JP2010007242A - 撥水撥油性木質建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】木材の素材感や風合いを活かしつつ撥水撥油性、耐汚染性、耐摺動性に優れた木質建材を提供する。
【解決手段】水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)、イソシアネート樹脂(B)、微粒化ワックス(C)、ポリオール樹脂(D)を含有し、且つ上記微粒化ワックス(C)は平均粒子径が5〜20μmであるポリエチレン系、ポリプロピレン系樹脂粒体からなるウレタン樹脂組成物で形成された塗膜で被覆されたことを特徴とする撥水撥油性木質建材。
【選択図】なし

Description

本願発明は、木材の素材感や風合い感を活かしつつ撥水撥油性、耐汚染性、耐摺動性を付与した木質建材に関する。詳細には、艶消しで撥水撥油性、耐汚染性、耐摺動性に優れたウレタン樹脂組成物で形成される塗膜で被覆された木質建材に関する。
従来、木質建材は、その表面を保護するため、硬質で耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物や光硬化性樹脂組成物から形成される塗膜で被覆されることが求められる。また、付着した汚れや指紋や埃などを除去するため、表面を布や雑巾で拭くことが多く、耐摺動性が求められる。
一方、近年、顧客の嗜好が多様化し、自分らしさを実現できるインテリアとして本物素材へのこだわりから、木材の素材感や風合い感を活かした木質感の高い木質建材が求められている。木材の素材感や風合い感を得るためには、木質建材表面が、60度光沢値で10以下である低光沢なウレタン樹脂組成物や光硬化性樹脂組成物で形成される塗膜で被覆されることが求められる。
艶消しで耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物を得る方法として、微粒子シリカを耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物に添加する方法が提案されている。(特許文献1参照)
しかしながら、この場合、微粒子シリカそのものの耐汚染性が低いため、十分な耐汚染性を確保することができなかった。また、表面を布や雑巾で拭いた際、微粒子シリカが塗膜から脱落したり、内部へめり込んだりして、擦り傷による艶変化として、木質建材の美観を低下させてしまうという問題があった。
また、樹脂ビーズや微粒化ワックスを耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物に添加する方法が提案されている。
この場合、耐汚染性に優れ低光沢なウレタン樹脂組成物は得られるものの、木質建材表面に塗布した場合、艶消し材によるギラツキ感が発生するため、木材の素材感や風合い感という点では不適当であった。(特許文献2参照)
このように、従来の方法では、艶消しで耐汚染性に優れたウレタン樹脂組成物の調製は難しく、木材の素材感や風合い感を活かしつつ耐汚染性を付与した木質建材の製造は難しかった。
特開2001−192617号公報 特開2000−296362号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、従来の方法とは全く異なる機構で、木材の素材感や風合い感を活かしつつ撥水撥油性、耐汚染性や耐摺動性を付与した木質建材を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明に係る撥水撥油性木質建材は、水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)、イソシアネート樹脂(B)、微粒化ワックス(C)、ポリオール樹脂(D)を含有し、かつ、上記微粒化ワックス(C)の平均粒子径が5〜20μmであるポリエチレン系、ポリプロピレン系樹脂粒体からなるウレタン樹脂組成物で形成された塗膜で被覆されることを特徴としている。
上記微粒化ワックス(C)の平均粒子径が5μm未満であると、塗膜の艶消しに寄与しない粒子の量が増大し、単位添加量当たりの艶消し効果が低下する。また、平均粒子径が20μmを上回る粒子が多くなると、塗膜外観が粗くなり、また、塗料中で沈降しやすく、ハンドリング性が低下する。したがって、上記範囲に限定される。
本願請求項2に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、下記式(1)および式(2)で示される構造単位を有し、水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)に占める、式(1)および式(2)で示される構造単位の合計量が、15〜60重量%であることを特徴としている。
Figure 2010007242
(式中、R1、R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、塩素原子を示す。)
Figure 2010007242
(式中、R4は、水素原子又はメチル基を表し、R5は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。
本願請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明において、水酸基を有するフッ素共重合体(A)の水酸基価が、40〜200であることを特徴としている。
本願請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか一項記載の発明において、上記ウレタン樹脂組成物の塗布量が固形分換算で1〜50g/m2の範囲であることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、上記ウレタン樹脂組成物が水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)を含有しているため、木質建材に撥水撥油性を付与するとともに、耐汚染性をも付与する。
更に平均粒子径が5〜20μmであるポリエチレン系、ポリプロピレン系樹脂粒体からなる微粒化ワックス(C)を添加することにより、少ない添加量でも単位添加量当たりの艶消し効果を大きくすることができる。また、塗料中で凝集することなく分散し、塗料粘度の上昇を防ぐことができるため、ハンドリング性よく塗装可能であり、木材の素材感や風合い感が活かされた優れた艶消し性を付与することができる。
本願請求項2記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)に占める、式(1)および式(2)で示される構造単位の合計量が、15〜60重量%であることにより、平均粒子径5〜20μmである微粒化ワックス(C)と不相溶を起こし、木材の素材感や風合い感が更に活かされた艶消し性を付与することができる。
本願請求項3記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、上記水酸基を有するフッ素共重合体(A)の水酸基価を40〜200とすることにより、イソシアネート樹脂(B)と低温で架橋反応を起こして硬化し、撥水撥油性や耐汚染性に加えて耐薬品性や耐水性にも優れた塗膜を与えることができる。
本願請求項4記載の発明に係る撥水撥油性木質建材においては、上記ウレタン樹脂組成物の塗布量を固形分換算で1〜50g/m2の範囲とすることにより、木材の素材感や風合い感を活かしつつ撥水撥油性、耐汚染性、耐摺動性を付与した木質建材を得ることができる。
以下、本願発明に係る撥水撥油性木質建材の実施形態について詳細に説明する。本実施形態においては、例えば、床材、階段踏み板、カウンター、手摺、ドア、収納扉、框、造作、建具枠等の突き板貼りまたは無垢材などの木質基材を本願発明に係るウレタン樹脂組成物からなる塗膜で被覆する場合について述べる。
上記木質建材は、必要に応じて予め表面に素材感や風合い感(外観、肌触り感)を失くさない範囲で、従来公知の目止処理、着色処理を施した後、下塗り塗料、中塗り塗料のいずれか1種以上をこの順序で塗布してもよい。これらに、従来から塗装する際に採用されているいずれの方法をも適用することが可能であり、エアースプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電塗装、ロールコーター塗装、フローコーター塗装等を適宜選択することが可能である。
下塗り塗料、中塗り塗料としては、水系塗料やアクリルラッカー、ポリウレタン塗料、ポリエステル塗料、紫外線硬化型のエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレートなどが挙げられる。
上記下塗り塗料、中塗り塗料の塗布量は、選択する木質建材およびその処理方法により適宜変更することが可能である。素材感や風合い感(外観、肌触り感)を損ねない観点では、固形分換算で合計20〜80g/m2の範囲で塗装することが好ましく、30〜60g/m2の範囲で塗装することがより好ましい。20g/m2より少ないと、製造した木質建材の耐久性が低下する傾向にある。一方80g/m2より多いと、導管が埋まり素材感や風合い感を損ねてしまう。
<ウレタン樹脂組成物>
本願発明のウレタン樹脂組成物は、水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)、イソシアネート樹脂(B)、微粒化ワックス(C)、ポリオール樹脂(D)を含有することを特徴とする。その他必要に応じて、添加剤(E)などを含有してもよい。更に適量な有機溶剤を含有しても良いが、作業性、安全性、環境汚染を考慮した場合、トルエン、キシレン(TX)フリーな溶剤を用いることが望ましい。
<水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)>
本願発明で使用する水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、ウレタン樹脂組成物に撥水撥油性、耐汚染性を付与するとともに、微粒化ワックス(C)と不相溶を起こし、木質基材の素材感や風合い感を活かした艶消し性を付与する目的で使用される。
本願発明で使用する水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、ブロック共重合体でもグラフト共重合体、あるいはブロック・グラフト共重合体でも良い。分子量(Mw)は、50,000〜500,000であることが好ましい。分子量が50,000未満の場合、ウレタン樹脂組成物の耐汚染性が低下する。分子量が500,000を越える場合、ウレタン樹脂組成物の塗料粘度が高すぎて、塗料のハンドリング性が低下する。
水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、下記に示す構造単位を誘導することができる各単量体を所定割合で混合し、共重合させることにより調製することができる。水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、下記式(1)および(2)で示される構造単位を有することを特徴とする。
Figure 2010007242
(式中、R1、R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、塩素原子を示す。)
Figure 2010007242
(式中、R4は、水素原子又はメチル基を表し、R5は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。)
式(1)中のR1、R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、塩素原子を示す。例えば、−(CF2−CF2)−、−(CF2−CHF)−、−(CF2−CH2)−が挙げられる。これらの構造単位は、1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
式(2)で示される構造単位としては、例えば、CH2=CH(CF26F、CH2=CH(CF28F、CH2=CH(CF210F、CH2=CH(CF212F、CH2=CHCOOCH(CF32、CH2=CHCOOCH2CF3、CH2=CHCOOCH2(CF22H、CH2=CHCOOCH2(CF22F、CH2=CHCOOCH2(CF23F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF24F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF26F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF28F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF210F、CH2=CHCOOCH2CH2(CF212F、CH2=CHCOOCH2(CH22(CF26CF(CF32、CH2=CHCOOCH2(CH22(CF210CF(CF32、CH2=CHCOOCH2(CH24OCF(CF32、CH2=CHCOOCH2CH2OCH2CF3、CH2=CHCOOCH2(CH2CH2O)225、CH2=C(CH3)COOCH(CF32、CH2=C(CH3)COOCH2CF3、CH2=C(CH3)COOCH2(CF22F、CH2=C(CH3)COOCH2(CF23F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF24F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF26F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF28F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF210F、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF212F、CH2=C(CH3)COOCH2(CF22H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF24H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF26H、CH2=C(CH3)COOCH2(CF28H、CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF24CF3、CH2=C(CH3)COOCH(CH3)(CF24CF3、CH2=C(CH3)COOCH2CH2O(CF24CF3、CH2=C(CH3)COO(C25)C(CF26Hなどが挙げられる。これらの構造単位は、1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)に占める、式(1)および式(2)で示される構造単位の合計量(以下、フッ素含有量)は燃焼法により測定した。フッ素含有量は、15〜60重量%、好ましくは25〜50重量%である。15重量%未満の場合、木質建材の耐汚染性、撥水撥油性が低下する。また、微粒化ワックス(C)との不相溶が起こりにくく、木質建材の素材感や風合い感を活かした艶消し性を付与することができない場合がある。60重量%を越えると、溶剤や他の樹脂への相溶性が低下しすぎて、却って木質建材の耐汚染性が低下する場合がある。
水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、上記構造単位の他に、共重合可能な単量体から誘導される構造単位を本発明の目的を損なわない範囲で含有しても良い。例えば、アルキルビニルエーテル、アルキルアリルエーテル、アリル酸エステル、メタクリル酸エステル、エチレン、プロピレン、酢酸ビニルなどが挙げられる。
水酸基を有するフッ素共重合体(A)の水酸基価は、40〜200、好ましくは、60〜150である。水酸基価が40より低いと塗膜の架橋密度が低下し、塗膜強度が不十分となる。水酸基価が200より高いと硬質の塗膜が得られるが、溶剤との相溶性が低下し、塗料の安定性が劣る傾向がある。
式(1)、(2)で示される構造単位を有するフッ素含有共重合体(A)は、ウレタン樹脂組成物全体100重量%に対して固形分換算で5〜70重量%、好ましくは10〜50重量%である。5重量%未満の場合、十分な耐汚染性、撥水撥油性が発揮されない場合がある。また、微粒化ワックス(C)との不相溶が起こりにくく、木質建材の素材感や風合い感を活かした艶消し性を付与することができない場合がある。70重量%を越えると、ウレタン樹脂組成物の塗膜強度が低下する場合がある。
<イソシアネート樹脂(B)>
本願発明で用いられるイソシアネート樹脂(B)は、水酸基を有するフッ素共重合体(A)の架橋剤として作用する。イソシアネート樹脂(B)は、水酸基を有するフッ素共重合体(A)と低温で反応して硬化し、耐薬品性や耐水性にも優れるので好適に用いられる。
上記イソシアネート樹脂(B)は、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネート、ビス(4−イソシアネートシクロヘキシル)メタン、イソホロンジイソシアネート、リジントリイソシアネートなどの基本モノマーをプレポリマー化したものが用いられ、構造としては、イソシアヌレート体、アダクト体、ビウレット体などの構造体が使用される。
イソシアネート樹脂の架橋率は、水酸基を有するフッ素含有共重合体の水酸基価に対して、当量比で0.7〜1.5の範囲で添加される。当量比が0.7より小さい場合、反応性が乏しくなり、耐汚染性が低下する。当量比が1.5より大きい場合、撥水撥油性や耐汚染性が低下する。
<微粒化ワックス(C)>
本願発明で用いられる微粒化ワックス(C)としては、公知の微粒化ワックスなどを用いることができる。微粒化ワックスとしては、例えば、酸系、エステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、酸化ポリエチレン系、酸化プロピレン系、アミド系が挙げられる。なかでも、ポリエチレン系、ポリプロピレン系樹脂粒体からなる微粒化ワックスは木質の肌触り感を与え、艶消し性が高いため好適に用いられる。
本願発明で用いられる微粒化ワックス(C)の平均粒子径は、3〜50μm、好ましくは、5〜20μmとされる。上記平均粒子径が3μm未満であると、塗膜の艶消しに寄与しない粒子の量が増大し、単位添加量当たりの艶消し効果が低下するため、同程度の艶消し効果を得るためには、多量に添加しなければならなくなることがある。また、塗料中で凝集しやすくなるため、分散が困難になり塗料の粘度が上昇してしまう。一方、粒子径が50μmを上回る粒子が多くなると、塗膜外観が粗くなり、また、塗料中で沈降しやすく、ハンドリング性が低下する。
その他、必要に応じて、微粒子シリカ、樹脂ビーズなどを添加しても良い。微粒子シリカとしては、合成非晶質シリカ(沈降法シリカ、乾式法シリカ)が挙げられる。樹脂ビーズとしては、例えば、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、ポリスチレン樹脂系、シリコン樹脂系が挙げられる。なかでも安価で耐汚染性が高いアクリル樹脂系や触感が優れるウレタン樹脂系が好ましい。
微粒化ワックス(C)は、ウレタン樹脂組成物全体100重量%に対し3〜20重量%、好ましくは5〜12重量%用いられる。3重量%未満の場合、十分な艶消し性を確保することができない。20重量%以上の場合、光硬化性樹脂組成物の耐汚染性が低下する。
<ポリオール樹脂(D)>
本願発明において、ポリオール樹脂(D)はウレタン樹脂組成物の耐摺動性や耐引っ掻き性など塗膜強度を向上する目的で用いられる。ポリオール樹脂(D)は、ポリエステルポリオールやアクリルポリオールが挙げられる。ポリエステルポリオール(A)としては、例えば、ユリアーノ2003(荒川化学工業社製)、ユリアーノ2377(荒川化学工業社製)、ポリウレ2593(荒川化学工業社製)、KL−540B(荒川化学工業社製)等が挙げられる。
アクリルポリオールとしては、例えば、ヒタロイド2525(日立化成株式会社製)、ヒタロイド2520(日立化成株式会社製)等が挙げられる。これらポリオール樹脂(D)の水酸基価は50〜200KOHmg/gであることが好ましい。
ポリオール樹脂(D)は、ウレタン樹脂組成物全体100重量%に対して固形分換算で、5〜70重量%、好ましくは、10〜50重量%用いられる。5重量%未満の場合、ウレタン樹脂組成物の塗膜強度が十分でない場合がある。70重量%を越えると、塗膜が硬すぎて脆くなる場合がある。
<添加剤(E)>
本願発明のウレタン樹脂組成物は、上記(A)〜(D)以外に必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で添加剤(E)などを含有してもよい。添加剤(E)としては、例えば、消泡剤、レベリング剤、分散剤、沈降防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などが挙げられる。
<ウレタン樹脂組成物の塗装方法および硬化方法>
上記ウレタン樹脂組成物を木質基材に塗装する方法としては、塗装する際に通常用いられている塗装方法のいずれをも採用することが可能であり、エアースプレー塗装、エアレススプレー塗装静電塗装、ロールコーター塗装、フローコーター塗装等を適宜選択することができる。基材形状への追従性や塗装処理速度から、エアースプレー塗装が好適に使用できる。なお、塗装直前の木質基材の表面板温度が20〜50℃に予熱されていることが、良好な塗膜を形成する上で有効である。
上記ウレタン樹脂組成物の塗布量は固形分換算で、1〜50g/m2の範囲であることが好ましく、より好ましくは3〜20g/m2の範囲である。50g/m2より多いと、木材の素材感や風合い感を損ねてしまう。1g/m2より少ないと、木質建材の耐汚染性が低下する傾向にある。
乾燥条件は、塗料の種類により常温乾燥、強制乾燥、焼き付け乾燥又は活性エネルギー線照射による硬化のいずれも用いることができ、使用する塗料配合により適宜選択することができる。
以下、実施例を用いて具体的に説明するが、本願発明は例示した実施例に限定されるものではない。また、実施例、比較例で用いた各成分については、下記の通りである。
水酸基を有するフッ素含有共重合体(A):モディパーF600(フッ素含有量25%、水酸基価55、NV100%;日本油脂社製)、KD−270R(フッ素含有量25%、水酸基価107.5、NV30%;関東電化社製)、フッ素系界面活性剤:MCF−350SF(ノニオン系、NV100%;大日本インキ社製)。
イソシアネート樹脂(B):スミジュールHT(ヘキサメチレンジイソシアネート、NCO%13%、NV75%;住友バイエルン株式会社製)。
微粒化ワックス(C):ZA−65(平均粒子径10μm、NV15%;岐阜セラック社製)、シリカ微粒子:サイリシア350(平均粒子径3.9μm;富士シリシア社製)。
ポリオール樹脂(D):ACRYDIC52−666BA(アクリルポリオール、水酸基価147、NV50%;大日本インキ社製)。
[実施例1]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)21.7部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)5.3部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.6部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)3.2部、酢酸ブチル64.4部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
厚さ12mmのラワン合板と厚さ0.3mmのナラ材からなる突き板とからなる木質基材の表面に着色ステインをロールコーターで塗布し、80℃で1分乾燥後、下塗り塗料および中塗り塗料を固形分換算で合計70g/m2塗布して80℃で1分間乾燥させた。次いで、上塗り塗料として、上記のようにして得られたウレタン樹脂組成物をエアスプレー法で、固形分換算で10g/m2塗布し、80℃で1分間乾燥させ、常温で1週間保持してウレタン樹脂組成物から形成される塗膜で被覆された木質建材を得た。
[実施例2]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)2.4部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)6.0部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.5部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)13.1部、酢酸ブチル72.9部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[実施例3]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
モディパーF600(日本油脂社製)8.3部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)3.3部、ZA−65(岐阜セラック社製)6.0部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)4.2部、酢酸ブチル78.2部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[実施例4]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)25.0部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)4.4部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.9部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)3.8部、酢酸ブチル61.0部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[実施例5]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)19.5部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)6.3部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.6部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)2.9部、酢酸ブチル65.7部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例1]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)6.2部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.6部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)14.7部、酢酸ブチル73.5部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例2]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
MCF350SF(大日本インキ社製)0.6部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)6.2部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.8部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)14.6部、酢酸ブチル72.8部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例3]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)22.5部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)5.6部、サイリシア350(富士シリシア社製)0.9部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)3.4部、酢酸ブチル67.6部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例4]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)26.4部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)4.9部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.4部、酢酸ブチル63.3部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例5]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)27.2部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)2.1部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.5部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)4.1部、酢酸ブチル61.1部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
[比較例6]
<ウレタン樹脂組成物の調製>
KD−270R(関東電化工業社製)11.8部、スミジュールHT(住友バイエルン株式会社製)10.2部、ZA−65(岐阜セラック社製)5.6部、ACRYDIC52−666BA(大日本インキ社製)1.8部、酢酸ブチル70.6部を加えて均一に混合することによりウレタン樹脂組成物を調製した。
<木質建材の製造>
実施例1と同様にして木質建材を製造した。
<評価>
得られた本願発明に係る木質建材について、以下に示す方法で外観、耐汚染性、塗膜強度の評価を行った。
外観
光沢値:GM−60(コニカミノルタ製)で光沢値の測定を行った。なお、測定条件は、入射角60度、反射角60度とした。
木質感:触手や目視で木材の素材感や風合い感(ザラツキ感の有無など)があるか否かを判定した。
○…木材の素材感や風合い感あり。
×…木材の素材感や風合い感なし。
耐汚染性
耐カレー染色性試験:木質基材に被覆された塗膜にカレー粉(ヱスビー製)をお湯で溶いたもの(濃度10%)を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし、色差計(CM2600:コニカミノルタ製)を用いて、試験前後の表面のLab値を測定し、色差△Eを算出した。
○…△E≦3.0
×…3.0<△E。
耐アルカリ性試験:木質基材に被覆された塗膜に5%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化あり。
耐酸性試験:木質基材に被覆された塗膜に1%塩酸%水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化あり。
塗膜強度
耐摺動性試験:1.0kgの荷重で雑巾を往復1万回実施した後の外観の状態を目視で判定した。
○…外観異常なし。
×…塗膜に白化、傷あり。
評価結果をまとめて表1、2に示す。表1、2に示されるように、本願発明に係る木質建材は、その表面を覆うウレタン樹脂組成物で形成される塗膜が撥水撥油性に優れているため、カレー粉等の水溶性着色成分と接触しても撥水し、殆ど汚染されることがない。また、塗膜強度、特に耐摺動性に優れるとともに、艶消しされた木質素材感があるため、木質床材等、種々の用途に使える木質建材を提供することができる。
Figure 2010007242
Figure 2010007242

Claims (4)

  1. 水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)、イソシアネート樹脂(B)、微粒化ワックス(C)、ポリオール樹脂(D)を含有し、かつ、上記微粒化ワックス(C)は平均粒子径が5〜20μmであるポリエチレン系、ポリプロピレン系樹脂粒体からなるウレタン樹脂組成物で形成された塗膜で被覆されることを特徴とする撥水撥油性木質建材。
  2. 上記水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)は、下記式(1)および式(2)で示される構造単位を有し、水酸基を有するフッ素含有共重合体(A)に占める、式(1)および式(2)で示される構造単位の合計量が、15〜60重量%である請求項1記載の撥水撥油性木質建材。
    Figure 2010007242
    (式中、R1、R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、塩素原子を示す。)
    Figure 2010007242
    (式中、R4は、水素原子又はメチル基を表し、R5は、−Cp2p−、−C(Cp2p+1)H−、−CH2C(Cp2p+1)H−、又は−CH2CH2O−を表し、Rfは、−Cn2n+1、−(CF2)nH、−(CF2pOCn2nm2m+1を表す。pは1〜10、nは1〜16、mは0〜16の整数を示す。)
  3. 上記水酸基を有するフッ素共重合体(A)の水酸基価は、40〜200である請求項1又は2記載の撥水撥油性木質建材。
  4. 上記ウレタン樹脂組成物の塗布量が固形分換算で1〜50g/m2の範囲である請求項1〜3のいずれか一項記載の撥水撥油性木質建材。
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