2の架装時にプレート14の取付け位置を変更す ることが可能である。従って、車室内の中央部に空気取入口19が設けられたバ ス車両1に対しては、図5に示すように、開口部12の両端側を閉塞する位置で 各プレート14をユニットケース7の底面に取り付けることにより、空気取入口 19と対向する開口部12の中央部が開口されて、内気導入口10として使用す ることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の空調ユニットは、開口部の一部を閉塞する閉塞板をユニットケースに 対して着脱可能に取り付けたことにより、車両側に形成される空気取入口の開口 位置に応じて閉塞板の取付け位置を変更し、空気取入口と対向する部位に吸込口 を設定することができる。このため、空気取入口の開口位置が異なる車両に対し ても、閉塞板の取付け位置を変更するだけて対応することができる。この結果、 車両側の設計およびデザイン等に対する制約が小さく、より汎用性に優れた屋上 設置型車両用空調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス車両に設置された状態を示す空調ユニット
の模式図である。
【図2】バス車両に設置された状態を示す空調ユニット
の側面模式図である。
【図3】空調ユニットの設置状態を示す斜視図である。
【図4】開口部の中央部をプレートで閉塞した状態を示
す平面図である。
【図5】開口部の両端部をプレートで閉塞した状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 バス車両(車両) 2 空調ユニット 4 冷媒凝縮器(機能部品) 6 冷媒蒸発器 7 ユニットケース 10 内気導入口(吸込口) 12 開口部 14 プレート(閉塞板) 19 空気取入口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過する空気を冷却するための冷媒蒸発器
    を含む空調用の各機能部品をユニットケース内に一体的
    に収納して車両の屋根上に設置されるパッケージ型の空
    調ユニットを備えた屋上設置型車両用空調装置におい
    て、 前記空調ユニットは、前記ユニットケースの底面に、車
    両の天井に開口された空気取入口と車両前後方向の略同
    位置にて、車幅方向に前記空気取入口より長く開口する
    開口部が設けられるとともに、前記ユニットケースの底
    面に着脱可能に取り付けられて、前記開口部の一部を閉
    塞することのできる閉塞板を有し、 この閉塞板は、前記開口部の前記空気取入口と対向する
    部位を前記ユニットケース内へ車室内の空気を導入する
    ための吸込口として開口できるように、前記ユニットケ
    ースへの取付け位置を車幅方向にて変更可能に設けられ
    たことを特徴とする屋上設置型車両用空調装置。
  2. 【請求項2】前記冷媒蒸発器は、空気が通過するコア面
    が車両の前後方向を向くように配置されたことを特徴と
    する請求項1記載の屋上設置型車両用空調装置。
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