JPH0726204A - フッ素含有ポリウレタン塗料組成物 - Google Patents

フッ素含有ポリウレタン塗料組成物

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JPH0726204A
JPH0726204A JP5193045A JP19304593A JPH0726204A JP H0726204 A JPH0726204 A JP H0726204A JP 5193045 A JP5193045 A JP 5193045A JP 19304593 A JP19304593 A JP 19304593A JP H0726204 A JPH0726204 A JP H0726204A
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JP
Japan
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fluorine
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polyol
containing vinyl
polyurethane coating
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JP5193045A
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Koji Kanetani
紘二 金谷
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性、耐蝕性、耐薬品性の優れたフッ素含
有ポリウレタン塗料組成物を提供する。 【構成】 分子内に不飽和基を有する平均分子量300
〜3000のポリオール100重量部に含フッ素ビニル
モノマー5〜200重量部を反応させて得られた含フッ
素ビニル変性ポリオール、活性水素化合物およびポリイ
ソシアネートからなるフッ素含有ポリウレタン塗料組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐侯性、耐蝕性、耐薬
品性等の優れたフッ素含有ポリウレタン塗料組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン塗料に耐侯性等を付
与する方法としてフッ素樹脂を添加する方法が知られて
いた。また、フッ素含有ビニルモノマー、水酸基含有ビ
ニルモノマーおよびその他のビニルモノマーから得られ
るフッ素含有ポリオールを主剤とし、ポリイソシアネー
トを硬化剤としたポリウレタン塗料が知られている(特
開昭57−34107号公報、特開昭58−34886
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フッ素樹脂を添加する方法には、フッ素樹脂とポリウレ
タンとの相溶性が悪く、フッ素樹脂の添加量に限界があ
った。また、前記の特開昭57−34107号公報に記
載の含フッ素共重合体においては、フッ素原子はポリマ
ー主鎖に結合して、分子量が5000以上あるため、塗
膜が柔らかく、塗膜の硬さを必要とする分野では使用で
きない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な従来の問題点を解決するため鋭意検討した結果、分子
内に不飽和基を有するポリオールに含フッ素ビニルモノ
マーを反応させたものをポリウレタン塗料の組成の一つ
に用いればフッ素の特徴を効果的に引き出せ、ポリオー
ルの組成を変えることにより硬度が自由に変えられ、耐
侯性等の優れたポリウレタン塗料が得られることを見出
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、分
子内に不飽和基を有する平均分子量300〜3000の
ポリオール100重量部に含フッ素ビニルモノマー5〜
200重量部を反応させて得られた含フッ素ビニル変性
ポリオール、活性水素化合物およびポリイソシアネート
からなるフッ素含有ポリウレタン塗料組成物である。
【0005】本発明の分子内に不飽和基を有するポリオ
ールとしては、例えば、塗料用ポリエステルポリオール
の場合、通常原料として使われるグリコール類、二塩基
酸類などの一部に不飽和基含有グリコールあるいは不飽
和基含有ジカルボン酸を使用して製造したものが挙げら
れる。通常原料として使われるグリコール類とは、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチー
ルグリコール、シクロヘキシルジメタノール、グリセリ
ン、トリメチルロールプロパン、トリエタノールアミ
ン、ペンタエリスリト−ル、ひまし油などが挙げられ
る。二塩基酸類とは、例えば、コハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸、フタル酸、トリメリット酸、ダイマー酸
などがあげられる。また、分子量3000以下の水酸基
末端ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネートな
どと不飽和基含有ジカルボン酸との縮合によって得られ
るポリオールなども挙げられる。ここで述べた不飽和基
含有グリコールの例としては、2−ブテン−1,4−ジ
オール、グリセリンモノアリルエーテルなどが挙げられ
る。
【0006】分子内に不飽和基を有するポリオールの分
子量は300〜3000で、特に500〜2000が好
ましい。300未満の場合は、分子量が小さくて分子内
に不飽和基を導入できなく、3000を越える場合は、
粘度が上昇し作業性が悪くなるので好ましくない。ま
た、ポリオール中の不飽和基濃度は、ポリオール1分子
当り不飽和基10個以下で、0.5〜5個が好ましく、
特に、ポリオール1分子当り0.1〜2個の範囲内のも
のが好ましい。
【0007】本発明に用いる含フッ素ビニルモノマーと
しては、パーフルオロヘキシルエチレン、パーフルオロ
オクチルエチレンのような含フッ素オレフィン、2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタアクリレ
ート、2−(パーフルオロオクチル)エチルメタアクリ
レ−ト、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタ
アクリレートのような含フッ素メタクリレート、2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレー
ト、2−(パーフルオロヘキシル)エチルアクリレー
ト、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルアクリ
レートのような含フッ素アクリレートなどが挙げられ
る。また、メチルメタアクリレート、スチレン、アクリ
ロニトリルなどのようなフッ素を含有しないビニルモノ
マーと上記の含フッ素ビニルモノマーの混合物も挙げら
れる。
【0008】本発明の含フッ素ビニル変性ポリオールを
得るための、分子内に不飽和基を有するポリオールと含
フッ素ビニルモノマーの反応方法は特に制限はなく、反
応開始剤としてラジカル開始剤などを用いる通常のエチ
レン性モノマーの重合法が利用できる。この反応に際し
ては、必要に応じて溶媒を用いることができる。溶媒と
しては、例えば、酢酸ブチル、ジメチルフォルムアミ
ド、キシレンなどが挙げられる。分子内に不飽和基を有
するポリオールと含フッ素ビニルモノマーの仕込み割合
は、ポリオール100重量部に対して、モノマー5〜2
00重量部が好ましい。モノマーが5重量部未満の場合
は、得られたポリウレタン塗料の耐侯性などが十分でな
く、モノマーが200重量部を越える場合は、含フッ素
ビニル変性ポリオールの粘度が高くなり作業性が悪く好
ましくない。
【0009】本発明に用いるポリイソシアネートとして
は、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなどおよびこれ
ら異性体からなる芳香族系ジイソシアネート、1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカン
ジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート、シク
ロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの
脂環式ジイソシアネートなどを挙げられる。また、これ
らの化合物と活性水素基含有化合物との反応によるイソ
シアネート基末端化合物、あるいは、これらの化合物の
反応、例えば、イソシアヌレート化反応によるイソシア
ネート変性体なども挙げることができる。また、メタノ
ール、ブタノール、ベンジールアルコール、ε−カプロ
ラクタム、メチルエチルケトンオキシム、フェノール、
クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有する適当な
ブロック剤で一部または全部を安定化したポリイソシア
ネ−トを挙げられる。
【0010】本発明に用いる活性水素化合物としては、
通常のポリウレタン塗料に用いられる活性水素化合物は
全て使用できる。例えば、ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール、アクリルポリオール、ポリエス
テルアミドポリオール、ポリアミドイミドポリオール、
アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、フォル
マリン系樹脂、ビニル系樹脂、アミノ酸樹脂、セルロー
ス系化合物などが挙げられる。また、比較的低分子量の
水、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジ
オール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,
4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、シクロ
ヘキシルジメタノール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ヘキサメチレンジアミ
ン、イソホロンジアミン、トリレンジアミン、モノエタ
ノールアミンなども挙げられる。
【0011】本発明のフッ素含有ポリウレタン塗料は色
々な形で提供される。例えば、含フッ素ビニル変性ポリ
オールと活性水素化合物の混合物と、ポリイソシアネー
トの2液型塗料、含フッ素ビニル変性ポリオールと活性
水素化合物に過剰のポリイソシアネートを反応させてイ
ソシアネート末端プレポリマーにした湿気硬化型塗料、
含フッ素ビニル変性ポリオールあるいは活性水素化合物
の一部をポリイソシアネートと予め反応させたプレポリ
マーを用いる2液型塗料、ポリイソシアネートのイソシ
アネート基をブロック剤で安定化したものを用いる焼付
け型1液塗料などである。また、含フッ素ビニル変性ポ
リオール、活性水素化合物およびポリイソシアネート等
から常温で固体の樹脂を生成し、必要に応じブロックイ
ソシアネートを混合した粉体塗料としても提供される。
【0012】含フッ素ビニル変性ポリオールと活性水素
化合物の量比は、各成分の分子量、含フッ素ビニル変性
ポリオール中の含フッ素ビニルモノマーの量などによっ
て異なるので限定はできないが、ポリイソシアネートを
含めたポリウレタン塗料の中に含フッ素ビニルモノマー
が1〜30重量%含まれるように配合するのが好まし
い。本発明で使用するポリイソシアネートは、ポリイソ
シアネートのイソシアネート基のモル数と、含フッ素ビ
ニル変性ポリオールおよび活性水素化合物の活性水素基
のモル数の比が0.5〜3.0になるように配合するの
が好ましい。2液型で配合する場合は、イソシアネート
基と活性水素基のモル比が0.5〜1.5になるように
ポリイソシアネートを配合するのが好ましい。また、1
液の湿気硬化型の場合は、同モル比が1.2〜3.0に
なるように配合するのが好ましい。
【0013】本発明のフッ素含有ポリウレタン塗料は、
必要に応じて公知のウレタン化触媒を使用することがで
きる。また、必要に応じて、溶剤を用いることができ
る。溶剤としては、例えば、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケ
トン、酢酸ブチル、キシレン、トルエンなどが挙げられ
る。本発明によって得られるフッ素含有ポリウレタン塗
料は、必要に応じて他の樹脂を添加することが出来る。
例えば、セルロース系樹脂、ABSポリマー、スチレン
アクリロニトリル(SAN)ポリマー、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアセタール、ナイロン、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、アミノ樹
脂、フェノール樹脂などが挙げられる。本発明によって
得られるフッ素含有ポリウレタン塗料は、必要に応じて
他の物質、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱性
向上剤、着色剤、無機および有機充填剤、可塑剤、滑
剤、帯電防止剤、補強材などを添加することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明のフッ素含有ポリウレタン塗料
は、耐候性、耐蝕性、耐薬品性、耐摩擦性、撥水性、耐
汚染性、表面抵抗性などを向上させることができる。本
発明のフッ素含有ポリウレタン塗料は、木材、金属、セ
ラミック、ガラス、紙、プラスチック、ゴム、繊維、皮
革などに塗装することができる。
【0015】
【実施例】本発明について、実施例および比較例により
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。実施例および比較例において、
「部」は全て「重量部」を意味し、「%」は全て「重量
%」を意味する。
【0016】実施例1不飽和基含有ポリオールの合成 2000mlの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、留出
塔、窒素導入口を付け、アジピン酸534部、無水マレ
イン酸49部、1,3−ブタンジオール187部、ジエ
チレングリコール220部、トリメチロールプロパン1
34部およびアセチルアセトンスズ0.02部を仕込
み、徐々に加熱して200℃、10時間反応させた後、
徐々に減圧し、25mmHgで8時間反応させた。水酸基
価165mgKOH/g 、酸価5.2mgKOH/gの不飽和基
含有ポリオール(以下ES1という)を得た。
【0017】含フッ素ビニル変性ポリオールの合成 1000mlの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、留出
塔、窒素導入と滴下ロートを付け、上記ES1を300
部仕込み、窒素を流しながら95℃に加熱した。2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレー
ト120部とベンゾイルパーオキサイド1.8部の混合
溶解物を滴下ロートから1時間かけて滴下した。その後
100℃で1時間、さらに120℃で2時間反応させ
て、含フッ素ビニル変性ポリオール(以下ES1Xとい
う)408部を得た。この水酸基価は120mgKOH/g
である。
【0018】フッ素含有ポリウレタン塗料の調整 300mlのガラスビンにガラスビーズを容積で約25
%入れ、上記ES1Xを5.7部、ニッポラン125
(日本ポリウレタン工業製、ポリエステルポリオール、
水酸基価170mgKOH/g、樹脂分65%)12.0
部、混合溶媒(酢酸エチル/酢酸ブチル/カルビトール
アセテート/トルエン=1/1/1/1部)55.8
部、ルチル型酸化チタン16.0部、オクテン酸亜鉛
0.01部を計り取り、16時間回転ロール上で混合分
散させる。ガラスビーズを除いた70部のポリオール混
合物に対して、コロネートHX(日本ポリウレタン工業
製、ポリイソシアネート、NCO含量21.3%)8.
2部を計り取り、混合攪拌した。この混合液を150×
75×1mmの軟鋼板に塗布し、室温で14日間硬化さ
せた。
【0019】実施例2不飽和基含有ポリオールの合成 実施例1と同じフラスコに、アジピン酸491部、フマ
ル酸78部、1,3−ブタンジオール187部、ジエチ
レングリコール220部、トリメチロールプロパン13
4部およびアセチルアセトンスズ0.02部を仕込み、
徐々に加熱して200℃、10時間反応させた後、徐々
に減圧し、25mmHgで12時間反応させた。水酸基価
171mgKOH/g、酸価3.4mgKOH/gの不飽和基含
有ポリオ−ル(以下ES2という)を得た。
【0020】含フッ素ビニル変性ポリオールの合成 1000mlの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、還流
塔、窒素導入と滴下ロートを付け、上記ES2を300
部仕込み、窒素を流しながら95℃に加熱した。1H,
1H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレート3
00部とベンゾイルパーオキサイド4.5部の混合溶解
物を滴下ロートから2時間かけて滴下した。その後10
0℃で1時間、さらに120℃で2時間反応させて、含
フッ素ビニル変性ポリオール579部を得た(以下ES
2Yという)。この水酸基価は89mgKOH/gである。
【0021】フッ素含有ポリウレタン塗料の調整 300mlのガラスビンにガラスビーズを容積で約25
%入れ、上記ES2Yを7.1部、ニッポラン125
(実施例1と同じ)11.1部、混合溶媒(実施例1と
同じ)56.1部、ルチル型酸化チタン16.0部、オ
クテン酸亜鉛0.01部を計り取り、16時間回転ロー
ル上で混合分散させる。ガラスビーズを除いた70部の
ポリオール混合物に対して、コロネートHX(実施例1
と同じ)7.5部を計り取り、混合攪拌した。この混合
液を150×75×1mmの軟鋼板に塗布し、室温で1
4日間硬化させた。
【0022】実施例3含フッ素ビニル変性ポリオールの合成 1000mlの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、還流
塔、窒素導入と滴下ロートを付け、上記ES2を300
部仕込み、窒素を流しながら95℃に加熱した。2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレー
ト120部、メチルメタアクリレート60部およびベン
ゾイルパーオキサイド2.7部の混合溶解物を滴下ロー
トから1時間かけて滴下した。その後100℃で1時
間、さらに120℃で2時間反応させて、含フッ素ビニ
ル変性ポリオール(以下ES2Zという)468部を得
た。この水酸基価は110mgKOH/gである。
【0023】フッ素含有ポリウレタン塗料の調整 300mlのガラスビンにガラスビーズを容積で約25
%入れ、上記ES2Zを6.1部、ニッポラン125
(実施例1と同じ)11.8部、混合溶媒(実施例1と
同じ)55.9部、ルチル型酸化チタン16.0部、オ
クテン酸亜鉛0.01部を計り取り、16時間回転ロー
ル上で混合分散させる。ガラスビーズを除いた70部の
ポリオール混合物に対して、コロネートHX(実施例1
と同じ)8.0部を計り取り、混合攪拌した。この混合
液を150×75×1mmの軟鋼板に塗布し、室温で1
4日間硬化させた。
【0024】比較例1ポリオ−ルの合成 実施例1と同じフラスコに、アジピン酸607部、1,
3−ブタンジオール187部、ジエチレングリコール2
20部、トリメチロールプロパン134部およびアセチ
ルアセトンスズ0.02部を仕込み、徐々に加熱して2
00℃、10時間反応させた後、徐々に減圧し、25m
mHgで12時間反応させた。水酸基価164mgKOH/
g、酸価2.9mgKOH/gのポリエステルポリオ−ル
(以下ES3という)を得た。
【0025】ポリウレタン塗料の調整 300mlのガラスビンにガラスビーズを容積で約25
%入れ、上記ES3を4.4部、ニッポラン125(実
施例1と同じ)12.8部、混合溶媒(実施例1と同
じ)55.5部、ルチル型酸化チタン16.0部、オク
テン酸亜鉛0.01部を計り取り、16時間回転ロール
上で混合分散させる。ガラスビーズを除いた70部のポ
リオール混合物に対して、コロネートHX(実施例1と
同じ)8.8部を計り取り、混合攪拌した。この混合液
を150×75×1mmの軟鋼板に塗布し、室温で14
日間硬化させた。
【0026】比較例2フッ素系塗料の調整 300mlのガラスビンにガラスビーズを容積で約25
%入れ、旭硝子製ルミフロンLF100(共重合型含フ
ッ素ポリオール、水酸基価26mgKOH/g)33.3
部、混合溶剤(実施例1と同じ)50.0部、ルチル型
酸化チタン13.3部、オクテン酸亜鉛0.01部を計
り取り、16時間回転ロール上で混合分散させる。ガラ
スビーズを除いた70部のポリオール混合物に対して、
コロネートHX(実施例1と同じ)2.4部を計り取
り、混合攪拌した。この混合液を150×75×1mm
の軟鋼板に塗布し、室温で14日間硬化させた。
【0027】実施例4 実施例1〜3および比較例1の塗装板の光沢度(60°
−60°、スガ試験機製、デジタル変角光沢計)および
鉛筆硬度を測定した後、サンシャイン型ウエザオメータ
ーによる塗膜の耐侯試験をおこなった。曝露条件は、温
度60〜75℃、雨量9分/60分である。1000時
間後および2000時間後の光沢度を測定し、光沢保持
率(%)を求めた。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子内に不飽和基を有する平均分子量30
    0〜3000のポリオール100重量部に含フッ素ビニ
    ルモノマー5〜200重量部を反応させて得られた含フ
    ッ素ビニル変性ポリオール、活性水素化合物およびポリ
    イソシアネートからなるフッ素含有ポリウレタン塗料組
    成物。
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