JPH04119711U - 自動車における香り放出装置 - Google Patents

自動車における香り放出装置

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JPH04119711U
JPH04119711U JP3223691U JP3223691U JPH04119711U JP H04119711 U JPH04119711 U JP H04119711U JP 3223691 U JP3223691 U JP 3223691U JP 3223691 U JP3223691 U JP 3223691U JP H04119711 U JPH04119711 U JP H04119711U
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JP
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scent
driver
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seat
fragrance
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Application number
JP3223691U
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English (en)
Inventor
正彦 國定
Original Assignee
しげる工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転者の好みの香りを好きな時に運転しながら
簡単に放出できるようにする。 【構成】ハンドル4の中央部に香り放出器を内蔵し、ハ
ンドル4のリム部近傍に操作ボタン2A,2Bを設置
し、ボディピラーロア5にファンを内蔵する。運転者が
香りを嗅ぎたくなったら、操作ボタン2A,2Bのいず
れか一方を押す。すると、ハンドル4の窓から所望の香
りが運転席Sに向けて放出され、運転席Sの周囲を漂っ
た後、ファンに吸引されて車外に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車内に所望の香りを漂わせるための香り放出装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
芳香剤は自動車の車内に所望の香り漂わせる手段として多く利用されている。 従来は、透かし箱に収容された芳香剤を、車内の適当な場所(例えばインスツル メントパネルの上)に載置するのが一般的であり、車内全体を常時この芳香剤の 香りで満たしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、運転者は眠気を覚えた時にその時だけ覚醒作用のある香りを嗅いだ り、いらいらしている時にその時だけ鎮静作用のある香りを嗅いだりしたいもの だが、上述従来のやり方ではこのようなことができなかった。 この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と するところは、運転者の好みの香りを好きな時に運転しながら簡単に放出できる 香り放出装置を提供しようとするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上述目的を達成するためになされたもので、その要旨は、車内に所 望の香りを漂わせるための自動車における香り放出装置において、 (イ)運転席の前方に設置され、芳香剤の香りを運転席周辺に放出する香り放出器 と、 (ロ)運転席の近傍に設置され、上記香り放出器を動作せしめる操作部材と、 (ハ)運転席の後方に設置され、車内空気を吸引して車外に排出する吸引器、 とを具備することを特徴とする自動車における香り放出装置にある。
【0005】
【作用】
操作部材が運転席の近傍に設置されているので、運転者は運転中でも運転操作 に支障なく操作部材を操作でき、所望の香りを運転席に向けて放出させることが できる。放出された香りは運転席周辺を漂った後、運転席後方の吸引器に吸引さ れて車外に排出される。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1から図9までの図面に基づいて説明する。 図1から図4はこの考案による自動車における香り放出装置の第1実施例を示 している。図1は自動車の車内における運転席S近傍の斜視図である。香り放出 装置は、ハンドル4に内蔵された香り放出器1と、ハンドル4に設けられた2つ の操作ボタン(操作部材)2A,2Bと、ボディピラーロア5に内蔵されたモータ 付き縦型ファン(吸引器)3とから構成されている。
【0007】 初めに、香り放出器1について説明する。図2はハンドル4及びステアリング コラム7の斜視図である。ハンドル4における中央部4aの上端部には収納凹部 4bが形成されていて、この収納凹部4bには2本のスプレー式のボンベ6A, 6Bが収納されている。一方のボンベ6Aには覚醒作用のある芳香剤(例えばレ モンの香りやはっかの香りを出す芳香剤)が充填されされており、他方のボンベ 6Bには鎮静作用のある芳香剤(例えばラベンダーの香りを出す芳香剤)が充填さ れている。収納凹部4bは、2つの窓8a,8bを有する蓋8によって塞がれて いる。
【0008】 図3は、収納凹部4b内におけるボンベ6Aの実際の設置状態を機構図的に示 した側面図である。図において符号9は、収納凹部4b内に固定されるフレーム である。フレーム9の内部にはスライダ10が前後動可能に取り付けられている 。このスライダ10にボンベ6Aの缶体部6aが装着されている。ボンベ6Aの ノズル部6bの先部はフレーム9の一端に移動不能に係合している。スライダ1 0の後方には電磁アクチュエータ11が設置されていて、この電磁アクチュエー タ11に電気を流すと、電磁アクチュエータ11がスライダ10を前方(図3に おいて矢印方向)に押し出す。これによって、ボンベ6Aのノズル部6bから芳 香剤が霧状に放出され、蓋8の窓8aから運転席Sに向けて放出される。電磁ア クチュエータ11の電気を止めると、ボンベ6Aがスライダ10とともに後方に 押し戻されて芳香剤の放出が停止する。ボンベ6Bについても、ボンベAと同様 にフレーム9とスライダ10と電磁アクチュエータ11とを具備している。これ らボンベ6A,6Bとフレーム9とスライダ10と電磁アクチュエータ11によ ってこの実施例における香り放出器1が構成されている。
【0009】 操作ボタン2A,2Bはハンドル4のリム部4cの近傍に設置されており、左 右に別れて配置されている。操作ボタン2Aは、ボンベ6A用の電磁アクチュエ ータ11への通電開始指令を発するスイッチであり、操作ボタン2Aを押すと押 した瞬間から所定時間(1〜10秒程度)の間、電磁アクチュエータ11に電気が 流れるように制御回路が組まれており、その間ボンベ6Aから芳香剤が放出され る。操作ボタン2Bは、ボンベ6B用の電磁アクチュエータ11への通電開始指 令を発するスイッチであり、この操作ボタン2Bを押すとボンベ6Bから芳香剤 が放出される。
【0010】 図4は、ボディピラーロア5の分解組み立て斜視図である。ボディピラーロア 5は金属板からなるボディピラーロアインナ12と樹脂製のカバー13とを有し ている。ボディピラーロアインナ12には開口12aが設けられており、この開 口12aに前記ファン3が嵌め込まれるように取り付けられ、更に、これらの上 から上記カバー13が取り付けられている。カバー13には吸込口13aが設け られている。上記ファン3のモータは、操作ボタン2Aあるいは2Bを押すと押 した瞬間から所定時間(3〜10分程度)運転するように制御されている。
【0011】 次に、上述香り放出装置の作用について説明する。 例えば、運転者が運転中に眠気を覚えた時には、操作ボタン2Aを押す。する と、香り放出器1が作動してボンベ6Aから覚醒作用のある香りが窓8aから運 転席Sに向けて放出されるとともに、ファン3が運転されて車内の空気を吸引す る。その結果、図1に示すように、上記香りは運転者の周辺を漂った後、直ちに 運転席Sの後方のファン3に吸引されて車外に排出される。したがって、上記香 りが車内全体にこもることがなく、その結果、同乗者に匂いによる不快感を与え ることなく、運転者は眠気を吹き飛ばすことができる。
【0012】 又、道路が混む等して、運転者がいらいらした時には、操作ボタン2Bを押す 。すると、窓8bから鎮静作用のある香りが運転席Sに向けて放出されるととも に、ファン3が運転される。その結果、上述同様に、同乗者に匂いによる不快感 を与えることなく、運転者はいらいらを解消することができる。
【0013】 又、上記操作ボタン2Aあるいは2Bがハンドル4のリム部4c近傍に設置さ れているので、運転者は運転操作をしながらでも容易に操作ボタン2Aあるいは 2Bを押すことができる。
【0014】 図5から図9はそれぞれ他の実施例を示すものである。以下の説明では相違す る点についてだけ述べ、第1実施例と同一態様部分には同一符号を付して説明を 省略するものとする。 図5はボンベ6A,6B等からなる香り放出器をハンドル4の中央部4aの正 面部分に内蔵した例である。図中符号14はエアバックである。 図6はボンベ6A,6B等からなる香り放出器をステアリングコラム7に内蔵 した例であり、蓋16には芳香剤が通る窓16a,16bが開いている。 図7は、香り放出器1と操作ボタン2A,2Bを一つにまとめてモジュール1 7とし、このモジュール17をそっくりステアリングコラム7に着脱可能にした ものである。 図8はボンベ6A,6Bをインスツルメントパネル18内に収容し、インスツ ルメントパネル18における計器盤19の下方に香り放出用の窓18a,18b を開け、ボンベ6A,6Bの各ノズル部から窓18a,18bの間をインスツル メントパネル18内においてチューブ等でつないだものである。
【0015】 図9は香り放出器1の他の例であって、この香り放出器1では、固形芳香剤2 0をニクロム線21等で加熱することによって香りを発生させ、その香りをファ ン22によって車内に送り込んでいる。
【0016】 この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可能である。例えば、香 り放出器を自動車のフロントピラーに設置してもよい。香り放出器にスプレー式 ボンベを用いた場合には、ボンベを予め開放状態にし、ボンベのノズル部に電磁 弁を接続しておき、この電磁弁の開閉により香りを放出したり停止したりしても よい。又、香り放出器にスプレー式ボンベを用いた場合に、操作ボタンを押す力 を機械的にボンベのノズル部に伝え、ノズル部を缶体部側に押し込んで芳香剤を 放出するようにしてもよい。このようにすると、香り放出器に関しては電気制御 回路が不要になる。
【0017】 又、吸引器については、センタピラーに設置してもよいし、縦型ファンの代わ りに薄型ファンモータを用いてもよい。 更に、運転者の好みに応じて種々の香りの芳香剤が使用可能であることは勿論 である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、運転者は運転操作に支障を来すこと なく香り放出装置の操作部材を操作することができ、しかも、運転席の周囲だけ に、所望の香りを漂わせることができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の香り放出装置を具備す
る自動車の運転席近傍の斜視図である。
【図2】ハンドルの斜視図である。
【図3】香り放出器の側面図である。
【図4】吸引器の斜視図である。
【図5】香り放出器の第2実施例である。
【図6】香り放出器の第3実施例である。
【図7】香り放出器の第4実施例である。
【図8】香り放出器の第5実施例である。
【図9】香り放出器の第6実施例である。
【符号の説明】
1 香り放出器 2A,2B 操作ボタン(操作部材) 3 ファン(吸引器) 4 ハンドル 6A,6B ボンベ S 運転席

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内に所望の香りを漂わせるための自動
    車における香り放出装置において、 (イ)運転席の前方に設置され、芳香剤の香りを運転席周
    辺に放出する香り放出器と、 (ロ)運転席の近傍に設置され、上記香り放出器を動作せ
    しめる操作部材と、 (ハ)運転席の後方に設置され、車内空気を吸引して車外
    に排出する吸引器、とを具備することを特徴とする自動
    車における香り放出装置。
  2. 【請求項2】 上記香り放出器がハンドルに設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の自動車における香
    り放出装置。
  3. 【請求項3】 上記操作部材がハンドルに設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動
    車における香り放出装置。
JP3223691U 1991-04-10 1991-04-10 自動車における香り放出装置 Pending JPH04119711U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216014B2 (ja) * 1978-12-25 1987-04-10 Nippon Denso Co
JPS62103218A (ja) * 1985-10-31 1987-05-13 Nissan Motor Co Ltd 車両用リアパ−セル部のドラフタ構造
JPS6428046A (en) * 1987-07-23 1989-01-30 Mitsubishi Electric Corp Remote control device

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