JPH1199823A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH1199823A
JPH1199823A JP9263063A JP26306397A JPH1199823A JP H1199823 A JPH1199823 A JP H1199823A JP 9263063 A JP9263063 A JP 9263063A JP 26306397 A JP26306397 A JP 26306397A JP H1199823 A JPH1199823 A JP H1199823A
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JP
Japan
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case
unit
vehicle
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air
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JP9263063A
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Inventor
Tatsuki Gamou
竜己 蒲生
Hidemasa Takahashi
秀雅 高橋
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00357Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
    • B60H1/00371Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for vehicles carrying large numbers of passengers, e.g. buses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00207Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
    • B60H2001/00235Devices in the roof area of the passenger compartment

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーリングユニットのサービスメンテナンス
性を向上して作業コストを低減することができ、且つユ
ニットケース4の内部の風回りに支障をきたすことな
く、バス車両への搭載性を向上する。 【解決手段】 コンデンシングユニットを収納する第1
収納室とクーリングユニットを収納する第2収納室とを
気密的に区画する仕切り板25およびブラケット29を
ユニットケース4の内部に設けたパッケージクーラ1を
バス車両の屋根の上に架装したバス車両用屋上装着型冷
房装置において、第2収納室を形成する第2ケース本体
22の開口部分を開閉する第2ケースカバー24の揺動
端部をひんじ30に揺動自在に取り付けて、第2ケース
カバー24をひんじ30を中心に回転させることで、重
量の大きい第2ケースカバー24を作業者が1人で持ち
上げることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンシングユ
ニットとクーリングユニットとを1つのユニットケース
内に収納し、そのユニットケースを車両の屋根の上に架
装するようにした車両用空気調和装置に関するもので、
特にバス車両用屋上装着型冷房装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、全長が10m以上の大型バス車両
だけでなく、全長が10mまでの中型バス車両において
も、運転室および客室(キャビン)内の快適性の向上と
いう要望がある。このため、バス車両用空気調和装置と
しては、冷房能力の向上、サービスメンテナンス性の向
上、搭載性の向上、およびスタイリング性の向上を狙っ
て開発が進められている。
【0003】そこで、バス車両では、架装性に優れる屋
上装着型の空気調和装置が多く採用されている。この屋
上装着型の空気調和装置は、冷凍サイクルの冷媒圧縮機
以外の各機能部品をクーリングユニットとコンデンシン
グユニットとの2つにユニット化し、2つのユニットケ
ース内に収納してバス車両の屋根上に分散して設置して
いる(例えば実開昭62−11017号公報等)。な
お、例えばクーリングユニットにおいては、ユニットケ
ースの開口部分を覆うカバーを取り外して遠心式送風機
やエバポレータ等の機能部品のメンテナンスを行うよう
にしている。
【0004】ここで、ユニットケースのケース構造とし
ては、下記の3種類がある。第1には、アルミニウム板
または鋼板による箱体構造と補強フレームとの組み合わ
せによるユニットケースがある。また、第2には、繊維
強化プラスチック(以下FRPと言う)などの高強度プ
ラスチックと補強フレームとの組み合わせによるユニッ
トケースがある。さらに、第3には、FRPなどの高強
度プラスチックのみによるユニットケースがある。いず
れも、かなり重量が大きいものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の屋上
装着型の空気調和装置においては、サービスメンテナン
スする際に、ユニットケースからカバーを取り外す必要
があるが、そのカバーもユニットケースと同様に重量が
大きいため、作業者が1人で持ち上げることができず、
2人以上の作業者が必要となる。このため、作業コスト
が高く付くので、人員を削減できるケース構造の開発が
待たれている。
【0006】また、従来の屋上装着型の空気調和装置に
おいては、クーリングユニットとコンデンシングユニッ
トとが分散しているため、両方を同時にメンテナンスす
る際には作業性が悪い。このため、クーリングユニット
とコンデンシングユニットとを1箇所に集中させてメン
テナンス性およびバス車両への搭載性を向上することが
考えられるが、クーリングユニットとコンデンシングユ
ニットとでは風回りに支障をきたしてしまうという問題
が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、サービスメンテナンス
性を向上して作業コストを低減することのできる車両用
空気調和装置を提供することにある。また、ユニットケ
ースの内部の風回りに支障をきたすことなく、搭載性を
向上することのできる車両用空気調和装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1および請求項2
に記載の発明によれば、コンデンシングユニットを収納
する第1収納室、あるいはクーリングユニットを収納す
る第2収納室を開閉するを開閉する天井側ケースを、車
両の屋根の上に揺動自在に取り付けることにより、その
天井側ケース単体の重量が大きくても1人の作業者で開
閉作業を行うことができる。それによって、サービスメ
ンテナンス時の作業人員を減らすことができるので、作
業コストが安価となる。そして、ユニットケースの内部
での風回りに支障をきたさないように気密的に分割する
ことで、コンデンシングユニットとクーリングユニット
とを1つの集合体(パッケージクーラ)として車両の屋
根の上に架装することができるので、搭載性を向上する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕図1ないし図5は本発明の実施形態
を示したもので、図1はバス車両用屋上装着型冷房装置
のユニットケースの主要構造を示した図で、図2ないし
図4はそのユニットケースの外観形状を示した図で、図
5(a)、(b)はコンデンシングユニットとクーリン
グユニットの各機能部品の架装位置を示した図である。
【0010】本実施形態のバス車両用屋上装着型冷房装
置は、全長が10m以上の大型バス車両や、全長が10
mまでの中型バス車両等の大型車両(以下バス車両と言
う)10に搭載されるエアコンユニットで、走行用エン
ジンまたは補助エンジンによって回転駆動される2個の
コンプレッサ(図示せず)と、このコンプレッサ以外の
冷凍サイクルを構成する各機能部品を一体的に収納する
パッケージ型屋上装着型冷房ユニット(以下パッケージ
クーラと言う)1とを備えている。
【0011】パッケージクーラ1は、バス車両10の屋
根の上に架装されたコンデンシングユニット2と、この
コンデンシングユニット2の幅方向の両側に隣設して架
装されたクーリングユニット3と、コンデンシングユニ
ット2およびクーリングユニット3を収納するユニット
ケース4とを備えている。
【0012】コンデンシングユニット2は、図5に示し
たように、2個のコンデンサ11と、コンデンサ11よ
り流入した冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流側に送
る2個のレシーバ(気液分離器)12と、コンデンサ1
1に室外空気を送風するための3個のコンデンサファン
(本発明の第1送風機に相当する)5とから構成されて
いる。2個のコンデンサ11は、本発明の冷媒凝縮器に
相当するもので、コンプレッサの吐出口より流入した冷
媒と室外空気とを熱交換させて冷媒を凝縮液化させる放
熱用熱交換器である。
【0013】クーリングユニット3は、図5に示したよ
うに、レシーバ12より流入した冷媒中の水分を取り除
く2個のドライヤ13と、このドライヤ13より流入し
た断熱膨張させる2個のエキスパンションバルブ(膨張
弁、図示せず)と、このエキスパンションバルブの冷媒
下流側に接続された2個のエバポレータ14と、このエ
バポレータ14に室外空気または室内空気を送風するた
めの6個のブロワ(本発明の第2送風機に相当する)6
とから構成されている。2個のエバポレータ14は、本
発明の冷媒蒸発器に相当するもので、エキスパンション
バルブより流入した冷媒と室外空気または室内空気とを
熱交換させて冷媒を蒸発気化させる吸熱用熱交換器であ
る。
【0014】ユニットケース4は、FRPなどの高強度
プランスチックのみによる構成されたケースで、コンデ
ンシングユニット2を収納する第1収納室7と、クーリ
ングユニット3を収納する2個の第2収納室8とを備え
ている。また、ユニットケース4は、第1収納室7を形
成する容器形状の第1ケース本体21と、第2収納室8
を形成する容器形状の第2ケース本体22と、第1ケー
ス本体21に被せるための第1ケースカバー23と、第
2ケース本体22に被せるための第2ケースカバー24
とから構成されている。
【0015】第1ケース本体21は、図1および図5
(a)に示したように、逆台形形状の断面を有し、第2
ケース本体22寄りの両側壁が第1収納室7と第2収納
室8とを気密的に区画する仕切り板25として機能す
る。この仕切り板25は、本発明の区画手段に相当する
もので、水平方向に対して所定の傾斜角度を持つように
斜めに配されている。なお、仕切り板25を含む、第1
収納室7の周囲を囲む側壁の最上端部は、補強フレーム
26をボルト等の締結具26aを用いて締付け固定する
ためのフランジ部27とされている。
【0016】第2ケース本体22は、図1および図5
(a)に示したように、台形形状の断面を有し、第1ケ
ース本体21寄りの側壁が第1収納室7と第2収納室8
とを気密的に区画する仕切り板(本発明の区画手段に相
当する)として機能すると共に、バス車両10の屋根の
上にボルト等により締付け固定するためのブラケット2
9として機能する。
【0017】ブラケット29の最上端部には、棒軸形状
のひんじ30およびこのひんじ30の回りに設けられて
ひんじ30を中心に回動可能な捩じりプレート31を受
けるひんじ受け部32が設けられている。ひんじ30
は、本発明の揺動取付手段に相当するもので、第2ケー
スカバー24の内側端部を第2ケース本体22(ブラケ
ット29の最上端部)に回動自在に取り付ける部位であ
る。また、ブラケット29の最上端部に溶接等により接
合された補強プレート33には、雨樋形状の断面を有す
る雨樋34が形成されている。この雨樋34は、浸入し
た雨水を、ユニットケース4の前後の屋根上に排出でき
るように、ユニットケース4内において前後方向に渡っ
て形成されている。
【0018】なお、第2ケース本体22の底側部には、
室内空気を第2収納室8内に吸い込むための内気吸込口
35が形成されている。また、ブロワ6の吐出口に相当
する部位には、バス車両10の天井部の幅方向の両側に
設置された2個の天井ダクト(図示せず)に連通する空
気吐出口36が形成されている。2個の天井ダクトは、
バス車両10の前後方向に配され、客室内に冷風を吹き
出すための冷風吹出口(図示せず)が等間隔で形成され
ている。
【0019】第1ケースカバー23は、図1ないし図4
に示したように、逆コの字形状の断面を有し、網目状の
フィルター37aを取り付けた6個の外気取入口37
と、3個のコンデンサファン5の設置箇所に設けられた
3個の排出口38とを有している。なお、6個の外気取
入口37は、第1ケースカバー23の天井壁39と側方
壁(オーバーラップ部)40との間に形成された、所定
の傾斜角度を持つ傾斜壁41にて開口している。
【0020】第2ケースカバー24は、本発明の天井側
ケースに相当するもので、図1ないし図4に示したよう
に、第1ケースカバー23よりも低い高さとなるように
設けられ、逆容器形状の断面を有している。そして、第
2ケースカバー24は、網目状のフィルター43aを取
り付けた2個の外気吸込口43を、室外空気を吸い込み
易いようにバス車両10の前進方向の前端壁44に形成
している。なお、内気吸込口35から第2収納室8内に
室内空気を吸い込む内気循環モードと、外気吸込口43
から第2収納室8内に室外空気を吸い込む外気導入モー
ドとの切り替えは、図示しない内外気切替ドアによって
行われる。
【0021】そして、2個の第2ケースカバー24の天
井壁45には、2列の凹形状の補強用リブ45aが形成
されている。また、第2ケースカバー24の天井壁45
と前端壁44、外側壁46および後端壁47との結合部
分には、所定の傾斜角度を持つ傾斜壁48が形成されて
いる。また、第2ケースカバー24は、前端壁44およ
び後端壁47が、第1ケースカバー23の前端壁49お
よび後端壁50よりも引っ込んだ位置に配されるよう
に、前後方向の寸法が第1ケースカバー23よりも短
い。
【0022】そして、第2ケースカバー24の揺動端部
と第2ケース本体22を構成する補強プレート33との
間には、第2収納室8内への雨水の浸入を防止するため
のゴム製のウェザーストリップ(シール部材)51が装
着されている。このウェザーストリップ51は、補強プ
レート33と同様にユニットケース4の前後方向に渡っ
て設けられている。そして、第2ケースカバー24の揺
動端部には、凸形状の補強プレート52が溶接等により
接合されている。この補強プレート52には、ひんじ3
0の捩じりプレート31の一端部がボルト等の締結具5
2aを用いて締付け固定されている。
【0023】〔実施形態の作用〕次に、本実施形態のバ
ス車両用屋上装着型冷房装置の作用を図1ないし図5に
基づいて簡単に説明する。
【0024】冷凍サイクルの2個のコンプレッサが走行
用エンジンまたは補助エンジンにより回転駆動されるこ
とにより、コンプレッサの吐出口より吐出された冷媒
は、コンデンサ11→レシーバ12→ドライヤ13→エ
キスパンションバルブ→エバポレータ14を通ってコン
プレッサの吸入口に吸入される。
【0025】これにより、3個のコンデンサファン5の
作用によって、6個の外気取入口37から第1収納室7
内に吸い込まれた室外空気は、2個のコンデンサ11を
通過する際に冷媒と熱交換して加熱された後に、3個の
排出口38からユニットケース4の外部に排出される。
【0026】また、6個のブロワ6の作用によって、内
気吸込口35から第2収納室8内に吸い込まれた室内空
気、あるいは外気吸込口43から第2収納室8内に吸い
込まれた室外空気は、2個のエバポレータ14を通過す
る際に冷媒と熱交換して冷却された後に、空気吐出口3
6から天井ダクト内に吐出されている。そして、冷風
は、天井ダクトを通って各冷風吹出口から吹き出されて
バス車両10のキャビン内および乗務員室内が冷房され
る。
【0027】ここで、上述したように、コンデンサファ
ン5の作用によって室外空気をコンデンサ11を通過さ
せて温度が上昇した温風をパッケージクーラ1の外部に
排気する必要があり、また6個のブロワ6の作用によっ
て室内空気または室外空気をエバポレータ14を通過さ
せて温度が下降した冷風をバス車両10のキャビン内に
吹き出す必要がある。したがって、第1収納室7内の空
気の流れと第2収納室8内の空気の流れが干渉しないよ
うにする必要がある。
【0028】そこで、本実施形態では、コンデンシング
ユニット2とその両側に2組のクーリングユニット3と
を収納するユニットケース4に、仕切り板25およびブ
ラケット29を設けることにより、第1収納室7と第2
収納室8とを気密的に区画している。それによって、ユ
ニットケース4の内部での風回りに支障をきたさないよ
うに気密的に分割することで、コンデンシングユニット
2とクーリングユニット3とを1つのパッケージクーラ
1としてバス車両10の屋根の上に架装することができ
るので、バス車両用屋上装着型冷房装置のバス車両10
への搭載性を向上することができる。
【0029】ここで、クーリングユニット3の機能部品
をメンテナンスする場合には、作業者が第2ケースカバ
ー24の外側壁46を持ち上げれば、第2ケースカバー
24の揺動端部がひんじ30を中心にして回転する。こ
れにより、第2ケースカバー24を持ち上げることがで
きるので、つっかえ棒等で第2ケースカバー24を開い
た状態に維持させておけば、作業者が1人でサービスメ
ンテナンスを行うことができる。
【0030】〔実施形態の効果〕以上のように、本実施
形態のバス車両10の屋根の上に架装されるパッケージ
クーラ1は、クーリングユニット2を収納する第2収納
室8を開閉する第2ケースカバー24の揺動端部を、バ
ス車両10の屋根に固定されたブラケット29にひんじ
30を介して回動自在に取り付けることにより、その第
2ケースカバー24単体の重量が大きくても1人の作業
者で第2ケースカバー24の開閉作業を行うことができ
る。したがって、サービスメンテナンス時の作業人員を
減らすことができるので、サービスメンテナンス時の作
業コストを低減できる。
【0031】そして、ひんじ30を受けるひんじ受け部
32を設けたブラケット29の断面形状を雨樋形状にす
ることにより、雨樋形状の断面が補強リブとして機能す
ることで、ひんじ受け部32の強度を向上することがで
きる。したがって、第2ケースカバー24を、ひんじ3
0を中心に簡単に開くことができるので、サービスメン
テナンス性を向上することができる。
【0032】また、第2ケースカバー24の揺動端部と
補強プレート33との間にウェザーストリップ51を装
着することで、第2ケースカバー24を閉塞している時
に、第2収納室8内への雨水の浸入を防止できる。さら
に、第1収納室7と第2収納室8とを区画するための仕
切り板25と並列して設けられたブラケット29に雨樋
34を設けることで、第1ケースカバー23と第2ケー
スカバー24との間に浸入した雨水をパッケージクーラ
1の外部の屋根上に排出することができる。
【0033】そして、本実施形態のパッケージクーラ1
は、第1ケースカバー23の天井壁39と側方壁40と
の結合部分(コーナ部分)に、地上からパッケージクー
ラ1を見ている人の視線の方向に沿うような傾斜角度を
持つ傾斜壁41を設けている。また、第2ケースカバー
24の天井壁45と前端壁44、外側壁46および後端
壁47との結合部分(コーナ部分)に、地上からパッケ
ージクーラ1を見ている人の視線の方向に沿うような傾
斜角度を持つ傾斜壁48を設けている。したがって、地
上から人がバス車両10の屋根の上のパッケージクーラ
1を見た時にユニットケース4の突起部分(コーナ部)
が目立たないので、デザイン性およびスタイリング性に
優れる。
【0034】さらに、本実施形態のパッケージクーラ1
は、コンデンシングユニット2の両側にクーリングユニ
ット3を配しているので、バス車両2の幅方向の中心か
ら見ると、左右対称形状であり、第1、第2ケースカバ
ー23、24の各コーナ部分は全て丸みを帯びている。
したがって、パッケージクーラ1はデザイン性およびス
タイリング性に更に優れる。
【0035】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を、バス車両用屋上装着型冷房装置に適用したが、本発
明を、バス車両等の大型車両や中型車両だけでなく、電
車、気動車、客車や機関車等の鉄道車両用屋上装着型冷
房装置に適用しても良い。また、クーリングユニット3
内に温水式暖房装置のヒータコアを設置して、車室内の
冷暖房が可能な冷暖房装置としても良い。
【0036】本実施形態では、ひんじ30等の揺動取付
手段を、クーリングユニット3を収納する第2収納室8
を開閉する第2ケースカバー24の揺動端部に設けた
が、ひんじ30等の揺動取付手段を、コンデンシングユ
ニット2を収納する第1収納室7を開閉する第1ケース
カバー23に設けても良い。また、ひんじ30等の揺動
取付手段は、第2ケースカバー24の揺動端部だけでな
く、中央部分に設けても良い。
【0037】本実施形態では、ユニットケース4を第1
ケース本体21、第2ケース本体22、第1ケースカバ
ー23および第2ケースカバー24に4分割したが、1
個の容器形状のケース本体の内部を仕切り部材で仕切っ
て、その開口部分にそれぞれ第1ケースカバー23およ
び第2ケースカバー24を被せるようにしても良い。ま
た、第1ケースカバー23と第2ケースカバー24とを
1つの天井側ケースで構成しても良い。
【0038】本実施形態では、FRPなどの高強度プラ
スチックのみによりパッケージクーラ1のユニットケー
ス4を構成したが、アルミニウム板または鋼板による箱
体構造と補強フレームとの組み合わせによりユニットケ
ース4を構成しても良く、繊FRPなどの高強度プラス
チックと補強フレームとの組み合わせによりユニットケ
ース4を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニットケースの主要構造を示した断面図であ
る(実施形態)。
【図2】ユニットケースの外観形状を示した平面図であ
る。
【図3】ユニットケースの外観形状を示した正面図であ
る。
【図4】ユニットケースの外観形状を示した側面図であ
る。
【図5】(a)、(b)はコンデンシングユニットとク
ーリングユニットの各機能部品の架装位置を示した概略
図である。
【符号の説明】
1 パッケージクーラ 2 コンデンシングユニット 3 クーリングユニット 4 ユニットケース 5 コンデンサファン(第1送風機) 6 ブロワ(第2送風機) 7 第1収納室 8 第2収納室 10 バス車両 11 コンデンサ(冷媒凝縮器) 14 エバポレータ(冷媒蒸発器) 21 第1ケース本体 22 第2ケース本体 23 第1ケースカバー 24 第2ケースカバー(天井側ケース) 25 仕切り板(区画手段) 29 ブラケット(区画手段) 30 ひんじ(揺動取付手段) 34 雨樋 37 外気取入口 38 排出口 41 傾斜壁 43 外気吸込口 48 傾斜壁 51 ウェザーストリップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を凝縮液化させる冷媒凝縮器、および
    この冷媒凝縮器に空気を送風する第1送風機を有するコ
    ンデンシングユニットと、 冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器、およびこの冷媒蒸発
    器に空気を送風する第2送風機を有するクーリングユニ
    ットと、 前記コンデンシングユニットを収納する第1収納室、前
    記クーリングユニットを収納する第2収納室、および前
    記第1収納室と前記第2収納室とを気密的に区画する区
    画手段を有するユニットケースとを車両の屋根の上に架
    装した車両用空気調和装置であって、 前記ユニットケースは、前記第1収納室または前記第2
    収納室を開閉する天井側ケースを、車両の屋根の上に揺
    動自在に取り付けるための揺動取付手段を有することを
    特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用空気調和装置にお
    いて、 前記揺動取付手段は、前記天井側ケースを揺動中心にて
    回転させて開けるようにするためのひんじであることを
    特徴とする車両用空気調和装置。
JP9263063A 1997-09-29 1997-09-29 車両用空気調和装置 Pending JPH1199823A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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