JPH0726182Y2 - 車両の芳香装置 - Google Patents

車両の芳香装置

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JPH0726182Y2
JPH0726182Y2 JP3896789U JP3896789U JPH0726182Y2 JP H0726182 Y2 JPH0726182 Y2 JP H0726182Y2 JP 3896789 U JP3896789 U JP 3896789U JP 3896789 U JP3896789 U JP 3896789U JP H0726182 Y2 JPH0726182 Y2 JP H0726182Y2
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JP
Japan
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fragrance
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door
vehicle
closed
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JP3896789U
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吉晴 中川
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Mazda Motor Corp
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の芳香装置に関する。
(従来の技術) 一般に、車両においては、車室内の不快な匂いを消して
車室内に乗員の好みの香りをただよわせる液状の芳香剤
を車室内の所望の場所に適宜配置することによって、車
室内の空気中に芳香剤を揮発させて使用するものがあ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の如きものでは、芳香剤が車室内の空気
に常時晒されているため、ドア閉塞後に長時間に渡って
車室内の空気が閉ざされている際の不必要時に芳香剤の
揮発を制限することができないという問題がある。
また、空気に芳香剤が常時晒されて揮発しているため
に、芳香剤の持続性が悪くなり、ドアを開放して乗員が
乗り込む際の必要時に十分に芳香させることができない
という問題もある。
そこで、これらの問題点を解決するために、車両の空調
装置に連通する空気通路に、芳香剤を含浸させた含浸パ
ッドを開閉バルブの作動により出没可能に設け、上記含
浸パッドを必要に応じて空気通路内に突出させることに
よって該空気通路内を流れる空気により芳香剤を適宜揮
発させるようにした芳香装置が開示されている(特開昭
62−50220号公報参照)。そして、この場合、含浸パッ
ドを空気通路内に対して突出させずに倒伏させることに
よって該空気通路内を流れる空気による芳香剤の揮発が
制限されることになる。
しかしながら、上記の如きものでは、含浸パッドが開閉
バルブの作動により出没可能に構成されたものであるた
め、芳香装置の構造が複雑なものになるという欠点があ
る。その上、上記の如く芳香装置は、例えば運転者がバ
ルブを開閉操作するなどして芳香剤の供給,停止を切換
えるものであるため、ドア閉塞後に長時間に渡って車室
内の空気が閉ざされている際などに不必要に芳香剤が揮
発する恐れがあり、このことから、芳香剤の持続性が悪
くなる。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、簡単な構造によりドアを開放して乗員
が乗り込む際の必要時にのみ適量の芳香剤が適確に供給
される芳香装置を構成し、不必要時の芳香剤の揮発を制
限しつつ、必要時に芳香剤の十分な芳香を確実に行える
ようにしようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、車両の
芳香装置として、車体開口部周縁に開口し且つ車室内に
香りを放つ芳香剤が貯蔵された貯蔵部と、上記車体開口
部を閉塞するドアに開口し且つ上記芳香剤を揮発可能に
保持するチャンバ部とを備え、上記貯蔵部の開口とチャ
ンバ部の開口とを、上記ドアの閉塞時に連通せしめるよ
うに構成したものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、車体開口部側の貯蔵部
の開口と、ドア側のチャンバ部の開口とをドア閉塞時に
連通させるだけの簡単な構造の芳香装置によって、ドア
閉塞時にチャンバ部内の空気により揮発した貯蔵部内の
芳香剤が芳香臭となってチャンバ部内に閉じ込められ、
ドア閉塞後に長時間に渡って車室内の空気が閉ざされて
いる際の不必要時の芳香剤の揮発が制限されることにな
る。そして、チャンバ部内に閉じ込められた芳香臭は、
ドア開放時に開口するチャンバ部の開口から車室内に芳
香し、このことから、芳香剤の持続性が良好なものにな
って、ドアを開放して乗員が乗り込む際の必要時の芳香
剤による十分な芳香が確実に行われることになる。
(第1実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係る芳香装置を
用いた車両の右側のフロントドアの前部付近を示し、1
は車体、2はフロントドアであって、該フロントドア2
は、インナパネル3とアウタパネル4とを一体に接合し
てなり、上記インナパネル3の内方側たる車室5側に
は、該インナパネル3の形状と略一致する合成樹脂製の
ドアトリム6が取付けられている。また、上記車体1に
は、上記フロントドア2により閉塞されるドア開口部7
(車体開口部)が形成されており、該ドア開口部7の車
室5側には、車幅方向へ延びる合成樹脂製のインストル
メントパネル8が取付けられている。
上記車体1のドア開口部7前縁となるインストルメント
パネル8の側端部外面(図では左側)には、前方へ突出
する棚状の突出パネル9が設けられており、該突出パネ
ル9上には、液状の芳香剤11が貯蔵され且つ上部に開口
部12aを有するピン状の貯蔵部12が載置されている。上
記貯蔵部12は、上記突出パネル9よりも上方に位置する
インストルメントパネル8の側端部外面に取付けられた
略U字状の支持部材10によって支持されている。また、
上記貯蔵部12の開口部12aには、上記インストルメント
パネル8の側端部に形成された開孔部13に車室5側から
挿通された略L字状のダクト部材14の下端部が固着され
ており、該ダクト部材14の上端部の上縁は、開孔部13の
周縁部内面(図では右側)に係止された状態で該開孔部
13の周縁部に固着されている。そして、上記貯蔵部12の
開口部12aは、ダクト部材14を介してインストルメント
パネル8の側端部に開口するようになっている。
また、上記ダクト部材14(貯蔵部12の開口部12a)のイ
ンストルメントパネル8への開口部、つまりダクト部材
14の上端部に、フロントドア2閉塞時に対向するフロン
トドア2のドアトリム6の前端部には、弾性のあるジャ
バラ状の筒状部材21の後端縁部がビス22,22により固着
されている。上記筒状部材21の内部空間には、チャンバ
部23が設けられており、該チャンバ部23は、前方へ開口
する開口穴部23a(開口部)によってフロントドア2開
放時には車室5側に開口するようになっている。そし
て、上記貯蔵部12(ダクト部材14)とチャンバ部23(筒
状部材22)とによって芳香装置24が構成されている。
そして、上記ダクト部材14の上端部の上縁と、上記筒状
部材21(チャンバ部23)の前端縁部とは、フロントドア
2閉塞時に作用する筒状部材21の押圧力により互いに当
接するようになっていて、ダクト部材14を介した上記貯
蔵部12の開口部12aとチャンバ部23(筒状部材21)の開
口穴部23aとは、フロントドア2閉塞時に互いに連通す
るようになっている。この場合、フロントドア2閉塞時
には、貯蔵部12の芳香剤11がチャンバ部23内の空気によ
り揮発するようになっている。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、イ
ンストルメントパネル8側端部のダクト部材14を介した
貯蔵部12の開口部12aと、ドアトリム6前端部のチャン
バ部23の開口穴部23aとをフロントドア2閉塞時に連通
させるだけの簡単な構造の芳香装置24によって、フロン
トドア2閉塞時にチャンバ部23内の空気により揮発した
貯蔵部12内の芳香剤11が芳香臭となってチャンバ部23内
に閉じ込められ、フロントドア2閉塞後に長時間に渡っ
て車室5内の空気が閉ざされている際の不必要時の芳香
剤11の揮発が制限されることになる。そして、チャンバ
部23内に閉じ込められた芳香臭は、フロントドア2開放
時に開口するチャンバ部23の開口穴部23aから車室5内
に芳香し、このことから、芳香剤11の持続性が良好なも
のになって、フロントドア2を開放して乗員が乗り込む
際の必要時の芳香剤11による十分な芳香が確実に行われ
ることになる。この結果、芳香装置24の構造の簡単化を
図りつつ、不必要時の芳香剤11の揮発を制限し、必要時
に芳香剤11による十分な芳香を確実に行うことができ
る。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記
実施例では、芳香装置24を右側のフロントドア2に設け
た場合について述べたが、左側のフロントドア及びリヤ
ドアに用いても良いのは勿論である。また、ドアとし
て、サンルーフや空調装置の内/外気切換ドアなどを用
いても良い。
(第2実施例) 第4図および第5図は本考案の第2実施例を示し、この
第2実施例は、ダクト部材14の上端部の上縁と、筒状部
材21の前端縁部との間にワンウェイバルブを設けたもの
である。尚、上記実施例と同一の部分については同一の
符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、ダクト部材14の上端部内に、該ダクト部材14
の内径に外径が略一致し且つ上面部(図では左面部)が
貯蔵部12側(図では左側)に開口可能なハット状のワン
ウェイバルブ32を嵌挿し、該ワンウェイバルブ32を、そ
の内径に外径が略一致する略筒形状の支持部材35により
固定する。そして、ドアトリム6には、チャンバ部23を
貫通して筒状部材21の前端つまり開口穴部23aよりも前
方のダクト部材14内まで突出するピン状の突起部33を有
する断面略T字状のピン部材34を筒状部材21と共に固着
している。
そして、フロントドア2の閉塞時には、ピン部材34の突
起部33によってワンウェイバルブ32が貯蔵部12側に押さ
れて開口し、ダクト部材14を介した上記貯蔵部12の開口
部12aとチャンバ部23(筒状部材21)の開口穴部23aと
が、フロントドア2閉塞時に互いに連通するようになっ
ている。
一方、フロントドア2の開放時には、ピン部材34の突起
部33によって貯蔵部12側に押されて開口していたワンウ
ェイバルブ32が、フロントドア2の開放時の移動に伴う
突起部33(ピン部材34)の後方への移動によって閉じ、
ダクト部材14の上端部がワンウェイバルブ32により閉塞
されるようになっている。
この場合、上記第1実施例と同一の作用・効果が得られ
ることに加え、フロントドア2開放時における貯蔵部12
内の芳香剤11の揮発を効果的に制限することができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における車両の芳香装置によれば、
車体開口部側の貯蔵部の開口と、ドア側のチャンバ部の
開口とをドア閉塞時に連通させるだけの簡単な構造の芳
香装置によって、チャンバ部内の空気により揮発した貯
蔵部内の芳香臭がチャンバ部内に閉じ込められて不必要
時の芳香剤の揮発が制限されることになり、このチャン
バ部内に閉じ込められた芳香臭がドア開放時にチャンバ
部の開口から車室内に芳香することから、芳香剤の持続
性が良好なものになって必要時に芳香剤による十分な芳
香が確実に行われることになる。この結果、芳香装置の
構造の簡単化を図りつつ、不必要時の芳香剤の揮発を制
限し、必要時に芳香剤による十分な芳香を確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は第2図のI−I線における断面図、第2図は第3図
のII−II線における断面図、第3図はサイドドア開放時
における車室側から視たサイドドア前部付近の斜視図で
ある。また、第4図および第5図は本考案の第2実施例
を示し、第4図は第1図相当図、第5図はワンウェイバ
ルブの斜視図である。 5…車室 7…ドア開口部 11…芳香剤 12…貯蔵部 12a…開口部 23…チャンバ部 23a…開口穴部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体開口部周縁に開口し且つ車室内に香り
    を放つ芳香剤が貯蔵された貯蔵部と、上記車体開口部を
    閉塞するドアに開口し且つ上記芳香剤を揮発可能に保持
    するチャンバ部とを備え、上記貯蔵部の開口とチャンバ
    部の開口とは、上記ドアの閉塞時に連通するように構成
    したことを特徴とする車両の芳香装置。
JP3896789U 1989-03-30 1989-03-30 車両の芳香装置 Expired - Lifetime JPH0726182Y2 (ja)

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JP3896789U JPH0726182Y2 (ja) 1989-03-30 1989-03-30 車両の芳香装置

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JPH02127515U JPH02127515U (ja) 1990-10-22
JPH0726182Y2 true JPH0726182Y2 (ja) 1995-06-14

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DE102022107004A1 (de) 2022-03-24 2023-09-28 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Beduftungssystem zur Beduftung eines Einstiegsbereichs eines Fahrzeugs

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JP7403426B2 (ja) * 2020-10-14 2023-12-22 株式会社ホンダアクセス 薬剤ユニットおよび車両

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