JPH02276878A - 一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物 - Google Patents

一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物

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JPH02276878A
JPH02276878A JP9759989A JP9759989A JPH02276878A JP H02276878 A JPH02276878 A JP H02276878A JP 9759989 A JP9759989 A JP 9759989A JP 9759989 A JP9759989 A JP 9759989A JP H02276878 A JPH02276878 A JP H02276878A
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JP
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polyisocyanate
diisocyanate
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JP9759989A
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Inventor
Kazuki Saka
和樹 坂
Akira Udatsu
宇田津 晃
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脂肪族ジイソシアナート及び/又は脂環族ジ
イソシアナートとポリカプロラクトンポリオール及びポ
リテトラメチレングリコールとから得られるイソシアネ
ート両末端ポリイソシアナートのブロック体と、特定範
囲のガラス転移温度、水酸基価を持つ多価ヒドロキシル
化合物を含む一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物
に関し、特に低温での可撓性および耐候性に優れる一液
型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物に関する。
(従来の技術) 従来ポリウレタン樹脂塗料は、非常に優れた耐摩耗性、
耐薬品性、耐汚染性を有している上に、脂肪族、特に、
ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されたポリイ
ソシアネートを用いたポリウレタン樹脂塗料は、さらに
耐候性が優れ、その需要は増加する傾向にある。
しかしながら、一般にポリウレタン樹脂塗料は二液性で
あるため、使用には橿めて不便であった。
すなわち、通常のウレタン塗料はポリオール成分とポリ
イソシアネートとの二成分から成り、別々に貯蔵し塗装
時に両成分を混合する必要がある。また、−たん混合し
た塗料は、数時間〜数日間でゲル化して使用できなくな
るのが現状である。
このことは、自動車あるいは弱電機器塗装のようなライ
ン塗装を行う分野においては、自動塗装を行うことを極
めて困難にしている。
さらに、作業終了後の塗装機及び塗装槽の洗浄を充分行
う必要があるので、作業能率は著しく低下する。
従来、前記の欠点を改善するために、活性なイソシアネ
−1jJのすべてを活性水素含有化合物(ブロック化剤
)で封鎖したブロックポリイソシアネートを用いること
が提案されている。このブロックポリイソシアネートは
、常温ではポリオールとは反応しないが、比較的高温で
はブロック化剤を解離し、活性なイソシアネート基が再
生されてポリオールと反応し、架橋反応が起こる性質を
有するので、一応前記の欠点を改善することができる。
従って、数多(のブロックポリイソシアナートの検討が
なされてきた。
例えば、耐候性に優れる脂肪族、特にヘキサメチレンジ
イソシアナートから誘導されるポリイソシアナートの活
性なイソシアナート基をブロック化剤で完全に封鎖した
ブロックポリイソシアナートとして、ビユレット型ポリ
イソシアナートのブロック体(例えば、特開昭55−1
44021号公報)、インシアヌレート型ポリイソシア
ナートのブロック体(例えば、特開昭55−38380
号公報)、ウレタン変性イソシアヌレート型ポリイソシ
アナートのブロック体(例えば、特開昭60−1495
72号公報)等が知られている。また、ブロック化剤と
しては、フェノール系、ラクタム系、オキシム系等多く
の活性水素含有化合物が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来から知られているビユレット型ポリイソシアナート
のブロック体、イソシアヌレート型ポリイソシアナート
のブロック体、ウレタン変性イソシアヌレート型ポリイ
ソシアナートのブロック体は、耐候性の良好な塗膜を与
える比較的ガラス転移温度(以運、Tgと言う)の高い
ポリオールと組み合わせた場合、低温での可撓性、耐衝
撃性、耐屈曲性に問題がある。
二液型ポリウレタン被覆用組成物の分野では、アクリル
ポリオールとインシアナート末端プレポリマーを用い、
可撓性を持つ塗膜が得られるという記載が、特開昭61
−12759号公報にある。
しかし、二液型であるため、可使時間が制限される等、
前述のような問題点がある。
さらに、特開昭63−12685号公報には、ポリカプ
ロラクトンポリオールのプレポリマーのブロック体が記
載されている。しかし、アクリルポリオール、フッ素含
有ポリオール、ポリエステルポリオールとの組成物につ
いての実施例はない。
もちろん、本発明のような特定のガラス転移温度、水酸
基価を有するポリオールとの組合せを示唆する記載は全
くない。
このため、一液型ポリウレタンで、耐候性が良好なだけ
でなく、低温での可撓性、耐衝撃性、耐屈曲性に優れた
塗膜を与える組成物がかねてより要望されていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記の問題を解決するために研究を重ねた
結果、ポリプロラクトンポリオール及びポリテトラメチ
レングリコールと脂肪族ジイソシアナート及び/又は脂
環族ジイソシアナートとから得られるポリイソシアナー
トのブロック体と、特定範囲のTg及び水酸基価をもつ
多価ヒドロキシル化合物よりなる一液型ポリウレタン熱
硬化性被覆用組成物が、耐候性及び低温での可撓性、耐
衝撃性、耐屈曲性に優れることを見出し、本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は; 下記(A) 、(B) 、(C)成分からなる一液型ポ
リウレタン熱硬化性被覆用組成物であって、(A)脂肪
族ジイソシアナート及び/または脂環族ジイソシアナー
トとポリカプロラクトンポリオールとを反応させて得ら
れる両末端イソシアネートのポリイソシアナートとブロ
ック化剤との反応物である、イソシアナート基が封鎖さ
れたブロックポリイソシアナート、 (8)脂肪族ジイソシアナート及び/または脂環族ジイ
ソシアナートとポリテトラメチレングリコールとを反応
させて得られる両末端イソシアナートとブロック化剤と
の反応物である、イソシアナート基が封鎖されたブロッ
クポリイソシアナート、 (C)ガラス転移温度が20°C〜100″Cでかっ、
樹脂7S準で1(1−150mgKOH/gの水酸基価
を有する多価ヒドロキシル化合物、 しかも(1)成分と(B)成分の重量比が10010〜
0/100であり、かつ(A)成分および(B)成分の
全潜在NCO基と(C)成分のOH基の当量比を0.5
〜2となる割合で配合することを特徴とする、一液型ポ
リウレタン熱硬化性被覆用組成物である。
本発明におけるジイソシアナートとしては、脂肪族およ
び/または脂環族ジイソシアナートが用いられる。
また、脂肪族ジイソシアナートとしては、炭素数4〜3
0のものが、脂肪族ジイソシアナートとしては、炭素数
8〜30のものが好ましく用いられる。
脂肪族または脂環族ジイソシアナートの例としては、■
、4−テトラメチレンジイソシアナート、1.5−ペン
タメチレンジイソシアナート、1゜6−ヘキサメチレン
ジイソシアナート、2.2゜4−トリメチル−1,6−
へキサメチレンジイソシアナート、リジンジイソシアナ
ート、3−イソシアナート−メチル−3,5,5−1−
リメチルシクロヘキシルイソシアナート(イソホロンジ
イソンアナート)、1.3−ビス(イソシアナートメチ
ル)−シクロヘキサン、4,4゛ −ジシクロヘキンル
メタンジイソシアナート等を挙げることができる。なか
でも、耐候性、工業的入手の容易さから、1.6−へキ
サメチレンジイソシアナートが好ましい。
本発明のポリイソシアナートはポリオールと脂肪族ジイ
ソシアナートおよび/または脂環族ジイソシアナートか
ら製造されるが、その際に原料として用いることができ
るポリオールは、ポリカプロラクトンポリオール及びポ
リテトラメチレングリコールとの混合ポリオールである
従来、ポリエステル系ポリオールは、エチレングリコー
ル、1.4−ブチレングリコールまたは、1.6−ヘキ
サングリコール等とアジピン酸、イソフタル酸等から合
成されるもので、安価なポリオールであるが、このボ、
リエステル系ポリオールとジイソシアナートからなるポ
リイソシアナートのブロック体を用いた塗膜は、耐候性
、耐水性に問題がある。
ところが、本発明にポリエステルポリオールとして用い
るポリカプロラクトンポリオールは、前記のアジピン酸
、イソフタル酸等を用いたポリエーテルポリオールと比
較して、耐候性、耐水性に優れるという特徴を有する。
また、使用するポリカプロラクトンポリオールの数平均
分子量は、500〜1.500の分子量範囲が好ましい
、すなわち、数平均分子量が5゜O未満のポリカプロラ
クトンポリオールとジイソシアナートからなるポリイソ
シアナートのフ゛ロンク体を用いた塗膜は、可撓性に劣
り、低温特性が良(ない、また、数平均分子量が1,5
00を越えるポリカプロラクトンポリオールとジイソシ
アナートを用いた場合には、得られるポリイソシアナー
トは、固体またはワックス状であり、取扱い性が良くな
い、また、ブロック体にした後の潜在NCO5の含有が
低くなりすぎ、実用性に乏しい。
さらに、多価ヒドロキシル化合物との相溶性が低下する
傾向にある。
本発明に用いるポリカプロラクトンポリオールは、ε−
カプロラクトンを2価、あるいは3価以上のアルコール
を開始剤として、触媒の存在下に開環重合して得ること
ができる。
開始剤としては、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1.3−ブチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等の2価アルコール;トリメチロールプロパン
、グリセリン等の3価アルコールなどが用いられる。低
粘度のプレポリマーを得るという面からは分岐を有する
多価アルコールが好ましい。
触媒としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピ
ルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機チタン
系化合物;オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジ
ブチルスズジラウレート、塩化第一スズ、臭化第一スズ
等のスズ系化合物が用いられる。
ε−カプロラクトンの開環重合は、Ntガス雰囲気で、
ε−カプロラクトンと上記の開始剤とのモル比を所望の
分子量になるように設定し、さらにε−カプロラクトン
に対して触媒を0,1〜1100pp添加し、150〜
200°Cの温度で4〜10時間反応させることによっ
て得られる。
ポリカプロラクトンポリオールとして市販されているも
のには、プラクセル305、プラクセル308、プラク
セル312AL、プラクセル205、プラクセル212
AL(ダイセル化学工業■製、商品名)、TONE  
0305HPSTONE  0310HP(ユニオンカ
ーバイド日本鈎製、商品名)等が挙げられる。
従来、ポリエーテル系ポリオールとしては、エチレンオ
キサイドやプロピレンオキサイドの重合体あるいは共重
合体、さらには、テトラヒドロフランの重合体であるポ
リテトラメチレングリコールが使用されている。これら
のポリエーテルポリオールの中で、本発明に用いるポリ
テトラメチレングリコールは、耐水性、弾性回復率に優
れるだけでなく、ガラス転移温度が他のポリオールに較
べて低いため、低温特性、例えば、低温伸度、低温での
耐衝?性、耐屈曲性に優れるという特徴を存する。
また、本発明に用いるポリテトラメチレングリコールの
数平均分子量は、700〜1,500の分子量範囲が好
ましい、すなわち、数平均分子量が700未満のポリテ
トラメチレングリコールからなるポリイソシアナートの
ブロック体を用いた塗膜は、低温での可撓性が十分でな
い、また、数平均分子量が1.500を越えるポリテト
ラメチレングリコールとジイソシアナートとを用いた場
合には、得られるポリイソシアナートはNCO含有量が
低く、また、多価ヒドロキシル化合物との相溶性が低下
する傾向にある。
本発明に用いられるポリテトラメチレングリコールは、
触媒を用いたテトラヒドロフランのカチオン重合によっ
て製造される。使用する触媒としては、無水酢酸−過塩
素酸、フルオロスルホン酸、発煙硫酸などが用いられる
。ポリテトラメチレングリコールの製造は、例えば通常
には原料のテトラヒドロフランに対しておおよそ1〜3
0重量%のフルオロスルホン酸を添加し、5〜65°C
め温度で数分〜数十時間反応させる条件下で行われる。
また、生成するポリテトラメチレングリコールの分子量
は、重合温度、重合時間、触媒使用量などを変えること
により調節される。
市販品のポリテトラメチレングリコールとしては、PT
G650.PTG100O1PTG1500、PTG1
800(採土ケ谷化学工業@製、商品名)等が挙げられ
る。
本発明において、数平均分子量とは、ポリオールの水酸
基価を測定して、次式により求めた値である。
56.11 水酸基価:JIS  K−1577の6.4に準じて測
定した値。
N  :ポリオール1分子中の水酸基の数。
ポリテトラメチレングリコール及びポリカプロラクトン
ポリオールと脂肪族及び/または脂環族ジイソシアナー
トとの反応は下記のように行われる。
反応温度は、常温〜200°Cの範囲、好ましくは80
〜+40°Cの範囲で行われる0反応点度が低い場合は
反応の完結に時間がかかりすぎ、逆に200°Cを越え
る反応条件では、望ましくない副反応が起こってポリイ
ソシアナートの粘度が上昇したり、生成するポリイソシ
アナートに著しい着色が生じたりして、実用的でない。
反応の際には、無溶媒でも良いし、イソシアネート基に
不活性な任意の溶媒を用いてもよい。
また、必要であればイソシアネート基と水酸基の反応促
進のための触媒を用いてもよい。
反応に際して、ジイソシアナートとポリカプロラクトン
ポリオール、ポリテトラメチレングリコールの仕込み当
量比は、N COlo H当量比5〜40が好ましい。
この当量比が5より小さい場合は、ジイソシアナートと
ポリオール間に逐次付加反応が起こり、高分子量体が生
成するため、ポリイソシアナートの粘度が上昇する。こ
の粘度上昇は、未反応ジイソシアナートの除去を困難に
する。また、高粘度のポリイソシアナートのブロック体
は、多価ヒドロキシル化合物との相溶性が低下するし、
低温での可撓性が悪くなる。また、NCO1011当量
比が40を越えると、生産性が悪くなるため好ましくな
い。
反応が終了したならば、反応混合物中の未反応のジイソ
シアナートを、例えば薄膜蒸発装置、溶剤抽出等公知の
方法により回収する。未反応のジイソシアナートの残留
量が多いと、熱硬化時にジイソシアナートモノマーに起
因する臭気、毒性、刺激性等が問題になる。
本発明のブロック化剤と反応させる前の、ポリイソシア
ナート体を構成する(A)成分と(B)成分とは、前述
の合成法で別々に合成されても良いし、また、ポリカプ
ロラクトンポリオールとポリテトラメチレングリコール
を予め所定の割合で混合してから、両ポリオールを一括
で脂肪族及び/または脂環族ジイソシアナートと反応さ
せても良い。
本発明のブロックポリイソシアナートは、前述のポリイ
ソシアナートを公知の方法により各種のブロック化剤と
反応させることにより得られる。
この反応に用いられるプロ・ツク化剤としては、例えば
フェノール系、ラクタム系、オキシム系、活性メチレン
系、アルコール系、メルカプタン系、酸アミド系、イミ
ド系、アミン系、イミダゾール系、尿素系等のブロック
化剤が使用されうるが、フェノール系、ラクタム系、オ
キシム系等のブロック化剤が有利に使用される。ブロッ
ク化剤の具体例としては、次のものが挙げられる。
フェノール系ブロック化剤: フェノール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノ
ール等、 ラクタム系ブロック化剤: ε−カブロラククム、δ−バレロラクタム、β−ブチロ
ラクタム、β−プロピオラクタム等、オキシム系ブロッ
ク化剤: ホルムアミドオキシム、アセトアミドオキシム、アセト
オキシム、メチルエチルケトオキシム、ジアセチルモノ
オキシム、ベンゾフェノンオキシム、シクロへキサノン
オキシム等、 活性メチレン系ブロック化剤: マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、アセト酢酸エチ
ル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトン等、 アルコール系ブロック化剤: メタノール、エタノール、プロパツール、イソプロパツ
ール、ブタノール、2−エチルヘキサノール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモツプチルエー
テル等。
本発明のブロックポリイソシアナート(A) 、 (B
)を製造するための具体的方法としては、ポリイソシア
ナートとブロック化剤とをイソシアナート基/ブロック
化剤中の活性水素の当量比−0゜9〜1.0、好ましく
は0.95〜1.  Oで公知の方法により反応させる
このブロック化の反応は無溶剤でも行えるが、活性水素
を持たない、エステル系、エーテル系、ケトン系、芳香
族系等の適当な溶剤中で行うのが好ましい、また、反応
に際しては、錫、亜鉛、鉛等の有機金属及び3級アミン
等を触媒として用いても良い。
本発明で(C)成分として用いられる多価ヒドロキシル
化合物としては、アクリルポリオール、フッソ含有ポリ
オール、ポリエステルポリオール等が挙げられる.これ
らのポリオール類は、適宜混合して用いることもできる
■本発明で用いられるアクリルポリオールは、1分子中
に1個以上の水酸基をもつ重合性上ツマ−と、これに共
重合可能な他のモノマーを共重合させることによって得
られる.このようなものとしては、アクリルM−2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル
、アクリル酸−2−ヒドロキシブチル等の活性水素をも
つアクリル酸エステル類;メタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸−2−ヒドロキシブチル等の活性水素をもつ
メタクリル酸エステル類;またはグリセリンのアクリル
酸モノエステルあるいはメタクリル酸モノエステル、ト
リメチロールプロパンのアクリル酸モノエステルあるい
はメタクリル酸モノエステル等の群から選ばれた単独ま
たは混合物;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸−〇ーブチル、アク
リルM−2−エチルへキシル等のアクリル酸エステル;
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸−n−ヘキシル、メタク
リル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル類の群から選
ばれた単独または混合物等を挙げることができる。
また必要に応じて、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸;アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド等の不飽和アミド;およびメタクリル酸グリシ
ジル、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリ
ロニトリル等の重合性モノマーの群から選ばれた単独ま
たは混合物を加えることができる。
上記の水酸基含有アクリル糸上ツマ−とラジカル重合性
不飽和上ツマ−の共重合は、それ自体公知の方法に従い
、例えば、溶液重合法で行うことができる.重合は、一
般に、上記2種またはそれ以上のモノマー成分を適当な
溶媒、例えば、トルエン、キンレン、酢酸エチル、酢酸
ブチル等の溶媒中で、重合触媒の存在下に、i[ll常
40〜170°Cの反応温度において、4〜lO時間反
応させることにより行うことができる。
また、重合触媒としては、例えばアブ系化合物、パーオ
キサイド系化合物、ジアゾ化合物、レドックス系等の通
常のラジカル重合用の開始剤を使用することができる。
本発明のアクリルポリオールは、重合性モノマーの種類
及び量、水酸基含有モノマーの種類及び債を適宜選択す
ることにより所望のガラス転移温度及び水rJ基価を持
つようにすることができる。
なお、市販のアクリルポリオールとしては、アクリディ
ク ABO3,アクリディク 八807(大日本インキ
化学工業■製、商品名)、ヒタロイド3008、ヒタロ
イド3083 (日立化成073製、商品名)、コーク
ックスLH−601,LH657(東し■製、商品名)
等がある。
■ 本発明で(C)成分として用いるフッソ含有ポリオ
ールとは、例えば、特開昭57−34107号公報、特
開昭57−34108、特開昭61−1 76620号
公報等に見られるような、フルオロオレフィンを構成成
分とするもの、特開昭59−41321号公報、特開昭
59−96177号公報、特開昭61−118466号
公報に見られるような、上記フルオロオレフィンを構成
成分とするフッソ含有ポリオールに、さらに変性を加え
たもの、特開昭58−34866号公報に見られるよう
な、側鎖に含フッ素基を有する不飽和単量体を構成成分
として用いたもの等を挙げるこができる。
本発明のフッ素含存ポリオールは、重合性モノマーの種
類及び量、水酸基含有モノマーのNl及び星を適宜選択
することにより、所望のガラス転移温度及び水酸基価を
持つようにすることができる。
なお、市販のフッソ含有ポリオールとしては、ルミフロ
ンLF−100、ルミフロンLF−200(旭硝子■製
、商品名)、K−700、K−701(大日本インキ化
学工業■製、商品名)等を挙げることができる。
■ 本発明の(C)成分として用いることができるポリ
エステルポリオールとしては、例えば、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、無水マレイン酸、無
水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のカルボン
酸の群から選ばれた二塩基酸の単独または混合物と、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオールが挙げられ
る。
本発明のポリエステルポリオールは、二塩基酸、多価ア
ルコールの種類及び仕込す比を適宜変えることにより、
所望のガラス転移温度及び水酸基価を持つようにするこ
とができる。
市販のポリエステルポリオールとしては、パーノックD
6−439、パーノックD−220(人日本インキ化学
工業畑製、商品名)等がある。
本発明の(C)成分として用いられる多価ヒドロキシル
化合物は、ガラス転移温度(Tg)が2゜°C〜100
″Cのものが好ましく用いられる。Tgが100℃を越
えるものを用いると低温特性がよくないし、また20″
C未満のものは耐候性に問題がある。
ここで、ポリオールのTgは、デイラドメトリー法、示
差走査熱量系法等で実測される。また、アクリルポリオ
ール、フッソ含有ポリオールの場合は、次式で計算して
も良い。
〔但し、 M、、W、  ・・:ポリオール中のモノマーA1モノ
マーB、・・・の重量分率 TJ! A 、 Tg m・ ・・:、モノマーA5モ
ノマーB ・・・・の各ホモポリマーのTg(’C) 
)主なホモポリマーのTgは、Polymer l1a
ndbook(A wiley Interscien
ce社刊)に記載されている。
また、本発明の(C)成分として用いられる多価ヒドロ
キシル化合物は、樹脂基準でlO〜150mgKOII
/gの水酸基価を有するものが好ましく用いられる。水
酸基価が10より小さいポリオールを用いると、塗nり
中の架橋密度が小さくなり、耐溶剤性が良くない。また
、水酸基が150を越えるポリオールを用いると、低温
特性が良くない。
なお、水酸基価は、JIS−に−1557の6゜4に準
じて測定した価である。
さらに、本発明の(C)成分として用いられる多価ヒド
ロキシル化合物は、数平均分子量300〜30.000
のものが好ましく使用される。
数平均分子1300未満の場合は、低温特性が良くない
し、反対に数平均分子量が30,000を越えると、ブ
ロックイソシアナートとの相溶性が低下する。
なお、数平均分子量は、公知の方法、例えばゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィー等で測定される。
本発明の組成物は、(A)成分および/または(B)成
分の潜在NCO基と(C)成分のOH基の当量比を0.
5〜2の割合になるように配合される、一液型ポリウレ
タン熱硬化性被覆用組成物である。
前記当量比が0.5より小さいと耐溶剤性、耐候性等が
不良となり、また2を越えると低温特性が悪くなる。
本発明の組成物は、通常、酢酸エチル、酢酸ブチル、ト
ルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、酢酸セロソルブ等の有機溶剤で希釈して使
用される。
本発明の組成物は、基本的には、(A)成分と(B)成
分の重量比が10010〜0/100で使用される。好
ましくは(A)成分と(B)成分の重量比が10010
〜20/80である。すなわち、(B)成分が20/8
0より多くなると、潜在NCO%が低いし、また耐候性
が若干低下する。さらに好ましくは、(A)成分と(B
)成分の重量比が80/20〜20/80である。すな
わち、(A)成分が80/20より多くなると、塗膜の
伸度がやや低くなる。
また、必要に応じて、有色顔料、体質顔料、分散剤、消
泡剤、レベリング剤、揺変剤、硬化を促進するための有
機錫化合物、3級アミン化合物等の触媒、ヒンダードア
ミン系、ヒンダードフェノール系、ベンゾトリアゾール
系等の各種安定剤を加えてもよい。
本発明の組成物は、通常50°C〜250°Cの温度で
、好ましくは100℃〜200℃の温度で、1分〜12
0分間加熱し、硬化させる。
以下、実施例によりさらに詳しく本発明の説明を行うが
、これらによって本発明を限定するものでない。
なお、分析および塗膜の評価は下記の方法で行った。
■NC○含有量: 、ll5−に−1556に準拠。
■粘度: JIS−に−6833に準拠。
■未反応HDIモノマー: ガスクロマトグラフィー法。
■固形分: J I S−に−5400ニ準拠。
■破断伸度: J I S−に−6301ニ準拠。
■屈曲性試験: J I S−に−5400ニ準拠。
(l/2インチのマンドレル使用) ■耐衝撃試験: J I S−に−5400ニ準拠。
(1/2インチX500gX500mm)■QUV促進
耐候性試験: ASTM−C,−53−77に準拠、なお、光沢測定は
J l5−Z−8741に準じた。
合成例 1 温度計、冷却器、攪拌器付の21フラスコに1゜6−へ
キサメチレンジイソシアナート(以下、HDIという)
686gとポリカプロラクトンポリオールである「プラ
クセル305J  (数平均分子1550、水酸基価3
05mgKOH/g)100gを仕込み、攪拌下、10
0℃で60分間反応させた。
かくして得られた反応液を、薄膜蒸発装置を用いて、温
度160°C5真空度0.2mmHgの条件で蒸溜し、
未反応のHDIを除去した。罐底液として、NCO含有
量が11.5%、25℃における粘度が5,000mP
a−5,未反応HDIモノマーが0.1重量%の透明な
ポリイソシアナート溶液185gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.51のフラスコ
に、未反応MDI七ツマ−を除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン41g、酢酸セロソルブ41
g、ブロック化剤としてメチルエチルケトオキシム23
.8gを仕込み、50℃で60分間反応させた。か(し
て、潜在NCO含有量5.6%、固形分60%、25°
Cにおける粘度が180mPa−5の透明なブロックポ
リイソシアナート溶液を得た。なお、潜在NCO含有量
は、仕込み量から計算した値である。
合成例 2 温度計、冷却器、攪拌器付の21!、フラスコに[ID
1 876gと「プラクセル308J  (数平均分子
M850、水酸基価195mgKOH/g)200gを
仕込み、攪拌下、100°Cで60分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含有量が9.3%、25°Cに
おける粘度が5400mPa−5、未反応HDIモノマ
ーが0. 1ffiffi%以下の透明なポリイソシア
ナート溶液307gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.51のフラスコ
に、未反応HDIモノマーを除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン40g、酢酸セロソルブ40
g、ブロック化剤としてメチルエチルケトオキシム19
.3gを仕込み、50°Cで60分間反応させた。かく
して、潜在NCO含有量4.7%、固形分60%、25
°Cにおける粘度が175mPa−5の透明なブロック
ポリイソシアナート溶液を得た。
合成例 3 温度計、冷却器、攪拌器付の21フラスコにHDl  
615gと「プラクセル312  AL。
(数平均分子ff11250、水酸基価137mgKO
H/g)200gを仕込み、攪拌下、100 ’Cで6
0分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様にPi溜し
た。罐底液として、NCO含有量が7.5%、25°C
における粘度が11000mPa−s。
未反応HDI七ツマ−が0.1重量%の透明なポリイソ
シアナート溶液2.70gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.51のフラスコ
に、未反応HDI七ツマ−を除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン39g、酢酸セロソルブ39
.g、ブロック化剤としてメチルエチルケトオキシム1
5.6gを仕込み、50℃で60分間反応させた。かく
して、潜在NCO含有量3.9%、固形分60%、25
℃における粘度が300mPa−5の透明なブロックポ
リイソシアナート溶液を得た。
合成例 4 温度計、冷却器、攪拌器付の22フラスコにHDl  
921gと「プラクセル2o5J (数平均分子f55
0、水酸基価205mgKOH/g)200gを仕込み
、攪拌下、100℃で6o分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含有量が9.9%、25°Cに
おける粘度が1,500mPa−5、未反応)IDIモ
ノマーが0.1重量%以下の透明なポリイソシアナート
溶液313gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.52のフラスコ
に、未反応MDI七ツマ−を除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン40g1酢酸セロソルブ40
g、ブロック化剤としてメチルエチルケトオキシム20
.5gを仕込み、50℃で60分間反応させた。かくし
て、潜在NCO含有鼠4.9%、固形分60%、25°
Cにおける粘度が130mPa−5の透明なブロックポ
リイソシアナート溶液を得た。
合成例 5 温度計、冷却器、攪拌器付の22フラスコにHDl  
701gと「プラクセル308J  (数平均分子ff
1850、水酸基価195mgKOH/g)300gを
仕込み、撹拌下、100℃で60分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含有量が8.3%、25℃にお
ける粘度が6800mPa−5゜未反応HDIモノマー
が0.1重世%以下の透明なポリイソシアナート溶液4
90gを得た。
次に、温度計、冷却器、撹拌器付の0.5j!のフラス
コに、未反応f(DIモノマーを除去したポリイソシア
ナート溶液100g、キシレン39g、酢酸セロソルブ
39g、ブロック化剤としてメチルエチルケトオキシム
17.2gを仕込み、50°Cで60分間反応させた。
かくして、潜在NCO含有ff14. 3%、固形分6
0%、25°cにおける粘度が220mPa−5の透明
なブロックポリイソシアナート溶液を得た。
合成例6 温度計、冷却器、攪PP器付の21フラスコにHDr 
 754gと1VTG  100OJ  (保土谷化学
工業■製、数平均分子量1,000、水酸基価112m
gKOH/g)300gを仕込み、攬押下、100 ’
Cで60分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含有量が6.2%、未反応HD
Iモノマーが0.2重世%の透明なポリイソシアナート
溶液385gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.!M!のフラス
コに、未反応HDIモノマーを除去したポリイソシアナ
ート溶液100 g、キシレン38g。
酢酸セロソルブ38g、ブロック化剤としてメチルエチ
ルケトオキシム12.9gを仕込み、50°Cで60分
間反応させた。かくして、潜在NCO含有量3.3%、
固形分60%、25°Cにおける粘度が155mPa−
5の透明なブロックポリイソシアナート溶液を得た。
合成例7 温度計、冷却器、撹拌器付の21フラスコにHDl  
499gとrPTG  1500J  (数平均分子量
1500、水酸基価74mgKOH/g)300gを仕
込み、攪拌下、100℃で60分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含存量が4.4%、未反応HD
Iモノマーが0.3重量%のポリイソシアナート343
gを得た。
次に、温度計、冷却器、攪拌器付の0.51のフラスコ
に、未反応HDI七ツマ−を除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン36g、酢酸セロソルブ36
g5ブロツク化剤としてメチルエチルケトオキシム9.
2gを仕込み、50’Cで60分間反応させた。かくし
て、潜在NCO含有量2.4%、固形分60%、25“
Cにおける粘度が240mPa−5の透明なブロックポ
リイソシアナート溶液を得た。
A^ ・ B   の入 合成例日 温度計、冷却器、攪拌器付の22フラスコにHDl  
499gとrPTG  100OJ 1500gプラク
セル305 100gを仕込み、攪拌下、100℃で6
0分間反応させた。
かくして得られた反応液を、合成例1と同様に蒸溜した
。罐底液として、NCO含有量が8.8%、未反応HD
T七ツマ−が0.2重量%、25°Cにおける粘度が2
500mPa −sの透明なポリイソシアナート溶液3
88gを得た。
次に、温度計、冷却器、撹拌器付の0.51のフラスコ
に、未反応HDIモノマーを除去したポリイソシアナー
ト溶液100g、キシレン39g。
酢酸セロソルブ39g、ブロック化剤としてメチルエチ
ルケトオキシム18.2gを仕込み、50°Cで60分
間反応させた。かくして、潜在NCO含有量5.1%、
固形分60%、25°Cにおける粘度が150mPa−
5の透明なブロックポリイソシアナート溶液を得た。該
ブロック体中の(A)成分と(B)成分の重・量比を、
仕込み量から計算すると52/48となる。
(A   とC°なる      の ゛1実施例1 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
(大日本インキ化学工業■製アクリルポリオール、固形
分=50%、水酸基価=50mgKOH/g、Tg=1
0°C,)50gを用い、ブロックポリイソシアナート
として合成例1のものを33.5g、及び硬化促進触媒
として10%のジブチルスズジラウレートのキシレン溶
液1.0gを配合した後、シンナーとしてメチルイソブ
チルケトン/キシレン(重量化50150)を加え、フ
ォードカップ#4で20秒で調製し、本発明の一液型ポ
リウレタン熱硬化性樹脂組成物を得た。
これをエアースプレーガンで乾ri111.5oμにな
るように塗装し、150 ”Cで30分硬化させた。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は、60%であっ
た。また−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QU■促進耐候性試験
で1,000時間後も光沢の低下はなかった。
実施例2 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクへ801 
50gを用い、ブロックポリイソシアナート七して合成
例2を39.9g用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。
得られた塗膜の20℃での破断伸度は100%であった
。また−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラッ
クの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験で
1.000時間後の光沢の低下はなかった。
実施例3 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA304(
大日本インキ化学工業■製アクリルポリオール、固形分
=50%、水酸基価=40mgKOH/g、Tg=52
℃)50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして
合成例2のものを31.9g用いた以外は、実施例1と
同様に行った。
得られた塗膜の20’Cでの破断伸度は120%であっ
た。また、−20℃での屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は98%であった。
実施例4 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクへ807(
大日本インキ化学工業■製アクリルポリオール、固形分
=50%、水酸基価=25mgKOH/g、Tg−85
℃)50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして
合成例2のものを19.9g用いた以外は、実施例1と
同様に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は75%であった
。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ンクの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は99%であった。
実施例5 多価ヒドロキシル化合物としてルミフロンLF−100
(旭硝子■製フッソ含有ポリオール、固形分=50%、
水酸基価=26mgKOH/g、Tg=40°c)50
gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成例2
のものを20.7g用いた以外は、実施例1と同様に行
った。
得られた塗膜の20℃での破断伸度は130%であった
。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1.000時間後の光沢の低下はなかった。
実施例6 多価ヒドロキシル化合物としてミツロンLF−200(
旭硝子■製フッソ含有ポリオール、固形分==60%、
水酸基価=32mgKOH/g%Tg=43”c)50
gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成例2
のものを25.4g用いた以外は、実施例1と同様に行
った。
得られた塗膜の20℃での破断伸度は145%であった
。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢の低下はなかった。
実施例7 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナルトとして合成
例3のものを48.0g用いた以外は、実施例1と同様
に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は125%であっ
た。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でク
ランクの発生りよ認められなかった。QUV促進耐候性
試験で1,000時間後の光沢保持率は98%であった
実施例8 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクへ801 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例4のものを38.2g用いた以外は、実施例1と同様
に行った。
得られた塗膜の20℃での破断伸度は110%であった
。また、−20’Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は99%であった。
実施例9 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例5のものを43.6g用いた以外は、実施例1と同様
に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は85%であった
。また、−20″Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QU■促進耐候性試験
でi、ooo時間後の光沢の低下はなかった。
B         C”   る         
  の実施例1O 多価ヒドロキシル化合物としてアクリデイクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例6のものを56.8g用いた以外は、実施例1と同様
に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は150%であっ
た。また、−20℃での屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は97%であった。
実施例11 多価ヒドロキシル化合物としてアクリデイクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例7のものを78.1g用いた以外は、実施例1と同様
、に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は180%であっ
た。また、−20℃での屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は96%であった。
実施例12 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例2のものを23.4g及び合成例6を23.4g混合
して用いた以外は、実施例1と同様に行った。
得られた塗膜の20’Cでの破断伸度は130%であっ
た。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でク
シツクの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試
験でi、ooo時間後の光沢保持率は98%であった。
実施例13 多価ヒドロキシル化合物としてアクリデイクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例8のものを36.8g用いた以外は、実施例1と同様
に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は135%であっ
た。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でク
ラックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試
験で1,000時間後の光沢保持率は98%であった。
実施例14 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例1のものを14.1g、合成例6のもの32.9gを
混合して用いた以外は、実施例1と同様に行った。
得られた塗膜の20°Cでの破断伸度は110%であっ
た。また、−20℃での屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は98%であった。
実施例15 多価ヒドロキシル化合物としてアクリディクA301 
50gを用い、ブロックポリイソシアナートとして合成
例1のものを26.7g、合成例6のもの11.5gを
混合して用いた以外は、実施例1と同様に行った。
得られた塗膜の20℃での破断伸度は140%であった
。また、−20°Cでの屈曲性試験、耐衝撃試験でクラ
ックの発生は認められなかった。QUV促進耐候性試験
で1,000時間後の光沢保持率は99%であった。
実施例1〜15の結果を表1にまとめた。
(発明の効果) 本発明ノブロックポリイソシアナートと多価ヒドロキシ
ル化合物からなる一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組
成物は、耐候性、低温での可撓性、耐衝撃性、耐屈曲性
に優れ、例えば、金属、樹脂製品、皮革、コンクリート
、木材等の塗被物に応用可能である。
特に耐屈曲性、耐衝撃性が要求されるプレコートメタル
、各種プラスチック等の塗装に有利に使用される。
(ほか1名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記(A)、(B)、(C)成分からなる一液型ポリウ
    レタン熱硬化性被覆用組成物であって、 (A)脂肪族ジイソシアナート及び/または脂環族ジイ
    ソシアナートとポリカプロラクトンポリオールとを反応
    させて得られる両末端イソシアネートのポリイソシアナ
    ートとブロック化剤との反応物である、イソシアナート
    基が封鎖されたブロックポリイソシアナート、 (B)脂肪族ジイソシアナート及び/または脂環族ジイ
    ソシアナートとポリテトラメチレングリコールとを反応
    させて得られる両末端イソシアナートのポリイソシアナ
    ートとブロック化剤との反応物である、イソシアナート
    基が封鎖されたブロックポリイソシアナート、 (C)ガラス転移温度が20℃〜100℃でかつ、樹脂
    基準で10〜150mgKOH/gの水酸基価を有する
    多価ヒドロキシル化合物、 しかも(A)成分と(B)成分の重量比が100/0〜
    0/100であり、かつ(A)成分および(B)成分の
    全潜在NCO基と(C)成分のOH基の当量比を0.5
    〜2となる割合で配合することを特徴とする、一液型ポ
    リウレタン熱硬化性被覆用組成物。
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